• 検索結果がありません。

No.7 アメリカ 合 衆 国 小 規 模 事 例 (そ4) 助 金 も 財 源 になっている しかし 小 規 模 事 業 体 では 連 邦 政 府 から 基 金 はもちろん 市 から 補 助 金 もまったくない が 実 状 である すなわち 給 人 口 が25 人 から100 人 規 模 小 規

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "No.7 アメリカ 合 衆 国 小 規 模 事 例 (そ4) 助 金 も 財 源 になっている しかし 小 規 模 事 業 体 では 連 邦 政 府 から 基 金 はもちろん 市 から 補 助 金 もまったくない が 実 状 である すなわち 給 人 口 が25 人 から100 人 規 模 小 規"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

〈以下、11月号(その3)の続き〉 7−2−3.アメリカ合衆国における小規 模水道事業体の経営状況と財 政状況(続) 1)小規模水道事業体の財源  EPAが無作為に抽出した小規模水道事 業体に対する公営及び民間の水道事業体の オーナ―別の財源を示したのが表−51であ る。それによると給水人口が25人から100 人の公営の小規模水道事業体では市からの 補助金も含めて18万6,471ドル(約1,492万 円)、また給水人口が101人から500人の公 営の小規模水道事業体になると16万4,079 ドル(約1,313万円)、さらに給水人口が 501人から3,300人の公営の小規模水道事業 体では90万8,211ドル(約7,266万円)で、 それぞれ連邦政府からの基金と市からの補

№7

アメリカ合衆国

―小規模水道の事例―

(その4) 財団法人水道技術研究センター 技術顧問 

竹中 勝信

表−51 EPAが無作為に抽出した中小規模水道事業体のオーナー別財源(ドル) 給水人口 水 道 事 業 収 益 水道以外の 収益 市からの補 助金(水道 への移管分) 市からの補 助金も含め た総収益 水道料金 他の水道関連収益 総水道事業 収入 基金 他の水道関連収入 総水道関連収入 公営水道 平均収益 25− 100 26,962 63,702 1,916 15,964 31,180 25,495 385,927 186,474 101− 500 42,398 84,995 9,966 27,437 57,132 44,046 213,651 164,078 501− 3,300 233,988 89,416 39,305 50,779 271,632 137,626 993,251 908,211 3,301−10,000 783,150 179,31 133,986 144,298 890,168 64,975 5,349,726 3,914,971 調査件数 25− 100 20 2 11 13 21 2 5 22 101− 500 72 7 45 46 72 3 38 75 501− 3,300 171 20 132 135 172 20 107 173 3,301−10,000 77 11 74 76 84 26 70 117 民間の水道会社 平均収益 101− 50025− 100 10,61331,743 3,536 3,536 11,719 211,715 116,343 4,366 4,366 32,455 580,569 292,685 501− 3,300 338,117 28,753 30,079 23,393 402,364 791,382 3,301−10,000 1,020,381 74,548 80,602 357,235 3,685,785 4,577,333 調査件数 25− 100 48 13 13 48 43 86 101− 500 62 21 21 63 41 97 501− 3,300 40 25 24 40 5 44 3,301−10,000 16 17 14 16 12 18

(2)

No.7 アメリカ合衆国 ―小規模水道の事例―(その4) 助金も財源になっている。しかし、民間の 小規模水道事業体では連邦政府からの基金 はもちろん市からの補助金もまったくない のが実状である。すなわち、給水人口が25 人から100人規模の民間の小規模水道事業 体の財源は11万6,343ドル(約931万円)、 また給水人口が101人から500人規模の民間 の小規模水道事業体で29万2,685ドル(約 2,341万円)、さらに給水人口が501人から 3,300人規模の民間の小規模水道事業体で 79万1,382ドル(約6,331万円)が財源である。 2)小規模水道事業体が給水した給水価格  EPAが無作為に抽出した公営と民間企 業の水道事業体に対するオーナー別の 1,000ガロン(約3.785㎥)当たりの給水価 格をまとめて示したのが表−52である。そ れによると、100人以下の公営水道事業体 では3.785㎥当たり9.04ドル(約723円)と 非常に高いが、民間の小規模水道事業体で は1,000ガ ロ ン 当 た り2.05ド ル( 約160円 ) と非常に安い。また、給水人口が101人か ら500人の場合、公営の水道事業体で4.04 ドル(約321円)、民間の水道事業体で2.81 ドル(約225円)、さらに、給水人口が501 人から3,300人の場合、公営の水道事業体 で3.46ドル(約277円)、民間の水道会社で 5.13ドル(約410円)となっている。 3)小規模水道事業体が顧客に給水する場 合の水源別水道整備のために必要な総 投資額  EPAが無作為に抽出した水道事業体が 水源として地下水、あるいは河川表流水を 利用して給水する場合の総投資資金額を示 したのが表−53である。それによると給水 表−52 水道事業体のオーナー別、1,000ガロン当たりの給水価格(ドル) 水道事業体の オーナー 給  水  人  口 <100 101−500 501−3,300 3,301−  10,000 10,001−  50,000 50,001−  100,000 100,001−  500,000 >500,000 公営 水道 平均値 9.04 4.04 4.04 3.46 3.18 3.91 3.41 2.39 中央値 4.62 3.42 3.08 3.37 2.93 2.97 2.47 2.24 調査件数 24 78 168 74 111 77 158 47 民間の 水道会社 平均値 2.05 2.81 5.13 5.48 5.17 3.20 3.64 2.41 中央値 0.00 1.19 4.69 4.70 5.60 3.48 3.69 2.07 調査件数 95 95 52 15 11 7 15 4 注−1:平均値はデータの合計を個数で割った値で、中間値とはデータを大きいものから小さいものへと順番に並べた場合にちょうど真ん中の順位に当たる数 値のこと。 表−53 EPAが無作為に抽出した水道事業体が水源別に必要な水道整備資金額(千ドル) 水  源 給  水  人  口 <100 101−500 501−3,300 3,301−  10,000 10,001−  50,000 50,001−  100,000 100,001−  500,000 >500,000 地下水 平均値 10 43 168 598 2,674 7,379 23,182 99,861 中央値 3 18 104 321 1,273 7,304 10,669 0 調査件数 88 105 111 62 65 40 56 6 河川 表流水 平均値 167 238 469 1,353 3,123 9,225 33,857 184,151 中央値 43 85 246 766 2,547 7,597 20,371 120,700 調査件数 49 67 78 65 82 54 124 39 購   入 平均値 16 43 330 755 3,380 9,779 39,788 153,373 中央値 7 32 166 998 2,074 9,261 27,702 81,991 調査件数 8 23 48 267 25 30 45 13 注−1:平均値はデータの合計を個数で割った値で、中間値とはデータを大きいものから小さいものへと順番に並べた場合にちょうど真ん中の順位に当たる数 値のこと。

(3)

来るが、河川表流水の水源になると16万 7,000ドル〈約1,336万円)の投資資金が必 要である。また、近隣の水道事業体からの 用水供給の場合で1万6,000ドル(約128万 円)で水道整備できる。給水人口が101人 から500人になると、それぞれ4万3,000ド ル(約344万円)、23万8,000ドル(約1,904 万円)、4万3,000ドル(約344万円)の投 資資金が必要になる。さらに給水人口が 501人から3,300人になると、それぞれ16万 8,000ドル(約1,344万円)、46万9,000ドル(約 3,752万円)、33万ドル(約2,640万円)と、 地下水の水源で水道整備した方が河川表流 水に比べて安い。それから、河川表流水よ りも用水供給出来れば投資資金は少なくて すむ。 4)小規模水道事業体のオーナー別の事業 経費  小規模水道事業体で給水人口が100人以 下の場合、公営水道で給水される場合の事 業経費は6万4,000ドル(約512万円)、民 間の水道事業体で7,000ドル(約56万円) となっている(表−54)。 使用水量から水道料金の徴収と他の水関連 事業から収入を得ています。水の総売上高 は顧客への給水による料金収入、水関連事 業収入は直接給水から徴収された収入では なく、水道関連の開発料金、給水管接続料、 罰金及び種々雑多からなる。また、公営水 道事業体では連邦政府の回転基金からの補 助金もある。  CWSの2006年度の水道料金収入は、約 470億ドル(約4兆円)で、これは総事業 収入の85%に相当している。また、水関連 からの収入は80億ドル(約6,800億円)で ある。民間の水道事業体の場合は、公営の 水道事業体の場合に比べて水道料金からの 収益に依存する割合が非常に高い。すなわ ち、利益のための経営及び他のビジネスの 一部として経営している民間の水道事業体 の場合は、その事業収入源は99%以上で、 公営の水道事業体の84%に比べて高い。ま た、利益のための経営でない民間の水道会 社の場合は、水道料金からの収入源は91% で、前述した両者のほぼ中間の額である。  これらの収入源から見た国内の水道事業 体の特性は、水道事業体が公営か、民間か で水道事業体の事業経営内容を理解するの 表−54 EPAが無作為に抽出した水道事業体のオーナ―別の事業経費(千ドル) 水道事業体の オーナー 給  水  人  口 <100 101−500 501−3,300 3,301−  10,000 10,001−  50.000 50,001−  100,000 100,001−  500,000 >500,000 公営 水道 平均値 64 74 262 799 2,997 9,134 30,612 187,589 中央値 15 35 144 571 1,659 8,029 19,727 120,700 調査件数 27 64 181 127 153 111 204 52 民間の 水道会社 平均値 7 36 165 696 2,283 4,518 16,738 24,563 中央値 3 10 85 474 1,395 0 20,548 0 調査件数 118 111 56 27 19 13 18 6 注−1:ゼロの収益であると報告されたデータもこの分析には含む。 注−2:平均値はデータの合計を個数で割った値で、中間値とはデータを大きいものから小さいものへと順番に並べた場合にちょうど真ん中の順位に当たる数 値のこと。

(4)

No.7 アメリカ合衆国 ―小規模水道の事例―(その4) に非常に重要な要素のひとつである。さら に、重要なことは一般住宅の顧客の水道水 の使用水量に応じて徴収した水道料金収入 が、総収入源の約88.8%を占めていること である。水道水を商業用あるいは産業用と して、また公共機関、さらに農業用として 使用した顧客からの水道料金収入は、総収 入源の約8.8%を占めている。これ以外の 用水供給事業としての水道料金収入は、総 収入源の約2.4%である。小規模水道の場 合は一般住宅からの収入源の比率が大規模 水道に比べて高い。すなわち、給水人口が 500人以下の場合、小規模水道事業体では 約96.2%、給水人口が501人から3,300人の 小規模水道事業体では約87.8%が一般住宅 からの水道料金収入である。参考までに給 水人口が10万人以上の大規模水道事業体の 場合では一般住宅からの水道料金収入が総 収入源の約57%を少し超える程度に下が り、その代わり、営業用の商業用水や工業 用水の比率が約26.9%と給水人口500人以 下の小規模水道事業体の約2.8%、給水人 口501人から3,300人の小規模水道事業体の 約11.4%に比べて上がっている。さらに、 給水人口が10万人以上の大規模水道事業体 では市町村や村落部に用水供給して、水道 料金収入として総収入源で占める割合も約 15.8%と高くなっている(表−56)。  次いで、公営の水道事業体と民間の水道 事業体の顧客別に見た場合の水道料金の占 める収入源の割合は表−57に示す通りであ る。それによると小規模公営水道では給水 人口100人以下では家事用水が93.8%、残 りが商・工業用水で6.2%である。さらに、 給水人口が増えるに従って家事用水の比率 も減少し、給水人口が501人から3,300人の 場合、家事用水が86.1%、商・工業用水が 12.8%、用水供給が1.1%となっている。民 間の小規模水道会社の場合、前述したよう に公営の水道事業に比べて家事用水の収入 源が高く、給水人口100人以下では96.6% で、公営水道の93.8%より高い割合である。 給水人口が101人から500人の民間の水道会 社では、99.5%が家事用水の収入源である。 さらに、民間の水道会社では給水人口100 人以下でも用水供給で2.9%が収入源と 表−55 水道事業体のオーナ―別の収支(千ドル) 水道事業体の オーナー 給  水  人  口 <100 101−500 501−3,300 3,301− 10,00010,001− 50,00050,001− 100,000100,001− 500,000 >500,000 公営 水道 平均値 82 88 287 1,098 3,753 11,468 38,390 202,343 中央値 7 40 156 718 2,547 9,499 26,646 168,087 調査件数 22 69 167 78 115 80 153 48 民間の 水道会社 平均値 15 45 228 1,153 3,611 10,879 63,599 100,581 中央値 10 23 116 822 2,793 11,596 32,170 100,581 調査件数 41 55 37 13 11 6 13 2 注−1:平均値はデータの合計を個数で割った値で、中間値とはデータを大きいものから小さいものへと順番に並べた場合にちょうど真ん中の順位に当たる数 値のこと。 表−56 顧客別に見た場合の水道事業体の水道料金の占める収入源の割合(%) 顧客 <500 501−3,300 3,301−10,000 10,001−100,000 >100,000 全体 一般住宅 96.2 87.8 73.5 72.9 57.3 88.8 商・工業 2.8 11.4 16.9 19.4 26.9 8.8 用水供給 0.9 0.8 9.6 7.7 15.8 2.4 計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 (注)このデータは民間の水道会社の他のビジネスの一部として経営している事例は含まれていない。

(5)

なっている。公営の水道事業体と民間の水 道事業体の顧客別に見た場合の水道料金の 占める収入源の割合は、表−61に示した通 りである。  表−61から水道事業体は、2006年実績で は100万ドル(約8,500万円)の収益を得て いる。それを給水人口で見ると、給水人口 が500人以下では公営の小規模水道事業体 では4万6,325ドル(約393万円)、利益の ために経営している民間の小規模水道事業 体では1万8,377ドル(約156万円)。また、 他のビジネスの一部として経営している民 間の小規模水道会社では2,840ドル(約24 万円)である。さらに、給水人口が501人 から3,300人の小規模水道事業体になると それぞれ47万7,446ドル(約4,058万円)、14 万3,841ド ル( 約1,222万 円 )、 4 万9,976ド ル(約424万円)と大幅に増加している。 給水人口が10万人以上の大規模水道事業体 になるとほとんどの水道事業体は公営で経 営されているが、その年間収益は4,141万 9,524ドル(約35億円)と莫大な額となっ ている(表−58)。  表−59は、前述した表−52のEPAが抽 出した水道事業体とは異なるが水源別の 1,000ガロン(3.785㎥)当たりの収益を示  10,000 50,000 100,000 500,000 公営水道 家事用水 93.8 93.3 86.1 69.9 73.3 69.5 58.3 48.2 商・工業用水 6.2 6.4 12.8 19.3 20.7 18.7 27.0 23.4 用水供給 0.0 0.3 1.1 10.8 6.0 11.8 14.7 28.4 調査件数 27 84 181 127 156 111 204 52 民間の水道 会社 家事用水商・工業用水 96.60.5 99.50.3 93.46.4 87.67.3 79.02.7 18.256.9 30.865.0 61.634.8 用水供給 2.9 0.2 0.2 5.1 18.3 24.9 4.2 3.6 調査件数 118 111 56 27 20 13 21 6 表−58 水道事業体の年間平均収入(ドル) 給水人口 公営水道事業体 利益のための経営している 民間水道事業体 利益のための経営でない 民間水道事業体 他のビジネスの一部として 経営 <500      46,325 18,377 17,646 2,840 501 − 3,300 477,466 143,831 418,825 49,976 3,301 − 10,000 523,298 332,134 751,584 − 10,001−100,000 3,341,898 4,956,673 2,848,003 − >100,000    41,419,524 59,932,110 45,989,681 − 表−59 水源別、総収益と1,000ガロン当たりの収益(千ドル) 水  源 給  水  人  口 <100 101−500 501− 3,300 3,301−  10,000 10,001−  50,000 50,001−  100,000 100,001−  500,000 >500,000 地下水 1,000ガロン当たりの平均収入 8 23 183 447 2,122 6,275 14,810 125,197 浄水コスト/ 1,000ガロン 2.60 2.97 4.29 3.62 2.91 3.49 4.39 2.08 調査件数 88 105 111 62 66 40 56 6 河川 表流水 1,000ガロン当たりの平均収入 24 66 354 726 2,639 17,543 27,851 148,038 浄水コスト/ 1,000ガロン 6.00 5.18 5.75 3.62 3.91 5.10 2.88 2.53 調査件数 49 67 78 65 85 54 124 39 購   入 1,000ガロン当たりの平均収入 20 56 1,001 632 3,234 9,608 29,676 94,925 浄水コスト/ 1,000ガロン 4.94 5.77 5.68 4.53 3.60 3.64 4.97 2.65 調査件数 8 23 48 26 25 30 45 13 注−1:総収益には家事用水や商工業用水として給水した水道料金と政府からの基金、さらに罰金や各種手数料収入などを含む。

(6)

No.7 アメリカ合衆国 ―小規模水道の事例―(その4) したものである。それによると地下水の場 合、塩素消毒以外にほとんど浄水処理が必 要ないので100人以下の小規模水道事業体 では2.60ドル(約221円)の浄水コストで 8千ドル(約68万円)の収益がある。給水 人口が101人から500人の小規模水道事業体 では浄水コストは給水人口100人以下とあ まり変わりなく、3.785㎥当たり2.97ドル(約 252円)、収入は2万3,000ドル(約196万円)、 さらに給水人口が501人から3,300人になる と浄水コストは4.29ドル(約365円)、収入 は18万3,000ドル(約155.55万円)となって いる。  一方、河川表流水の場合、100人以下の 小規模水道事業体では6ドル(約510円) の浄水コストで2万4,000ドル(約204万円) の収益がある。給水人口が101人から500人 の小規模水道事業体では浄水コストは給水 人口100人以下とあまり変わりなく、3.785 ㎥当たり5.18ドル(約440円)、収入は6万 6,000ドル(約561万円)、さらに給水人口 が501人から3,300人になると浄水コストは 5.75ドル(約489円)、収入は35万4,000ドル (約3,009万円)となっている。  水源別、総事業収入と水道事業体からゼ ロ収入源と報告した水道事業体を除いた 1,000ガロン(3.785㎥)当たりの収益は、 表−64に示す。地下水の場合、塩素消毒以 外にほとんど浄水処理が必要ないので100 人以下の小規模水道事業体では5.19ドル (約441円)の浄水コストで1万9,000ドル (約161.5万円)の収益がある。給水人口が 101人から500人の小規模水道事業体では浄 水コストは給水人口100人以下とあまり変 わりなく、3.785㎥当たり24.49ドル(約381 円)、収入は3万5,000ドル(約297.5万円)。 さらに給水人口が501人から3,300人になる と浄水コストは4.75ドル(約404円)、収入 は20万7,000ドル(約175.95万円)となって いる。  一方、河川表流水の場合、100人以下の 小規模水道事業体では8.09ドル(約688円) 表−60 EPAが無作為に抽出した水道事業体に対する水源別、総事業収入とゼロ収入源を除いた1,000ガロン当たりの収益(千ドル) 水  源 給  水  人  口 <100 101−500 501−3,3003,301− 10,00010,001− 50,00050,001− 100,000100,001− 500,000 >500,000 地下水 1,000ガロン当たりの平均収入 19 35 207 853 2,840 9,730 24,556 142,215 浄水コスト/ 1,000ガロン 5.19 4.49 4.75 3.86 3.20 3.64 5.39 2.08 調査件数 37 68 97 38 50 25 34 5 河川 表流水 1,000ガロン当たりの平均収入 34 110 377 1,224 3,873 22,387 32,360 156,040 浄水コスト/ 1,000ガロン 8.09 8.78 6.07 3.83 4.07 5.24 2,93 2.53 調査件数 27 49 73 42 60 43 105 37 購   入 1,000ガロン当たりの平均収入 20 74 1,135 879 3,916 11,109 35,027 109,398 浄水コスト/ 1,000ガロン 4.96 6.95 6.33 4.53 3.60 3.64 5.11 2.77 調査件数 7 18 43 20 20 26 38 11 表−61 1需要家あたりの収入(ドル) 給水人口 公営水道事業体 民間の水道事業体 家事用 非家事用 家事用 非家事用 <500     285 365 342 360 501 − 3,300 283 836 397 2,057 3,301 − 10,000 264 1,000 423 730 10,001−100,000 265 1,280 366 1,588 >100,000    305 1,640 379 2,321

(7)

の浄水コストで、3万4,000ドル(約289万 円)の収益がある。給水人口が101人から 500人の小規模水道事業体では浄水コスト は給水人口100人以下とあまり変わりなく、 3.785㎥当たり8.78ドル(約746円)、収入は 11万ドル(約935万円)。さらに給水人口が 501人から3,300人になると浄水コストは 6.07ドル(約489円)、収入は37万7,000ドル (約3,204.5万円)となっている。  水道事業体の規模で収益を比較するひと つの方法として、1需要家当たりの収入を 比較することである。表−61は、公営水道 事業体とビジネスの一部として経営してい る民間水道事業体を除いた、民間の水道事 業体の家事用と非家事用の1需要家当たり の収入を示したものである。それによると 非需要家の1需要家当たりの収入は、家事 用に比べて極端に収入が多い。さらに、公 営の水道事業体と民間の水道事業体につい て見ると、前者は後者に比べて1需要家当 たりの収入が少ない傾向がある。この傾向 は水道事業体の規模によらず、相対的な傾 向である。  一方、公営の水道事業体及び民間の水道 事業体とも、小規模水道事業体の1顧客当 たりの収入が中規模水道事業体と同等か、 あるいは少し多い(表−62)。  アメリカ合衆国の小規模水道事業体は、 平均的に家事用水の顧客から大部分の収入 を得ている水道事業体は、給水する水道水 の水質の改善に多くの資金を投資するとと もに、維持管理と浄水処理システムの補修・ 改良工事に多額の資金を投資している。ア メリカ合衆国では、一般住宅で1顧客当た りの水道料金支出は、総収入の1%以下で ある。このように水道料金は家計所得で比 較的少ない支出額である。  それから、水道事業体の収入に影響を及 ぼすもう一つの要因は、給水している顧客 の数と、顧客が家事用水のみか、商・工業 用などの業務用も行っているかで水道料金 収入が異なる。すなわち、家事用として給 水を受けている顧客が1,000ガロン(約3.785 ㎥)当たりの平均水道料金は2.84ドル(約 241円)である。  一方、商・工業用として給水される非住 居用、言い換えれば業務用水では1,000ガ ロン当たりの水道料金。さらに、大規模水 道事業体の1,000ガロン当たりの水道料金 は、前述した家事用水よりも安い。また、 用水供給を受けて給水している水道事業体 は、安い値段で受水し顧客にも安い料金で 3,300 10,000 50,000 100,000 500,000 公営 水道 平均家事用水収益/給水接続 470 314 445 320 290 352 343 349 調査件数 22 72 169 63 98 66 137 38 民間の水道会社 副業型 平均家事用水収益/

給水接続 196 352 727 N/A N/A N/A N/A N/A

調査件数 6 11 2 N/A N/A N/A N/A N/A

他 の 民 間 の 水道会社 平均家事用水収益/ 給水接続 408 429 592 480 390 483 401 291 調査件数 38 49 38 13 11 6 15 4 す べ て の 民 間 の 水 道 会 社 平均家事用水収益/ 給水接続 388 363 479 358 297 362 351 341 調査件数 41 55 37 13 11 6 13 2

(8)

No.7 アメリカ合衆国 ―小規模水道の事例―(その4) 給水している事例が多い。  従って、小規模水道事業体の経営では、 商・工業などの業務用の顧客と家事用水の 顧客への水道料金体系で水道事業体の水需 要と経営を安定させる重要な要素のひとつ 表−63 公営の水道事業体と民間の水道事業体による1,000ガロン当り給水した場合の水道事業体の水道料金収入(ドル) 水道事業体のオーナー 給  水  人  口 <100 101−500 501−3,3003,301− 10,00010,001− 50,00050,001− 100,000100,001− 500,000 >500,000 公営水道 家事 用水 平均値 4.90 3.63 4.04 3.64 3.35 4.15 2.78 2.68 中間値 4.30 3.27 3.26 3.11 3.18 3.04 2.66 2.53 調査件数 24 78 168 68 105 70 138 38 商・工 業用水 平均値 2.95 4.40 4.42 3.12 2.90 3.02 2.67 2.76 中間値 2.18 4.49 3.34 2.73 2.52 2.69 2.11 2.53 調査件数 6 21 73 57 86 61 126 36 用水 供給 平均値 * 0.00 2.01 1.62 2.09 2.40 1.66 1.99 中間値 * 0.00 1.75 1.44 2.08 1.87 1.53 1.71 調査件数 * 1 13 26 43 43 104 41 民間の水道会社 家事 用水 平均値 1.95 2.92 5.41 6.22 5.67 6.23 6.00 3.00 中間値 0.00 1.33 5.12 4.83 5.63 6.25 5.30 2.65 調査件数 91 95 51 14 11 5 15 4 商・工 業用水 平均値 1.15 7.88 3.22 4.86 3.60 3.20 4.34 2.87 中間値 0.00 2.00 5.38 2.91 3.91 4.02 4.66 2.20 調査件数 6 8 15 11 8 5 15 4 用水 供給 平均値 0.50 * 3.71 4.11 3.35 2.11 2.67 1.68 中間値 0.00 * 6.49 3.84 3.01 2.77 2.91 1.55 調査件数 2 * 2 3 8 4 12 4 になる。大口の顧客が多ければ固定した事 業費を賄うことが出来るだけでなく、家事 用水として給水する顧客に安い水道料金で 給水できる。  水道事業体の経営は前述したように、主 表−64 公営の水道事業体と民間の水道事業体による1,000ガロン当たりの水道事業体の水道料金収入(ドル) 水道事業体の オーナー 給  水  人  口 <100 101−500 501−3,300 3,301−  10,000 10,001−  50,000 50,001−  100,000 100,001−  500,000 >500,000 公営 水道 平均値 9.04 4.04 4.04 3.46 3.18 3.91 3.41 2.39 中央値 4.62 3.42 3.08 3.37 2.93 2.97 2.47 2.24 調査件数 24 78 168 74 111 77 158 47 民間の 水道会社 平均値 2.05 2.81 5.13 5.48 5.17 3.20 3.64 2.41 中央値 0.00 1.19 4.69 4.70 5.60 3.48 3.69 2.07 調査件数 95 95 52 15 11 7 15 4 注−1:平均値はデータの合計を個数で割った値で、中間値とはデータを大きいものから小さいものへと順番に並べた場合にちょうど真ん中の順位に当たる数 値のこと。 注−2:用水供給の事業体と無収水量を含む。 表−65 公営の水道事業体と民間の水道事業体による1,000ガロン当り給水した場合の水道事業体の水道料金収入(ドル) 水道事業体の オーナー 給  水  人  口 <100 101−500 501−3,300 3,301−  10,000 10,001−  50,000 50,001−  100,000 100,001−  500,000 >500,000 公営 水道 平均値 4.31 3.19 3.40 2.81 2.61 3.28 2.62 2.03 中央値 3.74 2.97 2.91 2.63 2.59 2.51 2.01 1.99 調査件数 24 78 168 74 111 77 158 47 民間の 水道会社 平均値 1.85 2.70 4.91 5.10 4.43 3.03 3.54 2.41 中央値 0.00 1.19 4.63 4.24 4.38 3.11 3.59 2.07 調査件数 95 95 52 15 11 7 15 4 注−1:平均値はデータの合計を個数で割った値で、中間値とはデータを大きいものから小さいものへと順番に並べた場合にちょうど真ん中の順位に当たる数 値のこと。

(9)

として水道料金収入に依存する。家事用水 に対する水道料金は、通常使用水量に応じ て1㎥当たりの水道料金が設定されてい る。その結果、給水人口が500人以下の小 規模水道事業体では定額料金制と季節料金 制が28%、以下、分離定額制が18%、逓増 制が11%となっている。給水人口が501人 から3,300人の小規模水道事業体になると 定額料金制が53%と断トツに多く、次いで 定減ブロック料金制が19%、分離定額料金 制が17%、逓増制が14%となっている(表 −66)。 定減ブロック料金 4 19 13 15 23 10 逓増制 11 14 14 25 27 13 季節料金 0 0 0 0 5 0 分離定額 18 17 17 18 20 17 年間接続料 0 0 4 6 3 1 28 1 2 4 2 16 その他 8 8 2 3 9 7 訂正について  前回(2011年11月号)の表キャプ ションに誤りがありました。正しくは、 以下の通りです。この場をお借りして お詫び申し上げます。     表−48 → 表−47     表−49 → 表−48

参照

関連したドキュメント

わからない その他 がん検診を受けても見落としがあると思っているから がん検診そのものを知らないから

はありますが、これまでの 40 人から 35

自閉症の人達は、「~かもしれ ない 」という予測を立てて行動 することが難しく、これから起 こる事も予測出来ず 不安で混乱

巣造りから雛が生まれるころの大事な時 期は、深い雪に被われて人が入っていけ

以上の基準を仮に想定し得るが︑おそらくこの基準によっても︑小売市場事件は合憲と考えることができよう︒

これからはしっかりかもうと 思います。かむことは、そこ まで大事じゃないと思って いたけど、毒消し効果があ

 2014年夏にあったイスラエルによるガザへの軍事侵