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lllll 鹸邊澤釈歌 万宝灯声亀

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神宮文庫蔵の延宝二年版﹃績松葉集﹄四巻四冊を底本として全文翻刻した︒

当たっては︑可能な限り底本に忠実であることを期するために︑漢字・仮名の別︑語の清濁︑宛字︑

り字︑送り仮名の不足︑仮名遣いの乱れ等もすべて底本のままとした︒

ける誤字・誤刻・脱字・宿字等はすべて原文通りとし︑誤植との誤解をまねく恐れを有する場合に り︑本文の右傍に︵ママ︶を施した︒

漢字の字体は通行字体を用いたが︑底本における使用例︑通行の度合い等に応じて次に掲げる異体・略体等 使 した︒

次のような諸字は底本に従って両字体とも採用した︒

余辺沢尺嵜

lllll

鹸邊澤釈歌 万宝灯声亀萬費燈聲亀

lllll

乱峯仏陀杉

lllll

餓峰佛随椙

次のような諸字は通行の正字体または俗字体に改めた︒

←往 ←規

築←篠

←蛋

玖←挟

←鶴 黍←松 ←杉 ←珍

雰←霧 r・薦←鳩

←秋 ←船 ←府

r←磨・摩

本の丁移りは翻刻では表裏の区切れに﹂印をつけて︑下に丁数を意味する漢数字とオ︵表︶︑

もって示した︒ただし︑全巻共通ではないので次に各巻について記しておく︒ ウ︵裏︶の略

(4)

 巻第一・巻第二は︑底本では三段に分かれており︑上段に景物及び語句︑中段に名所があり︑下段に和歌 は一首一行になっている︒一般的には︑上段が頭注部分︑中・下段が本文部分に相当する︒上・中段の間に は匡郭での区切りが施されていることからも︑上段と下段︵中・下段︶とに分かれているとするのがより適 当であろう︒翻刻においては︑いずれも底本に近似した形で組版した︒なお︑丁移りに関しても︑底本通りに

オ・L一ウ︺のように区別したが︑上段には行数の多寡があるため︑組版の都合により︑必ずしも中・下

当該箇所に収まっていない部分が存する︒殊に巻第二はズレが生ずるので留意されたい︒

第三は︑題詞が巻第一・巻第二の名所部分に相当し︑和歌はその下に一首一行になっているが︑それぞ 通りに組版した︒なお︑底本の空白部分は︹︵以下六行分余白︶︺のように示し︑追い込む形を採っ

 た︒

 巻第四は和文が主体となっているので︑底本通りの体裁ではなく追い込む形を採った︒その場合丁移り は︑本文中に︹﹂一オ・﹂一ウ︺のように丁数及び表裏を示した︒また︑句読点は概ね中央下に﹁・﹂をもって施 されているが︑原状では句点・読点の区別は認め難い︒したがって︑翻刻ではすべて﹁・﹂として示した︒

干の﹁︒﹂が存するが︑それも底本通りに示した︒なお︑底本の蹟文には句読点はない︒これは編者が私

したものである︒

は︑脚部に排列順に従って歌番号を施し︑検索の便を図った︒︵したがって︑集自体の重出歌や他人 も歌番号が施してある︒︶

に︑本書を編むに際して︑翻刻出版を御許可くだされた神宮文庫︑また︑図版掲載を御許可くだされた 内庁書陵部・神宮文庫・内閣文庫に対して︑それぞれ深謝申し上げる次第である︒

(5)

晶﹂︵題籏︶

績松葉集第一

7

山城上駿伊

陸近 総河賀 佐若 奥江

石丹 渡狭 見波

 内   河内   志摩   甲斐   常陸 東山道   飛弾 出羽

陸道   加賀 山陰道

  但馬 隠岐 山陽道

相模

  遠江   安房

  下野 越中  越後

因幡  伯者  出雲 ﹂一オ

(6)

8

周播防磨

日筑

向前

  備前 長門   阿波 西   肥前 隅  薩摩

中  備後  安藝

  伊豫  土作   豊前  豊後 嶋 封馬嶋

L

(7)

績松葉集第一︵内題︶

績松葉集第一

9

山君か代  御幸松月  神社梓花 藤浪住吉神垣

 鹿山下水  尾上杉花雀 山坂瀧霞

松虫 秋の花  社豊御幣 花の都紫野

 杜の下露 かしらかたく

 日蔭草雲  鹿月花薄 山野小野の秋つ

 鴛卯花苔莚

 千鳥御祓水鳥  蛙舟山吹宮木 月里

 瀬見小川逢瀬Lニオ

▲一説播磨ノ シカマ川ト云﹀

 蛙遣火 山水

くせ

 紅葉榊  尾上嶺高根 おこしの櫻月 山城

同︵;︶

 院

 宮

同同同 同同

石泉石石 川河影蔵

出雲道

 川

 里

佐奈美瀧

まもれわかあふく心は石清水いはても神やくみてしらまし

なり山神の心や瀧つ瀬の流絶せす世を守る覧

社頭花

きの宮の松風はしめの内をやよきて吹らん

なかsらん御代の為とて更に今宮古の北に祝ふ御社

神の森の紅葉S散敷て木の間に残る在明の月

久しく籠ける人に云つかはしける とふ人の心や動なき岩くら山に年をつむらん

夕に姻たsすは岩陰に住人ありと誰かしらまし

したひ佗ぬ泪も黄なる泉川いつみしまsの長き別そ

田の帯か空の色を移して細き水の流は﹂ニオ

花の八重垣作らなん行かふ人のしけきいつもち

名のみしてかり屋もみえす市川や風にし波は立さはけとも

また住なれぬ程なれやさせる柳の枝もみしかき

神代より流出たる水ならし其名を聞もいさなみの瀧

きいこまの山の嶺の雲幾里かけて時雨行らん

五四  一一

  一   一

四三ニー〇九八七六   一一

(8)

10  布留の神杉  松鐘 山田子規寺  きりくす 山水上瀧

 児手柏  萩女郎花 鴨薄  よるかの池 富の緒川  角さはふ初瀬山 山時鳥霞

つら

 うらわかみ

 鶯小萩原  子鳥雪鵠鷹 野川山呼

水﹂一ウ

 櫻郭公鷹 神鶯

 吹雪

 長居して

 曙花鹿筏 宮木雪

 若菜郭公

月擦衣

 月

 柞霧薄 鳥紅葉

湊の沖  神垣  浦の濱ゆふ 神風榊

月鈴鹿川

 榊みてくら 宮花月

度會瀬ぐ山石波L三オ

 上

稲 淵

鳩里

河同同同同内岩磐率石 橋瀬川村

加﹀崎

 田

出見濱

 一 渚

旧撒神杉にいつならひてか石上ふりにし懸の色もかはらす

今はとていなふち山の瀧つせのけさしも閨の内に流るs

りに一夜ねん人にいはれの野へにはあり共

流絶ぬ富の小川の水上を思へはうれしいかるかのさと

時鳥聲のあやにや角さふる石むら山を分まよふらん

さ川の清き流にすむ月の光や神のこsろ成らむ

時鳥=戸 一聲のおほつかなさは聞つともいかて岩瀬の山郭公﹂ヲ

らきの神もうからし岩橋の霞わたれる春の明ほの

身をとかく思ふもいかsさきの世のすくせのまsに任てそふる

りの作る田面の程もなくかるやいなはの里のますらお

なにか世にいつみの杣木年へても人にひかれぬ身こそやすけれ

とひてこそ生田の里の涼しさも身にしら露の杜の夕風

海邊納涼月もはや出見の濱の夕すsみなれも帰らぬ海士の釣舟

きり有て消はきえなんと斗をなとやいはての杜の下露

ちのすに猶心せよはるくの塩路分来し沖つ船人

もとめ侍し比梨の木の花咲けるを見て

宿に生のうら梨花咲ぬ吹来にけらし伊せの神風

鹿川いせおの宮に祈らまし我塩たるs袖もひるやと

るやいすsの川音も神さひわたる冬の夜の空﹂一 オ

九八七六五四三ニー〇九八七六五

(9)

績松葉集第一 ヱ1

 霞薦  釣舟細石 田鶴貝

 月蛋 るめ

 礒菜衙霰 春の月池

 津嶋よりかい 川行は

 うき嶋の山

 紅葉櫻

 みさこゐる

 鰹鷹忘貝

 うゐの世を まよはすな

 たれたるなたつ くさのあひう もの

鳥みをつくし﹄ヲ 真菅友千 松の嵐 浪の音

松︐

 こぬみの崎

 花駒なつむ 岩つsし  ぬらくはならく まかなしみ  笠にぬひ 白玉小菅

 いくせをへてか る瀬

 一志浦

出生寺

田里

引佐細江

駿河

 原

 崎

甲斐

 野

 川

も来て旅ねやせまし夏の夜の月に折しく伊せの濱荻

おのあま衣たえすも袖に玉をひろへは

なとや思ひあはひの貝を拾ひけん我いせ嶋の海士の袖かは

おなし名の花かと見えていちしろく一志の浦によする波哉

こめて旅の宿りをいつみのsはらひもて行道芝の露

嶋の松のしら雪心して吹なはらひそ池のうらかせ

       マこ もいさみの山を跡に見て帰る家路の妹をしそ思ふ

くて憂身とは思はし釣乗るいそらか崎のあまも有世に

旅宿

りてほすめなれぬ旅の宿り哉いらこか崎の蟹の笛屋は

きかはやないつる思ひの家を出て生るs寺の松風のこゑ

寄江懸 き池田の里と成にけり船こそ通へ五月雨のころ

もなくいなさ細江のみをつくし身をこそつくせ淺き懸ちにL ヲ

まの浦を漕もはなれす待人のあはれはそ帰るあまの釣舟

沖つ波立にけらしも庵原の松の梢にさはくゆふ風

聞時鳥 まつ夜つもれる白雪はこぬみの濱に消や果まし

さすか過さぬ時鳥いはきの山の岩木ならねは はいつの高ねに立まよふ雲も残らぬ月のさやけさ もいた野に生る菅の根の長夜いかて髪に明さん

葉sのなかれぬ水も色川と名にや夕日の雲そうつれる

五五四四四四四四四四四四三三三三三三三

〇九八七六五四三ニー〇九八七六五四三

(10)

12  角田河原 月千鳥

 いさや川  關のあなたの 相坂の

國もせに

 春月つらs氷L四オ

 たり秋風寒み 横田山を讃合 清水と請り相坂山の岩

 山吹鴨鶴

榊鹿霧

 時雨まゆみ 白妙の花

さしも草嶺

田鶴  雪鳥の子 山箸鷹

なる

 いなの郡

 蛙螢水鳥 あやめ杜若 うゑこなき

 忘水秋月L四ウ

 山吹時鳥槙 關里山

 圓居して

 崎

知也川

保乃井川

師嶺

目山

日も暮ぬ此庵崎に宿かりて角田河原をあすや渡らん

皇のめくみも深き御代なれはあふきても猶いや高の山

りねの夢もいさや河いさとき夜はの床の山風

すみなせるいほの井川の月清み水も浮世の流なれとも

山や深きねかひも水海にうかふ斗のしるしともかなL四オ

うら枯てたてる蓬の直ならぬ石へかはらの道そ過うき

水邊納涼

あたりの涼しきは夏をとをさぬ逢坂の関

こる岩ねの山の山風に降こん雨そかねてしらるs

とちてとこやみの世に帰るかと岩戸の山の五月雨の空

花にふす枕の夢も覚にけりいそしの嶺の曙のそら

しら菊のまたき移ふいため山いたくな置そ秋の初霜

ら伊吹の山の面影に散ても残る嶺の紅葉s

る夜なきいつ貫川の波枕猶聲そへて田鶴そ鳴成

ますらおは遠く山ちの狩にいぬかひのみ雪やいかに分らん

く隔たる中は信濃なるいなやたのまし人の詞も

りこもの思ひみたるsいかほ風いかなるつてにかくとしらせん

き沼のうへこなきつまぬ挟もぬるs懸路を﹂四ウ

ことに出ていはての山の紅葉sも色にそみゆる秋は限りと

日もくるsまて袖ひちて結ふ岩井の水やこほれる

七六×六六六六六六六六五五五五五五五主

〇九八七六五四三ニー〇九八七六五四三二

(11)

績松葉集第一 18

 の山月 出羽の板しき

ら千鳥

なへて

まにく

あゆの風船 鶴渚鳥

 子規蘭女郎花 山田薄  君か代L弄 山岡山田守

 苔むしろ

 わかめかる よさの入海

月時鳥

   とし 因幡川いな  郭公月雪 嶺松花

 ちきのかたそき

 しらま弓 月雪

 底のみくつ 出羽

生 野

稲 村

岩根山

丹波

根浦

因幡因幡川

因幡山

出雲出雲杜

出雲山

出雲川

るもおなしあはらなる板敷山の月に明して

はるくと越の旅路に日数へていつはた帰る都ならまし

昔たれ越路の中に髪をめてs色の濱とは名付初けん

くにか暮ていくりの杜の露むすひたにせよ秋のかたみに

野への秋萩に小鷹狩して誰暮すらむ ち行ゑもしら雲のいつへの山を鳴て過らん

礒の浦にすむをし鳥の劒羽に身をかく斗つらき独ね

中にありともいはしいみつ川めくれる玉の消やすき身を

く暮るいく野の篠枕一夜はしかん霜さやくとも

さはくいなむら岡の稲雀をのか心もしつかならねは﹂穿

石の幾代へぬらん苔のむす岩坂山のむかしおもへは

してなかは鳴なん二聲とえこそいはねの山ほとsきす

夕日さすよさの入海色に成てなひく斗のいねの浦風

あさくとも心のうちの隠家に入佐の山を外にもとめし

 いなは川いなとないひそ假初に流逢瀬もふかきえにしを

暮秋吹音も又こそかはれ秋ははやいなはの山の峯の松かせ

出雲の森の下涼みしらぬ神代の風や吹らん

暮ぬれは男鹿鳴也八雲立いつもの山に妻やこめけん 山鹿

りこぬ水そ悲しき出雲河いつも絶せぬ流なれとも

八八八八八八八八八八七七七七七七七七七 九八七六五四三ニー〇九八七六五四三ニー

(12)

14  ふかみる 角さはふ

 月そいさよふ ちる

 住吉の神﹂五ウ

 身を絶す懸 見の川の

▲山花︵;︶

 木立のしく

 浦淺茅萩 川海嶋

 千鳥月 りそ櫻

 定なき世を 夕に

濱泊山

鳥鶴

 舟子の聲 りまかた

 いや高山の梢  石崎の松 また二葉なる

なおほせ鳥  波のぬれ衣 あたならん人には

 旅行鶴L六オ

 野への下草雪 結松かやね尾上 岡濱森岸

 川麻衣臆金  神嶋嶋神鴎 藻に住虫

 懸  むかへるいもの山 山にたsに

くる浪の

 川

播磨活 道

印 南

 嶋

 嶋

出 崎

 崎

 嶋

周防

 嶋

 代

 間

 山

とも人にしらせんいへはえに石見の海の深き思ひを

もそsうに寒き石見のや雪ふみ分る花の下道

川のかひこそなけれなき人の形見の雲を見つs忍ふもL五ウ

寄川懸今更に何かいはみの川はやみ早く契しことなわすれそ

見花

るともあかしいくち山幾千世まての花の盛を

るs共枕からましいなみ野の尾花の露に袖をかはして

ちけりあら礒もわか家嶋とあまの住らん

き嶋にいきてすまsし名にしおはs老す死なすの薬有やと

聲そへよいほの湊の泊舟なれたにうとき友ちとりかな

くるしさをよそにしらるs海士小船出崎めくる漁火の影

来ても嵐を寒みけぬか上に猶ふる雪はいや高の山

生る種はあり共石崎の松の姿のたくひやは見ん

あやうく見えし夕闇にかちより渡るいたくらの橋

くしま波のぬれ衣よしやきるとも

も巖の末を見んまて﹄︵オ

代の松の下草かり初に結ふ枕もとけてねられす

く計いそまの浦に網引する海士の挟もほす隙やなき

山懸

も迷ふらむいもせの山の道やはるけき

山の名をなつかしみ一夜ねん岩ねに生る菅枕して

○OOOOOOOO九九九九九九九九九九

八七六五四三ニー〇九八七六置四三ニーO

(13)

績松葉集第一 15

うきみる嶋舟  田鶴 り舟月  夕涼み 松かね  藤波五月雨 山嶺岡松鵠

 をみの木︐  右は九中は十六 ゆけたの数は左八

とも

 檜橋よりきつに

 しき波懸﹂六ウ く餐

 ふみ川に駒泥む るいは

 つなて縄船

 家人の 宿りする君

 我駒つまつく をはやみ

竿 鹿 散かふ花

 時雨紅葉

くはね

 鳩金鴎坂越て  菩提の種嵐 鳥の音藤花

 の夕くれもみち 竹の下道時雨

 杜の雫なけき 家の風郭公

山檜原川道

萱岐

田野 出入河

 野

日岡

山城

 山

柞 森

師杜

あふ末をそ頼むいな瀧のいなてふことはゆsしけれとも

出て忘れもやらぬ妹か嶋きけは千鳥も妻やこふらん

しめし所ならねは有へんとえこそいはねの岸の松陰

きの岡の名もしるく鳴やう月の聲もほのかに 待出しいさよひの月もいさ庭の岡のこむらに又やかくろふ

りいよのゆけたをかそふ共待に来ぬ夜の数にまさらし

とはしないちゐつならて思ふとち圓居する夜にきつは鳴共

くる岩きの濱のはま庇久しく見ても面かはりせすL×ウ

もうき世中なれや駒なつむ石ふみ川を渡りかねつる

ほそき旅にもあるか船つなくよるへと頼むいとの嶋へを

露の玉袖につsまんいはた野の散なん萩の花の形みに

とめて水やかふらん打渡す遠近人の出いりの川

うれの秋は来にけり 日の岡に鳴推子かくれ所も淺きしの原

な岡のいなや思はしつくはねのしけきなけきも夢の世中

山の散にし春の名残をも忘ねとてや鳴郭公

泉川行舟ならて秋は又はsその杜の色そこかるs

さかて我心さへはつかしの杜の木葉のふり果る身は

ニニニゴー一一一一一一一一一〇 三ニー〇九八七六工四皇ニー〇九

六王弘四

(14)

16

白ゆふ花

月時雨雪つsしL

 門の原に  舎人垣安の御    マこ堤池麻の衣  七オ

 と鷺短夜︑月  鶯岩つ﹀しみ 鳥の呼子鳥

 過ぬらん 年なみを

 時鳥駅擁衣有明の月

柄釈教

 藤咲か︑る  氷芦月萩鴛 鳥の音 さsやの床

 朝け過れは わひぬ芹

 川の青柳の ら衣ぬふ針

 鶯棲かり

鹿白露 秋はたつらん

月雨 橋﹂

       七ウ

 薦霧駒  合せたり 川を讃

かしを思ふ

 波の音梢

 鵠の橋下 し山月

ろし 鹿

泊 瀬

易山

摂津

羽東山

橋下寺

参同伊同

河針濱勢原原

河村山池

園山

萩 山

名橋

初倉山

 下

 川

駿

 山 古を聞もたのもし泊瀬寺我日本に生れ来る身はL芽 山寺懐旧

も出ん影そと思へとはにやすの池にし月のかくる〜はおし

聲も哀に鳴維の羽かひの山はこsうしてやけ

夕涼みかsれとてもや濱松のきし方の世に誰かうへけん

月影のはつかの山のつかの間に明るもおしき短夜の空

くらき道にまよはん人や渡すらむ橋下寺の法のともしひ

風の跡こそみゆれ方分て氷とちぬる原の池水

まもしらむとみれはさsのやに音せて雪のつもる原山

もまた深からぬ濱村に立や朝けの煙なるらん

り川の岸の青柳雨ふれは糸にいとをやより合すらむ

山の春の色も移れはかはる嶺の紅葉に

花の枝もたはsに萩の山風をそけにもをける露哉

も草の原野の沢水をむすひし後はとはさらめやはL夕

ある濱名の橋の海士小船さして今夜の月や見るらん

よりは草葉に置る白露もあらはに秋の初くらの山

渡る里遠みふらぬ時雨に袖やぬれまし

夕のけふのためとや鵠の橋もとかけてむれわたるらん

中に小河のはらむらん流そひろき五月雨の比

しのねの雲間もりくる春の日には山かすその雪の村消

四四四四四四三三三三三三三三三三ニニニ 五四三ニー〇九八七六五四三ニー〇九八七

(15)

績松葉集第一

17

 南に出るゆの 神いつの国山の  小菅つほ童  栗にこ草玉 山足柄郭公

 汐木流るs る鳥  月 氷のか︑み

枯たるL八オ

 春の夕暮 山姻月

鳥の聲  してS神まつる 白妙のゆふとり  嵐も寒し をひえ

 の駒  の霧望月 瀧つ寛

 たな引  霞吹行霞 宮木守鶯

またら衣

月紅葉

き身

 難波の御代

礒うっ波

 友よふ千鳥

 おさまれる世 ちらぬ樫

 汐風月L八ウ  田鶴千鳥 浦あら礒  くししるしの松石た︑み心つ

 湯

箱 根

 川

箱 池

田里

葉山里

花垣里

丹  加  陸  上  同

後蓮賀揮奥針野花 走

浦関原園井

磨潟

箱 崎

璽えぬ心の中や走湯のわきかへるとも人はしらしな

出んたひの衣のはこね山またきよりなぞ寒き秋風

   

佗て袖に流る\早川は塩ならぬにもからき物かは

る老の姿そはつかしき月の鏡の箱の池水

水の碧の色そそふ原田の里やゆたねまきけん

sけは夕露とともに宿らむ萩はらの里L︵オ

もなきまて散つもる木ミのは山の里そさひしき

神祭る時しもあれとにきはふや人の心の花かきの里

撰山やをひえの椙の木間よりさやかに見ゆる法の灯

相坂や夏の夜渡る月影の宿りもあへぬ走井の水

古の人も心や残し置て春は見るらん志賀の花園

ほころふる衣縫てふ針原に独旅ねの宿やからまし

ちのくに有けるのみか世中にすめはいつくも揮のせき

もしな何あらかひもつきぬへき法の蓮のうらに住身は

しゆきsの道も消初て今は春への村そのとけき

月よめにうきを忘て播磨潟灘の塩路を漕はなれ行

きのふかも宿は出しか帰るさを忘るs春の花見山かな

さすらふる人や中く浮ことをはなれ小嶋の月を詠めて﹂八ウ

髪ならぬ緑の色に夕附日さすやをくしの箱崎の松

六六六×六五五五五五五五五五五四四四四 四三ニー〇九八七六五四三ニー〇九八七×

(16)

Z8  舟出追風沖唐人

 時鳥思草 濱風

 天の御孫の国 あまくたる

 板間風

 おつる月影 幸鶴の毛衣

カヘリ買しきぬ

 汀氷槙なかす  斧五月雨 檜山杣人

春の柳  御法の花 梅の花

西  えひすさふらふL九オ  柴小舟

 くしてよる貝

 菊鷹氷あま  鳩花ちる月 沖川舟玉藻

らくる影

 御たからの ︑立まさる

岩根の枕  郭公 まかねふく

 山下水 き瀬施散

立山に

 雪降しきて

未 日 筑 同 旗勘速向速後博

  見野日浦多

山城

西 河

西 市

 生

西

摂津

西

西 宮

錦 浦

 宮

田山

能登

暮ぬれはいそへの松の聲添ぬ吹やはかたの沖つ塩風

外よりは長閑なるらし玉椿はやみの里の花の春風

きりなき今行末の世を照すはや日の嶺に光とsめて

音もせぬ雪にやよるの床寒みはたのs風は吹すさめ共

西川や清き流にいくしたて幾世の人か御祓じつらん

寄市癒

ささらは西の市にも出なまし我ぬれ衣を人のかふやと

さそふ水あらはと頼む杣人の宮木そつもるにふの山川

青柳の糸につらぬく白露は思ひの玉か西の大てら

月は入ても猶西の林に残る法のともし火

sぬ我を見そなへ西のみややまとことくみまくほしきに﹂穿

しきの嶋か立こむる霧に紅葉の色し見えねは

とはいはし春霞たつは煙に湖の海つら

物名とく法の道は思はてあちきなく此世にのみや心つくさん

も更ににきはふ時なれや新ゐの里にたてる煙は

うらかるsにゐたの山の草枕むすへは結ふ袖の露霜

さひしやと思ふ夕の一こゑは何かはにふの山ほとsきす

古郷にきて帰るてふにしき川わたらは我も名にやあへまし

瀬の霧やたち山に降しく雪の色にまかへる

=ハ七

八八八七七七七七七七七七七六

ニー〇九八七×五四三ニー〇九

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