レーマン「原価理論」についての一考察(三)
その他のタイトル Cost Theory of M.R. Lehmann (III)
著者 山上 達人
雑誌名 關西大學商學論集
巻 5
号 1
ページ 48‑70
発行年 1960‑04‑30
URL http://hdl.handle.net/10112/00021731
.48
︹ ︱ ︱ ︱ ︺ ︹ 二 ︺ ︹ 一 ︺
第一章 ﹃⁝⁝国民経済論と経営経済論が︑並存するという従来の 考え方は︑もほや本来的には妥当しないで︑原則として︑ 全体経済的なしかも個別経済的な理論が︑矛盾のない成果 を 導 き 出 し 得 る ⁝ ⁝ ⁝ ︒ ﹄
( M . R . L
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3. A u
f l.
1956`•Vorwort)
原価発生の基盤としての経営経済
国民経済と経営経済
ー 経
営 経
済 の
国 民
経 済
的 機
能
国民経済価格と経営経済価格
ー 経
営 経
済 価
格 の
特 徴
原価発生の基盤としての経営経済 はしがき
ー 経
営 経
済 概
念 の
考 察
目
次
国︵山上︶
︵以
上四
巻五
号︶
レーマン原価理論の展開
ー結語
付表ーー計算例ならびに図表
︹ ︱ ︱ ︱ ︺ ︹ ︱ ︱ ︺ ︹ 一 ︺
第三章
︹ 五 ︺ ︹ 四 ︺ ︹ ︱ ︱ ︱ ︺
操業度・注文と原価分類
ー 原
価 の
決 定
基 礎
︹ 二 ︺ ︹ 一 ︺
第二章 レーマン﹁原価理論﹂についての一考察
原価の分類と捕捉
計算価格の種類
ー 原
価 計
算 に
お け
る 評
価
原価理論と国民経済
原価理論と価値創造計算
産出国民経済所得の測定と
価値創造計算
価値創造計算における経営概念と
減価償却費の取扱い 原価概念の規定と原価の分類 原価概念の規定 山
上
レーマン﹁原価理論﹂についての一考察国
達
四八
︵本
号︶
︵以上四巻七・八号︶
人
レーマン﹁原価理論﹂についての一考察 以上述べて来たレーマソ原価理論を要約しその特徴と理論的 前提を指摘すると次のようである︒
レーマン原価理論の根抵にある理論的背景は︑彼の経済観ー
とりわけ国民経済に対する考え方である︒即ち彼にあっては経 ︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑ 済活動は︑人間生活に対する手段として従属し︑特殊な経済は
実際と与件の不一致という危険を克服するための計画・選択.
︑
︑
︑
︑
︑
︑
比較を行う精神的なものと考えられる︒したがって消費力︵需
要︶が生産力に対して優位にありしかも両者が並列して理解さ
︑ ︑
︑
れ︑経済活動も絶えず貨幣面および財貨面という同列の側面か
ら把握されるのである︵一章一節︶︒この経済観の特徴を理解す
る こ
と は
︑
V
ーマソの原価理論の把握にとって重要である︒な
ぜならばこの思考は原価理論に主観的立場を与える前提である 註糾 からである
レーマソ原価理論の理論的支柱は︑前述の経済観から導き出
される価値論である︒主観的価値論として特徴づけられる彼の
価値論から︑経営経済価格はもはや国民経済において成立する
客観的基礎をもたず︑すぐれて個別経営内において用いられる
計算価格としての本質をもつのである︵一章二節︶︒原価はここ
︻ 五 ︼ 原 価 理 論 と 国 民 経 済
国 ︵
山 上
︶
四九
のであった︒国民経済所得の産出という機能に対して︑原価理 では主観的・選択的な経営事象の管理手段としてあらわれる︒
技術的な観点に立つ経営経済概念すなわち︑ ︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑ 場所・領域という技術的・機械的な分類基準から区分するレー
マンの経営概念は︑また彼の原価理論の具体的媒介環としての
意義をもつものである︵一章三節︶︒
経 営 事 象 を
すなわち﹁生産単位とし
ての経営﹂に稼動する一切の物財の価値費消は原価性をもち︑
個々の経営取引段階において種々の原価が認識されるのであ
かくてレーマンにあっては︑原価は生産単位としての経営に る ︒
おける物財の価値費消すなわち︑経営給付仕上げに必要な諸財・
諸価値の消耗であり︑これはまた経営に関係する諸要因から
原価計算の諸目的・課題に照応するように︑原価計算上の評価
基準によって評価され︑多様な原価︵第二章︶が分類されるの 註②③
で あ
る ︒
レーマン原価理論が主観的・個別経営的たらざるを得ないの
は現代の経営理論からは当然のことであるが︑経営経済は国民
経済の所得産出に役立つ細胞として生産領域たる意義をもつも
論は産出所得の測定をなさねばならない︒すなわち︑レーマン
の経営理論にあっては経営経済はたえず︑国民経済の一環とし
5 0
2
︵ 註 ︶
1
ての機能をもち︑それは国民所得の産出を通じてなされるので
︑︑︑︑︑︑︑︑︑
ある︵一章一節︶︒経営経済の立場から︑国民経済との関係を 問題にし︑経営経済の存立を述べるのはレーマン経営理論の一 つの特徴であるが︑国民所得の測定において︑原価理論はその 主親的個別経営的観点と国民経済との関係をどのように結節せ んとするのであろうか︒レーマンの原価理論は︑国民経済の関 係を問題とする場合︑われわれに多くの示唆を与えるように思 われる︒われわれは次いで彼の﹁価値創造計算﹂における所説 の展開をみてみよう︒
国民経済の再生産を考える場合には︑経済活動こそ︑人間 生活の基礎であり︑従って特殊経済活動も客観的国民経済 法則に支配されるものとして考えられ︑生産力が基礎とさ れねばならない︒貨幣の成立の論理的・歴史的過程からは 当然︑財貨世界が経済亭象の根抵に存在すると考えられ る︒レーマンの経済観から前述の﹁価格は価値の貨幣的表 現﹂であり︑﹁価格に物財数董を乗じたものが価値﹂︵形 式面︶であるという価値関係論的思考が生ずる︒ここに彼 の主観的・個別経営的原価理論の生ずる背景がみられる︒
国民経済の再生産を思考の基底におかねばならない︒
周知のようにレーマソは工学に造詣の深い技術家でもある ので︑彼の原価理論は技術的色彩が濃く︑この意味におい て理論上よりも実践面において大きな価値をもつものとい
レーマソ﹁原価理論﹂についての一考察
国︵山上︶
える︒また多数の例示と表を示して︑極めて綿密に分類学 的にあらゆる場合に論究している︒従って本書はどちらか といえば網羅的な教科書としての特色をもつもので原価理 論を特に論じているところは少ない︒即ちレーマソ原価理 論は技術的・実務的色彩の強いものであり︑その理論的基 礎は究極的にほシュマーレンバッハの思考にもとづいてい る ︒
3
前にも述べたようにレーマソ原価理論の特徴は︑経営経済 の管理面を強調し︑特に限界原価を重要視していることで ある︒しかし第六部﹁原価計算の課題﹂でも述べているよ うに︑日田原価計算の価格計算的課題②原価計算の経済 性計算的課題口田原価計算の計算実務的課題②間接的 管理課題③直接的管理課題④準備的課題固統制的課
題 (
‑ 0
表参照︶国田原価計算の外部市場政策的課題
② 内 部 経 営 政 策 的 課 題 ︵ 二 四 表 参 照 ︶ の 一 = 区 分 観 点 か ら 次 の
四つの原価計算領域即ち⑱経営の外部価格政策に役立つ 価格計算⑮内部経営遂行に役立つ即ち経営遂行原価計算 c経済性計算として間接的管理に役立つ経営原価計算⑪副 次的領域ーを示してそれぞれに用いられる原価について論 究する︒すなわち︑それぞれの原価計算課題に対して多様 な原価を用いるのである(
.
.
a . a .
O .
"
SS
.
2 1 1
ー
3)︒
なお原価計算的課題との関係を論ずることによって原価理 論は実践的・具体的意味をもつのであるが︑これについて
は別稿にゆずることとした︒
五〇レーマン﹁原価理論﹂についての一考察 レーマンのいわゆる﹁価値創造﹂とはどのようなものであろ
五
用い
られ
る︒
所得である︒すなわち﹁商圧依1こfぃ苺濡浬寧
11
郡走踪ー茸裕
ft
︹l︺ 第三章
原価理論と価値創造計算
産 出 国 民 経 済 所 得 の 測 定 と 価 値 創 造 計 算
註田
﹁価値創造計算による給付測定﹂において︑レーマソは経営 給付の計算的捕捉とその統計的比較方法に霞要な意義を与え︑
全体的経営給付に対する尺度値である価値創造の計算・把握の 必要性を述べ﹁国民経済に対する個別経営の寄与としての価値 創造﹂の把握を原価計算形体に禅入し︑価値創造計算の形式と 実行について論じている︒すなわち︑個別経営経済は国民経済 の細胞として国民経済所得の産出に貢献するのであるが︑如何 程の貢献を国民経済に与えたかを捕捉するために価値創造計算
が利用され、そのために個別経営の成果計算•原価計算技術が
個別経営的・主観的なものとして特徴づけられたレーマン原 価理論は︑価値創造的思考すなわち国民経済所得産出の測定を湛⑫
問題とする場合︑どのような変容を示すのであろうヵ価値創 造計算は彼の原価理論の発展方向として︱つの示唆をわれわれ
に与えているように思われる︒
曰︵
山上
︶
うか︒﹁価値創造は国民経済全体としてみた場合︑経営が国民 経済ないしは全体経済の全所得あるいはその社会生産物に対し
註 畑
て貢献した割当分である﹂すなわち﹁茸茜華賑
11
回邪際菜
0
浬芭
g『 f が(菌〗=)際瞬
0濤弄中」。また前述したように
﹁現代の貨幣信用経済の下では国民所得したがって︑︵それに 対する個別経営の寄与としての︶価値創造は必然的に二側面
11
財貨所得面と貨幣所得面をもたねばならない︒すなわち価値創 造は二面的概念でおが﹂︒したがって﹁言吉翌距
11
蹄 王 位
t f
い
淀罵浬寧
11
蹄圧依h
沖涛
漆浬
寧﹂
︒
財貨所得面はまた1︱つの構成分からなる︒その一っは経営が
売上面において財の産出に貢献する部分ー総収益︵プラス面︶︑
他は仕入面において泊極的所得産出とみなされる財貨消費面ー 前給付原価︵マイナス面︶であり︑両者の差が産出された財貨 涸室﹂︒貨幣所得面は価値的には産出された財貨所得と同額で あるが︑この場合経営が種々なる社会関係者に直接に役立つと いう事実が考えられねばならない︒経営の社会関係者は︑⑱広 義の工場労務者ー独立企業家・経営指蒋者を含む︑⑮財政官庁 を通じての全体の代表者ー国家︑c資本供給者の三者であり︑
これら社会関係層によって労働収益︵従業員の分配分ー主なる
52
すなわち﹁商王酸 h 沖濡泰浬寧
11
涼塞走猷+応沖淀欺+滴料活
猷﹂︒今︑以上のレーマソの価値創造概念を簿記形式で示すと
註固二五表のようになる︵この価値創造計算の計算把握形式を示す
表は﹁経営経済的簿記決算
11
成果計算に照応する価値創造思考
25表 価値創造の捕捉形式
借方 貸方
〇前給付原価=外部から受入れた物 財価値(‑)
{ : : : 償 : 費
3. 外部用役費 4. 危 険 費
〇産出財貨所得としての価値創造
=産出貨幣所得としての価値創造
{1. 労働収益
2. 公共収益 3. 資本収益(残高)
〇総収益=外部へ交付した物財 価値(+)
レーマソ﹁原価理論﹂についての一考察
国 ︵
山 上
︶
ものは賃金給料︶︑公共収益︵全体の分配分なかんずく税金︶お
よび資本収益︵資本供給者に帰す額・残高の性格をもつもの︶
が産出される︒この三者の合計が産出された貨幣所得である︒ では価値創造は如何にして計算・把握されるか︒レーマソは いう︒﹁価値創造計算は︑新しい計算目的に適合する簿記決算
の一部分としての成果計算の形式である︒すなわちそれは通常 註⑥ の成果計算から導き出されねばならない﹂︒また﹁価値創造は
経営給付の大きさであるため⁝・9・経営外的および臨時費用︒収 註
m益項目は価値創造計算から除外すべきである﹂︒第二章第二節
で述べたように︑レーマソは物財の貴消に基づくところの︑原
価財の特性による原価の区分から七つの原価種類グループを区
別したが︑価値創造計算においてはこの区分に立脚して︑借方
側︵前給付原価︶に材料費・減価償却喪・外部用役費・危険費
を属させ︑貸方︵総収益︶からこれを差引いた借方残高である
価値創造の項目グルー。フに労務費・共同体費•利子費を属させ
ている︒そして価値創造項目に属する一二つの原価種類は︑価値
創造計算においてはもはや原価の性質のものではなく収益の性
格をもつものであるという︒また経営が斉らす資本収益は残高
的な性格をもち︑それは更に外部資本供与者に対する資本収益
の割当︵他人資本利子︶ーこの取扱いについては次節参照ーと︑
自己資本に帰属する割当分︵残部︶に分たれるのである︒以上︑
われわれは価値創造の意義と︑価値創造の計算原理をみ︑その へ
の 変
形 で
あ る
と い
う ︶
︒
五
レーマン﹁原価理論﹂についての一考察
8 7 6
5 43 2
︵註
︶1
価値創造的思考ーそれはレーマンにあっては個別経営の立場
註⑧
からするアプローチではあるが︑国民経済所得の測定という国民経済関係の問題であり︑そのために原価理論が︱つの応用形
態として適用される︒
M . R .
L e h m a n n ; , . L e i s t u n g s m e B u n g
< l u r c h W e r
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9 5 1
4
(~下[,Wertschopfung"と略
す︶
︒
もちろん︑原価計算と価値創造計算とはそれぞれ独立した
個有の計算目的をもち︑それ自体としては同じ平面で諭ぜ
られるものではなく︑また価値創造計算に用いられる原価
種類も︑いわゆる原価計算上の原価とは区別されるべきで
はあるが︑われわれは原価理論の一つの応用形態としての
価値創造計算において︑レーマソ原価理論の展開方向を見
出さんとするものである︒
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. 1 S 1
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. 1 S 3
の第一表を拡充修正した︒
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e r W t s c h o p f u n g ' ' S . 1
5
^ ,
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. 1
5
ー
1 6
価値創造の捕捉を行う湯合︑国民経済的立場に立つか︑あ
るいは個別経営の観点よりみるかによって異なった認識に
回︵山上︶ 場合原価理論が価値創造計算に導入・融合されている点をみこ ︒t
五
到達する︒レーマン価値創造計算は個別経営的観点に立っ
たが故に当然に個別経営計算の限界をもつが︑しかし︑同
時に国民経済所得という価値創造を取上げたが故にその原
価理論に多くの示唆を示す︒︵レーマン価値創造計算の吟
味に
つい
てほ
前掲
の二
つの
拙稿
参照
︶︒
レーマソは︑価値創造の産出場所として﹁狭義の生産経済﹂
を考える︒すなわち﹁全体としての経営経済内の価値創造産出
︹ 二 ︺
26表
全体としての経営経済内の価値創 造産出場所としての経営
の取扱い
価値 創 造 計 算 に お け る 経 営 概 念 と 減 価 償 却 費
5
ム
熙疎Aき淀
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嘩辻茜弥ヰ浬官"
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︵需︶︵︶五a
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下ー
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1•931•794
滋
75
国︵
山上
︶
場所としての経営﹂という表︵二六表参照︶を示して価値創造
計算の前提とし︑次のようにいう︒
宙宝塗巌早揖
rLA0
粛疎拷津ヰ禎レーマソ﹁原価理論﹂についての一考察
1•931•794
a ﹁全体としての経営経済︑あるいは財務経済的企業と生産
経済的経営を包括する全体︒計算的にはこの経営経済を⁝︵次
註 山 註
②
表 ー ニ 七 表 の ︶ ⁝ 総 成 果 計 算 で 行 う ﹂ ︒ ま た ︑
b ﹁広義の経営︒それは︵産業︶経営経済の部分領域を表わ
し、特に原価計算の経営表象に照応し、また例えば特に
LS~〇な い
し ︵
今 の
︶ LSP
︹原価に基づく価格算定基準︺の範囲に
おいて﹃経営に必要な財産および狩本﹄が述べられる場合に考
えられる︒この経営概念に対してほ本来的な生産活動が主とし
て考えられるということ︑しかもそれにも拘らず顧客および供
給者に対する信用経済関係すなわち同時に財務経済的性質であ
註③
る何ものかを包摂するということが決定的である﹂︒
C
﹁最後に第一子は狭義の経営である︒それは生産経済的に最
も純粋な形式における産業活動に注意する場合に考えられ︑ま
た同時にそれから財務経済︵広義︶としての供給者および顧客
に対する信用関係を思考的に排除するということを意味する︒ ••…•この観点の下で先ず肝要なことは狭義の経営が国民経済的
財貨所得および貨幣所得に対する貢献としての価値創造の産出
湯所あるいは産出領域を形成するところの産業経営経済の領域
を表現するという事実である︒それ故に︑このここで決定的な
狭義の産業経営観は価値創造計算の形成に対して大きな意義が
五四レーマン﹁原価理論﹂についての一考察 すなわち︑価値創造の産出場所としての経営は純粋の生産経
済換言すると狭義の経営であり︑そこでは本来的な生産活動の
註 油
みが問題となり財務信用経済要素は全く除外されるのである
前にみたように原価計算においては︑生産単位としての経営す
なわち二六表の﹁広義の経営﹂が本来的な意味で︑原価発生基
盤として認識されたが︑これに反して価値創造計算においては
凡ゆる財務信用面を排除した純粋の生産活動のみが決定的に重
要 視
さ れ
る ︒
国民経済所得への貢献分という﹁価値創造﹂を捕捉しようと
する湯合には︑財務信用関係を排除しなければ正しい計算が行
︑ ︑
︑ ︑
︑
われず︑したがって生産のみが問題となるということーこの
認 識 は 重 要 で あ る ︒
レーマンは価値創造計算における︑設備・建物の減価償却費
の取扱いと︑設備・建物の貸借対照表能力とについて次のよう
な計算的操作を提唱する︒この減価償却費の処理法は︑彼の原
価理論に︱つの方向を措定しているように思われる︒
すなわちレーマソは次のようにいう︒﹁経営が賃借した設備・
建物で稼動し︑したがって賃借料を計算する場合﹂には﹁か
かる賃借料は周知のように二つの︵主要な︶構成部分︑すなわ
註④あ
る ︒
日 ︵
山 上
︶
五五
ち一方において委ねられた設備価値の減価償却費および他方に
おいて考察される設備に投下された資本に対する利子から構成 ︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑ される︒しかしながらかかる他人の設備についての減価償却費 ︑ ︑ ︑ ︑ ︑ ︑ ︑ ︑ ︑ ︑ ︑ ︑ は自己設備の場合と同様に︑価値創造計算の思考に照応して前 ︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑ 給付原価としてみなされねばならず︑これに反して賃借料の中
に含まれる利子額は価値創造︵計算技術的意味の︶の項目ない
しは︵経営で産出された︶資本収益の項目グループ内で計算す
ペきであり︑このことから直ちに価値創造計算の目的に対して
は計算されるべきあるいほ勘定された賃借料の計算的分割が必
註⑥
要であることが理解される﹂︵傍点筆者︶と︒つまり価値創造計
算を考える場合には︑他人賃借設備の賃借料に入っている減価
償却費部分をも︑前給付原価に入れて自己設備の減価償却費と 澁
m同様に取扱わねばならなしそうでなければ正しい価値創造額
には到着し得ないというのである︒この意味は重要である︒
経営の価値創造計算が純粋に経営が産出した給付を測定する
ためには︑価値創造計算に含まれる財務・信用関係を除去せね
ばならない︒もしそうであるとすると自己設備で操業を行う湯
合も︑他人の賃借設備で生産を行おうとも︑同一の原価したが
って同じ価値創造額を斉らすという結果にならねばならない︒
つまり設備の生産的消費が本来的な価値形成要因であり︑資本
56
た が
故 に
︑
国 ︵
山 上
︶
の所有関係の如何によって経営の価値創造計算に異同があって
はならない︒このレーマソの論理は彼が国民経済に対する価値
創造を問題としたために必然的に到着した命題である︒
なおレーマンは計算割引額に含まれる財務信用要素の除去︑
管理労働と実行労働の対価の区分︑および法人税の﹁価値創造﹂
からの分離について︑それぞれ価値創造的思考から述べている
ここでは減価償却費の取扱いに対するより一層の彼の理論 屯濶 ヵ
的根拠を跡づけるために在高計算におけるレーマンの設備・建
︑ ︒ 註⑨
ヽ >
註皿 物の取扱いについてみた 註⑩ レーマンは相対的な価値創造の︱つである資本生産性
︶を測定する場合に︑先ず﹁資本の大きさの範囲﹂ 亘茜差賑
︵ 翌
を決めねばならないといって次のようにいう︒資本の大きさを
確定する計算手段は貸借対照表であるが︑資本が関係する価値
創造は特別の生産経済あるいは狭義の経営に関する数値であっ
﹁ここで考察される資本の大きさの確認に役立つ貸
借対照表計算は︑特殊な生産経済的貸借対照表でなければなら 註⑫ ず﹂︑ここでの資本は特殊な生産単位としての経営︵狭義︶が働
く実体価値の総体に対する抽象的表現としてあらわされると︒
すなわち﹁このような資本の大きさの確定に役立つ貸借対照表 註⑬ 計算を実体資本貸借対照表﹂と呼び︑その資本を実体資本と呼 レーマソ﹁原価理論﹂についての一考察
﹁凡ゆる財務経済および経営経済の信用経済関係を
ともなう顕客および供給者に関係するものから影勝を受けない 註 閥 資本の大きさが実体資本であり﹂︑それ以外の財務的関係はそ
れに照応する総貸借対照表で計算・調整を行うのである︒そし
てこのことは例えば﹁生産経済的に同じ実体資本をもって行う
とも︑産業経営経済の場合の諸事情の下では財務経済的信用関
韮 ⑮ 係が異なるため年度貸借対照表利益が異なってくるというこ
とより明らかである﹂と︒
それでは︑このように財務経済的要素から解放されしたがっ
て純粋に生産経済的な資本の把握を行うためには︑賃借設備・
建物はどのように取扱われるだろうか︒すなわちいう︒
﹁ 所
期
の価値創造に照応する実体資本において︑賃借設備あるいは建 註⑯ 物を含める場合には意味のある資本生産性数値に到達する﹂︒
なぜならば﹁たとえ必要な設備が借入貨幣手段で設置されよう
と︑また賃借されようとも純粋経営的あるいは生産経済的には
註 閻 ヽ ヽ
︑
︑
同じ事でなければならなし﹂からである︒そこで﹁他人︵賃借︶
︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑
設備は自己設備と同様に評価され⁝⁝貸借対照表上︑原則的に ︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑︑註⑱ 自己設備と同様に取扱われるべきである﹂︵傍点簸者︶という命
題が溝き出される︒すなわち二八表のように︑賃借設備を貸借
対照表の借方価値として計上し﹁相対的価値創造﹂ ん
で い
る ︒
五六
︵ 資
本 生
産
レーマソ﹁原価理論﹂についての一考察
性︶算定の一要素として計算するとともに︑総貸借対照表にお いて貸方項目として調整しているのである︒つまり﹁計算的取
28
表 実体資本としての賃借設備借方 実 体 資 本 貸 借 対 照 表
75,000 200,000 85,000 20,000 380,000
借 対
500,000
貸方
自己設備 賃借設備 手 持 品
支払手段:経営に制約された
引当金(修繕および保証義務 に対する)
実体資本
10,000 370,000
380,000
惜 方 総 貸 照
表 貸方
実体資本 種々なる債権
370,000 130,000
回︵
山上
︶
要求された貸借信用 種々なる債務 資 本a/c
200,000 90,000 240,000 500,000
︵註
︶山
五七
扱いに関しては︑賃借設備あるいは建物は経営実体資本部分と
註頷
して取扱われる﹂
註⑳
このレーマンの計算処理法は︑前述の価値創造計算︵成果計算面︶においての賃借設備の減価償却費の計上と照応して︑含
蓄ある提案とみなければならない︒財務信用的要素を除去して
純粋に生産経済的に稼動する資本を把握すること︑そのために
賃借設備にも実体資本能力を与えることそれは生産的に稼
動する資本とそうでない資本の峻別を意味する︒
29
表
賃借料の分解計算"
We
rt
sc
ho
pf
un
g"
SS.18ー19
の第
三表
を簡
約化
した
︒
例I 例I[
設備の見稲価値 仮定減価僚却率 選ばれた計雰利率 賃借料の減価伯却部分 賃借料の計第利子部分 合 計 契約賃借料 賃借料の過不足
200,000DM 10形 7 ‑ 彩1 2 20,000DM 15,000DM 35,000DM 40,000DM +5,000DM
200,000DM 10彩
7
‑ %
12 20,000DM 15,000D M 35,000DM 30,000DM
‑5,000DM
58
②
.
. W
e r
t s
c h
c i
p f
u n
g "
. S
2 0
③シ念
r t
s c
h o p f u n g "
S . 2 1
山シ^W
e r
t s
c h c i p f u n g "
. S 2 1 固例えば︑経営が産出した資本収益のうち︑財務経済的なも のー他人資本利子は前の表の価値創造計算から除いて総成
果 計
算 で 行 う と い っ て い る
︒ (
^ , a . a . 0 .
"
S . 2 1 )
⑥ ^
^ W e r t s c h c i p f u n g "
. S
3 4
切賃借料の分解計算は次のように行われる︵二九表参照︶︒賃 借設備価値は自己設備について原価計算目的上から行うの と同様の方法即ち︑原価計算的に必要な減価償却費と原価 計算利子の確認を専門家によって行う︒そこで見旗償却期 間・減価償却率と測定される計算利率が明らかとなる︒な お同表について計算賃借料の合計は︑賃借人と賃貸人の経 済努力関係のため︑必ずしも協定賃借料との一致を必要と し な い と い う
︒ ︵
. ^ a . a .
O ."
S .
3 5 )
⑧これらの取扱いの詳細については前掲拙稀﹁レーマソ価値
創造計算についての一考察﹂参照︒
⑨原価理論からは直接的には離れるがこれによってレーマン
の価値創造思考が一層明らかになると考えられる︒
⑩前給付原価・総収益・価値創造の数値︵即ち絶対的価値創 造︶を組合せて︑経営の経済性を比較考量する比率を相対 的 価 値 創 造 と 名 づ け て い る
︒ ( 6 ^ a . a .
0 .
"
S . 2 2 )
相対的価値創造には次のものがあげられる︒
諮走眈 茸 蔀 写 涸 茸 ︒
言産g ‑ l
器 ↑ 淑 落
I I~1)
レーマソ﹁原価理論﹂についての一考察
国︵山上︶
宦言醤 凜塞
t J o
謎爵 蹄宰
I I
2X{l=
︷ 声 g ‑ l
賑 翌睾奎齊+漏弁源丹〇ヰ頴咄零゜ 彿肝時痔
1 0
I I0 x 濠料号蝕
( 1 1
咄 ︱
l
菫
︶ 等
︒
濠卦
淀財寄
I I
これらの紹介と吟味については前掲拙稿﹁経営経済性の測
定についての一考察﹂参照︒
⑫ シ 吝
r t s c h o p f u n g "
S .
5 0
( 6•We r
t s
c h
! i
p f
u n
g "
S . 5 0
⑭
e "
W e
r t
s c
h o
p f
u n
g "
S . 5 1
⑮
≪ W
e r
t s
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o p
f u
n g
̀ '
S .
5 1
⑯ .
^ W
e r
t s
c h !
i p
f u
n g
' ̀
S .
5 2
閻^•W
e r
t s
c h
o p
f u
n g
"
S . 5 3
⑱
≪ W e r t s c h o p f u n g
"
S . 5 3
⑲
"
W e r t s c h o p f u n g
"
. S 5 4
⑳価値創造と資本との関係ひいて﹁資本﹂生産性の本質につ
いての問題点に関しては︑前掲拙稿参照︒
︹ 三 ︺
以上われわれは価値創造計算における場合の減価償却費︵お よび設備・建物︶の取扱いー特に賃借設備とその減価償却費の
ー 結 語 ー ー
レーマン原価理論の展開
燦 丹 庶 蹄 南 ︵ 茸 悔
︶ ︒
五八
59
レーマン﹁原価理論﹂についての一考察 処理を中心としてレーマソの述べるところをみた︒
この価値創造計算において︑狭義の生産経済としての経営を
問題とし︑それ以外の財務信用経済関係を排除しようという思
考は︑国民経済の所得産出を問題としたためにとり上げられた
ものである︒国民経済所得産出を考える場合︑もはや流通面に
おける財務経済現象は意味をもたず︑生産に関係する要因のみ
が 重
要 と
な る
︒
費が前給付原価として把握され︑賃借設備・建物が実体資本貸
借対照表の借方能力をもつのである︒レーマンがたとえ個別経
営の観点からではあっても︑国民経済を問題としたため︑財務
現象を排し生産活動を前面に押し出し︑生産こそ唯一の価値創
造産出要因であるという思考に到着したのである︒
たとえレーマンが価値創造計算において用いている原価思考
が︑彼のいう原価計算上の原価ではなく︑また﹁異なった目的
のために異なった原価を﹂という原価の目的概念から︑この両
計算にそれぞれ適用されるものとしても︑価値創造的思考はレ
ーマソ原価理論の︱つの発展方向としてわれわれに重要な示唆
を与えているように思われる︒
主観的︒個別経営的なものとして特徴づけられた原価理論は
回 ︵
山 上
︶
そこで価値創造計算においては︑賃借設備・建物の減価償却
(1
)
菌
40
津 賑
冷 字
"
︵ 拡
官 存
4
ヽて ヽ︶
漉 誨
惹 辻
︵ 津
素 ュ
惹 藻
滞 ︶
津誨慨官賑芝津 L 甫苓
帯淫菩裾華濤 拡官賑ミ芯濡濤
津崖幕満 8 摯呻 8
需 潅
"
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=
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器 ﹁
1
A 婆
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2,000$.&
55
舘
,0 00 37 .5 0
字浙︵ヰ糠宙
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渇 ︶
X
X
X
X
B 器 ﹁
1
B 誤
F1 1, 00
0
艇官
1 1 0
75 ,0 00
舘
︹ 完 ︺
その根抵において国民経済の価値法則に規定され︑国民経済の
再生産過程に結びつかねばならない︒
われわれは扉に掲げたレーマソの言葉を︑どのように理解す
べ き
で あ
ろ う
か ︒
⁝⁝国民経済論と経営経済論が︑並存するという従来の考
え方は︑もはや本来的には妥当しないで︑原則として︑全体経
済的なしかも個別経営的な理論が矛盾のない成果を導き出し得
る・・・・・・』ー—°
゜ ゜ 入—ャ入「藍垣囲纏」且 0 今
\.JQ1喰縣団(ヨ井)
収 益
110,000 110,000準備費
25,000 75,000作業費
75,000 25,000成 果
+10,000 +10,000注文組成
Iの場合には
A部門は完全操業,
B部門は
70%操業,
注文組成
1Iの場合には逆になると仮定すると:
〔注文組成
I〕A部門
B部門
収 益
110,000 77,000準備費
25,000 75,000作業費
75,000 17,500成 果
+10,000 ‑15,500〔注文組成
JI〕A部門
B部門
収 益
77,000 110,000準備費
25,000 75,000作業費
52,500 25,000成 果
‑500 +10,000利益的な経営の全体操業を望むと次の価格を設定せねばならな
1,ヽ:
作業費 総利益付加
120% A部門
37.50 45売上価格
82.50この基礎での注文組成
rrの場合に得られる結果:
B部門
25 30 55 1<O〔注文組成
Il〕A部門
B部門
収 益
115,000 55,000準備費
25,000 75,000作業費
52,500 25;000成 果
+38,000 ‑45,000(2)
原価残留について
・操業と時間原価及び給付原価との同時的な展開を統計的に把
握:
30ac表参照 •横軸に
12の観察月をもった操業(製造量),縦軸に
b~c
表と 同じものを仮定:
30de表参照
ぶ操業変動における原価残留あるいは原価展開の不完全な適合
性が明らかとなる。
・操業に対する実際原価
(16a表から•実線)と計算上の理想原
価(特別数式から点線) <次式参照>を比較:
30f表参照
・理想原価算出のための特別数式:
{k=F+p. m+z • m2
k F =—+p+z•m m
そこで {:: ¢t:
=1,100個1 K=2, 700+5•m+~-I0-2•m2
3
K=6,000M =8,SOOM =12,200Mk=
2,700——
+5+l•10—2.m m ・ ~ ・ 330a
表操業と原価の同時的展開
月1
操業
1時間原価
1給付原価
II月\操業
1時間原価
1給付原価
1
個/月
Iマ
Iレ五
Iマルク
1個
111個/月
1マルク
1月
1マルク
1個
1 500 5600 11.20 7 1000 11600 11.60 2 600 6800 11.35 8 800 9300 11.64 3 800 8300 10.39,
700 8400 12.00 4 1000 10200 10.20 10 600 7500 12.50 5 1100 12200 11.09 11 400 6000 15.00 6 1000 12100 12.10 12 500 6300 12.6030b
表操業と時間原価の同時的展開
21098765432
lll
、‑‑
[¥ ;;,、
ヽ' '
¥ ¥̲
噂は需如
7ヽ
JI I 、\
/, →躁業ll:001口/月) ヽ 、¥
ン/,・
、\
I
I 1 2 3 4 5 6 1 8 9'10 11 12
月
入ート入「塞阜則渥」且0
今 ¥‑'Q
1特森直(ヨ斗)5432l098765432
111111
30c
表操業と給付原価の同時的展開
/\
ヽ\ソ
ヽ^ ヘ
/ ヽごふ寸原
1iffi1‑一
\ /‑
ヽ(マル7/イロ)ヽI
ヽI
ヽヽ99 ヽ/ ヽヽ
/ f‑
振業(100f口/月)ヽヽヽ/ ヽ\
1
I/
\ /
I I I 2 3 4 5 6 7 8 9 JO 1112月
1< 1
N9
入—じ入「藍垣則纏」足
0今i-'Q1狼條回(ヨ斗)
30d
表時間原価と操業の函数関係
1< 1 1
30e
表給付原価と操業の函数関係
X l.000
マルク/月15
マル7/fn10
s│
理オ
g6 . fs
~ ‑~ ノ7 1
¥ヽ I.I
I7
若 ヽ—
ノ9, , 4
底
I尻/ 》/
恒
)(4 《阻
1‑l
/
10, マv'ク
' /:
多ク
2ヽ•
/' l'
ヽ・
,ヽ
r,堀業' (m)
〇
5
15
IO 5
lOx100/D
/月 1 1.喜 i \ ¥I¥ ヽ
12 10 6 ヽ
人、
ヽ ` 9̀ 溶
―→ 7¥ lヽ―
-~:,.---4r• ぎヽ
/5
L翌 匪
│↑
、‑虞I
l 燥業(m)I
︒
5
10 XlOO
イロ/月30f表原価と理想及び実際操業との比較
操業
cm)I 給付原価(k)
1 時間原価CK)│K及びKマルク1個マルク/月
1
表示個/月形差異
理想l実際1差異
理想1実際1差異
500 12.07 11.20 ‑0.87 6033 5600 ‑433 ‑7.2 600 11.50 11.33 ‑0.17 6900 6800 ‑100 ‑1.4 800 11.04 10.38 ‑0.66 8833 8300 ‑533 ‑6.0 1000 11.03 10.20 ‑0.83 11033 10200 ‑833 ‑7.6
1000 11.03 12.10+1.07 11033 12100+1067 +9.7 1000 11.03, 11.60 +0.57 11033 11600 +567 +5.1 800 11.04 11.64 +0.60 8833 9300 +467 +5.3 700 11.19 12.00 +0.81 7833 8400 +567 +7.2 600 11.50 12.50+1.00 6900 7500 +600 +8.7
,I
‑‑‑400‑‑,‑13.008!7│ .‑‑15.00 + 1.9523¥│ .. 5233,.. 66030000!1..十
726677し+
14.7‑… 500 12. 12.60 +0. 6033 +‑I‑4.4(3)
購買・販売・管理に役立つ事務所費の計算の場合の「原価と
給付の手段目的関係思考」について
•最適原価の計算と非経済性(原価補償不足,原価補償超過)の
確認:作業場所最適原価
(事務机場所)(完全に場所を利用せる原価)
購買
2 X 52.50M = ・ 105M入—ト入「墜垣則纏」址 0 今
\--'Q1狼條m (ヨ斗)売理 阪管
51
5050
..
5252
xx
= 262.50 = 52.50 420.00 (事務所費)① 販売場所を三つにした場合作業場所当り実際原価は70マルク,最適原価を同上とする
ど
105マルクの原価補償不足となる(非経済性)購買
2 X 52.50M = 105M販売
3 X 52.50 = 157.50管理
1 X 52.50 = 52.50原価補償不足
② 管理場所を二つにした場合 315 105 420M
作業場所当り実際原価は46.67マルクしたがって52.50マルクの原価補償超過となる(非経済性)
(4)
他の関係は同一とし,原価財価格がIの場合は騰貴,IIの場合は同様9]Iの場合は下落するという仮定:
①I〜皿の共通の仮定:
開始貸借対照表
150,000
設備資産修正
200,000
資本金
55,ooo I //
405,000
設備資産 主要材料手持品
貨幣価値項目 15,000 390,000405,000
1< 1