はじめに
嘗ては,あからさまな病名告知すら憚られる傾向の あった“がん(癌)”であるが,医学の進歩によって,
殊に今世紀に入ってからは極めて希望を与えるような 治療成績が発表されるようになってきた.がん患者の 長期生存,治癒が実現されつつある現況である.言葉 を換えれば,がん患者の QOL を向上させるべく治療
早期からリハビリテーション(以下,リハビリ)の理 念を考慮する時代に突入したのである.以下,現在ま でのがん医療のあらましと問題点を述べ,新しい時代 のリハビリ技術の構築の参考としていただければ幸い である.
がん治療の“むかしばなし”
人類は大昔から“がん”に苦しめられてきただろう
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