コンプレッサの消費電力
国内総発電量の 5% 一般工場の総電力量の 20~25%
コンプレッサ コンプレッサ
全国にて稼動中コンプレッサの消費電力を20%
削減で きれば
国内総発電量の約1%の削減につながります
ユーザー様稼動中コンプレッサの消費電力を20%
削減で きれば
工場総電力量の約4~5%の削減につながります
※参考:平成29年度の日本の総発電量9,133.3億kWh コンプレッサの使用電力量 約457億kWh
製造設備・照明・空調など
コンプレッサの運転経費比率
経 費 別 金 額 経費比率 電気料金 圧縮機
換気扇 電気料金計
7 , 485 , 000 円 419 , 000 円 7 , 904 , 000 円
83.6%
保守費用 人件費 約 520 , 000 円 544 , 000 円
11.3%
(約 5.8%)
本体償却費 486 , 000 円 5.1%
年間総運転費用 9 , 454 , 000 円 100%
○
試算圧縮機条件
油冷式スクリュUタイプ 75kW 購入価格 3,800千円
換気扇容量 3.7kW 年間稼動時間 6,000Hr 年間稼動日数 300日 電気料金 ¥17/kWh
○
保守費用
保守要員給料 350,000円/月 保守時間 30分/日
定期整備(メーカー基準にて施工)
○
減価償却
償却期間 7年、定額法
(取得価格 x 0.9 x 0.142)
11年間使用すると 1億円の経費が掛かります
(会社負担経費含む)
定期整備費
アンロード
空気圧縮機の省エネ改善ポイント
1.吐出(運転)圧力の低圧化
<メーカー出荷時の圧力設定で稼働してませんか?>
0.69 ⇒ 0.59MPaに下げると約8%の低減(1段型)
a)クリーン化機器の圧損 b)配管サイズの適合性 c)生産設備機器の見直し d)圧縮機部品の保守
2.運転システムの構築
省エネレベル3(比動力費:6.6kW/m3/min)を目指しましょう<不測事態での突然圧空切れ防止>
a)無駄な運転機の停止 b)中間負荷運転機見直し⇒インバータ機の検討 c)高効率台数制御盤の活用
3.高効率機の採用
比動力費の低減a)1段⇒2段圧縮機の検討 b)高効率モータ搭載機の検討
4.消費空気量の削減
空気漏れ量を圧縮機能力の5%以内目標 a)工場全体の空気漏れ改善 b)エアー消費量の少ない空圧機器の検討約7%の低減(2段型)
P G
空気圧縮機の省エネ改善に必要な検討・改善項目
∬∬
圧縮機 クリーン化機器 配管(供給ライン) 生産ライン
空気圧縮機の省エネ改善は、
経営計画(生産量)に連動し、併せて 工場全設備の見直しが必要です。
性能・運転システム 圧力損失 圧力損失・エアー漏れ(ここに限らず全体) 生産設備の把握
∬
設定(運転)圧力 アンロード特性
比動力費 部品劣化 単独or自動 吸込み空気温度
現在の圧損 最大の圧損
(管理値)
フィルタ内エレメント 交換基準見直し
現在の圧損 配管サイズの適合性
エアー漏れ量
最低必要圧力 必要空気量 最新鋭設備との
省エネ比較
現状を正しく把握 記録
<空気圧縮機の省エネ改善は、数値管理・数値目標が必要です>
P G
(容積形圧縮機:低温なほど消費電力性能は向上)
空圧機器設備の現状(Ⅰ)
型 式
モータ出力
(kW)
入 力
(kW)
設計圧力
(MPa)
現在圧力
(MPa)
吐出空気量
(m3/min)
比動力費
(kW/m3/min)
備 考
ABC75 (1号)
75
.0 0
.69 停止中 12
.3
DEF75 (2号)
75
.0 0
.69 0
.69 12
.3 台数制御?
GHI100 (3号)
100
.0 0
.69 0
.69 18
.0
Max:42.6 ※耐圧証明書有無
作成: 年 月 日 担当:
1.圧縮機
型 式 消費電力
(kW)
処理空気量
(m3/min)
現在差圧
(ΔP:MPa)
管理差圧
(ΔP:MPa)
備 考
冷凍式ドライヤ
JKL123
6
.8 47
.0 0
.02
プレフィルタ
MNO456
_
45
.0 0
.05
ミストフィルタ
PQR789
_
45
.0 0
.06
※耐圧証明書有無
計
0.132.クリーン化機器
空圧機器設備の現状(Ⅱ)
3.配管(供給ライン)
4.生産ライン
レシーバタンク 容 量 ( m
3) : 1
.8
現在圧力( MPa ): 0
.56
※耐圧証明書有無メイン配管 配管径( A ): 80 <3
B>
配管長( m ): 約100 最大空気流量と配管径は?(後述)
末端圧力(MPa) a(部品加工) : 0
.50 b(組み立て) : 0
.50
c(塗 装) : 0
.49
圧縮機からの最大差圧 :C (塗装)⇒0
.20
MPa設備機器名 最低必要圧力
(
MPa)
必要空気量
( m
3/min ) 台数 空気量 計
( m
3/min ) 備 考
?
tonプレス 0
.49 0
.5 15 7
.5
射出成型機 0
.49 1
.8 5 9
.0 最新鋭設備機器との比較 塗装ブース 0
.45 0
.9 2 1
.8
<必要圧力・空気量>・・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・ ・・・
高圧要求設備
0
.70 0
.7 1 0
.7
⇒Min:0.49 Max:37.5
ブースターコンプレッサ
又は増圧弁にて昇圧して供給
∬∬
ABC75(1号) ∬ 12.3m3/min
DEF75(2号)
12.3m3/min
GHI100(3号)
18.0m3/min 停止
0.69 MPa
0.69 MPa
容量:1.8m3 0.56MPa
塗装ライン 0.49MPa Δ0.13MPa
80A:約100m
Δ 0.20MPa
Max供給量 42.6m3/min Max供給圧力 0.69 MPa
Max使用量 37.5m3/min
Min保持圧 0.49MPa
部品加工 0.50MPa
組み立て 0.50MPa
空圧機器設備の現状(Ⅲ)
6,000Hr/年稼動、¥17/kWhとして
<上記状態(2・3号機がほぼフル稼働)での消費電力量 料金>
1,129,000kWh/年間 ¥19,193,000/年間
P G
P G
M M
PG1 P S PG2
VPS
MV3
MV2
ON
OFF
閉
油圧上昇
油回収器の油圧が 0.2 (MPa) 程度
以上に上昇
M M
PG1 P S PG2
VPS
MV3
MV2
ON
OFF
閉
油圧上昇
油回収エレメント
油冷式スクリュ圧縮機概略系統図
0.69MPa
0.79MPa
0.1MPa過圧
新品:-3KPa(-20mmHg)
↓
-14KPa(-105mmHg)で約10%浪費
約8%のロス
交換基準見直し
圧縮機の仕事量(動力)は油回収エレメントの一次側圧力!
温度調整弁
オイルクーラ 冷却
潤滑 シール 吸込フィルタ
モータ 本体
圧力調整弁
吸気調整弁
オイルフィルタ
潤滑油
保圧逆止弁
※含油量(37kW)
0.002CC/m3x 6.55m3/minx 60 x 3,000Hr/年≒2,400CC/年
※含油量
22P
圧縮機の吸込空気量と末端消費空気量を容量調整装置にてコントロールし圧力を一定範囲内に保つ
圧縮機のアンロード特性(機構)を認識しましょう
制 御 方 式 制 御 方 法 適 用 機 種
①オンオフ式(圧力開閉) 100%全負荷運転と停止状態を繰り返す モータ発停頻度から小型機限定
②吸込み絞り式 容量調整弁を無段階に開閉し吸込空気量を調整
<吸込側は真空> (+パージ運転+自動発停) 油冷式スクリュ圧縮機の主流
③ロード/アンロード式 容量調整弁を全開/全閉にて吸込空気量を調整
(+パージ運転+自動発停)
a)オイルフリースクリュ圧縮機 レシプロ・ターボ(一部)
b)油冷式スクリュ圧縮機(一部)
④スライド弁式 ケーシングの一部をスライドさせ、圧縮に有効な
スクリュローターの長さを調整し空気量を調整 油冷式スクリュ圧縮機の大型機
⑤回転数制御式(インバータ) 吐出圧力を一定に保ち、モータの回転速度を制御
し容量調整を行う (+自動発停) スクリュ全般
空気圧縮機の消費電力低減を考えるうえで、全負荷時消費電力性能以上に重要なのは、
中間負荷時、消費空気量に従って圧縮機が容量制御された時の消費電力性能です。
a)油冷式
b)ドライオイルフリー
圧縮機のアンロード特性(機構)と動力曲線
0 50 100
使用空気量(%)
消費電力比(%)
100
50
④スライド弁
③a)ロード/アンロード
入 力
(カタログ表示なし)
入力 = 軸動力 ÷ モータ効率
③b)油冷式ロード/アンロード
+パージ運転 +自動発停
②吸込み絞り
⑤a)回転数制御(油冷式IPMモータ)
⑤b)回転数制御(ドライオイルフリー)
85
定速機(標準機)と回転数制御機(インバータ)の消費電力差
前項のグラフ通り、「吸込み絞り式」と「回転数制御式」では、使用空気量70%時に約24%の 比動力費(軸動力ベース)の差異が有り、下記の条件で試算すると・・・
【平均使用空気量:70%、年間稼動時間:6,000Hr、電気料金:¥17/kWh】
①吸込み絞り式 <軸動力(出力):75kW、モータ効率:95.0%>
②回転数制御式<軸動力(出力):75kW、総 合 効 率:90.0%>
(モータ効率+インバータロス)
①(75 kW ÷ 0 . 95) x 0 . 91 x 6 , 000Hr
≒431 , 053 kWh/ 年間
②(75 kW ÷ 0 . 90) x 0 . 70 x 6 , 000Hr
≒350 , 000 kWh/ 年間
① – ② =
81,053kWh/年間(約19%) の省電力化!(約▲41,500t-CO2)81 , 053 kWh x ¥17
≒ ¥1,378,000/年間 の電気料金削減!※ドライオイルフリースクリュの場合、
定速機自身のアンロード特性が優れておりインバータによる省エネ効果は少ない!
(定速機:375,000kWh/年間、 インバータ:365,000kWh/年間)
10,000kWh/年間 ¥170,000/年間 の削減
(全負荷時入力) x 消費電力比 x 運転時間
【油冷式スクリュアンロードタイプ(%):70+(30 x 負荷率)】=
【吸込み絞り式】
(50Hz:トップランナーモータ搭載)
(約▲41,500t-CO2)
台数制御運転システム(イメージ)
先 発 先 停 方 式 先発先停方式 + インバータ
台数制御運転システムの構築による省エネ効果
1日の工場稼働状態を見ると、時間帯により必ずといって良い位にエアー消費量の変動があり、
日(週)毎にもエアー消費量が違ってきます。
複数台数で単独運転をしてる場合、運転機の中に効率の悪い「中間負荷運転」が必ず生じるので、
単独運転と台数制御運転した場合での省エネ効果を検証します。
【油冷式スクリュ圧縮機制御モデル図】
消費電力比(%)
500 400 300 200 100
0 100 200 300 400 500
使用空気量(%)
(インバータ機)
①単独運転
②先発先停方式
③先発先停方式
+インバータ 2
3 1
= 条 件 =
75kW x 5台、モータ効率:93%、年間稼動時間:6 , 000Hr(20Hr / 日 x 300日 / 年)
吐出圧力:0 . 69 MPa 、電気料金:¥17 / kWh、エアー消費量変動:下記グラフ
エアー消費量(%)
100
80
60
40
20
0
(61.5m3/min)
0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00 12:00 14:00 16:00 18:00 20:00 22:00 24:00
エアー消費量変動の把握には、外部専門家(圧縮機メーカー等)の参画も必要です!
停止
起動
【エアー消費量:14,391,000m3/年間】
検 証 結 果 (Ⅰ)
[計算例] 単独運転時、負荷率:50%⇒ 2Hr
< (75.0kW ÷ 0.93 x 5台) x 0.85〔消費電力比〕 x 2Hr ≒ 685.1kWh >
0 1,500 2,000 2,500万
消費電力量(kWh/年間)
全圧縮機を100%運転した場合(参考)
①単独運転
②先発先停止方式
③先発先停止方式+インバータ
(2,419,400kWh)
(2,164,200kWh)
(1,673,100kWh)
(1,583,100kWh)
<¥36,791,400>
<¥28,442,700>
<¥26,912,700>
▲491,100kWh(▲22.7%)
▲¥8,348,700
▲581,100kWh(▲26.9%)
▲¥9,878,700
XXXX!
<¥41,129,000>
(約▲251,440t-CO2)
(約▲297,520t-CO2)
検 証 結 果 (Ⅱ)
省エネ レベル
消費電力量
(kWh/年間)
使用電気料金
(¥/年間)
比動力費
(kW/m3/min)
電気料金単価
(¥/m3/min)
①単独運転 1 2,164,200 36,791,400 9.0 2.56
②先発先停止方式 2 1,673,100 28,442,700 7.0 1.98
③先発先停止方式
+インバータ
<推奨>
3 1,583,100 26,912,700 6.6 1.87
④設定圧力見直し
(▲0.10MPa) 4 1,456,500 24,760,500 6.1 1.72
⑤エアー漏れ手直し 5 w,www,www xx,xxx,xxx y.y z.zz
1)台数制御運転システム: a )運転時間の均一化・発停頻度の緩和が図れる「先発先停方式」
b)効率の悪い中間負荷運転を無くす「100%ロック機構」付き c )インバータ機を有効活用する制御機能付き を選定しましょう。
☆不測事態(運転機の突然停止)に備え、予備機の設置をお勧めします。
空気配管抵抗資料 (Ⅰ)
配管径 自由
空気量 m3/min
25A 1B
40A 11/2B
50A 2B
65A 21/2B
80A 3B
100A 4B
150A 6B
200A 8B
3 0.80
4 1.37 0.13
5 0.20 0.06
6 0.28 0.09 0.02
7 0.37 0.12 0.03
8 0.47 0.15 0.04
9 0.19 0.05
10 0.23 0.06
12 0.33 0.09 0.03
20 0.84 0.23 0.08 0.03
30 0.48 0.17 0.06
50 1.23 0.44 0.14 0.02
100 1.57 0.51 0.07 0.02
150 1.09 0.14 0.03
公 称 管 径
【空気配管抵抗損失早見表】 (単位:kgf/cm2)
1)初圧0.69MPa(7kgf/cm2)の自由空気量を直管で100m通過させた時の圧力降下値です。
2)管径のAはmm、Bはインチを意味します。 <圧力降下値は長さに比例します>
3)配管内空気温度20℃、配管用炭素鋼管(SGP)の場合とする。
エアー配管の圧力損失計算式
Δ P = 0 . 39 x U x x l x 10
-4d
rV
22g
Δ
P:直管における圧力降下(MPa)
U:摩擦係数・・・下表 l :管の長さ(m)
d :管の内径(m)
r :流体の密度(Kg / m
3)
空気の場合:1 . 2931(大気圧、0℃時)
r = 1 . 2931 x x t:流体の温度(℃)
p:流体の絶対圧力(MPa)
V:流体の平均速度(m / sec)
V = Q =
q :大気圧換算空気流量(m
3/ min)
Q :圧力pにおける空気流量(m
3/ min)
A :配管の断面積(m
2)
g :重量加速度(9.81m/sec
2)
273 273 + t
p 0 . 1013
Q A x 60
0.1013 x q p
管径d(cm) 2.76 5.29 8.07 10.53 13.08 15.52 18.01 20.47 22.94
呼び径(A) 25 50 80 100 125 150 175 200 225 U
0.01242 0.00756 0.00594 0.00513 0.00464 0.00432 0.00409 0.00392 0.00378※配管用炭素鋼管(SGP)の場合
空気配管抵抗資料 (Ⅱ)
部品劣化による無駄な電気代
一見、順調に稼動しているように見える圧縮機ですが、実は無駄が潜んでます!
吸込みフィルターエレメント 目詰り吸込圧力
KPa (mmHg)
吐出空気量
m3/min
消費電力
kW
比動力費
kW/m3/min
無駄な電気代
¥(月間)
–3 (–23)新品 12.3 80.6 6.55 —
–6 (–45) 11.9 79.8 6.71 16,735
–9 (–68)交換 11.4 78.8 6.91 37,654 –15 (–113) 10.7 77.6 7.25 73,217
【75kW実機によるテストデータ】
目詰まり侵攻により吐出空気量・消費電力とも低下しますが、比動力費は上昇します。
油 回 収 エ レ メ ン ト 「油冷式スクリュ圧縮機の場合」
エレメント圧損
MPa
消費電力
kW
無駄な電力
kW
無駄な電気代
¥ (月間)
0.02 新品 80.6 — — 0.07 83.4 2.8 23,800 0.09 交換 84.7 4.1 34,850 0.12 86.3 5.7 48,450 0.17 92.8 12.2 103,700
【75kW実機によるテストデータ】
1ヶ月稼動:500Hr 電気料金:¥17/kWh
P G
賢い圧縮機 他
1)ライン圧力制御 0.59MPa
A号機
B号機:ライン圧制御機
最大圧損 0.09MPa
現在圧損 0.05MPa
A号機:クリーン化機器の最大圧損を見込んで 0.68MPa以上で運転
B号機:クリーン化機器の現在圧損分のみで 0.64MPaで運転が可能です
測定データに基づいて、現状把握から具体的な改善方法までトータルにサポート
各実施業者毎に測定方法は異なりますが、
貴社状況を踏まえ、それぞれご相談下さい。
2)IoTクラウドサービス
3)省エネ診断システム
メーカー・タイプを問わず 全ての圧縮機に対応します
消費
時 刻 空気量 年間電力費
(㎡/min) № 1号機 № 2号機 № 3号機 № 4号機 (¥)
19:10 57.0 58 79 61 0 339,293
19:20 55.6 57 76 60 0 337,075
19:30 55.0 57 75 59 0 336,084
19:40 55.3 57 76 59 0 336,706
: : : : : : :
現 状 運 転 (データ測定結果)
各機負荷率 % 年間電力費
№ 1号機 № 2号機 № 3号機 № 4号機 (¥)
100 0 0 98 266,606
100 0 0 93 262,878
100 0 0 91 261,402
100 0 0 92 262,267
: : : : :
自 動 運 転 時 (省エネシミュレーション結果)
各機負荷率 %