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NeXtScale System nx360 M4 (5455) Red Hat Enterprise Linux 6.4 導入ガイド ServeRAID C100/ServeRAID M1115 編 ヒント集 INDEX 1. 導入前の作業 1.1 使用するコンポーネント 1.2 オプションの増設

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NeXtScale System nx360 M4 (5455)

Red Hat Enterprise Linux 6.4 導入ガイド

ServeRAID C100/ServeRAID M1115 編

ヒント集 INDEX 1. 導入前の作業 1.1 使用するコンポーネント 1.2 オプションの増設 1.3 RAID の構成 1.3.1 オンボード ServeRAID C100 コントローラーの場合 1.3.2 ServeRAID M1115 コントローラーを追加した場合 2. Red Hat Enterprise Linux 6 の導入

3. OS 導入後の設定

3.1 IMM2(Integrated Management ModuleⅡ)への In-band 接続設定 3.2 NetworkManager の停止 3.3 SELinux・Firewall の設定 3.3.1 SELinux の解除 3.3.2 Firewall の解除 3.4 EDAC の設定 1. 導入前の作業

当ガイドは、ServerGuide を使用しないで Red Hat Enterprise Linux 6.4 を導入する手順を記述していま す。

また、5455-62J モデルに標準搭載されているオンボード RAID コントローラーServeRAID C100 の RAID 構成手順、およびオプションで搭載された RAID コントローラーServeRAID M1115(81Y4448)の RAID 構成手順も紹介します。 それぞれの RAID コントローラーでインストールの手順が異なりますのであわせてご紹介します。 【電源投入の前にお読みください!】 オペレーター情報パネルのパワーオン LED が高速で点滅(1 秒間に 4 回)している場合、電源制御ボ タンは使用不可の状態です。 (システム装置が AC 電源にはじめて接続した場合、内部の初期化のために約 3 分間が必要な場合が あります) この場合、低速で点滅(1 秒間に 1 回)する状態になるまで、しばらくお待ちください。

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1.1 使用するコンポーネント

当ガイドで紹介する導入手順では、次のインストール・メディア、ドライブ類、各種ソフトウェアを使用 します。

OS 導入前に用意が必要なもの

・ Red Hat Enterprise Linux 6 64bit 版の ISO イメージ、又は DVD メディア (32bit 版は nx360 M4 ではサポートされておりません。) ・ ServeRAID C100 搭載モデルにインストールする場合、ServeRAID C100 デバイス・ドライバー <参考> ServeRAID C100 Driver の作成方法 Linux 上で以下を実施します。 1. ダウンロードした「ibm_dd_megasr_15.02.2013.0626_rhel6_32-64.zip」を展開します。 # unzip ibm_dd_megasr_15.02.2013.0626_rhel6_32-64.zip 2. 展開したファイルを確認します。インストールする OS は RHEL 6.4_x86-64 なので、ドライバー作成 のイメージ・ファイルとして「megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.4_64.img」を使用します。

# ls

blacklist_script.sh dkms-2.2.0.3-1.noarch.rpm megasr-15.02.2013.0626-1.noarch.rpm megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.0_32.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.0_64.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.1_32.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.1_64.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.2_32.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.2_64.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.3_32.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.3_64.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.4_32.img megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.4_64.img 3. 「megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.4_64.img」のイメージ・ファイルを USB メモリー、または FDD に展開します。

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# dd if=megasr_15.02.2013.0626-1_rhel6.4_64.img of=(USB メモリー、または FDD のデバイスファ イル名。/dev/sdb 等) インストールする場合に追加で必要なもの ・キーボード(USB)/マウス(USB)/モニター/シリアル変換ケーブル(Enclosure に同梱) ・外付け用USB 光学ドライブ ・ディスプレイおよびUSB キーボード/USB マウス OS 導入後に必要になるデバイス・ドライバー

Red Hat Enterprise Linux 6.4 にデバイス・ドライバーが含まれないオプション製品につきましては、 それらのオプション製品に対して別途デバイス・ドライバーの用意が必要となります。 既にインストールされているデバイス・ドライバーについても、最新のものが公開されている場合は更新 されることをお勧め致します。 1.2 オプションの増設 メモリー・モジュールの取り付け手順など、各種追加ハードウェアに関する注意事項は、最新のシステム・ ガイドまたはインストールおよびユーザーズ・ガイドをご参照ください。 システム・ガイド http://www.ibm.com/systems/jp/x/system/guide.shtml

Installation and Service Guide - NeXtScale nx360 M4 (5455)

http://www.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=migr-5093697 1.3 RAID の構成

Red Hat Enterprise Linux 6 のインストールを実施する前に、ServeRAID C100 搭載マシン、ServeRAID M1115 搭載マシンのどちらも RAID の構成を最初に行います。

ここでは、RAID 1 を構成する方法について説明します。

1.3.1 オンボード ServeRAID C100 コントローラーの場合

ServeRAID C100 を搭載したシステムでは、ソフトウェアレベルでの RAID 構成をサポートしています。 uEFI メニューから RAID モードを有効にすることで構成が可能になります。

当ガイドでは、ソフトウェア RAID モードを有効にした後、RAID 1 を構成して Red Hat Enterprise Linux 6 を導入する手順を説明します。

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1. サーバーの電源を入れると IBM System x のロゴが表示されます。画面下に「<F1> Setup」と表示された 段階で<F1>キーを押して、uEFI のセットアップ・ユーティリティー「System Configuration and Boot Management」を起動します。

2. 「System Configuration and Boot Management」画面が表示されます。矢印キーを操作して「System Settings」を選択し、<Enter>キーを押します。

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3. 「System Settings」画面が表示されます。「Devices and I/O Ports」メニューを選択して[Enter]キー を押します。

4. 「Devices and I/O Ports」画面が表示されます。「Configure the onboard SATA」の設定を[Enter]キー を押して「RAID」へ変更します。

(6)

5. [Esc]キーを 2 回押して「System Configuration and Boot Management」画面へ戻ります。もう 1 度[Esc] キーを押するとユーティリティーを終了します。終了する際、「Settings ware changed. Do you wish to save it ?」というメッセージが表示されます。[Y]キーを押して終了します。

6. システムの再起動が行われます。再びIBM System xのロゴが表示され、画面下に「<F1> Setup」と表示 された段階で、[F1]キーを押して「System Configuration and Boot Management」を起動します。

(7)

7. 「System Configuration and Boot Management」画面が表示されます。矢印キーを操作して「System Settings」を選択し、<Enter>キーを押します。 8. 「System Settings」画面が表示されます。「Storage」メニューを選択して[Enter]キーを押します。 9. 「Storage」画面が表示されます。「ServeRAID C100」メニューを選択して[Enter]キーを押します。

(8)

10. 「Configuration Options」画面が表示されます。「[Virtual Drive Management]」メニューを選択して [Enter]キーを押します。

11. 「Virtual Drive Management」画面が表示されます。「[Create Configuration]」メニューを選択して[Enter] キーを押します。

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12. 「Create Configuratoin」画面が表示されます。ここでは作成するRAIDアレイのレベルを選びます。 「Select RAID Level」が選択されている状態で[Enter]キーを押して、構成可能なRAIDレベルの一覧を 表示します。今回はRAID1を構成しますので、「RAID1」を選択して[Enter]キーを押します。 13. 「Select Drives」を選択して[Enter]キーを押します。 14. 選択可能なディスクの一覧が表示されますので、スペース・キーを使ってディスクを選択します。選択 が終了したら「Apply Changes」を押してRAIDを構成します。確認画面では「OK」を押します。

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15. 「Save Configuration」を選択して設定を保存します。確認画面で「Yes」を選択して[Enter]キーを押しま す。

16. RAID構成に成功したことを示すメッセージが表示されますので、「OK」を押します。

17. 「Configuration Operations」画面へ戻りますので、[Esc]キーを4回押し、「System Configuration and Boot Manaement」画面へ戻ります。もう1度[Esc]キーを押すとユーティリティーを終了します。終了する 際、「Settings ware changed. Do you wish to save it ?」というメッセージが表示されます。[Y]キ ーを押して終了します。

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1.3.2 ServeRAID M1115コントローラーを追加した場合

1. サーバーの電源を入れるとIBM System xのロゴが表示されます。画面下に「<F1> Setup」と表 示された段階で<F1>キーを押して、uEFIのセットアップ・ユーティリティー「System

Configuration and Boot Management」を起動します。

2. 「System Configuration and Boot Management」画面が表示されます。矢印キーを操作して 「System Settings」を選択し、<Enter>キーを押します。

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3. 「System Settings」画面が表示されますので、「Adapters and UEFI Drivers」を選択して、 <Enter>キーを押します。

4. 「Adapters and UEFI Drivers」画面が表示されます。「Please press ENTER to compile the list of drivers」と表示されている場合には、<Enter>キーを押します。

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5. 接続されているアダプターの一覧が表示されます。「LSI EFI SAS Driver」から「PciRoot(0x0) /Pci (0x3,0x0) /Pci(0x0,0x0)」を選択して<Enter>キーを押します。※ハードウェア構成によ って、表記が異なっている場合があります。 6. WebBIOSかコマンドライン・インターフェースどちらを起動するか選択する画面が表示されます ので<1>を入力してWebBIOSを起動します。

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7. アダプターの選択画面が表示されますので「ServeRAID M1115 SAS/SATA Controller」にチェッ クが付いていることを確認し、[Start]ボタンを押します。 ※複数のアダプターが搭載されている場合には、搭載されているアダプターの一覧が表示され ます。 8. 左側のメニューから[Configuration Wizard]を押します。

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9. RAIDの構成ウィザードが表示されます。[New Configuration]を選択して[Next]ボタンを押しま す。 ※搭載したハードディスク・ドライブにデータが残っている場合、情報を削除するか訊ねられ ますので、その場合には[Yes]ボタンを押して次へ進みます。

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10. [Manual Configuration]を選択して[Next]ボタンを押します。

11. ディスクを選択して[Add To Array]をクリックします。(<Shift>キー+<↑><↓>キーで複数選 択できます)。

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12. [Drive Groups]にアレイに含めるディスクがすべて表示されたことを確認します。[Accept DG] ボタンを押します。右側のDrive Group0が確定され、サイズが表示されたら[Next]ボタンを押 します。

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13. Drive Groupはひとつしかありませんので、そのまま[Add to SPAN]ボタンを押します。

14. 右側のSpanエリアにDrive Group:0が移動したことを確認し、[Next]ボタンを押します。

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15. [Virtual Drive Definition]画面が表示されます。RAID Levelの確認とSelect Sizeの入力は必 須ですので指定漏れのないようにします。 [Update Size]ボタンを押すことにより、各RAIDレベルで指定可能なMaxサイズを設定すること ができます。 各RAIDのレベルで指定可能なMaxサイズは右下に緑色の文字で表示されています。 Max値より小さいサイズを指定することにより、Virtual Diskを複数作成できます。 ここでは、RAID 1で1つの仮想ディスクを作成しますのでMax値を入力しています。 その他の項目については基本的にデフォルト値で問題ありませんが、詳細についてはUser's Guideをご参照ください。 ServeRAID M1115 Documentation http://www.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=migr-5089480 16. 各設定値を指定したのち、[Accept]ボタンを押します。

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17. 選択したWrite Policyの説明と確認の画面が表示されますので、[Yes]ボタンを押します。

18. Drive Group 0の下に仮想ディスク VD 0が作成されたことを確認し、[Next]ボタンを押します。

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19. 構成のプレビュー画面が表示されますので、確認して[Accept]ボタンを押します。 アレイが構成されたPhysical Driveは緑色で表示されています。 20. 構成保存の確認画面が表示されますので、[Yes]ボタンを押します。ハードディスク・ドライブ にデータが残っている場合には、初期化される旨について確認画面が表示されますので、[Yes] ボタンを押します。

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21. 仮想ドライブの初期化が行われます。(バックグラウンドで行われるため、すぐに初期化画面 は終了し、次の画面が表示されます。当ガイドでは新規作成した仮想ドライブにOSを導入しま すので、初期化完了後に「Set Boot Drive (current=NONE)」にチェックを入れて[Go]ボタンを 押します。

22. [Set Boot Drive (current=0)]に変わったことを確認したのち、[Home]ボタンを押してWebBIOS のメニュー画面に戻ります。

(23)

23. 2本のディスクでRAID 1のVirtual Drive(仮想ドライブ)の作成が完了した画面です。 24. [Exit]を選択してWebBIOSを終了します。 ※メニュー項目が一画面に収まらず、「Exit」が表示されない場合があります。このような場 合には[Next]ボタンが表示されますので、[Next]ボタンを押して次の画面を表示させて[Exit] ボタンを選択してください。 25. 確認画面が表示されますので[Yes]ボタンを押します。 26. 以下の画面が表示されますので、<Enter>キーを押して、uEFIの設定画面に戻ります。

27. <Esc>キーを2回押すとuEFIの最初の設定画面「System Configuration and Boot Management」 に戻ります。ここでさらに<Esc>キーを押して終了します。その際に「Do you want to exit Setup Utility ?」と表示されますので、<Y>キーを押してください。

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2. Red Hat Enterprise Linux 6の導入

1. インストールを行うサーバー本体の電源を投入し、直ちにRed Hat Enterprise Linux 6のメデ ィアをCD/DVDドライブへ挿入します。サーバーはメディアからブートします。

2. インストーラーが起動し、「Press any key to enter menu」というメッセージが表示されます。

ServeRAID M1115コントローラーの場合は、そのまま何もせずデフォルトのグラフィカルインストー ルを開始します。項番3へ進みます。

オンボードServeRAID C100コントローラーを使用している場合はデバイス・ドライバーをここで読 み込む必要があります。以降の項番ア~クを実施ください。

ア.Pess any key to enter menu」が表示されている画面でいずれかのキーを押します。 イ.Boot Menu画面が表示されるので「Red Hat Enterprise Linux 6.4」の行で[e]キーを押し てブートオプション編集画面を表示します。

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ウ. 続いて「kernel /images/pxeboot/vmlinuz」の行で[e]キーを押してブートオプションを 編集します。 エ. 行の最後に「linux dd」を追記して[Enter]キーを押します。 オ. 「kernel /images/pxeboot/vmlinuz」行に「linux dd」が追記されているのを確認し、[b] キーを押してインストールを続行します。

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カ. 「Driver disk」の画面でデバイス・ドライバーを追加します。ServeRAID C100のデバイ ス・ドライバーを保存したメディア(USBメモリー、FDD等)をセットし、「Yes」を押します。 ServeRAID C100デバイス・ドライバーの作成方法は、「1.1 使用するコンポーネント」の「< 参考> ServeRAID C100 Driverの作成方法」をご参照ください。 キ. デバイス・ドライバーを保存したメディアのデバイス・ファイルを選択して、「OK」を押 します。確認画面が出た場合は「OK」を押します。

ク. 「More Driver Disks?」の画面で、デバイス・ドライバーを保存したメディアを取り外し、 「No」を押します。

3. 「Disk Found」の画面でメディアのチェックが行えます。「Skip」を選択するとメディアのチ ェックをスキップできます。

4. GUIのインストーラーが起動し、「RED HAT ENTERPRISE LINUX 6」の画面が表示されますので、 「Next」をクリックします。

5. 「What language would you like to use during the installation process?」と表示されま すので、インストーラーの言語として、ここでは「Japanese(日本語)」を選択し、「Next」をクリ ックします。 6. 「このシステム用の適切なキーボードを選択します。」と表示されますので、「日本語」を選 択し、「次」をクリックします。(日本語キーボードでない場合は、使用中のキーボードに合わせ た適切な選択を行ってください。) 7. 「どちらのタイプのストレージデバイスにインストールしますか?」と表示されますので、「基 本ストレージデバイス」を選択し、「次」をクリックします。 8. 「以下のストレージデバイスは、データを含んでいるかもしれません」というストレージデバ イスの警告ウィンドウが表示される場合には、「はい。含まれていません。どのようなデータであ っても破棄してください。(Y)」をクリックします。 9. 「このコンピューターのホスト名を設定して下さい」と表示されますので、「ホスト名」を入 力し、「ネットワークの設定」をクリックします。ご利用の環境に合わせて、IPアドレス、サブネ ットマスク等を設定してください。入力が完了しましたら「閉じる」をクリックし、「次」をクリ ックします。("System usb0"というデバイスが表示されますが、LAN over USB用のデバイスになり ます。後ほど設定を行いますので、ここでは設定を行わないでください) 10. 「使用するタイムゾーンの中で一番近い都市を選択して下さい」と表示されますので、「アジ ア/東京」が選択されている事を確認し「システムクロックでUTCを使用」のチェックをはずし、「次」 をクリックします。 11. 「rootユーザーのパスワードを入力して下さい」と表示されますので、rootのパスワードを入 力し、「次」をクリックします。 12. 「どのタイプのインストールをしますか?」と表示されますので、パーティションの設定方法

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を選択します。環境に応じて適切な設定をしてください。当ガイドでは、「すべての領域を使用す る」を選択し、「次」をクリックします。 13. 「ストレージ構成をディスクに書き込み中」と表示されますので「変更をディスクに書き込む」 をクリックします。 14. インストールするサーバーの種類を選択する画面が表示されますので、ここでは「基本サーバ ー」を選択します。GUIを使用したい場合や、導入後にデバイス・ドライバーのアップデートを行う 場合は、必要となるパッケージが選択されていませんので、「今すぐカスタマイズ」を選択し、「次」 をクリックします。 15. パッケージグループの選択画面が表示されます。ここでは、GUIで操作・設定管理を行うため に、「デスクトップ」グループの「X Window System」、「グラフィカル管理ツール」、「デスクト ップ」を選択します。更に、導入後にデバイス・ドライバーのアップデートを行うため、「開発」 グループに含まれる「開発ツール」を選択します。 16. 「次」をクリックすると、インストールが開始されます。

17. インストールが終了すると、「おめでとうございます。Red Hat Enterprise Linux のインス トールが終了しました。」と表示されますので、「再起動」をクリックして、サーバーを再起動し ます。CD/DVDは自動的にイジェクトされますので、CD/DVDをドライブから取り出してください。 18. システムの再起動後、「ようこそ」の画面が表示されますので、「進む」をクリックします。 19. 「ライセンス情報」の画面が表示されますので、ライセンス情報の内容を確認して、「はい、 ライセンス同意書に同意します」を選択し、「進む」をクリックします。 20. 「ソフトウェア更新の設定」の画面が表示されますので、使用する環境に合わせてソフトウェ ア更新の設定をしてください。ここでは、「いいえ、後日に登録することを希望します」を選択し、 「進む」をクリックします。(ネットワーク接続を設定していない状態では、ソフトウェア更新の設 定が行えない旨の警告が表示されます。)

21. 「本当にシステムをRed Hat Networkに登録しなくて良いですか?」という確認ウィンドウが 表示されますので、「いいえ、後で登録します」をクリックします。(ネットワーク接続を設定して いない状態では、表示されません。) 22. 「更新の設定を完了」の画面が表示されますので、「進む」をクリックします。 23. 「ユーザーの作成」の画面が表示されますので、追加するユーザー情報を入力し、「進む」を クリックします。ユーザーを作成しなくても設定を進めることは可能です。 24. 「日付と時刻」の画面が表示されますので、現在の日付と時刻を設定し、「進む」をクリック します。 25. 「Kdump」の画面が表示されますので、使用する環境に合わせてKdumpの設定をする事が可能で す。ここではKdumpの設定は行いませんので、「Kdumpを有効にしますか?」のチェックをはずし、「終

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了」をクリックします。「Kdump 設定を変更するには、システムを再起動して、必要に応じたメモ リーの再割り当てをする必要があります。初期起動 (firstboot) が完了した後に、この変更を継続 してシステムを再起動しますか?」という確認ウィンドウが表示されますので、「はい」をクリッ クします。 26. 次に、「いくつかの選択を有効にする為、システムを再起動する必要があります。」という確 認ウィンドウが表示されますので、「OK」をクリックし、システムを再起動します。 ログイン画面が表示されれば導入は完了です。 3. OS導入後の設定

3.1 IMM2(Integrated Management ModuleⅡ)へのIn-band接続設定

NeXtScale System nx360 M4 (5455) では、LAN over USBインターフェースが搭載されており、こ れを使用してIMM2と通信することが可能になります。

LAN over USBインターフェースはOSからネットワークデバイス"usb0"として認識され、以下の機能 を提供します。

- OSから実行するuEFI・IMM2・Preboot DSAの更新

- Advanced Settings Utility(ASU)によるuEFI・IMM2設定情報収集および設定 - OSハングを検知してシステムの再起動を行うOS Watchdog機能

IMM2にはLAN over USBインターフェース用にIPアドレス"169.254.95.118"、サブネットマスク "255.255.0.0"が設定されています。ネットワークデバイス"usb0"にIMM2と通信できるIPアドレスを 設定する必要があります。 ここでは、"usb0"のIPアドレスの設定を行います。 1. 以下のコマンドを入力し、"usb0"の設定ファイルのONBOOTを"yes"に編集して保存します。 # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-usb0 ---/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-usb0--- DEVICE=usb0 HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx TYPE=Ethernet UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx ONBOOT=yes NM_CONTROLLED=yes BOOTPROTO=none IPV6INIT=no USERCTL=no IPADDR=169.254.95.120 NETMASK=255.255.0.0

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2. "usb0"を再起動します。 # ifdown usb0 # ifup usb0 3. IMM2への疎通確認を行います。 # ping 169.254.95.118 正常に疎通が確認されれば完了です。 3.2 NetworkManagerの停止

Red Hat Enterprise Linux 6ではネットワーク設定に NetworkManager が採用されています。 これはさまざまなネットワーク接続を自動化するネットワーク制御システムです。NetworkManager は OS インストール時にデフォルトで導入されて、有効になります。 このガイドでは従来どおり、ifup、ifdown コマンドなどを使用してネットワーク・インターフェー スの管理を行う為に、以下の手順でNetworkManagerを停止します。 1. NetworkManagerサービスを停止します。

# chkconfig NetworkManager off # service NetworkManager stop

なお、Red Hat Enterprise Linux 6 では、ネットワークに関する設定が一部、Red Hat Enterprise Linux 5 と異なります。

詳細に関しては、以下のリンク先をご参照ください。

【Red Hat Enterprise Linux 6 Hint & Tips】 Network設定の注意点 http://www.ibm.com/jp/domino01/mkt/cnpages7.nsf/page/default-002CFBE4

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3.3 SELinux・Firewallの設定

Red Hat Enterprise Linux 6では、OS導入直後は自動的にSELinux、Firewall が有効となっており ます。 ここでは、SELinux、Firewallを解除する手順を記述しています。ご利用の環境に応じて実施してく ださい。 3.3.1 SELinuxの解除 1. SELinuxが有効であるかを確認します。 # getenforce Enforcing 2. 設定ファイル(/etc/selinux/config)を編集し、SELinuxを無効に設定します。

# This file controls the state of SELinux on the system. # SELINUX= can take one of these three values:

# enforcing - SELinux security policy is enforced.

# permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing. # disabled - No SELinux policy is loaded.

SELINUX=disabled

# SELINUXTYPE= can take one of these two values: # targeted - Targeted processes are protected, # mls - Multi Level Security protection. SELINUXTYPE=targeted 3. サーバー再起動後、SELinuxが無効であることを確認します。 # getenforce Disabled 以上でSELinuxの設定は完了です。

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3.3.2 Firewallの解除

1. ディスクトップ上のタクスバーから、[システム]-[管理]-[ファイアーウォール]を選択します。

2. 「ファイアーウォール設定の開始」画面が表示されます。内容を確認し、[閉じる]を押します。

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3. 「ファイアーウォールの設定」画面が表示されますので、[無効]を押します。

4. その後、[適用]を押します。

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5. 確認のウィンドウが表示されますので、[はい]を押します。

6. 「ファイアーウォールの設定」を終了します。

以上でファイアーウォールの設定は完了です。

(34)

3.4 EDACの設定

Red Hat Enterprise Linux 6では、OS導入直後は自動的にError Detection and Correction (EDAC) モジュールが有効となっております。

この状態ですと、ハードウェア管理モジュールであるIntegrated Management ModuleⅡ (IMM2)でメ モリログの監視が正常に行われない現象が発生いたします。 弊社としましては、EDACのジュールを無効とする方法を推奨していますので、ここではEDACを解除 する手順を記述しています。ご利用の環境に応じて実施してください。 また、当作業を行う場合には、必ずuEFIおよびIMM2のファームウェアを最新バージョンに予めアッ プデートしてから行ってください。 1. lsmodコマンドでedacモジュールがロードされていることを確認します。edacモジュールがロー ドされていた場合は、2.以降の手順を実施してください。edacモジュールがロードされていない場 合は、この項の手順は必要ありません。

# lsmod | grep edac i7core_edac edac_core 2. 以下の内容のファイルを新規に作成し、再起動を行います。 # vi /etc/modprobe.d/edac install *_edac /bin/true install edac_* /bin/true

3. lsmodコマンドでedacモジュールがロードされていないことを確認します。

# lsmod | grep edac

以上でedacの設定は完了です。 【免責】

当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex Systemなどを活用することを目的として作成しました。 詳細につきましては、URL(http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/)の利用条件をご参照ください。

当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社およびLenovo Enterprise Solutions (以下総 称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたものであり、LES はその正確性または完全 性についてはいかなる責任も負いません。 当技術資料の個々の項目は、LESにて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様な結果が得ら れる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様自身の環境にこれらの 技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いいたします。 Copyright 2015 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社

参照

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