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歩行中の事故・事故の心理学(4)

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歩行中の事故・事故の心理学(4)

著者 吉田 信彌

雑誌名 聖教新聞

発行年 2006‑12‑14

URL http://id.nii.ac.jp/1204/00000483/

(2)

(7)    5版   200(∋年(平成18年)12月14日(未  

高齢者の歩行中の事故  を防ぐことは︑現在の交  通安全対策の一つの桂で  

す︒休の弱い高齢者は︑  

自動串はもちろんですが  

自転革と衝突しただけで  け〃  も大怪我をします︒その  

後の生活に支障をきたし  

ます︒   

連載の第1回で述べた  ように︑現在の歩道は自  

転車が行き交います︒小  

中学生の自転車とぶつか  って︑泣き寝入りした高  

齢者も多いのではないで  しょうか︒警察の統計に  

タ   ラ・ タ   ラ   ≦   ≦   タ ラ   ラ   ラ   与 ≦   タ   ラ ラ   ラ   ラ   タ 牽′   タ   ラ ラ   ラ   ラ  

・・・・吉田信礪  

出る数値以上の被害者が  いそうです︒自転車につ  

いては︑マナーだけにと  

どまらず︑事故後の対応  

を含めて高齢者へ配慮す  

る教育が︑学校でなされ  てしかるべきです︒   

歩行中の事故は子供と  高齢者に多い傾向があり  

ますが︑年齢とともに男  

女差に注目すると︑興味  深い統計がでてきます︒   

まず小学生までの年齢  

では男児の事故率が女児  より高いのです︒男の子  

のはうが活発だから︑と   納得はいくことでしょ  う︒ところが︑その男女  差は次の12歳から24歳ま  での青年期の聞に縮小し  ます︒そして︑それ以降  のいわゆる大人の時期に  は︑また男女差が開き︑  男性の事故が多くなりま  す︒大人は夜に酔っては  

あ  では活発なはうが事故に    が多くなります︒幼少期   すると︑逆に女性のほう   り多いのですが︑高齢化   行者事故のはうが女性よ   このように︑男性の歩   のは当然でしょう︒    ねられます︒男性に多い   遭ったので︑高齢者では   女性のはうが男性より動  き回るからだと考える人  もいるかもしれません︒  しかし︑その説明は疑問  です︒高齢の女性が子供  のように走ったりするわ  けではありません︒女性  のはうが男性より外を歩  

き回る機会が多いとは限  りません︒   

高齢の女性が歩行事故  

に遭いやすくなる最大の  

原因は︑﹁免許保有率の  

低さにある﹂というのが  私の解釈です︒運転免許  

を持てば革の動きの法則  性を理解しやすくなりま  

幸の免許ない高齢女性に配慮を  

高齢者の歩行者事故が多  

かった理由は号﹂にあり  

ます︒   おおざっばに統計を紹  

介すれば︑70歳以上の女  

性の免許保有率は1割程  

度︑同年代の男性は6割  

程度です︒60歳から69歳  

の女性は4割とみなして   す︒免許を取得するとき  に受ける教育は︑運転者  だけでなく歩行者になっ  たときも役立ちます︒し  かし︑免許を持たない子  供や高齢者は︑その安全  確保の知識とスキル︵技  能︶に欠けます︒子供と  

者の敷が減るとは限らな  いのです︒免靡を持たな  

い高齢者への保護政策が  急がれるわけです︒   

高齢の女性がどれだけ  

危険かを︑平成17年の統  計を紹介しましょう︒   

70歳から74歳の女性で  

は︑人口10万人に対して   よいでしょうの世代  の免許保有率僧高いの  で︑今後︑高齢者の歩行  者事故の発生替仏減少す  る︑と私は予測します︒  しかし︑発生率が低下し  ても︑高齢者の人口は増  えるので︑死償する歩行  

齢の女性の負傷者の発生  

率は︑小学生の女児と同  程度なのです︒   

子供となると誰もが注  

意してあげます︒登下校  

のときには保護の手が伸  びます︒同程度の負傷発  生率の高齢者警﹂のまま  

放置する手があるでしょ   102・8人が歩行中に  負傷しました︒同じ年齢  の男性は66・0人です︒  7厨から12歳の女児は96  ・4人です︵男児は17  1・5人︶︒つまり︑10  万人当たり約100人の  負傷者ということで︑高   うか︒   

高齢の女性の保護は免  

許保有者である夫にまか  そう︑となればこの連載  

う4わ  も凛しい助言で終わるこ  とができるのですが︑そ  

れはあまり現実的ではな  いようです︒   

いまどき夫唱婦随とは  

いかず︑夫よりはむし  ろ︑同年代の車を運転す  

る女性の声のほうが届き  

やすそうです︒現実の生  活に密着した危険に対し  

ては住んでいる地域ぐる  

みの取り組みが有効でし  ょう︒   

高齢歩行者の事故防止  

は地域の力が試される課  題なのです︒   

︵東北学院大学教授︶   

参照

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