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経 営 学 にお け る教 授 法 の改 善

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〈 研 究 ノ ー ト〉

経 営 学 にお け る教 授 法 の改 善

百 海 正 一

1は じめ に

経 営 の分野 に お いて は専 門書 の多 さに 引換 え,経 営教 育 に関 す る書 籍 はあ ま りな い と 言 って よい。 さ らに,将 来 教 育 を担 う大学 院 生 を対 象 と した カ リキ ュ ラ ム に も,ア メ リカ の 大 学 饒 に 比 べ て,ど の よ うに教 育 した らよ い か と い う講 座 もな い 。 従 っ て,大 学 で,初 め て 講 義 を 担 当 す る こ と に な った イ ン ス トラ ク

タ ー は,主 に 自分 自身 が 受 け て き た 過 去 の講 義 経 験 を も と に,自 己 の 工 夫 を 加 え て,教 育 に あ た って い るの が 日本 の 現 状 で あ る。

2情 報 伝 達 の た め の メ デ ィア

日本 の ほ と ん ど の大 学 で は,「 講 義 」方 式 が 最 も多 く用 い られ て い る。教 育 と い え ば,講 義 を す る こ とだ と思 って い る向 き も多 い。 しか しな が ら,大 学 生 と な る と,小 ・中 ・高 校 生 と は違 っ て,一 方 通 行 の 講 義 だ け で は・ 学 生 が 満 足 し な くな る。

そ こで,イ ン ス トラ ク ター で あ る我 々 は教 育 内 容 を 学 生 に理 解 さ せ,記 憶 さ せ,思 考 さ せ る よ うな 教 育 を 行 う た め に は,講 義 方 法 の 長 所 と短 所(表1)を 理 解 した うえ で,長 所 を 活 か して,短 所 は他 の 技 法 で 補 う必 要 が あ る。

講 義 を 効 果 的 に行 う た め に は,教 育 内 容 を ど の よ うな 手 段 で 伝 達 す るか とい う こ と に つ な が るが,一 般 的 に,講 義 で は 口 頭 に よ る聴 覚 に頼 った 伝 達 が か な り の 比 重 を 占 め,そ れ に黒 板 や オ ー バ ー ヘ ッ ドプ ロ ジ ェ ク タ ー・ ビデ オ お よ び コ ン ピ ュ ー タを 用 い た 視 覚 に よ る もの が 加 わ った 形 式 が 多 い。

① 「黒 板 」 は話 しに 合 わ せ て,手 軽 に書 い た り,消 した り,最 も利 用 しや す い

(2)

84商 経 論 叢 第34巻 第2号

0147)

表1講 義方 式 の長 所 と短 所

1.長 所

① 知 識 考 え 方 を 付 与 で き る 。

② 基 本 的 な 概 念 や 基 礎 知 識 を 短 時 間 に 教 え る の に 適 して い る。

③ 多 くの 学 生 を … 度 に 対 象 と す る こ と が で き る。

④ 講 師 も1二学 部 の よ う に 特 別 の 準 備 を あ ま りす る こ と な く,知 って い る こ とを 話 せ ば よ い 。

⑤ 本 を 読 む よ り,講 師 の 話 し を 聞 く方 が わ か りや す い 。

⑥ 講 師 の 人 間 性 に 触 れ る こ と が で き る。

⑦ 講 師 に よ っ て は 態 度 の 変 容 を も 期 待 す る こ と が で き る。

2.短 所

① 口 頭 で 聞 い た だ け で は,記 憶 保 持 率 が,他 の 教 育 方 法 に よ る 場 合 よ り も低 い

講 師 が 話 し,学 生 が 理 解 し た っ も り で も,そ の 後 の 態 度 変 容 に は っ な が り に く い。

③ 講 師 か ら の 一 方 通 行 で は,学 生 が 消 極 的 ・受 動 的 に な り や す い 。

④ 講 師 か ら み て,学 生 の 理 解 度 が と ら え に く い 。

⑤ 学 生 の 理 解 度 な ど の 個 人 差 に 応 じた 教 育 が 困 難 で あ る。

⑥ 講 師 一 人 の 考 え を 押 しっ け る こ と に な り や す く,色 々 な角 度 か ら見 た考 えが 存 在 す る こ と を 理 解 さ せ に く い 。

⑦ 受 講 者 に と っ て,質 問 し に く い 。

⑧ 教 育 効 果 が 講 師 の ス キ ル(特 に 話 術)に よ っ て 左 右 さ れ る。

資 料1日 本 産 業 訓 練 協 会 編 『研 修 技 法 マ ニ ュ ア ル 』No .5お よ び ビ ア ド と ハ ー ト レ イ 『大 学 の 教 授 ・学 習 法 』 長川 大 学 出 版 部P・214を 参 考 に 作 成 。

メ デ ィア で あ る・ しか しな が らY板 書 に 時 間 が か か る こ と やy学 生 に 背 を 向 け て話 しが ち に な る こ と,ま た 大 教 室 で は後 部 座 席 に 座 って い る学 生 に は文 字 が 読 み 取 れ な い と い う欠 点 が あ る。

② 「オ ー バ ー ヘ ッ ド ・プ ロ ジ ェ ク タ ー 」は講 義 室 を 暗 くせ ず に投 影 で き る こ と , 操 作 しな が ら学 生 に 向 か って 話 が で き る こ とな ど,利 用 価 値 が 高 い 。 しか し, 投 影 像 が 歪 ん だ り,操 作 中 の 動 作 の 方 に 注 意 が い き,話 しに 集 中 しに くい こ

と,コ ン ピ ュ ー タ と同 様 に 大 教 室 で は 利 用 しに くい。

③ 「ビデ オ」 や 「CD‑RQM」 は リア リテ ィに 近 い イ メ ー ジが 提 供 で き る メ デ ィ アで あ る。 しか し,「 ビデ オ 」 は講 義 室 を 暗 く しな けれ ば な らな い点 で

,他 の メ デ ィ ア と の併 用 が で きず ,ス タ ー ト した ら持 続 して 映 写 しが ち に な る こ と や,ノ ー トが と れ な い こ と も あ っ て,不 便 な こ と も多 い 。

④ 「コ ン ピ ュ ー タ ー」に よ る講 義 は,部 屋 を 明 る く して お け る た め ,学 生 は ノ̲

(3)

(146)

経 営 学 に お け る教授 法 の改 善85

トも と りや す い 。 しか し,板 書 しな が ら説 明 す る場 合 よ り講 義 の ス ピー ドが 早 く な りが ち で あ る う え,黒 板 ・オ ー バ ー ヘ ッ ド ・プ ロ ジ ェ ク タ ー と 同 様 に,大 教 室 で は利 用 しに くい 。 こ の ほ か,近 年 イ ン タ ー ネ ッ トを 利 用 し た教 育 研 究 が 行 わ れ て い る が,そ の 活 用 は 今 後 の 課 題 で あ る。

以 上,各 メ デ ィア に は そ れ ぞ れ 長 所 と短 所 が あ る が,大 学 の教 育 環 境(教 育設 備 マ スプ ロ教 育,学 生 の興味 ・関心 な ど)を 考 慮 して 利 用 す れ ば,今 ま で に な い教 育 効 果 が 期 待 で き る と考 え られ る。

3ビ デ オの 利 用

メ デ ィ ア の 一 つ,ビ デ オ を 授 業 に利 用 す る と,他 の教 授 法 で は得 られ な い 効 表2ビ デ オ利 用 の特 長,注 意 点 と問題 点

1.特 長

① リア ル で 迫 力 が あ る 。

② 「百 聞 は一 見 に しか ず 」 で,記 憶 保 持 率 が 高 い 。

③ 社 会 経 験 の 浅 い 学 生 に は 口 頭 で 説 明 す る よ り も,視 覚 に 訴 え た 方 が 理 解 し や す い 。

④ ド ラ マ 風 の も の は 手軽 に 見 る こ と が で き る 。

⑤ テ レ ビ の 放 送 番 組 か ら録 画 して お け ば 教 材 と す る こ と も で き る 。 2.〜 主三,意、点、

① あ く ま で も,補 助 的 な 教 育 方 法 で あ る 。

② 視 聴 覚 メ デ ィ ア を 多 用 す る と,受 動 的 に な る 危 険 性 も高 い の で,他 の 教 育 技 法(講 義,討 論,設 問 に 対 す る 回 答,チ ェ ッ ク リ ス トに よ る 点 検,ワ ー ク シ ー トを 用 い る

な ど)と の 組 合 せ に よ り,学 生 に授 業 参 加 を 促 す ・

③ 長 時 間 か か る も の は,ど ん な 内 容 で も あ き られ る。

④ 重 要 な 箇 所 は,一 時 停 止,巻 き 戻 し て 繰 り返 す な ど して 強 調 す る 。

⑤ 市 販 の ソ フ トで も,教 育 目 的 に 合 う よ う 手 を 入 れ て 使 う。

3.問 題 点

① ア メ リ カ の 大 学 と比 較 し て,日 本 で は 大 学 教 育 を 対 象 と した 市 販 ソ フ トが 少 な い 。

② ケ ー ス ス タ デ ィ の 場 合,通 常 の ケ ー ス と 比 べ て,ビ デ オ 化 し た ケ ー ス は情 報 量 が 多 す ぎ て こ ま る こ と が あ る。 ビ デ オ の 場 合,周 囲 の 状 況,登 場 人 物 の 人 間 像,態 度 な

ど が 必 要 以 上 に リア ル に わ か る の で,視 聴 者 が

③ あ る 印 象 を も っ て し ま い,そ れ が 先 入 観 に な っ て,結 論 を 誤 る可 能 性 が あ る,

④ 内 容 が 特 定 の 場 面 で の 出 来 事 と と ら れ,一 般 性 が 薄 く な っ て,教 育 効 果 が 減 少 す る 可 能 性 が あ る,

⑤ あ ま り 具 体 性 が 強 す ぎ る と,教 育 目 的 で あ る 一一般 的 な 教 訓 ・ 原 理 ・原 則 な ど を 引 き 出 す の が 困 難 に な る,等 の 問 題 点 が あ げ られ る 。

資 料:日 本 産 業 訓 練 協 会 編 『研 修 ス タ ッ フ実 務 マ ニ ュ ア ル 』p.201お も び 赤 堀 侃 司 『ケ ー ス ブ ッ ク 大 学 授 業 の 技 法 』 有 斐 閣p.77を 参 考 に 作 成 。

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86商 経 論 叢 第34巻 第2号

(145) 果 を 発 揮 す る こ とが 多 い。 しか し,た だ ビデ オ教 材 を学 生 に 見 せ れ ば よ い と い

う もの で は な い。 ビ デ オ が 向 い て い る教 育 に ふ さわ しい 教 材 を 用 い

,適 切 に授 業 の な か で 利 用 す る,と い う の で な け れ ば,教 育 効 果 は半 減 す る 。

従 っ て,イ ン ス トラ ク ター は ビデ オ を 利 用 す る際 そ の 特 性(表2)を わ き ま え て お か な け ら ば な らな い。

4事 例 研 究(ケ ー ス ・ス タ デ ィ)と 討 論(ヂ ィ ス カ ッ シ ョン)方 式

前 述 した よ う に,イ ン ス トラ ク タ ー が 一 方 的 に 話 す こ とが 多 くな る と

,学 生 は 受 け 身 の 立 場 とな り,イ ン ス トラ ク タ ー の 話 しを 聞 か な くな る

。 こ の よ うな 事 態 を 回 避 す る た め に は イ ン ス トラ ク タ ー の 側 か ら質 問 した り ,学 生 に討 論 さ せ る こ とで か な り の学 習 効 果 が 期 待 で き る 。 ま た,講 義 の 中 に ク イ ズ,事 例 研 究,小 テ ス トな ど を 入 れ る こ と に よ り,学 生 に 自 ら考 え さ せ る機 会 を 与 え

,授 業 に巻 き込 む。

ま た,今 年 度 は後 期2時 間 の 集 中 講 義 と い う こ と もあ り ,ビ デ オ教 材 を活 用 し・ 学 生 を 授 業 に参 加 させ る た め に デ ィ ス カ ッ シ ョ ン方 式 を 導 入 す る

。 デ ィ ス カ ッ シ ョ ン方 式 に は色 々 の 方 法(表3)が あ る が

,「 討 議 法 」 お よ び ハ ー バ ー ド式 の 「事 例 研 究 」 は 「経 営 学 」 の よ う に履 修 者 が 多 い 授 業 で は実 行 が難 しい。む しろ,「 小 事 例 研究 」で あ れ ば,青 山学 院 大学 や千 葉 商科 大 学 の樹 を 見 て も,導 入 が 容 易 で あ る。

一 方 ,「 バ ズ学 習 あ る い は バ ズ セ ッ シ ョ ン」で は学 生 を1グ ル ー・プ3〜5人 ず っ の 小 集 団 に分 け,1人2〜3分 ず っ 授 業 で 提 示 した テ ー マ に っ い て 討 論 さ せ

る方 法 で あ る。

グル ー プ討 議 は一 般 的 に表4に 見 られ る よ うな 長 所 が あ る 。 そ れ は,グ ル ー プ 討 議 を 用 い る こ と に よ っ て ,

① 講 義 の み の 単調 さ を 打 破 す る,

② 学 生 の 能 動 的 参 加 を うな が す,

③ イ ン ス トラ ク タ ー の結 論 の 押 しつ け は 学 生 の 反 発 を 招 きや す い の で ,学 生 自

身 に結 論 に 結 論 を だ させ る,な ど の メ リ ッ トが あ る。

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(144)

経 営 学 に お け る教 授 法 の改 善87

表3デ ィ ス カ ッ シ ョ ン(集 団 討 議 法)の 特 色

指導方法 長所 短所

討議法 ① 自発 的 な思 考法 を付 与で きる。

② 知識 考 え方 を付与 で き る。

③ 結論 が受 け入れ やす く実行 にっ なが る。

④ 内容 を突 っ込 んだ掘 り下 げが で きる。

① 結 論 を 出 す の に 時 間 が か か る 。

② 人 数 が 制 限 さ れ る 。

③ リー ダ ー 次 第 で 効 果 が 左 右 さ れ る 。

④ イ ン ス トラ ク タ ー の 討 議 へ の 介 入 度 が 低 い 場 合,結 論 の 質 も低

く な り や す い 。 バ ズ セ ッ ① 自主 性,自 律 性 を 養 う こ と が で

ョ ン(3) き る 。

② 討 議 へ の 参 加 度 が 高 い 。

③ 本 音 が 出 や す い 。

④ メ ン バ ー の 相 互 作 用 が あ る 。

⑤ メ ン バ ー 中 心 で 学 習 意 欲 が 高 ま る 。

⑥3人 寄 れ ば,文 殊 の 知 恵 。

①一 人 が話 題 を独 占す る ことが あ る。

② 結論 を 出すの に時 間が かか る。

また,結 論 の質 が幾 分低 くな り やす い。

③ 複 雑 な問 題 を テ ー マ と しに く

い 。

④ 井 戸 端 会 議 で終 わ る こ とが あ る。

⑤参 加 しない人 が でて くる。

事 例 研 究 (ケ ー ス

・ ス タ デ ィ)

① 自由で 自主 的 な思 考法 を付与 で きる。

② 問題発 見能九 問題分 析力,判 断力 な どを養 うことがで きる。

③ 身近 な事例 を考え るので,興 味 が もて る。

④ 自分 を反省 す ることにな る。

⑤未知 の問題 にっ いて,擬 似体 験 をす る ことがで きる。

⑥近 年VTR,CD‑ROMな ど映像 や画像 を使 った教 材 が利用 可能 で あ る。

① イ ン ス ト ラ ク タ ー の リ ー ドの 仕 方 が 悪 い と,中 途 半 端 で 終 わ る。

② 他 人 事 で 終 わ る 。

③ 教 育 に 長 い 時 間 を 必 要 と す る 。

④ 事 例 研 究 だ け で は 効 果 が 低 い 。

⑤ 良 い 教 材 が 少 な い 。

⑥ 教 材 開 発 に 時 間 が か か る。

⑦ 的 確 に 指 導 で き る イ ン ス ト ラ ク タ ー が 確 保 し に く い 。

資 料1鈴 木 伸 一 『研 修 技 法 』 産 業 労 働 調 査 所sp.41お よ び 日 本 産 業 訓 練 協 会 編 『研 修 技 法 マ ニ ュ ァ ル 」No.6を 参 考 に 作 成 。

しか し,一 方 で は,表5の よ うな 問 題 点 が 認 め られ る の も事 実 で あ る。

こ の よ うな 問 題 点 を解 決 す る に は,

① 講 義 を進 め る うえ で の変 化 の持 た せ 方,

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88商 経 論 叢 第34巻 第2号 0143)

表4グ ループ討論 法 の畏所

①学生 中心 で進 あ るため,主 体性,自 発性 を高 め る ことが で き,興 味 を持続 させ る ことが で きる。

②学生 の レベ ルに応 じた討 議が展 開 させ るため,理 解 が促 進 され る。

③学生 の意 見の一致 を見 て,結 論 を導 き出 すた め}結 論 を受 け入 れ やす く,実 行 に も結 びつ き易 い。

④ 討議 の プ ロセ スで経験 の交 流や情報 の交 換 が計 られ,参 加 者間 の相互理 解 に役 立

つo

⑤他 人 の異 な った意見 を聞 くことに よ り,視 野 が広 ま り,自 己啓発意 欲 も高 ま る。

⑥ グル ー プで討議 す る ことによ る相乗 効果 が もた らす の に適 して い る。

この ほか,討 議 の進 め方 や結 果 にっ いて細 か い制 約 を 与え な いよ うに した場 合 は,

⑦ 学生 の創造 力 を引 き出す ことがで きる。

⑧学 生 同志 が 自由 に本 音 の話 し合 いが 出来 るので,心 理的浄 化作 用が行 われ る。

資 料1日 本 産 業 訓 練 〔協 会 編 『研 修 ス タ ッ フ 実 務 マ ニ ュ ア ル』p .253を 参 考 に 作 成 。 表5グ ル ー プ 討 論 法 の 問 題 点

① グ ル ー プ 全 員 の 積 極 的 な 発 言 と コ ンセ ン サ ス が 求 め ら れ る の で,結 論 な り を 出 す ま で に,時 間 が か か る 。

② 討 議 が,学 生 の 知 識 や 経 験 の レ ベ ル で 行 わ れ る た め,あ り き た り の 結 論 に な り が ち で あ る 。

③ 内 容 よ り も討 議 の 進 め 方 に 関 心 が い っ て し ま い,纏 め る こ と の み が 目 的 に な っ て し ま う場 合 あ が る 。

④ 講 義 方 式 に 比 べ て,一 度 に 教 育 で 出 来 る人 数 に 制 限 が あ る 。

⑤ 進 め 方 に よ っ て は,討 議 の 掘 り下 げ 型 が 浅 く,抽 象 論 や 常 識 論 に 陥 り い や す く, 参 加 者 間 に 不 満 が 残 る 。

⑥ 何 か 新 し い 知 識 を 吸 収 で き る と 期 待 して き た 学 生 に は,「 何 も教 え て く れ な い 」 と の 不 満 を 抱 か せ る 。

資 料:日 本 産 業 訓 練 協 会編 『研 修 ス タ ッ フ実 務 マ ニ ュ ア ル』p.253を 参 考』に作 成 。

② テ ー マ の 与 え 方,

③ 各 種 教 授 法 と の 関 連 づ け,

④ グ ル ー プ 討 議 の 結 果 ・ ク ラ ス 全 体 討 議 な ど 討 議 す る プ ロ セ ス の コ ン トm

ル,

な ど に お け る工 夫 が 求 め られ る。

そ こで,以 下 の よ う に 「講 義 方 式 」,「事 例 研 究(含 む ビデオ ケース)」 な ど と 「バ

ズ学 習 」 を 組 合 せ た 授 業 を 試 み る。

(7)

0142) 経 営 学 に お け る教 授 法 の改 善89

① 圏 一E亜 窒]匹 塵]一[i鋼

②[璽 一E圏

③区璽]一 團 圏 一「亘劉

5講 義 内容 と試行点

経 営 学 に おい て効 果 的 な教 育 を行 うため に は,双 方 向性 の あ る教 授 法 の導 入 が必要 不可 欠 で あ る との考 え に基 づ き,

① ビデ オ教 材 を積 極 的 に利 用 す る,

② 講 義 方式 と他 の教 授 法 式(事 例研究 バズ学習など) を組 合せ る,と い う観 点 か ら教 授 法 の改善 を はか る。

参 考 まで に,1997年 の講 義 内容 と試行 点 を示 す と表6の 通 りで あ る。

そ こで,今 年 度 の授 業 は後 期集 中科 目(2時 間)と い うこ と もあ り,以 下 の よ うな学 習方 法 を組 み 合 わせ た授 業 を試 み た。

① 「講 義 」 と 「バ ズ学 習 」 の 組 合 せ

ス テ ッ プ1:最 初 に,学 習 す る テ ー マ に つ い て講 義 す る。

ス テ ッ プ2:「 ど ん な 会 社 を 創 りた い か 」 な ど,課 題 を 学 生 に課 す(事 前学 習)。 あ る い は,「 今 こ そ研 修 」 な ど,小 事 例(ス モ ール ・ケ ース)

を 授 業 中 に 配 布 し,学 生 に問 題 を 分 析 さ せ る(個 人学 習)。

ス テ ッ プ3:学 生 を 小 集 団(ス モール ・グル ープ)に 分 け,討 論(グ ル ープ ・デ ィ スカ ッシ ョン)さ せ る。

ス テ ッ プ4:授 業 の 最 後 に,補 足 解 説 す る。

この 組 合 せ は,学 生 の 経 営 学 に対 す る基 礎 的 な 知 識 が 不 足 して い る段 階 で の 教 育 に適 した方 法 で あ る。

圃 一「 圃 一圃 一L壷 到

「ど ん な 会 社 を創 りた い か 」(資 料1参 照)(注:左 の 「 」 内は課 題)

(8)

90

匝 r

商 経 論 叢 第34巻 第2号

褒6 (1997年)講 義 内 容

0141)

講義内容

「主 な テ ー マ 」

試行点

日本 の企業.世 界 の企 業 「どん な会社 を知 ってい るか」

2.企 業 活 動(マ ネ ジ メ ン トサ イ ク ル)と 企 業 形 態(合 名 .合 資.株 式 会 社)

3.組 織 行 動(職 能 別 組 織,

4.人 的 資 源 管 理(モ チ ベ ー シ ョ ン,

5.マ ー ケ テ ィ ン グ 活 動(消 費 者 行 動,MarketingMix)

6.

7

8

競 争戦 略(市 場構造 と参入 障壁,

生産 活動(蛋 産 方式,ProductMix,新 製品 の開発,資 材 の調達 と在庫管 理)

企業戦 略(垂 直統 合,多 角化)

9.情 報 技 術(企 業 組 織 と 情 報 の 流 れ,情 報 シ ス テ ム の 役 割)

10.総 合 演 習

ク イ ズ

「会 社 の 歴 史 」 ク イ ズ

『会 社 の 役 割 』VTR

「魚 屋 さ ん は ど ん な 経 営 を して い る か 」 ク イ ズ

『煙 草 屋 さ ん,靴 下 屋 さ ん の 経 営 』VTR

「ど ん な 会 社 を 創 り た い か 一 創 業 」 ク イ ズ ラ イ ン と ス タ ッ フ,事 業 部 制,マ ト リ ッ ク ス 組 織)

『会 社 の 仕 事 』VTR

「会 社 の 組 織 」 ク イ ズ

リー ダ ー シ ッ プ,人 事,教 育)

「モ チ ベ ー シ 斎 ン」 ク イ ズ

「何 故 会 社 を 辞 め る の か 」 ヶ 一 ス

「今 こ そ 研 修 一〇JT‑OFFJT」 ケ ー ス

『リ ー ダ ー シ ッ プ 』VTR

討 論 ・ ク イ ズ

『化 粧 品 会 社 の マ ー ケ テ ィ ン グ 活 動 』VTR

『写 ル ン で す 』VTR

「喫 茶 店 の 経 営 」 ケ ー ス

テ ス ト リ ー ダ ー 企 業,差 別 化,集 中)

『電 卓 戦 争 』VTR

テ ス ト

『バ ッチ 生 産 方 式 』VTR

『ア セ ン ブ リ生 産 方 式 一 日 産 自 動 車 一 』VTR

『ポ ー ト フ ォ リオ マ ネ ジ メ ン ト』VTR

『建 設 会 社 の 多 角 化 』VTR

討 論 ・ク イ ズ

『POSシ ス テ ム』VTR

テ ス ト

「ベ ン チ ャ ー ビ ジ ネ ス 」 レ ポ ー ト

(9)

0140)

経 営 学 に お け る教授 法 の改 善91

園 一匡璽]‑E藤]一[壷 劃

「何 故 会 社 を 辞 あ る の か 」(注:左 の 「 」 内 は ケ ー ス ス タ デ ィ テ ー マ)

「今 こ そ 研 修 」(資 料2参 照)

圏 一 塾 研究 一匹 望

『写 ル ン で す 』(注:『 』 は ビ デ ォ ヶ 一 ス)

② 「事 例 研 究 」 と 「バ ズ学 習 」,r講 義 」,「小 テ ス ト」 の組 合 せ

ス テ ップ1:最 初 に事 例(ケ ー ス)教 材 を 学 生 に配 布 す る(事 前学 習)。 あ る い は,授 業 中 にVTR教 材 を 学 生 に 見 せ る。

ス テ ップ2:学 生 に よ る問 題 点 の 整 理 ・記 入(個 人学 習)。

ス テ ッ プ3:学 生 を小 集 団(ス モ ール ・グルー プ)に 分 け,グ ル ー プ討 論(グ ループ ・デ ィスカ ッシ ョン)。

ス テ ップ4:イ ン ス トラ ク タ ー の リー ド に よ る 全 体 討 議(ト ー タル ・デ ィス ヵ ッシ ・ン)お よ び 補 足 解 説 。

ス テ ップ5:最 後 に,問 題 に対 す る解 決 案 な り1学 生 の 意 見 を書 か せ る(小 テ ス ト)。

こ の組 合 せ は,あ る程 度 基 礎 知 識 の あ る学 生 に対 し,応 用 力 を 試 す の に適 し た方 法 で あ る。

圃 一「肇]一 塵]一[画

『リー ダ ー シ ップ』 → 「個 人 学 習 」 → 「バ ズ学 習 」 → 「 講 義 」

→ 「小 テ ス ト」(資 料3参 照)

匡嘘]一 区 璽]一[壷 鋼 一瞳1一 ノ トテス日

「建 設 会 社 の 多 角 化 』 → 「個 人 学 習 」 → 「バ ズ 学 習 」 → 「全 体 討 議 」

→ 「講義 」 → 「小 テ ス ト」

(注:『 』 は ビデ オケー ス)

(10)

92商 経 論 叢 第34巻 第2号 0139)

③ 「 講 義 」 と 「クイ ズ」,「事例 研 究 」 の組 合 せ

下 記 以 外 に も,幾 っ か の組 合 わ せ が考 え られ るが,学 生 に経 営 に対 す る興 味 ・関心 を持 たせ る ため に,ま す最 初 に 「身 近 な会社 」 を ク イ ズや映 像 で 例示 し,そ の後,学 生 に質 問 し,理 解 度 を確 認 しなが ら授 業 を進 あ る方法 で あ る。

匠]一[圃

「ど ん な会 社 を 知 って る か 」

「会 社 の歴 史 」(資 料4参 照)

匡璽]一 陳 応司 一塵 司

「 魚 屋 さん の経 営 」

『煙 草 屋 さん の経 営 』(資 料5参 照)

(注:左 の 「 」 内 は ク イ ズ)

(注:左 の 「 」 内 は 研 究 テ ー マ) (注:左 の 『 』 は ビ デ オ テ ー マ)

また,受 講 す る学 生 が 前提 科 目を履 修 して い な いか,あ るいは学生 の前 提 知 識(専 門用語な ど)が 不 足 して い る場 合,配 布 した資料 を も とに基礎 的概 念 を解 説 す る。 次 に,学 生 に ビデ オ を見 せ た後,補 足 説 明 し,感 想 文 を書 きせ る。

匿 劃 一[塾 確]一 小テスト 一蜘

『電 卓 戦 争 」(資 料6参 照)(注:左 のr』 は ビデ オテーマ) 以 上 の 組 合 せ を 念 頭 に お い て,授 業 の 改 善 を 試 み た。

6ま と め

「経 営 学 」 は2年 生 を主 対 象 とす る,経 済 学 部 の選 択 必 修 科 目で ,平 成9年 度

後 期 は1部 約210人,II部 約250人 の履 修 登 録 が あ っ た が,最 後 の 授 業 に 出 席

した学 生 に 対 し,「 今 年 度 は 視 聴 覚 教 育 充 実 の た め に,い ろ い ろ な 教 材(煙 草屋

さん の経営,会 社 とは,会 社 の仕 事,リ ー ダー シップ}マ ーケ テ ィング活動 写 ル ンで す,

電 卓戦亀 ポー トフ ォ リオ,生 産方式r日 産 自動車,多 角化,Posシ ステ ムなど)を 使 い

ま し た 。 経 営 教 育 に お け る ビ デ オ 教 材 導 入 の 意 義 に つ い て の ,自 分 の 感 想 ・意

見 を 書 き な さ い。」 と い う小 テ ス トを 課 し,こ の授 業 に 対 す る感 想 ・意 見 を書 い

て も ら った(資 料7参 照)。

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(138) 経 営 学 に お け る教 授 法 の 改善93

感 想 文 は授 業 の 最 後 の15分 位 の 限 られ た 時 間 に書 か れ た もの で あ る が,そ れ ぞ れ の授 業 に対 す る ま と め に もな って い る。 読 ん で 見 る と,お お む ね 学 生 に

「経 営 に興 味 ・関 心 を も っ て も ら う。 も っ と経 営 に つ い て 学 び た い。」 と い う教 育 目標 は あ る程 度 達 成 され た と思 わ れ る。特 に,教 材(ビ デ オや記 述 した事例)を 使 っ た ケ ー ス ス タデ ィを や って よ か った と い う意 見 が 圧 倒 的 で あ る。 参 加 型 の 授 業 を 積 極 的 に 試 み た イ ン ス トラ ク タ ー の 姿 勢 の故 な の か ど う か は わ か ら な い が,授 業 中 に手 応 え と して 感 じて い た も の が そ の ま ま感 想 とな っ て返 って きて い る。 学 生 が 経 営 の 基 本 が わ か る よ うに な った と い う こ と や,考 え る教 育 や 学 生 参 加 型 の 授 業 を 望 ん で い る こ と な ど,回 答 した 人 の 学 生 達 の 意 見 か ら伺 い知

る こ とが で き る。

次 に,学 生 の感 想 文 を 参 考 に して,試 行 点 で あ る 「講 義 方 式 」,「視 聴 覚 教 育 」,

「ケ ー ス ・ス タ デ ィ」,「デ ィス カ ッ シ ョ ン方 式 」,「各 種 教 授 法 の組 合 せ 」に つ い て,言 及 して み る。

6.1講 義 方 式

講 義 を 行 う場 合,イ ンス トラ ク ター が 一 方 的 に話 す こ とが 多 くな る と,学 生 は受 身 の 立 場 とな り,次 第 に積 極 的 に聞 か な くな る。

例 え ば}東 辻 君(経 済4年)は 「大 学 の 授 業 形 態 は,通 常 教 授 が0方 的 に講 義 を 行 い,生 徒 は こ れ を 聞 き,ノ ー トを写 す だ け で あ り,こ の よ うな 形 態 に お い て は,生 徒 は授 業 内 容 に つ い て 受 動 的 に な らざ るを 得 ず,ま た 授 業 内 容 に つ い て も単 調 な感 じを 受 け,授 業 内 容 に 関 心 を 示 さ な い こ とが 多 くな る。」と述 べ て い る。

ま た,牧 野 君(経 済.2年)が 「黒 板 に書 くだ け の 授 業 で は い ま い ち わ か り に く い 」 と 述 べ て い る よ う に,従 来 の 講 義 方 式,特 に 一 方 通 行 の 授 業,た だ 先 生 の 話 しを 拝 聴 して終 わ り と い う授 業 に は学 生 は否 定 的 で あ る。

こ の よ うな事 態 を 避 け る た め に は,イ ンス トラ ク タ ー が,授 業 中 に学 生 に 質

問 した り,授 業 中 に ク イ ズ を 実 施 す る に よ り,あ る程 度 改 善 が 可 能 で あ る。

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94商 経 論 叢 第34巻 第2号

0137)

授 業 内 容 に つ い て は,本 折 君(貿 易.4年)は 「経 営 学 と い う と,今 ま で は 経 営 学 史 の 様 な 内 容 に な りが ち っ た の で,そ れ ら と比 べ る と,講 義 の 内 容 に 興 味 が 持 て た 」 と い う意 見 で あ る。 ま たz「 ど の よ う な 人 材 を 育 て る の か 」 に よ って 授 業 内 容 は 変 わ っ て く る が,学 生 は少 な く と も 「 経 営 学 」 と い う学 問 で は な くz 現 実 社 会 に則 した テ ー マ に つ い て 学 ぶ こ とを 求 め て い る。 彼 の よ う な 意 見 は資 料7の 感 想 文 に 数 多 く見 られ る が,学 生 は企 業 の現 状 を 分 析 した り,企 業 の 多 角 化 を 論 じ合 う よ うな 講 義 ・演 習 を 大 学 教 育 に求 め て い る。

例 え ば,岩 間 君(経 済.3年)が 「カ ッ プ ラ ー メ ンや 空 き缶 な ど の サ ンプ ル を 持 って き て 見 せ た り して,結 構 わ か りや す か った 。」,ま た 本 折 君(貿 易.4年)

が 「『 釣 り ば か 日誌 』 や 『山 口六 平 太 』 な ど を 使 った プ リン トも大 変 面 白 か っ た。」,さ ら に 中 塚 君(経 済.2年)が 「後 期 の 授 業 で 初 め の 方 に い ろ い ろ 『会 社 の名 前 」 に つ い て の ク イ ズ が あ った が,そ うい う もの を も っ と増 や せ よ う と思 う。」 と述 べ て い る よ うに,講 義 方 式 の な か で も,学 生 の興 味 ・関 心 を 引 き出 す 工 夫 を す れ ば,学 生 の 学 習 意 欲 は高 ま る。

勿 論 そ の た め に は学 生 は基 礎 的 な 知 識 を 事 前 に学 ん で お く必 要 が あ る が, イ ンス トタ ク タ ー が 学 生 に 現 実 の企 業 経 営 を 分 析 す る た め に,「基 礎 簿 記 」,「管 理 会 計 」 な ど会 計 学 や 「商 法 」 な ど の 法 律 の 知 識 も必 要 で あ る こ と を学 生 に 理 解 さ せ れ ば,学 生 は 目 的 意 識 を も っ て学 習 す る。

6.2視 聴 覚 教 育

「ビデ オ」 利 用 に 関 して,長 倉 さ ん(経 済4年)は 「『百 聞 は一 見 に しか ず 』 と い う 言葉 もあ る よ う に扱 っ て い る問 題 が 伝 統 的 な理 論 で は な く,変 わ りゆ く 社 会 の 中 か ら生 産 され た もの だ か ら,視 聴 覚 設 備 を用 い る こ とで,よ り具 体 的

に わ か る こ と が 出 来 た と思 い ま す 。」 と い う意 見 で あ る。 ま た,相 良 君(経 済.

3年)は 「普 通 の 授 業 で は 理 解 し に く い 会 社 経 営 の し くみ や リ ー ダ ー シ ッ プ の 授 業 も,ド ラマ 仕 立 て の ビデ オ を 見 る こ と で,内 容 が 頭 に残 りや す く,積 極 的 に 疑 問 や 考 え を 持 っ て 授 業 に の ぞ む こ とが 出 来 ま した 。」 と,そ の 長 所 を 指 摘 して

い る。

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経 営 学 に お け る教 授 法 の改 善95

「ビデ オ」 を利 用 した教 育 と従 来 の講 義 方 式 と の 比 較 で は,久 保 田 君(経 済.

3年)は 「大 学 の 授 業 で は ほ とん ど一 方 的 な 先 生 の 講 義 で あ り,っ ま らな い もの で あ る。 しか し,ビ デ オ な ど で の学 習 は 印 象 が 残 る し退 屈 で はな い 。 そ して 経 営 とい う の は板 書 で 学 ぶ も の で は な く,実 際 に体 験 して 学 ぶ べ き もの で あ る と

思 うの で,ビ デ オ学 習 は効 率 的 で あ る と思 う。」 と述 べ て い る。 ま た,利 根 川 君 (貿易2年)も 「先 生 の 講 義 中 の 話 だ と一 回 限 りの 話 しで あ り ま す が,ビ デ オ の 視 聴 覚 教 育 を 行 な う と,一 回 解 説 した こ とを,今 度 は画 面 上 で 目で 学 ぶ こ と が で き,自 分 な りに ノ ー トや 要 点 チ ェ ッ ク等 を メ モ を と りな が ら学 習 す る こ とが で き るの で,私 は お お い に 結 構 で あ る と思 って お り ま す 。」 と い う感 想 を述 べ て い る。 この よ う に,映 像 を 教 材 と して 用 い た 場 合,聴 覚 に頼 る講 義 方 式 よ り も 印 象 が 強 く,学 生 に興 味 を もた れ や す く し,実 感 と して 理 解 さ れ や す い と い う 特 色 か ら,学 習 効 果 が 高 い 。

しか しな が ら,先 程 の 長 倉 さ ん(経 済4年)は 「ビデ オ使 用 時 は学 生 は受 身 で あ り,そ こ で 伝 え られ て い る情 報 が,イ メ ー ジ と して は残 るが,知 識 と い う 形 で 残 りに くい と考 え る。 ま た,ビ デ オ使 用 時 は手 元 が 暗 い た め 必 要 だ っ た と 思 っ た こ と も 自分 で は メ モが しに くい。 な ん らか の 情 報 を 補 う と い う点 で は 有 効 だ と考 え る。」 と も述 べ て い る。 さ ら に,斎 藤 さ ん(経 済.3年)も 「映 写 中 に で て く る図 な ど を メ モ して お き た か った の で す が,暗 くて 良 く書 けず,終 了 後, 中 途 半 端 な 図 しか 残 らな か った た こ とが あ っ た の で,(先 生 が解説 して くれ たの も あ りま したが)黒 板 に も っ と 書 い て 欲 しか っ た で す 。」と,ビ デ オ を 使 用 す る際 の 改 善 点 を 指 摘 して い る。

この ほか,亀 岡 君(経 済.2年)は 「教 材 を よ く選 ば な け れ ば,そ れ は無 意 味 で あ る。 これ か ら も さ らに 良 い 教 材 を 導 入 して 授 業 を して も らい た い。」 と,効 果 的 な教 育 を 行 な うに は適 切 な教 材 を選 ぶ こ とが 大 切 で あ る と述 べ て い る。 さ

ら に,藤 野 君(経 済.4年)は 「ビ デ オ を じ っ く り見 さ せ る た めz内 容 と は 別 に, 映 し出 され た もの に っ い て,た だ書 か せ た り,一 時 停 止 した り しま した 。」 と, 教 育 効 果 を 高 め る た め の 工 夫 を 勧 め て い る。

以 上,学 生 の感 想 文 よ り,視 聴 覚 教 育 にっ い て,次 の こ とが 言 え る の で は な

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96商 経 論 叢 第34巻 第2号 0135)

い だ ろ う か。

① 学 生 に と って 従 来 通 り の言 葉 や 文 字 を 媒 介 と した コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン手 段 で 情 報(教 育内容)を 伝 達 す る よ り も,極 め て 教 育 効 果 が 高 い。

② 視 覚 に よ る情 報 は現 実 に働 い て い る人 達 の 人 物 像 や 職 場 の雰 囲 気 な ど の情 報 も た ち ど こ ろ に 表 現 して くれ る。 「一 見 は百 聞 に しか ず 」 と い う諺 が あ る よ う に,教 育 効 果 が 高 い理 由 もそ こ に あ る。 現 代 の 学 生 に と っ て,言 葉 と文 字 (あ るい は活 字)情 報 よ り も,イ メ ー ジ(あ るい は画像)情 報 に よ る情 報 摂 取 の ほ うが 理 解 しや す く,学 生 の 好 み に あ っ て い る。

③ 視 聴 覚 教 材 を 用 い る場 合,「 設 問(心 理 テス ト,理 解度 テス ト)に 解 答,チ ェ ッ ク リス トに よ る相 互 点 検,ワ ー ク シ ー一トに記 述 」 な ど の 工 夫 や 「講 義 ,事 例 研 究,バ ス セ ッ シ ョ ン(小 集 団討議 法),全 体 討 議 」 な ど と組 合 せ た場 合 は学 生 の 理 解 度 が 深 ま る。

④ ビデ オ教 材 を 利 用 す る こ と に よ って,イ ン ス トラ ク タ ー の テ ィー チ ング ・ス キ ル の 出 来 ・不 出 来 に あ ま り左 右 され る こ と な く,学 習 効 果 の 高 い教 育 が 可 能 に な る。

⑤ ビデ オ 教 材 を ケ ー ス に 使 用 した 後,そ の 印 象 が 比 較 的 記 憶 に 残 って お り,レ ポ ー トに ま と め や す い と い う こ と が あ げ られ る。 た だ し,学 生 も指 摘 して い る よ う に,ビ デ オ教 材 を 使 用 す る際 に 注 意 しな くて は け な い こ と は ,見 せ っ ぱ な しで は い け な い点 で あ る。 必 ず,テ ー マ に沿 って,イ ン ス トラ ク タ ー が 学 生 に 質 問 した り,自 分 の 考 え を ま とめ させ た り,討 論 さ せ た りす る こ と が 必 要 で あ る。 何 故 な ら,教 授 法 の 組 合 せ に よ って,自 分 の 意 見 を表 現 した り

す る能 力(コ ミュニケー シ ョン能力)が 向 上 す る か らで あ る。

6.3事 例 研 究(ケ ー ス ・スタデ ィ)

今 年 度 は事 例 研 究 を数 回 実 施 した が,な か で も ビデ オ 教 材 を 使 っ た 場 合,次 の感 想 文(資 料8参 照)に 見 られ る よ う に極 め て イ ンパ ク トが 大 き い 。

そ れ は林 君(経 済.3年)が 「VTRで 擬 似 体 験 す る こ と が で き る」 こ と,小

林 君(経 済.4年)も 同様 に 「経 営 教 育 は,理 論 的 な こ と も多 少 は必 要 で あ る こ

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経 営 学 に お け る教 授 法 の改 善97

と も認 め ます が,実 際 に体 験 す る こ と で 学 ん で ゆ く こ と に よ る吸 収 の ほ うが, 印象 に 残 りや す く,頭 で っか ち に な りが ち な 丸 暗 記 の テ ス ト方 式 よ り も,ぐ ん

と成 長 さ せ る こ と に お い て は,と て も貴 重 な方 法 で あ る と思 って い ま す 。」 と, 好 意 的 な評 価 を して い る。

ま た,川 村 君(経 済.3年)は 「知 識 を な らべ た て るVTRで な く,ケ ー ス ・ス タデ ィで 問 題 を読 み 取 り,分 析 し,そ れ に 対 して の対 応,処 理 は ど うす るの か を 考 え させ るVTRで あ っ た 。 自分 で 状 況 を 分 析 し,問 題 を 提 起 し,処 理 を し, そ の 一 連 の 作 業 を 検 討 し,状 況 を 改 善 して い く能 力 が 社 会 人 に な れ ば 必 要 だ と 思 う。 思 考 力 を 育 て る上 で,大 変 こ の教 材 は役 に 立 っ た と思 う。」 と述 べ て い

る。

こ の よ う に,「 見 て,聞 い て,考 え て,自 分 の意 見 を纏 め た り・ 他 人 と討 議 す る」 と い う授 業 の 進 め方 は 学 生 の 学 習 の動 議 づ け に な って い る。

現 在,事 例 研 究 を 授 業 の な か で 実 施 して い る人 は,関 東 地 区 で は一 橋 大 学 竹 内,帝 京 大 学 佐 藤 神 奈 川 大 学 水 谷,北 尾 青 山 学 院 大 学 坂 井 ・石 倉,千 葉 商 科 大 学 吉 田 な ど 限 られ た 先 生 達 に す ぎ な い。 事 例 研 究 は系 統 的 に経 営 を学 ぶ と

い う よ り も,む し ろ経 営 の問 題 を体 験 的 に 学 ぶ 授 業 形 式 で あ る が,我 々 イ ン ス トラ ク タ ー は,学 生 に対 して よ り良 い授 業 を 実 施 す る た め に講 義 方 式 を補 完 す る教 授 法 一 ケ ー ス ・ス タデ ィ,実 験 な ど一 を 授 業 の 中 で 実 践 して い く必 要 が あ る0

この ほか,亀 岡 君(経 済.2年)が 感 想 の な か で,「 教 材 を よ く選 ば な け れ ば, 無 意 味 で あ る」 と指 摘 して い るが,教 育 目的 に沿 っ た教 材 を選 定 す る こ と も重 要 で あ る。 教 材 に つ い て は,ア メ リカ の 大 学 に お け る教 材 の 豊 富 さ と比 べ て,

ま だ 日本 の 大 学 で 使 用 で き る教 材 は極 め て少 な い 。 教 科 書,ケ ー ス教 材,ビ デ オ教 材,メ デ ィ ア を 利 用 した な ど教 材 開 発 な ど は高 等 教 育 全 体 の 課 題 で あ る。

6.4デ ィ ス カ ッ シ ョン方 式

デ ィ ス カ ッ シ ョ ン につ い て は,石 井 君(経 済.4年)が 「授 業 中 に マ イ ク を あ

て られ て 皆 の 前 で 意 見 を 述 べ る機 会 も あ り,他 人 と 自分 の意 見 の 違 い や 考 え な

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98商 経 論 叢 第34巻 第2号

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ど を 比 較 す る こ と もあ っ て,そ れ も ま た い い機 会 で あ っ た と思 い ま す

。 こ の よ う に・ た だ ・ 講 義 で 話 を 聞 い て,ノ ー トを と る だ け で は な く自 らの 頭 で 考 え て 意 見 を 述 べ る と い う機 会 は あ ま り多 く は な い の で ,こ う い っ た ス タイ ル の 意 義

や 重 要 性 は高 い もの で あ る と思 い ま す 。」 と そ の感 想 を 述 べ て い る 。

ま た,デ ィス カ ッ シ ョ ンを 進 め る うえ で,土 屋 さ ん(経 済.4年)は 「経 営 学 に お い て,視 聴 覚 教 材 を 導 入 す る こ と は,具 体 的 事 例 研 究 を させ る う え で ,わ か りや す い と思 うが,知 人 以 外 に 話 す こ とが で き な い学 生 が 多 い な か で

,何 も 話 す こ と が で き な い 学 生 が い る と い うの が 問 題 で あ る と考 え る 。」 と述 べ て い る。 同 様 に,大 石 君(経 済.4年)も 「デ ィ ス カ ッシ ョ ンの仕 方 に は難 が あ った の で は と思 い ま す 。 討 論 す る下 地 が で きて い な い の に ,そ れ を 強 制 され て も う ま くい くわ け は な く,知 り合 い の い る学 生 ぐ ら いが 討 論 し参 加 して い た の で は な い で し ょ うか 。 例 え ば,席 を 毎 回 決 あ た り,グ ル ー プ に分 け た り,と い っ た 方 法 で 仲 間 意 識 を 育 て て か らで な い と会 話 も で き ま せ ん 。」 と デ ィ ス カ ッ シ ョ

ンす る下 地 が 無 い こ と を 問 題 点 と して あ げ て い る

さ ら に,梶 田 君(経 済.3年)は 「私 が 受 講 した な か で もか な り開 か れ た タ イ プ の授 業 で あ っ た の で,戸 惑 い もあ りま した 。 発 言 な ど を 含 め て ,私 達 が 授 業 に 参 加 す る 意 欲 が 足 り な か っ た 時 が あ っ た の は 日本 人 気 質 の せ い だ と思 い ま す 。 こ の授 業 は も う少 し小 人 数 で,か っ 私 達 の 意 識 改 革 が あ れ ば ,よ り よ い も の に な っ た と思 い ま す 。」 と 日本 人 気 質 と ク ラ ス ・サ イ ズ を 問 題 点 と して あ げ て い る。

こ の ほ か,授 業 中 に学 生 を 指 名 す る と,学 生 が 「緊 張 して しま う」 と い う意 見 も あ る が,全 体 と して,学 生 が 自 ら 自分 の 考 え を 述 べ ,他 人 の 考 え に 耳 を傾 け,対 応 す る デ ィ ス カ ッ シ ョ ンに よ る学 習 方 法 の 意 義 を 認 め る 意 見 の 方 が 多 い。一 方,改 善 す べ き点 と して,200人 前 後 の ク ラ ス で ,デ ィ ス カ ッ シ ョ ンを 活 発 に す る た あ の 工 夫 が イ ン ス トラ ク ター に求 あ られ る。

現 在,デ ィ ス カ ッ シ ョ ンを取 り入 れ て い る授 業 は極 め て 少 な い。 福 原 君(貿 易2年)が 「ケ ー ス ・ス タ デ ィで 実 戦 的 な授 業 を 取 り入 れ た 方 が ,よ っぽ ど頭

を使 う もの で あ っ た 。 少 な く と も"思 考 す る能 力"に っ い て は か な り鍛 え られ

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経 営 学 に お け る教 授法 の 改善99

た と思 う。 正 直,自 分 が 想 像 して い た 授 業 と は か な り違 って い た が ・ 周 りの 人 達 と授 業 の 内 容 に つ い て,討 議 し合 うな ん て 事 は こ れ ま で あ ま り な か っ た の で,是 非 来 年 以 降 も続 け て 欲 しい シ ス テ ム だ 。 そ れ と,数 回 に及 ぶ ケ ー ス ・ス タ デ ィ と ス モ ー ル ・テ ス トで,自 分 の 創 造 力,洞 察 力,そ の 他 多 くの 能 力 に 欠 け て い るの で は,と 実 感 す る事 が 多 々 あ っ た 。こ れ か らの 自分 の勉 強 の あ り方, も っ と眼 で 見 て 考 え る こ と の 重 要 性 を 知 っ た。」 と い う意 見 に見 られ る よ う に, 事 例 研 究 や デ ィ ス カ ッ シ ョ ンを 通 して,学 生 を授 業 に 参 加 させ,思 考 す る教 育

が 必 要 で あ る。

6.5各 種 教 授 法 の 組 合 せ

手 を 動 か せ ば 眠 くな くな る。 これ は極 論 か も しれ な い。 だ が,授 業 の最 大 の 敵 で あ る"た い くっ","眠 い","ぼ っ と して し ま う"を 排 除 す る に は,手 を 動

か した り,討 論 した りす る こ とが 効 果 的 で あ る。

この 授 業 で は学 生 の 授 業 参 加 を積 極 的 に 高 め る た あ,色 々 な 工 夫 を 凝 ら した が,阿 部 君(経 済.4年)が 「"先生 に よ る トピ ッ ク の 提 示 → ビデ オ に よ る実 際 の 状 況 の把 握 → 自分 な り に思 考 す る→ 周 りの 人 と デ ィ ス カ ッ シ ョ ンす る→ 先 生 に よ る解 説"と い う プ ロ セ ス を 繰 り返 し行 う こ と に よ って,経 営 学 に 関 す る知 識 自分 で 考 え る能 力,コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン能 力 な ど が,真 剣 に受 講 して い る うち に 身 に っ い た と思、 う か らで す 。」 と述 べ て い る。

ま た,遠 藤 さ ん(貿 易2年)も 同 様 に 「ビ デ オ を 見 て か ら,そ れ で 終 わ り と い うわ け で は な く,そ こか ら発 展 して デ ィ ス カ ッ シ ョ ンす る の は,絶 対 自分 で 考 え る と い う点,友 達 と意 見 を 出 し合 う と い う点 で か な り合 理 的 だ と思 い ま し

た 。 私 もそ うで す が,思 って も意 見 を 言 え な か った り,先 生 の0方 的 な 講 義 に っ い て い け な か った り,先 に も あ げ た よ うに,も し ビデ オ を 見 て ・ そ れ で 終 わ り で な く,う ま く考 慮 さ れ た 講 義 で あ っ た よ う な 気 が し ま す 。 一 人 一 人 考 え 方 な ど は違 う わ け で,自 分 の 思 った こ とが 記 入 で き る ス ペ ー ス が 設 け られ た プ リ

ン トは とて も よ く,自 分 に少 し自身 が 持 て る よ う に もな り ま した 。」 と述 べ て い

る。

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100商 経 論 叢 第34巻 第2号

(131) さ ら に,藤 野 君(経 済.4年)が 「ビデ オ の 場 合 に は 写 し放 しで は良 くな い と い う こ と も踏 ま え,ミ ニ レポ ー トを書 か せ た 点 は 正 し い方 針 で あ っ た と思 い ま す 。」 と述 べ て い る。 以 上 ・3人 の 意 見 か ら もわ か る よ う に 「講 義 方 式 」

,「 事 例 研 究 」s「バ ス学 習 」・ 「ク イ ズ 」,「小 テ ス ト」 な ど の 組 合 せ た 授 業 に 対 して 高 い 評 価 を 与 え て い る。

今 後,大 学 教 育 で 目指 す 方 向 は現 在 多 くの授 業 に 見 られ る よ うな ,一 方 的 な 講 義 で は な く,複 数 の 教 授 法 を組 み 合 わ せ た 双 方 向 の授 業 を 目指 す べ き で あ ろ

う。

この ほか ・ この 授 業 で は教 科 書 を 用 い な か った た め

,毎 回,講 義 内 容 を 記 し た プ リ ン トを 配 布 した.そ れ は 日本 に は ア メ リカ で い う教 科C9)に 相 当 す る もの が な い の が 一 因 で あ る。 例 え ば,国 際 経 営 学 で は ,ジ ョ ン ・ダ ニ エ ル の 「イ ン

タ ー ナ シ ョナ ル ・ビ ジ ネ ス」 な ど が 代 表 的 な教 科 書 で あ り

,筆 者 は1998年 「現 代 社 会 と経 済1‑一 国 際 経 営 学 一 」 の 授 業 で は彼 の教 科 書 を参 考 に して 講 義 を進 め て い る・ ジ ョ ン ・ダ ニ エ ル の 教 科 書 は学 部 レベ ル か ら大 学 院 の入 門 レベ ル で も使 わ れ て い る が,大 学 院 の 上 級 レベ ル で は ,ク リス トフ ァー ・バ ー トレ ッ ト と ス マ ン トラ ・ゴ ー シ ャル の 「トラ ンス ナ シ ョナ ル ・マ ネ ジ メ ン ト」 や ブ ラ イ ア ン'ト イ ン と ピ ー タ ー ・ワ ル タ ー ズ の 「グ ロ ー バ ル ・マ ー ケ テ ィ ン グ ・マ ネ ジ メ ン ト」 な ど複 数 の教 科 書 が 用 意 され て い る

。 い ず れ も具 体 的 な 実 例 と練 習 問 題(含 むケ ー ス ・ス タデ ィ)を 豊 富 に 紹 介 して あ るの で ,学 生 が 興 味 を 持 って 学 習 で き る 内 容 で あ る。 教 科 書 は効 果 的 な 授 業 を 行 な うえ で ,欠 か せ な い もの で あ る が,標 準 的 な 教 科 書 作 成 は 今 後 の 課 題 で あ る 。

6.6学 生 によ る授 業評 価

学 生 に よ る授 業 評 価 に っ い て は,現 在 の 日本 の大 学 で は批 判 的 な意 見 も多 い。 しか し,教 授 法 の 改善 とい う点 か らみ れ ば,学 生 によ る授 業 評価 は教 授法 そ の もの に直 接 的 な資 料 を提 供 す る もの で あ り,取 り組 む意 味 は大 きい と言 え る。

また,学 生 に よ る授 業 評 価 は,教 員 の個 人的 レベル で の実施 と ,大 学 な どの

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(130) 経 営 学 に お け る教 授 法 の 改善101

組 織 的 な 実 施 と で は 自 己 評 価 と して の 持 っ 意 味 が 異 な っ て い る。 個 人 的 レベ ル で 授 業 の 改 善 に努 め るの で あ れ ば 渓 施 す る こ と1ま容 易 で あ る・ 授 業 評 価 を 実 施 す る こ と に よ って,学 生 の意 見 を次 年 度 の授 業 に 反 映 させ る と い う点 が 重 要

で あ る。

そ こで,1997年 度 最 後 の 授 業 で,学 生 に よ る授 業 評 価 を試 験 的 に 実 施 した。

第 一 の 質 問 は 出 席 に 関 す る も の,第 二 は教 員 の 授 業 に 関 す る も の で あ る。

まず,学 生 が ど の 程 度 授 業 に 出席 して い るか,学 生 に 臼 己 申告 さ せ た と こ ろ, 表7に 見 られ る よ う に,50%近 くの学 生 が ほ ぼ 毎 回 出席 して い る。

学 生 の 出 席 率 が 高 い 理 由 と して,半 期 の 授 業 で あ る こ と,授 業 中 ク イ ズ,小 テ ス ト,レ ポ ー トを十 数 回 実 施 した こ と も一 因 で あ ろ う。

授 業 を改 善 す る為 の 方 策 の 一 っ に 学 生 に よ る授 業 評 価 が あ るが,評 価(無 記 名)は 以 下 の よ う に高 い 評 価(表8)と な っ た。

しか しな が ら,学 生 に よ る評 価 に は教 科 の 内 容,知 識 の 水 準,教 材 な ど の他, 学 生 数,専 攻,学 年 に よ る違 い や学 習 意 欲 の 高 低 な ど,い ろ い ろ な要 因 が 絡 ん で お り,そ れ ら全 て を 考 慮 して 解 釈 す る必 要 が あ る。

最 後 に,筆 者 は毎年

① 「講 義 方式 」 か ら 「課 題 や主 体 性 に もとつ く自己学 習 」 へ,

② 「教 え られ る こと」 か ら 「能動 的 な問題 解 決 によ って学 ぶ こ と」 へ

表7学 生 の 出席 率(無 記 名)

1部 轍 数 観3J}o)2(36%)(論 馬争躍3(聯

H部 轍 数(毎 回

47%)襯 ヂ(論 碧 究ナ3(鴨

表8学 生 に よる評価

1部 阿 欝A((90点

20%))B({go,56%))C(X70,22%))D({60,2%))E({50,0/))

H部 縢 静A((gp,

19%))B(舗)C(騰)D((60,,,4%))E(霧)

(20)

102商 経 論 叢 第34巻 第2号

0129)

③ 「教 員 の 権 威 に よ っ て教 え られ る こ と」か ら 「ケ ー ス ・ス タ デ ィ

,小 グ ル ー プ を単 位 とす る相 互 啓 発 学 習 ,シ ミュ レー シ ョ ンな ど の 活 動 を 通 じて の 能 動 的 学 習 」 へ の 改 善 を 重 ね て い るが,多 人 数 講 義 に お け る双 方 向 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ

ンの 改 善 が 課 題 と して 残 って い る。

資料1「 創業」

経 営 学 ク イ ズ7HomeWork97.10 .2

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資料2「 小事 例研 究」

97年 経 営 学 ス モ ー ル .ケ ー ス.ス タ デ ィ3

「い ま こ そ 研 修 」

4月1日,入 社教 育を終 了 して二人 の新 入職員 が企 画調整 課 に配属 され た

。 庶 務係 長 の引率 で一 通 り挨 拶 まわ りを して,同 係 長 課 長 か ら1時 間程 度 ,『 企 画 調 整課 の業務 概要』 や 『 各 係 の分 掌事務』 とか 『新人 の心構 え』 な ど の説 明が あ り

,

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経 営 学 にお け る教 授 法 の 改 善103

そ の 後 彼 らの 座 る 席 へ 案 内 さ れ た 。 上 司 と な る係 長 か ら仕 事 の 説 明 が あ っ た が,な ん だ か 全 然 分 か らず,退 社 時 に は 説 明 内 容 は す っ か り頭 の 中 か ら,ど こ か へ 飛 ん で い っ て し ま っ て い た 。 「こ れ を 読 ん で お け 」 と い わ れ た 参 考 資 料 だ け が 手 元 に 残 っ て い た 。

遠 藤 さ ん は,調 整 係 に 配 置 さ れ,課 内 ・課 外 の 連 絡 な ど で,元 気 に 飛 び 回 っ て い た 。 遠 藤 さ ん は,学 生 時 代 に ア ジ ア 大 会 の 通 訳 を した こ と も あ り,仕 事 の 呑 み 込 み も速 く,ま た,こ ま め に 体 を 動 か し て い た 。 物 怖 じ し な い の で,「 あ い っ は,生 意 気 だ 」 と い う評 判 も あ っ た が,明 る い 性 格 な の で,直 立 不 動 の 姿 勢 で 「す み ま せ ん で した 」 と謝 る 態 度 は 好 感 が も た れ た 。

… 方 ,小 川 さん は企 画 係 に配 置 され,過 去 の 企 画 業 務 の 膨 大 な 資 料 の 整 理 を 命 じ られ,書 類 の 山 と必 死 に 格 闘 し て い た 。 小 川 さ ん は,遠 藤 さ ん と 異 な り 口 数 が 少 な く,ま あ 声 も小 さ く,目 立 た な い 性 格 で あ っ た 。 係 長 が 仕 事 を 命 じ て も 「は い 」 と 言 う も の の,分 か っ た か ど う か 不 明 で,課 員 は 口 に は 出 さ な い が 「頼 り無 い や つ 』

と思 わ れ て い た 。

4月30日,小 佐 野 企 画 調 整 課 長 は,遠 藤 ・小 川 の 上 司 で あ る矢 野 調 整 係 長 と井 上 企 画 係 長 を 呼 ん で 「二 人 の 新 人 は ど う だ い 」 と 聞 き,「 ど う 指 導 して い る か 」 を 尋 ね た 。

遠 藤 の 上 司 で あ る 矢 野 係 長(係 長 歴5年)の 話

「遠 藤 は 指 示 ど お り て き ぱ き 動 い て く れ ま す 。 明 る い 性 格 で,何 を 言 わ れ て も へ こ た れ ま せ ん 。 ま だ,な に を や っ て い い の か 分 か っ て い な い の で,細 か く指 示 し・

『い わ れ た 通 り に や れ ば 良 い 』 と言 う の で す が,し ょ っ ち ゅ う 『な ぜ?』 な ど と 聞 く の で す 。 ち ょ っ と理 屈 っ ぽ い と こ ろ も あ る ん で す 。 覚 え た こ と を す ぐ課 内 ・課 外1 の 折 衝 で す ぐ 口 に だ す の で 『生 意 気 だ 』 と い わ れ る こ と も あ る よ う で す 。 そ ん な と

も あ っ て,今 は 理 由 や 理 屈 は な る べ く教 え な い よ う に して い ま す 。 行 動 的 で 付 き合 い も良 す ぎ て 困 る と こ ろ が あ り ま す 。 仕 事 に慣 れ て き た せ い か,仕 事 以 外 の 寄 り道 を し た り,今 日 は 残 業 と い う 時 に 断 わ り な く 『飲 み 会 』 の 約 束 を す る こ と が 多 くな

り ま し た 。 し か し,遠 藤 に は 明 る さ が あ り,憎 め な い 素 直 な と こ ろ が あ る の で,っ い 厳 し く叱 れ ま せ ん 。 遠 藤 の 持 味 を い か し て,ど ん ど ん 体 を 動 か し て 経 験 を 積 ま せ

よ う と 考 え て い ま す 」

小 川 の 上 司 で あ る 井 上 係 長(係 長 歴1年)の 話

「小 川 は 無 口 で 付 き合 い も悪 く,ち ょ っ と 変 わ り 者 か も し れ ま せ ん 。 な に を 考 え て い る の か わ か ら な い と こ ろ が あ り ま す 。 『棚 の 資 料 を 整 理 して お け 』 と命 じ た ら, 資 料 の 山 に 埋 ま っ て,じ っ と 眺 め て い る だ け で す 。 何 の 質 問 が あ る わ け で も あ り ま

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104商 経 論 叢 第34巻 第2号

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せ ん 。 こ う や る ん だ と 指 示 す れ ば,そ の 通 り に や る の で す が ,動 作 が 鈍 くて い らい ら し ま す 。 面 倒 な の で,あ れ これ 言 わ な い こ と に し ま し た。 急 ぎ の 仕 事 が あ っ て も 基 礎 知 識 が な い か ら}や ら せ る こ と も 出 来 ま せ ん 。 結 局,私 一 人 で や っ て ,小 川 に は 現 在 資 料 整 理 だ け さ せ て い ま す 。 黙 々 と や っ て い る の で ,い っ か ら戦 力 に な るか 見 当 が つ き ま せ ん 。 も う少 し明 る く振 る舞 い,職 場 に 溶 け 込 ん で くれ た ら な あ ,と 思 っ て い ま す 。 成 長 す る の を 辛 抱 強 く待 っ だ け で す 」

小 佐 野 課 長 の 話

「採 用 さ れ た ば か り だ か ら な,こ れ か ら の 教 育 し だ い だ ろ う。 み っ ち り 仕 込 ん で や っ て くれ よ 。 君 達 に ま か せ る よ 。 例 年 よ り遅 く な っ た が,近 々,新 人 の 合 同 研 修 が 有 る そ う だ か ら,そ こ で い ろ い ろ 教 わ っ て く る だ ろ う」

4月 中 旬 に 予 定 さ れ て い た4月 入 社 社 内 研 修 が の び の び に な っ て い た が ,5月 の 連 休 あ け に,竃 人 の 新 人 に そ の 研 修 の 受 講 が 命 じ ら れ た 。10日 あ ま り の 合 宿 研 修 で あ り,=人 は 『頑 張 っ て こ い よ』 と い う課 員 の 励 ま し の 言葉 を 聞 い て,い さ ん で 出 か け て い っ た 。

研 修 が 終 了 し,二 人 は 職 場 へ 復 帰 し た 。

課 員 に 「研 修 終 了 」 の 挨 拶 を して 回 っ て い た が,不 思 議 な こ と にr明 る か っ た 遠 藤 は ど こ と な く以 前 の 元 気 が な い よ う に 思 わ れ,無 口 と思 わ れ て い た 小 川 は 何 か 自 信 を っ け た 感 じが し た 。

2週 間 ほ ど1つ と,そ れ が 顕 著 に あ らわ れ た 。

ま ず,遠 藤 は 以 前 の ガ ッ ツ や 明 る さ が 消 え 失 せ,指 示 に 従 い こ ま め に 体 を 動 か す こ と が 少 な く な っ た 。 そ し て,上 司 の 井 上 係 長 の い う こ と も上 の 空 で ,仕 事 上 の 失 敗 も多 く な り,机 で 頭 を 抱 え る 姿 を 見 せ る よ う に な っ た 。

一方 ,小 川 は,無 日 で 変 わ り者 と思 わ れ て い た の に,急 に 矢 野 係 長 に 対 して 質 問 が 増 え 始 め,納 得 の い く ま で 聞 く こ と が 多 く な っ た 。 係 長 が た じ た じ と な る よ う な 内 容 も あ り,時 に は,「 ま だ ま だ そ こ ま で 知 ら な く て も い い ん だ よ 」 と答 え る こ と

も あ っ た 。

この変化 を察 して,小 佐 野課 長 は二人 の係長 を呼 んで聞 い た。

矢 野 係 長 の 話

「遠 藤 が 元 気 が な く な っ た の は 確 か で す 。 遠 藤 が い う に は 『研 修 で は,仕 事 の 改 善 や 創 造 性 開 発 な ど を 教 わ り,感 激 し た の で す が,職 場 に 戻 っ た ら単 純 業 務 の 連 続 で,改 善 も開 発 も関 係 な い こ と が わ か り,が っ か り で す 。 も う 少 し,難 しい 仕 事 を や ら せ て くれ ま せ ん か 』 と い う ん で す 。 単 純 と 思 わ れ る 仕 事 も 大 切 だ よ ,と 教 え て い る ん で す が,『 大 学 で 学 ん だ こ と を 活 か し た い 』 と言 っ て ,今 や らせ て い る 連 絡

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経 営学 に お け る教 授 法 の 改善105

業 務 に 不 満 を 抱 き始 め た ら し い の で す 。 研 修 を 受 け て 本 当 の 生 意 気 に な り,指 示 ど お り動 か な く な っ て 困 っ て い ま す 」

井 上 係 長 の 話

「小 川 は,だ だ の 無 口 じ ゃ な い で す ね 。 情 報 管 理 の 重 要 性 と い う こ と を 聞 い て, これ は 大 変 な 仕 事 だ,ま ず 自 分 の 能 力 を 高 め な け れ ば な ら な い,と 思 っ た の で し ょ う。 『こ れ は 何 の 資 料 で,こ れ か ら ど う 仕 事 が 展 開 し て い く の か 等 々 』 や た ら質 問 す る よ う に な り ま し た 。 で す か ら前 よ り も資 料 整 理 が 順 調 に 進 ん で い ま す 。 ま た, 資 料 の 内 容 に ま で 関 心 を 持 ち 始 め,質 問 攻 め で 私 自 身 の 仕 事 が で き な い 程 で す 。 研 修 を 受 け て 熱 心 に な っ た の は い い ん で す が,う る さ くて 迷 惑 し て い ま す 。 勉 強 に っ ぐ 勉 強 で,文 献 や 資 料 を 鞄 に っ め こ み,通 勤 途 上 や 自 宅 で ひ も と い て い る よ う で す 。 そ ろ そ ろ 実 務 を や っ て も らお う と 思 っ て い た の で す が,こ れ で は,や らせ る こ

と も で き ず 困 っ て い ま す 」

小 佐 野 課 長 の 話

「う 一 む,そ うだ っ た の か 。 新 人 の 合 同 研 修 は 終 わ っ た,し か し,職 員 の 教 育 は こ れ で 終 わ り で は な い 。 今,こ れ か らが 研 修 な の だ よ 。 い ま こ そ 研 修 だ 」

二 人 の 係 長 は,課 長 の 言 っ て い る こ と が ピ ン と こず,ポ カ ン と課 長 の 顔 を 見 て い た 。

一 画 … 長 ⊥礁 禰

質 問

1.小 佐 野 課 長 が1ケ 月 程 経 過 し て か ら 「新 人 教 育 は ど う な っ て い る の か 」 と 尋 ね た こ と を ど う考 え る か 。

2.矢 野 係 長 の 遠 藤 さ ん 指 導 に っ い て,ど う思 う か 。

3.井 上 係 長 の 小 川 さ ん 指 導 に っ い て,ど う思 うか 。

4,研 修終 了後 に二人 が態 度 を変 容 させ た ことを どう考 え るか。

5.研 修終 了後 の両係長 の 二人の変容 に対す る受 け止め方 にっ いて ど う考 え るか。

1)矢 野係 長

2)井 上 係長

6.今 後 の二人 の育成指 導(職 場 研修 のあ り方)は ど うす れば良 いか。

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106商 経 論 叢 第34巻 第2号

0125)

資 料3「 リー ダ ー シ ッ プ 」

i経 営 学 ク イ ズ10

シ ー ト1

学 習 前 ク イ ズ

次 の 質 問 に 対 して,あ な た の 生 活 習 慣 も近 い と 思 う も の を 一 っ 選 ん で 回 答 欄 に ○ 印 を 付 け て く だ さ い。

勿 論 皆 さ ん は ま だ,部 下 を 持 っ た こ と は な い と 思 い ま す 。

そ こ で,も し あ な た が サ ー ク ル の 部 長,ア ル バ イ ト先 の 店 長 や 現 場 の 責 任 者 と な り ,部 下 も し く は 同 僚 ・後 輩 の 指 導 を す る立 場 に た っ た ら,と 仮 定 し て 回 答 して み て くだ さ い 。

こ こ で は,部 下 を(サ ー ク ル の 後 輩 や ア ル バ イ ト先 で の 同 僚)と 考 え て も よ い で し ょ う。

L

い っで も で き 程 度ま あ 普通 余 りで き

で き て い で あ て い

て い る

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

あなた は自分 か ら進 ん で部 下にあ い さっ しますか あ なた は職 場 の 目標 を きちん と示 して います か

あ なた は部 ドの進 捗 を定期 的 にチ ェ ック してい ます か あな たは部 下が何 で困 ってい るかをつか んで い ますか あな たは部 下か ら私 的な ことで もよ く相談 を受 けます か あな たは部 下 に感謝 の 言葉 を よ くいい ます か

RVrO﹃0門OPOFb

あなた は部 ドの仕 事上 の相談 に対 して きちん と答 えて いますか5 あ なた は各仕 事 の進捗 程 度 を見 て全体 を調整 してい ます か 問題 に対 してあ なた な りの対応策 を部 下に示 して い ます か あ なた は服 装 や セ ンスに も気 を使 ってい ます か

あな たの職 場 で は,休 息時 間 な どに笑 い声 が聞 こえますか

FOぼOeOrO

あ な た は 部 下 に 何 を ど の 程 度t期 待 し て い る か を 話 して い ま す5 か

13あ な た は 計 画 か ら の ズ レ に 対 して 原 因 を 調 べ 対 策 を 立 て て い ま5 す か

14あ な た は 部 ドに よ っ て 話 し方 や 指 示 の 仕 方 を 変 え て い ま す か5 15あ な た は 部 下 が 認 め る 得 意 な も の が あ り ま す か5

16部 ドか ら の 情 報 や 報 告 は 遅 れ る こ と が あ り ま す か5

17仕 事 の 指 示 を す る と き,内 容 や 注 意 点 な ど ポ イ ン トを 確 認 して5 い ま す か

18あ な た は 他 部 署 と の 調 整 を 自 分 の 責 任 で や って い ま す か5 19あ な た は 緊 急 の 時,率 先 し て 部 下 を 動 か して い ま す か5 20部 下 を ア フ タ ー5に 誘 う と,部Fは 喜 ん で っ い て き ま す か5

‑11準111111111

222222222222

333333333333

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ら0003Qり 9自9砲9白9白 ‑1重‑11‑1卓11ー噂

り白り倉り后

QUり000

444

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0124) 経 営 学 にお け る教 授 法 の改 善107

資料4「 会社 の歴史」

経営 学 クイ ズ3

問1.現 在 の会 社名 を書 きな さい.

横浜正 金銀行 関東 配電 安 田銀行 第一銀行 山 日銀行 川崎造船 所 目黒蒲 田電鉄 東邦電 力 宇治 川電気 富1=製 鉄 川 西飛行 機 小 西六写 真 工業 東洋 レー ヨ ン 保谷 硝 子 精機 光学一[業

立石電気 伊 奈製陶 帝 国 人造 絹糸

旭 ベ ンベ ル グ絹糸 USSteel

鈴木 商店 寿 屋 郡 是 福 武書店 問2.

C 問3.

鐘淵紡 績 日本郵 船 明治製糖 口本電気

北 海道炭 鉱汽船 阪神電鉄 大和 証券

小 野 田 セ メ ン ト 旭化 成

∫注)

子 会 社 と し て 傘 下 に お さ めS

日本勧 業銀行 大 日本 麦酒 八幡製 鉄 住友 製鋼所 興 国人絹 パ ルプ 信 州精機

揖 斐川電 気1二業 中 島飛 行機

プ リンス 自動 車 東京 石川 島造 船所

東京電 燈 大 日本紡績 花ilイ1鹸 大京観 光 倉敷 レー ヨ ン 日本 ミシ ン製 造 東2羊コル ク,̲i:一 理研 光学

鐘 淵紡績

ス タンダー ドオイルニ ュー ジ ャー ジー 安 井 ミシ ン兄 弟商会

鴻池銀 行 福音電 機 東 京芝浦電気 日本 の(旧)財 閥名(4っ)を 挙 げな さい。

)

次 の企業 はどの(旧)財 閥系企業 に属 して いますか?

i子 製紙 東 レ 富 七通 富L電 機 東 京海上 住 友通信1業

占河電気r業 日興証 券

戦 前持株 会社 が複数 の産 業分野 の企 業 の株 式 を保 有す る ことによ って それ を

一代財 閥 を形成 した。 戦後 は持 株会社 は解体 され

たがz銀 行 を中核 に株式 の相 互持 合 を通 じて企 業集団 と して再編 成 され た。

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