このようにして求めた年間の風速を銚子気象台に
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(2) 土木学会第64回年次学術講演会(平成21年9月). Ⅰ‑521. により算定した結果を図 8 に示す。また、疲労評価. 最接近距離及び年発生頻度の確率分布を求める。 次に作成された確率分布に従い、モンテカルロシ. の風速は 10 分間の平均化時間であるが、図 8 に示し. ミュレーション手法により 100 年分の台風を 100 回、. た台風時の評価は 50 年再現期待値に相当する 49m/s. 通算 10,000 年分の台風を発生し上空風を求め、べき. の作用時間が 2.49 分であり、10 分より短い。設計風. 法則により地上風を求める。求められた地上風は 60. 速 49m/s を記録する台風が来襲する時に、風車が疲. 分平均風速に相当するため、平均化時間の違いを補. 労荷重により損傷を受けさせないために、最大風速. 正し 10 分平均風速の最大値を求めた後に年最大風. が 50 年再現期待値となる台風が一回は来襲するもの. 速を抽出する。このようにして求めた台風時の風を. と仮定し、台風シミュレーションを利用して台風時. 解析することにより銚子気象台における台風による. における各風速の継続時間を算出した。. 年間の風速出現頻度(図 5)および台風による再現期. このようにして求めた出現頻度を合成することに. 間別最大風速(図 6)を求めた。観測値と良く一致して. より、最終的な全要因に対する風速階級別出現頻度. いることがわかる。. を推定した。 100000 00. 60. 強風の作用時間(分). 風速 (m/s ). 50. 非 台風 台風 50年再 現 期待台 風 ( 1個 ) 合成. 100000 0. 49.0m/s. 40 30. 台風 ±σ 非台 風 台風 + 非台 風. 20. 100000. 10000. 1000. 100. 再 現 期 間 (年 ). 10. 5. 0-2. 10. 20. 50. 10. 100. 1. -1. 0. 1. 2. 3. 4. 5. 0. 10. 20. 基 準 化 変 数-ln(-ln(F)). 図 7 対象海域における風速の再現期間 別期待値. 30. 40. 50. 60. 風速(m/ s). 図 8 対象海域における風速 の出現頻度分布. 5.まとめ 本研究では気象シミュレーションと台風シミュレ 図4. ーションに基づき,洋上風力発電所のための設計風. 台風シミュレーションのフロー. 速を推定するとともに銚子気象台において検証を行. 10 0. 平坦・粗度区分I I上風速 U I I(m/ s). 観測 値 10 -1. シミ ュレ ーシ ョン ±σ. -2. 10. -3. 頻度 f. 10. 10 -4. 10 -5. 10 -6. 10. -7. 0. 5. 10. 15. 20. 25. 30. 35. 40. 60 50. シミ ュレー ション ±σ. 40. 観測 値. •. 30. 再 現期間 (年). 10 0. -2. 気象シミュレーションにより年平均風速、年間 の風速出現頻度、および非台風時の再現期間別. 20. 5 0. 10 2. 20. 50. 100 200 4. 500 6. 風速を高精度に予測することが可能である。. 200 0 8. •. 基 準化 変数 -ln(-ln(F)). 風 速 U(m/s). 図 5 銚子気象台における 台風時の風速階級別 出現頻度. い、以下の結論を得た。. 図 6 台風による風速の際威厳期間別期 待値. 台風シミュレーションにより台風時の風速出現 頻度および再現期間別風速を高精度に予測する ことが可能である。. 謝辞. 4.洋上地点 洋上地点に 地点における推定結果 銚子近海の洋上における非台風時および台風時の. 本研究は新エネルギー・産業技術総合開発機構. 再現期間別最大風速を、2 節および 3 節で示した手法. (NEDO)の委託研究「洋上風力発電実証研究 F/S 調. に基づき推定した結果を図 7 に示す。本研究で対象. 査」の一部として実施したものである。. とした地点においては再現期間が 1 年以上の最大風. 参考文献. 速は台風によって決定されていると言え、風力発電. [1] 山口敦,石原孟,藤野陽三:力学統計的局所化による 新しい風況予測手法の提案と実測による検証, 土木学 会論文集 A、Vol.62、No.1、pp.110-125、2006. [2] L. Gomes and B. J. Bickery: On the prediction of extreme wind speeds from the parent distribution, J. Indust. Aerodyn., 2, 21-36, 1977. [3] 松井正宏, 孟岩, 日比一喜: 台風シミュレーショ ンによる年最大風速の推定, 第 14 回風工学シンポジウ 論文集, pp. 97-102, 1996.. 所の設計に必要となる 50 年再現期間の最大風速は、 シミュレーションのばらつきを考慮して 49m/s とな る。 次に疲労荷重評価のための、台風時と非台風時の 風速階級別出現頻度を 2 節および 3 節に示した手法. ‑1042‑.
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