吉 田 腫 瘍 を 移 植 さ れ た 白 鼠 腸 間 膜 淋 巴 腺 に
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(2) 1386. 佐. 々 木. 俊 夫 ・近. る も の も 見 ら れ る.. 良. 一. く被 膜 を破 つ て 洞 内 に 至 り,処 々 腫 瘍 細 胞 が浸 潤 増 殖 して 網 状 織 細 胞 は圧 迫 萎 縮 に 陥 る.定 型 的 な核 包. 移 植 移6日: 動 物 番 号(61):網 く遊 離 性 が 強 い.実 る.核. 藤. 状 織 細 胞 は 腫 大 増 殖 共 に著 し 質 中 に少 数 の核 破 片 が 認 め られ. は 腫大 し染 色 素 は 消 粍 し て 空 隙 を形 成 し,. 1μ 大 境 界 不 鮮 明,屈. 光 性 好 酸 性 小体 が 数 ケ集 つ て. い る もの が あ る.染 色 素 が 偏 在 性 に消 粍 し て偏 側 に や ゝ明 瞭 な 核 空 隙 を形 成 し, 3〜4μ. 大 の 光輝性 淡. 紅 色 の 核 包 含 体 を入 れ る もの が あ る.. 含 体 を認 め るが そ の 数 少 く染 色 素 が 消 退 して 内容 を 有 しな いHohlkernを 移 植 後9日: 動 物 番 号(69):淋. 巴腺周 囲及 び腺内 に腫瘍細胞の. 浸 潤 増 殖 は 可成 著 明 で あ る.淋 巴 濾 胞 は腫 瘍 細 胞 に 囲 まれ て 殘 存 して い る が 次 第 に圧 迫 崩 〓 に陷 つ てい る.腫 瘍 細 胞 は 洞 内 に 広 く増 殖 して 綱 状 織 細 胞 の 腫. 移 植 後7日:. 大 が あ るが,強. 動 物 番 号(230):淋. 多 数 に 認 め る.. く浸 潤 した処 は 核 包 含 体 の 形 成 は. 巴 腺 周 囲脂 肪 織 の 腫 瘍 細 胞. 認 め られ な い.腫 瘍 細 胞 の 浸 潤 少 く綱 状 織 細 胞 の 腫. 浸 潤 は 中 等 度 で 淋 巴 腺 側 面 よ り被 膜 を破 つ て 腺 内 に. 大 増 殖 して 遊 離 化 の 強 い 部 分 に定 型 的 な核 包 含体 の. 侵 入 増 殖 し て い る.腫 大 増 殖 し た綱 状 織 細 胞 核 内 に. 形 成 を認 め た.即 ち核 は 僅 か に 腫 大 して 包 含 体 は7μ. 核 包 含 体 を認 め るが,染. 大,卵 円形 で 境 界 は鋭 別 に現 れ,核 空 隙 明 瞭 で 染 色 素. の 空 隙 に0.2〜0.3μ. 色 素の消粍 で 出来 た中央部. 大 顆 粒 状 の 小 体 が 多 数 密 在 して. い る も の が あ り,染 色 素 融 解 を起 し た核 も多 い. 動 物 番 号(231):周. は核 辺 縁 に移 行 し核 膜 の 一 部 は 結 節 状 に 肥 厚 す る. 動 物 番 号(78):淋. 巴 腺周 囲 に 著 明 に 浸 潤 した腫. 囲脂 肪織 及び腺 内腫瘍 細胞. 瘍 細 胞 は一 部 腺 内 に浸 潤 し,そ の部 に核 破 砕 が 起 つ. の 浸 潤 増 殖 は 中 等 度 で あ つ て,綱 状 織 細 胞 核 内 に は. て い る.又 形 質 細 胞 が 多 数 に現 れ この 部 の網 状 織 細. 割 合 多数 の核 包 含 体 の 形 成 を認 め る事 が 出来 る.染. 胞 の 腫 大 増 殖 並 に離 開 が 著 明 で あ る.. 色 素 は 分 離 し て核 膜 周 辺 に圧 迫 され て僅 か に 存 し,. 号 と 同様 に 可 成 多数 に 定 型 的 な 核 包 含 体 を認 め る. 明 瞭 な核 空 隙 を間 に は さん で3〜5μ. が,核. 屈 光 性,類. 大,鮮. 紅 色,. 円 形 若 し くは 卵 円 形 で そ の 境 界 は 明 瞭 で. 空 隙 が 著 し く拡 大 され て 中 に水 様 透 明 の物 質. を満 し核 包 含 体 の 萎 縮 像 が見 られ,核 包 含 体 も褪 色. 可 成 定 型 的 の 像 を呈 して い る.染 色 素 が 融 解 して 核. して 淡 黄 灰 白 色 に変 っ て い る.之. 膜 の み 殘 留 してHohlkern形. る核 包 含 体 と思 わ れ る.. 成 して い る も の も 多. い.. 動 物番 号(91):周. 動 物 番 号(68):淋. 巴 腺 内 に 腫 瘍 細 胞 の 浸 潤 は殆. 数 の 単核 球,好. 包 含 体 は縁 洞 に は 一. 般 に少 く て髄 洞 で 綱 状 織 細 胞 の 腫 大 した もの が 多数. 内 には 中. に 現 れ て い る処 に認 め られ る.そ の 胞体 は核 包 含 体. 酸 性 白血 球 を見. の無 い もの に 比 して 腫 大 が 著 し く大 小不 規 則 の 空 泡. ん ど認 め られ す 濾 胞 は略 々正 常 に 近 い.洞 等 度 の 形 質 細 胞,少. は退 行 変性 期 に あ. 囲 の腫瘍細 胞の浸潤 が著明だ. が 腺 内 に は殆 ん ど認 め な い.核. 植 移 後8日:. 68号 及 び69. る が 中性 多 型 核 白 血球 は 認 め な い.網 は 可成 腫 大 し核 包 含 体 の 大 さは8μ,卵. 状 織細 胞の核 円 形,中. 等. が あ る.非 定 型 的 な もの と して核 空 隙 内 に 染 色 素 粉 末 が 多 数 散 在 して 核 包 含 体 の 表 面 に も之 が 附 着 して い る もの が あ る.核 包 含 体 が10μ 前 後 に増 大 あ る時. 度 に好 酸 性 で 等 質 に現 れ,辺. 縁 は鋸 齒 状 を呈 して 核. 空 隙 は明 瞭 で あ る が狹 い.染. 色 素 は 消 退 して 核 壁 に. は 核 膜 が 顆 粒 状 に崩 壊 して 途 に 核 膜 は 消 失 し核 包 含. 殘 留 して そ の 好 塩 基 性 は 弱 く核 壁 過 染 色 素 は 見 られ. 体 と原 形 質 と の間 に不 明 瞭 な 空 隙 を 殘 す もの が あ. な い.之. る.か. は 成 熟 し た核 包 含 体 とい え る.そ の 数 も比. ゝる もの は 勿 論 死滅 を意 味 す る もの で 核 包 含. 較 的 多 数 に認 め られ る.胞 体 も腫 大 して お り濁 っ た. 体 は膨 大 して 色 調 並 び に境 界 は 益 々不 明 瞭 と な る.. 赤 色 に 染 り,内 に大 小 の 空 泡 を認 め そ の 壁 に 淡 黄 褐. 又核 包 含 体 が 膨 大 して 核 空 隙 をみ た し褐 色 調 を帯 び. 色 の 色 素 沈 着 を起 して い る もの が あ る.又7〜8μ. 顆 粒 状 を呈 して核 膜 の 萎 縮 の 見 らわ る もの が あ る. 一 般 に 移 植 後9日 目 に は 定 型 的核 包 含 体 か ら退 行性. 大 の 核 包 含 体 が 見 られ,そ 境 界不 明 瞭,核. の 好 酸 性 は 弱 く淡 紅 色 で. 空 隙 も不 明瞭 で,中. に 淡 紅 色 蛋 白様. 変 化 の 始 まつ た も の が 見 受 け られ る.. 物 質 を入 れ て い る もの が あ る.又 核 が 腫大 して 染 色. 移植 後10日:. 素 融 解 を起 し核 膜 の み 殘 り,核 内 容 と して は 灰 白 色. 動 物 番 号(119):や. の 蛋 白様 物 質 を入 れ る も の が 多 く見 られ,何 '包含 体 の 退 行 変 性 の 過 程 と思 わ れ る . 動 物 番 号(96):淋. れ も核. 巴腺周 囲 に腫瘍細 胞の浸 潤強. ゝ定型 的 な核 包 含 体 を形 成. し て い る綱 状 織 細 胞 を 稀 に認 め るが,一 般 に非 定 型 的 で 呈 色 性 及 び 光 沢 の 悪 い もの が 多い.又 が 消 夫 した爲 にHohlkornと. 核 包 含体. な つ た もの を可 成 多 数.
(3) 吉 田腫瘍を移植 された白鼠腸間膜淋巴腺に見出 された核包含体 について. 之 に 反 し原 形 質 の 甚 だ 乏 し い 場 合 も見 られ る.. に認 め る. 動 物番 号(204):之. も定 型 的 な もの は 稀 に しか. 認め られ す一 般 に不 明 瞭 な もの が 多 い.多. く は核 中. 心部 に境 界不 明 瞭 な 物 質 あ り,一 部 は顆 粒 状 を呈 し て呈 色性 悪 く,又 核 壁 染 色 素 が 可 成 多 く て核 空 隙 内 に は〓 漫 性 淡 紅 色 の 物 質 を入 れ て い る. 移植 後11日. 1387. 核 包 含 体 の 出 現 と 腹 水 移 植 後 の 経 過 日数 と の 関 係 を 見 る に,腹. 水 を接 種 して1乃. 後 で は 全 く核 包 含 体 は 出現 し な い.腸. 至3日 間 膜淋. 巴 腺 周 圍 脂肪 織 に 腫瘍 細 胞 の 浸潤 が僅 か に現 れ,縁. 洞 内で は網 状 織 細 胞が 有絲 分 裂 で 旺 に. 以 後:. 腫瘍 細 胞 の 浸 潤 は 淋 巴 腺 内 外 に 著 し く,実 質 殊 に 網状 織細 胞 の圧 迫 萎 縮 強 く核 破 片 が 多数 認 め られ, 胞体 の良 く見 え る もの は 殆 ム ど無 く核 包 含 体 は全 く. 大 離 開 し て い る が 未 だ 集 団 的 増 殖 まで に は 至 つ て い な い.移 植 後4乃. 至6日. 目に な る と周. 圍脂肪 織 の腫瘍 細 胞浸 潤 は 可成 著 明 とな つ て. 認 め られ な くな つ て い る.. 来 て,移 植 後5日. 對 照: 正常 健 康 白鼠 腸 間 膜 淋 巴膜.綱. 状 織細 胞の 腫大離. 開 す る事 な く核 包 含 体 は 認め られ ぬ.但. し染 色 素 は. 豊 富で あつ て そ の 中央 に 紅 色 の 小体 が 時 に 認 め られ る事 があ るが,核. 増 殖 し始 め る.網 状 織 細 胞 は 少 数 の もの が 腫. 空 隙 は全 く核 包 含 体 と趣 を異 に す. る.. では 一部 に既 に被 膜 を破 つ. て 淋 巴 腺 内 に 侵 入 す る も の が あ る.こ の 頃 に な る と網 状 織 細 胞 の 腫 大 増 殖 が 相 当 著 し くな り既 に 離 開 の 傾 向 が 現 れ て く る.核. も肥 大 し. て淡 明 化 し て 染 色 素 分 離 の 傾 向 が 見 ら れ, 染 色 素 が 消 粍 し て 中 に 生 した 空 隙 に 好 酸 性 物. 墨 汁 注 入 例.之. は 墨 汁3乃. 至5c.c.を3〜4回. 腔 内 に注 入 せ る も の で あ る が,腸. 腹. 間膜 淋 巴腺綱状 織. 細胞 はや ゝ増 殖 腫 大 して 遊 走 細 胞 化 し,核 内 に好 酸 性 物 質 を認 め る も の が あ るが,境. 界 の明瞭 な卵 円形. 若 し くは 円 形 を な さす 殆 ん ど不 整 形 で,染. 色素 の消. 粍 が少 くそ の 好 酸 性 が 不 明 瞭 で む しろCowdry15). B. 質 が 現 れ る.之. は 淡 紅 色 や ゝ光 輝 性 で0.3μ. 大 微 細 顆 粒 状 の も の や, 小 球 を な し て い る.核 Oxyphile. Degenerationと. き りせ ぬ が,後. 2〜3μ. 包 含 体 の 始 りは 核 の の 区 別 が あ ま りは つ. 日定 型 的 の 核 包 含 体 へ の 移 行. 像 が 追 求 出 来 る.移 植 後7乃. 型 に類 似 す る.. 大 の淡紅 色. 至9日. 目に な る. と縁 洞 内 に 腫 大 増 殖 した 網 状 織 細 胞 核 内 に 定. 總括並びに考按. 型 的 な 核 包 含 体 が 明 瞭 に 現 れ る.一 方 核 包 含. 核 包 含 体 は 吉 田 腫 瘍 腹 水 を 形 成 した 白鼠 の. 体 乃 至 は 核 自 身 の 退 行 変 性 が 始 ま る.こ の 後. 腸 間 膜 淋 巴 腺 洞 内 で 増 殖 腫 大 し た網 状 織 細 胞. の変 化 は腫 瘍 細 胞 の淋 巴 腺 内浸 潤 と直接 関 係. の核 内 に 出 現 し,洞 内 皮 細 胞 に 現 れ る 事 は 極. が あ る.即. め て稀 で 実 質 内網 状 織 細 胞 に は 全 く認 め られ. 膜 を 越 えて 縁 洞 内 に浸 潤 す る と急 激 に 洞 を 伝. な い.成 熟 し た 核 包 含 体 は 大 さ8乃 至10μ,. つ て 増 殖 し,実 質 と共 に 網 状 織 細 胞 の 圧 迫 萎. 鮮紅色,光 輝性 で等質 に染 り境 界は甚 だ鋭利. 縮 や 消 夫 が お こ る.斯 様 な 時 期 に な る と核 包. で ク ロ マチ ン殼 を 有 しな い.網 状 織 細 胞 の 核. 含 体 は 著 し く不 明 瞭 と な り遂 に 消 失 す る.. は正 常 の2〜3倍. 大 に 腫 大 して,中. 心 部 の染. ち 腺 周 圍 に 浸 潤 した 腫 瘍 細 胞 が 被. 核 包 含体 の退 行 変性 に は 三 つの 型 が認 め ら. 色 素 は 消 粍 して 核 膜 の 内 側 の み に残 畄 し 核 包. れ る.第1の. 含 体 との 間 に 甚 だ 明 瞭 な 空 隙 を 形 成 し,境 界. 界 が 漸 次 不 明 瞭 と な り濁 つ た 淡 紅 色 に 染 り一. の明 瞭 な 場 合 は この 内 腔 は 空 虚 に 見 え る.核. 部 微 細 顆 粒 状 に 見 え て く る.核 空 隙 は 狹 め ら. 壁染 色 素 増 多 は 認 め ら れ ぬ 事 が 多 く認 め られ. れ 内 に 淡 紅 色 顆 粒 状 の 内 容 が 現 れ る.核 包 含. て も軽 度 で あ る.即. 体 が 益 々膨 化 す る と紅 色 調 が 益 々 淡 くな り,. ち 一 般 にCowdry. A型15). 型 は 核 包 含 体 が 先 ず 膨 化 し て境. の核包 含 体 と言 う事 が 出 来 る .胞 体 も腫 大 し. 淡 紅 色 乃 至 灰 色 に な り空 隙 は 全 く消 失 す る.. てい るが 核 包 含 体 を 有 し な い も の と較 べ て 特. そ の 間 に 核 壁 の 染 色 素 も徐 々 に 消 粍 を 来 し て. に目立つ程ではない.原 形質 は濁 つた赤色に. 末 期 に は 核 膜 の み 残 り,核 内 容 と し て は 灰 白. 染り内に大小 の空泡 を認め,そ あ壁に淡黄褐. 色 の 蛋 白質 を 充 し て い る.(動 物 番 号68). 〓. 色素沈着を起 している ものがある.併 し. 第2の. 型 は 核 包 含 体 の 膨 大 が 過 度 に お こ り,.
(4) 1388. 佐. 々 木 俊. 夫 ・近. 藤. 良. 一. 核 膜 は 染 色 素 の 消 粍 を 起 し 引 き続 い て 圧 迫 萎. 型 を 全 く混 え な い も の は す べ て 陰 性 と見 做 し. 縮 に 陷 り,更 に 処 々顆 粒 状 に 変 性 し て 終 に 全. た.尚. く消 失 す る.即. 細 胞 を 強 く障 碍 した 場 合,核 包 含 体 が 形 成 せ. 〓 候 包 含 体 は直 接 原 形 質 に 取. り圍 まれ る事 に な る の で あ る が,こ. の変性 の. 時 に は比 較 的 後 まで 核 空 隙 の 跡 が 追 求 出 来 る.核. の 消 失 は 勿 論 細 胞 の 死 を 意 味 す る もの. ア ル ミニ ウ ム 塩,水. 酸 化 鉄 等金 属塩 で. ら れ る事 が 知 られ て い る が16),我 々 の 場 合 は か や うな 中 毒 現 象 とは 全 く関 係 は な い. 以 上 の 所 見 か ら吉 田 腫 瘍 が 核 包 含 体 を形 成. で 早 晩 核 包 含体 自身 の 崩 壊 を 起 し て くる.因. す る疾 息 で あ る事 が 明 ら か に さ れ た. Cowdry. み に 細 胞 外 に 遊 離 し て 本 包 含体 の 存 在 す る の. A型 の 核 包 含 体 形 成 が ウ イ ール ス性 疾 患 と密. は 全 く認 め ら れ な い.こ. の事 は さ きに浜崎 教. 接 な 関 係 を 有 す る事 は 既 に よ く知 られ た こ と. 授 が 指 摘 せ る 如 く ウ ィ ール ス性 包 含 体 の 一 つ. で あ る.従 つ て この 事 は 吉 田腫 瘍 も ウ ィ ール. の 特 性 で あ る。(動 物 番 号91号). ス性 疾 患 で あ り う る 一 つ の 大 き い 示 唆 を 与 え. 第3の. 型 は 核 空 隙 は 著 し く拡 大 され て 核 膜. る もの で あ る.浜 崎 教 授 及 び そ の 門 下 生 は 昭. は 過 度 に 伸 展 され て 核 包 含 体 は萎 縮 褪 色 し て. 和25年10月,吉. 田 腫 瘍 腹 水 よ りSeitz及 びBer. 核 膜 の 崩 壊 す る に 及 ん で 消 失 す る.(動 物 番 号. kefeld細. 78号). 肉 芽 性 炎 症 を お こす 向 汎 性 ウ イ ー ル ス17,18,19). 菌 濾 過 器 に よ つ て マ ウ スに 特 有 な. 腫 瘍 の 移 植 性 と 核 包 含 体 形 成 との 関 係 を見. を 終 に 分 離 す る事 に 成 功 し,又 免 疫 血 清 学 的. る と腫瘍 移 植 の良 否が 核 包 含体 形成 の良 否 を. に 之 が 吉 田 腫 瘍 に 特 有 な ウ イ ー ル ス で あ る事. 左 右 す る こ と が 知 れ る.即. を 証 明 し た.こ. ち腫瘍 移 植 が 陰性. の 事 か ら逆 に上 記 包 含 体 が ウ. に 終 つ た 場 合 は 勿 論 核 包 含 体 は 出 現 しな い.. イ ー ル ス性 包 含 体 で あ ら う とす る説 が 著 し く. 又 腫 瘍 形 成 の悪 い もの は核 包 含体 形 成 は 不良. 強 化 され る こ と ゝな つ た.. で あ る か 又 は 陰 性 で あ つ た. この 核 包 含 体 の 検 出 率 を 見 る に,腹 移 植 白鼠60例. に 於 て比 較 的 定 型 的 と思 は れ. る 核 包 含 体 を認 め 得 た の は30例,非 な も の は14例,全 〜9日. 目 の.もの が17例(56%)陰. 中 移 植 後4日 型 的,非 は44例. 定型 的. く陰 性 で あ つ た も の は16. 例 で あ つ た.定 型 的 の も の30例. 迄 の も の が6例. の 中 移 植 後7 性 例16例. で あ る.大 体 定. 定 型 的 に拘 らず 核 包 含体 を 認 め た の で 検 索 せ る もの ゝ73%に. 結. 水腫 瘍. 達 す る.. 対 照 と し て は全 く健 康 な 白 鼠 の 腸 間 膜 淋 巴 腺 及 び腹 腔 内 に墨汁 を注 入 した場 合の腸 間 膜 淋 巴 腺 を検 査 し た がCowdry. A型 と 思 わ れ る. 核 包 含 体 を 形 成 し な い.唯. 淋 巴 洞 内網 状 織 細. 胞 の 腫 大 増 植 の 起 つ て い る場 合に は この 核 に 染 色 素 の 好 酸 性 変 性 が 屡 々現 れ る.即 ち 核 中. 論. 我 々 は古 田 腫 瘍 腹 水 を 健 康 白 鼠 腹 腔 内 に移 植 し て そ の 腸 間 膜 淋 巴 腺 に 就 て 核 包 含 体 を検 出 し,そ の 形 成 機 転 を 逐 日的 に 観 察 し た. 1). 移 植 後3日 迄 は 核 包 含 体 の 形 成 は な く. 5日 頃 よ り核 包 含 体 の 初 期 像 を 認 め 始 め る. 2). 移 植 後7乃. 極 期 で8μ 大,明 酸 性,等. 至9日. 頃 は核 包 含体形 成 の. 瞭 な 核 空 隙 中 に 位 置 して 好. 質 性 で 類 円 形 も し くは 楕 円 形 の. Cowdry. A型 に 属 す る 定 型 的 核 包 含 体 が 形 成. され る. 3). この 包 含 体 は 洞 内網 状 織 細 胞 の 核 内 に. 生 じ,洞 内 皮 細 胞 に 現 れ る こ とは 極 め て 稀 で, 実 質 内網 状 織 細 胞 核 に は 全 く認 め ら れ な い. 4). 腫 瘍 細 胞 の淋 巴 腺 内浸 潤 が 起 るとその. 央 部 の 染 色 素 が 好 塩 基 性 を 減 じ好 酸 性 を 得 る. 圧 迫 の 為 に 網 状 織 細 胞 と共 に 核 包 含 体 の 変 性. とCowdry. が 始 り三 様 の 型 式 で 崩 壊 す る.. B型 に 似 た 小 体 が 出 来 る.か. もの は 前 記A型. ゝる. 核 包 含 体 の形成 初 期 及 び変 性. 5). 核 包含 体 形成 の良 否 は腫 瘍移 植 の良 否. 期 の もの と誤 認 され る 事 が あ るか ら 十 分 警 戒. と よ く一 致 す るが,移. さ れ ね ば な らな い.誤. 胞 の 淋 巴 腺 内 浸 潤 強 く,核 包 含 体 は全 く検 出. 認 を 避 け る 為 に 我 々は. B型 類 似 の 核 包 含 体 が い く ら多 数 現 れ て もA. 出 来 な い.. 植 後12日 以 降 は 腫 瘍 細.
(5) 吉 田 腫瘍 を 移 植 さ れ た 白 鼠 腸 間 膜 淋 巴 腺 に 見 出 さ れ た 核 包 含 体 に つ い て. 6). こ の 包 含 体 の 形 態 や 出 現 率 か ら我 々は. 之が ウ ィ ー ル ス と の 関 係 を 想 像 し た が,こ. 含 体 が ウ イー ル ス 性 の も の で あ ら う と い ふ 主 張 が 著 し く 強 化 さ れ た.. れ. 等 が 動 機 と な つ て そ の 後 吉 田 腫 瘍 の の イー ル スが 発 見 さ れ た.こ. 1389. 終 リに 臨 ゐで 恩 師 浜 崎 教 授 の 御懇 篤 な御 指 導 御 校. の こ と に よ つ て 逆 に 本包. 閲 を 賜 は りま した 事 を感 謝 し ます.. 吉 田腫瘍罹 患白鼠腸間膜淋巴腺 に見出 され た核 包含体一覧表. 60例. 数 字 は動 物 番 号. 文 1). Lip̲chutz:. 428.. Arch. .. Dermat.. n.. Syphili... 36,. 浜 崎:岡. 医 誌,. 3). 浜 崎,長. 4). 浜 崎:Jap. 5). Charles. 53. 獺:岡. ,. 浜 崎:癌,. 11). 浜 崎:岡. 医 誌,. 12). 北 岡:日. 本 病 会 誌,. 13). 浜 崎,杉. 14). 松 本:岡. 37,. 15). E.. 625.. 16). Olitsky. 2047.(昭16). 医 誌,. .. J.. 53,. Med.. 2225.. Sci.,. V.. (昭16) Path.,. 7,. 231.. (1944). 197. 6). F .. Stewart.:. Amer.. J.. Canc.,. (1932) 10). (1921).. 2). 献. D.. S.:. J.. Path.. &. Bact. ., 35,. Wolf,. Inst.,. A ., N.. 医 誌,. 53,. (1950) 2421.(昭16) 32,. 岡:岡 62,. 525. 医 誌,. 672.. Cowdry:. &. 729.. (1932) 7). 原,藤. 109.. Amer.. (昭17) 55,. 466.. (昭18). (昭25) J.. Path.,. 11,. 237.. (1935). (1939). Russell,. V.. 4,. &. Y.,. Orton, 3,. S.. 113.. T.:. Bull.. Nenrol.. (1933).. 8). Lucke:. Amer.. J.. Canc. 9). Shope,. Richard. E.:. J.. ., 20, Exper.. 352. Med.,. (1934) 56,. 793.. Harford:. Amer.. J.. Path.,. 13,. (1937). 17). 浜 崎,佐. 18). 佐 々 木:日. 19). 浜 崎,佐. 藤 等:癌,. 42,. 本 病 会 誌(地 藤 等. 癌,. 237. 方 号),. (昭27)に. (1951) 40,. 203.. (昭26). 掲 載 予 定..
(6) 1390. 佐. 々 木. 俊. 附. 夫 ・近. 圖. 藤. 説. 良. 一. 明. 第1図 1〜2. 核 包 含体形 成初 期像. (1) 2〜3μ 大. 淡 紅 色 小体. (2) 0.3μ 前 後 の 紅 色 顆 粒 状 小体 3〜4. 定型 的核 包含体 7〜8μ 大,強. 5〜8. 好 酸 性,光. 輝性,核. 空 隙 明 瞭 な 核 包 含 体.原. 形 質 の 空 泡 形 成(3). 核 包 含 体 の崩 壊 過程 (5) 微 細 顆 粒 状 に 膨 化. (6) 膨 化 包 含 体 に褐 色 色 素 出 現. (7) 核 膜 が 顆 粒 状 に 崩 壊 し,腫 大 包 含 体 が 直 接 原 形 質 と接 触 す る. (8) 核 空 隙 の 強 い 拡 大,核. 包 含 体 の 萎 縮 崩 壊.. 第2図 腫 大 した 綱 状 織 細 胞 核 内 に形 成 せ られ た 定 型 的 な核 包 含 体(左 胞 に も腫 大 が 認 め られ る. H‑E染 (動 物 番 号. 第1図. 91. 上 方).. 色.. 9日 目). 第2図. 附近 の綱状織 細.
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