令和元年度 里山楽校
がっこう思い出のアルバム
枚 方 市 土 木 部 み ち ・ み ど り 室
緑 化 ・ 里 山 グ ル ー プ
<令和元年度 里山楽校
がっこう「未来に残そう! ひらかたの里山」>スケジュールと講座内容
回 日程 午前(9:45~) 講師及び会場(フィールド) 昼休憩 移動 午後(~15:00) 講師及び会場(フィールド) 第 1 回 令和元年 9 月 28 日(土) 雨天決行 《開講式》 【講義】里山の歴史と現状、間伐方法に ついて 里山保全活動を行うにあたって、活動 の意義や里山のこと、間伐方法の基本を 学びます。 講師:大阪植物観察会 栗本 修滋氏 会場:野外活動センター研修室 昼休憩 12:00~13:00 【実習】里山散策と植物観察 実際に里山を散策し、現状や課題を確 認するとともに、里山の植物を観察しま しょう。 ※雨天の場合、講義に変更します。 講師:大阪植物観察会 会場:野外活動センターから穂谷区 第 2 回 令和元年 10 月 6 日(日) 雨天時は中止 【実習】ネイチャークラフト 竹を使ったクラフトを楽しみまし ょう。 講師:NPO 法人 森林ボランティア 竹取物語の会 会場:野外活動センター 昼食及び団体との交流会 12:00~13:00(予定) 移動 13:00~ 第 3 回 令和元年 10 月 20 日(日) 雨天時は予備日に順延 【実習】ヒノキの間伐 里山活動をするにあたり、基本的な 安全作業の方法などについて学びます。 予備日 10 月 30 日(水) 講師:NPO 法人 森林ボランティア 竹取物語の会 会場:野外活動センター 昼食及び団体との交流会 12:00~13:00(予定) 移動 13:00~ 第 4 回 令和元年 11 月 24 日(日) 雨天時は予備日に順延 【講義及び実習】里山の手入れと花炭焼き 下草や落ち葉を集めて火を起こし、松ぼっくりなどの「お花炭」を焼きます(焼き上がりは後日)。 「里山の手入れ」とはどのようなものかを体感しましょう。 予備日 未定 (昼休憩)12:00~13:00 講師:尊延寺の自然を守る会 会場:尊延寺区 東山 縄文谷 第 5 回 令和元年 11 月 27 日(水) 雨天時は予備日に順延 【実習】竹の間伐 水路や農道の整備及び竹伐について 学びます。 予備日 12 月 7 日(土) 講師:枚方里山の会・穂谷 会場:穂谷区 奥之谷 昼食及び団体との交流会 12:00~13:00(予定) 移動 13:00~ 第 6 回 令和元年 12 月 14 日(土) 雨天時は予備日に順延 (実習)山道の補修 間伐材を使用して山道の補修をして みましょう。 予備日 12 月 15 日(日) 講師:津田里山保全倶楽部 会場:津田国見山 昼休憩 12:00~13:00 移動 13:00~ 【講義】総評 講座のとりまとめと里山活動の意義 などを再度確認します。 《修了式》 講師:大阪植物観察会 栗本 修滋氏 会場:津田財産区会館 会議室 ※ 雨天決行の場合については、内容を変更する場合があります。参加者 18 名 講師(敬称略・団体は代表者のみ) 大阪植物観察会 栗本 修滋 第 1 回(9月 28 日) 第 6 回(12 月 14 日) 大阪植物観察会 市川 貴美代 第 1 回(9月 28 日) NPO法人森林ボランティア 竹取物語の会 小出 哲男 第 2 回(10 月6日) 第 3 回(10 月 20 日) 尊延寺の自然を守る会 稲森 郁子 第 4 回(11 月 24 日) 枚方里山の会・穂谷 梶井 邦彦 第 5 回(11 月 27 日) 津田里山保全倶楽部 原脊 健治 第6回(12 月 14 日)
はじめに
里山楽校は、里山や森林に関心をお持ちの皆さんに、枚方市内の 里山の環境や現状を理解していただき、里山保全のための基礎的な 知識や技術、植物観察のノウハウなどを学んでいただくことによ り、今後、枚方の里山をもっと身近に、もっと楽しんでいただくき っかけを作り、いずれは市内に残る貴重な里山を守り育てる活動に も参加していただけることを願い、平成 16 年度から開催している 講座です。 令和元年度は、里山保全活動団体の活動日等に合わせ、全6回の うち、土曜日が2回、日曜日が3回、水曜日1回という変則的なス タイルで、受講者の皆さんの日程調整もご苦労いただいたと思いま す。 講座は、植物観察を中心に、実習は市内で実際に活動されている 里山保全活動団体のフィールドを訪問し、直接、指導を受けるスケ ジュールで行いました。 このアルバムをご覧になり、栗本先生の講義や植物観察、竹や樹 木の伐採などの体験について思い出していただければ幸いです。令和最初の里山楽校開講。 今年度は小学 6 年生を含む 18 人の 受講生をお迎えし、にぎやかに里山楽校 を開校しました。第1回目は午前・午後と も穂谷の野外活動センターで。公用バス でふもとにある第1駐車場に到着後、「え びこ道」の急な坂をひたすら歩くという試 練からスタート。坂道をゆっくりと歩き、 野外活動センターに到着しました。 まず、大阪府森林組合の代表理事組合長 で、大阪大学大学院工学研究科附属オープ ンイノベーション教育研究センター 特任教授 の栗本修滋先生をお迎えし、開講式を行いま した。 その後、お天気の都合で午後から予定し ていた里山散策と植物観察を午前中に行い ました。野外活動センター内にある樹木を中 心に葉っぱや枝葉などの特徴を聞きながら、 時には、手で触ったり、虫眼鏡で見たりと、皆 さん興味深く観察していました。 ナツハゼの実は、日本のブルーベリーと も言われ、黒い実の方がおいしい 鳥は食べておいしい実をよく知ってい て、赤より黒く熟した実を食べる ヌルデはウルシの仲間。かぶれにくく、 塩の木とも言われ、渡り鳥が好んで食 べる 第 1 回 令和元年 9 月 28 日(土) 【講義】里山を楽しみましょう 【実習】里山散策と植物観察 大阪植物観察会
午後からは、「里山を楽しみましょう!」というテーマでの座学。 午前中に行った植物観察の復習もかねて、テキスト「花あるきガイド」を使っての樹木、草 全員で記念撮影 午後からは、「里山を楽しみましょう!」というテーマでの座学。 午前中に行った植物観察の復習もかねて、テキスト「花あるきガイド」を使っての樹木、草 木の説明、里山について、里山の効用、里山の管理の基本である伐採方法等、盛りだくさん の内容となりました。 伐採方法については、3 回目以降の実習で体験するヒノキや竹の間伐に必要な知識なの で、真剣に耳を傾けていました。 また、里山の効用とし、血圧が高い人は低く、低い人は高くなり、心理的な緊張が緩和され 活気が増加し、また、ナチュラルキラー細胞の活性が向上し、免疫力が増加するという結果 が出ています。 これから始まる里山楽校での活動を通し て、心身ともにリフレッシュしていただき、里 山の効用をたくさん感じていただきたいと思 います。
第 2 回目は、野外活動センター内で NPO 法人森林ボランティア 竹取物語の会 の皆さんと一緒に竹の間伐材を使ってのネ イチャークラフト。 まずは、全員でラジオ体操をして、講座 スタート
竹箸作り
竹笛作り
竹箸を作る専用の道具を使って、4 面をカンナで削って作っていきます。 竹笛は穴の大きさ等によって、音に違いがあり、うまくならなくて苦労しました。 一輪挿し、プランター、ランタンなどを作りました。花器作り
第 2 回 令和元年 10 月 6 日(日) 【実習】ネイチャークラフト NPO 法人森林ボランティア 竹取物語の会実習後の昼食タイム!受講生と団体の皆さんとの交流の場となりました。 山の中で食べるご飯は格別です。コンビニのおにぎり🍙でさえ、とってもおいしく感じます。
竹とんぼ作り
小学生の受講生の希望で、急きょ、 竹とんぼ作りが始まりました。 竹とんぼはナイフで 削って作るので、 お父さんが頑張って おられました。 最後、自分たちで作った作品を手に記念撮影第3回は、ヒノキの伐採です。 前回に引き続き、NPO 法人森林ボランティ ア 竹取物語の会の皆さんのご指導のもと、 野外活動センター内にあるヒノキ林で2班に 分かれての実習です。伐採の手順等の説 明を聞いて、さぁ、伐採開始。 既に伐採木の倒す方向も決め、ロープをか けてくれていたので、倒す方向を見ながら 作業をします。 ①直径の1/3~1/4 を地面に対して水平に 切る。(斜面での作業のため、まっすぐ切る のも一苦労です。) ②鉈を使って、水平切りに対して 30 度~45 度で斜めに切る。 ③そして、最後は追い口を作る。 ① ② ③ ④ ④しばらくすると、ミシミシと音が鳴り出します。倒れる 際には周囲への注意喚起のため、笛を吹き、みんなでロープを引っ張って倒します。 第 3 回 令和元年 10 月 20 日(日) 【実習】ヒノキの間伐 NPO 法人森林ボランティア 竹取物語の会
⑤倒したヒノキの枝払い ⑥皮むき 今年は雨が多かったせいか、この時期には珍しく、水分が多く、皮がツルンとむけました。 初めての経験で、面白いぐらい簡単にむけるので、みんな大喜びでした。 きれいに皮をむいたヒノキを持って、いい笑顔です。 皮がむけたら、各自、玉切りに挑戦。 木のいい香りがしました。 お風呂に浮かべればヒノキ風呂に入 っている気分になります。 今晩は、ヒノキのいい香りのするお風 呂 に は い っ て 、 癒 さ れ た で し ょ う か?? ⑤ ⑥
第4回目は里山の手入れと花炭です。 まず最初に団体を立ち上げたきっかけや 日ごろの活動について説明がありました。 昔の里山のパネルを見せていただいたり、 フクロウが食べた後の動物の骨などの貴 重な標本をみせていただきました。それを 見ることでフクロウが何を食べていたか、食 生活の変化がわかると言われていました。 第 4 回 令和元年 11 月24日(日) 【実習】里山の手入れと 花炭焼き 尊延寺の自然を守る会 尊延寺の自然を守る会 ②窯に缶を入れる準備です。窯の中にレンガを 置いて、缶を丁寧に並べていきます。 ①花炭にする材料を缶に入れていきます。 定番の松ぼっくり、どんぐりやクリ、野菜では、 レンコン、かぼちゃなど。変わり種としては、 折り紙で折ったカブトやクッキー。 ③缶を入れたら、窯の入り口にレンガを積 んで、粘土で隙間を埋めていきます。 早速、花炭の実習開始です。 ④いよいよ、窯に火入れをします。 令和元年ということで、枝で『令和』と 刻みました。
⑤火の番のグループは窯の温度を上げるため、ドンドン枝をくべていきます。 火の当番以外のグループは、炭窯の燃料となる薪や枝を集めます。 作業の合間に、団体の方のご好意で焼き芋を ごちそうになりました。 ホクホクでとってもおいしかったです。 ごちそうさまでした。🍠 ⑥窯を密封して酸素を遮断します。 一生懸命作業したので、どうか、 花炭が成功していますように! 最後に、団体の皆さんと記念撮影。皆さん、お疲れ様でした。
第 5 回 令和元年 11 月 27 日(水) 【実習】竹の間伐 枚方里山の会・穂谷 第5回目は、竹の間伐です。 今回は、枚方里山の会・穂谷の皆さんのご 指導のもと、竹の間伐を行いました。 奥之谷は両側に水路があり、里山保全活 動とはいえ、水路の補修等、土木作業が多 く、また、イノシシがあちこちを荒らすので、 大変苦労をされています。また、イノシシの 被害を防ぐため、いろいろなことを試されて おられます。 実習地へ移動し、4 班に分かれて、実習開始です。 男性チームは、急斜面での作業で、団体の方が 作った階段(上の写真)を上り、足元も不安定な 場所での間伐のため、大変な作業となりました。 団体の皆さんが、作業するための作られた 手作りの階段です
女性チームは比較的平坦な場所での作業となりましたが、それでも、中腰での間伐 は大変です。 作業の後は、 団体の皆さんと一緒に昼食タイム&交流会 こちらの団体では、保全活動以外に、バーベキューをしたり、楽しいイベントも 開催しているそうです。 今年の受講生からも新しいリーダーが誕生しますように! 梶井代表は 里 山 楽 校 修 了 生 生! 保全活動は楽しみながら しないと続かないよ! 作業の途中に見る里山の風景。癒されますねぇ。
いよいよ最終日となりました。 午前中は津田里山保全倶楽部の皆さん のご指導のもと、国見山で山道の補修で す。国見山登山口で集合し、道具を持っ て、実習地へ出発です。 🌳今日は、木製の堰堤作りです🌳 国 ま まず、堰堤の作り方の説明があり、2班に分かれて、さっそ く作業開始です。事前に用意してくださった間伐材を必要な 長さに切り、ロープを使って移動させ、はめ込んでいきます。 また、隙間を埋めるための土のうを作ったり、杭を作って、打 ち込んだりと作業は多種多様です。12月とあって、肌寒か ったのですが、皆さん、汗をかきながら作業していました。 第 6 回 令和元年 12 月 14 日(土) 【実習】山道の補修 津田里山保全倶楽部 【修了式】 みんなで作った木製の堰堤。お疲れさまでした
作業の後は、さくらのデッキに移動して、昼食タイム!汗を流した後の食事は格別です。 昼食後は、受講生 の 方 手 作 り の ス テ キな置物の争奪じ ゃんけん大会が行 われました。 昼食後、津田財産区会館へ移動。 午後からは、閉講式。 受講生18人のうち、17人に修了証書をお渡しすることができました。 皆さん、長期間の講座、大変お疲れさまでした。回を重ねるごとに、皆さんが仲良くなり、 とってもいい雰囲気で講座を終えることができました。ありがとうございました。 来年の「森林スペシャリスト育成講座」で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。 ご応募、お待ちしております。 じゃんけん大会の優勝者に 手作りの素敵な置物の贈呈。 おめでとうございました。 最後の栗本先生を囲んで記念写真
【お花炭の窯出し】 「お花炭の窯出しに行ってまいりました。 皆さんが、楽しみにしておられたので、 うまく出来上がっているかなぁ?? ドキドキしながら、「尊延寺の自然を守る会」 のフィールドに向かいました。 団体の方と一緒に粘土で塗り 固められたレンガを1枚1枚はが していきます。はがし終わると、レ ンガと粘土をきれいに分け、窯の 中の灰をかき出します。 窯からひとつづつ、慎重に運 び出し、そうっと蓋を開けてみる と……成功です。 団体の方と一緒に胸を撫で下ろ しました。 次は、津田財産区会館までの運搬です。ガタガタ道なので、せっかく成功した花炭を壊しては 大変と、団体の皆さんが舗装された道まで缶を運んでくださいました。ありがとうございました。 番外編 令和元年 12 月 4 日(水) お花炭の窯出し
✿皆さんの花炭✿
今年の変わり種としては、折り紙。
メンバーの皆さ んと楽しく学べ たことが思い出 です。 全6回楽しかったし、 待ち遠しかった。 自然の中に身をおく のが気持ち良かった。 作業で汗を流した後 の爽快感も格別。 有意義な時間を家族 で過ごすことができ た。 保全活動を垣間見る 貴 重 な 体 験 と な っ た。 地道な作業によって、 里 山 が保 全さ れてい ることを知った。