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( エッセイ ) LIP 2009/03 鶴島緋沙子さんは 山田洋次監督の映画 学校 Ⅲ の原作となった トミーの夕陽 や 私の中の瀬戸内寂聴 ( いずれも つげ書房新社刊 ) などの作品で知られる枚方市在住の作家ですが 自閉症 の息子さんの母親であり 枚方自閉症児 ( 者 ) 親の会 の代表です

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Academic year: 2021

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2009年 3 月号 LIP りっぷ (Local ろ ー か る Information い ん ふ ぉ ー め ー し ょ ん Paper ぺ ー ぱ ー ) とは…… 枚方 ひらかた 市民発 し み ん は つ の、福祉 ふ く し ・教 育 きょういく ・文化 ぶ ん か ・環 境 かんきょう ・ボランティアなどの 情 報 じょうほう を掲載 けいさい する地域 ち い き 密 着 型 みっちゃくがた 情報紙 じょうほうし をめざします。 「LIP編集局」 http://www.love-dugong.net/lip/ 連絡先 若林利行(わかばやしとしゆき) メールアドレス:lip@love-dugong.net TEL/FAX:072-866-0119 携帯090-8537-9886 郵便振替口座 00920-8-120259(LIP編集局) ├[作家 鶴島緋沙子のエッセイ] 「もぐらの目 6」 ├[団体紹介] 寝屋川にぎわい・あきんど倶楽部

「やりたい人が、やりたいことをやる♪」

├[男女共同] 「【女】らしく、【男】らしくではなく、【その子】らしく♪」 ├[ストリート] 「歌はスプーンじゃダメよ、フォークで歌わなきゃ☆祭り!!」 ├[連載コラム] かおりのひとりごと♪ 「目標」 ├[ブログ連動連載 言いたい放題アッキー28 号]「障害児の母がインフルエンザにかかったら……!?」 ├ イベント/サークル/ボランティア情報 ├ 編集局より/LIP配布場所/会計報告 寝 屋 川 の 「 チ ャ レ ン ジ シ ョ ッ プ 」 に て 。 写 真 は 「 お し ゃ れ ま ま 」 の 様 子 ♪ ( 3 面 に 記 事 )

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(エッセイ) LIP 2009/03 〈2〉 「 も ぐ ら の 目 」 ~ 六 ~

鶴 島 緋 沙 子 庭 の 侘 び す け が 満 開 の 時 期 に 、 毎 年 ウ オ ー キ ン グ の 仲 間 と 、 私 宅 で 、 粗 飯 を 前 に お し ゃ べ り を 楽 し む 事 に な っ て い る 。 今 年 は 、 雑 事 が 重 な っ て 花 の 終 わ り も 近 い 二 月 の 初 め に な っ て し ま っ た 。 二 年 前 か ら ハ ー モ ニ カ を 習 い 始 め た 仲 間 の 一 人 が 、 皆 の リ ク エ ス ト も あ っ て 三 本 の 名 器 を 携 え て の 参 加 で あ る 。 伴 奏 が 入 る と 思 い な し か 声 の 彩 り も 違 っ て く る 。 明 治 、 大 正 、 昭 和 の 童 謡 を 網 羅 し た 歌 集 を 手 に し て 、 合 唱 す る 方 に も 力 が 入 っ た り 、 自 己 流 の 音 程 で ハ モ っ て み た り し て 、 あ あ 、 こ れ な ら ま だ い け る 。 な ど と 、 何 が い け る の か 、 と ん と 不 明 だ が 、 と も か く 妙 な 自 信 に 繋 が る の も 又 良 き か な で あ る 。 「 兎 追 い し 、 か の 山 あ ~ ~ 、 小 鮒 釣 り し か の 川 あ ~ ~ ・ ・ ・ 」 「 夕 焼 あ ~ ~ け 、 小 焼 け え ~ の 赤 と ん ぼ お ~ ~ ・ ・ ・ 」 歌 い な が ら 何 故 か う る う る し て き て 、 一 曲 終 わ る 度 に 一 人 が ハ ン カ チ で 目 を 拭 う 。 こ の 現 象 は 、 あ な が ち メ ン バ ー の 年 齢 が 六 十 歳 以 上 で あ る た め の 涙 腺 機 能 退 化 と い う せ い だ け で も あ る ま い 。 分 か り や す く 選 び 抜 か れ た 言 葉 で 活 写 さ れ た 詩 と マ イ ル ド な メ ロ デ ー が 、 都 会 育 ち で 毎 年 、 夏 、 冬 の 帰 省 ラ ッ シ ュ の ニ ュ ー ス を 見 る 度 に 羨 ん で い る 、 い わ ゆ る 故 郷 を 持 た な い 私 の よ う な 者 に も そ こ で 謳 わ れ る 日 本 の 風 景 や 、 人 々 の 暮 ら し や 遊 び が 、 す ぐ に も 我 が 物 と な る 不 思 議 さ が あ る か ら で あ る 。 今 年 ( 二 〇 〇 九 年 ) 一 月 六 日 の 朝 日 新 聞 に 「 人 と 自 然 あ ふ れ る 物 語 」 と 題 し て 「 日 本 の 里 百 選 」 が 決 定 し た と の 記 事 が あ っ た 。 大 阪 府 か ら 選 ば れ た 二 ヶ 所 の 内 の 一 つ が 、 我 が 住 ま い す る 枚 方 の 、 我 が 家 に 近 い 一 帯 で あ る 。「 景 観 」「 生 物 多 様 性 」 「 人 の 営 み 」 を 基 準 に 現 地 調 査 に よ る 選 考 だ と か 。 素 晴 ら し い 場 所 が 限 り な く あ る 日 本 列 島 の 中 で 、 し か も 少 々 疲 弊 気 味 の 大 都 会 大 阪 の 中 に 位 置 す る こ の 地 「 穂 谷 」 が 選 ば れ た の が 、 何 と し て も 嬉 し い こ と で あ る 。 そ の 選 定 委 員 長 が 、 映 画 監 督 の 山 田 洋 次 さ ん で あ る の が 、 私 に と っ て の も う 一 つ の 喜 び で あ る 。 一 九 九 八 年 、 拙 著 「 ト ミ ー の 夕 陽 」 が 、 映 画 「 学 校 Ⅲ 」 の 原 作 の 一 つ に な る 事 が 決 ま っ て か ら 二 度 、 監 督 が 、 主 演 の 大 竹 し の ぶ さ ん や 、 黒 田 勇 樹 さ ん 、 助 手 平 松 恵 美 子 さ ん 、 プ ロ デ ユ ー サ ー の 深 沢 宏 さ ん と 共 に 来 宅 さ れ て か ら 早 や 十 一 年 に な る 。 さ さ や か な 我 が 家 の 床 柱 を 背 に し て 、 ど っ し り 座 ら れ た 大 き な 体 と 、 柔 和 で ど こ か シ ャ イ な 表 情 の 笑 顔 が 、 監 督 の お 人 柄 そ の ま ま に 懐 か し く 思 い 出 さ れ る 。 そ の 時 、 こ の あ た り 一 帯 の 自 然 の 素 晴 ら し さ や 、 秀 吉 が 大 坂 城 築 城 の 際 、 こ の 地 に あ る 大 岩 を 人 夫 に 運 ば せ よ う と し た も の の 途 中 で 力 尽 き 、 穂 谷 川 に そ の 大 岩 が そ の ま ま 放 置 さ れ て い る こ と や 、 天 保 八 年 ( 一 八 三 七 年 ) 貧 農 民 を 救 う 為 、 蜂 起 し た 陽 明 学 者 、 大 塩 平 八 郎 に ゆ か り の あ る 地 で あ る こ と な ど 、 話 の 流 れ の ま ま に お し ゃ べ り し た の が 、 今 回 の 選 考 に 役 立 っ て は も ち ろ ん い な い だ ろ う が 、 わ た し 的 に は 、 ふ む ふ む と 一 人 悦 に 入 っ て い る 次 第 で あ る 。 新 大 阪 駅 で の 撮 影 の た め 、 一 足 先 に 帰 ら れ る 大 竹 し の ぶ さ ん に 、 家 の 前 で 待 ち 構 え て い て 花 束 を 差 し 上 げ た の も 、 思 え ば ウ オ ー キ ン グ の 仲 間 達 だ っ た 。 最 後 の ハ ー モ ニ カ の ソ ロ 演 奏 「 荒 城 の 月 」 に う っ と り し て 、 今 年 の 午 餐 会 は 、 終 わ っ た 。 鶴島緋沙子さんは、山田洋次 監督の映画「学校Ⅲ」の原作と なった「トミーの夕陽」や、「私 の中の瀬戸内寂聴」(いずれも、 つげ書房新社刊)などの作品で 知られる枚方市在住の作家です が、「自閉症」の息子さんの母親 であり、「枚方自閉症児(者)親 の会」の代表です。「もぐらの 目」は、隔月連載の予定です。 お楽しみに。 [LIP編集局]

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(団体紹介) LIP 2009/03 〈3〉 はじめまして、NPO法人寝屋川にぎわい・あき んど倶楽部です。寝屋川市内の商店街有志が作った NPO法人です。「これまではお客さまに支えられ てがんばれてこられた。これからはお客さまに恩返 しをしたい」と三年前に作られました。 主な事業は空き店舗対策事業。ご多分にもれず、 寝屋川にも“シャッター通り”が増えており、これ を何とか開けて商店街の活性化につなげようとマネ ージメントしているところです。 商店街のシャッターが閉まっている家主さんに協 力を求め、日替わり店舗として再生させ、毎日異な る販売やサークル・勉強会などに利用してもらうこ とで、商店街活性化に協力しています。現在、市内 に2店舗の日替わり店舗を運営し、四月からもう1 店舗増える予定です。お陰様で年始を除いて満杯状 態です。(定休日なし) 事業者の販売をはじめ、リサーチやアンテナショ ップとして、また手作り作品を販売したいがリスク を少なくしたい人たちや主婦のフリーマーケット、 障害者団体のバザー、商店街とNPOのコラボコン サート、市民団体の勉強会や交流会、各種カルチャ ーなど、幅広い活用で喜んでいただいています。 障害者支援や人権問題に取り組んでおられるグル ープ「とれぶりんか」にも月 1 回、コンサートやフ リーマーケットに活用していただいています。 事業目的は 1)空き店舗のシャッターを開け、日替わり店舗に 再生させる。 2)毎日、ニーズに合わせて利用してもらい、その 店 舗 の 管 理・運営をす る。 3)日替わり 店舗の利用 者やお客さ ん、生徒・会 員さんなど の来訪によ り、商店街利用の機会を増やし、商店街のにぎわい・ 活性化につなげること。 4)事業者・一般市民・サークル団体・障害者グル ープなどの人たちに対して、活動場所と機会(チャ ンス)を提供し、元気な寝屋川市民を増やすこと。 5)市民交流の場として活用し、情報交換や活動拡 大に役立ててもらうこと。 ※ ※ ※ 閉まっていたシャッターを開けることで、商店街 通りが明るくなり、商店街の活性化につながると信 じて、日々運営管理しています。 「やりたいことを、やりたい時に、やりたい場所 で、やりたい人がやる」 これが元気な市民を作る原点と考えます。これま での経験で言えることは、「市民は決してお金ばかり ではなく、場所と機会(チャンス)を求めており、 実現できることにより、モチベーションが上がり、 元気な市民が増える」これを確信しています。 市民がいつまでも元気で活躍できる場所とチャン スの確保のためにも、ニーズのある限り日替わり店 舗事業を今後も続けていきたいと考えています。 ├ 寝屋川にぎわい・あきんど倶楽部 上野園枝 ★はんじょうや 寝屋川市香里南之町 28-15 京阪香里園駅踏み切り西徒歩1分 ★チャレンジショップ 寝屋川市大利町 21-27 京阪寝屋川市駅西大利神社前 連絡先 ★NPO法人寝屋川にぎわい・あきんど倶楽部 TEL:072-829-3700 「 は ん じ ょ う や 」 に て 「チャレンジショップ」にて

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(男女共同) LIP 2009/03 〈4〉 『男の子は泣かない!?』~それって本当?~ 講座では、まず、「『女らしさ』『男らしさ』を見直 してみましょう」と、「身体」「~らしさ」「行動」など の 14 項目を「女性」「男性」と分けて、みんなでチェ ック。「女性言葉は、婉曲的で依頼的。男性言葉は、断 定的で命令的」「オモチャは、 女は人形。男はロボットや自 動車とか」「色は、女はピンク や赤。男は青系」など、どん どん「違い」が出てきます。 「たとえば、木登りしてる子 がいたら、男の子になら、『あ ぶないよー。気をつけな』と 言って見守るだろうところを、 女の子なら、『もー、おてんば やなぁ、あんた』とか、『顔に傷ついたら困るがな』と か、『やめなさい』というメッセージが与えられるでし ょう?」「だけど、活発な女の子もいれば、おとなしい 男の子もいる」「赤が好きな男の子もいるよね」。講師 の言葉に、そういえば、と改めて感じることがいっぱ いありました。 「性をタブー視しない。明るく科学的に語ることが 大切」と強調される川西さん。「子どもがセクハラにあ わないようにするには、セクハラにあわない子に育て た方が早い」と、参加型の紙芝居を使い子どもたちの 気持ちを引き出しながら、お話をすることが多いのだ そうです。「責任を持つこと、自分で決断し選ぶことが、 自立の第一歩。何があっても生きる力をつけることが、 子育てで一番大切」「親はみんなしろうとなんだし、失 敗なんて一つもない。親が人生を楽しむ姿を、子ども に見せること。そうしたら、生きていくって楽しいこ となんだと、子どもも安心できるでしょう」 印象的 な言葉をいっぱいいただいて、午前の第一部が終わり ました。 生命誕生から、多様な性へ 第二部の「『女』と『男』だけじゃない~多様な性を 知り、向き合い・支えるために私たちに出来ること~」 は、ざっとダイジェストな理科のお話からスタート。 35 億年前頃の生命の誕生、そして、親と同じ遺伝子を 持つ「無性生殖」から親と違う遺伝子を持つ「有性生 殖」へと。魚類貝類の「転換する性」、ワニやカメなど の「温度により性が変わる」現象、ミミズやカタツム リなどの「雌雄同体」など、一口に性といっても様々 なかたちがあるということを学びました。 さて、私たちヒトの性は、46 本 ある染色体中の 2 本の性染色体に よって決まります。一般的には、 「男」と「女」ということしか私 たちは考えないのですが、実は、 そのどちらにもあたらない、「半 陰陽(女性の部分と男性の部分を、 一人の人が両方持ったりするこ と)」など、多様な性があるのだそ うです。更に、「身体の性」と「性 自認(自分が男である、あるいは、 女である、と感じ認めること)」、そして、「性的指向(男 性が好き、あるいは女性が好き、というような求める 気持ち)」と、性に関する個人の「セクシュアリティ」 には、三つの部分があるのですが、「身体の性」と「性 自認」が一致せず苦しむ人がいること。自分と同じ「性」 の相手を好きになる(同性愛)人も、全体の数%から 一割くらいはいるのだということ。ヒトの「性」は多 様であり、多様性を認め合うことが大切だということ。 きちんと聞ける機会がこれまでなく、はじめて知るこ とも多かったのですが、とても勉強になりました。 家庭や学校、社会で、ありのままのその人というこ とが心から大切にされるようになれば、誰もが安心に いきいきと、「自分らしく」生きることができるでしょ う。多様な「性」を知って認めることもまた、その入 り口の一歩なのだと思いました。 【├市民ライター 豊高明枝】 1 月 24 日、ラポールひらかたで、川西寿美子さんの講 座「【女】らしく、【男】らしくではなく、【その子】 らしく」が開催されました。「女の子だから、こうで しょう」とか「男は、こうでなきゃダメ」など、私た ちの暮らしの中には、無意識に「性差」で縛られてい ることがいっぱいです。でも、本当にそうでないとい けないの? 講師のお話を聞きながら、参加者みんな で考えていきました。

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(ストリートなアーティストたち) LIP 2009/03 〈5〉 歌フォとは、「歌はスプーンじゃダメよ、フォ ークで歌わなきゃ☆祭り!!」の略で、枚方で 活動する10代後半~20代のミュージシャン が中心となって行われてきた、誰でも気軽に立 ち止まり聞ける身近でアットホームな音楽のイ ベントです。 最 初 は 枚 方 の ミ ュ ー ジ シ ャ ン が中 心 で したが、今では関西全 域、名古屋にも駆け付 け て く れ る アー テ ィ ストが居ます。 ミ ュ ー ジ シ ャ ン の ファンはもちろん、歌 フ ォ の イ ベ ント の フ ァ ン だ と い うお 声 も いただきます。 第11回まで行われてきたイベントで、第1 0回では公民館での100人ライブも大盛況で した。 しかし、第11回を最後に主催ミュージシャ ンの解散や進学、就職など人生の岐路にあたり、 第12回は幻のモノになっていました。 その3年後に、歌フォの過去の映像を見て第 12回を実現させようと決意しました。 そして2009年1月25日(日)、朝の8時 から準備。当時の参加ミ ュージシャ ンとゲスト を含む7組 のアーティ ストが、会場である、市 役所前の岡 東中央公園 に集まってくれました。 解散した主 催ミュージ シャンもそ の日限り復 活して出演 してくれま した。 他にも、クッキー工房 おれんじはうすによるクッキーや、とれぶりん かのカンボジアの雑貨やアクセサリー、寒さを 凌ぐ為に豚汁やフランクフルト、HOT ドリンク の販売。ワンワンコミュニティによる暖かいひ と時、ちびっ子達に大人気段ボール迷路など、 たくさんの出店やふれあいの場が催されました。 最後には、参加ミュージシャン全員による、 “歌フォのテーマソング”を大合唱し、お客さ んスタッフ一体となり感動のフィナーレとなり ました。 このイベントを通じてお客さんとスタッフと の繋がりを財産とし、また更にパワーアップし た第13回が出来る日を楽しみにしていてくだ さい。 о о о о о 出演:八重葉、酒粕、緑、ニシタニマサル、 Crescend Time Lover、田中彬博

【├とれぶりんか音楽部】 これまで紙面に登場してくれたミュージシ

ャンたちが、“歌フォ”というイベントを行 いました。その様子を、共催した「とれぶり んか音楽部」にレポートしてもらいました。

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(連載エッセイ) LIP 2009/03 〈6〉 ても、ヘルパーがすぐには確保でき ない。 ご近所の方でやはり送迎してるおう ちもあるけど、一緒に車に乗せてっ てって言って、もしうちの子が私か らうつってそのお子さんにうつした ら、大変ですよねー、やっぱりー。 じゃ、どーしたらいいのかなぁ。 子どもは元気なのに、親が送迎でき なかったら、学校に行けなくなっち ゃうー。 放課後は、プラス散歩とかで、ヘル パーさんを使うこともできるだろう けど、朝、学校に連れて行けな い!」 昼前の電話、受けた看護師さんもご 迷惑だったことでしょう。でも、こ っちも必死。 言ってる間に、「近くのSちゃんの ご好意をあてにして朝はSちゃんち のお車で、送迎確保」の案は、非常 に危険を伴うものであることだけ は、確認できました。 うーん、どーしよー。朝―!!?? 自閉症児の母アッキー、なんたる不 運! インフルエンザにかかったと、本日 10 時半、判明しました。 ぎゃあああ、大変だぁー! 家に帰ると、ヒーターつけて、ソフ ァに座って。電話三昧。メール連絡 も。ヘルパー事業所、明日朝校長と の面談をお願いしていた小学校、夕 方からのCD英語教室に来てくれる A子ちゃんのお母さんへ、はては、 保健センターまで。 「インフルエンザって、どうやって うつるの? どれくらい外出できな いの? 障害の子がいるんです。母 の私が発症したから、送迎できな い。うち車がないし、歩いていった ら半時間もかかるから、行けない し。タクシー使うったって、学校に 連れて行っておしまい、てわけにい かない、料金払う必要あるし。お金 も毎日続かない。 送迎にヘルパーは原則的に使えない 決まりだし、第一今日来てって言っ 【アッキー自己紹介】 「要配慮」の男の子二人を育て る母。弱い立場にある者にこそ、世の中の真実がよーく 見える……。「いきいき楽しく」をモットーに、「知命」 の障害児の母、自分も他も互いに尊重し合う「共生き」 の世界を目指します。 ⇒⇒⇒ 続きを読む...http://plaza.rakuten.co.jp/akkieandphoenix/ 2009/01/26 障害児の母がインフルエンザにかかったら……!? 運良く我が家の助けの女神、Iちゃ んと連絡ついて、アドバイスもらっ て、ちょっと一息ついた。 「とにかく今日は、こういう事情で と、学校に電話して、Tちゃん一人 で帰らせてもらいなさい。で、明日 からの放課後は、ヘルパーさん確保 したのね。あ、今交渉中だけど、で きるかも、て。うん、まぁ、できる ことはしといたほうがいいから。 で、朝? ええやん。Tちゃんにし っかり言い聞かせて、一人で出した らいいよ」 「え、いいのかなぁ?」 「うん、大丈夫ちゃう?」 「うんー、私も行けるとは思う。ご 近所のお友達に無理無理言って、つ いていってもらおうかとも思ったけ ど、ええよね? よかったー! こ れで、何とかなるわー。早速学校に 電話してみるわ」 「何、今日の下校も、学校で心配だ ったら、教師がついてくるわよ。大 丈夫!」 とゆーわけで、ほっと一安心です。

「 そ ん な ん で き る わ け が な い 。 自 分 に は 大 き す ぎ る と 思 わ れ る 夢 は 、 追 い か け る だ け 無 駄 。 そ ん な 労 力 使 わ な い 方 が い い 。」 子 ど も か ら 見 れ ば 「 絶 対 」 の 存 在 で あ る 大 人 た ち に 言 わ れ て 、 無 駄 な こ と だ と 決 め つ け ら れ て 、 走 り 出 す ス タ ー ト 地 点 に 立 つ こ と す ら で き ず に 諦 め て し ま っ た 夢 が 、 ど れ だ け あ る だ ろ う か ? チ ャ レ ン ジ す る こ と す ら も 知 ら ず に 、 閉 ざ し て し ま っ た 可 能 性 が ど れ だ け あ る だ ろ う か ? も し も そ の 時 に そ れ が ( 頑 張 る 姿 が ) 認 め ら れ 、 そ の ま ま 走 り 出 す こ と が で き て い た な ら 、 そ し て そ の 走 り を 応 援 し て く れ る 人 が い た な ら 、 夢 を 追 っ て 走 る 人 は 今 よ り も っ と い た だ ろ う 。 た だ 現 実 に ほ だ さ れ て あ く せ く 生 き る の で は な く 、 夢 に 前 を 向 い て 生 き る 人 が 。 実 際 、 今 夢 を 走 っ て い る 私 に は そ う い う 人 が い た 。 子 ど も が 「 絶 対 」 と 思 う 大 人 の 中 に 。 大 人 に な っ た ( ま だ ま だ 若 造 ) 今 思 う 。 昔 私 が 出 会 っ た 、 走 り を 応 援 で き る 人 に な り た い 、 と 。 誰 か の 夢 を 否 定 す る こ と な く 。 〈 追 記 〉 中 途 半 端 に 語 る も の は 夢 で は あ り ま せ ん が 。 野添かおり 枚方市在住。神経難病脊髄小脳変性 症(の疑い)により、17 歳の頃より車椅子生活。独 自の感性によるたとえで言葉を紡ぎ、鋭いながらも 柔らかさをもって斬り込むことを目指す。世の中 を。そして自分自身を。

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(イベント情報) LIP 2009/03 [イベント情報・ボランティア情報など募集しています。編集局までメールなどで連絡願います] スプリングピースフェスタ2009 2009年3月1日(土) OPEN.PM1:00 START.PM1:30 【第1部】 特別講演会 「枚方にとって大切な3月1日」 【第2部】PM2:30~ ライブ「平和への想いを込めて明日へ・・・」

アーティスト:Crescendo Time Lover・ニシタニマサ ル・キムシロ・Blend one more color・ドンコル

料金:一般1500円(前売り1000円) 小中高生700円(前売り500円) 小学生未満:無料 場所:ラポールひらかた 4階大研修室 とれぶりんかblog→ http://treblinka.seesaa.net/ ※お問い合わせ:090-4289-5317(中川) ベビマ&造形遊び企画 早春ハンドベルコンサート 日時:3月22日(日)10:00~12:30 場所:津田生涯学習市民センター 主催:(特活)くるみの会 http://www.npo-kurumi.net ◇イベント内容◇ 第1部 10:00~ベビーマッサージ会と8ヶ月 児位以降の年齢別造形遊び ※持ち物:ベビマに参加の方はバスタオル ポケッ トティッシュ。ハイハイ頃の赤ちゃんはベビーマッ サージか造形遊びかお好きなほうでご参加くださ い。 造形遊びは会員の保育士を中心に段ボール積み木 廃材遊び 新聞紙遊び リズム運動等をします。お 父さんに大好評!! 第2部 11:45~ ハンドベル(第2部からの 参加もぜひどうぞ♪授乳室あり) 入場料:予約は大人600円子ども400円 (当日券は各100円増) おみやげあり 申込:npo-kurumi.net Tel/Fax 072-846-3493(黒田) ※貴重品は身に付ける準備をしてきてください サナ(光)フェスタ in ひらかた 日時:3月14日(土)14時~16時半〔開場13時半) 場所:『市民の広場-ひこばえ』 京阪枚方市駅8分イズミヤそば (枚方市禁野本町1-5-15有馬ホーム106号) 予定 1. 『人々の苦悩…ブーブ・アル・シャム地区を訪ねて」 占領が始まってから東京ドーム60個分もの広さの農地が荒 地に…… 2.『「靴投げ事件とイラク市民の声』 08年12月14日、イラクの記者がブッシュ大統領に靴 を投げつけた。 翌日のイラク市民へのインタビュー 3.最新映像 2本 4.自主制作DVD 上映作品募集中〔DVDで10分ほど) 事前にお知らせ下さい。 ※参加協力金 (飲み物付800円 学生500円) 連絡:イラク平和テレビ局 in Japan ひらかた 手塚(090-4564-2183) 枚方市主催「機関紙コンクー ル」の“サークル・同好会部 門”にて、LIPは優良賞をい ただきました♪ スタッフ一 同、大喜びしております。これ を励みに、また一層紙面を充実 していきたいと思います。 ※2月20日の表彰式にて→ ■コンテストでいただいた講評■ 地域に密着した情報を丁寧に集める、作り手の努力が感じられます。地元住民にとって興味深い情報がいっぱいですね。 「川紀行」やアーティスト紹介など、きちんと取材した記事が書かれているので、内容も濃いです。文字が多いページ は、読ませるようにレイアウトを工夫しましょう。ページごとのテーマがはっきりしているので、ボリュームの割りに読 みやすい構成です。写真がもう少しきれいにできるよう、紙や印刷方法を研究してみてください。

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[2005年8月創刊 通巻第 44 号 今号の発行部数 1700部] 次号(4月号)は、3月28日に発行予定です♪ LIPは、次の場所に置かせていただいてます。 枚方市 ☆ 各生涯学習市民センター・図書館・メセナひらかた3F ウィル・ひらかたNPOセンター ☆ 枚方市ボランティアセンター [ラポールひらかた内 072-841-0181] ☆ 北河内ボランティアセンター [磯島茶屋町20-1-101 072-848-4166] ☆ 子ども家庭支援センター ファミリーポートひらかた [招提南町2-50-1 072-850-4400] ☆ コミュニティーカフェ ラ テール [西禁野1-3-27 禁野口バス停前 072-848-0418] ☆ NPO法人 りりあん[長尾元町6-39-15 lilian@kcat.zaq.ne.jp] ☆ 婦人洋品店 シャルム[南楠葉1 丁目2-16 くずは公民館向かい 072-850-1362] ☆ 喫茶・軽食 壱番館 [藤阪西町3-5 072-855-0186] ☆ 喫茶 Dik Dik[岡本町8-17 072-846-5377] ☆ たこやき・おこのみ けんちゃん [大峰南町7-1スーパーワカバ内 072-859-4155] ☆ 街かどデイハウス 藤阪愛逢 [藤阪元町2-27-1 072-855-6978] ☆ 泉屋 楠葉店 [楠葉並木2-2-2 072-868-3060] ☆ 第2明日花作業所 [西禁野1-3-19 072-847-6070] ☆ 居酒屋 以呂波 [宮之阪3丁目12-1] ☆ 身体障害者共同作業所 キッズ枚方コミュニケーションズ [堤町2-1-103 072-861-6360] ☆ 京阪総合会計事務所 [西禁野2-4-17 第5松葉ビル 301 072-805-5252] ☆ ヘアーサロンかわむら [長尾東町3-1-4 072-859-1601(予約優先)] ☆ ソーイングの店 みなよし [香里ヶ丘3-11-3-4 072-854-0756] ☆ 喫茶&アンティークショップ Squirrel(スクワーラル) [宗谷1-1-1 072-859-2475] ☆ 枚方市地域包括支援センター社会福祉協議会 [南楠葉1-30-1 エクセレント辻ビル 203 号室 072-856-9177] ☆ 割烹 千鳥 [岡東町12-13 ひらかたさんぷらざB1F 072-843-8114] ☆ 学校法人 東洋学園 近畿情報高等専修学校 [渚西1丁目43-1 072-840-5800] ☆ WAVE34(ボウリング場) [田口4-11-8 072-848-0450] ☆ ヘアースタジオぱぺぽ [南楠葉2丁目4-3 072-850-9070] ☆ 枚方市役所(市民活動課・環境総務課・人権政策室) [大垣内町2丁目1-20 072-841-1221] ☆ (財)枚方市文化国際財団 [岡東町8-33 市民会館内 072-843-1122] ☆ 食育ステーションまきの [牧野本町2丁目19-2 072-397-2111] ☆ 社会福祉法人 心愛 心学塾作業所 [大峰元町1丁目21-5 072-859-9194] ☆ 紅茶専門店VIE [南楠葉1-1-34 072-856-2355] ☆ shot bar カボチャソース [牧野下島町14-22 072-809-7676]

☆ カフェレストラン Hill’s Living Cafe [津田山手2-10-1 サイエンスコア内 072-858-2195]

☆ 珈琲館・藤阪駅前店 [藤阪南町2-3-5 072-809-4408] ☆ ポパイ商店 [山之上2丁目16-9 072-846-7232] ☆ NPO法人ハートネット [星丘1-20-8 072-805-4373] ☆ クッキー工房おれんじはうす [交北3丁目3-10 072-856-8378] ☆ 全労済大阪府本部 共済ショップ枚方 [大垣内町2-10-4 宮村第三ビル 3F 072-804-5550] ☆ 健康・福祉プラザ 助さん・たくさん [大峰元町1-1-1 072-858-8565] ☆ エステのお店 ジョセフィンいじま [牧野阪1-23-5 牧野駅前デパート 2F 072-851-8727] ☆ 陶器食器のお店 a new sprout [堤町2-14 072-846-9550] ☆ 地域ディ くいしんぼ [出口5 丁目13-15 072-834-5027] ☆ 雑貨/カフェ ルポ・デ・ミディ [堤町10-12 072-843-1525] ☆ マイウェイひらかた ワーク草笛 [藤阪天神町3-1 072-808-2031] ☆ ミュージック・ケアハウス「花音」 [川原町3-1 クラウンビル4階 072-841-8822] ☆ たかはま歯科医院 [津田駅前2 丁目17-1-108 072-896-1180] ☆ 渦潮ベーカリー楠葉店 [町楠葉1-30-6 072-856-5420] ☆ 枚方市野外活動センター [穂谷4550 番地 072-858-0300] ☆ 社会福祉法人くにみ会「清水園」 [津田873-2 072-896-1600] ☆ 輝きプラザ「きらら」 [車塚1-1-1] ☆ 地域活性化支援センター [車塚1-1-1 輝きプラザ内] ☆ 三代目たくちゃん ピーコ [牧野阪2丁目7-30 080-3785-1728] ☆ MIKIHOUSE キャラメル [牧野阪2-9-15-105 072-857-6626] ☆ 株式会社 丸天酒店 [牧野阪2-5-23 0120-39-7003] ☆ NPO法人パーソナルサポートひらかた [中宮山戸町10-12-105 072-848-8825] ☆ 自閉症療育センター Link [岡東町24-10 アイエス枚方ビル3階 072-841-2411] ☆ MogaJogaDining 枚方宿 [堤町2-15 072-846-3535] ☆ bar moonshine [宇山町4-8 072-866-5667] ☆ (社福)やなぎの里 精神障害者通所授産施設 ぱぴるす [大字尊延寺2200 072-859-0245] ☆ ぶらっとホーム・すがはらひがし [藤阪東町3-1-11 072-859-5005] 寝屋川市 ☆ 寝屋川市立市民活動センター ☆ フレッシュベーカリー ラッキー [寝屋川市早子町18-1 072-821-0413] ☆ 和菓子の店 香里園ちとせ [寝屋川市香里本通町10-13 072-831-0832] ☆ 寝屋川市立ふれあいプラザ香里 [寝屋川市香里南之町19-17 フレスト香里園店1F 072-835-3335] 交野市 ☆ ヘアーサロンおおまち [交野市私部3-17-2 072-891-5024(予約優先)] ☆ たこやき屋 中角 [交野市倉治3丁目52-1 072-891-4022] ☆ レストラン ジュリア [交野市私部3丁目11-3-2 072-891-2288] ☆ NPO法人 ゆいむ(結夢) [交野市私部7丁目12-58 072-810-7880] ☆ 作業所クローバー [交野市郡津5丁目9-3 072-894-4822] ☆ えんでら村作業所 [交野市天野が原町2丁目14-20 072-893-4890] ☆ 小規模通所授産所施設 ミルキーウェイ [交野市天野ヶ原町2丁目14-20] ☆ 交野市役所 市長公室 [交野市私部1 丁目1-1] ☆ きさいち植物園ファンクラブ事務局 [交野市私市7-19-14 072-894-0840] そのほか ☆ 龍谷大学 深草学舎ボランティア・NPO活動センター [京都市伏見区塚本町深草67 075-645-2047] ☆ むく福祉会 ワークホーム れっつ [綴喜郡宇治田原町贄田船戸38-1 0774-88-5846] ☆ 宇治田原社会福祉事務所 [綴喜郡宇治田原町荒木天皇2 0774-88-2394] ☆ 福山すこやかセンター内 ボランティア活動センター [福山市三吉南2-11-22 084-928-1346] ☆ ベビーフェイスプラネッツ松井山手 [八幡市欽明台北1 ソフィアモール内 075-982-3271] LIP会計報告(前号以降) 金額(円) 内容 51848 前号から繰り越し 5000 応援団2.5口 4500 LIP縮刷版 ▲2540 郵送 ▲5920 印刷 52888 計(次号へ繰り越し) 置かせていただける場所 を募集しています。 ■「枚方市機関紙コンクール」のサ ークル・同好会部門でLIPは優良 賞を獲得しました♪ 今月号の7 ページに報告も掲載しました。この コンテストへ応募すると、講評がい ただけるので、とても参考になりま す。 ■LIPでは、感想・意見・投稿な ど、いつでもお待ちしています♪ (LIP編集局) いつも応援ありがとうございます! たかはま歯科医院さん 2.5口

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