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Microsoft Word - 08 fire-jp.doc

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Academic year: 2021

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先月中国では、オリンピックの開催に全土で高い関心が注がれていました。オリン ピックの準備、開催を踏まえ、将来の社会安全の安定した基盤を確保し、重大な火災 を減少し、事故の発生を防ぐように、各種安全対策への施策にも高い関心が寄せられ ました。また、これを機に、中国政府も関係の通知書類を発布し、全国各地の安全監 督部門が「リスクを排除する活動」を実施すること及び各地の消防安全保護工作を確 実に実施し、火災事故を予防・抑止することを要求しています。 そこで今号の風険消息では火災リスクの対策について、企業の日常の防火安全の観 点からまとめました。 Vol.24-08 2008 /9 /9 プ プララススチチッックク工工場場かからら火火災災発発生生 2008 年 7 月 17 日昼、上海市奉賢区にあるプラスチック包装 工場で火災が発生しました。火は 6 時間ぐらい燃え続け、火災 面積は 2000m2位に達し、約 1000t のプラスチック原料と半製 品が燃え、3 名の消防員が犠牲となり、9 名の消防員が負傷し ました。上海市消防局の火災調査では今回の火災原因を現在調 査していますが、9 月 8 日現在官報の情報はまだ出ていません。 ガ ガララスス研研究究所所かからら火火災災発発生生 2008 年 7 月 18 日 11 時 45 分に、上海市奉賢区にあるガラス 研究院から火災が発生しました。上海消防部門は至急で現場に 到着して、12 時 28 分に火は消しとめられ、負傷者はいません でした。上海消防部門は 7 月 19 日に火災原因を公布し、出火 原因は、完全に消されていない吸殻がオフィス内のプラスチッ ク製のゴミ箱に残ってそこから引火して延焼を起こしたとの ことです。

最近発生した火災事例

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建 建築築中中のの五五輪輪体体育育セセンンタターーかからら火火災災発発生生 2008 年7月 27 日 17 時 30 分、山東省済南市の五輪体育セン ターで工事中のすいれん形の体育館の頂上部分で火災が発生 しました。発火部位は、体育館の西南側ビルの天井ですが、火 災面積は天井の四分の一を占めています。 事故原因は、溶接作業時、ルール違反の作業で保温材料に引 火したと判断されています。 今年 2 月、政府は「国務院弁公庁が安全生産中のリスクをより一層排除する工作の通知」(以下「通 知」)を発布しました。この通知の中で、2008 年全国の安全生産状況を改善すること、また各生産単 位及びその工程システム、インフラ、技術装備、作業環境、防災手段などの面で存在しているリスク を排除すること、また安全生産体制、制度策定、安全管理組織体系、責任の委任、労働規律、現場管 理、事故調査などの面で存在している弱い箇所を改善することが要求されています。 「通知」では、実施の時期も明確にされています。例えば、第二時期(2008 年 5 月から 9 月まで) は、主に増水期と北京オリンピックに関するリスクを排除することです。特に今まさに実施されてい るオリンピックに関し各種のテロ事件、重大傷害、火災などのマイナス影響がある事故は高く注目さ れています。北京に限らず、全国で、安全が重視され、安全関係のルールと検査措置が強化されてい ます。(テレビのニュース、空港の安全検査等からも感じられると思います) 各地の政府部門は、その「通知」に基づき、各部門の具体的な実施方案を手配しています。上海も 安全生産中のリスクを排除する工作を展開しております。 企業にとって、今の社会環境の中で火災などの重大事故を発生すると、単 に企業単体としての財産や利益の損失のみならず、社会からも悪い評価を受 け、企業イメージを失墜する恐れがあります。企業は社会的責任を負い、自 己検査をはじめ各種安全対策に自らが積極的に取り組み、火災などの事故を 防止してください。 上海消防網(www.fire.sh.cn)官方に公布された統計資料により 2007 年上海地域の火災分析は下記 の通りです。 1 損失区域 市中心部に近い郊外地域は工場が多く集まる場所です。一方で、企業の規模が拡大し、生産工程が どんどん更新され、新しい原料と設備がどんどん出てくることに従い、工程が複雑化し、それらを操 る人(ソフト)自身の安全レベルが追いつかないことも多くみられます。火災の負荷も増加している と考えられます。統計結果によると、火災件数が多いのは崇明県、浦東新区、金山区です。死亡者が 多いのは浦東新区、闵行区、宝山区です。また、負傷人数が多いのは浦東新区、嘉定区、金山区です。 直接的に財産損失が多いのは浦東新区、松江区、奉賢区です。

政府及び消防部門からの安全に関する通知

2007 年上海地域の火災統計

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0 200 400 600 800 1000 1200 1400 電線線 路故 障 設備故障 加 熱器 電器系 統その 他 暖房 炉 油釜出火 高温設 備 管路出火 蚊取 りの 不注意 祭り 用の 火気 残火 の復燃 その 他生 活用 の火気 溶接 吸殻 火遊 び 放火 自然発 火 落雷 静電 気 その 他 不明原 因 件 数 地域 件数 死亡者 負傷者 損害金額(万元) 全市 4223 50 45 2650 市中心部 927 14 13 995.1 市郊区域 3276 36 32 1541.7 2 損失原因 2007 年、電気を原因とするものが火災発生要因のトップです。その中でショート、接触不良等の電 線線路の故障で起きた事故は 1172 件あり、電器設備の故障で起きた事故は 345 件あり、加熱器(加熱 用具との接触)は 99 件、そのほかの原因で起きた火災事故は 130 件あります。 また、喫煙、暖房炉、溶接作業で引火した火災も原因の上位に位置しています。 3 火災発生時間 2007 年 1 月のデータ統計によると、8 時から 20 時までが火災の一般的な多発時間です。(一番多い のは 14-16 時)当該時間帯で火災は 361 件起き、2 名が死亡、負傷者は 4 人、直接財産損失は 54.7 万 元に達しています。全体に占める割合はそれぞれ 65%、67%、80%、55.6%を占めます。その時間帯 で火災が起きる主な原因は、電気、火気使用の不注意、喫煙などです。 2007 年度上海市火災原因統計図 出典:上海消防ネット 2007 年度上海市火災エリア分析表 出典:上海消防ネット

24 時間火災数の縦棒図

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上述の火災原因分析や弊社にて実施している防災調査等の経験からよく見受けられるリスクに関し、 企業を取り巻く火災リスクの主要原因を洗い出し、対策案を提供します。貴社の安全点検活動の推進 において潜在的なリスクの発見や対策等にご活用下さい。 工場では電気設備を多く使用しており、使用不備や設備のショートに よる火災が非常に多いです。 例えば: 絶縁層の老朽化、絶縁層の破壊及び摩擦により設備と電線の接合部が破 損されるなどの場合に、ケーブルのショートや漏電を引き起こし、スパ ークを生じ、付近の可燃物に引火するケースがよくあります。 対策: ◎ 電線には難燃性のプラスチック製や鉄製の被覆を増加する。 ◎ 常に電器の配線接合部を検査し、緩みや絶縁層が破損することがないかどうか点検する。 ◎ 不安全な状態のタコ足配線が無いかどうか、仮配線は直ちに撤去する。 ◎ 大量の可燃性液体(ガス)の保管場所に対しては、防爆型の電気設備を採用する。 ◎ 易燃性のビニールテープに補修をしていないか。 ◎ 延長コードのメンテナンスが出来ているか。 可燃物がある製造現場、倉庫やその付近において、喫煙または吸殻があることは火災リスクと考え られます。徹底した喫煙管理制度を導入する企業は多いですが、管理者は常にチェックしないので、 一般的に社員は日が達つにつれ、徹底しないようになります。喫煙に関するリスクへの対策は継続し た根気強い取組みが求められます。 対策: ◎ 製造や保管エリアから可能な限り距離を取り、単独の喫煙区を設置し、喫煙時間を規定する。

火災リスクの洗い出し

ショート 喫煙 絶縁層破損 タコ足配線

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◎ 禁煙区の吸殻状況を都度チェックする。 ◎ 灰皿に水張りをする、灰皿や喫煙室の床面を都度清掃する。 ◎ 吸殻を普通のゴミと混在して同じゴミ箱に捨てない。 ◎ 同一区画内に消火器設置。 臨時で行う(非定常)の火気作業、若しくは火気使用設備、電気加熱の乾燥設備等は火災を発生し やすいです。また、可燃物や可燃性液体は、ボイラー、熱配管、排気管、電灯、加工中の熱金属の付 近に置かれると、熱伝動や輻射熱により、火災になりやすいです。 対策: ◎ 可燃物は上述熱源と適切な距離に離し、換気を強化します。 ◎ 高温設備から油類が漏洩することがあるかチェックする、アルコールなど危険物は高温設備の 近くに直置きしない。 ◎迅速に消火するために、消火器材は高温設備の周辺に設置しておく。 ◎ 自動温度制御システムを設置する、また制御システムの正常稼動をチェックする 引火性液体は小さい火であっても、迅速に消火できないと瞬く間に大きな火災や爆発に繋がります。 ガソリン及び各種の可燃性液体が漏洩した場合に、爆発下限を超えると、火気があったら、すぐ引火 し燃焼します。 対策: ◎ 引火性溶剤は密閉の金属キャビネットに置き、周囲が安全な場所で保管や取り扱いをする。 灰皿以外に捨てられる吸殻 吸殻と可燃物の混在 高温機械設備等 温度制御設備 火気使用設備 高温設備近くの油類 引火性液体

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センサーの脱落 消火栓部品の紛失 ◎ 貯蔵室、調和室は他の作業場所と仕切り、防火構造を採用します。また、適切な換気設備を設 置する。 ◎ 溶剤の小出し作業には金属製の安全缶を使用し、開放状態で使用しない。 ◎ 換気扇は作業場所の比重によって高さを考慮し設置する。 消火設備は火災を制御する重要な設備でありますが、メンテナンスや定期点検が不足する工場は多 く、その場合一旦火災が発生したら、消火設備は使用不能な状態になり、火災拡大防止の機能は発揮 できないです。消火設備の有効性或いは信頼度を維持するために、点検ポイントは以下の通りです。 対策: ◎ 消火器 √責任者を決めておく、数量欠品や圧力不足があるかを業 者任せにせず、点検する。 √消火器の置き場所をすぐ分かるようにしておく。 √作業員全員に消火器材の使用法を把握させる。 ◎ 屋内消火栓 √ポンプ部品を揃えておく、漏水や錆の状況をチェックす る。 √消火栓箱に部品不足や破損が有るか点検する。 √消火栓箱の前の障害物を撤去する。 √消火栓水圧計は正常に稼動するか、バルブが勝手に開閉できないか確認する。 ◎ 自動火災報知設備 √受信盤の故障や破損がないか確認する。 √受信盤は勝手に操作できない決まりとする。 √センサーの除去や脱落がないか確認する。 ◎停電時の消火設備の緊急電源 √突発停電の場合、消火設備は十分な電力を供給し正常に稼動で きるか点検する。(例えば:UPS、自家発電設備等) 最大容量制限の規定 30 分以上耐火の金属箱 継ぎ目(Hinge)への防火対策 消火設備の有効性

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今回の統計資料は上海地域の火災統計分析を主としていますが、他の中国火災統計分析と比べても、 火災の主要原因は大きな差が無いと考えられ、他の地域のお客様にも関連性は強いと考えられます。 上述の防火点検ポイントは非常に簡単なものではありますが、貴社においてこれを徹底し、また日々 の安全活動で持続的に改善をすることにより、火災リスクを大きく低減することが出来ると考えてい ます。 以上 参考資料: ○上海消防ネット「火情月報」 www.fire.sh.cn ○ Fire Manual-- Fire Protection Association.UK ○安全文化ネットニュース www.anquan.com.cn ○新華ネットニュース報道 www.xinhuanet.com

まとめ

お問い合わせ先 三井住友海上火災保険(中国)有限公司 安全サービス部 上海市浦東新区世紀大道 100 号上海環球金融中心 34 階 電話:+86-21-6877-7800

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