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初芝歯科クリニック 小冊子

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Academic year: 2021

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はじめに

こんにちは。初芝歯科クリニックの小冊子をご覧いただき、ありがとうございま す。私は、院長をしております中野裕司と申します。 私が治療で心がけていることは「ただ治すだけではなく、今後悪くならないよう にしていくこと」です。そのためには、治療した部分が再び悪くなることのない よう、質の高い治療を行うことを心がけています。そして良好な状態をずっと維 持するために、定期検診に力を入れています。「すべては予防のために」これが当 院の信念です。 お口の中を良好な状態に保つことで、みなさまが歯で困ることのない素晴らしい 人生を送れるようサポートできれば幸いです。

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総合的な歯科治療

『悪くなった歯を治療するだけではなく、今後悪くならないようにする』 そのためには、なぜ悪くなったのか原因を考えることが必要です。原因を取り除 かずにその場しのぎの治療をしても、将来また悪くなってしまいます。歯は複数 本あり、それぞれが密接に関係しています。良好な状態を維持するためには、 1 本 1 本の歯を見るのではなく、お口の中全体を診断して総合的に治療すること が大切です。

全体のバランスを考えた治療とは

健康的なお口の状態を維持するためには、歯を支える土台がしっかりしていること が重要です。歯を支える土台とは、歯ぐきの下にある歯槽骨のことを言います。そ のため、歯を治療するときには歯周病の治療も同時に行う必要があります。 歯周病の治療をきっちりとした上で、治療計画をしっかり立てて、丈夫で適合の良 い被せ物・詰め物を入れる。これが歯を長持ちさせるコツなのです。

すべては予防のために

当院が目指すのは、お口の中全体の健康と、そ れによって作られる身体全体のバランス、そし てみなさまの健康的な日常生活です。そのため、 歯周病治療もインプラント治療も審美歯科治 療も、正しい噛み合わせを作るための治療のひとつだと位置づけています。 そして何より大切なのは、そもそもお口の中のトラブルが起こらないようにする ことです。正しい噛み合わせになると、歯周病やむし歯のリスクが下がります。 つまり、すべての治療が未来を見据えた"予防"の一環であると言えるのです。

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治療方針

当院では、初診でご来院の患者さまに、いきなり治療をすることはありません。 まずは完全個室のカウンセリングルームで、患者さまのお悩み・ご要望を伺いま す。その後、治療の流れを、資料を用いてわかりやすくご説明いたします。 また当院では、その場しのぎではない、総合的な歯科治療を提供したいと考えて います。診査・診断を丁寧に行い、将来を見据えた治療計画をご提案し、ご納得 いただいた上で治療を行います。

デンタル X を使って、お口の状態をわかりやすく丁寧に説明

ご自身のお口の中の状態や治療内容について、患者さまに具体的にイメージしてい ただくために、当院ではデンタル X(テン)という説明用ソフトを導入しています。 レントゲンや口腔内写真、説明イラストを一緒 に見ながら、症状や治療内容をわかりやすくご 説明します。

将来を見据えた総合的な歯科治療

悪くなった歯を治療するだけでは、その根本的な原因を取り除くことはできませ ん。原因をそのままにしておくと、将来的にまた悪くなることも考えられます。 当院では、その場しのぎの対処療法ではなく、根本的な原因の改善を目指して治 療を行います。 そのためには、お口の中全体を診断して、将来を見据えながら総合的に治療する ことが大切です。将来患者さまが健康な歯を保てるように、全力で治療にあたり ます。そして、治療が終わったあとの定期検診にも力を入れています。

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初診の流れ

初診時には、健康保険証、医療券、受給者証などをご持参ください。もしお持ち でしたら、紹介状、老人医療受給者証、医療福祉費請求書、乳幼児医療証なども ご持参ください。 ●【STEP1】問診票の記入 待合室にて、問診票をご記入いただきます。 ●【STEP2】カウンセリング カウンセリングルームにて、問診票をもとに現在お困り のところについてお伺いし、治療についてのご希望やご 要望などもお伺いします。 ●【STEP3】レントゲン撮影 レントゲン室にてデジタルレントゲンを撮影します。 ●【STEP4】検査 診療チェアーにて、実際にお口の中を診て、現在の状態 をチェックします。 ●【STEP5】検査結果の説明 現在のお口の健康状態を説明させていただきます。 初診では通常【STEP5】で終了です。 ただし、痛みが大きい場合のみ応急処置を行うことがあります。

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最先端技術の習得

歯科医療の世界は日進月歩です。現在も世界各国で研究が行われ続けているので、 どんな最先端の技術であっても、数年経てば一般的な技術になってしまいます。 患者さまのご要望はさまざまです。そのすべてにお応えするためには、可能な限 り選択肢を多くしておきたい。できる限りご満足いただける治療をご提供したい。 その思いから、当院では積極的に世界最先端の技術を取り入れています。

歯科治療先進国での研修にも参加

当院の院長は、JIADS(歯周病外科・審美歯科治療・インプラント治療の研修会)、 IDA(国際デンタルアカデミー)、JACID(日本口腔インプラント学会指定研修施設)、 OSI(アストラテックインプラント研修会)、日本アンチエイジング歯科学会、日 本口腔インプラント学会、日本審美歯科学会、 日本歯周病学会とさまざまな研修団体・学会に 参加し、治療の質を少しでも上げるべく、数々 の研修により最新の知識と技術を習得してお ります。 日本国内だけでなく、海外で行われる研修会にも積極的に参加しています。インプ ラント治療では世界最先端を行く先進国のひとつであり、当院で用いているインプ ラント(アストラテックインプラント)の生産国である、スウェーデンにて研修を 受けております。 患者さまに最善の治療をご提供するため、今後も研鑽を重ねてまいります。

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清潔なオペ室完備

当院では、インプラント治療専門のインプラントセンターを併設しています。イ ンプラント治療を成功させるため、さまざまな設備を整えて対策を行っています。 どなたにも安心してインプラント治療を受けていただけます。

完全個室のカウンセリングルーム

当院では、まずインプラントについて模型や症例写真などを使ってわかりやすくご 説明しています。ご相談やご説明を行うのは、完全個室のカウンセリングルームで す。プライバシーが守られているので、治療期間や治療費用といった患者さまの生 活にかかわる部分のご相談も、周囲を気にすることなくできるようになっています。 どんなことでも結構ですので、遠慮なくお話しください。

インプラント専用オペ室完備

一般の治療室でインプラント手術を行うと、ど うしても感染のリスクが高くなってしまいま す。当院ではインプラント専用の手術室を完備 しています。また、手術時にはオペ着の着用と 施術用滅菌グローブを着用し、可能な限り感染を防いでいます。さらにインプラン ト治療に用いるものは可能な限り使い捨てのものにしてあります。 使い捨てができないものについては、専用の滅菌機で滅菌します。こうした対策を 取っているからこそ、安心して治療を受けていただけるのだと考えております。ほ かにもインプラント治療専用のインプランターや生体モニターといった最新の機 器を揃えて、安全・確実な治療を行っております。

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精密な歯科治療

質の高い治療のためには、患部を正確に見なければなりません。当院では「サー ジテル」という拡大鏡を用いて治療を行っています。

サージテルの特徴

サージテルは、小型の双眼鏡を眼鏡に取りつけ たような形をしています。眼鏡と同じように顔 にかけて使うので、両手を自由に使って施術が できます。ポリカーボネイトという非常に丈夫 で軽い材質でできているので、通常の眼鏡と異なり着けていることが気になりませ ん。そのため、診療に集中できるという利点があります。元々は医科の繊細な外科 手術で用いられていたものを改良して、歯科診療を行えるように開発されました。 当院の自由診療では、サージテルを治療に応じて 2 台使い分けて診療を行っていま す。より詳細に患部を確認したいときは 8 倍のサージテル、視野を広げて治療をし たいときは 2.5 倍のサージテルと、状況に合わせて使い分けています。2 台の拡大 鏡を使用することで、患部を正確に把握して、適切な治療ができるのです。

歯科用に特化した LED ライト

また、当院で採用しているサージテルは 2 台とも、専用の LED ライトがついたタ イプ。明るさが歯科用に特化されているので、初期のむし歯や歯の小さなヒビなど 見つけにくい患部も、はっきりと立体感をもって見られるようになっています。 サージテルを使用すると、歯の表面の凹凸だけでなく、歯垢や歯石の付きかた、歯 の根管の内部、詰め物や被せ物のフィット状況まで、すべて視認できるようになり ます。そのため診断がつきやすく、より精密な治療を行うことができるのです。

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上質な院内環境

お口の中の健康を守るためには、定期的に歯科医院に通ってメンテナンスを受け るのが一番です。そのために歯科医院は、患者さまにとって気軽に訪れることの できる居心地の良い場所でなければならない、と当院は考えています。 そして治療の際も、緊張していては痛みも感じ やすくなります。患者さまの身体的な負担を減 らすためにも、当院はあらゆる面から居心地の 良い空間を作る努力を行っています。

内装デザインにもこだわり

当院の内装は、落ち着いた雰囲気を醸し出す木目とベージュが基調です。また、上 品な雰囲気の中でリラックスしていただけるよう、間接照明を多用しています。と きには歯科医院らしくないと言われることもありますが、それを目指してデザイナ ーに依頼しました。 また、当院では患者さまの気持ちをしっかりお伺いし、お互いに信頼関係を築いた 上で治療に臨めるよう、カウンセリングを重視しております。そのため、専用のカ ウンセリングルームを設置しています。こちらの内装も木目がアクセントになって います。 そのほか、最新の設備やインプラント専用オペ室を備えております。医療技術の面 でもご満足していただけるものと確信しておりますので、どうぞ安心して、お気軽 にご来院ください。スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。

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丁寧な定期検診

当院の目標は「病気になってから通う歯科医院」ではなく「いつまでも健康でい られるために通う歯科医院」です。そのためには、再治療を行わなくても済むよ うなクオリティーの高い治療と、むし歯や歯周病になるリスクを大幅に引き下げ る定期的なメンテナンスが不可欠だと考えています。

病気にならないことのメリット

毎日少しずつ溜まっていく汚れを落とすには、歯科医院での定期的なメンテナンス が必要です。そのため当院では 2 か月に一度の定期検診をお薦めしています。 「2 か月に一度、歯科医院に通わなくてはならないのは面倒だ」と思う方もいらっ しゃることでしょう。でも 2 か月に一度通っていれば、むし歯や歯周病になるリス クはかなり低くなりますし、もしなったとしても早期発見であればすぐに治せます。 長い目で見れば、治療費の面からも患者さまの身体的な負担の面からも、確実に良 いことばかりなのです。

患者さまの 90%以上が定期検診をご利用

当院を受診された患者さまには、定期検診の重 要性をご説明しています。その甲斐あって、治 療の終了した患者さまの 9 割以上の方が定期 検診を利用されています。実際にメンテナンス を受けてみて「口の中がスッキリする」ということから、定期的にクリーニングに 訪れるようになってくださった患者さまもたくさんいらっしゃいます。

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熟練の技工テクニック

当院では、高度なテクニックをもった信頼のできる熟練歯科技工士との連携によ り、質の高い被せ物や詰め物をご提供しています。優れた歯科技工士の手による 被せ物や詰め物は、しっかり噛める、丈夫であるといった機能的な面はもちろん のこと、見た目も美しく仕上がります。 また、私たち医療者が重要視しているのが適合性です。適合性とは歯と被せ物との フチの合い方のことを言います。適合性の高い被せ物を作るためには、作業の工程 で顕微鏡を用います。大きく拡大すればするほど適合性は上がりますが、技術的に はかなり難しくなります。そして、この顕微鏡を使いこなせるようになるまでかな りの訓練が必要です。 当院のセラミックの被せ物は、トレーニングを 積んだ歯科技工士が 30 倍に拡大して作製して います。顕微鏡を用いず裸眼で作製した被せ物 と 30 倍で拡大した被せ物では、適合性がまっ たく異なります。適合性が良くなることにより、歯と被せ物のつなぎ目に汚れが付 きにくくなります。したがって適合の良い被せ物を入れることが、歯周病やむし歯 の予防につながるのです。 機能と見た目、そして適合性のすべてを兼ね備えてこそ、本当の意味での審美歯科 治療です。熟練の歯科技工士と密に連携を取り、患者さまの美しい口元を作るお手 伝いをさせていただきます。

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むし歯治療

むし歯の原因は、歯の表面についた歯垢(プラーク)です。歯垢とは、ただの汚 れや食べ物のカスではありません。食べ物のカスなどに細菌がついて繁殖し、粘 り気のある固まりになったものが歯垢なのです。歯垢の成分の 8 割は細菌。それ が歯の表面にべったりと貼りつき、食事をするたびに栄養を取り込んで、酸を作 り出します。その酸が歯を溶かしてしまった状態を「むし歯」と呼びます。 歯が溶かされてしまった部分には、細菌の作り 出した酸がついています。そのまま放置してお くと、酸はどんどん歯の内部に入り込み、歯は ぼろぼろになってしまいます。そのためむし歯 の治療では、酸がついた悪いところを取り除くしかありません。 初期のむし歯は、痛みがありません。歯の内部の神経に近いところまで穴が開いて、 初めて痛みを感じるのです。むし歯で歯が痛くなったら、かなり進行しているもの と思ってください。

痛みの少ない治療

歯が痛くて歯科医院を訪れたのに、治療でも痛みを感じるのは大きなストレスです。 当院では患者さまにゆったりと安心して治療を受けていただきたいという思いか ら、痛みの少ない治療を行っております。 ●表面麻酔 麻酔注射で痛みを感じるポイントは、なんといっても針を刺すときです。当院では まず表面麻酔をしてから、麻酔が効くのを待って注射しています。表面麻酔は、薬 剤を歯ぐきに塗ることで、歯肉の表面を麻痺させて、針を刺すときの痛みを和らげ

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てくれます。 ●極細針 麻酔注射をするときは、細い針のほうが痛みを感じにくくなります。麻酔のときに 一般的に使われている注射針は、30 ゲージと呼ばれる太さのものです。当院では、 より細い 33 ゲージの極細針を使用して麻酔注射を行っています。 ●電動注射器 麻酔注射では、薬剤を注入していくときの違和 感がイヤという方もいらっしゃいます。電動注 射器なら、麻酔薬を少量ずつ一定の速度で注入 できるので、違和感を覚えにくくなります。

審美歯科

口元はお顔の中でも目立つパーツです。そのため、歯がキレイなだけで、顔全体 の印象が違ってくることもあります。審美歯科ではそんな印象的な口元を実現す るために、歯の白さや歯並びなど、見た目の美しさを追求する治療を行っていま す。

カウンセリングを重視

美しさとは、個人の感覚によって異なるも のです。そのため、十分な話し合いをしてから でないと「満足のいく仕上がりにならなかっ た」というような行き違いが起きることがあり ます。

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当院では、審美歯科に限らず、カウンセリングを非常に重視しております。カウン セリングを通じて患者さまのご要望をしっかりとお聞きし、豊富な治療メニューの 中から、患者さまのご希望に合ったものをご提案しています。

歯科金属によるアレルギー疾患

特定の金属が身体に触れることでかぶれやかゆみなどの症状を引き起こす金属ア レルギーですが、実は口腔内の歯科金属などが原因でアレルギー疾患が起こるケー スがあります。「皮膚科でいくら治療しても治らない」 という方は、歯科金属が原因かもしれません。 当院では、アレルギーの心配がないノンメタル治療に取り組んでいます。ノンメタ ル治療とは、お口の中の治療で金属を使わないことです。現在日本の保険診療では、 被せ物や詰め物のほとんどに金属が使われています。当たり前に使用されている金 属ですが、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。 ノンメタル治療では、金属の代わりにセラミックや、セラミックとプラスチックを 混ぜたハイブリット素材などを使用し、金属アレルギーのリスクを取り除きます。 さらにセラミック系の歯に近い見た目の材質を使用することで、見た目にも美しい 口元が実現できます。

ホワイトニングと組み合わせて、より白く輝く美しい口元に

当院では審美歯科メニューと合わせて、ホワイトニングもご提供しています。セラ ミックで被せ物や詰め物を白くすると同時に、残っている天然の歯を白くすること で、より美しい口元を実現します。当院ではご自宅で簡単にできる、ホームホワイ トニングをご提案しています。

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予防歯科

最近では「痛くなってから治療する」よりも「お口の中の健康を維持して、痛く ならないようにする」という予防歯科の考え方が一般的になってきています。当 院では、2 か月に一度の定期検診をお薦めしています。定期的にメンテナンスを 行い、むし歯や歯周病を予防しましょう。

当院のおもな予防歯科メニュー

●ブラッシング指導 成人した大人であっても、正しいブラッシングの方法を知らない方が意外に多くい らっしゃいます。特に歯周病の治療には、毎日の正しいブラッシングが不可欠です。 当院では、歯周病治療に来られた方全員にブラッシング指導を行っております。正 しい歯みがきを覚えて、お口の中の健康を守りましょう。 ●歯周ポケット検査 歯周病ポケット検査では、プローブという棒状になった専用の器具を使って、歯周 ポケットの深さを調べます。歯周ポケットの深さを測ることにより現在どれくらい 歯周病が進行しているかがわかります。 ●スケーリング スケーリングとは、歯の表面についた歯垢(プ ラーク)や歯石を取り除く施術です。スケーリ ングでは、超音波スケーラーと呼ばれる専用の 器具を使います。硬くなった歯石は、超音波で 砕いてから取り除きます。歯垢や歯石を取り除くと歯ぐきの血行が良くなるので、 見た目も健康的になります。

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●PMTC

PMTC とは「Professional Mechanical Tooth

Cleaning」の略。日本語にすると「プロの手 による専用機器を使った歯のお掃除」です。毎 日の歯みがきでは落としきれない汚れを、専用の器具を使って落としていきます。 歯と歯の隙間など、歯ブラシが届きにくい部分についた汚れもきれいに取り除くの で、むし歯や歯周病の予防になります。また、汚れによる歯の黄ばみが落ちるので、 歯の見た目も白くなります。 ●フッ素塗布 フッ素には、歯を保護してむし歯になりにくくする、歯の再石灰化を促すといった 効果があります。そのフッ素を歯の表面に塗ることで、むし歯になりにくい丈夫な 歯を作ります。特に、まだ歯が完成しきっていないお子さまには大変有効です。 最近は、フッ素配合の歯磨き剤やうがい薬も市販されています。歯科医院で使われ ているフッ素は、市販のものよりも濃度が高いので、より高い効果が期待できます。 ●シーラント 奥歯の表面には、細かい溝やくぼみがあります。歯みがきが行き届かないと、その 溝やくぼみに汚れが溜まり、むし歯の原因となります。それを防ぐため、特殊な樹 脂を奥歯の溝やくぼみに詰め、歯の表面を平らにします。シーラントも、生えたて のむし歯になりやすいお子さまの歯に有効です。シーラントは年月が経つとすり減 っていきますが、1 回の治療で 5 年程度の効果があると言われています。材料は樹 脂製なので、シーラントの削りかすが体内に入ってしまっても害はまったくなく安 全です。

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歯周病治療

歯周病は、歯を支える骨が溶け出してしまう恐ろしい病気です。それだけでなく、 全身疾患とも密接に関係しています。歯周病の治療には早期発見が大切です。

歯周病の自己チェック

ごく初期の歯周病は、痛み、出血などの自覚症状がほとんどありません。そのため 気づかないうちに進行してしまいます。もしこのような自覚症状があったら、歯周 病の危険サインです。すぐに歯科医院にかかるようにしてください。 <歯周病の自己チェック> ●口の中がネバネバする ●口臭がする ●歯と歯の間に食べ物がはさまる ●歯ぐきが痩せて、歯が長くなったように見える ●歯を磨いていると血が出る ●水や甘い物を口に含むとしみる ●固い物が噛みづらくなった ●歯がぐらぐらする ●歯に歯垢や歯石がついている ●歯ぐきが腫れている 当てはまるものが 1~2 項目の場合は軽度、3~5 項目の場合は中度、6 項目以上の 場合は重度の歯周病の可能性があります。

定期検診で歯周病予防

歯周病の発症や進行には、毎日の食生活や喫煙などの生活習慣などが大きく関わっ てくるため「生活習慣病」とも言われています。しかし、歯周病になる直接の原因 は、歯周ポケットについた歯垢や歯石です。お口の中が清潔に保たれていれば、歯 周病が発症するリスクを大きく引き下げられます。

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定期検診では、歯周病チェックに加えて、歯のクリーニングや歯石の除去を行って います。万が一歯周病が発症してしまっても、定期検診で早期発見ができれば、治 療期間も短くてすみます。

歯周病と全身疾患の関係

お口の中には、約 300 種類の細菌が常駐しています。そのほとんどは日和見菌と 呼ばれる細菌で、お口の中に歯垢や歯石などの汚れが溜まっていると、日和見菌が 増殖して悪玉菌に変化してしまいます。 悪玉菌は、歯周病を引き起こすだけでなく、気管支から肺に入り込んだり、炎症を 起こした歯肉から体内に入り込んで血管を通じて全身に運ばれてしまったりする ことがあります。そして、さまざまな全身疾患を引き起こしたり、持病を悪化させ たりといった事態を引き起こすこともまれではありません。

インプラント

むし歯や歯周病、あるいは事故など、さまざまな原因で生まれもった天然の歯を 失ってしまうことがあります。そんなとき、なくなった歯を補う治療のひとつが インプラントです。インプラント治療では、歯を失ってしまった部分のあごの骨 に人工歯根を埋め込み、それを土台にして人工の歯を取りつけます。 埋め込まれた人工歯根は、あごの骨としっ かりと結合するので、治療後の咀しゃく力 は天然の歯と変わりません。また、人工歯 根の上に取りつける義歯は、患者さまの歯並びに合わせて 1 本ずつ作っていきま す。そのため、見た目も天然の歯とほぼ区別がつきません。

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インプラントの専門家が治療

当院の院長は、日本口腔インプラント学会に所 属し、JIADS(歯周病外科・審美歯科治療・イ ンプラント治療研修会)、OSI(アストラテッ クインプラント研修会)など数々の研修会で研 鑽を積んだインプラント治療のエキスパートです。また海外研修を受講することに より最新の知識と技術で、安全・安心なインプラント治療をご提供しています。 あごの骨量が少ないためにインプラント手術が難しい症例でも、増骨手術などでイ ンプラント治療を可能としております。他院にてインプラント治療を断られた方で も、まずはお気軽にご相談ください。

インプラント専用手術室を完備

当院では、併設のインプラントセンターにインプラント治療に特化した手術室を完 備しました。最新の機器を揃え、可能なものはすべて使い捨てにするといった滅菌 対策を実施しておりますので、安心してインプラント治療を受けていただけます。

静脈内鎮静法

インプラント手術では、静脈内鎮静法による麻酔を行っています。静脈内鎮静法と は、点滴により精神安定薬を腕の静脈に投与して麻酔をかける方法です。麻酔が効 いてくると、意識はありますがほとんど眠っている状態の中で歯科治療を受けてい ただけます。

インプラント製品へのこだわり

当院で使用しているインプラント体は、世界的な医療器具メーカーであるスウェー

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デンのアストラテック社の製品です。安定した素材である純チタン製で、デザイン 的にも生体親和性に優れ、骨との結合が非常に早くて強固です。スウェーデンのイ エテボリ大学での臨床研究では、下あごに比べて成功率が低いとされてきた上あご の治療でも、97%という下あごと変わらない成功率が報告されています。 また、生物学的アプローチと生体力学的アプロ ーチによって設計されており、この優れた組み 合わせは「アストラテックインプラントシステムバイオマネジメントコンプレック ス」と呼ばれ、機能・審美・生物学、各々の相互の調和を提供することができます。 アストラテックインプラントシステムは、その優れた予知性・機能性・審美性の維 持という点において日本国内でも多くの評価を得ています。

歯周病治療とメンテナンス

近年になって、インプラントの周囲にも歯周病のような病気が発症することがわか ったのです。これはインプラント周囲炎と呼ばれています。インプラント周囲炎の 直接の原因も、歯周病と同じ歯垢や歯石です。治療しないでそのままにしていると インプラント周囲の骨が溶けて、やがてはインプラントが抜け落ちてしまいます。 インプラント周囲炎を起こさないためには、まず手術前に口腔内の原因菌をできる 限り減らしておくこと、すなわち歯周病をしっかり治してからインプラントを行う こと。そして治療後には、毎日の適切なブラッシングが大切です。 当院では、インプラント治療を行った患者さまが良い状態を長く維持できるように、 積極的にメンテナンスに取り組んでおります。インプラントを長く使い続けるため にも、定期検診をしっかりと行うことが大切です。

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咬合治療

世の中には、頭痛、肩こり、腰痛などの症状に悩まされている方がたくさんいら っしゃいます。その原因はさまざまですが、実は噛み合わせが原因となっている ケースが意外に多いのです。 噛み合わせが良いというのは、単に歯並びが美しいということではありません。 上下の歯を合わせたときに歯が安定した位置にあり、歯や歯を支える歯周組織や 骨に負担がかからない状態。それが正しい噛み合わせです。むし歯を 1 本治療し ただけでも、ほんの少しのずれから噛み合わせが悪くなってしまうことがありま す。噛み合わせが悪いと、歯に不自然に力がかかるため、治療したところが長持 ちしなくなります。それだけでなく、身体全体のバランスも崩れてしまうことも あるのです。

堺市内で唯一の専用機器を導入

当院では噛み合わせの精度を上げるべくバイ トアイという専用機器を導入しました。バイト アイは噛み合わせの状態をデジタルデータと して見られるので、どの部位がどの程度あたっ ているのかを確実に診断することができます。現在(2014 年 8 月)堺市内の歯科 医院で、バイトアイを導入しているのは当院だけです。 そのほかにも半調節性咬合器という器具を用 いて、噛み合わせの診断も行っています。噛み 合わせに違和感がある、しっかりものが噛めな いといったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご 相談ください。

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入れ歯

お口の中の状態は、一人ひとり違います。ですから、入れ歯はすべてオーダーメ イドです。できるだけ長い期間快適に使い続けていただける、丈夫で質の良い入 れ歯をご提供します。

おもな入れ歯の種類

●金属床 入れ歯を支えている床の部分のうち、上あごや舌に触れ るところをチタンなどの金属で作った入れ歯です。丈夫 なだけでなく、床を薄くできるので違和感も少なくなります。また、金属は熱を伝 えやすいので、食べ物の温度がよくわかるという利点もあります。 ●インプラントデンチャー 通常のインプラント手術と同じようにあごの骨にイン プラントを埋め込み、それを土台にして入れ歯を取りつ ける方法です。入れ歯がしっかり支えられるので、何でもよく噛め、取り外しがで きるので、お手入れも簡単です。入れ歯の中では最も違和感が少ないものです。 ●マグネットデンチャー 残っている歯と義歯の両方に小さな磁石を埋め込み、磁 力で部分入れ歯を固定する方法です。歯の根だけでも残 っていれば、マグネットを入れることができます。留め 金がないので、見た目が美しく、歯にかかる負担も少ないです。

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小児歯科

子どもの頃に歯科治療でつらい経験をしてしまうと、それだけで一生歯科医院が 苦手になってしまうことがあります。そこで、当院ではお子さまが歯科医院に慣 れることから始めます。お子さまに対して無理やり治療をするようなことはあり ません。 まず治療用ユニットに座ってもらうこと。そして、歯科衛生士が歯みがき指導な どを行ってお子さまの様子を観察します。そして治療器具で練習を行い、治療が 可能なようなら治療を行います。

お母さまへのお願い

歯科治療は、お子さまにとって大きなストレスです。歯科治療ができたら、帰宅後 お子さまをたっぷり褒めてあげてください。それだけでお子さまは、歯科治療に対 して前向きになれます。 また、お子さまに歯みがき指導を行っても、ま だ小さいうちは十分に磨けないこともありま す。できれば小学校低学年くらいまでは、お母 さまが仕上げ磨きを行ってください。お子さま の年齢やお口の中の状態に合わせて、歯科衛生士が仕上げ磨きのポイントなどもお 伝えしています。 お子さまの健やかなお口の環境をつくるには、歯科医院と保護者の方の協力が欠か せません。私たちも一緒にお子さまの成長を見守らせていただければ幸いです。

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保険診療と自由診療の違い

【保険診療と自由診療の違い 1】治療精度

通常の歯科治療では歯科医師は肉眼で治療しますが、当院では自由診療を行う際 にサージテルという特殊な拡大鏡を用いて診療しています。サージテルを使用す ることにより、肉眼では見えないものをシャープに見ることができます。

【保険診療と自由診療の違い 2】印象材

お口の中の型を取るために使う材料を印象材と言います。保険診療で使われる印象 材は、海草の寒天から作られています。寒天印象材は水分量が多いためちぎれやす く、時間が経つと変形しやすいという欠点があります。それだけに精度が悪くなり、 歯と詰め物や被せ物との間に隙間ができて、むし歯などの原因となってしまうこと もあります。 自由診療で被せ物の型取りをするときに使われる印象材はシリコン製です。シリコ ン印象材は変形したりちぎれたりすることが少ないので、精度の高い型が取れます。 そのため、隙間のない被せ物を作ることが可能です。

【保険診療と自由診療の違い 3】歯科技工士

保険診療の被せ物を作る場合、一つひとつの作業料が安価であるため、歯科技工士 はたくさんの被せ物を作らなければなりません。当然、ひとつの被せ物にかける時 間は短くなります。 自由診療の被せ物を作る場合、作業料が高価であるため、歯科技工士も時間をかけ て丁寧に作ることができます。また、変形や変質の少ない良質な材料を使って作る ことが可能です。

【保険診療と自由診療の違い 4】材質の違い

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被せ物を入れる際、保険診療で白い被せ物を使えるのは、右の犬歯から左の犬歯ま での 6 本と決められています。自由診療では一切の制限がないので、奥歯にも白い 被せ物をすることができます。材質も、すべてが陶器で作られたオールセラミック、 金属を陶器で覆ったメタルセラミック、陶器とプラスチックを混ぜ合わせたハイブ リッドセラミックなどさまざまな種類があるため、患者さまに合った被せ物を入れ ることができます。

【保険診療と自由診療の違い 5】被せ物の適合の違い

自由診療では、精密な型取り、手間をかけた丁寧な技工により、歯にフィットした 被せ物ができます。それに比べて保険診療では、被せ物と歯の境目に隙間や段差が できやすいのです。するとそこに汚れが溜まって細菌の温床となり、むし歯や歯周 病になるリスクが跳ね上がってしまいます。

【保険診療と自由診療の違い 6】接着剤

被せ物を歯に取りつけるときには、接着剤を使います。ところが、保険診療で一般 的に使われている接着剤は、唾液によって溶かされてしまうことがあります。接着 剤が溶けてしまうと、当然のことながら被せ物は外れてしまいます。外れるまでは いかなくても、接着剤が溶けてできた隙間に細菌が入り込み、むし歯の原因となる こともあります。 自由診療では、唾液によって溶かされるリスクが少なく、接着力もより優れている ものを使います。

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院長・スタッフ紹介

院長プロフィール

院長/中野 裕司 【経歴】 平成 14 年 大阪歯科大学 卒業 平成 14 年 大阪歯科大学 総合診療科にて研修修了 平成 15 年 諸井歯科クリニック ・副院長就任 ・諸井英徳院長に師事 ・予防、審美歯科治療に従事 平成 17 年 南郷谷歯科医院 ・インプラント専門医として勤務 平成 19 年 アーティスティックデンタルクリニック (全国症例数屈指のインプラント専門医院) ・医局長就任 ・坂口勝啓院長に師事 ・スウェーデン式のインプラント治療に従事 平成 21 年 大阪歯科大学麻酔科にて研修 平成 22 年 当院開院 【所属団体】 ・野口英世医学研究所 理事(医学者野口英世の功績を記念して設立された学会) ・JIADS(アメリカ・ボストン IADS の姉妹組織。歯周病・インプラントの研修団体) ・OSI(スウェーデン製アストラテックインプラントの研修団体) ・JACID(日本口腔インプラント学会指定のインプラント研修施設) ・日本口腔インプラント学会 ・日本アンチエイジング歯科学会 ・日本歯周病学会 ・日本審美歯科学会 ・日本顎咬合学会 ・日本歯科医師会 ・大阪府歯科医師会 ・堺市歯科医師会

スタッフ紹介

根元 七恵(ねもと ななえ)/歯科衛生士 歯科医院は怖くて痛いところだと思われている患者さま がほとんどですので、少しでも不安や緊張をやわらげて 安心感を与えられるように、声かけを大切にしています。

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丹下 裕美子(たんげ ゆみこ)/歯科衛生士 治療中は患者さまに対しての気遣いを忘れず、リラックス して治療を受けてもらえるように心がけています。十分な 説明や情報提供を行い、安心・納得して治療を受けてもら えるように心がけています。 太田 愛美(おおた まなみ)/歯科衛生士 歯医者はどうしても怖いというイメージを持たれている 方が多いため、その恐怖心を少しでも取り除けるよう、そ して信頼感・安心感を与えられるような歯科衛生士を目指 しています。 石井 春菜(いしい はるな)/受付 患者さまに不安なことやわからないことを気軽に質問し ていただける親しみやすさを持てるように、笑顔で接する ことを心がけています。 政谷 美佐子(まさたに みさこ)/カウンセラー 患者さまが求めていることを感じ取り、少しでも居心地の よい空間と思ってもらえるように心がけています。

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院内ツアー

受付

ご予約の相談はもちろん、治療中の疑問・質問 なども承っております。どうぞお気軽にお尋ね ください。また、隣には歯ブラシなどのデンタ ルグッズを販売しております。むし歯予防に役立ててください。

待合室

リラックスしながら診療をお待ちいただける ように、広めのソファをご用意しました。また、 照明は明るすぎず、ゆったりくつろげるよう配 慮しています。

診療室

プライバシーに配慮した半個室の診療室です。 常に気持ちよくご利用していただけるように、 レイアウトやデザインにこだわっております。 ユニットのかたわらにはモニターを設置。患者 さまのお口の中の写真を映しながらご説明することで、わかりやすい治療案内がで きるよう心がけております。

カウンセリングルーム

治療前のカウンセリングや、治療計画などのご 説明を行うスペースです。完全個室ですので、 お悩みはもちろん、費用や期間のことなど、ど うぞお気軽にご相談ください。

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医院設備

●レーザー ●デジタルレントゲン ●インプランター ●電動麻酔機 ●身体モニター ●電気メス ●口腔内カメラ ●サージテル(拡大鏡) ●オペライト ●滅菌器 ●バイトアイ ●i-CAT ●デンタル X(テン)

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初芝歯科クリニック

【住所】〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町 2‐8-2 【電話番号】0120-870-118 【診察時間】 午前 10:00~13:30 午後 15:00~19:30(土曜日:15:00~18:00) 休診日:毎週木曜、日曜、祝日 【アクセス】 ●南海高野線「初芝駅」より徒歩 2 分 ●駐車場 3 台完備しております。

参照

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