Journal
ofthelnternational
Association
ofP2MVol.
7No .
2,
pp.
39−51
,2013
究 論 文製
品 イ
ノ
ベー
シ ョ ン のた め
のP2M
一
事業
ライ
フサ イ
クルを通
した
製
品
イ ノベー
シ ョ ン手
法
一
P2M
for
Product
lnnovation
−
Product
lnnovation
Methodology
for
Corporate
Sustainable
Life
Cycle
一
藤
田島
田
加
西
越
梅
之
子郎
雄
智
絢
}
富
Tomoyuki
KATO
†Ayako
NISHDAI
†Ichiro
KOSHIJH
>[A
†††Tomio
UMEDA
†††† 製 造 業では製品の モ ジュー
ル 化、
CAE 等の発 展に より新 製品の開発 が高速 化し ている。
こ の よ う な 状 況の中では製晶 イノベー
シ ョ ンが 大 変 重 要で あり、
既 存 製品 との差 異 を顧客 価 値とし て 生み 出 さ な け れ ば な ら ない。
市販された革新 的な製品の多く は 既知の テ ク ノロジー
の組 み 合 わせ を基 盤と して創 出 されて いる。
し か しながら、
製 品イ ノベー
シ ョ ンを 引 き起こすた めの テ クノロ ジー
の組み合 わせ に関 する 手法 論は未 だ提供 され てい ない。 その た め本論で は、
テ ク ノロジー
の組 み合わせ に よ る 製 品 イノベー
シ ョ ン を、
進化ゲー
ム理論 を援用し て考 察 する こ と で、
イノベー
シ ョ ンを 引 き 起こす た めの手 法 論 を 提 供 す る。
更 に、
Apple 社の iPodを事 例と して提 案す る 手法 を説 明 する。
キー
ワー
ド:製 品イノベー
シ ョ ン、
製品開発、
進化ゲー
ム理 論、
サステ ナブル P2MIn the production industry, the dcvelopment speed ofnew product has boen increased by the introduction
of CAE toQls and the modularization of the product structUre
,
In this situatlon,
it is more d雌 cuLt to keepcorporate business pro丘table through new product dcveloprnent based on the
‘
competitive differences inproduct
”
concept.
Most of commercially availableinnovative
products are created by combination of current technologies,
1’
here are,
however,
few discussion abOut technology combination methodologies、
In th孟s paper
, the authors present a product innovation rnodel by technolegy combination that successfUlly
impl至cates the Evolut孟onary Garne Theory to describe the techno旦ogy and product ilユnovat 呈on process
.
Forillustrat
至ve example,
App
!eiPod
was selected to explain the methodology.
KeywQrds :Product Innovation, Evolutionary
Game
Theory
,
Sustaining
P2M1.
は じ め にこれ まで世 界 中の企 業 や 技 術 者
、
研 究 者に よっ て イノベー
シ ョ ンに関 する議 論 が な され、
その 中で様々 な 定 義 が されてい る
。
日本で は、
】958
年の 経 済 白書
に おい てinnovation
を 「技
術 革 新」 と訳して い る。
そのた め、
日本におい てイノベー
シ ョ ンは 「技 術」に関 するもの と捉 えがちである
。
しか し、
SRI
イン ター
ナシ ョ ナル のカー
テ ィ ス・R ・
カー
ル ソ ンは 「イ ノベー
シ†
名 古 屋工業 大学大学 院工学 研 究科社会工学 専 攻
Nagoya
lnstitute
ofTechnology††
(株)ア ス プロ ス ASPROS INC
.
†††
名 古 屋 工業大 学 大 学院工 学 研 究 科
Nagoya
lnstitute ofTechnology††††
(元 ) 千葉工業大学
Chiba
Institute
ofTechnologyJoumηal o IAP2M
T.K
αto et al,
ヨン とは、新
た な顧 客 価 値を創 出し、市
場に送 り届 けるプロ セス であ る。」 [11
と述べ てい る よ うに、
厂技 術」にの み着目 し て は、
日本に1
革 新 的 な 技 術」 は生 まれ ても 「革 新 的 な 商 品」 は 生 ま れない の で は な か ろ うか。
した がっ て、
イノベー
シ ョ ン を 意 図 的に引 き 起こすた め には、
こ の経 済 活 動 すべ てに か か わ る プロセ ス をマネ
ジ メン トする 必要が あ るこ と は言 うま で も ない 。 シ ュ ン ペー
ター
は、 経済
発 展へ 契 機 を 与 える要 因は、
「経 済 要 素の質 的 増 減」 (・一
技 術 革 新 )で はな く、
「自然 的 与 件 変 化 の 場合
と 同様の適 応過程」 にす ぎず[
2
]、
その経済
発 展 は企 業家
(ア ン トレ プレナー
)に よ る新 結 合 (ニ ュー
コ ン ビネー
ショ ン〉によっ て も た ら される としている。
こ のため本 論では、
イノ ベー
ショ ン を進 化 的 (適 応過 程 と 組 み合 わせ 要素の 選択 問題)アプロー
チ に よっ て議 論し、
そ の引 き金 となる メ カニ ズ ム をモ デル 化 するこ とでP2M
フレー
ム ワー
ク に従っ て実 現 する方法 論 を 提案
する。 更に提 案 する方 法 論 を、
事 例 をApple
社 製iPod
に採っ て解
説 する。2 .
事業
ラ イフサイ クル を通 した価値創
造2.
1
製 品 開 発 事 業プロ グ ラム の構 造 製 品 開 発 プロ ジェ ク トは大 き く分 けると、
製 品企 画、
製 造、
販売の流 れで進め られる。
そ し て、
これ ら が そ れ ぞ れ、
標準
プロ ジェ ク トモ デル であるス キー
ムモ デル、
シス テムモ デル、
サー
ビス モ デル(
3S
モデル)に対 応し て い る。
西田 ら[
3]
は、製
品 開 発プ ロ ジェ ク トを3S
モデ ル に よっ て表 現し、 製品 開発プロ グラム を 図1
に 示すプロ ジェ ク トサ イ クル 結 合を 持つ 構造と して拡 張 し てい る。
製
品 開 発事 業プロ グラムに おい ても、製
品 開 発 プロ ジェ ク トは プ ロ ジェ ク トサ イ クル 結 合を 形成して いる。 し た がっ て新
製品開 発をする際に現 状のサー
ビス モ デルか ら 次のモ デルへ つ な げて い くこ とになる。
製 品 開 発プ ロ セ ス の最 終 段 階で、
次の展 開へ の対 応 とし て事 前に3S
モ デル を一
体 化し た チー
ム 活動で試 行 を繰
り返 し、
方 向 が 定まっ た状況で、
図1
に 示すよ うに、
サー
ビ ス モ デル か らの ア ロー
が次のプロ ジェ ク トの3S
すべ てま たは一
部 に接 続 されることに なる。 こ こ で そ れぞれ を分類
する。ス ie
−一
ム モ デル へ の 接 続 :製
品コ ン セプ トの創 出新 製品の製 造コ ン セ プトを新 たに決 定 し製 造 プロ セス へ と移 行 させ る 。 新コ ンセ プト創 出
が
製
品 イノベー
シ n ン の 可否を大き く左右 する。
シス テ ムモ デル へ の接 続 :製 造 手 法の改 善
、
製 品の部 分 的 改 善製 造プ ロセ ス の改 善 や
製
品機 能の 改善
を主に行
う。製
造業
に お け る、 マ イ ナー
チ ェ ン ジ がこの
接
続に あ た る。サ
ー
ビス モデル へ の接 続 :販 売 方 法・
サー
ビス の 改 善製
品 を顧 客へ 提供 する際の サー
ビス や 販売 プロ モー
シ ョ ンを 改 善す る。
製 品が市 場に出て 問 も ない状 態におい て、
売 上 が少 ない 場 合に行 われ る。
製 品 開 発プロ ジェ ク トサイ クル を 通すこ と で
、
企業 が顧 客に提 供 する価 値レ ベ ル は向上 しな け れ ば な ら ない。
破 壊 的イ ノベー
シ ョ ン [4]
のように、
既 存の価 値 基 準と は違う新 しい価
値基準40
Vol.
7
No.
2
(Feb ,2013)加
』
他・
際 P2M 学 会誌 を創
造す
るこ とも一
つ の価 値 レベ ル の 向上であると考 え られ る 。 様々 な視
点か ら総合
的に見た 価 値レベ ル を 製 品 開 発プロ ジェ ク トサイ クル の 中で 向 上 さ せ るこ と が 求 め られる。
製
品 イ ノベー
シ ョ ン を引 き 起こすた め に は、
ス キー
ム モ デル へ の 接続
が最
も 重 要視
さ れ るべ きで ある が、
現 在の 日本の製
造 業はこの ス キー
ムモ デル へ の接 続お よ び、
そのマ ネジメン トが 良 好ではない よ う に 思 わ れ、
ス キー
ム モ デル へ の接 続マ ネジメン ト手法が求め られ る。 図1.製
品開発 プロ ジェ ク トへ のP2M
フ レー
ム ワー
クの適 用[
3]
2.
2
製
品 開 発プ ロ グ ラムに よ る価 値 創 出企 業は
、
企 業 自身が持つ ビジョ ン を 達 成 する た め に事 業を 展 開 す る。製
品開 発か ら製
造・
販 売までを一
つ の プロ ジェ ク ト と 見なせば、複
数の製
品 開 発 プロ ジェ ク トを積み 重 ねるプロ グラ ム を 通 して、 製 造企業は 自社の 事 業ビジ ョ ン を達 成しよ う とし て い る。
本 村 ら[5
]は、
さま ざま な知 識 を 整理統 合し て イ ノベー
シ ョ ン を通 し て価値
創 造を 図 る永 続 的 な改良
プロ セス を、
図ユ に 示すス パイラ ル構 造で表し て い る。
ま た、
西田ら[
6]
は プロ ダク トお よ び プ ラン トの ラ イフ サ イ クル を 通 じ て価値
を創出する 活動を一
体 化し て扱
うフ レー
ム ワー
ク と して、 3
次 元 (付加価 値、
プ ラン ト、
プ ロ ダク ト)空 間に おい て進化 的アプ ロー
チを伴っ たス パイラル 構 造 を示 し て い る。
これ らの 構 造は
模
式 的であ り、 イ ノベー
シ ョ ン過 程 を 説 明する 上では有
用であ る 。 し か し な が ら、
実 際のイノベー
ショ ンをマ ネジメ ン トする た め に は、
不 確 定 な状 況か にあっ て トライア ル エ ラー
を 伴 う意 思 決 定 を 行い なが ら製 品 開 発プ ロ ジ ェ ク トを積み重 ねる事 業 プロ グラム を 表 現 する た めの進化 的ア プロー
チモ デル が 必要であ る。
Journal
oIAP2M
ZKato et al.
孅 義 灘 雛 鰯 ノe (一
・
シmuit ヂ・
−
sの鱗礁繼澱 図2 .
知識 発 展ス パ イ ラル 構 造 (文 献 [5
]図6.
5
を転 載 )3
.製
品イ ノベー
シ ョ ン の進化
的解
釈本 論で は製 品イノベ
ー
シ ョ ンを 進化的
アプロー
チ に よっ て議 論 する 。 こ こ で 「進 化 的」 1と は、
「環境
に適用する た め に自分
の 持つ 要素に新しい要 素 を 付 与し て変 化 をす る」 こ とを 指し て お り、
定 義 とし ては 広辞 苑 第五版に記 載 されて いる 「生物に お け る進 化の概
念を社 会に適 用 し た発展の観念。 社会 は 同質
な もの か ら 異質の もの へ、
未 分 化 したもの か ら分 化 した もの へ と 進 む とする。」 を援用 す る。本 章で は
、
環 境に適 応 する過 程に おい て考
え るべ き社
会シス テム に お け る進化 的ア プロー
チ と製品 イ ノベー
シ ョ ン へ の適 用に関し て既 往の 研 究 を もと に考 察 する。
3
.
1
.社会
シス テムへ の進化
的アプロー
チ藤 本
[
7]
は社 会シス テ ム に適用 され る進 化概 念を意 味 する 認定 基 準 を想 定し、
自然 科 学・
社 会 科 学に共 通の進 化 論 的 な 論理構 造の 骨 格に関して 「あ た かも 存 続とい う目的を もっ て 行 動 し て い る ように、
事 後 的に外 部か ら観 察 される、
とい う意 味で 目的 合 理 的 なシ ステム で ある」 と 述 べ て い る。
つ ま り、
シス テム の変
化を 制御
する もの が無い に も関 わらず、
結 果 とし て環 境へ の 適 応とい う目的を達 成 する とい う意 味で合理的で ある とい うこ とで あ る。
これ を逆説的に 「現 在
存
在 するシス テムに適切な 変 化の た めの制 御 を 与 えるこ とで環 境の変 化に適 応 すること が可 能とな る」 と解 釈 することで、
本 論に お け る 「進化的
」アプロー
チ を社
会シ ス テ ムへ 適用する 。3 .
2 .製
品イ ノベー
シ ョ ン へ の 適 用 本 論で は製 晶 イノベー
シ ョン を動 態 的 な もの とし て扱 うため、
製 品 開 発 につ い て 「進 化」 の 1 ダー
ウ ィ ン以降、
様々 な 議 論 が な されている 進化 論とは直 接的 な関係はない。
42
VoL7
No .
2
(Feb,
2013)加藤 他 国 際 P2M 学 会 誌 視 点から考 察し て お く必 要がある
。
社 会 科 学に おい て進 化 的 な解
釈に基づい て種々 の 展 開 がな されてい るが、 本 論と関わ り が 深い 概 念は先述の 通り、
エ ボ リュー
シ ョ ン の持つ 意 味に従 う進 化的アプ ロー
チで あ り、
シス テム 合 成につ い ては古 くか ら適 用 されてい る内 容である。
徳岡[8
] の 表 現 を借 りれば
「多 様 な可能 性 を仮 定し、
実 践を 通 じてフ ィー
ドバ ッ ク を得
な が ら本来のあ るべ き姿
に 到着
する よ うな試 行 錯 誤」に よ る方 法で あ り、
進 化 的アプロー
チで製 品 イノベー
シ ョ ンを 考 察 するこ とは特 別 なこ とで はない と言 えよ う。
本 論で は 以上の議 論を も と に製品 イ ノベー
シ ョン を考察す
る。
4
.製
品イ ノベー
シ ョ ン のモ デル化
新 製 品を投 入 するべ き 時 期は、
製 品ライフ サ イクル にお ける衰 退 期 直 前で あり、
完 全に市 場 か ら姿
を 消 す前に新製
品 が市
場に認め られ るこ と が 求 め ら れ る。 本 章では、
製 品イノベー
シ ョ ンを 引 き起こすた めの モ デル をフ レー
ム ワー
ク とし て検 討 する。
4.
1.製
品イ ノベー
シ ョ ン の所在
製
品 イ ノベー
シ ョ ン を引き起こすにあた り、 何に着
目 し て イ ノベー
シ ョ ン を起こすか が 重要 な 問 題となっ て くる。
前 述し た とお り 日本 的 な イノベー
シ ョ ン で は、
技 術 (テ ク ノロ ジー
)で イ ノベー
シ ョ ン を引き起こすこ とが一
つ の解
で あ る。W
・
ブ ラ イア ン・
アー
サー
[
9]
は、
テ クノロ ジー
に は 「遺 伝 的 特 質」 メカニ ズム が多 くみられ、
突 然 変 異に より新 種が出 現 するなどは希に し か起こ り得 ない と考え られると述べ て い る。
新 た に出 現した 技 術は、
一
部 分に新 たに開 発 した 技 術 を含む既 存の 技 術の組み合 わせ に由来 する は ずで あり、
その メカニ ズ ム と し て、
新旧の 技 術の組み合わ せ が考え られる。
本 論では、
テ クノ ロ ジー
の組み合 わせ が製
品 イ ノベー
シ ョ ン を引き起こす 重要なフ ァク ター
で あ る と し、
テ ク ノ ロ ジー
の組み合
わ せ方のモ デル を考察
するこ とで製
品 イ ノベー
シ ョン の モ デル化を図る こ と とする。
4.
2
.接
木 型 派 生モ デル に よ る製
品 イ ノベー
ショ ン前 節にて
、
テ クノロ ジー
の 組み合 わせの モ デル 化 につ い て記述した。 本 論で は進 化 的アプロー
チ を 「 環 境に適 用 する た め に自分の持っ 要 素に新しい要 素を付 与し て変 化 を する」 とい う定 義の も と議 論し て い ることか ら、
テ ク ノロ ジー
の組み合 わせによる製 品 イノベー
シ ョ ン を 図3
の ように接 木型派生モ デル と して表現し た。 ある製 品に使われて い る技 術 群を一
本の棒で表 現 する。 新し い製 品に は既 存の技 術を援 用 し な が ら当 該 製品 に新し い 要 素 とし て一
部 を共 有しなが ら接 ぎ加え る。
これ を繰 り返 すことで製 品の進 化の系 譜が 生 ま れてい く。 この 派 生に はずっ と残る もの と途 中でなくなる もの 、 さ らに 途 中はな くなっ ていたにもか かわ らず 再 度 採 択 されるもの (生物 進 化で言 う ところの先 祖 返 り の ような もの)
が存
在 する。本 論の 目的は こ の接 木 型 派生モ
デ
ル を基 盤に しな が ら製
品 イ ノベー
シ ョ ン手 法の フ レー
ム VoL7 No.
2(Feb ,2013 ) 43Joumal o IAP2M TKato et al
.
ワー
ク を 提 示 す るこ とである。 その た め詳 細 な 計 算お よび 具 体 的 な 結 果 は今 後 展 開 するものと し、
本 論に おい て言 及は しない。
Not Shared Tecbnology SharedTcchnolog )’
Time 図3.接
木型派 生モ デル4.
3
.
接 木の 派 生 構 造接 木を派生 させ る タ イ ミン グ は
、
製品 ラ イフ サ イ クル が衰
退期を迎え る前に、 新 しい 製品を 市 場に投入すると きである。
つ まり、
次の事 業ライフサ イク ル を 回 そ うとする タ イ ミン グで接 木を派生 させ る 必要が あ る。
西 田 ら[6
]は事業継続
の た めの標
準 プロ ジェ ク トモ デル とし て製 品 ラ イフ サイク ル と 設備ライ フサイ ク ル を組み合わせ た フレー
ム ワー
クを 提 示 してい る。 本論で はこの フ レー
ムワー
ク を援
用するこ と で接木の 派生 構 造 と して取り扱 う。
図
4
に 示 し たのは先述 の フ レー
ム ワー
ク を援
用 し た もの で あ る。 西 田 ら は製品 ラ イフサイ ク ル およ び 設備ラ イフ サイ ク ル のそ れ ぞ れの フ ィー
ドフォ ワー
ド・
チェー
ンを関係性の強さのみ で表 現して い る。 本 論では さ ら に そ れ らの関係性の要素
ま で踏
み 込 み 派生 構 造 を明 らか にする。
関係 性 を作 り出 す 要 素 を 経 営 資 源 (ヒ ト;H 、
モ ノ :F 、
カネ :M 、
情 報 :D
で表 現し、
関係 性の 強 さは イ タ リッ ク体か 否 かで表現 し た (イ タ リッ ク体 : 関係 性 が 強い )。
例え ば第
2
象 限左 上は、
製 品 ライフサ イ クル のR
&D
の 段階で あっ て も、製
品の 「F
:モ ノ 」 と 「1
;情 報」をフィー
ドフォ ワー
ドするこ とで プ ラン トライフサ イク ル にお ける プ ラン ト設 計 段 階に関 与 する 必 要 が あるこ とを示 してい る。
とりわ け、
第 1 象 限に おける設 備ライフ サイ クル か ら製 品 ラ イフサ イクルへ の フ ィー
ドフ ォ ワー
ドが新 製 品に よるイノベー
シ ョ ン に 必要 である。
こ の フ ィー
ドフ ォ ワー
ドの要素 群 をド ラ イ ブ 要 素 と定 義 しこ の ドラ イ ブ要 素が接 木の 要因と な り製
品 イノベー
シ ョ ンが引き 起 こさ れ る、
力睚 他 国 際
P2M
学会 誌Product
Life
Cycle
nd
・1
冨∵
「
…一
≠
ノ
ぶ
lProductDesign
圏 Plant P箋anning 鳳’
m。 ・・ 欄 ・・
一
ロManufqctuing
l
I F EMI !MI : IMI詫
〃
FMIFM置
溜
謬
瀞
触
Man漁 cturing t Maintenance l Preserv,
ation l Lo9鹸icsi
Seliing 溷 Service I Ab躍1do ent l 図
4.
事 業 継 続の ための標 準 プロ ジェ ク トモ デル の接 木 派 生 構 造へ の展 開 (図 中 記 号 は、
関係 性を作り 出す要素 (ヒ ト:H、
モ ノ :F、
カネ :M、
情 報lI) とその強度 (イ タ リッ ク) を示す ) FH 汐 ρ MF 醒 FMFM 【 FMFMFMF5.
提 案 す る イノベー
シ ョン モデ
ル 前 章で は接 木の 構 造 概 念 を 定 義した が、
本 章では接 木 をする た めに ドラ イブ要 素の挙 動の メ カニ ズムにっ い て考 察し、 提案
する イ ノベー
シ ョン モ デル とする 。5
.
1.数
理 的アプロー
チによ る派 生の表 現 接 木 型 派 生モ デル は、
接 木に よ り現 在の状 況が変 化 す るとい うダイ ナ ミ クス な 問 題と して 捉 えるこ とが可能である。
本 論で は、
状 態 を変 化 させ る要 因 とし て市 場にお ける 「競 争」 に着 目 し、
進 化 ゲー
ム理 論[10
]の “利 得の 大小 に よっ てプレー
ヤー
が選択 する戦 略 分 布 が 時 間 変 化 と ともに動 的に変 化”
するとい う特 性 を、
本 論 に お け るダイ ナ ミクス な 意思決 定問 題 の 表 現方 法と し て採 用 した。
本 論に おける進 化 ゲー
ム のプ レー
ヤー
は 「現 在の 自分」、
「将 来の 自分」、
「外 部 環 境」 であ る。
これ らの プレー
ヤー
が そ れ ぞ れの 性質
を も と にゲー
ムを行 うこ とで導 出 され るゲー
ムの結
果が、製
品 イ ノベー
シ ョン を 引 き起こすた めの接 木を決 定 するた めの評 価 関 数と し て表 現さ れ る。 こ の接 木型モ デル の接
木部
分は そ れ ぞ れ あ る戦 略を決 定するゲー
ム と し て捉 えるこ とができる。
また、
接 木 点に おける ゲー
ム の結 果 得 られ るス テー
トが接
木の枝
部 分に相 当する。2
っ の戦 略 を そ れ ぞ れA
、
B
とする。 ゲー
ムの結
果 、 得ら れ る戦
略の ステー
ト[11]
は 図5
の4
通 り存在す
る。 選択 された 戦 略は黒 丸で表 現 され る。
こ の4
通 りの 戦 略ス テー
トは時
間変
化にJournat 〇 五4P2ルt T
.
Kato et aL よ り変 動 し、
レプ リケー
タ・
ダ イナ ミ クス に従 うこととなる。
Dominance − B A BIstablllty − − B A Coex蕁ste∩ce
Q
−
一 一
NK
・
・
■
一
一一
〇 3 A Neutrality ←一 ・
o− 一 一 一 一
繍 B A 図 5,
進 化 ゲー
ム理論の ゲー
ム結 果 (選択さ れ た戦 略を黒 丸で表 現 )Dominance
:ど ち ら か一
方の戦
略が 選択さ れ るBistability
:ど ち らの戦 略が選 択さ れ るか わか ら ないCoexistence
:両方の 戦略 か ら あ る均衡
値へ 収束
するNeutrality
:ど ち らの戦 略 も選 択されない52 .
拡 張H
)EFO
に よ る接 木 型 派 生モデ
ル の表 現進化の 定 義につ い て は前 述し た が
、
本質
的に進 化 と は新
しい もの を前の 状態 を 参照 し た 上で 付 与 し て い くことであると言える。
製品に お ける進化で言え ば、
新し い テ ク ノロ ジー
の組み合 わせに よ り従 来で きなかっ た こ と が で き る よ う になる とい うこ と で あ る。 この 「で き るこ と 」 を、IDEFO
に よっ て表現する 。 進 化の 本質
に お け る、
「前の 状 態を 参 照する 」 とい う要 素に関 し て は従
来のIDEFO
で フ ィー
ドバ ッ ク接 続 と して ルー
プすることで表 現 するこ と ができる。
し か し、
も う一
つ の 要素で ある 「新しい もの を付 与す
る 」 とい うこ と に関し て は、 ア ウ トプッ トが変 化し ない た め、
従 来のIDEFO
で表 現 す るこ と はでき ない。
そこ で本 論では、
「新 し い も の の付 与」を表 現 するた めに、IDEFO
に時 間 的 概 念 を 組み 込 み拡 張し た。
図6
は従来のIDEFO
と 時間 的 概 念に よ り拡 張し たIDEFO
で あ る。ボ ッ クス の 接 続は前 述の3S
モ デル の接 続に対 応 する。
斜め 上方 向はサー
ビ スー
ス キー
ム接 続、
平 行 方 向はサー
ビスー
シ亠
Output−
c:ontrol ConnectionOUtput
−
1総put Con親ectio罰O 噸}Ut
−
MerchnnismConnectlOi】
Time
図
6.
従 来のIDEFO
と 拡 張IDEFO
加藤 他 国 際
P2M
学 会誌 ス テム接 続、
斜 め 下 方 向はサー
ビ スー
サー
ビス 接 続とす る。
従 来のIDEFO
の ルー
プで表 現さ れ てい た部分
を状
態の 変 化に よっ て場 合 分 けし、
パ ラレ ル ワー
ル ドとし て表 現 することで進 化の 系 譜の構 造を記述すること が 可 能 に な る。
ま た、
フ ィー
ドバ ッ ク接 続で あっ た ア ウ トプ ッ トコ ン トn一
ル 接続
やアウ トプ ッ トメカ ニ ズ ム接 続は時 間 軸を考 慮 したこ と か ら 時間を さかの ぼ るこ と は な くな る (同時 間 次元は有
効で あ る)。 し たがっ てこれ らの接 続は本 来フ ィー
ドバ ッ クする はずの ア クテ ィ ビテ ィに相 当 す るアク テ ィビ テ ィに接 続 さ れ る。
その際、
ア ウ トプッ ト の ア クテ ィ ビテ ィか ら見て接 続 され る ア ク ティ ビテ ィ がス キー
ム・
シス テ ム・
サー
ビス の どれ に相 当する か で アウ トプ ッ トの角 度が異 な る (角 度は前述のもの に相当する)。6
.
事 例による解
釈 本 論で 提案
する製
品 イ ノベー
シ ョ ン モ デル を説 明 するため に、Apple
社 製 品を事 例 と して選択 した。
な お、
本 事 例は、
著者
ら が製
品の変
遷 を紹介
し た サ イ ト[12
]お よ びデ ザイ ンに関 する文 献[
13]
を参考
と し て意
味解
釈 した結果 で あり、Apple
社で実 際にその ような議 論が なされ た か 否かに関し て は裏 付 けが取られて い ない事
を 承 知願い たい。塵
.洲
\
繕
一齧
一 Sffed睡 H》
亀
予
d2n尋 iPed4 儀 i 磁class
溘
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一韆芟蠶
蠻
州
響
iPed曲毬組醗 s【 iPvd漁脇餓e 2孀 i駐巛輩蜘副劉
響
3蘿 iPく
,
d shu ±M¢
4由図
7,iPod
の変遷.
毒6.
L
iPod
に お け る製
品 イノベー
シ ョ ン図
7
に 示す通 り、Apple
社で は初 代iPod
が発 売し て か ら10
年の 間 に多 岐にわ たるシ リー
ズ を 展開し て いる。
初 代iPod
は メ カニ カル ホ イー
ル を 搭 載し、
選 曲等 を物理的に回 転 する ホ イー
ル を 操 作す ること で達 成した。
その メ カニ カル ホ イー
ル が第 2
世代以降、
タ ッチセ ンサー
に よ る もの に変 更さ れ た後に、
ク リック ホ イー
ル が採 用 され、
iPod
Classic
まで継 承 され てい る。一
方、
物理的 な ボタン はiPod
shuffle に継 承され 続 けてい る。 さら に、 タッチセ ン サー
技 術をV61.
7
No .
2
(Feb
,2013) 47Journal
o IAP2M ZKato etal.
派生 させ て全画 面タッチセン サ
ー
に よる制 御 を 可 能に したiPhone
!iPod
touch
に進 化 させて いる。その後
、
その 技 術 をiPod
nano ヘ フ ィー
ドバ ッ ク し、
現 行モ デル が 市 場に 認知 され てい る。
ま た、
無 形の もの であるが、最
新の イ ン ター
フ ェー
ス と し て、
siri に よ る音
声 操 作が可 能に な っ て い る。
6
.
2
.
提案す
る イノベー
シ ョ ン モデ
ルに よる解 釈前 章で提示 し た拡 張
IDEFO
に よっ てiPod
の 系 譜を記述 し、提案
するフ レー
ム ワー
ク に よっ て解
釈 する。6
.
2
,
1.
進化
ゲー
ム理論
の 適 用iPod
(現 在iPod
classic とし て残っ てい るモ デル の み。 そ れ 以 外 の モ デル はこ こで は割
愛 )に お ける 「現在の 自分」
、
「将来
の自
分」、
「外 部 環 境」その結 果 「誕生 し た製 品」 と観 察 される 「ス テー
ト」 を表1
に ま とめ る。 表1.
iPod
シ リー
ズに お け る プレー
ヤー
とその状 況・
性 質 進 化 ゲー
ムの プレー
ヤー
誕 生 現 在の 藍彩〉将来
の廓分
外 部 環 境製
贔 特微
ステー
ト・
窪Unesl こよる 楽 曲 管 理・
i
「
1
獵 esの曲 を 全て持 ち 鎖 す・
高髑格
・
巨
大 、重 鍛 火 麹玳iPod
・
鰍
鄰GB
・
メカニ カル ホ イー
ル の o頗離撒 ce・
Coexistence
・
ホ イー
ノレ の・
故締
を減
ら・
Wlndows
が・
タッチセ ンサ 式・
Coexis
辷er 韮ce 故 障クレー
ム す デファク トス 第2
世 代 窟 イー
ル・
Dom
茎na論c3・
多
数瓢一
タン ダー
ドi
ぎ)od・
W
濾 ⊂》w繖 発 売ザ
ー
・
物躍ボタン の・
軽
轂 化に よ・
USB
が鯵 及・
金てタツチセ ン・
Coexis
宅erユce 故 障ク レー
ム りスタイ リッ シュ に す る第3
世 代i
}) od サ に よる燥 作・
ドック環ネクタ採 用・
1
)omi 撫 nee・
f3istabili
宅y・
US8
を サポー
ト・
篋視でないと・
擬 作 性 を・
USB
が普
及・
クリックホイー
ル・
1
)o照in
翻 ce 操 作しに くい 向 靴させる・
ユー
ザー
第4
世 代・
U
躑 での充電
・
Bista
わili
しy・
USB
での 充 電 ・薄 型化
が増
加iPod
に対 応 に未 姆 応 以上 が ア ウ トプ ッ ト と して 各 世 代の モ デルが生 まれ た 背景にある進 化 ゲー
ム のプ レー
ヤー
の 状 況お よ び性質 とその結 果 観 察 され るス テー
トで あ る。
表 中のス テー
トは誕生製 品の 特 徴に そ れ ぞ れ 対 応 してい る。 例 え ば、初
代iPod
の特 徴である 「容 量5GB
」 は一
方の戦
略が採 択 され たこ とを 示し ており、
メ カニ カル ホ イー
ル は全ての プ レー
ヤー
の戦 略から ある均 衡 点へ 収 束 し たこ とを示 し てい る。この よ うに状況 や 性質をもっ た プレ
ー
ヤー
が行っ た進 化 ゲー
ム に 基づ く選択 結果か ら 、 次の 世代のiPod
が 生 まれて い る と解
釈で き る。 さ ら に現 在の 自分 と外 部環境
を分 析 し、 将 来の 自 48 Vol.
7 No.
2(Feb,
2013
)加藤 他 玉際 P2M 学会誌
分を構 想 するこ とで どの ようなス テ
ー
トに落ち着 き そ うか を予 測 するこ と が可 能になる。
62 .
2 .拡張
IDEFO
に よ る解釈
ゲ
ー
ム の結 果 生 ま れ たiPod
の系 譜か ら新 し く できる ようになっ た作 業と そ れ らが 前 述の 接続の ど れ に相 当 する か を考 察し た。
iPod
classic と して残 る初
代iPod
か らの 変遷 を 以 下 に 示 す。初 代
iPod
:iPod
以 前のMP3
プ レー
ヤー
の操 作 インター
フェー
ス は物 理ボタンを 「押 す」だ けの ものであっ た。
これ らの 既 製品 に 対 し て、
初 代iPod
は 「押 す」 とい う動 作に加 え、
ホ イ
ー
ル を 「回す」 とい う動作
を加え た。
これ は新
しい コ ンセ プトを導
入 し てい る と考
え られ る ため、
アロー
は斜め上方 向 (サー
ビスー
ス キー
ム接 続 )に派生 し て い る。
第2
世 代iPod
: 物理的に回して いた ホ イー
ル を タ ッチパネ
ル式 に して い る。 これはコ ンセ プ トを 変えてい る訳で はない た め、
平 行アロー
(サー
ビスー
シス テ ム接 続 )が派生する。
第3
世 代iPod
: 物理 ボ タン を廃止 し 全てタッチパ ネル に よ る操 作に なっ てい る。 その た め、
物理 ボ タンを 使 用しない とい う新 し い コ ン セ プ トを 導入 してい るため、
斜 め上方 向ア ロー
(
サー
ビスー
ス キー
ム接続)
が派 生 する。 第4
世 代以降 :iPod
mini を含む 第4
世 代以降で は ク リッ ク ホイー
ルを採 用 し、
物理 ボ タンを 再 び採用 し てい る。 物理ボタン の概 念を変え てい る た め
、
物理ボタン を使用する ア ク ティ ビテ ィか ら は
斜
め 上方 向アロー
(サー
ビスー
ス キー
ム接 続 )と し て派生する と ともに、
タッチパ ネル だけの
iPod
がコ ン トロー
ル として 入力 され る と考え ら れ る。こ の変 化はま さに 「現 在の 自分」 と 「過去の自分」
、
そして 「外 部 環 境 (ユー
ザ
ー
)」に お ける進 化 ゲー
ム の結 果 生 ま れ た ものである。
その後、
ク リッ クホイー
ル の形 状がiPod
の視
覚 的コ ン セ プトで あ り、
そ れ が物理ボタン を操 作 する ア ク ティ ビティ にフ ィー
ドバ ッ ク され、iPod
shuffle が 生 まれて い る。 さ ら に、
全ての 物理 ボ タン を廃止 し よ うと し た第3
世 代の
iPod
がタッチパネル を利 用 したiPhone 、
iPod
七〇uch へ と派生 し て いる。
こ の様な
解
釈の もと、iPod
の 系 譜を 図 に し た ものが 図8
であ る。 凡例の 通 り、
ス キー
ム接続
をSc
、 シス テム接続
をSy
、 サー
ビス 接 続 をSe
と表 現し てい る。
こ の事 例で はSe
につ いて は解
釈上無いた め図 中に は表 現さ れてい ない。
6
.
2
.
3
.解釈
の結果
図
8
のIDEFO
にコ ン トロー
ル お よ び メ カニ ズムを 入 力すること で軽量 化や 筐 体の ス リム化 や 素 材選択、
質 感 決 定 まですべ て網 羅 すること が可 能であ る (図の大 きさの関係上割 愛 )。
つ ま り、
進 化 ゲー
ム 理論の適 用 と拡 張IDEFO
に よっ てiPod
の 系 譜を 全て記 すこ と が で き る。し か し
、
現 状で は発 売 された製 品 そのもの と文 献 等によ る調査にす ぎ ず、
Apple
社が用い た 評価
関 数等
は著
者ら が知る由もなく本 論で提 案 した 製 品 イノベー
シ ョン モデル を 実 用 化 し て い くこ とは現 段 階で は難し い。
そ こ で、今
後は 評価
関数
に基づ く厳 密 な数 値 計 算 を視野 に 入れ たモ デルお よ び計算
結果へ 拡 張し てい く必要がある。
Vol.
7 No.
2(Feb,
2013
)49
Journal
oIAP2M
T1(ato et al.
塵
図
8.
提 案 する イ ノベー
ショ ンモ デル に よ る事 例 解 釈7
.
ま と め事 業ラ イフサイ クル の 中で企業が製品 イノベ
ー
シ ョ ン を 引 き起こすために、製
品の 機 能・
特 性 として何 を付 加 すべ きか にっ い て 理論 的に表現する 手法は、 今ま であま り議 論 され て き てい なかっ た 。 本 論 で は、製
品 イノベー
シ ョ ン を 進化的アプロー
チで考察
すること に よ り、製
品の 機 能・
特 性の変 遷の構 造 を明 らかに し、
進 化 ゲー
ム理論の数
学 的 表 現を援
用するこ とで、製
品 に接
木 すべ き要素
を決定
する手 法の概
念を説 明し た 。 現 状で は、
事 業ライフサ イクルに お ける3S
モ デル 間の接 続 をマ ネジ メン トする 手法につ い ては議 論できてい ない 。 ま た、
進 化 ゲー
ム理 論 に よ る製
品 イ ノベー
シ ョン の 具体的 な 計算
に関 して言 及 してい ない た め、
今 後の 課 題 としたい 。 謝 辞 本 研 究は、
平 成21−23
年 度 科 学 研 究 費 補 助 金 基 盤 (C
)課 題 番 号21510144
「事 業 継 続の た め のミッ シ ョ ン マ ネジ メン トに 関する 研究」の一
環と して進 め られ た こと に謝 意を表 す。
50Vt
)L7
No .
2
(Feb,
2013
)力隙 他 国
wa
P2M
学 会 誌 参 考 文 献[
1亅
カー
テ ィスR
.
カー
ル ソン,
ウ ィ リ アムW
.
ウィル モ ッ ト,
イ ノベー
シ ョ ン5
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晴,根井雅弘, シュ ンペー
ター一
孤 高の経 済 学 者一
,pp .
124 −125
,岩 波新書
,2011
[
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西 田絢子,
越島
一
郎,梅
田富雄
, サス テ ナブルP2M
へ の展 開一
プ ラン ト・
プ ロ ダク トLCM
とし て の プロ グラム マ ネジ メン トー
,
国 際プロ ジェ ク ト・
プロ グラムマ ネジ メン ト学 会 誌,
Vol
.
6
,No
.
2,
pp .
165 −175 ,2012
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シ ョ ン の ジ レ ンマ 増補
改 訂 版,
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本 村 陽一
,
竹中 毅,
石 垣 司,
サー
ビス 工学の 技 術ビッ グ デ
ー
タ の活 用と実践
東 京 電 機大学 出版局,
2012
[
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西 田絢
子,
越 島一
郎,梅
田富 雄, サス テナブルP2M
の展 開一
事 業 継 続の た めの 方 法 論一
,
国際プロ ジェ ク ト
・
プ ロ グラムマネ
ジメン ト学
会2012
年 度秋期
発表 大 会,
pp.
94
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103 ,2012
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郎 著,
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2012
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G
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Schuster
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Stochastic
evolutionarygame
dynamics
,Wiley −VCH
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121i
を あ りが とう(
iPod
・
iPhone
・
iPad
情 報 サイ ト),http
:〃arigato−ipod.
comf ,2012 .
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7
[