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ある そして 経済成長と雇用のみが収益の上昇 及び 持続的な財政の強化を可能とする 我々は今までつくってきた全てを危険にさらしてはいけない ポルトガル人の幸福 及び国の発展が 我々の優先すべきものである と述べた また 来年の予算について 所得回復や社会保護など様々な領域において 持続可能な予算が第

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Academic year: 2021

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ポルトガル月報 - 1 - 2018年7月 (本月報は報道などの公開情報を大使館で取りまとめたものです) 在ポルトガル日本国大使館 【主要ニュース】 【内政】★共和国議会における総括討論/★ユーロソンダージェン社の世論調査結果―7月 【外交】★コスタ首相のモザンビーク訪問/★ポルトガル首脳、CPLPサミットに参加 【経済】★ポルトガル全土で住宅価格が上昇 内政 ●地方分権化にかかる議案の可決 7月4日、社会党(PS)と社会民主党(PSD) (いわゆる「中央ブロック」)は、共同で提出した地 方分権化に関する議案を、両党による賛成票の投じの みで可決した。コスタ政権の閣外協力を行っているポ ルトガル共産党(PCP)、左翼連合(BE)、緑の 党(PEV)は反対の投票をし、民衆党(CDS)は 投票を棄権した。 可決された議案は、地方分権化、及び国の地方機構 を評価するための独立委員会の設置を目的としている。 BE、PCP及びPEVは、政府が果たすべき医療や 教育分野等の役割を地方行政に押しつけるべきでない 旨批判した。 ★共和国議会における総括討論 7月13日、共和国 議会で、今会期の総括 討論が開催された。 コスタ首相は、20 17年の2.7%のGD P成長、11.2%の輸出増など、過去19年で最高の 経済成長、25万人以上の雇用創出、8万人もの貧困 からの脱却といった社会格差の改善について述べた。 また、現政権に対する3つの主要な批判について以下 のとおり反論した。 1.公共投資の減少について:2017年に公共投 資は22%増加し、今年は更に顕著に増加する見込み。 具体的な例として、20の法廷の再開、246の市民 スペース、113の医療センターの開設、200以上 の学校の修復や、鉄道の増設等が実施された。 2.緊縮による公共サービスの困難について:国立 医療サービス(SNS)は、年間7億ユーロを増額し、 7900人を雇用し、家庭保健施設等のサービスを拡 大。(結果として)国民の医療費の出費が減り、家庭医 のいない国民は15%から7%に減少した。また、公 立学校も、今日では7000人以上の教員、2500 人以上の事務員がおり、1クラスあたりの生徒数は減 り、初等教育では無償で教科書が配布され、社会的活 動等も行われている。不登校率も12.6%まで減り、 2020年までに10%まで減らす目標に近づいた。 3.国の課題解決に必要な改革の不足について:地 方分権化、居住問題を優先事項とした他、森林改革、 及び過度の負債や企業の銀行融資への依存を克服する ための資本家プログラムが実施された。イノベーショ ンが発展の原動力であるとの考えの下、抜本的な改革 のため、3歳以降の就学前の教育の普及から、企業へ の知識移転まで、より深刻な改革のための連続的な政 策を実施している。 コスタ首相は、以上を踏まえ、「政策の安定は信頼の 維持のために重大である。信頼は投資の継続に決定的 である。投資は経済成長と雇用創出のために不可欠で

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ポルトガル月報 - 2 - ある。そして、経済成長と雇用のみが収益の上昇、及 び、持続的な財政の強化を可能とする。我々は今まで つくってきた全てを危険にさらしてはいけない。ポル トガル人の幸福、及び国の発展が、我々の優先すべき ものである」と述べた。また、来年の予算について、 所得回復や社会保護など様々な領域において、「持続可 能な予算が第一である」とした。 【写真上】共和国議会での総括討論の様子(ポルトガル 政府HPより転載) ★ユーロソンダージェン社の世論調査結果―7月 7月14日、週刊エスプレッソ紙はユーロソンダー ジェン社が実施した世論調査結果を発表した。 前回調査と比べ、与党・社会党(PS)の支持率は 1ポイント上昇した。他方、最大野党・社会民主党(P SD)の支持率は0.7ポイント下落した。18年3 月以降の政党別支持率は以下の通り。 % 18 年 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 PS 未実 施 41.5 未実 施 41.0 未実 施 42.0 PSD 28.4 28.0 27.3 BE 7.7 8.0 7.9 CDU 7.3 7.5 7.3 CDS 6.6 7.0 7.5 PAN 1.5 1.4 1.1 ■調査期間:7月4~11日、対象者:ポルトガル本 土居住の18歳以上の有権者1011人、調査方式: 電話帳から固定電話番号を無作為に抽出、回答率:8 6.5%、統計上の誤差:3.08% ■PS=社会党、PSD=社会民主党、BE=左翼連 合、CDU=統一民主連合(ポルトガル共産党・緑の 党)、CDS=民衆党、PAN=人と動物と自然の党 ●ポルトガル政府が内陸部重視プログラムを承認 7月14日、パンピリョーザ・ダ・セーラ市で、臨 時閣議が開催され、内陸部重視プログラムが承認され た。同プログラムは、(内陸部への)住民の定住、地 域的アシンメトリーの減少、領土的結束と競争力を目 指し、積極的待遇対策、及び人口密度の低い地域の発 展のための動員の実現を目的としている。内陸部地域 での、雇用の促進、投資の誘致、自然資源の併設と景 観の維持、及び住民の公共サービスへの公平なアクセ スの促進等の対策が決定された。閣議後の記者会見に おいて、ペドロ・シザ・ヴィエイラ首相補佐相は、同 プログラムは、領土的結束に対する新しい野心を吹き 込み、より正確なツールを見つけることで、地域的ア ンバランスの傾向を反転させるための支援を可能とす ると述べた。 ●タンコス事件に関する議会審理 7月17日、共和国議会で、ロペス国防相を招致し てタンコス事件に関する議会審理が行われた。同審理 のきっかけとなったのは、14日のエスプレッソ紙が、 昨年6月末にポルトガル中部タンコス陸軍基地で盗難 された一部の武器が未だに取り戻されていない旨の記 事を掲載したところ、野党社会民主党(PSD)及び 民衆党(CDS)が同事件の事実関係の説明を要求し たことである。議会審理の前日、PSDのリオ党首は、 タンコス事件は、「国家の課題であり、国家安全保障 に関わる深刻な問題である」と述べ、事件後の「今ま で、政府でさえ何が起きたのかをよくわかっていない ということには納得できない」と述べ、必要であれば、 タンコス事件に関する調査委員会の提案を検討する旨 述べた。 議会審理において、ロペス国防相は、タンコスで盗 難された武器と、すでに取り戻された武器の不一致が あるという申し立てについて、知らなかったと述べ、 「多分、捜査員は法的守秘義務があると思い、私には 知らせなかったであろう」と述べた。PSDおよびC DSの議員はロペス国防相の説明に納得できないとし た。 ●レベロ・デ・ソウザ大統領が各党から意見聴取 7月30~31日、レベロ・デ・ソウザ大統領は共 和国議会に議席を有する7党を招致し、2019年度 政府予算案の交渉、及び現政権の最終年度の基本政策 に関する意見聴取を行った。大統領との会談後の記者 会見における19年度予算案に関する主要な党首の発 言は次のとおり。 カルロス・セザル社会党党首:「我々は貧困との闘

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ポルトガル月報 - 3 - い、及び家庭の可処分所得の向上に賭けると同時に、 公会計を保ち続け、投資政策により、財政が悪化する リスクはないと保証した。」 リオ社会民主党党首:「最初からまだ存在もしない 予算案に反対を示すことは政治的には正しくない。戦 術的な要素を重視する者がいるが、私のようにまず(予 算案の)内容を確認したい者もいる。(しかし)自分 たちとは大変異なる論理で作成される予算案を承認、 又は投票を棄権するのは非常に難しいと思う。」 ソウザ・ポルトガル共産党書記長:「我々は予算案 を承認する義務は全くなく、一応事前に否決する決定 をすることもない。(重要なのは)国民の権利を取り 戻す経路を続けることである。」 外交 ●西首相のポルトガル訪問 7 月2日、コスタ首相はポルトガルを訪問したサン チェス西首相と会談した。両首相は欧州連合の将来に ついて意見交換し、移民問題、ユーロ圏改革、エネル ギー分野での連携等に関する共通の立場を確認した。 コスタ首相は会談後、ツイッターにおいて、「新し い同僚であると同時に、古い友人でもある、スペイン のサンチェス新首相を迎えることができて、非常に光 栄だった。我々は二国間の良好な関係の状況、及び(2 019年1月に開催予定の)ポルトガル・スペイン首 脳会談の主題について意見交換した」と述べた。 【写真】コスタ首相(右) とサンチェス首相(同 首相の公式ツイッター より転載) ★コスタ首相のモザンビーク訪問 7月5日~6日、コスタ首相は、第3回ポルトガ ル・モザンビーク首脳会議出席等のため、モザンビー クを訪問した(サントス・シルヴァ外相、カブリタ内 務相、ヴィトリーノ海洋相、ペレストレーロ国防担当 副大臣、ジョアキン社会保障担当副大臣ら同行)。コ スタ首相は、5日、英雄広場での式典、及びリャンゲ ーネ基地での献花式に出席した後、ニュシ大統領と首 脳会議を行った。その後、マプト港を視察し、ニュシ 大統領主催の夕食会に出席した。6日、コスタ首相は、 モザンビーク国会や国防研究高等機関等を訪問した。 記者団に対し、コスタ首相は、ポルトガルの対モザン ビーク支援が6,400万ユーロから2億200万ユ ーロへと増額される旨発表し、「ポルトガルは政治的 意志の実現、及び次世代のためにモザンビークとのユ ニークな関係の構築を継続する義務がある」と述べた。 ポルトガル・モザンビーク首脳会議の第1回目は2 011年11月に、第2回目は2014年3月に開催 された。 【写真】コスタ首相 (左)とニュシ大統領 (ポルトガル政府プレ スリリースより転載) ●カストロ・メンデス文化相がマカオ訪問 7月6日~7日、カストロ・メンデス文化相は、「中 国・ポルトガル語圏諸国間芸術文化フェスティバル」 (主催:マカオ文化局)に参加するためにマカオを訪 問した。カストロ・メンデス文化相は、6日夜に同フ ェスティバルの開催を記念したコンサートに出席し、 7日には「中国・ポルトガル語圏諸国間文化フォーラ ム」の開会式で演説した後、マカオ美術館で現代アー トの展覧会を鑑賞した。同フェスティバルの開催は今 年がはじめてで、中国・ポルトガル語圏諸国の歴史的 な関係の強化、及び現代アートの相互理解を深めるこ とを目的としている。 ●アンゴラ外相がポルトガル訪問 7月9日~12日、アウグスト・アンゴラ外相がポ ルトガルを訪問し、9日に、レベロ・デ・ソウザ大統 領、コスタ首相を表敬、またサントス・シルヴァ外相 と会談した。コスタ首相は、同外相との会談後、ツイ ッターにおいて、「要人往来が再開し、二国間関係の 有望な時期にアンゴラ外相を迎えた。(9月17日~ 18日予定の)自分のアンゴラ訪問は二国間、また国 民及び企業を結びつける絆の力強さを取り戻すであろ

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ポルトガル月報 - 4 - う」と述べた。 【写真】コスタ首相と アウグスト外相(同首 相の公式ツイッターよ り転載) ●コスタ首相のNATO首脳会合出席 7月11日~12日、コスタ首相はブリュッセルで開 催されたNATO首脳会合に出席した。11日午後、同 首相はストルテンベルグNATO事務総長に対し、20 24年までの防衛関係費支出計画にかかる書簡を手交 し、ポルトガル政府は2024年に防衛費を対GDP比 1.66%まで引上げることにコミットし、加えて、2 021年~2027年の次期EU多年度財政枠組み内 のHorizon Europeや欧州防衛基金といった基金を獲得 することが出来れば、同目標をGDP比1.98%とす ることが出来る等述べた。同支出計画には、ポルトガル は、自国企業がエンブラエル社とのプロジェクトに参加 しているKC-390輸送機5~6機や、新型海洋パト ロール船の調達計画が盛り込まれているほか、多目的輸 送船の建造計画が盛り込まれており、また民軍両用技術 の研究開発に約十億ユーロを支出するとしている。記者 団に対し、コスタ首相は、ポルトガルの計画は、「国防 能力を引き上げると同時に、国内産業の強化を行うスマ ートな方法である」と述べた。 【写真】コスタ首相とス トルテンベルグNATO 事務総長(同首相の公式 ツイッターより転載) ●欧州・アフリカ・フォーラムの開催 7月10日、カスカイスで「第 1 回欧州・アフリカ・ フォーラム」がポルトガル・ディアスポラ評議会の主 催、及びレベロ・デ・ソウザ大統領とポルトガル政府 の後援で今年はじめて開催され、ドゥラン・バローゾ 元欧州委員会委員長が会長を努めたほか、アフリカと 欧州の指導者、企業や政界の決定者等が参加した。同 フォーラムに出席したレベロ・デ・ソウザ大統領は、 欧州の現状について、「我々は非常に危険な時代に入 ろうとしている。前世紀の1930年代に戻ろうとし ている。周りを見ると、外国人恐怖症、保護主義、ハ イパーナショナリズム、隣人に対する閉鎖的な扱い等 が存在し、これらは全て自由な社会、自由貿易、共通 及び自由な理解に反している」と警鐘を鳴らし、この ような課題と向き合うために欧州とアフリカは共に行 動すべきである旨述べた。 ★ポルトガル首脳、CPLPサミットに参加 7月17日~18日、カーボヴェルデのサル島でポ ルトガル語圏諸国共同体(CPLP)の第12回首脳 会合が開催され、ポルトガルからはレベロ・デ・ソウ ザ大統領、コスタ首相及びサントス・シルヴァ外相が 出席した。前日には閣僚会合が開催された。 首脳会合では、「持続可能な開発のための2030 アジェンダ」の実現に向けた取り組み、CPLP諸国 内の人の移動、海洋テーマの重要性等に関する声明が 承認され、「サンタマリア宣言」が採択された。また、 サントメ・プリンシペ人のシルヴェイラ現事務総長の 後任として、ポルトガル人のフランシスコ・リベイロ・ テレス大使の次期CPLP事務総長就任(任期は20 19年初~2020年末)が決まった。 このほか、アンドラ、アルゼンチン、チリ、仏、イ タリア、ルクセンブルク、英、セルビア、OEI(教 育・科学及び文化のためのイベロアメリカ諸国機構) のCPLPオブザーバー加盟承認、及び今次サミット より議長国となったカーボヴェルデ(2018~20) の次の議長国としてアンゴラ(2020~22)が選 出された。 【写真】CPLPサミ ットに出席したコスタ 首相(ポルトガル政府 HPより転載) ●西外相のポルトガル訪問 7月24日、サントス・シルヴァ外相はポルトガル 訪問したジョセップ・ボレル西外相と会談した。両外 相はエネルギー相互接続首脳会合、EUの移民問題、

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ポルトガル月報 - 5 - 2021年~2027年の次期多年度財政枠組み、E U改革、貿易政策、ブレクジット、EU・NATO関 係、次期欧州議会選挙、北アフリカとサヘル諸国及び ラテン・アメリカ諸国との関係、及び大西洋関係につ いて意見交換した。 ●英内相のポルトガル訪問 7月26日、サントス・シルヴァ外相はポルトガル 訪問したサジド・ジャビド英内相と会談した。記者団 に対し、サントス・シルヴァ外相は、ブレクジット後、 英国に住んでいるポルトガル人の市民権が充分に保障 されている旨述べ、「我々の英国との同盟は歴史的で あり、我々の英国との近接度はよく知られている。英 国はポルトガル輸出の第5位の相手国であり、ポルト ガル経済の主要サプライヤーの一つである。ポルトガ ルの観光客のなかで第一位の出身国は英国で、英国に は約40万人のポルトガル人、ポルトガルには数万人 の英国人が住んでいる。ここには非常に重要な二国間 関係の要素がある」と述べた。 ●レベロ・デ・ソウザ大統領 のオーストリア訪問 7月27日、レベロ・デ・ソウザ大統領はファン・ デア・ベレン・オーストリア大統領の招待を受け、オ ーストリアを訪問した。同日午前には、ザルツブルク 音楽祭の開会式に出席し、午後にはファン・デア・ベ レン大統領と会談し、夜にはモーツァルトの歌劇「魔 笛」を鑑賞した。会談後の共同記者会見で、ファン・ デア・ベレン・オーストリア大統領は「二国間関係は 伝統的に非常に良好である。何よりも、歴史に刻まれ ているからである。第二次世界大戦中及び戦後、ポル トガルは数千人のオーストリア人を援助した」と述べ た。これに対し、レベロ・デ・ソウザ大統領は「我々 がまだ思い出せるすばらしい事例だった。ポルトガル 語が一言も話せない(オーストリア人の)子どもたち をポルトガル人家庭が受入れ、彼らを戦争のトラウマ から回復させるために支援した」と述べた。 【写真】レベロ・デ・ ソウザ大統領(左)と ファン・デア・ベレン 大統領(大統領府HP より転載) ●エネルギー相互接続に係るポルトガル・仏・西・E U首脳会合の開催 7月27日、リスボンでエネルギー相互接続に係るポ ルトガル、仏、西及びEU首脳会合が開催され、コスタ 首相、ペドロ・サンチェス西首相,エマニュエル・マク ロン仏大統領、ミゲル・アリアス・カニュエテ欧州委員 (気候行動・エネルギー担当)、及びエマ・ナバロ欧州 投資銀行副頭取が出席した。コスタ首相は、会合後の記 者会見でポルトガル・西・仏によって署名された文書(リ スボン宣言)は、脱酸素化、パリ協定の目標の実現、及 び2050年までのカーボンニュートラルの目標達成 のための決定的な貢献を果たすであろうと述べた。また、 コスタ首相とマクロン仏大統領は、同日リスボンで開催 された「欧州の将来に関する市民との会合」に出席した。 【写真】首脳会合出席 者の集合写真(コスタ 首相の公式ツイッター より転載) ●ロペス国防大臣のリトアニア訪問 7月29日~30日、ロペス国防大臣はリトアニア の港湾都市のクライペダに駐留する140人のポルト ガル海兵隊の中隊を訪問した。同中隊は今年5月15 日にバルト3国の領空警備に協力する北大西洋条約機 構(NATO)のミッション(NATO Assurance Measures) に参加するために派遣され、9月15日までリトアニ ア軍、及び他国部隊と軍事演習を行うこととなってい る。リトアニアには同中隊以外に、シャウレイ基地に F16型戦闘機4機と隊員84人による部隊、 及びP-3CUP+航空機1機と30人による別の部隊が派遣 されている。 【写真】ポルトガル海 兵隊中隊を訪問したロ ペス国防大臣(ポルト ガル政府HPより転 載)

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ポルトガル月報 - 6 - 経済 ●気候変動リーダーシップサミットの開催 7月6日、「気候変動リーダーシップ・ポルト・サ ミット2018」がポルト市、商工会議所、及び民間 団体等の主催で今年はじめて開催され、オバマ前米大 統領他著名人が出席し、多くの企業関係者を含む20 00人以上が参加した。同サミットに出席したマト ス・フェルナンデス環境相は同サミットでパリ協定の 重要性について述べ、ポルトガルが再生可能エネルギ ー分野で先駆的な役割を果たしている旨述べた。 ●ポルトガル郵便局と中国郵政が電子商取引に関す る協定を締結 7月12日、ポルトガル郵便局(CTT)は、中国郵 政と「e-Packet サービス」という新しい電子商取引サ ービスの創出に関する協定を締結したと発表した。同 サービスにより、ポルトガルの利用者は、中国のネッ トショップで購入した物品を直接自宅で受け取ること ができる。オンライン上(CTT 又は中国のネットショ ップのサイト)の追跡サービス(Track & Trace)で配 達状況が確認できるため、自宅での受取サインが不必 要になる。また、中国郵政から電子情報が伝達される ことにより、通関手続もスムーズに行われる。 ●ポルトガルの対GDP比公的債務残高の上昇 7月20日、EU統計局(ユーロスタット)はユー ロ圏(19カ国)の2018年第1四半期の対GDP 比公的債務残高を86.8%(前年同期比2.4%減) と発表した。ポルトガルはEU19カ国の中でギリシ ア(180.4%)とイタリア(133.4%)に次 ぐ3番目に高い126.4%を記録した。 EU統計局によれば、ポルトガルの対GDP比公的 債務残高は前年同期の130.1%から3.7ポイン ト減少したものの、前期の125.7%から0.7ポ イント増加した。 ★ポルトガル全土で住宅価格が上昇 7月31日、ポルトガル国立統計院(INE)は、 2018年第1四半期のポルトガルの住宅平均価格を 1平方メートルあたり950ユーロ(前四半期比1. 9%増;前年同期比7.8%増)と発表した。リスボ ン市とポルト市では、価格が20%以上上昇した。リ スボン市は1平方メートルあたり2581ユーロ(前 年同期比20.4%増)、ポルト市は1平方メートル あたり1379ユーロ(前年同期比22.4%増)を 記録した。 また、リスボン市の観光地で、歴史的建造物や文化 施設等が集中するサント・アントニオ地区(1平方メ ートルあたり4083ユーロ;前年同期比39.8% 増)、ミゼリコルディア地区(1平方メートルあたり 3667ユーロ;前年同期比21.9%増)、及びサ ンタ・マリア・マイオール地区(1平方メートルあた り3528ユーロ;前年同期比14.6%増)は過去 最高価格を記録した。 (了)

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