アップグレードする
7
つの理由
Application Note
– 優れた性能と高速性 –8753と同様以上のユーザビリティ – パッシブコンポーネント測定機能の拡張 – アクティブコンポーネント測定に最適なソリューション – 高度な測定機能 – コード移行ツール – 柔軟なアップグレード今日、8753ユーザの多くがアナライザをENAシリーズに置き換えています。このような機種変更を行 う理由はユーザの個々の状況に依存しますが、ENAシリーズの機能がとりわけ高い評価を受けている ことも理由の1つです。 このアプリケーションノートでは、8753ユーザがENAシリーズを使用することにより、ネットワーク 測定環境が向上することをE5071C/E5072Aに焦点を当てて解説します。
E5071C/E5072A
の概要
E5071Cは、ENAシリーズネットワーク・アナライザのフラグシップモデルで、8753からの移行では 中心的なモデルです。E5071Cは、クラス最高のRF性能と高速性を実現しています。また、さまざま なテスト周波数(9/100 kHz∼4.5/6.5/8.5 GHz、300 kHz∼14/20 GHz)とテストポート・オプショ ン(2ポートおよび4ポート)が用意されています。 E5072A(30 kHz∼4.5/8.5 GHz)は、2ポートE5071Cにいくつかの機能を追加した拡張モデルです。 E5072Aには、広い出力パワーレンジ、拡張可能テストセット(ダイレクト・レシーバ・アクセス)、 レシーバレベリング機能などの、独自の機能が備わっています。E5072Aは、パワーアンプテストな どのいくつかのアプリケーションの移行に最適です。 このアプリケーションノートの最後に、ENAシリーズと8753の機能の比較チャートを掲載しています。 図1. 8753からE5071C/E5072Aへの典型的な移行経路 E5072A 30 kHz∼4.5/8.5 GHz 2ポート(拡張可能テストセット搭載) 広い出力パワーレンジ レシーバレベリング E5071C 9/100 kHz∼4.5/6.5/8.5 GHz 300 kHz∼14/20 GHz 2および4ポート・テスト・セット 8753のダイレクト・レシーバ・ アクセスまたは拡張可能 テストセットを 使用した測定 (8753A/B/C、8753D/E/ES オプション011/014) 8753の標準Sパラメータ・ テストポートを 使用した測定 高出力パワーが必要 極めて低い出力パワーが必要 極めて広いダイナミックレンジが必要 高速で簡単なパワーレベリングが必要 :移行経路図2. 最大ダイナミックレンジの比較 図3. トレースノイズの比較
ENA (IFBW = 10 Hz) 8753ES (IFBW = 10 Hz
–110 dB
20 dB/div
ENA (IFBW = 1 kHz) 9753ES (IFBW = 1 kHz)
0.002 dB/div
アップグレードする
7
つの理由
1.
優れた性能と高速性
ネットワーク測定、特にRFコンポーネントの製造テストに関連するアプリケーションでは、ト レースノイズ、ダイナミックレンジ、測定速度の3つが重要なパラメータです。ダイナミックレ ンジが広ければ、高い除去比を持つフィルタを正確に評価できます。トレースノイズが低ければ、 フィルタの通過帯域のような低損失デバイスを測定する場合にエラーを最小限に抑えることが できます。ENAシリーズは、8753に比べてきわめて高い測定性能を提供しています。図2/図3は、 両機種のダイナミックレンジとトレースノイズの比較チャートです。 製造ラインでは、テストスループットがテストコストを決定する最も大きな要因ですので、測定 速度がきわめて重要となります。基本測定性能が優れたENAシリーズは、ダイナミックレンジ やトレースノイズのレベルが同じ場合、8753よりもはるかに高速に掃引できます。 図4は、同じトレースノイズ条件でSAWフィルタの自動量産テストにおける測定速度を比較した ものです。ここでは、低挿入損失のフィルタの通過帯域をテストするために0.01 dB p-pのよう な極めて小さなトレースノイズが要求されます。この例に示すように、ENAシリーズの方がは るかに高速なので、テストスループットが大幅に向上します。 図4. 量産環境での速度の比較E5071C
8753ES
19 ms (IFBW = 100 kHz)
(IFBW = 5 kHz)
438 ms
440 MHz∼3 GHz、366ポイント、セグメント掃引、フル2ポート校正2. 8753
ライクで、向上したユーザビリティ
8753と同様の操作感
ENAシリーズの向上したユーザビリティを文章で完全にお伝えするのは困難です。しかし、 8753に慣れていて別のユーザーインタフェースを覚えることに拒否感を示す多くのユーザの方 にも、ENAシリーズは大好評で受け入れられています。実はENAシリーズのユーザーインタ フェースは、8753に基づいたもので、いくつかの改良を加えています。Windows方式のインタ フェースを採用することにより、従来のアナライザ・インタフェースよりも操作が簡単になりま した。 図5. タッチスクリーン 図6. 8753と同様のユーザーインタフェース ENAのフロントパネル 8753のフロントパネル 非常によく似た ソフトキー配置 スティミュラス/ レスポンスハードキー マーカおよび測定器 ステートハードキー測定ウィザード ENAシリーズを使用した複雑な測定のために、キーサイトでは、使いやすい直感的なユーザー インタフェースを備えたさまざまなウィザードを提供しています。測定ウィザードは、キーサイ トのWebサイトからダウンロードできるVBAアプリケーションです。測定ウィザードのガイド に従えば、測定手順全体を順を追って実行できます。これにより、必要なすべてのパラメータを 設定し、必要な校正を実行して、測定を短時間で行うことができます。 ENAの内蔵VBAエディタを使用すれば、ほとんどの測定ウィザードを測定に合わせて独自にカ スタマイズできます。測定ウィザードの詳細については、以下のWebサイトを参照してください。 http://www.keysight.co.jp/find/enavba 図7. E5071C/E5072Aの測定ウィザード 増幅器測定ウィザード (E5071C/E5072A用) IMD測定ウィザード (E5072A用) ミキサ測定ウィザード (E5071C用) セットアップウィザード (E5071C用)
図8. エンハンスドアダプタ除去/挿入
3.
パッシブコンポーネント測定
パッシブコンポーネントテストでは、トレースノイズとダイナミック レンジが重要なパラメータとなります。ENAシリーズは、これらのパ ラメータについて8753よりもはるかに優れた測定性能を提供してい ます。さらに、最先端の校正手法とシミュレータ機能により、デバイ スの特性評価が容易になります。 高度な校正手法 E5071C/E5072Aは、アダプタ除去/挿入や未知スルー校正など、 8753にはなかった新しい校正手法が採用されています。 ENAシリーズには、正確なミックスドコネクタ、マルチポート校正の ためのエンハンスドアダプタ除去/挿入機能があります。従来のアダ プタ除去には、2回のフル2ポート校正(14回の接続)が必要でした。こ れに対して、ENAのエンハンスドアダプタ除去/挿入では、1回のフ ル2ポート校正と1回のフル1ポート校正(10回の接続)だけで済みます。 ノンインサータブルデバイスを測定する場合のENAのスルー校正に は、未知スルー校正が適しています。未知スルー校正の使用には、以 下の利点があります。 – 簡単に実行できます。 – 定義済みスルーよりも高確度で、通常、アダプタ除去法よりも確 度が良好です。 – 確度が低下している可能性がある既存の標準器の定義に依存しま せん。 – スルー標準器のフットプリントがDUTのフットプリントと同じ 場合、ほとんどケーブルの移動がありません。実際には、DUTを スルー標準器として扱えます。 フィクスチャシミュレータ RFネットワーク・アナライザは、明確に定義された50 Ωシングルエ ンド同軸インタフェースでしか測定できないため、測定済みのSパラ メータを後処理する必要があります。測定後のデータ処理は、外部コ ンピュータを使った計算やコンピュータとアナライザ間のデータ転送 を行わなければならず、必然的に時間がかかる作業になります。 フィクスチャシミュレータは、E5071C/E5072Aのソフトウェアを使 用して、測定結果に基づいてさまざまな測定条件をシミュレートする 内蔵機能です。これにより、測定後のデータ処理が大幅に簡素化/高 速化されます。フィクスチャシミュレータには、以下の機能があります。 – ネットワーク・ディエンベディング – 整合回路エンベディング – 平衡-不平衡変換 フィクスチャシミュレータは、パッシブコンポーネントの特性評価に おいて以下のことに役立ちます。 – 望ましくないテストフィクスチャの影響の除去 – 非50 Ωポート・インピーダンスによるコンポーネント測定 – 平衡デバイスの測定 – コンポーネントに外部回路が取り付けられた場合の全体のネット ワーク特性の評価 フィクスチャシミュレータの詳細については、以下を参照してくだ さい。 http://cp.literature.keysight.com/litweb/pdf/5988-4923JA.pdf パート1 オープン ショート ロード アダプタ 校正面 1. アダプタを使用せずに校正を実行します。 2. アダプタをポートに挿入し、オープン/ショート /ロード標準を測定してアダプタの特性を求め ます。 3. 取得されたアダプタ特性がENAによってエラー 係数に挿入されます。その後、アダプタの終端で 新しい校正面を設定できます。ダイレクト・レシーバ・アクセスによる、 きわめて広いダイナミックレンジ E5071C/E5072Aのダイナミックレンジは、8753よりも広い123 dBで す。高除去比フィルタの測定に広いダイナミックレンジが必要な場合 でも、E5072Aのダイレクト・レシーバ・アクセスにより、テストポー トカップラで信号経路を逆にして、結合アームに関連する損失をバイ パスできます。この構成を使用すれば、順方向測定のダイナミックレ ンジをクラス最大の150 dB以上にすることができます。 この構成は、フィルタの阻止帯域やRFスイッチのアイソレーション などの非常に低い信号レベルを正確に測定する場合に最適です。 図9. ジャンパを使用した 代替構成により、広いダイ ナミックレンジを実現 図10. 順方向測定のダイナミックレンジが向上 さらに、この構成はフィルタをチューニングする場合に有効です。ダイナミックレンジが 20 dB広がると、100倍広いIF帯域幅(IFBW)を選択できるので、トレースノイズが同じ結 果を得るのに100倍高速に測定を行うことができます。 このきわめて高い高速性はE5072Aの大きな利点であり、DUTの阻止帯域性能での時間がか かるフィルタチューニングを行う際に非常に有効です。
図11. E5072Aのテストポートの最大出力パワーレベルが向上 図12. ブースタ増幅器とダイレクト・レシーバ・アクセスを使用した構成 図13. ダイレクト・レシーバ・アクセスを使用した構成により、測定確度が 向上
4.
アクティブコンポーネント測定
ENAシリーズの中では、E5071CがRF増幅器測定の基本的な要件をカ バーしています。また、アクティブコンポーネントの完全な性能評価 には、拡張機能を追加したE5072Aが最適です。 広いパワーレンジ E5072Aは、最大+20 dBmの信号源パワーレベルを、300 kHz∼ 1 GHz(SPD1)の周波数レンジでテストポート(ポート1およびポート2) から出力できます。また、テストポートで仕様化されたレベリング出 力パワーによる65 dBのパワー掃引レンジ(−49∼+16 dBm、300 kHz ∼3 GHz)を備え、1回のパワー掃引でアクティブデバイスの圧縮特性 が測定できます。 E5072Aは、30 kHz∼8.5 GHzの広い周波数レンジでテストポート からハイパワーを出力できます。これは、ブースタ増幅器などの追加 ハードウェアにかかるコストを削減することにつながります。図11 に、E5072Aの最大出力パワーレベルを示します。 ブースタ増幅器によるハイパワー測定 VNAで供給可能な出力パワーよりも大きな出力パワーが必要なアプリ ケーションでは、DUTの入力へのパワーレベルをブーストするための 外部増幅器が必要です。しかし、外部ブースタ増幅器を使用した場合、 外部増幅器の温度ドリフトに関係した誤差が除去できないという問題 があります。 E5072Aは、ブースタ増幅器のドリフトの影響を除去するために、す べての信号源/レシーバ経路へのダイレクトアクセスが可能で、さま ざまなアプリケーション用の外部コンポーネント(ハイパワーアンプ や方向性結合器など)を追加できます。 外部結合器を用いて、ブースタ増幅器の前ではなく後で、入射信号を E5072Aの基準レシーバ(R1)で測定できるため、温度ドリフトの影響 を除去して測定の不確かさを改善することができます。この構成によ り、すべての校正手法を利用することが可能になり、優れた確度と長 期安定度の測定値が保証されます。 E5072Aは、オプション011(テスト・セットの削除)およびオプション 014(拡張可能テストセット)搭載の8753の後継製品として最適です。 ハイパワー測定の詳細については、Keysightアプリケーションノート 『High-power Measurements Using the E5072A』( カ タ ロ グ 番 号5990-8005EN)を参照してください。 http://cp.literature.keysight.com/litweb/pdf/5990-8005EN.pdf テストポートでの最大レベリング出力パワー 周波数(Hz) パ ワ ー レ ベ ル ( dB m ) 20 18 16 14 12 10 8 6
0.0E+00 5.0E+09 1.0E+10
E5072A (SPD) 8753ES E5071C(仕様) E5072A(仕様) ブースタ 増幅器 ハイパワー カップラ アッテネータ
DUT
S11 S12 S21 S22 S21 S22 S12 S11 標準2ポート構成 ダイレクト・レシーバ・アクセスによる構成 1. SPD(代表値)は、最も可能性が高い値を表します。製品保証の対象ではありません。レシーバレベリング E5072Aは、正確な測定を実現するパワー校正手法の機能を備えているため、複数の測定器を使っ た既存のテストシステムと置き換えることができます。特に、レシーバ測定機能を使用したレ シーバレベリング機能は、DUTの入力または出力パワーの迅速なレベリングが可能です。 E5072Aのレシーバレベリングは、レシーバ測定機能を使用して、信号源パワーレベルを周波数 /パワー掃引の全領域で調整できます。各測定掃引の前に、バックグランド掃引が実行され、各 信号ポイントに対してレシーバでパワーが繰り返し測定されます。この測定値を使って、 E5072Aの信号源パワーレベルが調整されます。 このレシーバレベリング機能により、従来の8753のようにパワーメータとパワーセンサをシス テムコントローラで制御するレベリング手法よりも、パワーレベルの確度が大幅に向上し、より 高いスループットが得られます。
RF増幅器測定の詳細については、Keysightアプリケーションノート『Basics of RF Amplifier Measurements with the E5072A』(カタログ番号5990-9974EN)を参照してください。 http://cp.literature.keysight.com/litweb/pdf/5990-9974EN.pdf 図14. 従来のパワー調整手法に代わる、E5072Aのレシーバレベリング システム コントローラ GPIB パワーメータ および パワーセンサ パワー センサへ ENAの レシーバへ ブースタ 増幅器 ブースタ 増幅器 DUT DUT
E5072A
5753D
5.
高度な測定機能
E5071C/E5072Aには、8753にはない独自の機能が多数備わっています。こうした機能により、 テストアプリケーションの品質と効率がさらに向上します。以下に、いくつかの例を紹介します。 向上したミキサ測定機能 E5071C/E5072Aのオプション008は、周波数オフセットモード(FOM)(8753と同様)とベクト ル・ミキサ評価手法の2種類のミキサ測定機能を提供します。この2つのミキサ測定機能には、 8753にはない以下の利点があります。 – 正確な変換損失測定 E5071C/E5072Aは、周波数オフセットモードでスカラ・ミキサ校正機能を提供します。 SMCは、1ポートとパワーメータ校正を組み合わせることにより、変換損失測定における不 整合誤差を除去し、より正確な測定が行えます。 – 固定IF/RF測定 E5071C/E5072A-008のファームウェアは、外部信号発生器を制御することができます。 また、周波数オフセットモードで、レシーバまたは信号源を固定IF/RF周波数に設定してい るときにミキサ測定が行えます。 – 絶対群遅延測定 E5071C/E5072A-008によってサポートされているベクトル・ミキサ評価手法(VMC)は、 ディエンベディング機能を使った特性評価済み校正ミキサを使用して、絶対群遅延測定が 行えます。 E5071C/E5072Aを使用したミキサ測定の詳細については、アプリケーションノート『周波数オ フ セ ッ ト モ ー ド を 使 用 し た、 周 波 数 変 換 デ バ イ ス の 高 確 度 測 定 』( カ タ ロ グ 番 号 5989-1420JAJP)を参照してください。 図15. 周波数オフセットモード 図16. ベクトル・ミキサ評価手法RF
MUT
LO
IF
RF RF 校正 ミキサ/フィルタ LO MUT IF包括的なマルチポートソリューション – 簡単な測定 E5071Cには4ポート・テストセット・オプションが内蔵されていて、デュプレクサや方向 性結合器などのマルチポートデバイスをシングル接続でテストできます。これにより、2ポー ト8753に比べてテスト効率が飛躍的に向上します。 – フル3ポート/4ポート校正 E5071C 4ポートオプションは、フル3ポート校正とフル4ポート校正をサポートしています。 これにより、マルチポートデバイスの測定の確度が向上します。 – E5092Aマルチポート・テストセット E5071C 4ポートオプションとE5092Aマルチポート・テストセットを組み合わせることによ り、4ポート以上が必要なマルチポートデバイスの簡単で信頼性の高いテストが可能です。 E5092Aは高性能RF半導体スイッチで構成されていて、そのスイッチ設定はE5071C 4ポー トオプションのファームウェアで制御されます。テスト周波数レンジは50 MHz∼20 GHz です。フロントパネルのセミリジッドケーブル接続を変更することにより、 10ポート・フル・クロスバー構成などのマルチポートテスト構成をアプ リケーションに応じて柔軟に作成することができます。 E5071C/E5092Aによるマルチポートソリューションの詳細については、アプリ ケーションノート『Comprehensive Multiport Solution for the ENA Network Analyzer』(カタログ番号5989-8737EN)を参照してください。 図18. E5092Aマルチポート・テストセット フル 3ポート校正なし フル3ポート 校正あり リターン・ ロス 挿入損失 カップリング アイソレーション 図17. カップラ測定のフル3ポート校正 エンハンスド・タイムドメイン解析 E5071CとE5072Aの両方とも8753と同様にオプション010のタイム ドメイン解析機能をサポートしています。さらに、E5071Cはオプショ ンのTDRエンハンスド・タイムドメイン解析機能もサポートしていま す。E5071C-TDRでは、直観的なGUIにより、タイムドメイン解析機 能が従来より使いやすくなりました。
E5071C-TDRの詳細については、技術概要『Keysight E5071C ENA オプションTDRエンハンスド・タイムドメイン解析』(カタログ番号 5990-5237JAJP)を参照してください。
Sパラメータ・テスト DUT DUT PIMテスト PIMテストおよび Sパラメータテスト PIMアナライザ1 (バンド1) PIMアナライザ2 (バンド2) PIMアナライザ3 (バンド3) E5072A MXG PAモジュール スイッチ マトリクス フィルタ モジュール (バンド1、2、...)
+
パッシブ相互変調(PIM)測定 パッシブ相互変調(PIM)とは、2つ以上のハイパワー信号が入力されたときに、 アンテナ、ケーブル、コネクタ、デュプレクサなどのパッシブコンポーネン トで発生する相互変調歪みです。PIMは、今日の無線通信システムにおける 重要なパラメータになりつつあります。RFパッシブコンポーネントの製造ラ インでは、専用のPIMアナライザまたはPIMテストシステムが、ネットワーク・ アナライザとともにSパラメータテストに使用されています。ただし、従来の PIMテストソリューションには、確度、スループット、機器コストの面で問題があります。 図20. VNAおよびPIMアナライザの、E5072A
ベースのシステムへの置き換え MXG E5072A スイッチ S パ ラ メ ー タ S パ ラ メ ー タ DUT DUT パワー アンプ コンバイナ デュプレクサ 低PIMスイッチ アンテナ Rx Tx パワー アンプ コンバイナ デュプレクサ 低PIMスイッチ アンテナ Tx (1)Sパラメータ測定 (2)PIM測定 レシーバB ポート1 ポート1 図21. シングル接続でのSパラメータおよびPIM測定 E5072A ENAシリーズネットワーク・アナライザは、革新的なPIMテストソリューションを
提供し、従来のPIMテストソリューションの問題を解消します。図20および図21に示すよ うに、E5072Aは、SパラメータとPIMの両方の測定を行うためのテストシステムをシング ル接続で構築することができます。 E5072Aの優れたレシーバ感度とパワー校正機能によ り、正確なPIM測定が可能になります。また、オプショ ン008の周波数オフセットモードにより、高速な周波数 掃引PIM測定が可能です。さらに、複数の周波数バンド でのPIMテストとSパラメータテストを1つのE5072A ベースのシステムですべてカバーできるため、機器コ スト全体を削減できます。 E5072Aを使用したPIM測定ソリューションの詳細につ いては、以下のKeysight Webサイトをご覧ください。 www.keysight.co.jp/find/pim
図22. E5071Cのハードウェアアップグレード
14/20 GHz
オプション2
ポート、6.5/8.5 GHz
2
ポート、4.5 GHz
4
ポート、4.5 GHz
4
ポート、6.5/8.5 GHz
7.
柔軟なアップグレード
ハードウェア資産を保護するアップグレード・オプション ENAシリーズはアップグレードが簡単なため、投資を無駄にしません。アップグレード可能な 周波数レンジとポート数により、投資を最適化し、測定器を長期にわたって有効活用できます。 タイムドメインモード、周波数オフセットモード、MWAなどのソフトウェアオプションもアッ プグレード可能です。 ENAシリーズのアップグレード情報は、以下のサイトで入手できます。 www.keysight.co.jp/find/ena_upgrades6.
コード移行ツール
8753用のテストプログラムを使用している場合、コード変換の問題が生じます。基本的に、 ENAの機能をすべて使用するためにはENAのコードに書き換えることをお勧めします。キーサ イトでは、コードの書き換えをサポートする8753−ENAコード変換支援エディタを提供してい ます。ただし、書き換えが困難なケースもあります。キーサイトでは、そのような場合のために cXLと呼ばれるエミュレータも提供しています。 コード・トランスレータ・アプリケーション(cXL) コード・トランスレータ・アプリケーション(cXL)は、コード・エミュレーション・アプリケー ションです。ENAシリーズのバックグラウンドプロセスとして動作し、8753用の言語で記述さ れたテストプログラムでENAシリーズを使用できるようにします。入力された8753コマンドは、 GPIBインタフェースでリアルタイムに変換されます。 コード変換支援エディタ 8753−ENAコード変換支援エディタは、8753 GPIBコマンドの変換に役立ちます。このソフト ウェアはテキスト・エディタ(EmEditor 1)とプラグイン・ソフトウェアで構成されています。 PC上で動作し、プログラムをテキスト・ファイル・フォーマットで簡単に編集できます。 お得な下取りサービス キーサイトでは、8573や他のベンダーのネットワー ク・アナライザなど、ほぼすべての古いネットワー ク・アナライザが対象の、お得な下取りサービスを 提供しています。 下取りサービスの詳細いついては、以下のWebサ イトをご覧ください。 www.keysight.co.jp/find/trade-netwrkan項目 8753ES E5071C E5072A E5061B(RFオプション) テスト周波数 30 kHz∼3/6 GHz または9/100 kHz300 kHz∼4.5/6.5/8.5 GHz∼14/20 GHz 30 kHz∼4.5/8.5 GHz 100 kHz∼1.5/3.0 GHz テストポート 2または3ポート 2または4ポート 2ポート 2ポート システムインピーダンス 50 Ω 50 Ω 50 Ω 50または75 Ω 信号源のパワーレンジ (仕様) −85∼+10 dBm −55∼+10 dBm (4.5/6.5/8.5 GHzオプション) −85∼+10 dBm (14/20 GHzオプション) −85∼+16 dBm −45∼+10 dBm ダイナミックレンジ(仕様) 110 dB 123 dB 123 dB 120 dB トレースノイズ(仕様) (0.006 dBrms
3 kHz IFBW) (0.004 dBrms70 kHz IFBW) (0.004 dBrms70 kHz IFBW) (0.005 dBrms3 kHz IFBW)
安定度 0.03 dB/℃ 0.005 dB/℃ 0.005 dB/℃ 0.01 dB/℃
最大ポイント数 1,601 20,001 1,601
最大チャネル数 2 160 4
校正 SOLT、TRL*、アダプタ除去 SOLT未知スルー、、TRL、アダプタ除去、ECal、SMC、 VMC SOLT、TRL、アダプタ除去、 未知スルー、ECal、SMC、 VMC SOLT 、アダプタ除去、ECal フィクスチャシミュレータ × ○ ○ ×
内蔵プログラミング環境 × VBA VBA VBA
周波数およびポートの アップグレード × ○ ○ ○ 周波数オフセットモード オプション ○ ○ ○ × タイムドメインオプション ○ ○ ○ ○ エンハンスド・タイム ドメイン解析 × ○(オプション) × ×
インタフェース GPIB GPIB/LAN/USB GPIB/LAN/USB GPIB/LAN/USB
DC測定 ○ ○ ○ × プローブ電源 ○ ○ ○ × 内蔵バイアスティー ○(最大1 A) ○(最大500 mA) ○(最大1 A) × 拡張可能テストセット ○(オプション) × ○(標準) × レシーバレベリング機能 × × ○ × E5092Aマルチポート・テスト セットのサポート × ○ × ×
ENA
シリーズ
/8753ES
比較チャート
Web
リソース
製品の詳細およびアプリケーションについては、以下のWebサイトをご覧ください。 ENAネットワーク・アナライザ:www.keysight.co.jp/find/ena 電子校正(ECal)モジュール:www.keysight.co.jp/find/ecal テスト/測定アクセサリ:www.keysight.co.jp/find/accessories以前は、本書のタイトルはApplication Note 1478でした myKeysight www.keysight.co.jp/find/mykeysight ご使用製品の管理に必要な情報を即座に手に入れることができます。 www.lxistandard.org LXIは、Webへのアクセスを可能にするイーサネットベースのテストシステム用イン タフェースです。Keysightは、LXIコンソーシアムの設立メンバです。 www.pxisa.org
PXI(PCI eXtensions for Instrumentation)モジュラ測定システムは、PCベースの堅 牢な高性能測定/自動化システムを実現します。
www.keysight.com/go/quality Keysight Technologies, Inc. DEKRA Certified ISO 9001:2008 Quality Management System 契約販売店 www.keysight.co.jp/find/channelpartners キーサイト契約販売店からもご購入頂けます。 お気軽にお問い合わせください。 www.keysight.co.jp/find/ena © Keysight Technologies, 2013 - 2015 Published in Japan, Janary 21, 2015 5989-0206JAJP
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