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非課税口座に関する Q&A ~ NISA( 少額投資非課税制度 ) について ~ 平成 26 年 3 月 3 日 日本証券業協会 ニーサ NISA は 少額投資非課税制度 の愛称です

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非課税口座に関する

Q&A

NISA(少額投資非課税制度)について ~

平成

26年3月3日

日本証券業協会

(2)

1.NISAの概要について………P6

Q1. NISAとは、どのような制度ですか? Q2. 現在、特定口座や一般口座で保有している上場株式や株式投資信託等を非課税口座に受け入 れて、その売買益や配当金などを非課税にできますか? Q3. 非課税口座には、どのような商品を受け入れることができますか? Q4. 非課税口座で信用取引を扱うことはできますか? Q5. 非課税口座に設定する非課税管理勘定では、売買を自由に行うことはできますか? Q6 非課税口座で発生した売買損失と、特定口座や一般口座での売買益との損益通算や、その損 失の繰越控除はできますか? Q7. 非課税口座を開設するためには、どのような書類が必要ですか? Q8. 非課税口座は、1回の開設手続で、平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間利用することが できますか?(勘定設定期間とは何ですか?) Q9. 非課税口座を開設すると4年間は他の証券会社や銀行等に非課税口座を開設できないと聞 きましたが、本当ですか? Q10. 非課税口座の開設には年齢制限があるのですか? Q11. 非課税口座で保有する上場株式等の配当金を非課税とするためには、何か手続が必要です か?

2.非課税となる売買益及び配当金等について………P12

(1)非課税口座に受け入れることができる上場株式等について Q12. 非課税口座に設けられた非課税管理勘定には、どのような方法で取得した上場株式等を受け 入れることができますか? Q13 非課税口座には、株式累積投資(いわゆる株るいとう)やミリオン(従業員積立投資プラン) により取得した上場株式等を受け入れることができますか? Q14. 平成 26 年分の非課税管理勘定に上場株式等を受け入れるためには、いつまでにその上場株 式等を購入する必要がありますか? (2)年間累積購入代金 100 万円の考え方について Q15. 非課税管理勘定における上場株式等の年間累積購入代金が 100 万円未満の場合、その未使用 分を翌年以降に繰り越すことはできますか? Q16. 非課税管理勘定には年間累積購入代金で 100 万円以内の上場株式等が受け入れられるという ことですが、その計算には購入手数料等を含めて計算するのですか?

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Q17. 非課税口座において外国上場株式など外貨建て金融商品を購入した場合の年間累積購入代 金はどのように計算されますか? Q18. 非課税管理勘定で保有する上場株式等について発生した株主割当増資に応じた場合、当該株 主割当増資により取得する上場株式等は年間累積購入代金 100 万円に限らずその非課税管理 勘定に受け入れることはできますか? Q19. 非課税管理勘定において、収益分配金再投資型の株式投資信託を分配金再投資コースで購入 しましたが、当該株式投資信託の収益分配金が再投資された場合、その再投資分については 再投資する年分の非課税管理勘定の年間累積購入代金に加算されますか? Q20. 非課税管理勘定で管理する株式投資信託から元本払戻金(特別分配金)の支払いがありまし た。元本払戻金は資本の払戻しであるため、その年分の非課税管理勘定における年間累積購 入代金から減額されるのですか? (3)非課税となる売却について Q21. 非課税管理勘定で管理される上場株式等の売買益は、全て非課税となるのですか? Q22. 非課税管理勘定で管理されている上場株式等の売買益を非課税とするためには、いつまでに その上場株式等を売却する必要がありますか? (4)非課税となる上場株式等の配当金について Q23. 非課税口座で保有する上場株式等の配当金は、いつから、又は、いつまでに受領するものが 非課税となりますか?

3.平成 26 年~平成 29 年まで(最初の勘定設定期間)の非課税口

座の開設手続について………P19

(1)税務署への申請手続について Q24. 非課税口座を開設するには何をすればよいですか? Q25. 非課税口座を開設するまでの手続の流れはどのようになっていますか? Q26. 非課税口座を開設するための手続は毎年必要ですか? Q27. 必要書類を証券会社に提出したいと思いますが、インターネットや電子メール等を利用して 提出することはできますか? Q28. 私は平成 27 年1月2日が 20 歳の誕生日ですが、平成 27 年から非課税口座を利用するため には、いつから「非課税適用確認書」の交付申請手続を行うことができますか? Q29. 私は平成 27 年に開設手続を行って非課税口座を開設し、平成 26 年 1 月 1 日において 20 歳 になっているので、遡って(平成 26 年分の)非課税管理勘定を設定することができますか?

(4)

(2)必要書類(「本人確認書類」、「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を 証する書類」及び「非課税適用確認書の交付申請書 兼 非課税口座開設届出書」につ いて Q30. 「本人確認書類」とは、具体的にはどのようなものですか? Q31. 「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を証する書類」とは、具体的にはどの ようなものですか? Q32. 「本人確認書類」と「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を証する書類」を 1枚の「住民票の写し」又は「住民票の記載事項証明書」で兼用することはできますか? Q33. 私は平成 25 年1月1日より後に転居をしていますが、「基準日(平成 25 年1月1日)にお ける国内の住所を証する書類」を入手するためにはどうしたらよいですか? Q34. 私の氏名(名字)は「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を証する書類」に 記載されているものと異なりますが、そのまま使用できますか? Q35. 証券会社に必要書類を提出してから非課税口座が開設されるまでの間に氏名、住所又はその 両方を変更した場合、何か手続が必要ですか? (3)非課税口座の開設等について Q36. 証券会社に必要書類を提出したので、私は非課税口座を開設することができますか? Q37. 証券会社に必要書類を提出したのですが、どの程度の期間で非課税口座を開設することがで きますか?

4.2回目の勘定設定期間(平成 30 年)以降の非課税口座の開設手

続に係る留意事項について………P25

Q38. 「基準日における国内の住所を証する書類」については、勘定設定期間ごとに準備する必要 がありますか?(基準日とは何ですか?) Q39. 次の勘定設定期間において、前の勘定設定期間とは異なる証券会社で非課税口座を利用する ことはできますか? Q40. 次の勘定設定期間も同じ証券会社で非課税口座を利用する場合、必要書類を提出する必要は ありますか?

5.非課税口座開設後の住所変更や証券会社の営業所の変更などに

ついて………P27

Q41. 非課税口座を開設した後に、氏名、住所又はその両方を変更した場合には、どのような手続 が必要となりますか?

(5)

Q42. 私は転勤により遠隔地に異動することになりました。これを受け、これまで非課税口座の取 扱いを行っている証券会社の営業所を、同一の証券会社の異なる営業所に変更できますか? Q43. 非課税口座を開設している証券会社について、異なる証券会社に変更することはできます か? Q44. 証券会社の営業所の統廃合や事業譲渡など(以下「事業譲渡等」といいます。)により、私 が非課税口座を開設している営業所が廃止されます。私の非課税口座はどうなりますか? Q45. 私は証券会社に非課税口座を開設していますが、このたび海外に転勤することになりまし た。出国した後も非課税口座を利用できますか? Q46. 私は出国により非課税口座が廃止されましたが、すぐに帰国した場合には、改めて非課税口 座を開設できますか? Q47. 非課税口座を開設していた親族が亡くなりましたが、必要とされる手続はどのようなもので すか?

6.非課税口座で購入した上場株式等の非課税期間の延長(ロール

オーバー)について………P30

Q48. 平成 26 年分の非課税管理勘定で管理されている上場株式等を、平成 31 年 1 月 1 日に平成 31 年分の非課税管理勘定に移管して非課税期間の延長(ロールオーバー)をすることはできま すか?

7.非課税口座から特定口座又は一般口座への移管について…P31

Q49. 非課税口座で上場株式等を購入してから非課税期間である5年が経過しました。非課税口座 で保有する上場株式等はどうなりますか? Q50. 発行会社の組織再編等により、1株に満たない端数が発生しましたが、非課税口座ではどの ような取扱いになりますか? Q51. 非課税口座で保有している上場株式について、上場廃止が決定され上場廃止日までの整理銘 柄として取引されている間に非課税口座から特定口座に払い出しました。その後、その株式 は上場廃止となり、更正計画などに基づき価値が無くなり(無価値化)ましたが、特定管理 株式として確定申告によりその損失は認められますか?

(6)

8.その他………P33

Q52. 非課税口座を開設した後、非課税口座を廃止する(非課税の適用を受けることをやめる)場 合、どのような手続が必要ですか? Q53. 私は非課税口座で取引を行いましたが、確定申告の必要はありますか?

別紙1:非課税適用確認書の交付申請及び非課税口座開設に係る本人確認書

類の範囲

別紙2:非課税口座における非課税期間の延長(ロールオーバー)の取扱い

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1.NISAの概要について

Q1.NISAとは、どのような制度ですか? 平成 26 年から平成 35 年までの間に、年間 100 万円を上限として非課税口座に受け入れ た上場株式や株式投資信託等の売買益や配当金などが非課税となる制度です。 非課税の適用を受けるためには、証券会社に非課税口座を開設する必要がありますが、 その非課税口座に受け入れた上場株式や株式投資信託等の売買益や配当金などがその受け 入れた年から5年間非課税となります。 【非課税口座制度の概要】 ・平成 26 年から平成 35 年までの間に、非課税口座に受け入れた上場株式や株式投資 信託等の売買益や配当金等がその受け入れた年から最長5年間非課税。 ・非課税口座では、年間 100 万円までの上場株式や株式投資信託等を受け入れること ができるが、100 万円のうち未使用分の翌年への繰越はできない。 ・非課税口座は、あらかじめ法律で決められている期間(勘定設定期間)毎にそれぞ れ1つしか開設できない。 ・20 歳以上(口座開設年の 1 月 1 日現在)の方が対象(※詳細については Q10 参照)。 (非課税口座制度のイメージ図) 【措法第9条の8、第 37 条の 14 など】 非課税期間5年 非課税投資額 の最大は 500 万円 勘定設定期間① 勘定設定期間② 勘定設定期間③

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Q2.現在、特定口座や一般口座で保有している上場株式や株式投資信託等を非課税口 座に受け入れて、その売買益や配当金などを非課税にできますか? お客様が既に特定口座や一般口座でお持ちの上場株式や株式投資信託等を非課税口座に 移管すること(非課税の適用を受けること)はできません。 【措法第9条の8、第 37 条の 14⑤二イ】 Q3.非課税口座には、どのような商品を受け入れることができますか? 原則として証券会社を通じて新たに購入した上場株式や株式投資信託などを非課税口座 に受け入れることができますが(注)、公社債や公社債投資信託は受け入れることができま せん。 具体的には以下のような商品などが該当します(以下、本Q&Aにおいて非課税口座に 受け入れることができる商品を「上場株式等」といいます)。 なお、証券会社によって非課税口座に受入れ対象とする商品に違いがありますので、詳 細はお取引先の証券会社に御確認下さい。 【非課税口座に受け入れることができる商品の例※ 上場株式 上場REIT 上場新株予約権付社債 公募株式投資信託 上場優先出資証券 外国籍公募株式投資信託 上場ETF ※ 上場には、国外の取引所に上場しているものも含みます。 (注) 非課税口座に受け入れられる商品は、新たに購入したものの他、非課税口座内の上場株式等につき株式分割又 は併合などにより取得する上場株式等があります(Q12.を御参照下さい)。 【措法第 37 条の 14①、⑤二、措令第 25 条の 13⑥、⑩】 Q4.非課税口座で信用取引を扱うことはできますか? 非課税口座で信用取引を行うことはできません。 また、現引き(注1)により取得した上場株式等を非課税口座に受け入れることもできま せん。 なお、非課税口座で保有する上場株式等を信用取引の代用有価証券(注2)として利用し たことにより、又は現渡し(注3)により非課税口座より払い出された場合には、その際の

(9)

時価により払い出されたものとして扱われますので御留意下さい。 (注1) 信用取引により上場株式等を購入した場合に、証券会社に必要な代金を支払うことにより当該上場株式等を引 き取ることをいいます。 (注2) 信用取引の委託証拠金の代わりに上場株式等を差し入れる場合の上場株式等をいいます。 (注3) 信用取引により上場株式等を売却した場合に、証券会社に同一銘柄の上場株式等を提供することにより当該信 用取引に係る売却代金を引き取ることをいいます。 Q5.非課税口座に設定する非課税管理勘定では、売買を自由に行うことはできます か? 非課税口座に設定する非課税管理勘定(注1)では、年間累積購入代金(注2)が 100 万円 を超えない範囲で上場株式等を購入することができ、売却は自由に行うことができます(注 3)。 例えば、ある年分の非課税管理勘定において、80 万円で株式投資信託を 80 万口分購入 し、同一年内に 70 万口を 84 万円で換金したとします。この場合、その年分の非課税管理 勘定では 20 万円(=100 万円-80 万円)以内でしか上場株式等を新たに購入できません(70 万口を売却して空いた非課税枠(70 万円分)の再利用はできません。)。 (注1)非課税管理勘定とは、非課税上場株式等管理契約に基づき当該口座に記載若しくは記録又は保管の委託がさ れる上場株式等につき、当該記載若しくは記録又は保管の委託に関する記録を他の取引に関する記録と区分して 行うための勘定で、平成 26 年から平成 35 年までの各年に設けられるものをいいます。 (注2)その年分の非課税管理勘定で購入した上場株式等の購入代金の合計額をいいます。以下同じ。 (注3) 上場株式等を新たに購入する都度、その年間累積購入代金が増額されますが、購入した上場株式等を売却(株 式投資信託の償還を含みます。)した場合であっても年間累積購入代金は減額されません。 【措法第 37 条の 14⑤二イ】 Q6.非課税口座で発生した売買損失と、特定口座や一般口座での売買益との損益通算 や、その損失の繰越控除はできますか? 非課税口座に受け入れた上場株式等の売買損失はないものとみなされ、特定口座や一般 口座での売買益との損益通算や、その損失の繰越控除はできません。 【措法第 37 条の 14②】

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Q7.非課税口座を開設するためには、どのような書類が必要ですか? 非課税口座を開設するためには、お客様において、あらかじめ「本人確認書類」(注1)及 び「基準日における国内の住所を証する書類」(注2)を準備いただく必要があります。 「本人確認書類」及び「基準日における国内の住所を証する書類」と「非課税適用確認 書の交付申請書 兼 非課税口座開設届出書」(以下、これらの書類を「必要書類」といいま す。)を証券会社に提出いただくことで(本人確認書類は提示で可)、証券会社では非課税 口座の開設に必要な手続(所轄税務署への申請手続)を進めます(注3)。 (注1) 「本人確認書類」については、Q30.を御参照下さい。 (注2) 「基準日における国内の住所を証する書類」については、Q31.からQ34.を御参照下さい。 (注3) お客様より提出いただいた「本人確認書類」と「非課税適用確認書の交付申請書 兼 非課税口座開設届出書」 に記載されているお客様の氏名、住所、生年月日とが異なる場合には、証券会社はそれらの書類を受理する ことができませんので御注意下さい。 【措法第 37 条の 14⑥~⑦、措令第 25 条の 13⑫~⑮】 Q8.非課税口座は、1回の開設手続で、平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間利用 することができますか?(勘定設定期間とは何ですか?) 非課税口座には、非課税上場株式等管理契約に基づき、非課税管理勘定が設けられます。 非課税口座に新たに非課税管理勘定を設けることができる期間(以下、「勘定設定期間」と いいます。)は、下の図のとおり定められております。 したがって、平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間、同一の非課税口座に非課税管理勘 定を設定するためには、3回の非課税管理勘定の設定手続(このうち1回は非課税口座の 開設手続に含まれます。)が必要となります。 なお、2回目以降の非課税管理勘定の設定手続を行う際に必要となる書類については、 お客様の状況に応じて異なりますので、詳細はお取引先の証券会社に御確認下さい。 【勘定設定期間】 ※ 勘定設定期間はお客様の非課税口座の開設時期にかかわらず、上図の期間となります。 【措法第 37 条の 14⑤二~三、⑩】 H26 年 H27 年 H28 年 H29 年 H30 年 H31 年 H32 年 H33 年 H34 年 H35 年 勘定設定期間① 勘定設定期間② 勘定設定 期間③ 手続1回目で利用可能 手続2回目で利用可能 手続3回目で利用可能

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Q9.非課税口座を開設すると4年間は他の証券会社や銀行等に非課税口座を開設でき ないと聞きましたが、本当ですか? 本当です。 非課税口座を開設するためには、「非課税口座開設届出書」に税務署長から交付された「非 課税適用確認書」を添付して金融機関に提出することになっていますが、一旦「非課税適 用確認書」を提出した場合には、同一の勘定設定期間(①平成 26 年~平成 29 年、②平成 30 年~平成 33 年、③平成 34 年~平成 35 年のいずれか)に係る「非課税適用確認書」を その金融機関のみならずその金融機関以外の金融機関にも提出することができないことか ら、同一の勘定設定期間(4年間又は2年間)においては、他の金融機関に非課税口座を 開設することはできません。また、勘定設定期間中に非課税口座を開設した証券会社の変 更や非課税口座内の上場株式や株式投資信託の他の金融機関への移管を行うことができま せんので御注意下さい。 例えば、お客様が①平成 26 年~平成 29 年の勘定設定期間において A 証券会社で非課税 口座を開設した場合、その間(平成 26 年~平成 29 年)は A 証券会社でしか非課税口座を 利用することができません。 【非課税口座の開設について】 ※ 勘定設定期間はお客様の非課税口座の開設時期にかかわらず、上図の期間となります。 【措法第 37 条の 14⑫】 Q10.非課税口座の開設には年齢制限があるのですか? 非課税口座を開設しようとする年の1月1日において 20 歳以上である方が非課税口座 を開設できます。 具体的には、平成 26 年に非課税口座を開設できる方は、生年月日が平成6年1月2日以 前の方です(注)。例えば、平成 26 年1月 11 日に誕生日を迎える方は、平成 26 年に非課税 口座の利用ができず、平成 27 年からしか非課税口座を利用することができません。 (注)法律上は、平成6年1月2日生まれの方は、平成 26 年1月1日午後 12 時に 20 歳となることから、平成 26 年 に非課税口座を開設できる方に含まれます。 【措法第 37 条の 14⑤一、措令第 25 条の 13⑤、年齢計算ニ関スル法律】 H26 年 H27 年 H28 年 H29 年 H30 年 H31 年 H32 年 H33 年 H34 年 H35 年 勘定設定期間① ※ ⇒期間中証券会社の変更は不可 勘定設定期間② ※ ⇒期間中証券会社の変更は不可 勘定設定期間③ ※ ⇒期間中証券会社 の変更は不可

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Q11.非課税口座で保有する上場株式等の配当金を非課税とするためには、何か手続が 必要ですか? 非課税口座で保有する上場株式等の配当金であっても、証券会社経由で支払われる(証 券会社の口座に入金される)ものでなければその配当金は非課税とはなりません(注 1)(注 2)。 したがって、非課税口座で保有する上場株式等の配当金を非課税とする場合には、あら かじめ手続が必要となる場合がありますので、詳細はお取引先の証券会社に御確認下さい。 (注1) 上場株式の場合、権利確定日までに、配当金の受領方法について証券会社の口座で支払われる「株式数比例 配分方式」が選択されている必要があります(配当金のうち、銀行などの窓口で受領するものや、銀行口座 に振り込まれるものは非課税となりません)。 (注2) 課税となった配当金については確定申告により非課税とすることはできません。ただし、その配当金につい ては、確定申告により、一定の上場株式等の譲渡損失との通算は可能です。 【措法第9条の8、措令第5条の2の2】

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2.非課税となる売買益及び配当金等について

(1)非課税口座に受け入れることができる上場株式等について

Q12.非課税口座に設けられた非課税管理勘定には、どのような方法で取得した上場株 式等を受け入れることができますか? 非課税管理勘定には、証券会社を通じて購入した上場株式等を受け入れることができま すが、それ以外に、証券会社から直接購入する方法、証券会社が行う募集により取得する 方法や、以下の方法により取得した上場株式等を受け入れることができます(注)。 なお、税制適格ストックオプションの行使、オプション取引の権利の行使又は義務の履 行により取得した上場株式や従業員持株会制度により取得した上場株式は非課税口座に受 け入れることはできません。 【上場会社等の組織再編等と非課税口座への受入れについて】 組織再編等 ① 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等について行われた株式又は投資信託若しくは特定 受益証券発行信託の受益権の分割又は併合により取得する上場株式等 ② 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等について行われた株式無償割当て又は新株予約権 無償割当てにより取得する上場株式等 ③ 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等を発行した法人の合併により取得する合併法人の 株式若しくは出資又は合併親法人の株式 ④ 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等で投資信託の受益権であるものに係る投資信託の 併合により取得する当該併合に係る新たな投資信託の受益権 ⑤ 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等を発行した法人の分割により取得する分割承継法 人(又は分割承継親法人)の株式 ⑥ 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等を発行した法人の行った株式交換により取得する 株式交換完全親法人(若しくは当該株式交換完全親法人の発行済株式の全部を保有する親法人)の株式又は株式移転により 取得する株式移転完全親法人の株式 ⑦ 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等である新株予約権を発行した法人の行った法人の 合併、分割、株式交換又は株式移転により取得する合併法人等の新株予約権等 ⑧ 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等で取得請求権付株式、取得条項付株式、全部取得条 項付種類株式又は取得条項付新株予約権が付された新株予約権付社債であるものに係るこれらの請求権の行使、取得事由の 発生又は取得決議により取得する上場株式等 ⑨ 非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る非課税口座内上場株式等である新株予約権付社債に付された新株予約権(従 来の転換社債の転換権を含む。)若しくは当該非課税口座内上場株式等について与えられた株式の割当てを受ける権利(株 主等として与えられた場合に限る。)若しくは当該非課税口座内上場株式等について与えられた新株予約権(税制非適格ス トックオプションを除く。)の行使又は当該非課税口座内上場株式等について与えられた取得条項付新株予約権に係る取得 事由の発生若しくは行使により取得する上場株式等 ⑩ 非課税口座に設けられた2以上の非課税管理勘定(同一の非課税口座に設けられているものに限る。)に係る同一銘柄の非 課税口座内上場株式等について生じた上記①~⑨に規定する事由により取得する上場株式等で、当該2以上の非課税管理勘 定のうち最も新しい年に設けられた非課税管理勘定への受入れるもの

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⑪ その非課税管理勘定を設けた非課税口座に係る他の年分の非課税管理勘定から一定の手続の下で移管がされる上場株式等 (当該上場株式等の時価と、移管がされる年分の上場株式等の取得対価の額との合計額が 100 万円以内の場合に限る。) (注) 上場株式を発行する法人に対して行う単元未満株の買増請求により取得するものは、非課税口座を開設する証 券会社を経由して取得しているのであれば、「金融商品取引業者への買付けの委託」により取得した株式に該 当するので、非課税口座に受け入れられます。また、振替口座簿への記載又は記録をする方法により行うもの に限ります。 【措法第 37 条の 14 第⑤二イ、ロ、措令第 25 条の 13⑩】 Q13.非課税口座には、株式累積投資(いわゆる株るいとう)やミリオン(従業員積立 投資プラン)により取得した上場株式等を受け入れることができますか? できます。 株式累積投資やミリオン(従業員の個人口座で行うものに限ります。)により取得した上 場株式等であっても、金融庁の監督指針に従った非課税口座による取得であれば、年間累 積購入代金 100 万円まで受け入れることができます。 ただし、従業員持株会で取得した上場株式等は、非課税口座に受け入れることができま せんので御注意下さい。 Q14.平成 26 年分の非課税管理勘定に上場株式等を受け入れるためには、いつまでに その上場株式等を購入する必要がありますか? 平成 26 年分の非課税管理勘定に上場株式等を受け入れるためには、平成 26 年のうちに その上場株式等を購入する必要があります。具体的には、購入した上場株式等の「受渡日」 が平成 26 年の 12 月 31 日以前であることが必要です。(下図参照) 金融商品によって約定日と受渡日の間隔が異なりますので、詳細はお取引先の証券会社 に御確認下さい。 【非課税口座への受入れが可能なケース(平成 26 年分非課税管理勘定)】 ※ 上場株式の場合(受渡日は約定日から起算して4営業日目) 平成 25 年 平成 26 年 12 月 30 日 (受渡日) 12 月 25 日 (約定日) 1月6日 (受渡日) 12 月 26 日 (約定日) 受渡日が平成 26 年より前 ⇒平成 26 年分非課税管理勘定へ の受入れ不可 受渡日が平成 26 年中 ⇒平成 26 年分非課税管理勘定 への受入れ可 1月5日 (受渡日) 12 月 25 日 (約定日) 受渡日が平成 26 年より後 ⇒平成 26 年分非課税管理勘定への受入れ不可 平成 27 年

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(2)年間累積購入代金 100 万円の考え方について

Q15.非課税管理勘定における上場株式等の年間累積購入代金が 100 万円未満の場合、 その未使用分を翌年以降に繰り越すことはできますか? 非課税管理勘定における上場株式等の年間累積購入代金が 100 万円未満であっても、そ の未使用分(100 万円から当該年間累積購入代金を控除した残額をいいます。)は翌年以降 の非課税管理勘定に繰り越すことができません。 例えば、平成 26 年分の非課税管理勘定において、累積で 90 万円分の上場株式等を購入 している場合であっても、未使用分の 10 万円分(=100 万円-90 万円)については、平成 27 年分以降の非課税管理勘定に繰り越して利用することはできません。(下図参照) 【イメージ図】 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 【措法第 37 条の 14⑤二イ】 Q16.非課税管理勘定には年間累積購入代金で 100 万円以内の上場株式等が受け入れら れるということですが、その計算には購入手数料等を含めて計算するのですか? 年間累積購入代金は、取引ごとの取得対価の額(購入時の単価に数量を乗じたもの)を 年間ベースで合算した金額であり、購入手数料等は含まれません。 【措法第 37 条の 14⑤二イ】 平成 26 年分 上限額 100 万円 未使用分 10 万円 未使用分を翌年の 非課税管理勘定に追 加できない。 未使用分の翌年への 繰越はできない 平成 27 年分 上限額 100 万円 平成 28 年分 上限額 100 万円

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Q17.非課税口座において外国上場株式など外貨建て金融商品を購入した場合の年間累 積購入代金はどのように計算されますか? お客様が外国取引所に上場する上場株式など外貨建て金融商品を購入した場合、その外 貨建て金融商品の外貨での購入代金を、約定日の為替レート(対顧客直物電信売相場)で 円貨に換算することにより計算されます。 Q18.非課税管理勘定で保有する上場株式等について発生した株主割当増資に応じた場 合、当該株主割当増資により取得する上場株式等は年間累積購入代金 100 万円に 限らずその非課税管理勘定に受け入れることはできますか? できます。 原則として、非課税管理勘定には年間累積購入代金 100 万円までの上場株式等しか受け 入れることができませんが、非課税口座に設けられた非課税管理勘定に係る上場株式にお いて発生した株主割当増資に応じた場合、当該株主割当増資により取得する上場株式等は、 年間累積購入代金 100 万円に関わらずその非課税管理勘定に受け入れることができます。 ただし、株主に平等に割り当てられた権利に基づき取得するものに限られ、他の株主に 損害を及ぼす恐れがある株主割当増資により取得する上場株式等は受け入れることができ ません。 なお、特定口座又は一般口座で保有する上場株式において発生した株主割当増資に応じ た場合、購入金額が年間 100 万円の範囲内であっても、その取得する上場株式は非課税口 座に受け入れることができません。 【措法第 37 条の 14⑤二ロ、措令第 25 条の 13⑩九】 Q19.非課税管理勘定において、収益分配金再投資型の株式投資信託を分配金再投資コ ースで購入しましたが、当該株式投資信託の収益分配金が再投資された場合、そ の再投資分については再投資する年分の非課税管理勘定の年間累積購入代金に加 算されますか? 収益分配金による再投資により購入したものも、その購入をした年の非課税管理勘定に 受け入れることができるため、その年分の非課税管理勘定における年間累積購入代金に加 算されます。 例えば、80 万円で収益分配金再投資型の株式投資信託を購入し、その株式投資信託の分 配金がその購入した年中に5万円発生して再投資し、その年分の非課税管理勘定に受け入

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れたとします。この場合、その同一年内では残りの 15 万円(=100 万円-80 万円-5万円) 以内でしかその年分の非課税管理勘定に新たに購入する上場株式等を受け入れることはで きないことになります。 ただし、収益分配金による再投資の取扱いについては、上記のように非課税口座での買 付けとするか、そもそも再投資は特定口座や一般口座での買付けとするかについては、証 券会社により取扱いが異なりますので、詳細はお取引先の証券会社に御確認下さい。 Q20.非課税管理勘定で管理する株式投資信託から元本払戻金(特別分配金)の支払い がありました。元本払戻金は資本の払戻しであるため、その年分の非課税管理勘 定における年間累積購入代金から減額されるのですか? その年分の非課税管理勘定における年間累積購入代金は、減額されることはありません。 例えば、80 万円で株式投資信託を 80 万口分(個別元本1万口あたり1万円×80)購入 し、その購入した年中にその株式投資信託から元本払戻金(特別分配金)が8万円発生し たとしても、その年分における非課税管理勘定での買付可能額は 20 万円(=100 万円-80 万円)のままです。(下図参照) 【購入代金と個別元本と元本払戻金のイメージ図】 【措法第 37 条の 14⑤二イ】

(3)非課税となる売却について

Q21.非課税管理勘定で管理される上場株式等の売買益は、全て非課税となるのです か? 売却の方法によっては売買益が非課税とならない場合があります。 非課税管理勘定で管理される上場株式等の売買益が非課税となるのは、証券会社を通じ て売却した場合(注1)や、証券会社に対して直接売却したなどの場合に限られており、お 客様同士(相対)で売買した場合には、売買益は非課税となりませんので御注意下さい(注 2)。 購入代金 80 万円 個別元本 1万円 × 80 口 個別元本 9,000 円 × 80 口 購入代金 80 万円 元本払戻金後 の個別元本 元本払戻金により個別元本は下 がるが、年間累積購入代金は減 額されない。 元本払戻金 8万円

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なお、非課税管理勘定で管理される株式投資信託の解約については、販売会社である証 券会社や銀行等を通じて手続を行う必要があるため、その解約に係る利益は全て非課税と なります。 (注1) 上場株式を発行する法人に対して行う単元未満株の買取請求による売却は、非課税口座を開設する証券会社 を経由して行う場合に限り非課税の適用を受けることができます。 (注2) 相対売買のため非課税口座から払い出された上場株式等の取得価額は払出日における取引所の最終価格(株 式投資信託の場合は払出日における基準価額)に数量を乗じた額になります。したがって、その額よりも相 対売買価額が高ければ、その譲渡益について原則として確定申告が必要になります。 【措法第 37 条の 14①、③、⑤二、措令第 25 条の 13①、④、⑦】 Q22.非課税管理勘定で管理されている上場株式等の売買益を非課税とするためには、 いつまでにその上場株式等を売却する必要がありますか? 非課税口座制度における非課税期間は5年間です。したがって、非課税管理勘定で管理 されている上場株式等の売買益を非課税とするためには、その上場株式等を非課税管理勘 定に受け入れた年の 1 月 1 日から5年を経過する日(土日祝日等を考慮しなければ、受け 渡し日が 12 月 30 日)までに、その上場株式等を売却する必要があります。 ただし、非課税期間5年を経過する場合でもお客様の選択によっては、過去の年分の非 課税管理勘定で管理している上場株式等を、新たな年分の非課税管理勘定に受け入れるも のとして非課税期間の延長(ロールオーバー)を行うことができます(ロールオーバーの 詳細についてはQ48.を御参照下さい)。 なお、非課税管理勘定で管理されるものの売却についても、購入のときと同様、「約定日」 ではなく「受渡日」が基準となりますので、御注意下さい。(次図参照)(注) 【非課税となる売却のケース(平成 26 年分非課税管理勘定)】 ※ 上場株式の場合(受渡日は約定日から起算して4営業日目) (注) 株式投資信託の償還については、償還日が基準となります。 平成 30 年 平成 31 年 12 月 29 日 (受渡日) 12 月 26 日 (約定日) 1月4日 (受渡日) 12 月 27 日 約定 cc 月 dd 日 (受渡日) aa 月 bb 日 (約定日) 平成 26 年

受渡日が平成 26 年~平成 30 年の間 ⇒非課税の対象 受渡日が平成 31 年中 ⇒非課税の対象外 ※ 平成 31 年1月1日の価額と売却額との差額 は課税の対象。 受渡日が平成 30 年中 ⇒非課税の対象

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(4)非課税となる上場株式等の配当金について

Q23.非課税口座で保有する上場株式等の配当金は、いつから、又は、いつまでに受領 するものが非課税となりますか? 非課税口座で保有する上場株式等の配当金については、次の日が非課税期間内にある場 合に非課税の適用が受けられます。(次図参照) ・国内上場株式の配当金 支払開始日(通常、金銭の交付日と同日ですが、支 払開始日と交付日が異なる場合、支払開始日が非課税期間内にあれば非課税となりま す) ・国内公募株式投資信託の分配金 決算日 したがって、発行会社の中間決算期末又は決算期末時点で非課税口座で保有している上 場株式の配当金は、その配当金の支払開始日が非課税期間の間である場合には、その上場 株式に係る配当金は非課税となります。 【配当金が非課税となるケース(平成 26 年分非課税口座)】 aa 月 bb 日 効力発生日 (支払開始日) =交付日 1月4日 交付 12 月 27 日 効力発生日 (支払開始日) 支払開始日が平成 26 年~平成 30 年中 ⇒非課税の対象

平成 30 年 平成 31 年 平成 26 年 支払開始日が平成 30 年中 ⇒非課税の対象

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3.平成 26 年~平成 29 年まで(最初の勘定設定期間)

の非課税口座の開設手続について

※ ここではお客様が平成 26 年~平成 29 年(最初の勘定設定期間)に非課税口座 を開設しようとする場合を前提として記載しております。平成 30 年以降(2 回目の勘定設定期間)における手続につきましては、4.を御参照下さい。

(1)税務署への申請手続について

Q24.非課税口座を開設するには何をすればよいですか? 非課税口座を開設するためには、必要書類(注)を証券会社に提出いただき(本人確認書 類は提示で可)、証券会社経由で税務署に「非課税適用確認書」の交付申請手続を行うこと となります。 なお、この交付申請手続は、同じ勘定設定期間(例:平成 26 年~平成 29 年)で複数の 金融機関に行うことが認められておらず、1 社のみにしか申請できませんので、御注意下 さい。 (注) 必要書類の内容は、Q30.からQ35.を御参照下さい。 【措法第 37 条の 14⑥~⑦、⑫、措令第 25 条の 13⑫~⑯】 Q25.非課税口座を開設するまでの手続の流れはどのようになっていますか? 非課税口座を開設するまでの手続については、以下のような流れとなっております(お 客様が行う手続は以下の①及び②です)。 なお、証券会社により取扱いが異なる場合がありますので、詳細はお取引先の証券会社 に御確認下さい。 【非課税口座開設までの手続の流れ】 ① お客様による「本人確認書類」及び「基準日における国内の住所を証する書類」の準備 ② お客様が「本人確認書類」、「基準日における国内の住所を証する書類」及び「非課税適用確 認書の交付申請書 兼 非課税口座開設届出書」を証券会社に提出(本人確認書類は提示で可) ③ 証券会社から税務署に対する「非課税適用確認書の交付申請書」の記載事項の提供 ④ 税務署による「非課税適用確認書」交付の可否(重複提出の有無)の確認

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⑤ 税務署から証券会社に対する「非課税適用確認書」又は「非課税適用確認書の交付を行わな い旨の通知書」の送付 ⑥ 証券会社による非課税口座の開設及び非課税口座を開設した旨の税務署への報告 【措法第 37 条の 14⑤~⑬、措令第 25 条の 13⑤、⑪~⑯】 Q26.非課税口座を開設するための手続は毎年必要ですか? 平成 26 年~平成 29 年での非課税口座の利用であれば、一度開設手続を行うことにより 毎年の開設手続は不要です(引続き翌年以降もその非課税口座で取引を行うことができま す。)。 ただし、平成 30 年~平成 33 年(次の勘定設定期間)でもその非課税口座の利用を希望 する場合には、改めて証券会社経由で税務署に「非課税適用確認書」の交付申請手続を行 う必要があります(注)。 例えば、平成 26 年に非課税口座を開設したお客様は、平成 27 年、平成 28 年及び平成 29 年分の非課税口座の利用についてお手続は不要ですが、平成 30 年以後もその非課税口 座を利用する場合には、改めて税務署に対する「非課税適用確認書」の交付申請手続が必 要となります。 (注)平成 30 年~平成 33 年(次の勘定設定期間)に、平成 26 年~平成 29 年に非課税口座を開設した金融機関とは別の 金融機関に非課税口座を開設する場合には、開設手続が必要です。 【開設手続の要否のイメージ】 勘定設定期間① 平成 26 年分 開設手続 平成 27 年分 開設手続 平成 28 年分 開設手続 平成 29 年分 開設手続 最 初 に 非 課 税 口 座 を 開 設 す る 年 平成 26 年

必要

不要 不要 不要

平成 27 年

必要

不要 不要

平成 28 年

必要

不要

平成 29 年

必要

【措法第 37 条の 14⑤二~三、⑥、措令第 25 条の 13⑫~⑮】 Q27.必要書類を証券会社に提出したいと思いますが、インターネットや電子メール等 を利用して提出することはできますか? 「非課税適用確認書の交付申請書 兼 非課税口座開設届出書」はインターネットや電子

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メール等を利用して提出することができますが、「基準日における国内の住所を証する書 類」はインターネットや電子メール等を利用して提出することはできません。 ただし、インターネットでの手続等に対応していない証券会社もありますので、詳細は お取引先の証券会社に御確認下さい。 Q28.私は平成 27 年1月2日が 20 歳の誕生日ですが、平成 27 年から非課税口座を利 用するためには、いつから「非課税適用確認書」の交付申請手続を行うことがで きますか? 非課税口座を開設するための「非課税適用確認書」の交付申請手続は非課税口座を開設 することができる年の年齢になる前年 10 月1日から行うことができます。したがって、御 質問のケースでは、お客様は、平成 27 年1月1日(注)において 20 歳以上ですので、平成 26 年 10 月1日から交付申請手続を行うことができます。 なお、平成 26 年9月 30 日以前に交付申請手続を行ったとしても、非課税口座を開設す ることはできません。 (注)年齢計算に関する法律により、平成7年1月2日生まれの方は、平成 27 年1月1日午後 12 時に 20 歳となります ので、平成 27 年に非課税口座を開設することができる者に含まれることになります。 Q29.私は平成 27 年に開設手続を行って非課税口座を開設し、平成 26 年1月1日にお いて 20 歳になっているので、遡って(平成 26 年分の)非課税管理勘定を設定す ることができますか? 非課税管理勘定は、「非課税適用確認書」の提出の日に設定されるので、その提出の日よ り遡って設定することはできません。 【措法第 37 条の 14⑤二イ】

(2)必要書類(「本人確認書類」、

「基準日(平成 25 年1月1日)における

国内の住所を証する書類」及び「非課税適用確認書の交付申請書 兼 非

課税口座開設届出書」

)について

Q30.「本人確認書類」とは、具体的にはどのようなものですか? 本人確認書類には、住民票の写し、住民票の記載事項証明書、健康保険の被保険者証、

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国民年金手帳、運転免許証、在留カードなどが含まれます。(具体的な本人確認書類につい ては別紙1参照) 【措規第 18 条の 12②、第 18 条の 15 の3⑧】 Q31.「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を証する書類」とは、具体的 にはどのようなものですか? 「基準日における国内の住所を証する書類」とは、お客様の基準日(御質問の場合には 平成 25 年1月1日)における国内の住所の所在地を管轄する市区町村長から交付を受けた もので、証券会社に提出する日前6か月以内に作成された(注)次に掲げる書類をいいます。 ① 住民票の写し ② 住民票の除票の写し ③ 住民票の記載事項証明書 ④ 戸籍の附票の写し ⑤ 戸籍の附票の除票の写し したがって、平成 25 年1月2日以後に転居をされていないお客様は、例えば、現住所の 市区町村から交付される「住民票の写し」が該当します。 一方で、平成 25 年1月2日以後に転居をされたお客様の場合には、例えば、その転居前 の市区町村から交付される「住民票の除票の写し」が該当します。 (注)例えば、平成 25 年 10 月 1 日に提出する「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を証する書類」は、 平成 25 年 10 月 1 日の6か月前の日である平成 25 年 4 月 1 日以後に作成された「住民票の写し」、「住民票の除票 の写し」若しくは「住民票の記載事項証明書」又は「戸籍の附票の写し」若しくは「戸籍の附票の除票の写し」で なければなりませんので、御注意下さい。 【措規第 18 条の 15 の3⑦】 Q32.「本人確認書類」と「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を証する 書類」を1枚の「住民票の写し」又は「住民票の記載事項証明書」で兼用するこ とはできますか? できます。 ただし、お客様の手続時現在の氏名、生年月日及び住所が記載されているものに限りま す。 また、お客様が「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を証する書類」とし て「住民票の除票の写し」や「戸籍の附票の写し」を使用する場合には、当該書類は Q30 の「本人確認書類」として認められていません。このため、別途、「本人確認書類」を御用

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意いただく必要がありますので、御注意下さい。 Q33.私は平成 25 年1月1日より後に転居をしていますが、「基準日(平成 25 年1月 1日)における国内の住所を証する書類」を入手するためにはどうしたらよいで すか? 平成 25 年1月2日以後に転居をされたお客様は、その転居前の市区町村に「住民票の除 票の写し」若しくは「住民票の記載事項証明書」又は「戸籍の附票の写し」若しくは「戸 籍の附票の除票の写し」の交付を請求していただくことになります。 Q34.私の氏名(名字)は「基準日(平成 25 年1月1日)における国内の住所を証す る書類」に記載されているものと異なりますが、そのまま使用できますか? そのまま使用することができます。ただし、本人確認の一環として、氏名が変更される 前の「本人確認書類」を提示し、その記載内容について非課税口座を開設する証券会社の 確認を受けていただく必要があります。 なお、平成 25 年1月2日以後に転居をされたお客様については、併せて上記Q33.の御 対応をいただく必要があります。 【措法第 37 条の 14⑥~⑦、措令第 25 条の 13⑯一】 Q35.証券会社に必要書類を提出してから非課税口座が開設されるまでの間に氏名、住 所又はその両方を変更した場合、何か手続が必要ですか? 変更後の氏名及び住所が記載された「本人確認書類」を提示し、その記載内容について 非課税口座を開設する証券会社の確認を受けていただく必要があります。 なお、改めて「非課税口座開設届出書」を提出いただく必要はありません。 【措法第 37 条の 14⑥~⑦、⑪、措令第 25 条の 13⑯、⑰】

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(3)非課税口座の開設等について

Q36.証券会社に必要書類を提出したので、私は非課税口座を開設することができます か? お客様が「非課税適用確認書」の交付申請手続を行うと、証券会社は税務署にその情報 を提供します。証券会社より情報提供を受けた税務署は、お客様が既に別途交付申請手続 を行っていないか確認を行います。 その結果、まだ交付申請手続を行っていないお客様については非課税口座が開設されま すが、既に別途交付申請手続を行っていたお客様は、後から申請を行った非課税口座の開 設は承認されません(注)。 (注)いずれの結果につきましても、それぞれの交付申請手続を行った証券会社経由でお知らせいたします。 【措法第 37 条の 14⑨~⑩】 Q37.証券会社に必要書類を提出したのですが、どの程度の期間で非課税口座を開設す ることができますか? お客様が必要書類を証券会社に提出いただいてから、証券会社で一定の処理期間を要し た後、税務署へ交付申請の手続が行われ、税務署からは概ね 4週間から 6 週間程度 で非課 税口座開設の可否が証券会社に通知される予定です(注)。なお、申込み状況により、証券 会社や税務署における手続に要する時間が異なるため、具体的な期間等をお答えすること は難しいことから、上場株式等の購入前に余裕をもってお申込み下さい。 (注)証券会社が税務署に「非課税適用確認書」の交付申請の手続を行ってから、「非課税適用確認書」が証券会社 に送付されるまでには、通常、4 週間から 6 週間かかる見込みです。

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4.2回目の勘定設定期間(平成 30 年)以降の非課

税口座の開設手続に係る留意事項について

※ ここではお客様が2回目の勘定設定期間以降の非課税口座の開設手続に係る 留意事項を記載しております。1回目の勘定設定期間の手続につきましては、 3.を御参照下さい。 Q38.「基準日における国内の住所を証する書類」については、勘定設定期間ごとに準 備する必要がありますか?(基準日とは何ですか?) 準備することが必要です。 「非課税適用確認書」の交付申請手続に必要な「基準日における国内の住所を証する書 類」の「基準日」とは、勘定設定期間ごとに応じてそれぞれ設定される日のことです。(下 図参照) 【勘定設定期間と基準日のイメージ】 勘定設定期間 基準日 平成 26 年~平成 29 年 平成 25 年1月1日 平成 30 年~平成 33 年 平成 29 年1月1日 平成 34 年~平成 35 年 平成 33 年1月1日 【措法第 37 条の 14⑤二~三、⑥】 Q39.次の勘定設定期間において、前の勘定設定期間とは異なる証券会社で非課税口座 を利用することはできますか? 勘定設定期間が異なれば、異なる証券会社で非課税口座を利用することはできます。 基本的な手続は 19 ページ目からの「3.平成 26 年~平成 29 年まで(最初の勘定設定期 間)の非課税口座の開設手続について」に記載した流れと同様となります。 なお、ロールオーバー(Q48 参照)については、移管先の非課税口座が同一の証券会社 に開設されている場合に限定されますので、御注意下さい。 Q40.次の勘定設定期間も同じ証券会社で非課税口座を利用する場合、必要書類を提出 する必要はありますか? 異なる勘定設定期間において、引続き同じ証券会社で非課税口座を利用する場合であっ ても「本人確認書類」、「基準日における国内の住所を証する書類」及び「非課税適用確認

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書の交付申請書」を提出することが必要です(本人確認書類は提示で可)。

ただし、お客様の氏名及び住所が、以前提示した「本人確認書類」に記載されているも のから変更がない場合には、「本人確認書類」の提示を省略することができます。

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5.非課税口座開設後の住所変更や証券会社の営業所

の変更などについて

Q41.非課税口座を開設した後に、氏名、住所又はその両方を変更した場合には、どの ような手続が必要となりますか? 非課税口座を開設した後、お客様が氏名又は住所の変更をした場合、お客様から、遅滞 なく「非課税口座異動届出書」及び変更後の氏名、住所が記載された「本人確認書類」を、 非課税口座を開設している証券会社の営業所に提示していただく必要があります。 【措令第 25 条の 13⑰、措令第 25 条の 13 の2①、④】 Q42.私は転勤により遠隔地に異動することになりました。これを受け、これまで非課 税口座の取扱いを行っている証券会社の営業所を、同一の証券会社の異なる営業 所に変更できますか? 同一の証券会社であれば営業所の変更はできます。その場合には、「非課税口座移管依頼 書」を、移管前の営業所に提出いただく必要があります。 なお、転居をされた場合には、「非課税口座異動届出書」などの提出も必要ですので御注 意下さい(注)。 (注) Q41.を御参照下さい。 【措令第 25 条の 13 の2②~④】 Q43.非課税口座を開設している証券会社について、異なる証券会社に変更することは できますか? 同じ勘定設定期間中に非課税口座を開設する証券会社を変更することはできません。 異なる証券会社に非課税口座を開設する場合には、次の勘定設定期間までお待ちいただ くことになります。

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Q44.証券会社の営業所の統廃合や事業譲渡など(以下「事業譲渡等」といいます。) により、私が非課税口座を開設している営業所が廃止されます。私の非課税口座 はどうなりますか? 証券会社が事業譲渡等をする場合には、事業譲渡等を受ける証券会社が非課税口座の取 扱いを行っているときは、お客様が開設している非課税口座を、事業譲渡等をする証券会 社の営業所(移管前の営業所)から事業譲渡等を受ける証券会社の営業所(移管先の営業 所)に移管することができます。 その場合においては、お客様から「非課税口座移管依頼書」を提出いただくことは不要 です。 【措令第 25 条の 13 の3①、②】 Q45.私は証券会社に非課税口座を開設していますが、このたび海外に転勤することに なりました。出国した後も非課税口座を利用できますか? お客様が海外転勤等により出国する場合(注1)、既に開設されている非課税口座は、出国 日に廃止されることとなるため、出国後に非課税口座を利用することはできません。 なお、お客様が出国する場合には、その出国をする日の前日までに、出国をする旨など を記載した「出国届出書」を、当該非課税口座が開設されている証券会社の営業所に提出 しなければなりませんので御注意下さい(注2)(注3)。 (注1) お客様が海外居住者になる場合をいい、数週間程度の海外旅行による出国は除きます。 (注2) お客様が「出国届出書」を提出しなかった場合であっても、お客様の非課税口座を開設している証券会社 が、お客様の出国後にその旨を把握した場合であって、その非課税口座で支払われた配当金等がある場合に は、遡及して課税されることとなります。 (注3) お客様が「出国届出書」を提出した場合であっても、帰国後に再び非課税口座に移管されることはありま せん(特定口座制度では帰国後に本人確認書類、「特定口座開設届出書」及び「出国口座内保管上場株式等 移管依頼書」を提出すれば特定口座の利用を再開できますが、特定口座制度とは異なり非課税制度にはその ような措置は講じられておりません。) 【措令第 25 条の 13 の4③、④】

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Q46.私は出国により非課税口座が廃止されましたが、すぐに帰国した場合には、改め て非課税口座を開設できますか? 非課税口座は、1つの勘定設定期間に一度しか開設することができません。したがって、 ある勘定設定期間中に、お客様が非課税口座を開設した後、出国して当該非課税口座を廃 止した場合には、帰国後に当該勘定設定期間内において非課税口座を再開設することはで きません。 例えば、お客様が平成 26 年1月1日に非課税口座を開設し、平成 26 年6月 15 日付けで 出国に伴い非課税口座が廃止された後、平成 28 年1月 11 日に帰国した場合であっても、 平成 28 年~平成 29 年の間は非課税口座を利用することができません(平成 30 年からの利 用となります。)(注)。 (注) 平成 26 年~平成 29 年は同一の勘定設定期間であるため利用できません。 【措法第 37 条の 14⑫】 Q47.非課税口座を開設していた親族が亡くなりましたが、必要とされる手続はどのよ うなものですか? その非課税口座の上場株式等を相続した相続人は、当該被相続人が死亡したことを知っ た日以後遅滞なく、「非課税口座開設者死亡届出書」を、被相続人の非課税口座を開設して いる証券会社の営業所に提出しなければなりません。 なお、被相続人が死亡した日から「非課税口座開設者死亡届出書」を提出するまでの間 に、その非課税口座で支払われた配当金等がある場合には、遡及して課税されることとな ります。 【措令第 25 条の 13 の5】

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6.非課税口座で購入した上場株式等の非課税期間の

延長(ロールオーバー)について

Q48.平成 26 年分の非課税管理勘定で管理されている上場株式等を、平成 31 年 1 月 1 日に平成 31 年分の非課税管理勘定に移管して非課税期間の延長(ロールオーバ ー)をすることはできますか? できます。 お客様は、平成 26 年分の非課税管理勘定で管理されている上場株式等を、平成 31 年分 の非課税管理勘定に移管した日である平成 31 年 1 月 1 日現在の時価(注)により、非課税 期間の延長(ロールオーバー)をすることができます。 ただし、これらの場合、以下の要件を全て満たす必要がありますので、御注意下さい。 (別紙2参照) ① 同一の証券会社に開設する非課税口座内での手続であること。 ② 非課税期間の延長(ロールオーバー)は、移管がされた日の時価により移管がさ れること。 ③ 非課税期間の延長(ロールオーバー)がされた上場株式等のその移管がされた日 の時価の総額(年間累積購入代金)が 100 万円以内(その移管よりも前にその年 分の非課税管理勘定に受け入れられたものがある場合には、その受け入れられた ものの対価の額を 100 万円から控除した額)であること。 なお、非課税期間の延長(ロールオーバー)をする場合には、非課税期間が終了する前 に、非課税口座を開設する証券会社に対して、「非課税口座内上場株式等移管依頼書」を提 出いただく必要があります。 (注) 1 月 1 日現在の時価が存在しない場合には、年末の最終営業日の終値になります。 【措法第 37 条の 14⑤二イ(2)、措令第 25 条の 13⑨】

(32)

7.非課税口座から特定口座又は一般口座への移管に

ついて

Q49.非課税口座で上場株式等を購入してから非課税期間である5年が経過しました。 非課税口座で保有する上場株式等はどうなりますか? 非課税口座で上場株式等を保有したまま非課税期間5年が経過した場合、お客様が非課 税期間の延長(ロールオーバー)(注 1)を希望しないときには、非課税口座以外の口座(特 定口座や一般口座)に払い出されます。 この場合、払い出された上場株式等の取得価額は、当該払出日(非課税期間5年が経過 した日)(注 2)における取引所の最終価格(株式投資信託の場合は基準価額)に数量を乗じ た額となります。 (注 1) 詳細はQ48.を御参照下さい。 (注 2) 例えば、平成 26 年分の非課税管理勘定で管理されている上場株式等の払出日(非課税期間を経過した日)は、 平成 31 年 1 月 1 日となります。 【措法第 37 条の 14⑤二】 Q50.発行会社の組織再編等により、1株に満たない端数が発生しましたが、非課税口 座ではどのような取扱いになりますか? 非課税口座で保有する上場株式等について、発行会社の組織再編等により1株に満たな い端数が生じたときには、その端数の上場株式等については、当該組織再編等が生じたと きに非課税口座に受け入れ、その直後にその非課税口座から一般口座に払い出されたもの とされます。(注) その払出しの際に証券会社から「非課税口座払出通知書」が通知されます。 なお、同一の非課税口座に設けられた2以上の非課税管理勘定に係る同一銘柄の上場株 式等について生じた1株に満たない端数を合計したときに、1株単位となる上場株式等に ついては、その2以上の非課税管理勘定のうち最も新しい年分の非課税管理勘定に受け入 れることができます。 (注)「当該組織再編等が生じたとき」とは、具体的には当該組織再編等の効力発生日となります。 【措令第 25 条の 13⑧、⑩十、⑪】

(33)

Q51.非課税口座で保有している上場株式について、上場廃止が決定され上場廃止日ま での整理銘柄として取引されている間に非課税口座から特定口座に払い出しま した。その後、その株式は上場廃止となり、更生計画などに基づき価値が無くな り(無価値化)ましたが、特定管理株式として確定申告によりその損失は認めら れますか? 認められません。 非課税口座で保有している上場株式については、上場廃止の決定日以後に「特定口座」 に払い出した場合は、「特定管理口座」に払い出すことはできず、一般口座に払い出されま す(注)。 (注)監理銘柄又は整理銘柄に指定される前に非課税口座から「特定口座」に上場株式を払い出した場合には、当該株 式は上場廃止に伴い「特定口座」から「特定管理口座」に払い出されます。この後、破産手続開始や更生計画に よる 100%減資によりその上場株式が無価値化した場合には、確定申告によりその損失は認められます。 【措法第 37 条の 14②、措令第 25 条の8の2①】

(34)

8.その他

Q52.非課税口座を開設した後、非課税口座を廃止する(非課税の適用を受けることを やめる)場合、どのような手続が必要ですか? 非課税口座を廃止したい場合には、当該非課税口座を開設する証券会社の営業所に対し て、当該非課税口座を廃止する旨などを記載した「非課税口座廃止届出書」を提出しなけ ればなりません。 なお、非課税口座を廃止した場合には、その廃止の日の属する勘定設定期間に再び非課 税口座を開設することはできませんので御注意下さい。 詳細はお取引先の証券会社に御確認下さい。 【措令第 25 条の 13 の4①、②】 Q53.私は非課税口座で取引を行いましたが、確定申告の必要はありますか? 非課税口座に受け入れた上場株式等の配当等や譲渡益は非課税でるため、確定申告をす る必要はありません(注)。 なお、その上場株式等の譲渡損はないものとみなされるため、特定口座や一般口座での 譲渡益との通算はできません。 (注) 非課税口座に受け入れた上場株式等の配当等や譲渡損益はお客様の合計所得金額に含まれないため、配偶者控除、 配偶者特別控除等の所得控除の適用に影響を及ぼしません。 【措法第 37 条の 14①、②】 以 上 ※ 「証券会社」とは、金融商品取引法第2条第9項に規定する金融商品取引業者(第一種金融商品取引 業を行う者に限ります。)をいいます。 ※ 本 Q&A につきましては、平成 26 年3月時点の法令等を元に作成しております。今後の法令改正等に より、内容が変更となる可能性がありますので、御留意下さい。 ※ 実際のお取引に関しましては、お取引先の証券会社に御相談下さい。 ※ 法令の略称は以下のとおりとなります。 措法・・・租税特別措置法 措令・・・租税特別措置法施行令 措規・・・租税特別措置法施行規則

参照

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