特定社会保険労務士 黒田 隆二
年々上がり続ける社会保険料・・・。
今や、”税金”より重たいと言われており、 中小企業にとっては、深刻な経営課題となっています。 しかも、昨今年金事務所の適正加入調査も厳しくなっており、 企業にとってはダブルパンチ状態とも言えます。 貴社は、3年後の具体的な年間社会保険料を把握しておりますか? 従業員50 名(年収 400 万円)では、現状より年間 200 万円も増加することに なります。 200 万円の経費をねん出するためには、 一般的には、現状より年間売上4,000 万円アップを図らなくてはならない計算 となります。 このような話をすると、大抵は 「何となく分かってはいたが、ここまでとは・・・。」 という返事が返ってきます。 今回、そんなお悩みをお持ちの経営者様に、 私が持つ独自のノウハウをお伝えさせていただきます。 まさに、”目からウロコ”のお話です。 まだ、諦めないでください! 巷に溢れる怪しい節減方法ではなく、専門家が正しい知識と実績で会社の営業利益アップに貢献して参ります。
H28 年 4 月健康保険の標準報酬月額の
上限が改定されます!
高額な役員報酬を取っている中小企業事業主の 保険料負担が増えることになります。 例えば150 万円/月額の役員報酬を取っている場合、 平成28 年 4 月以降は標準報酬月額 1210 千円⇒1390 千円に変わりますので9,000 円程度
(事業主負担分と合わせると18,000 円程度)保険料負担が増えます。 ここでのご提案が 「どのように社会保険料負担増を抑えることができるか」 ということです。 ・4 月~6 月支給の残業代を減らす ・定期昇給の時期を算定時期からズラす ・退職日を月末の前日にする ・社宅や食事支給などの福利厚生を活用する これらの手法は一般的な社会保険料の削減方法です。 ただし、再現性がありません。。 また、生命保険商品を活用し、 個人の資産形成の観点で役員退職金制度を構築するのも方法です。我々は、
業種・規模問わない節減手法を持っております。
【目からウロコの2つの独自手法!】
①役員様向け 役員様ですと、年間社会保険料が54%節減可能。 さらに、シニア役員様の場合、支給停止となっている 老齢厚生年金まで復活させます。 ②社員様向け社員様は、年間お一人3~4 万円の節減が可能です。 またご存知の通り、平成 28 年 10 月からは従業員数 501 人以上の企業につい ては 社会保険適用をパートにも拡大し、 週20 時間以上、月額賃金 88,000 円以上の 短時間勤務者も社会保険加入の対象となります。 中小企業については当面適用されませんが、 間違いなく数年以内に適用の方向に行くでしょう。 これからも社会保険加入はますます重要な経営課題となります。 経営者のみなさまへ、吉報です!「役員報酬最適化プラン」登場!
支給停止となっている年金をご存知ですか?
■在職老齢年金って何?
年金受給世代(現時点では男性は61 歳以上)のシニア経営者・役員の方は、 毎月の役員報酬が高額なため、【在職老齢年金制度】という仕組みにより、
老齢厚生年金が全額支給停止になっているケースがほとんどなのです。 高額な社会保険料をずっと納めてきた経営者からすると、 「なんだ!この制度は。。」 「きちんと説明して欲しい・・。」 「1円ももらえないとは、おかしいのでは・・。」 といった感情をお持ちではないでしょうか。 (お気持ちは分かりますが・・・) セミナー等でこの制度をお話すると、 この制度自体を知らなかったり、 知っていても誤った知識で認識している経営者が多いことに驚きます。 この【在職老齢年金制度】とは、 60 歳以降に受ける報酬と年金額(老齢厚生年金)に応じて、 年金額の一部または全部が支給停止となる制度。 具体的には60~65 歳までの間は、 報酬(総報酬月額相当額)と年金額(基本月額)の合計が28 万円を上回る場合、 超えた額の1/2(報酬が 47 万円を超える場合は超える額を加えた額)が支給停 止となます。 65 歳以上の場合は、先ほどの合計が47 万円を上回る場合、 同じく超えた額の1/2 が支給停止となります (厚生年金の加入対象は70 歳までとなりますが、この仕組みの対象となる年齢 に上限はなく、現役役員として報酬を受け取っている限りは、この制度の影響を受けることに なります。)。 超えた額の 1/2 が支給停止といっても、その額そのものが自分の年金額を超え てしまうと、 全額支給停止になるわけで、 一般に経営者・役員の報酬は、高額のケースがほとんどですから、 結果、全額支給停止になっているというのが実情でしょう。
報酬による影響で支給停止となった年金。。
なんと、一生
”戻らない年金”なんです!
えっ?なになに・・・ 支給停止の年金は、一生もらえない?そうなんです!!
この全額支給停止となっている年金について、 ”支給停止”という言葉の響きからか、 何か手続きをすればあとで戻ってくるのではないか。と思われている方が多く いらっしゃることに驚くことがあります。 しかし、この知識は全くの誤りです。 この支給停止となった年金は、その後一生もらえることはなく、 俗に”戻らない年金”と言われているのです。65 歳以降に繰下げ制度というものがあるのですが、 恐らくそれと混同されている方も多いのかもしれません (因みに、支給停止となっている方が、 65 歳以降にこの繰下げ制度を利用したとしても、 支給停止されている部分については繰下げ(増額)対象にはなりませんので、 ほとんどメリットはありません。)。 特に、経営者・役員の方であれば、個人差はあれ、60 代前半でも、 年間100 万円以上の老齢年金が支給停止になっていることも珍しくありません。 仮に、年金受給権を取得後、 現役役員として10 年在任していたとすれば、
総額
1,000 万円以上もの年金が全く受け取れず、
そのまま消え去ってしまうことになるのです。 次は、そんなお悩みを解消するノウハウについてお伝えします!年収を変えずにほぼ年金を満額受け取る方法とは?
特に、一般に経営環境が厳しく、また従業員の雇用責任や個人保証等のリスクも 負っている 中小企業の経営者には、一定のルールの下、一律に年金が支給停止されることに 納得がいかず、 何とかこの年金を受け取れる方法はないものかと考えられる方も多いのではな いでしょうか。 あるいは、こんな問題もないでしょうか? 最近ですと、後継者不足の問題もあり、不本意ながら、 高齢になっても業務執行権のある役員を勇退することができず、 年金を受け取れないという悩みをお聞きすることもあります。これに対する従来からある一般的な対策としては、在職老齢年金の仕組みを踏 まえ、 年金を受け取れる水準まで単純に毎月の月額報酬を下げる (結果、役員報酬の総額は減額・・・) という悲惨なものでした。 「年収が下げなくては年金がもらえない・・・。ほかに方法はないものか?」
でも社長、ご安心ください!
実はその方法があるのです!
この方法を一言でいうと、原則、年間の役員報酬総額を変えずに、
報酬の支払い方だけを変える手法になります。
具体的には、報酬月額を極端に低くし(例えば10 万円など)、 加えて 1 年間のどこかの時点で賞与(一時金)を支給するというやり方になり ます (原則、年収は同じにするという前提です。)。 「えっ、賞与?賞与も年金の支給停止額の計算に入るんじゃなかったっけ?」 はい。確かにその通りです。 ただ、社会保険の仕組みの一つとして、 計算時に使用する厚生年金の標準賞与額には上限額があり、 この金額は現状、一月あたり150 万円と決まっています。 ですので、例えば、賞与として、 一月に500 万円あるいは 1000 万円を払ったとしても、計算上は150 万円として扱われることになります。 因みに、これは保険料の計算上も同じです。 ※健康保険では、一年度あたりの合計で540 万円が上限 では、結果だけ、見てみましょう。