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自己紹介 神田昌幸 富山市副市長 ( 平成 23 年 4 月 ~) まちづくりとやま代表取締役社長富山ライトレール株式会社代表取締役副社長京都大学大学院非常勤講師 等 元国土交通省都市 地域整備局まちづくり推進課都市総合事業推進室長街路交通施設課街路事業調整官 仕事 : 路面電車走行空間改築事業の創

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(1)

富山市

副市長 神田昌幸

2014.11.20 北陸地域連携プラットフォーム

(2)

神田 昌幸

富山市副市長

(平成23年4月~)

㈱ まちづくりとやま 代表取締役社長

富山ライトレール株式会社 代表取締役副社長

京都大学大学院非常勤講師

元 国土交通省都市・地域整備局

まちづくり推進課 都市総合事業推進室長

街路交通施設課 街路事業調整官

仕事:路面電車走行空間改築事業の創設

景観法の制定

健康・医療・福祉と連携する都市政策

論文:「わが国の路面電車に関する施策の変遷と制度の発展経緯」

「コンパクトなまちづくりによる富山市の都市経営戦略」

「国の都市政策と健康まちづくり」

自己紹介

(3)

富山市の政策における様々な指定

• H19年2月

中心市街地活性化基本計画の認定

(青森市とともに内閣総理大臣認定第1号)

• H20年7月

環境モデル都市に選定

(当時6都市)

• H23年12月 環境未来都市に選定

(被災地以外で5都市、大都市以外の市では唯一)

• H24年3月

第2期中心市街地活性化基本計画の認定

• H24年3月

OECDの調査で世界を代表する5つの

コンパクトシティの一つとして取り上げられる

(メルボルン、バンクーバー、パリ、富山、 ポートランド)

• H26年5月

内閣官房「地域活性化モデルケース」に選定

• H26年9月

国連

SEA4ALL「エネルギー効率改善都市」に

選定

(4)

■日本地図

富山市の概要

■富山県全図 富山市

立山あおぐ特等席。 富山市

富山駅上空からみた富山市の市街地

・人口は、富山県全体の約4割(421,953人

H22国勢調査

・面積は、富山県全体の約3割(1,241.85km

2

・海抜0m(富山湾)から2,986m(水晶岳)までの多様な地形

・平成26年度一般会計予算額 約1,562億円

北陸新幹線(平成27年3月14日 開業)

(5)

COMPACT CITY TOYAMA

富山市を取り巻く課題

① 人口減少と超高齢社会

② 過度な自動車依存による

公共交通の衰退

③ 中心市街地の魅力喪失

④ 割高な都市管理の

行政コスト

⑤ CO2排出量の増大

⑥ 市町村合併による

類似公共施設

⑦ 社会資本の

適切な維持管理

⑧ 平均寿命と健康寿命の

乖離

(6)

現状:拡散した低密度の市街地

(7)

コンパクトシティの実現に向けて

(8)

COMPACT CITY TOYAMA

<実現するための3本柱>

富山市のまちづくりの基本方針 ~コンパクトなまちづくり~

<概念図>

富山市が目指す

お団子と串の都市構造

一定水準以上のサービス レベルの公共交通 串 : お団子:串で結ばれた徒歩圏

鉄軌道をはじめとする公共交通を活性化させ、その沿線に居住、

商業、業務、文化等の都市の諸機能を集積させることにより、

公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり

を実現

①公共交通の活性化

②公共交通沿線地区への居住促進

③中心市街地の活性化

(9)

8 ・都心地区:約436 ha ・公共交通沿線居住推進地区:約3,489ha ※富山駅を中心とした19の公共交通軸周辺 ・鉄道、軌道駅勢圏(半径500m) ・バス停圏(半径 300m) 都心地区及び公共交通沿線居住推進ゾーン では、良質な住宅の建設事業者や住宅建設 や購入する市民に対して助成 公共交通沿線 居住推進地区 都心地区 2025年推計 (389,510人) 2005年 (421,239人)

<公共交通沿線における居住人口の目標>

117,560人 約28% 2013年 (420,441人) 162,180人 約42% 都心地区および 公共交通沿線居住人口 都心地区・公共交通沿線居住推進地区の設定 135,296人 32.2% 公共交通活性化策や居住推進策 により誘導

都心地区・公共交通沿線居住推進地区の設定と居住人口の目標

(10)

包括的施策展開による行政運営により、

簡単ではない政策目標を達成する

• 一つの政策目標を、複数の施策の実施に

よって達成する。

• また、一つの施策の実施によって、複数の

政策目標に効果をもたらす。

様々な制約がある状況下で、負のスパイラルを

正に転換するために有効な施策推進の手法

包括的施策展開

(11)

施策・手段

目的・目標

従来の

行政運営

包括的施策展開

による行政運営

施策

政策目標

包括的施策展開

(12)

持続可能な

コンパクトなまちづくり

公共交通の活性化

公共交通沿線地区

への居住促進

中心市街地活性化

厳格な財政運営

包括的施策展開

(13)

COMPACT CITY TOYAMA

富山駅を中心に放射状の

ネットワークを形成

している

‐12‐ JR 富山地方鉄道(鉄道) 富山ライトレール 主要バス路線

富山市の公共交通網

~鉄軌道及び路線バス~

■鉄軌道(6路線)

・JR北陸本線 ・JR高山本線 ・富山地方鉄道本線 ・富山地方鉄道不二越・上滝線 ・富山地方鉄道市内軌道線(環状線含) ・富山ライトレール

■路線バス

JR北陸本線 J R 高 山 本 線 富山地方鉄道(軌道) ・富山地方鉄道㈱が運行するものを 中心に約100系統の路線 富山駅

(14)

LRTネットワークの形成により、過度に車に依存した

ライフスタイルを見直し、

歩いて暮らせるまち

を実現

公共交通の活性化 ~

LRTネットワークの形成

富山ライトレール(H18.4開業) 市内電車環状線(H21.12開業) 富山駅高架下電停イメージ

(15)

COMPACT CITY TOYAMA フィーダーバ ス フィーダーバ ス

富山ライトレールの整備 ~

JR富山港線のLRT化

<路線概要> ○開業日 : 平成18年4月29日 ○延業長 : 7.6km (鉄道区間6.5km、軌道区間1.1km) ○電停数 : 13 ○車両数 : 7編成(2両1編成) ○所要時間 : 約25分(富山駅北-岩瀬浜)

利用者の減少が続いていたJR富山港線

(鉄道)を

公設民営

の考え方を導入し、

日本初

の本格的LRTシステム

に蘇らせた取り組み

▲富山ライトレール (愛称ポートラム) ▲旧JR富山港線 日本初の本格的LRTとして再生 <運行サービスの向上等> 運行間隔の改善、新駅の設置、低床車両の導入、 バリアフリー化、ICカードの採用、アテンダントの配置 等

(16)

■ 運行サービスの向上

■ アテンダントの配置(H22.8~)

■ 車両の低床化と

電停のバリアフリー化

■ フィーダーバスの運行

旧JR富山港線 富山ライトレール

富山ライトレールの整備概要

(17)

■日中の

高齢者の利用

が増加(ライフスタイルの変化)

富山ライトレール(ポートラム)の整備効果

富山ライトレール JR富山港線 利用者数(H26.3末)と開業前との割合 平日:4,796人/日(約2.1倍) 休日:3,577人/日(約3.4倍)

■開業前と比較して、利用者数が 平日で

約2.1倍

、休日で

約3.4倍

へと大幅に増加

H18.4.29開業

(18)

市内電車環状線化事業

~セントラムの整備~

環状線化事業 富山駅高架下で 接続(予定) <路線概要> ○開業日 : 平成21年12月23日 ○延業長 : 約0.9km (環状線区間約3.4km) ○電 停 : 延伸区間に3箇所新設 ○車 両 : 新型低床車両を3編成導入 ▲市内電車環状線(愛称:セントラム) 利用者数:休日2,805人/日 平日1,959人/日 (開業からH23.3.31までの1日平均乗降客数)

中心市街地活性化と都心地区の回遊性の強化を目的に、市内電車を一部延伸

・日本初の

上下分離方式

の導入

・魅力ある

都市景観

の構築に向けた道路空間との一体的な整備

(19)

○平成19年10月に施行された

「地域公共交通活性化及び再生に関する法律」

により、

『上下分離』

方式による軌道整備が可能となった

○市内電車の環状線化事業では、軌道の整備及び車両の購入に要する費用を、公が負

担し、運行は民間が行う

富山地方鉄道㈱(民間)・・軌道運送事業者

(運行を実施)

市(行政)・・・・・・・・軌道整備事業者

(施設・車両を整備、保有)

■上下分離方式のメリット

富山地方鉄道のメリット

・施設新設による固定資産税・減価償却費の増大を避けることができる。

富山市のメリット

・民間企業である富山地方鉄道の軌道事業に対する補助ではないため、市民の理解が得

られやすい。

・市が施設を保有し、維持管理することから、長期的に安定した運行が確保できる。

・LRT総合整備事業等の国の補助制度が活用できる。

■上下分離方式による事業(路面電車では日本初)

市内電車環状線化事業における整備方式

(20)

全体コンセプト=

富山都心の魅力を楽しむ・LRTのある新しい風景づくり

■ 魅力ある

都市景観

の構築に向けた道路空間との一体的な整備のため、

車両、電停、車道、歩道等に

トータルデザイン

を採用

○メタリック系の色彩を用い、都市的、 モダンで高質な表情のセントラム ○軌道・車歩道が一体に見える、 トランジットモールを想わせるデザイン ○周辺再開発事業と連携した、 高質で都心的デザイン ○城址とLRTが融合・調和する 美しい景観

市内電車環状線化事業

LRTと調和した都市景観の形成~

(21)

(人) (人) +111人 (+53%) +138人+25%) +78人+24%)

市内電車環状線化事業の整備効果

<環状線利用者の属性(性別・年齢別・目的別)> +132人+55%) +97人+206%) ・環状線利用者は、平日・休日ともに女性が6割以上を占めている。平日は、男女ともに増加傾向 にあり、H22とH25の比較では、男女ともに約25%増加している。 ・年齢別では、19歳以下(平日+206%)、65歳以上(平日+55%・休日+53%)の増加が顕著である。 ・19歳以下は、通学、買物・私用目的、65歳以上は買物・私用目的の利用が増加している。 【性別 】 【年齢別 】 【年齢別 】 【目的別 】 【目的別 】 【性別 】 +25人+96%) +31人+344%) ≪市内電車OD調査結果≫ +156人+52%)

(22)

・環状線利用者のうち、中心市街地で2時間以上滞在する人、1日あたり1万円以上の消費を する人の割合が堅調に推移している。 ・環状線利用者は、自動車利用者に比べて、平日・休日ともに、中心市街地での平均滞在時間 が長く、2店舗以上に立ち寄る人の割合が高い。また、休日の平均消費金額が多い。 【中心市街地での平均滞在時間(分/日)】 【環状線利用者の中心市街地での滞在時間の推移】 【環状線利用者の中心市街地での消費金額の推移】 【中心市街地での平均消費金額(円/日・人)】 ≪自動車:H22自動車来街者アンケート調査結果≫ ≪環状線:H25環状線利用者アンケート調査結果≫ ≪環状線利用者アンケート調査結果≫ 【来街時に2店舗以上立ち寄る人の割合】 自動車 環状線 96分 104分 平日 自動車 環状線 113分 128分 休日 自動車 環状線 ¥11,489 ¥10,981 平日 自動車 環状線 ¥9,207 ¥12,102 休日 自動車 環状線 31% 52% 平日 自動車 環状線 30% 47% 休日 -21-<中心市街地への来街者の行動特性>

市内電車環状線化事業の整備効果

(23)

100 102 119

環状線利用者は

買物を主目的とした外出機会が増加

するとともに、

ついでに増えた目

的として飲食の割合も高くなっている。

<環状線開業後における利用者の行動形態(ライフスタイル)の変化>

飲食店での 酒類販売が増加傾向 【外出機会が増えた目的】 20% 2% 2% 4% 6% 4% 8% 31% 16% 2% 10% 10% 55% 4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 通勤 通学 買物 飲食 通院 観光 散歩等 業務 その他 ≪H23市内電車利用者へのアンケート調査より≫ 主に増えた目的 ついでに増えた目的

市内電車環状線の整備効果

【中心市街地にある飲食店における酒類 販売額の推移】 (H21を100とした割合) まちなかでお酒を楽しむ人が増加

(24)

「正のスパイラル」が生まれ、「まち」や「ひと」に

プラスの影響や変化をもたらしている

-23-都市力・ブランド力の向上 市民意識の変化 (シビックプライド) まちなか居住の増加 (定住人口の維持・増加) 高齢者のライフスタイルの変化 若者の中心部への外出 (外出機会の増加) 環状線の整備 都市モビリティの改善

選ばれるまち

→持続性の高い都市

中心市街地の活性化 (賑わい創出・民間投資) 地域経済の活性化 (観光振興・新規開業) 公共交通の利便性向上・利用促進 都市景観の向上(イメージ・魅力向上)

LRTの整備等による「正のスパイラル」効果

(25)

駐車場 路線バス まいどはやバス 鉄道線 富山市に交通系ICカード(パスカ、えこまいか)が導入されて以降、富山ライトレールを始め、 市内電車(環状線含む)、路線バス、鉄道線、自転車(アヴィレ)等への利用域が拡大し、多機能化し てきている。 H23年度 H22年度 H21年度 利用場所の拡大 利 便 性 の 向 上 ポートラム セントラム

交通系ICカードの導入・多機能化

富山地方鉄道が ICカード(えこまいか) を導入 商業連携による市街地活性化 ライトレールにICカード (パスカ)を導入 富山市職員身分証明書をICカード化(H24.3) 富山大学学生証をICカード化(H25.4) 自転車(アヴィレ) 市内電車 フィーダーバス 電鉄富山 ⇔ 上滝 2012. 9. 30 トヤマ ハナコ

(26)

‐25‐

市民に、普段のクルマの使い方を少しだけ見直し、

健康・ダイエット

」、「

環境

」や「

まちづくり

」にも良い

影響のある

電車・LRTやバスを “かしこく”使うライフ

スタイル

を提案していくプロジェクト

情報誌を活用した啓発

イベントでのMM

ホームページでの啓発

レールライフ・フォーラム

大学生MM

モビリティ・マネジメント

~「とやまレールライフプロジェクト」~

ラジオ放送での啓発

(27)

公共交通関連予算 項目 H26 予算額(千円) 富山港線路面電車事業 179,400 ポートラム・シルバーパスカ事業 16,900 市内電車環状線事業 91,638 JR高山本線活性化事業 38,000 上滝線活性化支援事業費 22,520 公共交通活性化補助事業 44,369 イメージリーダー路線整備事業 9,000 おでかけバス・電車・路面電車事業 103,901 コミュニティバス等事業 241,269 生活バス路線維持費 66,761 小中学校通学(JR、バス)定期券補助 1,314 ミュージアムバス運行事業 8,771 計 823,843

■富山市の平成26年度一般会計当初予算額156,201百万円のうち、

政策的経費にかかる予算は

66,877百万円(約43%)

■公共交通の維持・運行・支援等に関する予算額は

824百万円

であり、

一般会計予算額の約0.5%、政策的経費の約1.2%

を占めている。

公共交通の維持・運行・支援等に関する予算額(平成26年度)

60,107 百万円 96,094 百万円

平成26年度

一般会計予算

156,201百万円

89,324 百万円 百万円66,877

(28)

■北陸新幹線ルート図

東京

大宮

高崎

長野

富山

金沢

福 井

敦 賀

上越妙高

新高岡

:開業区間 :平成27年3月14日開業予定 :ルート未公開

黒部宇奈月温泉

北陸新幹線建設事業

○ 全体路線延長:約700km(東京~大阪間)

(うち、東京・高崎間105kmは上越新幹線と共用)

○ 着工区間延長:約353km(長野~敦賀間)

(富山県内区間 約90km )

:平成37年度末までに開業予定

(29)

東京

大宮

高崎

長野

富山

金沢

福 井

敦 賀

上越妙高

新高岡

1

時間強の短縮)

富山~東京

3時間11分

2

時間

8

黒部宇奈月温泉

北陸新幹線建設事業

○ 建設主体:(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構

○ 建 設 費:約1兆7,800億円(富山県内区間 約7,200億円)

○ 完了年度: 平成26年度末予定

■長野~白山車両基地間の概要

(30)

既存道路の平面化や拡幅 既存道路の平面化や拡幅 新たな道路の整備 路面電車の南北接続 神通川橋梁 (都)堀川線 (都)牛島蜷川線 (市)区画街路第503号線 (都)富山駅南北線 (都)富山駅横断東線 JR北陸本線等事業区間 約 1.8 km 富山地方鉄道事業区間 約 1.0 km 富山地方鉄道高架 富山ライトレール 富山地方鉄道 富山軌道線 富山地方鉄道本線 新幹線高架 北陸新幹線 JR北陸本線等高架 JR北陸本線・JR高山本線 至 上越 至 金沢

(在来線現況)

いたち川橋梁

富山駅周辺整備事業を構成する4つの事業

(31)

富山駅周辺の南北一体的なまちづくり

<西口交通広場(新設)> 一般車対応

南北及び東西自由通

路の整備

路面電車の南北接続と

停留場設置(高架下)

至 金沢 至 上越 南 北 自 由 通 路 東西自由通路 <南口、北口駅前広場> 交通機能(バス、タクシー)は 東側にコンパクトに配置

(32)

路面電車南北接続の意義と効果

1.LRTネットワークの形成 2.交通結節機能の強化 3.北部地区と中心市街地地区のアクセス強化 至 岩 瀬 浜 至 南 富 山 駅 前 至 大学前 ○富山ライトレール」7.6kmと市内電車7.3km を接続することにより、15.2kmの路面電車ネット ワークが構築される。 ○新幹線・在来線のほか、路線バスやタクシー、 自家用車等と路面電車が有機的に接続される ことにより、乗り換え利便性が格段に向上し、富 山駅周辺地区の交通結節機能が強化される。 ○富山駅高架下に停留場を設置することにより、 乗降時・待合時の環境が向上する ○これまで富山駅において分断されていた南北 の路面電車を接続することにより、富山市の北 部地域と中心市街地のアクセス強化が図られ、 公共交通や中心市街地の活性化に寄与する。 ①公共交通利用者の増加 ・ ・ ・ 23万人/年 ②利用者の時間短縮効果 ・ ・ ・ ・ 170万人・分/年 ③利用者費用減少 ・ ・ ・ ・ ・ 10百万円/年 ④道路混雑緩和 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 15万台・分/年 見込まれる効果 ※軌道運送高度化実施計画による

(33)

路面電車南北接続の整備予定

新幹線開業に併せ第1期区間を整備。

在来線高架化後に第2期区間を整備し、南北の軌道を接続する予定。

新停留場 新停留場 第1期区間(新幹線と同時開業) 約160m 富山港線と富山軌道線を 接続 約250m 第2期区間(在来線高架化後) 約90m 在来線駅舎 新幹線駅舎 路面電車南北接続事業路線図 南口駅前広場 北口駅前広場

(34)

富山駅南口広場の軌道空間イメージ

◇富山を象徴するLRTのある風景

(35)

●高架下空間 ・自由通路より明るい照度設定やLRV側面を魅せる照明 配置などにより、LRVのショーケースのような空間を演出 ●南口広場内 ・夜間の軌道空間照度確保に加え、門型架線柱の 存在感を引き立て、LRT軌道南北のつながりを表現 <高架下> <南口広場> (昼間) (夜間) (昼間) (夜間)

門型架線柱(照明)のイメージ

(36)

公共交通沿線への居住推進

~都心地区・公共交通沿線居住推進地区~

・中心市街地活性化基本計画において、

約436haの中心市街地(都心地区)

を位置づけ

・都市マスタープランにおいて、

富山駅を中心とした19の公共交通軸と

約3,489haの公共交通沿線居住推進地区

を位置付け

■路線 ・鉄軌道全て(6路線) ・頻度の高いバス路線(13路線) (1日概ね60本以上(往復)) ■エリア ・用途地域内における 駅勢圏、バス停圏 (圏域) 鉄軌道駅圏は500m バス停圏は300m 上記地区内の居住を推進するため、良質な住宅の建 設事業者や住宅の建設・購入する市民に対して助成 ■まちなか居住推進事業(H17.7~) ・共同住宅:100万円/戸 ・戸建住宅:50万円/戸等 実績:702件 1,417戸 308,839千円(H17.7~H26.3) ■公共交通沿線居住推進事業(H19.10~) ・共同住宅: 70万円/戸 ・戸建住宅:30万円/戸等 実績:438件 946戸 584,326千円(H19.10~H26.3) 公共交通沿線 居住推進地区 都心地区

(37)

積雪寒冷地の気候にも配慮し、賑わいの核となる全天候型の多目的広場を整備

・事業主体 富山市 ・工事期間 H18.5~H19.8 ・事業費 約15.2億円 ・施設概要 施設面積: 約1,400㎡ (65m×21m) 天井までの高さ: 約19m 大型映像装置: 約277インチ

グランドプラザの整備

平成19年9月オープン

年間81.9%(休日:100%、平日:73.4%)がイベント等で利用されている。

(平成25年度実績)

(38)

グランドプラザの利用状況

▲ ▼ 市 役 所 職 員 に よ る バ ン ド 演 奏 ▼ エ コ リ ン ク 幼 稚 園 児 に よ る フ ッ ト サ ル 大 会 ▲ 蚤 の 市 ( コ コ マ ル シ ェ )

(39)

地場もん屋総本店

市内全域の地元農林水産物の情報発信と販売促進を図るための拠点として、

「地場もん屋総本店」を中心市街地に整備

■地場もん屋総本店の概要

整 備:富山市 運 営:㈱まちづくりとやま 営業時間:通年(年末年始を除き無休) 午前9時30分~午後6時30分 利用実績:来店者数 約24万人(H25年度実績) 売り上げ :約1億9千9百万円 (H25年度実績) 加盟店舗:180店舗 加 盟 店 地域店 ~富山とれたてネットワークの推進~ 平成22年10月オープン

■誘客状況

(2013年度アンケート調査) ・利用者の年齢は60歳以上が50%以上を占める。 ・来店方法は、徒歩・自転車が約50%を占める。 ・利用者の60%以上が、週に1回以上利用している。

(40)

富山まちなか研究室 MAG.net

■富山まちなか研究室の概要

事業主体:㈱まちづくりとやま 利用時間:13時~21時(平日)、11時~19時(土日祝日) 利用実績:延べ12,868人(39人/日)(H25年度実績) (大学ゼミ、団体利用、MAG.net主催イベント等) 学生と商店主・住民等の交流 学生による音楽ライブ まちなか塾(大学生が小学生の宿題のお手伝い) まちなかを盛り上げる学生提案の企画を募集、公開プレゼン テーションを経て事業採択し、提案団体と企業・商店主等 との協働により事業を実施。 (H25実績:19団体から提案があり11事業を採択)

■学生まちづくりコンペティション2012、2013

継続的に学生が地域活動に参加する仕組みとして、空き店舗を活用し、

大学生等のまちなかでの活動拠点を整備

平成23年7月オープン

(41)

自転車市民共同利用システム

中心市街地の17箇所に設置された専用ステーションから、自由に自転車を

借りて任意のステーションに自転車を返却することができる新しいコミュニティ

サイクルシステムを導入

ステーションMAP <システム概要> ○供用開始 : 平成22年3月20日 ○運営主体 : シクロシティ株式会社 ○自転車数 : 170台 ○利用時間 : 24時間、365日いつでも利用可能

(42)

花Tramモデル事業

平成24年11月 ~ 期 間 ・花束を購入すると無料乗車券を進呈 ・降車時に運転手に花束を提示し、 無料乗車券を渡すと運賃が無料に 内 容 花 屋 市内電車沿線等の計22店舗 華やかで明るい空間を演出し、「花で 潤うまち」を創出するため、指定の花屋 で花束を購入し、市内電車等に乗車さ れた方々の運賃を無料化

買っ

乗っ

実 績 利用者数:990人 (H24.11.18~H26.3.31)

≪花Tramモデル事業≫

※H25.4~H25.8の期間は除く

(43)

街路景観を演出するハンギングバスケット、バナーフラッグ等の設置

(44)

プレミスト総曲輪(52戸) 総曲輪四丁目・旅籠町 地区 居住、商業、業務、駐車場 H22.2完成 中央通り商店街 総曲輪通り商店街 市内電車環状線

公共投資が呼び水となり市街地再開発事業など民間投資が活発化

総曲輪FERIO 総曲輪通り南地区 商業 H19.8完成 西町・総曲輪CUBY 西町・総曲輪地区 駐車場、駐輪場、商業 H17.3完成 プレミスト西町(40戸) 西町プレミア(88戸) 西町東南地区 居住、商業、駐車場 H24.9完成 グランドプラザ 広場 H19.8完成 ルシーダタワー(125戸) 中央通りf地区 居住、商業、業務、駐車場 H24.9完成 シティハウス富山西町(96戸) H19.2完成 堤町通り一丁目地区 商業、分譲住宅

中心市街地において活発化する民間投資

総曲輪小 学校跡地 総曲輪西地区 市街地再開発組合 商業、宿泊、駐車場、居住 H28完成(予定) 西町南地区 市街地再開発組合 業務、公益施設、駐車場 H27完成(予定) 総曲輪三丁目地区 市街地再開発準備組合 H25.2設立 中央通り地区D北街区 市街地再開発準備組合 H20.4設立 (検討中)地域医療と 介護の拠点施設 (地域包括ケア体制) 中町(西町北)電停 H25.5.17 開業

(45)

富山ガラス美術館・図書館複合施設

中心市街地にガラス美術館と市立図書館等が入る複合施設を整備

(2015年開館予定) 県産の木材等、自然素材を用いることで、 ぬくもりを感じるスパイラルパサージュ

繊細な陰影や透明感をもたせた街に開か

れたファサード

平成27年8月22日完成予定

問い合わせ中

問い合わせ中

リボンを活用した展示空間

(46)

総曲輪西地区第一種市街地再開発事業

平成27年度完成予定 ■外観イメージ(大手モール側より) ■イメージ 施 行 者:総曲輪西地区 市街地再開発組合 敷地面積:約5,686㎡ 延床面積:約26,910㎡ 規 模:地上9階、地下1階 主要用途:商業施設 (シネマコンプレックス等)、 宿泊施設、住宅施設、 駐車場

(47)

COMPACT CITY TOYAMA

質の高い魅力的な市民生活づくり

~地域包括ケア体制の拠点施設の整備~

中心市街地の高齢化率は30%を超え、他地域を先行しているなか、同地にある小学校跡地に おいて、訪問診療、医療介護連携など、高齢者の暮らしを支える地域医療と介護等の機能を合 わせ持つ地域包括ケア体制の拠点施設(仮称「とやままちなか地域包括ケア推進室」)を都市 型のモデル事業として整備 病院 地域包括 支援センター 中央保健福祉センター 富山大学 市内電車環状線「セントラム」 介護施設 障害者施設 角川介護予防センター 地域の連携診療所 訪問看護ステーション 訪問介護事業所等 市民(患者・患者家族) とやままちなか地域包括ケア推進室 まちなか診療所、医療介護連携室、まちなかサロン、 病児・病後児保育、産後ケア応援室 等 医療支援 介護予防 生活支援 連携 コミュニティバス 「まいどはや」 コミュニティバス 「まいどはや」 サービス付高齢者住宅 連携

(48)

以前から富山港線を利用 46.7% (2,331人) 自動車 11.5% (572人) 徒歩 2.8% (142人)

新規

二輪 1.6% (81人) 地鉄バス 13.3% (664人) タクシー等 3.5% (174人) 20.5% (1,024人)

富山ライトレールでは、それまで出歩かなかった高齢者等が

乗降客の2割を占める。

LRTは市民の健康づくりに寄与

【富山ライトレール利用者の以前の利用交通手段(平日)】

自動車・バス

24.8% (1,236人)

(49)

COMPACT CITY TOYAMA

(50)

COMPACT CITY TOYAMA

「歩く」ことの健康への効果②

出典:朝日新聞2010年1月23日夕刊

の医療費削減効果

1歩あたりの医療費削減効果は0.0014円

<厚生労働省の試算

(平成22年1月)

日本人の1日平均歩数を3,000歩増やすことによ り、糖尿病や脳卒中等にかかる医療費を約5.5% 削減することができる(約2,700億円/年間)

1万歩で14円

<スウェーデン公衆衛生調査2004>

徒歩や公共交通を使う人は肥満リスクが30%低い

出典:東京医科大学公衆衛生学講座 井上茂 通勤手段が運転という人に比べて、徒歩・自転 車という人は肥満や過体重のリスクが0.69倍、 公共交通を使うという人は0.72倍

生活習慣病のリスクを低減

(51)

コンパクトなまちづくり

公共交通の活性化

都心・公共交通沿線居住促進

中心市街地活性化

歩いて暮らせる

まちづくり

(マイカーに過度に依存しない)

健康で魅力的な

ライフスタイルを可能

とする まちづくり

花トラム事業

コミュニティ

ガーデン

とやま

楽農学園

まちなか広場

創出

孫と

お出かけ

お出かけ

定期券

ほこけん

プロジェクト

etc.

(52)

交通事業者と連携し、65歳以上の高齢者を対象に

市内各地から中心市街地へ出かけ

る際に公共交通利用料金を1回100円

とする割引制度を実施

高齢者の

約24%

がおでかけ定期券を所有し、

日平均2,591人

が利用

高齢者の外出機会の創出、中心市街地の活性化、交通事業者への支援等に寄与

<おでかけ定期券の申込み> 65歳以上の方、利用者負担金1,000円 <おでかけ定期券の利用> ①利用時間帯:午前9時~午後5時 ②利用区間 〔路線バス〕 (H16.5~) 富山地域 大山地域 山田地域 八尾地域 婦中地域 細入地域 大沢野地域 富山市内各駅 電鉄富山駅 南富山駅 〔地鉄電車〕 (H20.4~) 市内電車(環状線含む)、富山ライトレール 〔路面電車〕 (H23.4~) 中心市街地等の区間 中心市街地等の区間 富山市民病院の区間 富山市内各地 中心市街地等 富山市内各地

おでかけ定期券事業

〔猪谷〕→〔富山駅前〕 <例>路線バスの利用 通常運賃 : 1,160円 おでかけ定期: 100円 (平成25年度実績)

(53)

おでかけ定期券

(54)

出典:平成24年国民健康栄養調査、平成22年県民健康栄養調査

おでかけ定期券の効果(利用者の歩数増)

<歩数の比較>

おでかけ定期券利用者の平均歩数は、国民及び県民の平均的な歩数を上回っている。

<調査概要>

(1)調査対象者 おでかけ定期券所有者150人 (男性18人、女性132人) (2)調査内容 おでかけ定期券を ・「利用した日」3日間 ・「利用しなかった日」3日間 合計6日間の歩数等 (3)回収サンプル数 男性16人、女性115人 計131人 (回収率87.3%)

おでかけ定期券には外出を促す機能が

あり、

健康増進

につながるのではないか

という観点から、

おでかけ定期券利用者

歩数調査

を実施した。

おでかけ定期券利用者の平均歩数は、 国民・県民の平均的な歩数を上回っており、 おでかけ定期券は利用者の歩数増加に貢 献している

(55)

おでかけ定期券の効果(利用者の歩数増)

<歩数について> おでかけ定期券を ・「利用した日」の平均歩数 :7,019歩/日 ・「利用しなかった日」の平均歩数 :5,710歩/日 おでかけ定期券を利用することで 1人あたり1,309歩/日の 歩数増加効果がある (サンプル数)

おでかけ定期券を利用すると歩数が増え、健康に寄与し、医療費が削減される。

おでかけ定期券利用者の歩数増加により 年間約75,600千円の 医療費削減につながる 1日あたりの 増加歩数 1,309歩/日 1日あたりの 医療費削減額 約80円/日 1日平均利用者数 2,591人/日 (H25年度実績) 1日あたりの 医療費削減額 207,280円/日 1人あたりでは、 おでかけ定期券利用者全体では、 <医療費の削減効果> ※1歩多く歩くことによる医療費の削減効果を0.061円/歩 として試算

出典:ICTと超高齢化対応の「健幸都市」~Smart Wellness Cityによる 健康長寿世界一の実現を目指して~ (筑波大学 久野譜也)

×0.061円/歩 (※)

(56)

高齢者の外出機会を促進するとともに、世代間交流を通じて

家族の絆

を深め

るため、祖父母と孫(曾孫)が一緒に来園(来館)された場合に

入園料(拝観料)を

全額減免

平成24年7月 ~ 期 間 対象施設 対象者 一緒に入園される祖父母と孫・曾孫 (年齢及び居住地の制限なし) 実 績(ファミリーパーク、科学博物館等の12施設利用者数) H23:616,430人(事業開始前) H25:647,312人(うち祖父母・孫50,163人)

入園(館)者数が約5.0%増加

ファミリーパーク、科学博物館、天文台、佐藤 記念美術館、民俗民芸村、八尾おわら資料館、 ジップライン・アドベンチャー立山※ エコリンク 等 (※ゴンドラ利用料は利用者負担)

質の高い魅力的な市民生活づくり

<高齢者の外出機会の創出>

(57)

富山まちなかカート

富山大学開発

富山まちなかカート

富山大学開発

富山まちなかカート

富山大学開発

(58)

ICウォーク事業(H25.7.12~)

中心商店街に設置した端末にICカードをかざすとまちな かに出た頻度と歩いた距離に応じてポイントを付与。貯 まったポイントはイベント通貨として利用でき、高齢者等が 楽しみながら歩くことができる仕組みを構築。 +プラス1500歩を目指す。 端 末 に カ ー ド を か ざ す 高 齢 者 総曲輪通り商店街 中央通り商店街 市内電車環状線 城址公園 国際会議 場 地場もん屋 樹の子 :スモールステーション ○端末設置場所 : 地場もん屋総本店、まちなかサロン樹の子 (2点間の距離は約180m。歩幅を60cmとすると片道300歩。) グランドパーキング 総曲輪フェリオ

外出機会創出の取組み

歩行支援ツールを用いた歩行支援の仕組みづくり

ヘルシー&交流タウンの形成

:ICウォーク端末

(59)

角川介護予防センター

(星井町小学校跡地)

平成23年7月開業

星井町小学校跡地を活用し、日本初の温泉水を活用した介護予防施設を整備

・水中運動療法を中心に、陸上運動療法、温熱療法、パーソナルケアなどを組み

合わせた介護予防プログラムを提供

・整備には市民からの寄付金等を活用し、民間企業の指定管理者が管理運営を行う

多機能温泉プール 角川介護予防センター外観

(60)

中心市街地の街区公園において、新たにコミュニティガーデンを整備し、

高齢者の

外出機会や生きがいを創出するとともに、地域コミュニティの再生

を図る

<整備箇所> 芝園町二丁目公園 南新町公園 中野新町公園 <供用開始> 平成25年4月(3箇所) <面積> 1箇所あたり 50㎡

街区公園コミュニティガーデン事業

<ソーシャルキャピタルの醸成>

【整備前】

【整備後】

外出機会創出の取組み

地域コミュニティ主体の交流空間の整備

(61)

中心市街地の街区公園において、新たにコミュニティガーデンを整備し、

高齢者の

外出機会や生きがいを創出するとともに、地域コミュニティの再生

を図る

<整備箇所> 芝園町二丁目公園 南新町公園 中野新町公園 <供用開始> 平成25年4月(3箇所) <面積> 1箇所あたり 50㎡

≪街区公園コミュニティガーデン事業≫

質の高い魅力的な市民生活づくり

<ソーシャルキャピタルの醸成>

【整備前】

【整備後】

(62)

-61-コンパクトなまちづくりの効果 ~

市内電車の利用状況

【市内電車路線図】 1系統 (南富山駅前~富山駅前) 2系統 (南富山駅前~大学前) 3系統 (環状線) 1 3 ,9 9 5 13,0 0 5 1 2 ,2 1 6 1 1 ,6 6 0 1 0 ,9 1 2 1 0 ,5 8 4 1 0 ,3 6 9 1 0 ,0 6 6 1 0 ,0 1 6 9 ,7 7 8 9 ,9 2 9 9 ,9 8 1 1 0 ,2 4 9 1 1 ,0 2 2 1 1 ,4 7 5 1 1 ,5 6 2 0 4,000 8,000 12,000 16,000 H 9 H 1 0 H 1 1 H 1 2 H 1 3 H 1 4 H 1 5 H 1 6 H 1 7 H 1 8 H 1 9 H 2 0 H 2 1 H 2 2 H 2 3 H 2 4 年度 【1日当り乗車人数の推移】 市内電車環状線 開業 富山ライトレール 開業 人/日 人/日 人/日 人/日

市内電車利用者数は平成18年度まで減少傾向が続いていたが、富山ライトレー

ルや市内電車環状線の整備、ICカードシステムや低床車両の導入など路面電車

の活性化に向けた取組みにより、

市内電車の利用者数が平成19年度以降は増加

に転じている

(63)

28% 19% 5% 5% 47% 57% 50% 22% 0% 20% 40% 60% 80% 100m未満 (N=79) 100~300m (N=212) 300~500m (N=141) 500m以上 (N=73) とてもそう思う そう思う 75% 76% 55% 27%

<中心市街地の住環境に与える影響>

近年、中心市街地に移り住んだ人のうち、環状線を利用したことがなかった人が2/3を

占める一方で、

環状線や既存線があることが中心市街地への転居のきっかけ

であるとし

ている人が

4割超

も存在している。

さらに、

環状線が住環境の良さや安心感に繋がっている

と考える人が多く、電停に近い

居住者ほどその割合が高くなっている。

環状線の存在が、住環境の向上と関わりが深いことがわかる。

≪中心市街地居住者アンケート調査より≫ 【LRTの存在が転居の きっかけになった割合】 【転居前の環状線利用】 【環状線が居住環境の良さや安心感 に繋がっていると思う割合】 電停までの距離

コンパクトなまちづくりにおけるLRTの整備効果

(64)

・中心市街地では平成20年より、

転入超過を維持

しており、

平成26年は、

前年と比較し、

超過数が増加

している。

■ 中心市街地と公共交通沿線居住推進地区の社会増減(転入-転出)の推移

転入人口の増加

コンパクトなまちづくりの効果

・公共交通沿線居住推進地区では、

転出超過が減少傾向

あり、

平成24年、平成26年は転入超過

となった。

【中心市街地(都心地区)の社会増減(転入-転出)の推移】 【公共交通沿線居住推進地区の社会増減(転入-転出)の推移】 公共交通沿線 居住推進地区 中心市街地地区

(65)

-64-【富山市立小学校児童数と中心市街地(芝園、中央小校区)児童数の推移】

・富山市全体に占める中心市街地の小学校児童の割合が

0.8ポイント増加

(H19‐H25)

・中心市街地の小学校児童数が

139人(16.6%)増加

(H19‐H25)

コンパクトなまちづくりの効果

~中心市街地の小学校児童数の増加~ 10,000 15,000 20,000 25,000 (年度) (%) (人) (人) 【芝園小中学校】 ※出展:学校基本調査 市立全小学校児童数

(66)

中心市街地エリア

コンパクトなまちづくりの効果 ~

地価の維持

【中心市街地の地価変動】 中心市街地の地価変動(H18を1.0とした場合) (富山県地価公示・地価調査 価格要覧 平成25年度版より) ※地価公示(国調査、基準日:1月1日)、地価調査(県調査、基準日:7月1日) 富山市宅地:固定資産税課税の土地課税台帳の決定価格を対象面積で除した値 (富山市統計データを基に算定)

■環状線新設区間の沿線では平成18年度以降

地価が、ほぼ横ばい

で安定している。

■新設区間以外の環状線沿線の地価は、平成19年度以降下落しているが、富山市

宅地の平均と比較すると

下落率が緩やか

である。

(67)

市民税 44.5 固定資産税 40.6 都市計画税 4.5 市たばこ税 4.3 入湯税 0.2 事業所税 4.8 軽自動車税 1.1

45.1%

【単位:%】

財政面から見た中心市街地活性化の意義

面積比 固定資産税+都市計画税 市街化区域 5.8% 74.0% うち中心市街地 0.4% 22.0% 上記以外 94.2% 26.0%

中心市街地への集中的な投資

は、税の還流という観点からも合理

的であり効果的

富山市における市税の内訳

(平成26年度当初予算)

固定資産税・都市計画税の

地域別内訳(平成26年度)

【市税:約703億円】

(68)

(富山県地価調査結果 平成26年度版より) ※地価調査(県調査、基準日:7月1日)、調査地点数(市内88箇所)

県全体

の地価平均は

平成5年以降(22年間連続)下落

したが、

富山市

+ 0.2%(前年比)

に転じ、

市内商業地

平均+0.8%

上昇した。

■特に

市内中心部

においては、

複数地点

+3.0%

を超える上昇が確認された。

市内電車 軌道線 +4.0% +6.0% +6.5% +4.9% 市内電車 環状線 【地価上昇率が大きい地点】

コンパクトなまちづくりの効果

~地価調査(H26年7月1日)結果~

<上昇に転じた要因>

・商業地:来年3月に控えた

北陸新幹線開業

複数の再開発事業

等への期待

・住宅地:中心市街地周辺での

高齢者を中心

とした転入超過

市内電車沿線区間

及び

都心校区

等への堅調な需要

+3.6% 富山駅高架下LRT空間イメージ 市内電車沿線区間

(69)

富山市都市計画分析モデル「居住地GIS」の開発

住民基本台帳情報等を地理情報システム(GIS)に展開することで、都市構造やその変化等を

把握・分析・可視化し、まちづくり施策の立案や効果検証などを行う都市計画分析モデル。

<住基データ展開図(H23)> 住基情報を持つ点

人口減少、超高齢化、低炭素化等に対応した 持続可能な都市経営を推進

<人口分布図(H23)> 集計・加工・表示 <セキュリティポリシー> ●セキュリティポリシーを定め、物理的、 人的、技術的及び運用の観点から万全の 情報管理を行う ●持続可能な都市経営、まちづくりに関す る調査・研究・施策立案においてのみ使用

科学的な知見に基づく、

まちづくり施策の立案・効果

検証などが可能となる

●詳細な人口分布や人口移動、高齢化 の状況などを把握・可視化 ●多彩な情報の重ね合わせ分析が可能 富山市型都市計画分析モデル 情報の重ね合わせ・集計・分析 住民基本台帳、都市施設、地価調査 などの多様なデータをGIS上に展開 ミクロな視点での、人口変化や高齢化地区の状況等に基づき、 ①道路、公園等の社会資本整備計画の見直し ②高齢化地区での買い物や交通支援 ③福祉、医療、教育施設等の適正配置 など、福祉施策等と連携した新たな都市計画の検討が可能。

(70)

富山市の居住地分布

H24居住地 JR北陸本線 高 山 本 線 JR 富山駅

(71)

JR北陸本線 高 山 本 線 JR

高齢化に対応したまちづくり(高齢者分布H25)

角川介護予防センター 市内電車環状線化事業 富山ライトレール グランドプラザ アヴィレ 富山駅

(72)

高齢化に対応したまちづくり(要介護・要支援認定者密度分布)

富山型デイサービス事業 43事業所(H24.12月末現在) 角川介護予防センター JR北陸本線 高 山 本 線 JR 富山駅

(73)

富山型デイサービスへの支援

≪富山型デイサービス ありがとうホーム西田地方(H25.4供用開始)≫

民間事業者による中心市街地(中心市街地活性化計画の区域)への「富山型デイ サービス」施設の整備に対して、上乗せ支援(第1号)。高齢者・障害者・児童の区別なく 家庭的な住宅型施設で福祉サービスを提供。 ▲富山型デイサービス(イメージ) 高齢者、障害者及び児童のすべてを 対象としたデイサービス、ショートステイ 等の日中及び夜間の介護、訓練及びレ クリエーション並びに保護又は預かりを 行う施設 富山型デイサービス施設

(74)

※出典:NTTタウンページ、住民基本台帳 【スーパーの500m圏分布(H25)】 【スーパーの徒歩圏に居住する人口及び割合(H25)】

都市機能の分析例

~商業:スーパー500m圏人口~

■都心・沿線居住推進地区では居住者の

70.7%

がスーパーの500m圏に居住している。

500m圏 人口(人) 割合 (%) 人口 (人) 富山市 196,395 46.7 420,441 都心・沿線居住推進地区 112,109 70.7 158,538 都心地区 20,636 95.7 21,568 沿線居住推進地区 91,473 66.8 136,970 都心・沿線居住推進地区以外 84,286 32.2 261,903 ※スーパー:NTTタウンページでの分類のうち、 スーパーマーケットとされているもの。

(75)

【病院・診療所の500m圏分布(H25)】 【病院・診療所徒歩圏人口及び割合(H25)】 ※出典:NTTタウンページ、住民基本台帳

~医療:病院・診療所の500m圏人口~

■都心・沿線居住推進地区では居住者の

83.4%

が病院・診療所の500m圏に居住している。

※病院・診療所等:NTTタウンページでの分類のうち、 病院、診療所(内科、外科、小児科) とされているもの。 500m圏 人口(人) 割合 (%) 人口 (人) 富山市 253,689 60.3 420,441 都心・沿線居住推進地区 132,292 83.4 158,538 都心地区 21,470 99.5 21,568 沿線居住推進地区 110,822 80.9 136,970 都心・沿線居住推進地区以外 121,397 46.4 261,903

都市機能の分析例

(76)

駅やまちなかへWi-Fiスポットやデジタルサイネージ端末等のICTインフラを整備

し、まちあるき情報等を配信するとともに、歩行者動態情報の収集・分析を行い、

まちづくりへ活用

情報配信・収集のためのICTインフラ整備 情報配信・収集のためのICTインフラ整備 まちあるきのための情報配信プラットフォームまちあるきのための情報配信プラットフォーム

まちあるき情報を配信し、まちの賑わいを創出

歩行者動態情報を分析し、データをまちづくりへ活用

Wi-Fi スポット Wi-Fi スポット まちなかサイネージ スマートフォン GPS情報

富山まちあるきICTコンシェルジュ事業

(77)

平成24年6月、OECD(経済協力開発機構)が取りまとめた『コンパクトシティ

政策報告書』の中で、本市の取り組みが先進5都市(メルボルン、バンクーバー

、パリ、ポートランド、

富山市

)のひとつとして取り上げられる

コンパクトなまちづくりへの国際的な評価

『コンパクトシティ政策報告書』

コンパクトシティ政策報告書 『Compact City Policies』

(78)

持続可能な都市経営やコンパクトなまちづくりが評価され、

国際会議への招聘

などが増加

している

コンパクトなまちづくりへの国際的な評価

第7回アジアEST地域フォーラム (2013.4.24)

<国際会議等での事例発表>

・OECD第5回首長と閣僚による円卓会議(フランス)

・地域経済発展のための世界会議(ブラジル)

・OECD高齢社会における持続可能な都市政策

プロジェクト専門家会合(フランス)

・自転車利用のための地域・街づくり推進協議会

第20回会議(フランス)

・国際公共交通連合第60回世界大会(スイス)

・第7回アジアEST地域フォーラム(インドネシア)

・OECD国際会議(フランスOECD本部)

・Eco Mobility & World Bike Festival昌原2011(韓国)

・2011光州 UEA環境展示会(韓国)

・OECDワークショップ(カナリヤ諸島)

・ローマ大学(イタリア)

(79)

「OECD・富山市 都市の国際ラウンドテーブル」 の開催

H26.10.17

世界共通の課題である高齢社会に対応し、持続可能でレジリエントなまちづくりを推進するた め、国内外の都市や国政府、学界、民間企業等が、取組事例の共有や今後の方策等を議論する 国際会議を富山市で開催。 ■議 題 ①高齢社会が都市の持続可能な成長に与える影響 ②高齢社会において都市はどのようにレジリエント な社会経済づくりに貢献できるか ③今後の連携方策 ■主 催:富山市、OECD(経済協力開発機構 ) ■主な出席者(都市名等) ・リスボン ・ヘルシンキ ・ジャカルタ ・マンチェスター ・東松島市 ・横浜市 ・京都市 ・豊岡市 ・アメリカ ・マレーシア ・国土交通省 ・内閣官房 ・WHO ・ITF(国際交通フォーラム) ・OECD ・富山市 等 ■出席者数:300名程度(一般聴講者含む) スピーカーによるフォトセッション 会場の様子 白熱した議論を交わす参加者

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