理 学 療 法 学 第24巻 第5号 292
〜
296 頁 (1997年 )報
告
大腿 挙
上 運
動
への
股 関節
と
骨
盤 運
動
の
関与
*小
川
智 美
1)関 屋
昇
2) 要 旨本
研 究は背臥位
で の下肢挙
上運動
におい て股関節屈曲
と骨
盤後傾
が どの よ うに関与
する の かを 明 らかにする こと を目的と し た。 健 常 成 人33
名にっ い て,
水 準 計 及び自作の骨 盤 傾斜測定
器を用
い て水平面
に対
する骨
盤の傾斜
角度
と大腿骨
の挙L
角度
を膝
関 節 屈 曲 を伴
う 股 関 節 屈 曲につ い て測 定 し た。実
験計
画は骨
盤の 固定
の 有無
の2 条件
と自動
及び他勦
関節
可 動 域の2 条
件の反 復 測 定2
要 因とした。 大 腿 挙 上 角 度と骨 盤 傾 斜 角 度の差か ら正 味の 股 関節
可動域
を算出
した。 その結果
,自動
運 動 及び他動
運動
ともに, 正味
の股 関 節 可 動 域は 骨盤
を自
由に し た場合
に固定
し た場合
よ りも大 きい こ と,自
動 可動域
と他
動可
動域
の 差は 骨 盤を自 由に し た場 合に固 定 し た場 合よりも小
さい こと が明らか と なっ た。 この こと は大
腿挙
上 運動
において骨
盤の動
きが 正味
の股関
節 可 動域
を決
定 する一
要
因であること を示
し て い る。 キー
ワー
ド 股 関 節,
可 動 域,
骨 盤 後 傾 は じ め に背臥位
で の下肢挙
上運動時
には, 股関節
屈曲
の 他に骨 盤の後 傾 運動
を生
じ るこ と が知られてい る。 中 村 らD は股 関 節 自 動 屈 曲で は屈 曲8
°
以 内に 骨盤
回旋
が起 こ り, 全 運動
の1
/3
〜1
/4
は骨
盤 回旋
によ る と して い る。上肢
の挙
上や外転
運 動に お ける肩 甲 上 腕 リズ ム に関して は多 くの 研究
が行われて い るが,
下 肢 挙 }:運 動 に関 して は “Pelvifemoral
angle”
2)3)と して可 動 域 測 定 方 法 *Motionof Hip Joints and Pelvises during Leg Raising
D
束京衛生学 園専 門学校リハ
ビ リ テー
シ ョン学科(〒 143東 京 都 大出 区大 森 北4
−
1−
1)Tomomi Ogawa
,
RPT :Department o [Physical Thera・
py
,
GOTO Collcge of Medical Arts and Sciences2) 昭和 大 学 医療短期 大学理学療法 学科
Nob〔>ru Sekiya
,
RPT :Department of Physical Thera・
peutics
,
Showa University,
CσHege Qf Medical Sciences (受 付 日 1996年6月21日/受 理 日1997年5月10H) が検討
さ れて い る 以外
に報告
が な く, 股関節
と骨
盤
の運 動に一
定
の関 係が存在
するか否かは不 明で ある。
もし股 関 節 と骨 盤の運 動に一
定の 関 係が存在
す る な ら,歩行
な どの 日常
生活
の中
で重要
な意 味を持っ 可 能 性が あ る。 ま た, ど ち ら かに運 動の 制 限 が 生 じた場 合には,
その関 係 を 考 慮 した理 学療法
が必要
となる は ずで あ る。そ こ で
本
研究
で は, 股 関 節 屈曲動作
の中
で骨 盤 の運 動が股 関 節の運 動を どのよ うに規 定 するのか を 明らかにするこ とを 目的と した。 方 法対 象 :
33
人 (男 性24
名 女 性9
名, 平均年 齢
26.
8
歳,
標準
偏 差6.
2
歳 )の 理学
療 法 専 攻の第 2
学 年 学 生 (4
年 制の専 門 学 校 学 生で 既に関 節 可 動 域 測 定の授
業90
分10
回 を 終 了 して い る)が, 4
入1
組 (
5
人1 組
が1
班)
と な り筆者
らの 指導,
Japanese Physical Therapy Association
NII-Electronic Library Service Japanese Physloal Therapy Assoolatlon
大腿挙上 運動へ の股 関 節と骨 盤 運 動の関 与
293
監督
の もと に検
査者
及び被検者
の役割
を行
っ た。 測 定 側を右 股 関 節と し た。使 用 機 器 :図
1
の よ うに水 準 計 (シ ンワ測
定株
式会社製
マ ル チ レベ ルA − 300)
と, 骨 盤 傾 斜 測定
器(自作,T 字
型に切
り抜
いたア ク リル 板に鉄 板 を 貼 り合 わせ たものとマ グ ネッ ト付ア ク リル支
柱
3
本)
を用い た。 手 続 き:被 検 者の肢 位 を背 臥 位 と し,
膝 関 節 屈 曲 を 伴う股関節
屈曲
を測定
し た。 な お測定時
の 膝 関節
屈曲角
度は被 検 者の運 動し やすい角 度 と し,
特に規 定 しなかっ た。1
) 両 上 前 腸 骨棘前面
と恥
骨結合前面
とで な す面
と水
平面
の 傾き(
Pelvis−
Horizontal
angle :以 下PH 角)
の測 定 :3 本
の ア ク リル 支 柱 を 左 右の上 前 腸 骨 棘 と恥 骨 結 合 前 面 に合
わ せ,傾斜測定器
を載
せて測定
し た(
図 1 )
。 運 動の向 きにっ い て は骨 盤の前 傾 をマ イナス,
後 傾 をプ ラス と した。2
)
大腿骨
と水平面
の なす角
度
(
Femur
−
Horizontal
angle :以 下FH
角 )の測 定 :股 関 節 内外 旋 中
間位
で大転子
と大腿骨外側
」二顆中
央 を結
んだ線
に水準計
を合
わ せて測定
し た。実験計
画 :骨盤
固定要
因 (骨 盤 固 定の有 無 )と 測 定 法 要 因 (自動 及 び 他 動 運 動 )の2 要因実験計
画
であり,同
一
被検者
にっ い て4
条件
の測定
を行
っ た。 検 査 者3
名の役 割は骨
盤 を固定
する者
(骨 盤 固 定 条 件のみ)
,他動
運動
を行う者 (他 動 運動条件
の み)
, 骨盤
及び大 腿の 角 度を測 定 する者 と し た。 骨 盤の固 定 方 法は一
側
の手
で腰椎
及び骨
盤の背面
を支持
し, も う一
側
の手
で左側の ヒ前 腸骨棘
及 び.
ヒ後
腸骨棘
を挟
む ように して行
っ た。固
定 時の角 度の測 定は固 定者
の合図
によ り行
うこと と した。合図
は骨
盤が動
き始
め る時 点と し た。
骨盤 自
由 条 件で は,
骨 盤の運 動に関 して前後傾
以外
の運 動 を許
さなか っ た。自動
運動
では反 対 側の大 腿挙
上の開始
する時
点で,
他 動 運 動で は抵 抗の急 に増 大 する時 点での測 定 とし た。測定
の 順序
は,最初
に骨
盤 固定
での自
動 及び他 動 可 動 域 測 定,
次 に骨
盤自由
で の自動
及び他
動 可 動 域測定
と し,各
ユ回 ずつ 行っ た。FH
角 と安静時 PH 角
の 差を屈曲角
と し た(
図
1
)
。平均
値の差の検 定は2
要 因 と も反復
測 定の2
要 因 分 散 分 析 を用
い有
意水準
を1
% と した。 結果
表
1
に2
っ の測定条件
にお ける自動
及び他 動 運動時
の平均値
と標
準 偏 差を示 す。 男 女 差が認め ら れ な かっ た た め全 被 検 者の平均
を 示 し た 。股関節
屈曲角
=(
FH
角
)
一
(
PH
角
)
(A
)測 定 法 3cm 鬩埀
鰤コ
m 允 13 C30 睡{
臨 鉄板 0.
lcm 〆 \ ア ク リ ル板 1cm 直 径3cm瓢
稀
濡
図1
股 関 節の屈 曲 可 動 域の測 定 方 法 囹 直 径2cm (B) 骨 盤 傾 斜測定 器 PH 角:骨 盤 前面 (左 右 上 前 腸 骨 棘と恥 骨 前 面 を 含む面 )と水平線のなす角 FH 角:大 腿 骨 (大 転 了 と外 顆 中 央 を結ぶ線 )と水平線の な す角 N工 工一
Eleotronlo Llbrary294
理学:療 法学 第24
巻 第 5号 表1
測定 方法別の股 関節屈曲角度と骨盤傾絹角 (° )の平均値と標準偏 差 (SD
) 骨 盤 固 定 条 件 骨 盤 自 由条 件 自動 運動 他 動運動 自動運 動 他動運動 骨 盤 傾 斜 角 F−H
角 屈曲角一
〇.
8
(6.
2
) 51.
4
(15、
3
) 52.
2
(15.
7)一
〇.
8
(6.
2
)62.
3
(14.
9
) 63,
1 (15.
3)6.
1(5,
7
)83,
0
(10.
5
) 76.
9 (10.
1)7.
5
(6,
3
)86.
9
(8.
0
)79.
5 (8.
9
) の 屈 曲 可 動 域にっ い て は,FH
角で も屈 曲 角で も いわ ゆ る「正 常
股関
節 可動
域」4)5) より小さな値
を示
して い る。自動可
動域
と他
動 可動域
を 比較
す る と,
骨盤
固定
に関 係な くFH
角
で も屈曲角
で も 自動が他 動に比べ て小さく測 定 法 要 因の主 効 果 が 認 め られ た(
FH 角
:F (1,
32
) = 77.
3
,p
く0
.
Ol
。 屈 曲角 :F
(1,
32
)茜 104.
8,
p<0
.
01
)。屈 曲
角
で は自動他
動 と もに骨 盤固
定 条 件のほ う が骨
盤 自由条件
よりも小
さ く骨
盤固定要因
の 主効
果が認め ら れ た (F (1
β2) = 57.
5
,
pく0
.
01
)
。 股 関節 屈 曲 可 動 域 (骨 盤と大 腿の聞の運 動 )が骨 盤の後傾
と無 関係
に決
ま るの であ れ ば屈 曲角は骨
盤 固 定 条 件に影 響さ れ ない はずであ る が今 回の結 果は異な っ て い た。 また屈 曲 角で は測定 法 要 因と骨
盤固
定要
因の交
互 作 用 も認あ ら れ た (F
(1
,32)
=
・
:29.
5
,
p<0.
Ol)
。こ の こ と は
骨
盤 を自
由に し たほうが,
自動と他 動の可 動 域の差 が小さ くな る こ とを示
して い る。 これ らの結
果は骨
盤の[司定の有無
が股 関節可動域
その もの に関与
して い るこ と を示して い る。 考 察L
股 関節 可動域
二又6)らは健 常 者の股 関 節 屈 曲 可 動 域を
“
上 前 腸骨 棘と坐 骨 結 節 を 結んだ線と大 腿 骨 軸とのなす 角 度”
と して測 定 し た結
果,69
° と報告
してい る。 ま た 上前 腸 骨棘
と上後
腸骨棘
を結
ぶ線を治療
台に 垂直
に して,
そ の線
に直角
な体側
の線を固定軸
と し大 腿 骨 軸との なす 角度
を測 定 し た結 果,
73D
と 報 告 して い る。 基 準の違い の ために今 回の結 果と の 比 較は困 難で あ る が,
股 関 節 可 動 域 を 骨 盤と大 腿骨
の作
る角度
と して と ら え るこ とが重 要で あ り, これ らの方 法 闇の関 連の 検 討が今 後 必 要で あ る。自動と他 動での可 動 域の 差にっ い て
,
長 田 ら7) は固
定軸
を体幹
と平行
な線
,移動軸
を大
腿骨長軸
として, で き る だ け腰椎前弯
さ せ た状
態で骨
盤圃
定を行っ て測定
し た結 果, 自
動と他動
の差が9
° と報 告 している。
今 回の結 果は骨 盤 固 定 時に は長 田の結果
と ほ ぼ一
致
して い た。 しか し,骨
盤を自
由に し た場
合に, 自動と他 動の差は小さくなっ た。 こ の原 因 とし て力 学 的に は骨
盤 を自
由に して後
傾
させ る ほ う が重力
に よる股 関節
ま わりの 伸 展ト ル クが小
さくな ること。筋
の機能的
な問 題と し て骨 盤の固 定 方 法に よ り,
大 殿 筋の伸 張 性が低 下 する可 能 性があること が考
え られ る。 しか し, こ れ ら が原 因であ る か どうか は今 回の結
果か ら は明 らかで はな く,
さらに は神 経 系の関 与 を 考え る必要
があるか もし れ ない。2
.
股 関 節と骨 盤の運 動中村
らDは股
関節 自
動 屈 曲 に おい て全 運 動の1
/3
〜 1
/4
は骨
盤 回旋 によ る と してい る。今
回の大 腿 挙上角 度に対 する骨 盤 運 動の割 合は自動 で約 1
/14
,他
動で約 1
/12
で あり, 明
ら か に中
村
の値
よ り小
さい。今
回の結果
か ら はこ の違いを 説 明 すること はでき ないが,骨盤
の 回旋を許
さ な い な ど測 定 方 法の違いが関 与 して い るか も しれ な いo骨
盤を自 由にし た場 合に は骨
盤を固定
し た場
合 よりも 正味の 股 関節
屈曲
可動域
が大
きくな るこ と が明らか と なっ た 。 解剖学的
に は股 関 節正味
の 可 動 域を制
限 する因 子が骨盤
の前 後 傾によっ て変
わ るわ けでは ない。 股 関 節 屈 曲の主 動 作 筋の ひ とっ で ある大腰筋
は,骨
盤 後 傾によ りわ ずか に筋 長が 短縮
するの で高
い張力
を発 揮 するとは考
え にくい。 し か し, 前 述の ように下
肢に働 く重 力によっ て生Japanese Physical Therapy Association
NII-Electronic Library Service Japanese Physioal Therapy Assooiation
大 腿挙上 運動へ の股 関節と骨 盤 運 動の関 与
295
じる股 関節
伸 展 トル ク が骨
盤後傾
で小
さ くな るこ と が考
え ら れ る。 ま た, 骨 盤 固 定による大 殿 筋の 圧 迫が股 関 節 伸 筋の伸 張 を 制 限 してい ることも考
え られ る。加えて, 正
常
運動
における共
1
司運 動 (シ ナジー
) 8) とい う観点
か ら考え る必 要がある かも しれない 。 これに は,
上位中枢
が運動行動
を形成
する と きに処
理 し なけれ ば な ら ないパ ラ メー
ター
数 を減 らす た めに,
四肢の関 節 運 動 が一
定の動 きを する とい うこ と が含
ま れて い る。Kots9
)ら は , 手 関 節の屈曲
を運動
の課 題とする場
合,
肘 関 節 を同
時に屈曲
する と能 力を発 揮 しや すい が,
肘関節
を伸
展 し て行
うと遂行
が難
し く な ること を示し た。 今 回の 課 題で は骨 盤の固 定により共 同 運 動 が 困 難 となり 運 動の達 成 度 も低
くなっ た こ とが考
え られ る。こ の ように
大
腿 挙 上 運 動におい て骨 盤の固 定が 正 味の股 関 節 可 動 域 を 規 定 すること, 自動可動域
値
と他動可動域値
の 差を規定
すること が明 らか と なっ た。 し か し その メ カニ ズム につ い て は不明
で あ り,
今 後の検 討 課 題として残 さ れて い る。本論 文
の内 容の一
部は第14
回 関 東 甲 信 越 ブ ロ ッ ク理 学 療 法 士 学 会で 口演
した。 引 用 文 献 1)中村隆一,
斎 藤宏 :基 礎 運 動 学 第4 版
.
医歯 薬 出 版,
1992.
2)Milch H :The measurement Gf
hip
motionin
the sagittal and coronal planes
.
JB
JS
4正一
A :
731− 736,1959.
3)Milch H :
The
pelvifemoral angle offlexion
and exterls{on at the hip
joint
.
ClinOrthoP
31
:58 − 64,1963.
4)E
本 整 形 外科 学 会,
日本リハ ビ リ テー
シ ョ ン医 学 会 :関 節 可 動 域 表 示 ならびに測定法.
1995.
5
)岡 部としこ,
渡 辺 英 夫・
他:各年 代に お け る健 康人の 関節可 動 域につ いて
.
総 合 リハ 8
:41− 56
, 1980,
6)二又 達 子,
松 浦保茂・
他 :股 関節可 動 域 測 定 法の 検 討.
理・
作・
療 法 7 :356一
360,
1973.
7
)長田松義,
中屋久 長 :関 節 可 動 域の評 価.
総 合リ ノ丶
3
:629− 642
,1975.
8
)Arbib
MA l From synergies arld embroyos tomotor schemas
.
In:Whiting HTA (ed)Human MotorAction−Bernstein
Reassessed.
Elsevier
Science
PublishersB.
V ,
(North−
Holland ),
1984.
9
)Kots
YM ,
Syrovegin AV :Fixed set of variantsof
interaction
of the muscles oftwo
joints
usedin the execution of simple voluntary move
−
rnents
.
Biophysics l1:1212− 1219,
1966.
296
ve\tsrkee
ee24igeg5g
<Abstract>
Metion of
Hip
Joints
andPelvises
during
LegRaising
Tomomi
OGAWA,
RPT
Department
of
Physicat
Thempy,
GOTO
College
of
Medical
Arts
andS(n'ences
Noboru
SEKIYA,
RPT
Department
of
Rhysicat
ZPiemoeutics,
Showa
[i)iiversity
Collage
of
Medicat
Scr'ences
The
purpose
ofthis
study wasto
examine movements ofhip
joints
andpelvises
during
leg
rasing motion,Thirty-three
norrnal adultsparticipated
in
the experiment.
We
measuredthe
angles ofpelvises
andfemurs
from
the
horizontal
line
using ouroriginal apparatus, when
the
subjects elevatedtheir
rightlegs
withthe
knees
flexed.
True
hip
joint
range of motion(ROM)
was calculatedfrem
the
two
angles.The
perimental
design
was2
factors
(pelvis
fixation
(fixed
orfree)
× movement style
(active
orpassive))
with repeated measures.
True
hip
joint
ROM
waslarger
in
the
free
pelvis conditienthan
in
the
fixed
pelvis
condition, andthe
difference
between
active andpassive
ROMs
was smallerin
the
free
pelvis conditionthan
in
the
fixed
pelvis condition.These
results suggest
that
pelvic movementis
one ofthe
factors
for
determining
the
true
ROM
ofhip
joint
flexion.
Since
these
results can notbe
explainedin
terms
of the action ofmuscles and