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ルイス酸によるインドール類の新規多量化反応とその選択性に関する研究

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Academic year: 2021

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Title

ルイス酸によるインドール類の新規多量化反応とその選択

性に関する研究( 内容の要旨 )

Author(s)

藤野, 和孝

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(農学) 甲第339号

Issue Date

2004-03-15

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2680

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名(本個)籍) 学 位 の 種 類 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学位授与の要件 研究科及び専攻 研究指導を受けた大学 学 論 文 題 目 審 査 委 員,会 藤 野 和 孝 (静岡県) 博士(農学) 農博甲第339号 平成16年3月15日 学位規則第4条第1項該当 連合農学研究科 生物資源科学専攻 岐阜大学 ルイス酸によるインドール類の新規多量化反応と その選択性に関する研究 主査 岐阜大学 教 授 副査 岐阜大学'教 副査 信州大学 教 副査 静岡大学 教 授 授 授 一彦 紘 男 進 善 英 塚 田 原 藤 中 榛 茅 衛 論 文 の 内 容 一叫の 要 旨

天然にはインドールアルカロイドと呼ばれる強い生理活性作用を示す一群がある。

インドールアルカロイドには基本骨格であるインドール母核のベンゼン環部にいくつ かの官能基を有しているものが多く多く存在するが、インドール環の複雑な反応性の ため特定の位置に置換基を導入することは非常に困難とされている。そのためインド ール環の反応性を詳細に検討し、選択的置換基導入を確立することが重要であり、こ の複雑な反応性の原理を解明する方法の一つとして各種条件下での安定性の比較や分 解生成物の構造解明により反応性の知見を得る必要がある。本論文では〟メトキシカ ルポニルユ及び〃トシルインドール4の多量化反応を通じてインドール環の反応

性を解明し、インドールアルカロイドの合成に役立てることを目的として研究を進め

ている。 、

Nメトキシカルポニルインドール1をCH2C12に溶解し、5.Oeq.AlC13を加えて-2

0℃で撹拝すると二量体混合物を得た。この二量体混合物は各種機器分析により8種類 の混合物であることがわかり、これら8種類の二量体すべてを順相、逆相HPLCを駆使 して単離精製することに成功した。その6種類はベンゼン環部がピロール環部に求核付 加した二量体で、ピロール環部の3位に求核付加した二量体2亀頭と2位に求核付加し た二量体蝕惑であった。低温で反応させると二量体鮎撼が主成分となり、これは

(3)

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(4)

以上の研究により、〃メトキシカルポニル皇及び〟トシルインドール4のAIC13存在下

での多量化反応により新規の多量体が得られ、インドール環の複雑な反応性を理解する上

で重要な知見が得られた。将来は、これらの反応性がインドールアルカロイドの合成に役 立つと考えられる。 審 査 結 果 の 要 旨

本博士論文は、多くの薬理活性天然物が知られるインドールアルカロイ

ドの基本骨格であるインドール類の多量化反応を詳細に研究したものであ

る。

一般にインドール類の◆ピロール環部分はベンゼン環部分よりも高い反応

性を持ち、この反応性を制御して望みの位置に置換基を導入することは困

難とされてきた。このインドール環の複雑な反応性を理解する目的でイン

ドール環1位窒素をアシル基やトシル基などで保護し、.ルイス酸として塩

化アルミニウム存在下での反応性を検討し多くの新規多量化反応生成物を

得て、その生成機構を詳細に研究している。

ここで調べた出発物は、N-アシルインドニールとしてアセチル体、p-メ

トキシベンゾイル体及びメトキシカルポニル体について検討し、ついでN.

トシルインドールについて詳細に研究している。これらはいずれも位置異

性体などの約10種類の二量体、三量体の混合物を与えたが、HPLCを用

いる精密な分離精製と脱保護等の誘導反応を駆使して正確にそれぞれの化

合物を純粋に得ている。これらは1H・N叩R、MS等を用い七構造決定し、

その結合様式を証明している。その結果、多くの新規二量体、三量体の構

造を決定すると共にインドール環の1位置換基、塩化アルミニウムの当量、

反応溶媒、反応温度などが変化すると、生成物の構造、生成比などが大き

く異なることを見出し、その生成機構や原理を詳細に考察している。更に、

この多量化生成物を脱保護、酸化してビインドール類の合成法へと発展さ

せている。

以上の研究成果は、複雑なインドール類の反応性を詳細に解明したもの

で、インド⊥ル類の新規合成反応の開発に必須な新規の反応性を理解する

上で極めて重要であり、広くヘテロ環天然物の合成分野の研究発展に大き

く貢献するものである。

以上について、審査委員全員で本論文が岐阜大学大学院連合農学研究科

の学位論文として十分価値あるものと認めた。

(5)

ー120-基礎となる学術論文・雑誌名

1・Fujino,K・,%nase,E・,Shinoda,YandNakatsuka,S.,Studyon

OligomerizationofNto$ylindolewithaluminumchloride.月おcL 月わtecbDOLBibcbeⅢ.,inpress.

2.Fujino,K.,%nase,E.andNakatsuka;S.,Noveldimerization

PrOductsofNacylindoleswithAICl3.HeterocyclicCommun.,in preSS・

参照

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