8 5 1.研究背景 近 年 ,教 育 分 野 に お け る C A I ( C o m p u t e r A s s i s t e d I n s t r u c t i o n ) 学 習 教 材 の 開 発 が 進 み , 看 護 学 教 育 に お い て は , オ ン デ マ ン ド に よ り 無 料 で 講 義 を 視 聴 で き る シ ス テ ム 教 材 や , 看 護 技 術 関 連 の テ キ ス ト に 附 属 す る 携 帯 端 末 で Q R コ ー ド を 読 み と り , い つ で も ど こ で も 日 常 生 活 援 助 技 術 を 閲 覧 で き る 等 , 教 育 で の ICT(Information and Communication Technology・ 情 報 通 信 技 術 ) の 活 用 が 著 し く 発 展 し て い る . 看 護 学 教 育 に お け る C A I 学 習 教 材 活 用 を 活 用 し た 取 り 組 み は ,大 阪 府 立 大 学 「C a n G o プ ロ ジ ェ ク ト 」1 ), 九 州 大 学 の 「WBT (Web Based Training) に よ る 医 療 系 統 合 学 習 プ ロ ジ ェ ク ト 」2 ),聖 路 加 看 護 大 学 の「e - l e a r n i n g を 利 用 し た 看 護 大 学 大 学 院 ・ 継 続 教 育 シ ス テ ム の 構 築 と 評 価 プ ロ ジ ェ ク ト 」3 )等 多 く の 報 告 が 見 ら れ る . こ れ ら プ ロ ジ ェ ク ト の 学 習 効 果 の 結 果 を 受 け て , 看 護 基 礎 教 育 に お い て は , 動 画 や テ ス ト コ ン テ ン ツ を 盛 り 込 ん だ プ ロ グ ラ ム や , 授 業 の 演 習 時 期 と 組 み 合 わ せ て 配 信 時 期 を あ ら か じ め 設 定 し た プ ロ グ ラ ム の 構 築 等 , 視 聴 覚 教 材 ( コ ン テ ン ツ ) の 作 成 に と ど ま ら ず , 双 方 向 で 学 習 支 援 を は か る 自 己 < 実 践 報 告 >
e-learning による主体的学習の支援環境の構築とその有用性の検討
-対象学生によるアンケート調査結果の分析から-
The Efficacy of and Developing Supportive Environments for Active E-Learning
: Analyses of Student Surveys
駒井裕子1
Hiroko KOMAI
1 常葉大学健康科学部看護学科
Department of Nursing,Faculty of Health Science,Tokoha University
【要 旨】 学 生 が 主 体 的 に 学 習 を 進 め ら れ る 学 習 支 援 シ ス テ ム を 構 築 す る こ と を 目 的 と し て , 病 院 に 勤 務 す る 認 定 看 護 師 と と も に , 高 齢 者 の 生 活 援 助 技 術 に 関 す る 1 2 種 類 の 動 画 教 材 と 自 己 学 習 ノ ー ト を 作 成 し ,A 大 学 看 護 学 科 2 年 生 8 6 名 に 実 施 し た . 講 義 終 了 後 に シ ス テ ム 活 用 状 況 と 動 画 教 材 に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 を 行 な い 8 5 名 の 回 答 を 得 た . 動 画 教 材 は 予 習 ・ 復 習 と し て 自 己 学 習 ノ ー ト を 整 理 す る た め に ,8 6 . 3 % の 学 生 が 1 ~ 2 回 以 上 視 聴 し て い る こ と が 分 か っ た . 本 シ ス テ ム 活 用 に よ る 学 習 の 有 用 性 は , 教 材 に 関 す る 配 慮 と し て , 主 題 が わ か り や す い 教 材 と 学 習 ノ ー ト , そ し て ア ク セ ス し や す い 環 境 等 の 利 便 性 に 影 響 さ れ る と 考 え ら れ た . Key Words: e - l e a r n i n g , 主 体 的 学 習 , 学 習 支 援 環 境 , 高 齢 者 へ の 生 活 援 助 技 術
8 6 常葉大学健康科学部研究報告集 第4 巻第 1 号 学 習 を 中 心 と し た プ ロ グ ラ ム の 実 践 報 告 が 増 え て き て い る . こ の よ う な 流 れ を う け 渡 邊 ら は , 今 後 I C T を 活 用 し た 看 護 基 礎 教 育 を 推 進 す る た め に は 「 魅 力 的 で 効 果 的 に 学 習 で き る コ ン テ ン ツ の 作 成 を 第 一 に 行 う 必 要 が あ り , 反 復 す る 学 習 法 で 進 め ら れ れ ば , 今 後 自 己 学 習 へ の 動 機 づ け と 準 備 学 習 , 自 己 学 習 後 の 学 び の 強 化 に つ な げ ら れ る 可 能 性 が あ る 」4 )と 述 べ て い る . 老 年 看 護 学 領 域 に お け る , 高 齢 者 の 生 活 援 助 技 術 の 基 礎 知 識 に 関 す る 講 義 ・ 演 習 は ,2 年 後 期 に 5 コ マ 実 施 し て い る . し か し 生 活 体 験 , 臨 地 実 習 体 験 が 少 な く , 病 態 治 療 学 の 講 義 を 継 続 中 の 学 生 が , 機 能 障 害 を も つ 高 齢 者 の 生 活 を イ メ ー ジ す る こ と は 容 易 で な い . よ っ て , 市 販 さ れ て い る 動 画 教 材 を 活 用 し , 障 害 高 齢 者 の 生 活 行 動 を 想 起 さ せ る こ と を 検 討 し た が , 活 動 の 援 助 ( 起 き 上 が り か ら 移 乗 ま で ) や 食 事 の 援 助 等 で は , 本 講 義 で 必 要 と す る 教 材 が 見 当 た ら な か っ た . そ こ で , 予 習 や 復 習 あ る い は 技 術 練 習 な ど 主 体 的 な 学 習 を 積 み 重 ね る た め に , 講 義 内 容 に 合 っ た 動 画 教 材 を 作 成 し , 自 主 的 に 学 ぶ 環 境 を 整 え る こ と を 検 討 し た . 現 在 A 大 学 に お い て は , 双 方 向 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図 る 情 報 環 境 が ま だ 十 分 整 備 さ れ て お ら ず , 看 護 学 科 に お け る C A I 学 習 を 構 築 す る こ と は 困 難 で あ る . し か し , 先 行 研 究 , 文 献 を 考 察 す る と , 情 報 環 境 が 不 十 分 な 中 で も 工 夫 を 重 ね て 教 材 を 作 成 し ,C A I に よ る 学 習 環 境 を 整 え る 試 み を し て い る 大 学 が 散 見 さ れ た . そ こ で ,「 老 年 の 健 康 と 看 護 Ⅱ 」 の 日 常 生 活 援 助 技 術 の 学 習 に 関 し て 動 画 配 信 シ ス テ ム を 導 入 し , 知 識 の 確 認 と 援 助 技 術 の 反 復 学 習 が 行 え る よ う , 主 体 的 学 習 環 境 の 構 築 を 試 み た .2 年 生 に シ ス テ ム 活 用 の 同 意 を 得 た う え で 動 画 教 材 を 組 み 入 れ た 講 義 を 実 施 し , 終 了 後 に シ ス テ ム 活 用 状 況 と 動 画 教 材 に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 を 行 い , そ の 有 用 性 に 関 し て 考 察 し , 学 生 に と っ て 活 用 し や す い 学 習 環 境 に つ い て 検 討 し た の で こ こ に 報 告 す る . 1 . 2 . 用 語 の 定 義 「 動 画 教 材 」 授 業 目 標 に 沿 っ て , 臨 床 の 脳 卒 中 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 認 定 看 護 師 及 び 集 中 ケ ア 認 定 看 護 師 ら と 話 し 合 い , 実 際 の 援 助 技 術 を 撮 影 し , 作 成 し た 動 画 教 材 , 学 習 ノ ー ト と 連 動 し て お り , 動 画 を 見 て 学 習 を 進 め る よ う に 構 成 し て い る も の . 2.研究の目的と方法 2 . 1 . 研 究 目 的 研 究 者 と 脳 卒 中 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 認 定 看 護 師 及 び 集 中 ケ ア 認 定 看 護 師 が 作 成 し た 視 聴 覚 教 材 を , 動 画 配 信 シ ス テ ム で 閲 覧 で き る よ う 学 習 支 援 環 境 を 構 築 し , 利 用 し た 学 生 を 対 象 に そ の 有 用 性 に つ い て ア ン ケ ー ト 調 査 行 い , 活 用 し や す い 学 習 環 境 に つ い て 検 討 す る こ と を 目 的 と す る . 2 . 2 . 研 究 の 方 法 2 . 2 . 1 . デ ー タ 収 集 期 間 平 成2 7 年 1 2 月 ~ 平 成 2 8 年 3 月 2 . 2 . 2 . 対 象 者 A 大 学 健 康 科 学 部 看 護 学 科 専 門 科 目 「 老 年 の 健 康 と 看 護 Ⅱ 」 を , 平 成2 7 年 度 の 履 修 登 録 し た 2 年 生 8 6 名 に , デ ー タ 収 集 実 施 前 に 行 っ た 研 究 参 加 に 関 す る 説 明 ( 本 研 究 の 目 的 と ア ン ケ ー ト 調 査 の 主 旨 , 参 加 の 是 非 や 調 査 の 分 析 は 成 績 登 録 後 に 実 施 す る た め , 当 該 科 目 へ の 影 響 は 一 切 な い こ と 等 ) を し , 研 究 へ の 参 加 に 同 意 を 得 ら れ た 8 6 名 に 実 施 し た . ア ン ケ ー ト 調 査 は , 調 査 時 欠 席 し た 学 生 を 除 き ,8 5 名 で 記 述 分 析 を 行 っ た .
8 7 e-learning による主体的学習の支援環境の構築とその有用性の検討(駒井) 2 . 2 . 3 . デ ー タ 収 集 方 法 ( 1 ) コ ン テ ン ツ 及 び 学 習 ノ ー ト の 作 成 指 定 テ キ ス ト ・ サ ブ テ キ ス ト を 中 心 に 5 コ マ の 授 業 案 を 作 成 し , 臨 床 で 働 く 脳 卒 中 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 看 護 認 定 看 護 師 , 集 中 ケ ア 認 定 看 護 師 と と も に , コ ン テ ン ツ の シ ナ リ オ を 作 成 し , 病 院 の 倫 理 審 査 を 受 け た . そ の 後 施 設 使 用 許 可 を 得 て , 病 院 ・ 病 室 で の 撮 影 を 行 い , 研 究 者 が 動 画 作 成 ソ フ ト Wi n d o w L i v e ム ー ビ ー メ ー カ ー(Wi n d o w s 7 )を 使 用 し , 編 集 し た . 編 集 し た 教 材 ビ デ オ は , 認 定 看 護 師 ら と と も に 内 容 確 認 を 行 い , 講 義 で の 使 用 許 諾 を 得 た . シ ナ リ オ か ら 編 集 作 業 を 行 う こ と と 同 時 進 行 で , 学 習 ノ ー ト を 作 成 し , 教 材 と 学 習 ノ ー ト の 整 合 性 を 確 認 し た . ( 2 ) 動画配信システム及び利用のための手続き 教材ビデオは,表1 に示す技術演習の「日常 生活動作を支える援助」の作成・実演に参加し た 脳 卒 中 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 認 定 看 護 師 の 他, ボランティアによる高齢模擬患者,使用施設設 備 等, 肖 像 権 に 関 す る デ ー タ 管 理( セ キ ュ リ テ ィ) が 保 障 さ れ た シ ス テ ム が 必 要 と な っ た. 契約した動画配信システムは,予算,セキュリ ティ面の保障,編集作業及び動作分析が可能な ソ フ ト と 動 画 配 信 機 能 を 持 つ シ ス テ ム を も つ ダートフィッシュ TV® を選択した. 当 該 授 業 開 始 前 に , 履 修 登 録 済 み 学 生 を 対 象 に , 科 目 担 当 教 員 が 講 義 に お け る 動 画 の 活 用 方 法 に つ い て 説 明 を し た . 情 報 処 理 担 当 事 務 員 1 名 は , 動 画 配 信 シ ス テ ム へ の 登 録 と ア ク セ ス 方 法 の 説 明 , 及 び 禁 止 事 項 の 説 明 を 行 っ た . 学 生 は 個 人 情 報 及 び 使 用 基 準 の 規 約 に 関 す る 同 意 書 を 提 出 し た う え で , 各 自 の 携 帯 端 末( 携 帯 電 話・ス マ ー ト フ ォ ン・タ ブ レ ッ ト 等 ) か ら 利 用 者 認 証 を 経 て ロ グ イ ン し た . 自 宅 等 の P C を 活 用 す る 学 生 は , 帰 宅 後 ア ク セ ス を し ,8 6 名 全 員 が 登 録 済 み と な り , 閲 覧 で き る 状 況 で あ る こ と を 確 認 し た .( 図 1 参 照 ) 図1 本科目における動画配信システムの運用図 ( 3 ) 講 義 の 実 施 講 義 前 に , 自 己 学 習 ノ ー ト を 配 布 し た . シ ラ バ ス と 並 行 し て , 閲 覧 す る ビ デ オ のN o を 記 載 し ,予 習・復 習 い ず れ か で ,自 己 学 習 ノ ー ト を 整 理 し な が ら ビ デ オ を 閲 覧 す る こ と を 説 明 し た . 講 義 で は , ビ デ オ を 見 な が ら 解 説 を し , 学 習 ノ ー ト に 沿 っ て 生 活 援 助 技 術 の 方 法 の 根 拠 が 各 自 考 え ら れ る よ う に 進 め て い っ た . 作 成 し た 視 聴 覚 教 材 の コ ン テ ン ツ を 表 1 に 示 す . 表 1 作 製 し た 動 画 教 材 と 視 聴 回 数 ( 4 ) 講義終了後の活用状況に関する調査の実施 当 該 科 目 を 受 講 し た 学 生 を 対 象 に , 研 究 者 が 作 成 し た シ ス テ ム の 活 用 状 況 に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 票 を 無 記 名 で 回 答 を 求 め , 科 目 終 了 後 に 別 の 教 員 が 一 括 配 布 し 回 収 し た . 3 よる高齢模擬患者使用施設設備等肖像権に関する データ管理(セキュリティ)が保障されたシステム が必要となった.契約した動画配信システムは予算 セキュリティ面の保障編集作業及び動作分析が可 能なソフトと動画配信機能を持つシステムをもつダ ートフィッシュ TV®を選択した. 当該授業開始前に履修登録済み学生を対象に科 目担当教員が講義における動画の活用方法について 説明をした.情報処理担当事務員 名は動画配信シ ステムへの登録とアクセス方法の説明及び禁止事 項の説明を行った.学生は個人情報及び使用基準の 規約に関する同意書を提出したうえで各自の携帯 端末(携帯電話・スマートフォン・タブレット等) から利用者認証を経てログインした.自宅等の 3& を活用する学生は帰宅後アクセスをし 名全員 が登録済みとなり閲覧できる状況であることを確 認した.(図1参照) 図1 本科目における動画配信システムの運用図 講義の実施 講義前に自己学習ノートを配布した.シラバスと 並行して閲覧するビデオの 1R を記載し予習・復習 いずれかで自己学習ノートを整理しながらビデオ を閲覧することを説明した.講義では,ビデオを見 ながら解説をし,学習ノートに沿って生活援助技術 の方法の根拠が各自考えられるように進めていった. 作成した視聴覚教材のコンテンツを表 に示す. 表 作製した動画教材と視聴回数 講義終了後の活用状況に関する調査の実施 当該科目を受講した学生を対象に研究者が作成 したシステムの活用状況に関するアンケート調査票 を無記名で回答を求め科目終了後に別の教員が一 括配布し回収した. 作成したアンケート調査票は視聴環境や頻度に 関する6項目視聴覚教材の内容に関する 項目連 動する学習ノートに関する 項目等で各設問に対 する選択肢を3~5つ挙げ全体で 分以内で回答 できるように構成した. データ分析方法 動画配信システムを利用することによる主体的学 習に関する有用性についてはアンケート調査に回 答した 名の学生の回答を対象として([FHO によ る記述統計を行った.自由記述により得られた自由 意見は本研究目的に即し有用性に関する記述に焦 点を当てコード化カテゴリー化を行った. 倫理的配慮 本研究は平成 年 月 日に$ 大学研究倫理 委員会の承認(承認番号研静 )を得て$ 大学 倫理規定に即して実施した.また,認定看護師が所 属する病院研究倫理委員会には,看護師及び模擬患 者の肖像権の保護や病院施設での撮影に関する申請 *担当教員・認定看護師による動画教材作成 【生活基本動作を援助する技術の実際】 ④閲覧可能 ②登録 ③招待メール 動画配信システム *履修登録済学生 ①登録申請 *情報処理担当事務員 回 ~回 回以上 Ⅰ 加齢変化について 分秒 講義・図表読みとり Ⅰ 日常生活動作を支える援助 分秒 技術演習 Ⅰ 用語の定義 分秒 講義 Ⅱ 高齢者の食事とケア 分秒 講義 Ⅱ 食べるために口腔内環境を整えるということ 分秒 技術演習 Ⅱ 口腔ケア物品説明 分秒 技術演習 Ⅱ 義歯の取り扱い方 分秒 技術演習 Ⅱ 誤嚥防止のとろみ食について 分秒 講義 Ⅲ 皮膚の清潔と看護ケア 分秒 講義・技術演習 Ⅳ 排尿と看護ケア 分秒 講義 Ⅳ 排便と看護ケア 分秒 講義 Ⅳ 紙おむつについて 分秒 技術演習 総視聴回数 ハビリテーション認定看護師の他ボランティアに よる高齢模擬患者使用施設設備等肖像権に関する データ管理(セキュリティ)が保障されたシステム が必要となった.契約した動画配信システムは予算 セキュリティ面の保障編集作業及び動作分析が可 能なソフトと動画配信機能を持つシステムをもつダ ートフィッシュ TV®を選択した. 当該授業開始前に履修登録済み学生を対象に科 目担当教員が講義における動画の活用方法について 説明をした.情報処理担当事務員 名は動画配信シ ステムへの登録とアクセス方法の説明及び禁止事 項の説明を行った.学生は個人情報及び使用基準の 規約に関する同意書を提出したうえで各自の携帯 端末(携帯電話・スマートフォン・タブレット等) から利用者認証を経てログインした.自宅等の 3& を活用する学生は帰宅後アクセスをし 名全員 が登録済みとなり閲覧できる状況であることを確 認した.(図1参照) 図1 本科目における動画配信システムの運用図 講義の実施 講義前に自己学習ノートを配布した.シラバスと 並行して閲覧するビデオの 1R を記載し予習・復習 いずれかで自己学習ノートを整理しながらビデオ を閲覧することを説明した.講義では,ビデオを見 ながら解説をし,学習ノートに沿って生活援助技術 の方法の根拠が各自考えられるように進めていった. 作成した視聴覚教材のコンテンツを表 に示す. 表 作製した動画教材と視聴回数 講義終了後の活用状況に関する調査の実施 当該科目を受講した学生を対象に研究者が作成 したシステムの活用状況に関するアンケート調査票 を無記名で回答を求め科目終了後に別の教員が一 括配布し回収した. 作成したアンケート調査票は視聴環境や頻度に 関する6項目視聴覚教材の内容に関する 項目連 動する学習ノートに関する 項目等で各設問に対 する選択肢を3~5つ挙げ全体で 分以内で回答 できるように構成した. データ分析方法 動画配信システムを利用することによる主体的学 習に関する有用性についてはアンケート調査に回 答した 名の学生の回答を対象として([FHO によ る記述統計を行った.自由記述により得られた自由 意見は本研究目的に即し有用性に関する記述に焦 点を当てコード化カテゴリー化を行った. 倫理的配慮 本研究は平成 年 月 日に$ 大学研究倫理 委員会の承認(承認番号研静 )を得て$ 大学 倫理規定に即して実施した.また,認定看護師が所 属する病院研究倫理委員会には,看護師及び模擬患 者の肖像権の保護や病院施設での撮影に関する申請 *担当教員・認定看護師による動画教材作成 【生活基本動作を援助する技術の実際】 ④閲覧可能 ②登録 ③招待メール 動画配信システム *履修登録済学生 ①登録申請 *情報処理担当事務員 回 ~回 回以上 Ⅰ 加齢変化について 分秒 講義・図表読みとり Ⅰ 日常生活動作を支える援助 分秒 技術演習 Ⅰ 用語の定義 分秒 講義 Ⅱ 高齢者の食事とケア 分秒 講義 Ⅱ 食べるために口腔内環境を整えるということ 分秒 技術演習 Ⅱ 口腔ケア物品説明 分秒 技術演習 Ⅱ 義歯の取り扱い方 分秒 技術演習 Ⅱ 誤嚥防止のとろみ食について 分秒 講義 Ⅲ 皮膚の清潔と看護ケア 分秒 講義・技術演習 Ⅳ 排尿と看護ケア 分秒 講義 Ⅳ 排便と看護ケア 分秒 講義 Ⅳ 紙おむつについて 分秒 技術演習 総視聴回数 1R タイトル 時間 種類 視聴回数
8 8 常葉大学健康科学部研究報告集 第4 巻第 1 号 作 成 し た ア ン ケ ー ト 調 査 票 は , 視 聴 環 境 や 頻 度 に 関 す る 6 項 目 , 視 聴 覚 教 材 の 内 容 に 関 す る 3 項 目 , 連 動 す る 学 習 ノ ー ト に 関 す る 1 項 目 等 で , 各 設 問 に 対 す る 選 択 肢 を 3 ~ 5 つ 挙 げ , 全 体 で 1 0 分 以 内 で 回 答 で き る よ う に 構 成 し た . 2 . 3 . デ ー タ 分 析 方 法 動 画 配 信 シ ス テ ム を 利 用 す る こ と に よ る 主 体 的 学 習 に 関 す る 有 用 性 に つ い て は , ア ン ケ ー ト 調 査 に 回 答 し た 8 5 名 の 学 生 の 回 答 を 対 象 と し て ,E x c e l に よ る 記 述 統 計 を 行 っ た . 自 由 記 述 に よ り 得 ら れ た 自 由 意 見 は , 本 研 究 目 的 に 即 し , 有 用 性 に 関 す る 記 述 に 焦 点 を 当 て , コ ー ド 化 , カ テ ゴ リ ー 化 を 行 っ た . 2 . 4 . 倫 理 的 配 慮 本 研 究 は , 平 成 2 6 年 1 2 月 1 3 日 に , A 大 学 研 究 倫 理 委 員 会 の 承 認 ( 承 認 番 号 研 静 1 5 -1 9 ) を 得 て , A 大 学 倫 理 規 定 に 即 し て 実 施 し た . ま た , 認 定 看 護 師 が 所 属 す る 病 院 研 究 倫 理 委 員 会 に は , 看 護 師 及 び 模 擬 患 者 の 肖 像 権 の 保 護 や 病 院 施 設 で の 撮 影 に 関 す る 申 請 等 を 行 い , 承 認 を 得 て 撮 影 を 行 っ た . 3.結果 3 . 1 . ア ン ケ ー ト 調 査 結 果 収 集 し た デ ー タ の 結 果 を , 項 目 ご と に 表 2 に 示 す . 3 . 1 . 1 視 聴 回 数 1 本 の 視 聴 覚 教 材 を 視 聴 し た 平 均 回 数 が 最 も 多 か っ た の は ,「1 - 2 回 」( 8 1 % ) で あ る . 動 画 教 材 で , 最 も 視 聴 回 数 が 多 か っ た の は Ⅱ - 3「 口 腔 ケ ア 物 品 説 明 」で 7 9 名( 9 2 . 9 % ) で あ っ た . 全 体 と し て Ⅱ の 「 高 齢 者 の 食 事 援 助 」 に 関 す る も の は 視 聴 率 が 高 く , 平 均 7 3 . 4 人 ( 8 6 . 3 % ) の 学 生 が , 1 ~ 2 回 視 聴 し て い た .3 回 以 上 視 聴 し た と 回 答 し た 学 生 表2 本学習支援環境に関する学生への調査結果 4 等を行い,承認を得て撮影を行った. 3.結果 アンケート調査結果 収集したデータの結果を項目ごとに表 に示す. 視聴回数 本の視聴覚教材を視聴した平均回数が最も多か ったのは「 回」(%)である. 動画教材で最も視聴回数が多かったのはⅡ「口 腔ケア物品説明」で 名()であった.全体 としてⅡの「高齢者の食事援助」に関するものは視 聴率が高く,平均 人(%)の学生が1~ 回視聴していた. 回以上視聴したと回答した学生 で最も視聴されていたものはⅠ「加齢変化」であ り 人の学生(%)が視聴していた. 視聴場所 各学生の所有する携帯端末大学 3&自宅 3& 等 を活用していたが最も多かった場所は自宅で 名 (%)であり大学の 3& を利用した学生は 名(%)であった.その他 名(%)は 通学途中の移動時に視聴していた. 使用した端末機器 学生が選択し登録した視聴用の端末機器はス マートフォン・タブレットが 名(%)で自宅 3& は 名(%)大学 3& は(%)であった. 視聴した時期 授業前に予習として自己学習ノートと照らし 合わせて毎回視聴し学習した学生は 名(%) 復習として視聴し学習をした学生は 名(%) であった.授業前に予習として視聴しなかった学生 は未記入を含め 名(%)であり復習のため 視聴しなかった学生は 名(%)であった. 主に視聴した時間帯 表2 本学習支援環境に関する学生への調査結果 㼚㻩㻤㻡 2)視聴場所 主に視聴覚教材を閲覧した場所は?(*複数回答) 「自宅」 79名 㻥㻞㻚㻥㻑 「友人宅」 1名 㻝㻚㻝㻑 「大学PC」 9名 㻝㻜㻚㻡㻑 「大学図書館」 2名 㻞㻚㻟㻑 「その他」 18名 㻞㻝㻚㻝㻑 3)使用した端末機器 視聴覚教材を閲覧した使用端末の種類は?(*複数回答) 「自宅PC」 16名 㻝㻤㻚㻤㻑 「スマホ・タブレット」 79名 㻥㻞㻚㻥㻑 「友人のPC,端末」 2名 㻞㻚㻟㻑 「大学PC」 6名 㻣㻚㻜㻑 「その他」 0名 㻜㻚㻜㻑 4)視聴した時期 「授業前(予習として)視聴した」 毎回視聴した 23名 㻞㻣㻚㻜㻑 5コマのうち1度は視聴した 46名 㻡㻠㻚㻝㻑 視聴しなかった 5名 㻡㻚㻤㻑 未回答 1名 㻝㻞㻚㻥㻑 「授業後(復習として)視聴した」 毎回視聴した 22名 㻞㻡㻚㻤㻑 5コマのうち1度は視聴した 38名 㻠㻠㻚㻣㻑 視聴しなかった 7名 㻤㻚㻞㻑 未回答 18名 㻞㻝㻚㻝㻑 5)時間帯 視聴覚教材を主に視聴した時間帯(*複数回答) 「午前」 16名 㻝㻤㻚㻤㻑 「午後」 18名 㻞㻝㻚㻝㻑 「自宅帰宅後」 33名 㻟㻤㻚㻤㻑 「夜」 56名 㻢㻡㻚㻤㻑 「大学校舎内」 23名 㻞㻣㻚㻜㻑 「その他」 1名 㻝㻚㻝㻑 6)アクセス環境について 配信システムへのアクセスのしやすさについて 「アクセスしやすい」 20名 㻞㻟㻚㻡㻑 「まあすやすい」 36名 㻠㻞㻚㻟㻑 「あまりしやすくない」 20名 㻞㻟㻚㻡㻑 「そう思わない」 9名 㻝㻜㻚㻡㻑 7)視聴覚教材の内容について 「わかりやすい」 31名 㻟㻢㻚㻠㻑 「まあわかりやすい」 43名 㻡㻜㻚㻡㻑 「あまりそう思わない」 9名 㻝㻜㻚㻡㻑 「そう思わない」 2名 㻞㻚㻟㻑 8)視聴覚教材は、技術演習の予習として役立ったか 「役立った」 23名 㻞㻣㻚㻜㻑 「まあ役立った」 49名 㻡㻣㻚㻢㻑 「あまり役に立たなかった」 3名 㻟㻚㻡㻑 「役に立たなかった」 0名 㻜㻚㻜㻑 「わからない」 10名 㻝㻝㻚㻣㻑 9)視聴覚教材は、技術演習の復習として役だったか 「役立った」 37名 㻠㻟㻚㻡㻑 「まあ役立った」 40名 㻠㻣㻚㻜㻑 「あまり役に立たなかった」 5名 㻡㻚㻤㻑 「役に立たなかった」 0名 㻜㻚㻜㻑 「わからない」 3名 㻟㻚㻡㻑 10)動画配信システムを使用した自己学習の経験の有無 「ある」 10名 㻝㻝㻚㻣㻑 経験がある、と答えた学生のうち、各経験年数は? 「1年未満」 4名 㻠㻚㻣㻑 「1年以上2年未満」 5名 㻡㻚㻤㻑 「2年以上3年未満」 1名 㻝㻚㻝㻑 「4年以上」 0名 㻜㻚㻜㻑
8 9 で , 最 も 視 聴 さ れ て い た も の は Ⅰ . 1 「 加 齢 変 化 」 で あ り ,2 8 人 の 学 生 ( 3 2 . 9 % ) が 視 聴 し て い た . 3 . 1 . 2 視 聴 場 所 各 学 生 の 所 有 す る 携 帯 端 末 , 大 学 P C , 自 宅 P C 等 を 活 用 し て い た が , 最 も 多 か っ た 場 所 は 自 宅 で 7 9 名 ( 9 2 . 9 % ) で あ り , 大 学 の P C を 利 用 し た 学 生 は 11 名( 1 2 . 9 % )で あ っ た . そ の 他 1 8 名 ( 2 1 . 1 % ) は , 通 学 途 中 の 移 動 時 に 視 聴 し て い た . 3 . 1 . 3 使 用 し た 端 末 機 器 学 生 が 選 択 し 登 録 し た , 視 聴 用 の 端 末 機 器 は , ス マ ー ト フ ォ ン ・ タ ブ レ ッ ト が 7 9 名 (9 2 . 9 % ) で 自 宅 P C は 1 6 名 ( 1 8 . 8 % ), 大 学 P C は ( 7 % ) で あ っ た . 3 . 1 . 4 視 聴 し た 時 期 授 業 前 に , 予 習 と し て 自 己 学 習 ノ ー ト と 照 ら し 合 わ せ て 毎 回 視 聴 し 学 習 し た 学 生 は 2 3 名 (2 7 % ), 復 習 と し て 視 聴 し 学 習 を し た 学 生 は ,2 2 名 ( 2 5 . 8 % ) で あ っ た . 授 業 前 に 予 習 と し て 視 聴 し な か っ た 学 生 は , 未 記 入 を 含 め 1 6 名 ( 1 8 . 8 % ) で あ り , 復 習 の た め 視 聴 し な か っ た 学 生 は 2 5 名 ( 2 9 . 4 % ) で あ っ た . 3 . 1 . 5 主 に 視 聴 し た 時 間 帯 最 も 多 か っ た 視 聴 時 間 帯 は , 夜 間 で 5 6 名 (6 5 . 8 % ) で あ り , 自 宅 へ 帰 宅 後 が 3 3 名 (3 8 . 8 % ) で あ っ た . 講 義 の 空 き 時 間 等 に 大 学 内 で 視 聴 し た 学 生 は ,2 3 名 ( 2 7 . 0 % ) で あ っ た . 3 . 1 . 6 ア ク セ ス 環 境 に つ い て 動 画 配 信 シ ス テ ム や , ネ ッ ト 環 境 に つ い て , ア ク セ ス し や す い と 答 え た 学 生 は 2 0 名 (2 3 . 5 % ), ま あ し や す い と 答 え た 学 生 は 3 6 名 (4 2 . 3 % ) で , 特 に ト ラ ブ ル が な か っ た 学 生 が 6 6 % で あ っ た . あ ま り ア ク セ ス し や す く な い , ア ク セ ス し に く い と 思 う 学 生 は , 2 9 名 ( 3 4 . 1 % ) で あ っ た . 3 . 1 . 7 視 聴 覚 教 材 の 内 容 に つ い て わ か り や す い と 答 え た 学 生 は 3 1 名 (3 6 . 4 % ), ま あ わ か り や す い と 答 え た 学 生 が 4 3 名 ( 5 0 . 5 % ) で あ っ た . あ ま り そ う 思 わ な い , 思 わ な い 学 生 は 11 名 ( 1 2 . 9 % ) で あ っ た . 3 . 1 . 8 . 視 聴 覚 教 材 は , 技 術 演 習 の 予 習 と し て 役 立 っ た か 授 業 中 に 行 う 演 習 の 予 習 と し て , 役 に 立 っ た と 答 え た 学 生 は2 3 名( 2 7 . 0 % )ま あ 役 立 っ た と 答 え た 学 生 が4 9 名( 5 6 . 9 % )で あ っ た . あ ま り 役 立 た な か っ た と 答 え た 学 生 は 3 名 (3 % ) わ か ら な い と 答 え た 学 生 は 1 0 名 (11 . 7 % ) い た . 3 . 1 . 9 . 視 聴 覚 教 材 は , 技 術 演 習 の 復 習 と し て 役 だ っ た か 授 業 中 に 行 っ た 演 習 の 復 習 と し て , 役 に 立 っ た と 答 え た 学 生 は 3 2 名 ( 3 7 . 6 % ) ま あ 役 立 っ た と 答 え た 学 生 が 4 6 名 ( 5 4 . 1 % ) で あ っ た . あ ま り 役 立 た な か っ た と 答 え た 学 生 は 2 名 ( 2 . 0 % ) わ か ら な い と 答 え た 学 生 は 5 名 ( 5 . 8 % ) で あ っ た . 3 . 1 . 1 0 . 動 画 配 信 シ ス テ ム を 使 用 し た 自 己 学 習 の 経 験 の 有 無 科 目 履 修 学 生 の う ち ,社 会 人 経 験 者 は 1 名 で あ る . 高 校 ま で に 動 画 配 信 シ ス テ ム を 使 用 し て 学 習 し た 経 験 の あ る 学 生 は ,1 0 名 (11 . 7 % ) で あ り , そ の う ち 2 年 以 上 使 用 し た 経 験 の あ る 学 生 は 1 名 ( 1 . 1 % ) で , 1 年 以 上 2 年 未 満 使 用 し た 学 生 は 5 名 ( 5 . 8 % ), 1 年 未 満 の 学 生 は 4 名 ( 4 . 7 % ) で あ っ た .
9 0 常葉大学健康科学部研究報告集 第4 巻第 1 号 3 . 1 . 1 1 . 視 聴 覚 教 材 の 活 用 継 続 に 希 望 の 有 無 授 業 前 後 に , 必 要 な 視 聴 覚 教 材 を 閲 覧 し , 自 己 学 習 ノ ー ト で 整 理 し な が ら 授 業 に 臨 み , 自 宅 で も 援 助 技 術 の 演 習 が 可 能 と な る 授 業 方 法 を 試 行 し た 結 果 , こ の 授 業 方 法 を 継 続 し た い と 答 え た 学 生 は 4 7 名 ( 5 5 . 2 % ) で あ り , 授 業 は 講 義 を 中 心 に 実 施 し て ほ し い と 答 え た 学 生 は 3 0 名 ( 3 5 . 2 % ), そ の 他 と 答 え た 学 生 は 6 名 ( 7 % ) で あ っ た . 活 用 希 望 に 関 す る 記 述 回 答 の 大 半 は , 自 宅 で 閲 覧 し た 時 の 通 信 制 限 ( 動 画 の 重 量 ) の 問 題 で あ っ た . 3 . 1 . 1 2 . 試 行 し た , 本 シ ス テ ム の 有 用 性 に 関 す る 自 由 記 述 8 5 名 中 , 2 4 ( 2 8 . 2 % ) の 回 答 が あ り , 以 下 の カ テ ゴ リ ー を 抽 出 し た .( 1 ) 「 教 材 と の 連 動 性 」( 2 ) 「 端 末 機 器 の 不 便 さ 」 ( 3 ) 「 い つ で も で き る 便 利 さ 」 で あ る . ( 1 ) 「 教 材 と の 連 動 性 」 作 成 し た 視 聴 覚 教 材 と , 学 習 ノ ー ト 及 び テ キ ス ト と の 連 動 性 に 迷 う と い う 意 見 が あ が り ,「 学 習 ノ ー ト の 指 示 番 号 と 教 材 の 不 一 致 」 や 「1 つ の 教 材 の 動 画 に 目 次 が な い の で 復 習 し に く い 」 等 , 教 材 の 未 熟 さ に 関 す る 意 見 が 5 つ あ っ た . ( 2 ) 「 端 末 機 器 の 不 便 さ 」 ス マ ー ト フ ォ ン 等 で 視 聴 す る 場 合 , 容 量 が 多 く と ら れ る た め Wi - F i 契 約 を し て い な い 学 生 は 閲 覧 に 支 障 を 生 じ る , と 7 名 が 記 述 し て い た . ま た , 配 信 し た 旨 を 連 絡 す る 方 法 が 大 学 ポ ー タ ル だ っ た た め , 気 づ か ず 視 聴 が 遅 れ た , と す る 学 生 が 3 名 い た . ま た , 使 用 し た 配 信 シ ス テ ム の 使 い 勝 手 の 不 便 さ を 記 述 し た 学 生 が 3 名 い た . ( 3 ) 「 い つ で も で き る 便 利 さ 」 ス マ ー ト フ ォ ン で 視 聴 で き る の で , 通 学 途 中 や 大 学 構 内 で 1 人 で い る と き に 自 己 学 習 ノ ー ト を 広 げ て 視 聴 し て い た 等 ,5 名 の 学 生 が 記 述 し て い た . 4.考察 本 研 究 は , 研 究 者 と 脳 卒 中 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 認 定 看 護 師 及 び 集 中 ケ ア 認 定 看 護 師 が 講 義 内 容 に 合 わ せ た 視 聴 覚 教 材 を 作 成 し , 利 用 し た 学 生 を 対 象 に 主 体 的 学 習 の 有 用 性 に つ い て ア ン ケ ー ト 調 査 を 行 っ た も の で あ る . ア ン ケ ー ト 調 査 の 結 果 か ら , 学 生 の 主 体 的 学 習 の 姿 勢 を 引 き 出 す た め に は ,「 学 生 が 魅 力 的 と 感 じ る コ ン テ ン ツ 教 材 」 の 活 用 と 「 自 己 学 習 の 動 機 づ け に な り 得 る 学 習 支 援 シ ス テ ム 」 の 構 築 を 検 討 す る 必 要 が あ る こ と が 考 え ら れ た . こ の 2 点 に つ い て 考 察 を 進 め る . 4 . 1 . 学 生 が 魅 力 的 と 感 じ る コ ン テ ン ツ 教 材 今 回 の シ ス テ ム と 教 材 を 活 用 し た 学 生 に 対 し , 講 義 を 行 っ た 際 の 学 生 の 反 応 , ま た ア ン ケ ー ト 調 査 結 果 か ら , 学 生 が 魅 力 的 と 感 じ る 動 画 教 材 の 特 徴 と し て ,「 主 題 が わ か り や す い 教 材 と 学 習 ノ ー ト 」 と い う 教 材 に 関 す る 配 慮 が あ る も の . そ し て 「 時 間 と 場 所 を 選 ば ず 学 習 で き る こ と 」 や ,「 簡 単 に サ イ ン ・ イ ン で き る シ ス テ ム 」 と い う 利 便 性 の 3 つ が 考 え ら れ た . 主 題 が わ か り や す い 教 材 と ノ ー ト は , 研 究 者 が 最 も 注 意 を 払 っ て 作 成 に 努 め た . し か し 5 コ マ の 中 で 技 術 演 習 を 含 め る と , コ ン テ ン ツ に 含 め た い 内 容 の 精 選 が 難 し く , 計 画 よ り や や 長 く な り , ア ン ケ ー ト の 記 述 に も あ る よ う に , コ ン テ ン ツ に 目 次 が な か っ た た め , 復 習 す る 時 に , ど の コ ン テ ン ツ に 含 ま れ て い た の か が わ か り づ ら い 結 果 と な っ て い た . そ れ で も 授 業 前 に 予 習 と し て 視 聴 し , 学 習 ノ ー ト に 取 り 組 ん だ 学 生 は 6 9 名 ( 8 1 . 1 % ) お り , 復 習 と し て 活 用 し た 学 生 も 6 0 名 ( 7 0 . 5 % ) で あ っ た . 本 学 習 支 援 環 境 の 意 図 す る , 主 体 的 学 習 へ の 方 向 性 や 可 能 性 が 示 さ れ て い る と 考 え た . ま た , 本 学 習 支 援 シ ス テ ム を 活 用 す
9 1 る こ と で , 授 業 中 に 体 験 学 習 す る 援 助 技 術 の エ ビ デ ン ス が , 学 習 ノ ー ト に 取 り 組 む こ と で 学 習 で き る こ と が , 授 業 回 数 を 重 ね る こ と で 理 解 さ れ た , と も 考 え ら れ る . し か し , 教 材 の 内 容 が 「 あ ま り ( わ か り や す い と ) 思 わ な い 」「 そ う 思 わ な い 」 学 生 が 11 名 , 1 2 . 5 % 回 答 し て い る た め , 今 後 の 課 題 と し て , 自 由 記 述 に も あ る よ う に , 教 材 と 学 習 ノ ー ト と の 連 動 に 関 す る 不 備 が 指 摘 さ れ て い る た め , 教 材 の 質 の 改 善 が 必 要 で あ る . I C T を 活 用 し た C A I 学 習 が 活 用 さ れ る 最 も 大 き な ポ イ ン ト は , 利 便 性 に あ る と 言 わ れ て い る .A 大 学 の 学 習 に お け る 情 報 環 境 は ま だ 十 分 と は い え ず , 医 療 看 護 系 に 求 め ら れ る セ キ ュ リ テ ィ と サ ー バ ー の 容 量 ( 動 画 が 中 心 と な る た め ) の 制 約 が 大 き い . 今 回 は , 予 算 と セ キ ュ リ テ ィ , 容 量 を 基 準 に 数 社 の 配 信 シ ス テ ム を 検 討 し , 医 療 系 企 業 の も つ 動 画 配 信 シ ス テ ム を 利 用 し た . し か し , 必 要 外 の 機 能 や 動 画 編 集 ソ フ ト と の 互 換 性 の 悪 さ な ど が 影 響 し , 教 材 作 成 時 に か な り 時 間 を 要 す る こ と に な っ た . 記 述 に も , サ イ ン ・ イ ン の 作 業 が 面 倒 で あ る こ と が 述 べ ら れ て い た が , 実 際 情 報 管 理 ス タ ッ フ へ の 問 い 合 わ せ も か な り 多 か っ た .「 い つ で も 見 る こ と が で き る 」 状 況 の 確 保 が , 主 体 的 学 習 の 導 入 と な る た め , ア ク セ シ ビ リ テ ィ の 良 さ を 第 一 に 考 え た シ ス テ ム 環 境 に 関 す る 工 夫 は , 今 後 も 検 討 を 要 す る 事 項 で あ る . ま た 複 数 回 答 で あ る が , 携 帯 端 末 ( 携 帯 電 話 ・ ス マ ー ト フ ォ ン ・ タ ブ レ ッ ト 等 ) を 活 用 し て い る 学 生 が 7 9 名 ( 9 2 . 9 % ) で あ っ た . こ れ は 予 想 通 り で は あ っ た が , Wi - F i 契 約 を し て い な い 学 生 が 自 宅 で 見 よ う と す る と 中 断 ・ 静 止 等 の 制 限 が か か り , 視 聴 が 困 難 に な る . こ れ ら の 情 報 通 信 環 境 に も 対 応 で き る , オ ン デ マ ン ド 「 必 要 な 時 に い つ で も 」 な 教 材 の 作 成 を , 引 き 続 き 検 討 す る 必 要 が あ る . 4 . 2 . 自 己 学 習 の 動 機 づ け に な り 得 る 学 習 支 援 シ ス テ ム 本 研 究 で は , 高 齢 者 へ の 生 活 援 助 技 術 の 基 礎 的 知 識 を 5 コ マ で 学 習 す る た め の コ ン テ ン ツ を 作 成 し , 反 復 学 習 を 自 分 で 行 な う こ と が で き る こ と を 期 待 し て シ ス テ ム の 構 築 を 試 み た . コ ン テ ン ツ 内 で 示 す デ ー タ 等 に は 必 ず 出 典 を 挙 げ て い る た め , 疑 問 が 残 る 学 生 は , そ の 後 自 分 で も 調 べ ら れ る 形 態 を と っ て い る . ア ン ケ ー ト 調 査 で も ,「 予 習 に 役 立 っ た 」 「 ま あ 役 立 っ た 」 と す る 学 生 が 8 4 . 6 % お り , 「 復 習 に 役 立 っ た 」「 ま あ 役 立 っ た 」 と す る 学 生 が 9 0 . 5 % で あ っ た . 研 究 者 は , 授 業 中 に 学 習 ノ ー ト の 確 認 を 行 っ た が , ほ と ん ど の 学 生 が 授 業 中 の 講 義 ・ 演 習 で 得 る 新 た な 知 識 や 自 己 学 習 内 容 を 追 加 記 述 し て お り , 各 自 で 学 習 を 進 め て い る こ と が う か が わ れ た . 一 方 で , 予 習 , 復 習 に 関 す る 質 問 に 未 回 答 の 学 生 も 11 . 7 % , 3 . 5 % み ら れ て い る . 記 述 回 答 に も あ っ た が , 配 信 時 期 や 学 習 ノ ー ト の 配 布 が 遅 れ る こ と も あ っ た た め , 自 分 の ペ ー ス で 学 習 す る こ と が 出 来 な か っ た た め で は な い か と 推 測 す る . 教 授 側 の 不 備 が 自 己 学 習 へ の 動 機 づ け を 妨 げ る 原 因 の 一 つ と し て , 今 後 改 善 の 必 要 が あ る . ア ン ケ ー ト 調 査 を 行 う ま で は , す で に 動 画 配 信 シ ス テ ム を 活 用 し た 経 験 が あ る 学 生 が 多 い の で は な い か と 推 測 し て い た が ,11 . 7 % に と ど ま っ て い た .I C T に よ る 学 習 が メ デ ィ ア に あ ふ れ て い る た め 一 般 化 し て い る と 思 わ れ た が , 大 半 は 未 経 験 者 で あ っ た . こ の 経 験 の 有 無 が 学 生 の 活 用 度 に ど の よ う な 影 響 を 与 え て い る か は 今 回 の 調 査 で は 明 ら か に し て い な い が , 今 後 高 校 教 育 で も 広 が り を 見 せ る こ と は 明 ら か な の で5 ), 経 験 の 有 無 が 学 生 の 主 体 的 学 習 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て 今 後 調 査 し て い く 必 要 が あ る . 本 学 習 支 援 シ ス テ ム は , た だ 視 聴 す る だ け で な く , 学 習 ノ ー ト に 沿 っ て 知 識 整 理 を す る 形 態 を と っ て い る た め ,1 回 視 聴 し て ノ ー ト
9 2 常葉大学健康科学部研究報告集 第4 巻第 1 号 を ま と め よ う と す る 学 生 は , 机 の 前 で 学 習 ノ ー ト を 広 げ て 記 入 で き る 状 況 が 必 要 と な っ て く る . そ の た め , 通 学 途 中 の 公 共 交 通 機 関 の 中 で 視 聴 す る , と い う よ う な 気 楽 さ は 低 く な る . 林 ら は 「 看 護 学 に お け る 技 術 の 習 得 に 向 け て , 複 数 科 目 の 様 々 な 学 習 を 限 ら れ た 時 間 内 で 進 め る 看 護 学 生 に と っ て , オ ン デ マ ン ド で 視 聴 し な が ら , 看 護 専 門 技 術 と 知 識 の 学 習 を 支 援 す る シ ス テ ム は , 学 生 の 実 情 と ニ ー ズ に 適 し て い る 」6 )と 述 べ て い る . 援 助 技 術 の 実 際 を 繰 り 返 し 視 聴 す る こ と で 興 味 を ひ き , 理 解 を 深 め る コ ン テ ン ツ 教 材 作 成 を 目 標 と す る の か , 反 復 学 習 を 期 待 し て 知 識 を 整 理 す る 教 材 作 成 を 目 指 す の か , そ の ス タ ン ス を 明 確 に し て お か な い と , 学 生 に と っ て 活 用 し づ ら い 教 材 及 び 学 習 支 援 シ ス テ ム と な る 可 能 性 が あ る . 看 護 学 科 学 生 の ニ ー ズ に 応 え つ つ も , 有 益 な 自 己 学 習 の 方 法 が 身 に つ き , 基 礎 知 識 が 習 得 で き る こ と を 目 標 に お き な が ら , A 大 学 に 見 合 っ た 学 習 支 援 シ ス テ ム を 構 築 す る 必 要 が あ る と 考 え る . 5.今後の計画に向けた展望と課題 こ こ ま で 報 告 し て き た 取 り 組 み は , 授 業 研 究 の 助 成 金 を 受 け る こ と が 出 来 た た め , 配 信 シ ス テ ム を 契 約 し , 実 施 す る こ と が 出 来 た . ま た , 学 生 の ア ン ケ ー ト 調 査 か ら , 有 用 性 に 関 し て は 一 定 の 評 価 を 得 る こ と が 出 来 た と 考 え て い る . そ の 結 果 を ふ ま え , 展 望 と 課 題 に つ い て 述 べ る . 5 . 1 . A 大 学 の 情 報 環 境 ・ 学 習 ニ ー ズ に 合 っ た I C T に よ る 主 体 的 学 習 支 援 シ ス テ ム の 構 築 学 生 へ の ア ン ケ ー ト 調 査 か ら , 今 回 の 取 り 組 み は 主 体 的 学 習 を 効 果 的 に 導 入 す る 方 法 と し て 有 用 で あ る こ と が 示 さ れ た . 本 大 学 校 舎 内 の 情 報 環 境 に お け る , 容 量 の 大 き い デ ー タ 通 信 環 境 ・ 配 信 シ ス テ ム を 配 慮 し , 継 続 で き る 学 習 支 援 シ ス テ ム を 構 築 す る 必 要 が あ る . 5 . 2 . 学 習 支 援 シ ス テ ム の 有 効 性 の 検 討 本 研 究 で 作 成 し た 教 材 と 自 己 学 習 ノ ー ト は , 筆 記 試 験 と 連 動 さ せ て 学 習 効 果 を は か る 必 要 が あ る . し か し , 今 回 実 施 し た 5 コ マ の 配 点 が 低 く , 各 生 活 行 動 別 に 出 題 す る 問 題 数 が 非 常 に 限 ら れ て し ま い , 系 統 的 に 評 価 す る こ と が 困 難 で あ っ た . 学 習 成 果 は , 筆 記 試 験 の 結 果 が す べ て で は な い が , 教 育 プ ロ グ ラ ム の 指 標 は 明 確 に す る 必 要 が あ る . 評 価 の 一 側 面 と し て 試 験 結 果 に 焦 点 を あ て な が ら 分 析 を 行 う 必 要 が あ る と 考 え て い る . 5 . 3 . 教 材 開 発 に 関 す る ユ ニ フ ィ ケ ー シ ョ ン の 模 索 本 研 究 に お け る 教 材 開 発 及 び 作 成 に 関 し て , 臨 床 で 働 く 認 定 看 護 師 に 協 力 を 得 た . シ ナ リ オ 作 成 ・ ビ デ オ 制 作 と か な り 負 担 を か け る た め , 病 院 の 倫 理 審 査 や 施 設 , 人 員 利 用 に 関 す る 承 諾 及 び 模 擬 患 者 の 参 加 に 関 す る 承 諾 等 , 病 院 長 と 看 護 部 , 研 究 倫 理 審 査 委 員 会 の 許 可 を 受 け て 実 施 し て い る . こ の 作 成 に 至 る プ ロ セ ス で , 研 究 者 は 理 に か な っ た 実 践 技 術 を 知 り , 認 定 看 護 師 は 現 在 の 学 部 生 の 学 習 内 容 や 理 解 の 程 度 を 知 る 良 い 機 会 と な っ た . 今 後 は , 共 同 し て 臨 床 実 践 性 の あ る 教 材 ビ デ オ を 作 成 す る こ と で , 大 学 と 病 院 の 新 し い ユ ニ フ ィ ケ ー シ ョ ン の 形 が で き る 可 能 性 が あ る と 考 え て い る . な お 本 研 究 は , 平 成 2 7 年 度 授 業 改 善 研 究 助 成 を 受 け て 実 施 し た も の で あ る . 参 考 文 献 1 ) 細 田 泰 子 , 古 山 美 穂 , 吉 川 彰 二 他 : 看 護 教 育 に お け る e ラ ー ニ ン グ 導 入 前 後 の 学 習 活 動 状 況 の 検 討 看 護 大 学 生 の 自 己 学 習 活 動 学 習 活 動 へ の 支 援 ニ ー ズ 情 報 リ テ ラ シ ー に 焦 点 を 当 て て . 大 阪 府 立 大 学 看 護 学 部 紀 要 ,1 4 ( 1 ) , 3 3 - 4 3 , 2 0 0 8
9 3 2 ) 山 本 千 恵 子 , 大 池 美 也 子 , 大 喜 雅 文 他 : 看 護 学 教 育 に お け る I T 教 材 の 有 効 性 に 関 す る 検 討 K 大 学 病 院 臨 床 看 護 師 の 評 価 結 果 か ら . 九 州 大 学 医 学 部 保 健 学 科 紀 要 ,8 , 4 3 - 4 8 , 2 0 0 7 3 ) 佐 居 由 美 , 豊 増 佳 子 , 塚 本 紀 子 他 : 看 護 技 術 教 材 と し て の e - l e a r n i n g 導 入 の 試 み . 聖 路 加 看 護 学 会 誌 ,Vo l . 1 0 ( 1 ) . 5 4 -6 1 , 2 0 0 -6 4 ) 渡 辺 美 奈 , 山 本 洋 行 , 脇 本 寛 子 他 : ユ ニ フ ィ ケ ー シ ョ ン に よ る 看 護 実 践 能 力 向 上 に 有 用 な 視 聴 覚 教 材 に 関 す る 文 献 的 考 察 . 名 古 屋 市 立 大 学 看 護 学 部 紀 要 Vo l 1 0 , 9 - 1 9 , 2 0 11 5 ) 文 部 科 学 省 . 教 育 の 情 報 加 速 化 プ ラ ン ~ I C T を 活 用 し た 「 次 世 代 の 学 校 ・ 地 域 」 の 創 生~ . 2 0 1 6 [ h t t p : / / w w w . m e x t . g o . j p / b _ m e n u / h o u d o u / 2 8 / 0 7 / _ _ i c s F i l e s / a f i e l d f i le/2016/07/29/1375100_02_1.pdf] ア ク セ ス 2016.11.17 6 ) 林 さ と み , 伊 豆 上 智 子 , 北 島 泰 子 他 : 看 護 学 生 に 視 聴 覚 教 材 を オ ン デ マ ン ド に 閲 覧 さ せ る 学 習 支 援 環 境 の 評 価 . 東 京 有 明 医 療 大 学 雑 誌Vo l 2 , 1 3 - 2 0 , 2 0 1 0
9 4 常葉大学健康科学部研究報告集 第4 巻第 1 号