副腎皮質の組織的攣化学1こ他の
内分泌臓・器との相互癒着
東京女子馨學三門學校病理肇敏室血温讐肇博士佐藤 やい
サ トウ 副腎に就℃は既に多藪ゐ學者により生理解剖面的方面より人類及他の動物によりて研究せらる。 割腎實質は細心直上2種の異る原基自口ち皮質及髄質より形成せらる。皮質は髄質の約8−9倍を占 ・め胎生期に於ては皮質は其早期中胚葉の:K610mepithelより獲生し細胞は上皮性にして膿魚座の上’ 皮ジ腸聞島根の雨側に位する部分より獲生したるものな鮎此の部分に於ては上皮は肥厚し多くの 細胞芽を形成す,乏が聞質中に陪漉し之等は更に其基質より分離し相癒合し1つの細胞塊とな)iw 臓の頭部に位するに至れるものなり。髄質は皮質より梢々後に始まり:Land瀬は胎生.3ケ月に於て tt ヘ其前駆者として散在性にSympatogonienの細胞謡扇として存在し,.後皮質の實質内に増殖する ものなりと撮せらる。皮質は此の時期に煽ては未だ永久知皮質の構造を示さす。:LandaUは之を原 始顛虹鱒Primare−glOmertilOSa,原始棘面出,:Primlire−faStiCttlata,原始網状暦Primare−reticuLaris 乏命名せり。髄質は外胚葉より獲生し帥ち紳維の原基より震生するものにして,皮質中心部に進入 し其大部分は細胞により構域せられ之に少量の耐経繊維を混合す。初期に於ては一見同一細胞の奴 ・く見ゆれども時と共に匿溢せられ一部は交感神経細胞を獲生し,一部はChroma伍ne Zellenを獲 生するに至れり。之等の細胞は網朕に配列し,短き突起を有する圓形叉は楕歯形細胞より形成せら る。人意及他の哺乳動物に於ては副腎の皮質及髄質は密着し1つの臓器として存在するものなるが 磯生息的にも又組織學的構造に於ても全く盛者は異るものなり。敏し下等動物に於ては各々愈々し たる臓器として永久に皮質及髄質は分離せるもめ多し。哺乳動物は此の2つの組織に相癒合し左右 一樹を有し稀には補助副腎をも有するものあり。かかる場合に於ては皮質のみより構成せらるる事 多し。 副腎の彊生初期に於ては其稜達頗る速かにして胎生第8週目に於ては腎臓よりも遙かに大にして し ・其後漸次獲育綾徐となり,初生児に至りては絡に腎臓上端に僅かに割擦するに至れり。更に生後に 於ては萎縮状態を來すものな三二氏は副腎は生涯を通じ常に三三を來すものにして此の際常一に謄 1下垂膿と密接な關係を有し,其支配下にあるものなりと稻せり。副腎皮質の機能に就ては未だ匝々. にして明確なる設なし。布井氏は副腎は生活艦の種類により各々異りたる’簿記を有する事,叉護育 時期に於て副腎は複雑なる因果關係を有する爲ならんと稽せの。A・各時期に於ける副腎皮質の饗化
a.胎生期
胎生期に於ける副腎皮質め研究は:Landati, Ditrich, E igmond, Jaffe, Tannenberg等により既に
系統的に研究せらる。皮質の脂肪状態に淫しても亦同様に研究業績を報告せらる。 胎生3ケ月より4ケ月に至る死産兇及生産児の副腎皮質は成入に比較し,細胞の性質及細胞の配、 列状態は全く異なるものなりe殊に皮質は成人に於ける如く顯粒暦,棘歌謡,網状二等の涌出全く 明ならす。二二暦に二二せる外側部は狭く鵜伏比島網状暦は廣く,且つ細胞は禰蔓性にして成人に 於ける如く固有なる一定の配列を呈せす,就中原始網島暦は最も旧く之が皮質の大部分を形成する ものなり。 「パラフ・ン」叉は「チエ・イヂン」包埋句」片にて「ヘマトキシリンーエオ9ン」二重染色を行ひ 二二的に観察する時は細胞は一般に旧染せるもの多く殊に胎生前牛期に於て高度なり。更に月を重 ぬると共に細胞は漸次退行攣性を現し原形質は次第に室泡朕に破志せるもの多く,其内に未だ退行 塗性を有せざる細胞を所々に混在するに至れり。脚ち胎生後高期より末期に於ては原始穎粒言及原、 三二回暦の細胞は成人に比べ原形質の退行攣性甚だしく輕度なるも漸次増加しつつある歌謡を見る 事を得,然れども生後殊に哺乳児より成入に於て最も著しく退行攣性を認むべき皮質の中暦,邸ち 原始棘二三に於てかかる訴訟を全く認めざるが,極稀に高度に存在する事は特記すべき貼なりき。 脂肪三態を観察するに4−9ケ月の早産見に就き減するに,4ケ月より6ケ月に至る早期の場合 に於ては,顛二二の外側に微細顛粒を二度に誰明され,月を経過すると共に漸次増加す。此の時原 始網状暦の内層に於て粗大顛粒の出現を認む。然れども棘状暦には脂肪乱臣殆んど認め得る事能は. ざりき。就中早期のものに於ては全く不明な砂き。後牛追に至れば賦払に疑ひ程度に出現を見るも のなり。 7ヶ月より9ケ月の早産晃(生産)に於ては生後闇もなく死亡せるものでは殆んど死産の場合と 二二なり。1−3日位の生存者に於ては顯粒暦の内側,棘朕暦の外側に梢々多くの微細類粒を認め. 即二三の.内側聡ても漸次轍疑の傾向を認むる事を得。 更に20日聞以上も生存せる場合に於ては殆んど皮質全般に亘Pl脂肪類粒の出現を認むるに至れ り。かかる場合には原始網状暦は次第に清滅しその境界暦に於て完全に脂肪憂宿せる皮質細胞の散 在せる脂肪の粗大類粒を含有せ砂。津等の脂肪顯粒に種々なる特殊染色法を施し,其結果より次の 如く考へらる。即ち顧回暦の微細脂肪三二は大部分Cholesterin−fettにして網状暦に存在せるもの は主としてPhosphatideの混合物ならんと思惟せらる。
b.初生鬼
黙粒層は細胞密に配列し梢・ゼ成入に近き状態を示せ鉱細胞の核及原形質は共に退行攣性を件ひ 原形質の塞泡猷攣性叉は核の濃縮及崩壊せ’るもの多し,故に鏡郡上明るし。棘状暦は鏡槍上胎生晃 に見る如く原形質の染色程度より明暗2種の細胞を旺別し,所謂細胞の退行攣性に陥るもの懸粒暦 一 6 一に比し輕度なり。網欺層は棘状暦に比韓し鏡検上一般に曙染し,殊に皮質の最内暦に於て稀に不規 則なる室泡を認むる事あり。 生後数分叉は1日聞位の生存者に於ては死産と殆んど同様の組織像を示せbo回し類粒暦の内側 叉は棘状暦の外側は前者に比較し細胞の塗性の程度梢汝著しく故に鏡高上細胞は一般に明るし。
順奉色組し之を槻察する時購羅は搬に微繍戯慰し藩論は胎生後糊に詰
ると同寸に全く認めざるが,稀には辛うじて鏡楡し得る程度なりき。網状暦も三胎生後無期と同様 に輕度に存在す。c.哺乳期
生後約1ケ月を経過せる乳兄に於ては細胞の配列三態は殆ん∼ど成人に見る如く副腎皮質固有の細 胞配列像を現し,中二藍ち棘状紙も亦明らかなる索状を呈せb。懸六二は狭き感あるも細胞の原形 質は種kなる程度に退行性礎化を現はせウ。棘状暦と亦同様の攣化を現はし其塗化は二二暦に比較 し著しく高度なり,故に鏡検上最も強く透見し得るものなb。網歌暦は前者に比し輕度にして細胞 は一般によく染色さる。 殊に二目L期の二化として注目に値することは生後1−2ケ年を経過せる二二の副腎皮質に於ては 原始網猷暦は最:早完全に浩失し,網1伏層の最内暦には禰蔓性の結締織増殖を現はし,其内に皮質細 胞が既に破壊され不規則なる細胞像を呈し所々に散在せるを認むるものなり。茸時期に脂肪の分布 状態を齪察する時は生後約1b月を経過したるものでは既に脂肪は皮質の全般に廣り,其後月と共 に漸次増撫す。類粒居は生後1−2ケ月より8ヶ月頃までには其全般に脂肪油粒を認むるも三二は 一般に不規期なりき。然れども8ケ月より1ケ年後に於ては既に早期の原始網状暦の存在せる皮質 の最内層部に於て壇殖せる結締織中に大小不同の脂肪顯粒が破壊されつつある皮質細胞の原形質内 に小数又は多数に含有せるを認むるものなり。d.成人期
域入期の副腎は既に述べたる理由により縮小し,山人に託ては腎臓の約1/28大にして此の原因は 自口ち皮質のEinschmel加ngの結果によるものなり。既に高なる如く皮質は頼粒麿,棘=状暦霞網歌 胎生期よη成入国に至る脂肪萬現旧態 暦より形成され細胞の大いさ約15μ大を胎晃・数
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十 掛 十 十 十 十 有す。顯粒暦の細胞は球塊ナ1犬を呈し棘歌 暦に比較し狭し。棘歌暦は皮質の大部分 を占め緬胞の形類圓柱状を現し,且つ晶 質:に向って放線駄に配列せり。網ナ旧暦は 年齢と共に老賢1生色素を含有し,鏡検上 暗褐色を呈す。 脂肪欣態は一部中性脂肪を有し,叉一 部には複:雑なる合成された「ヒヨレステ リン」の結合艘を含有せり。脂肪は皮質 7 一全般に存在せるも殊に回状層に於て最も著明にして脂肪類粒も亦大なり,之に比し網朕暦に於ては 遙かに少し。皮質内に含有せる「リポイド」は外部より揖回せるものの如く考へられるも「リポイ ド」の二心は如何なる意味を有するか樹不明なりき。 以上の各時期に於ける皮質の細胞學的壁化の他に特記すべき黒占は胎生見,初生三叉は哺乳児のあ る一定の時期に於て皮質内に高度なる充血を來すことなり,叉時としては出血竈をも認むる事な り。此の充血の程度は各時期に於て異り胎生前三期に於て既に皮質中央部に三度に現はれ,後孚期 より末期に於て漸次高度となり,初生児に於て最も其三三に達するものなり。生後1週日叉は10 H後に・は未だ高慶なるも次第に輕減し,2−3週日後には著しく三度となり,!−6ケ月後には全く 認むる事能はざるに至るものなり,勿論成入の副腎皮質にはかかる充血は全く見る事能はざりき。 蔀ち胎生期副腎は人類に於て特に獲育迅速なるも分娩後聞もなく退化し生後約2ケ月後には著し き萎縮を現はすものなり○以上のEinschmelzUngs−prozessは速かに現はれるものにして分娩直後 第1日目に於ては皮質は著しく充血し・殊に皮質の中央部に著明なり・第2日目よ?t第1週日と日を 経過すると共に細胞の脂肪攣性は漸次増加し,川村氏はかかる二化は,前述の充血に代りisotropen u. allisotropen Sifbstanzを有したる脂肪顛粒が現れ來るものにして三三三三棘状暦の外側は微細な る脂肪顯粒を有し,網状暦に於ては粗大三三を有す。斯檬なるnek!obiotische Verfettungs−prozess は隼後約2ケ月に於て殆んど完全に塗るものなりと捌せり,其間に網状暦の内暦は完全に浩失され 皮質全点に亘り微細顯粒の平等なる「リボ/fド」の分解が行はれるものなりと繕せらる。
B。副腎皮質と他の内分泌臓器との相互的關係
1.脹下垂艦と副腎は密接なる旧記を有する事は既に多くの入に依り立回せらるる庭なり。 ASColi, Legnan、加旧記等は臓下垂艦を除去する時は副腎皮質の萎縮を來す。而.し此の三隅下垂禮 「ホルモン」を輿ふるときは元に恢復せbと・即ち謄下垂髄「ホルモン」は副腎皮質:の肥大及機能 上昇を回すものなりと爾せり。關氏は胎生時並びに生後を通じ副腎は常に脳下垂礎の支配下に於て 動揺するものなりと構せり。 ll.甲状腺に就ては安田氏は副腎皮質と甲状腺を同時に組織培養を行ふときは,拮抗作用により 副腎皮質は甲状腺の獲育を妨げ,師ち副腎の除去は甲歌腺の機能を高めるものなりと回せらる。 皿.生殖腺に鍬し三二は副腎により鼓舞的に作用津らる,部ち悌的早熟を回すと稻せらる。 Adisson二二の場合に於ては卵巣の萎縮を示せり。竹脇氏は男性「マウス」の生後1ケ月のものに 去i勢を行ふときは1年叉は1年牛後に於て之を回するも何等の攣化を認めす,而し更に長年月に亘 り観察する時は皮質網状暦に退行攣性を認むるに至れりと構せり。布井氏は個人的に其の業績三々 にして生後5ケ月の「マウス」に回し去勢を行ひ甥照と比較するときは総べての網状暦に於て獲育 著明なりと。叉二三の研究者の女性「マウス」の去勢は無影響なりと稔せらるる成績も三三の時期 の如何により差異を生するものならんと稻せり。 N.膵臓に封しては副腎を捌出せる動物に「インシ」ン」を注射するときは輕度のショックを起 一 8 一す,出し混め皮質「エキストラクト」.を與へ置く時はよく・「インシュy一ンゴに耐へ得るものなりと 冠せらる。
C・副腎と新陳代謝との關係
蛋白質。:Rogoff, Stewarは副腎を除去せる場合に於ては残飴窒素の上昇,1血L液中の尿素の上昇等 を來す。然れども此の場合「クレアチニン」には著攣なしと濾せり。Harropは残蝕窒素50%mg 以上の時は副腎の機能不全の徴候なりと乱す。BIUmは副腎の訣除したる動物は盛素の減退を來し 之が原因となpl以上の攣化を惹起せるものなりと稻せり。Putchkow,:Krassnowは副腎除去を行ふ 時は尿素の合成が妨げられ,即ち肝臓機能障害を來す。急心窒素の増加も亦苗L液の濃縮よ砂肝臓機 能障害の爲めならんと構せらるっ此の場合副腎の「エキストラクト」を與へる時は肝臓機能を上昇 せしむる事を得るものなり。 脂肪。脂肪新陳代謝に乱しては「ヒヨレステリン」の貯藏及組織「ヒヨレステリン」の固定等の 作用ありと漏せらる。Mtihlbock,:Kaiifmannは副腎を捌出し髭の動物に経口的に脂肪を與ふるも 血液中に増加せす,其理由は副腎皮質は腸内に於ける「ヒヨレステリン」と燐酸とが結合し「エス テル」となり吸牧し易くする作用を有するも,之が障害されかかる作用が浩失する忌めなbと構せ り。Virzarは此の場合皮質0「エキス」を與ふる時は之によ如緩和され得るものなりと繕せり。 創(炭素。1 寳t機能の不全なる時は「グルコー 一1・“」及「ガラクトーゼ」の吸牧不良となる。 鑛物代謝。副腎は「ナトリウム」,「カリウム」の誌面に重大なる關係を有す。 「ビタミン」。「ビタミン」代謝に樹しては副腎は大なる關係を有す。殊にA.B. Cに湿て特に關 .係深し。「ビタミン」Aは副腎には或程度貯藏さる殊に「カ・チン」は皮質に多量に含有さる。「ビ タミン」A乱臣に際しては副腎皮質は萎縮を來す。「ビタミンjB敏乏の場合には他の臓器は萎縮 するも副腎皮質は之に反し輕度の肥大を來す。P・疲螢及揖抗に封ずる副腎の贋値
Hartmann,:Brownell, Lockwoodは副腎捌出を行ひたる動物は著しく二品を來し易し。かかる 動物比手術を施す時は筋の反射作用急激に下降す。此の時副腎皮質の「エキストフクト」を四二す ることにより再び上昇す。同時に全身状態良好となる。以上の現象は副腎を捌出せる動物に於ては 温の獲生不良となり,帥ち三三下降を來す,之が反射作用の減退に影響あるものならんと稔せら る。 加來氏は副腎捌出に依り疲螢せる動物に「ビタミ「ンjC及皮質「ホルモン」を與ふる時は直ちに 恢復せることを實験せり。 理ed1及卑schは副腎機能不全の際には其代表的症歌として筋無力症を現はす,此の簗化が果 して副腎皮質が關係するか否かを確めんが爲め皮質と髄質との全く分離せる動物に就て皮質のみを 確實に捌出し,之に依りて實験し確めたり。Wymainn及Sifdanは副腎を捌出せる動物は抵抗力著しく減退し,從って種々の内的叉は外的 の毒作用に記し感受性彊くなり,之に侵され易くなる。叉過敏症等も起り易くなると稽せり。 原田氏は疾病の傳染に際し,生艦の抵抗力の如何は副腎が論評犬なる役割をなすものなる事を唱 へり。
E・副腎の解毒作用
副腎の解毒作用に射しては三好氏は副腎を劉出せる動物は解毒作用の低下を來し,加來氏ら赤副 腎皮質には解毒作用あieて妊娠中毒症に回し從來種々なる實験ある事を構せ・り。F,艦湿調節詮副腎との關係
:Borchardt, HarroPは副腎を除去する時は髄温著しく下降す,師ち髄温下降は副腎不全の早期症. 妖の一なりと撮せり。其の原因は髄質又は皮質にあるか不明なるも鰹濫下降に際し,皮質の「エキ ストラクト」を與へる時は之をある程度まで防止する事を得。 Haltmalln,”Sausg,]Enkelerの白鼠に就て實験せる所に依れば,副腎を捌出ぜる時は艦温の下降 を來す。自口ち約3℃の差ある事を實験せり。此の場合豫め副腎皮質の「ホルモン」を以って虚理し 置く時は之を防禦する事を得るものなりと試せり。 Haussy, Artundoは副腎を易出せる動物は寒熱共に感受性強く殊.に歯面下降を來す1即ち之は含 永炭素の新陳代謝に關係を有し,榮養障害の読め温形域の減少が其原因となるものならんと裕せら60
G.副腎の皮質「ホルモン」の作用に就て
從來多撒の研究者に依り實験せられたる成績を総括すれば,該「ホルモン」.は, L筋肉の疲:勢恢復0 2. 骨豊温言周節を言十る事0 3.呼吸調節を計る事。 4.th1液循環を良好ならしむ。 r).血糖及血液内の「ヒョレステリン」の下降を防ぐ。 6.疾病感染の豫防を計る。 7。免疫艦の産生を高む。 8.諸分泌腺の作用を高む。 9.壊血病に際し刮腎皮質ゐ「エキス1・ラクト」を輿へる時は艦重の減少を防ぎ,却って獲育を 促進せしむ,其の理由に就ては:Lockwood, Hartmannは以上の溶化は皮質「ホルモン」O 直接の作用及他:方には臓下垂艦を経て間接に作用し,新陳代謝を露ならしめ從って同化作用 を高むる所以ならんと稔せり。 一1o一10.該「永ルモン」を與へる時は睾丸及卵集の肥大を來す。叉同時に動物に於ては早熱を現はせ
D (Hoskin, IHewer, Castaldis).
!1・』アヂソン氏病の患者に副腎皮質の「午キストラクト」を與へる時はAmenorrhoeの治癒し たる例を報告せらる。 結 論 副腎は胎生初期には獲育最も旺盛にして末期に至るに從ひ緩徐となり,生後更に萎縮状態に陥る ものなり。斯様な大なる形態的攣動は主とyて皮質の細胞學的塗化に依るものなり。 副腎の機能的作用に就ては今後の研究に依り決定さる凌ぎ問題なるも,既に述べたる實験成績よ り gJcの如く考ふる事を得。 副腎は他の内分泌臓器とは複雑なる相互關係を有す,就申隅下垂艦とは密接なる因果關係を有す るものなi)a 蛋白質の新陳代謝に於ては副腎訣除によ財L中の残飴窒素及尿素の上昇,絡には之が原因となり 肝臓機能の障害をも惹起するものなり。脂肪代謝に就ては「ヒヨレステリン」の貯藏友組織「ヒヨ レステリン」の固定に關係凝す・「ビタ・ン」ぐ剛に噛に關鰍にして・「ビタ・ン」A鞭に 際しては副腎皮質の萎縮を回す。 副腎除去は生面の温の獲生不良とならしめ,之が原因ξなり筋の反射作用の減退を証し,筋無力 症をも惹起するものなり。 副腎は生髄の抵抗力に漏し重大なる役割を有し,之が猷除する時は内的叉は外的の毒作用及疾病 の傳染飯に点し感受性強くなる。 副腎皮質は解毒作用を有す。 以上の鉄損症歌は副腎の皮質「ホルモン」の投與に依り綾和なし得るものなり。