• 検索結果がありません。

認知症予防と運動

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "認知症予防と運動"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

愛知県医師会健康教育講座

「認知症予防と運動」

東海学園大学スポーツ健康科学部 島岡清 運動と認知機能、認知症との関係 加齢により、多くの高齢者で認知機能が低下するが、その要因の一つは加齢 にともない、脳の血流量が低下することである。しかし、日頃から良く運動を して、体力も高い高齢者では脳の血流量が多い。また、記憶と学習に重要な役 割を果たす脳の海馬は、有酸素的な体力の高い人の方が大きく、健常高齢者が 有酸素運動を行うことで、1年後には海馬が大きくなることも研究で示されて いる。認知症の中で最も患者数の多いアルツハイマー病の発症リスク要因とし ては、運動不足が最も大きいことが明らかになっている。そして、良く運動を している人の発症率は、運動をしていない人に比べて約半分になる。 どのような運動(身体活動)が認知症予防に効果があるのか これまでの研究では有酸素運動が認知機能の改善に効果のあることがわかっ ているが、最近では有酸素運動と知的活動とを組み合わせたコグニサイズとい う複合運動が効果的であることが報告されている。また、スポーツ選手が素早 く巧みな動きを練習するためのラダートレーニングを、高齢者向けに変えたス テップ運動は、バランスや反応を改善するばかりでなく認知機能も改善すると 考えられる。 運動とは言えなくても、指を多く使うようなことや、歌うなどの発声をとも なう身体活動は、脳の多くの神経細胞活動を活発にして血流を増やすので、認 知機能の改善に効果があり、認知症予防にもなると考えられる。 認知症予防には活動的な生活が必要 高齢者を追跡調査した研究では、身体活動を行っている人では、不活発な生活 をしている人に比べて認知機能が低下する危険性が 35〜38%低いこと、および、 認知機能の低下を予防するには、身体活動の強度よりも、身体を動かすこと自体 が重要であることが示唆されている。別の研究でも、良く外出することは、認知 機能の低下を予防する効果があることが報告されており、活動的な生活をおくる ことが、認知症予防において極めて重要であることがわかる。 歩行能力の低下は要注意 最近の研究では、歩行能力の低下と認知機能の低下が関連していることが示 されており、歩行能力を維持することが重要になっている。活動的な生活をお くるためにも歩行能力が必要であることから、そのために下肢の筋力トレーニ ングも行う必要がある。

参照

関連したドキュメント

うのも、それは現物を直接に示すことによってしか説明できないタイプの概念である上に、その現物というのが、

学生部と保健管理センターは,1月13日に,医療技術短 期大学部 (鶴間) で本年も,エイズとその感染予防に関す

自動運転ユニット リーダー:菅沼 直樹  准教授 市 街 地での自動 運 転が可 能な,高度な運転知能を持 つ自動 運 転自動 車を開 発

Results of logistic regression analyses for individual labels revealed that the degree of environmental interest, energy reduction efforts, and inclination to change power

東北大学大学院医学系研究科の運動学分野門間陽樹講師、早稲田大学の川上

■2019 年3月 10

講師:首都大学東京 システムデザイン学部 知能機械システムコース 准教授 三好 洋美先生 芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科 助教 中村

  総合支援センター   スポーツ科学・健康科学教育プログラム室   ライティングセンター