愛知県医師会健康教育 講演抄録 高齢期のフレイルの予防 国立長寿医療研究センター 研究所 鈴木隆雄 フレイルは健康障害につながる心身の脆弱な状態であり、ストレスに対する予 備力の低下に起因した状態でもある。 その構成要素には身体組成、身体機能、 身体活動、疲労、精神心理状態、社会的問題などが含まれる。身体活動の低下 は総エネルギー代謝を減少させ、食欲減少から低栄養状態に陥り、その状態が 筋量減少を招きサルコペニアを招来する、このような基礎代謝量の減少を背景 として歩行能力が低下し、さらに生活機能全体を制限させる結果となる。フレ イルの予防対策としては、身体活動の向上は上記の負の連鎖を断ち切るために 必須の課題である。また精神心理的側面に関しても軽度認知機能障害(MCI) における認知機能低下の抑制には多重課題を有する身体活動が最適とされてい ることが我が国においても科学的根拠として示されている。
高齢者のフレイル(心身の弱まり)の予防について
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