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環境毎の漕ぎ動作特性に基づく意図推定を用いた手動車椅子の走行補助

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Academic year: 2021

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環境毎の漕ぎ動作特性に基づく意図推定を用いた手

動車椅子の走行補助

著者

岩城 政宏

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2017 年度 修士論文要旨

環境毎の漕ぎ動作特性に基づく

意図推定を用いた手動車椅子の走行補助

関西学院大学大学院理工学研究科

人間システム工学専攻 中後研究室 岩城政宏

近年,車椅子事故の多くがスロープなどの走行環境を起因として発生している.しかし, 歩道に設けられる切り下げ勾配の傾斜角度は最大 4.5[deg]まで認められている.車椅子ユ ーザがこの斜面を横断する時に斜面上側の車輪が重力の影響を受けて加速する片流れ現象 が発生する.そこで,車椅子を自力で漕ぐことができない人を対象に電動車椅子にこの片 流れ現象を防ぐシステムが搭載されてきた.しかし,車椅子ユーザの 6 割以上が車椅子を 自力で漕ぐことができ,彼らにとって電動車椅子の高いコストは許容されない.そこで, アクチュエータを使わないパッシブロボティクス技術を利用した手動車椅子向けの低コス トな走行支援システムが開発された.このシステムではユーザが車椅子を漕いでいるかを システムが判断し,漕いでいないと判断すれば自動でブレーキをかけて片流れ現象を防ぐ. このユーザの漕ぎ動作の有無を判定する基準は,周囲にある障害物などの環境によるユ ーザの漕ぎ方の変化や屋外におけるアスファルトなどの路面の凹凸によってはブレーキが 誤動作してユーザに余分な負担を加えることがあった.そのため,車椅子の走行環境に応 じてユーザの漕ぎ動作の有無を判定する基準のバリエーションを用意する必要があった. そこで本研究では,この判断基準のバリエーションを実際の車椅子走行を通じて用意する. さらに,周囲の環境をセンサで認識することで,用意した判断基準を周囲の環境に応じて 適切に使い分ける手法を提案する.用意した判断基準を環境に応じて適切に使い分けるこ とで,ユーザの車椅子操作を正しく認識できているかを評価することで,本提案手法の有 効性を確認する.

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