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地域型ネットワークにおける異世代間交流-子どもと高齢者の交流効果

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Academic year: 2021

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(1)地域型ネットワークにおける果世代間交流. 一子どもと高静者の交流劾果 学校教育選考 臨床心理学コース. M06142H 山田 和廣.         1■■ヒ80. 湾査対象者 中学校区内の限定された地域の.  厚生省平成20年度白書によると、わが国の出. 子どもと高齢者を対象とした。交流する子ども. 生率減少により、少子高齢化が進んでいる。少. はA小学校に在籍する1年生32名と非交流の子. 子化によって核家族が増加し、各家庭が地域か. どもは,A小学校に隣接するB小学校1年生75. ら孤立化し、閉ざされた家庭の中で子育てが始. 名とした。交流する高齢者は中学校区内の地域. まっている(新澤、2002)。子どもが育つ環境も. 住民15名と非交流の高齢者23名とした。. 大きく変化し、地域の中で様々な世代の人問と. 調査手続き 調査は2007年5月から2008年3. 交流する機会が減少してきた(小林、2005)。. 月にかけて実施された。. また、わが国の高齢化率は急速に高まり、2025. 交沌効果調査項日 世代間交流が及ぼす効果. 年には、世界一のr超高齢者社会」が出現する. を検討するために、交流前と交流後に子どもと. (笹田、2001)。そのため、高齢者は自分の健1廉. 高齢者双方にイメージ調査が行われた。交流群. や生活に不安を感じるとともに経済や孤独にな. と非交流群に対して、1O項目の各設問に対して. ることへの不安を抱えている(儘岡、1997)。. 4件法で回答を求め得点化した。高齢者につい.  子どもの社会性の欠如やコミュニケーション. ては13項目の各設間に対して4件法で回答を求. の減少,高齢者の孤立化や精神的な不安といっ. め得点化した。高齢者の精神健康に及ぼす影響. た課題を解決する一つの策として,子どもと高. については、交流群の高齢者を対象にして、開. 齢者の世代問交流が考えられる。先行研究にお. 始前と最終にGHQ30を用いて調査された。. いて、子どもと高齢者との関係は,お互いに影.  交流プログラムが子どもと高齢者の会話,遊. 響し合い,豊かに育ち合う関係にある(松本,. び,感情,疲労感に及ぼす影響を明らかにする. 2006)と考えられている。. ために、毎活動後に4項目について4件法で自.  そこで、地城主催の子どもと高齢者の世代問. 己評価調査を求め得点化した。同時に交流プロ. 交流を行い,子どもと高齢者が交流すると,ど. グラムの4項目での評価を基にして、効果の高. のような交流効果があるのかを明らかにするこ. い交流プログラムの検討が行われた。. とを日的とした。また,交流プログラムにおけ. 子どもとの交流が,高齢者の日常生活に及ぼす. る子どもと高齢者との会話,遊び,感情,疲労. 影響を明らかにするために、交流最終日に日常. 感に及ぼす影響を検討した。. 生活に影響する22項貝の質問に対して4件法で.         11方法. 回答を求め得点化した。. 一120一.

(2)        10業果と○真. ったと考えられる。. 世代間交流による子どもと高静者双方のイメ. 2 交流が及ぼすGHQ30の変化 一般的疾. ージの変化 独立変数は交流体験の有無X交. 患傾向に有意差が見られた。. 流体験の前後の2要因で従属変数は双方のイメ. 3 富輸著の8議土着の及ぼす影●. ージ得点で分散分析が行われた。高齢者に対す.  子どもと交流した結果は、Fig,1に示すよう. るイメージ10項目の調査結果は、しわ(交互作. に、高齢者は、全ての項目に対して交流効果が. 用あり)、つえ(交流前>交流後・交互作用布)、. あったと答えた。自立心、生きがい、つながり、. 腰(交流群<非交流群・交流前>交流後・交互. 楽しさなど、日常生活によい影響を与えたと考. 作用布)、白髪(交流群〈非交流群・交流前>交. えられる。. 流後・交互作用布)、優しさ(交互作用布)、怖 o一一一・一・…一一一・・一・・一一一一一一一’・L一. さ(交流群く非交流群)、元気(交流前<交流後・. ㎜㎜. @一一一■一 ■一’  ■I■■. ‘’一’皿11一■. 交互作用布)、好き(交互作用布)、物知り(交. 流前<交流僚・交互作用布)、会話(交流群>非. 交流群・交流前〈交流歯・交互作用布)と変化 した。以上の結果から、子どもの交流前に抱い. 州州ュ榔“令州w鮒. ていた高齢者はしわと白髪があって腰が曲がり、.    Fig,1高齢者が自覚した交流効果. 杖を突いているイメージは、軽減されたと考え. 4 交流勃果を高める交清プログラム. られる。そして、高齢者と交流することで、高.  折り紐やかるた、楽器遊びなど、子どもと高. 齢者の優しさに触れ、高齢者に対して好感を持. 齢者が共同作業をしたり、ゲーム感覚で楽しめ. つようになったと推測される。また、高齢者と. るもの、高齢者が昔から体験した遊びなどの要. 交流を通してより多くのコミュニケーションが. 素が入っているものに高い評価を得た。. 行われたと考えられる。.        〃全書釣脅8.  高齢者の子どもに対するイメージ調査13項.   子どもと高齢者の交流体験によって、高齢. 目の調査結果は、可愛さ(交流群>非交流群)、.  者は子どもから元気を貰うと共に、他者との. 優しさ(交流群>非交流群)、元気(交流群>非.  つながりや自立心、生きがいなどを感じるよ. 交流群・交流前<交流後)、素直(交流前〈交流.  うになった。一方、子ど屯は、お互いに会話. 後)、遊ぴ(交流群>非交流群)、がまん強さ(交.  をしながら、対等の立場で協力して活動する. 〉非交流群 )、言葉使い(交流群>非交流群.  ことによって、互いに豊かな人間関係づくり. 統・交互作)、思いやり(交流群>非交流群・交.  が育まれたと考えられる。. 互作)、楽しさ(交流群>非交流群・交流前く交.   活動プログラムについては、詳細に分析し. 流後)と変化した。以上の結果から、子とちと.  て、両者にとって効果的な活動を検討し、今. 交流することで子どもの可愛さや優しさ、思い.  後に生かす必要がある。. やりを感じていることが明らかになった。交流.         主任指導教員 藤田 継道. により、子どもを好意的に受け止めるようにな.         指導教員   藤田 継道. 一121一.

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参照

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