• 検索結果がありません。

保育士、幼稚園・小学校教員に必要なピアノ実技力~学生のつまずきからピアノ教育を考える~

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "保育士、幼稚園・小学校教員に必要なピアノ実技力~学生のつまずきからピアノ教育を考える~"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)保育=1=、幼権1■・小字検議員に必真なピアノ実技カ.   ∼学生のつまずきからピアノ徴育を考える∼ 教科領域教育学専攻 芸術(音楽)コース.   M07206C      高 奈奈. 1.研究の動撮と目的. 間を与えられ、大学の講義でピアノ指導を受けて.  子どもの音楽教育の場で、ピアノほど便利に使. いるにも関わらず、なぜ十分なピアノ技術が習得. われている楽器は他にない。幼稚園や保育園の遊. できないのか疑問に思ってきた。. 戯室にピアノやオルガンが設置され、歌を歌った.  本研究の主な目的は3つあり、1つめは、音楽. り、子どもの身体表現に合わせて保育者がピアノ. 教育の場にどうようにしてピアノが取り入れられ. を弾いたりと、幼児教育の場において、ピアノは. てきたを明らかにすること。2つめは、保育士、. 欠かせない教具となっている。また、児童教育の. 幼稚園・小学校教諭を目指し教員養成系大学に通. 場では主に唱歌の伴奏や合唱の伴奏にピアノが用. う学生のピアノ実技に対するつまずきや抱えてい. いられている。小学校では、教育用楽器として設. る不安を調査し、今後どのようなピアノ教育が求. 置が義務付けられ、歌の伴奏のみならず、器楽合. められているのか考察すること。3つめは、関西. 奏、鑑賞など様々な活動の場において音楽教育を. 地方にある教員養成大学ではどのようなテキスト. 多様なものにしている。. を使用しているのかを調査し、ピアノ実技習得の.  このようにピアノは、子どもの音楽教育におい. ための効果的なピアノ教育を考えることである。. て重要な役割を果たしているため、日本の保育. 2.研究内審. 上・教員養成大学では必ずピアノの実技指導が教.  第1章では、明治時代に急激な発展を遂げた音. 育カリキュラムの中に組み込まれている。ほとん. 楽教育にピアノが取り入れられた歴史的背景を述. どの場合、全学生を対象に開講され、希望者には. べている。音楽教育の源である音楽取調掛が設置. 全学年を通してピアノ指導が受けられる環境が整. されたことをきっかけに日本に西洋音楽が輸入さ. えられている。. れ、それとともに唱歌教育が開始された。西洋音.  ところが、保育士や幼稚園・小学校の教員を目. 楽の影響を受けた唱歌の伴奏にはピアノが適して. 指す学生の多くがピアノ実技カの習得につまずき、. いたのである。. 将来への不安を抱えている。4年間という長い期. また、音楽教師はどのようにして生まれてきたの. 一424一.

(2) か。現在の国立大学の教員養成系の学部になった. ストを収集し、分類した。その結果と教員採用試. 師範科ではどのような教育がなされていたのかを. 験のピアノ実技課題をリンクさせ、今後求められ. 探った。. るピアノ教育とその課題について提唱している。.  第2章では、今日の音楽教育に現場おいてどの. 3.まとめと今書の課題. ようなピアノ実技力が求められているかをr幼稚.  本研究を通じて、教員養成系の大学のピアノレ. 園の保育活動案の考察」と、「小学校歌唱共通教材. ッスンではピアノの実技のみを習得させるのでは. 全24曲のピアノ伴奏の分析」との2点で探究し. なく、子どもへの指導法も含む実際ρ教育現場に. た。幼稚園の保育活動案からは、ピアノが用いら. 即した学習内容が求められていることが分かった。. れている保育活動を取り出し、そこで必要なピア. 学生が目標をもってピアノの学習に臨めるような. ノ実技カを具体的に表した。歌唱共通教材からは、. ピアノ教育を行うことで、能動的なピアノ実技の. 24曲のピアノ伴奏において学生がつまずきやす. 習得が望めるだろう。. い部分を抜き出し、弾きにくさを述べた上で、そ.  また、教員をめざす学生のピアノ実技カは様々. の解決方法を提案した。. であり、元々持っていたピアノスキルを活かして.  第3章では、教員を目指す学生が今、抱えてい. 教員を目指す者と、教員を目指すためにピアノス. るつまずきを見出すために、兵庫教育大学におい. キルの晋を必要とする者がいる。両者の実態を把. て、r教員養成大学の学生を対象にしたピアノの学. 握した上で、多様性がみられるカリキュラム構造. 習に関するアンケート」を実施し、得られた結果. をしなければならない。. をもとに考察していった。初等教育コース1回生.  最後に、教員養成課程のピアノ教育は、ピアノ. の学生のつまずきは、大学に入学する前にピアノ. 実技の専門性と音楽教育指導の専門性の狭間にあ. の経験がある人とない人を対照させ、学生のっま. る、ということが最大の課題ではないかと考える。. ずきを導き出した。また、芸術(音楽)コースに. この両者のバランスをうまく取ることが教員養成. 在籍する1∼4回生のアンケート結果は、それぞ. 系大学のピアノ教育の課題であり、筆者の課題で. れの学年を照らし合わせ、学生のつまずきを浮き. もある。今後は本研究を活かし、効果的なテキス. 彫りにした。. トを作成し、ピアノ教育の実践を行っていきたい。.  第4章では、教員養成課程のピアノ教育に用い られるテキストについて述べた。関西地方にある. 主任指導教員  竹内 俊一. 教員養成系大学で使用されているピアノテキスト. 指導教員    木下 千代. をもとに、教員をめざす学生のためのピアノテキ. 一425一.

(3)

参照

関連したドキュメント

 学部生の頃、教育実習で当時東京で唯一手話を幼児期から用いていたろう学校に配

 学部生の頃、教育実習で当時東京で唯一手話を幼児期から用いていたろう学校に配

まず、本校のコンピュータの設置状況からお話します。本校は生徒がクラスにつき20人ほど ですが、クラス全員が

 履修できる科目は、所属学部で開講する、教育職員免許状取得のために必要な『教科及び

 履修できる科目は、所属学部で開講する、教育職員免許状取得のために必要な『教科及び

  総合支援センター   スポーツ科学・健康科学教育プログラム室   ライティングセンター

その1つは,本来中等教育で終わるべき教養教育が終わらないで,大学の中