生活環境が子どもの衝動性と価値割引に及ぼす影響-児童養護施設と一般家庭の比較-
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(2) 2週間後・1週問後)にもらえる1O万円」であった。. フコントロールを示し、高校生になると衝動性を示. 初めに下降系列を実施し、遅延してもらえる1O万. したことになる。中学生よりも高校生の方が、衝動. 円を選んだ時点で下降系列を終了し、次に、「今も. 性が高く、年齢を重ねていくことで衝動性からセル. らえる5万円」と「1週問後にもらえる1O万円」を. フコントロールヘ移行していく先行研究とは一致. 提示して選択させ、続いて遅延時間を長くしていく. しなかった。. 上昇系列を実施した。「今もらえる5万円」を選ん. この結果から、「生活の中で様々なことを制限さ. だ時点で上昇系列を終了し、続いてインタビューを. れている施設の子どもは、自由なお金も制限されて. 打つだ。. いるので衝動的になる」という仮説は否定され、「自. 家庭群:中学生は学校に配布し、教室内で学級ご. 由にお金が持てて、自由に使える高校生の方が衝動. とに担任教師に実施してもらい、学年ごとに回収し. 的になる」ということが示唆された。. た。高校生においては、筆者の知人に依頼レ、友人. 今後の課題として、ユ対ユの選択実験を実施する. に配布してもらい、各家庭で実施したものを知人を. 際、教示を行っていく時に、もっと丁寧に説明する. 通して回収した。. か、ボードを使用して教示していくことも必要だと. 結果と考察. 考えられた。また、比較していくためには、選択実. Fi&2.に各群の遅延時間の平均値を、下降系列・. 験か質問紙かのどちらかで統一し、実施していくこ. 上昇系列別に示した。この図から、施設群では下降. とが必要だと考えられる。. 系列と上昇系列で、著しい差が見られた。家庭群は. 平均に差はなく約7年で、直後小報酬と遅延犬報酬 問の選択が逆転することが分かった。なお、対象者 の人数が著しく異なっていたため、統計的な分析は. 25 遅. 四 時. 行わなかった。. 間5 奉. Fig.3.4.に各群の中学生の対象者の下降系列と上. 話0. 昇系列で選択された遅延時間を示した。施設群は、. 平. 下降系列においては、1O名が25年後の遅延時間を. 値0. 示したが、下降系列と上昇系列で著しく差が見られ た日このことは、仮想的選択実験の手続き上の失敗. 均5. , 壬 聴.2一施設群と家庭群の下降系列と上昇系列における遅延時間の平均値. であると言える。家庭群は、全体的なバラっきはあ. ったが、下降系列で22名、上昇系列で23名の対象 者が、25年後を選び、下降系列と上昇系列との差は. 主任指導教官:市井雅哉. 見られなかった。. 指導教員 嶋崎まゆみ. 先行研究では、大人になるにつれてセルフコント ロールが高まると言われている。しかし、本研究に おいては必ずしもそうではなかった。家庭群で、施 設群のような失敗はなかったが、中学生と高校生の 結果に著しく差が見られた。これは、中学生はセル. 一167土.
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