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就学相談の現状と課題に関する一考察 : I管内5市の就学相談を通して

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Academic year: 2021

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(1)Title. 就学相談の現状と課題に関する一考察 : I管内5市の就学相談を通して. Author(s). 大塚, 千枝子; 青山, 眞二. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 65(1): 391-402. Issue Date. 2014-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/7532. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第 6 5巻 第 1号 J o u r n a lo fHokkaidoU n i v e r s i t yo fE d u c a t i o n( E d u c a t i o n l Vo . l6 5,No. l. 平成 2 6年 8 月. Augus . t2014. 就学相談の現状と課題に関する一考察 I管 内 5市の就学相談を通して. 大塚千枝子・青山. 員二*. i 必、慶トータルサポートセンター(スクールカウンセラー) *北海道教育大学札幌校. AS t u d yo nC u r r e n tS t a t u sandI s s u e so fs c h o o lc o u n s e l i n g Throughs c h o o lc o n s u l t a t i o n1t u b e5C i t y. OTSUKAC h i e k oandAOYAMAS h i n j i * J i k e iT o t a lS u p p o r tC e n t e r( S c h o o lc o u n s e l o r l n i v e r s i t yo fE d u c a t i o n *Departmento fS p e c i a lE d u c a t i o n,SapporoCampus,HokkaidoU. 概要 1 2 1世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究者会議 J ( 2 0 0 1年)の最終報告を踏まえ,丈. 部科学省では障害のある児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な教育が行われるよ 2 0 0 3年 3月)では,ニーズ把握において, う,就学相談のあり方の見直しを行った。最終報告 (. 市町村教育委員会の最終責任を示しているが,適正手続き等に関する詳しい記述はない。この ような動きの中,各市町村教育委員会はよりよい就学相談の在り方に向けて試行錯誤している。 本研究では,. I管内 5市の教育委員会の現状を調査し,共通した課題を整理した結果を手がか. りとして,就学相談をするうえでよりよい在り方について考察する。. 1.先行研究から見える現状と課題 就学相談に関わる研究では,相談件数の推移と内容から教育相談事業の変容を明らかにし原因と今後に 向けた改善策を明確にすることを目的とした調査研究が多く,その変容から「教育相談」の在り方を考察し, 状況の変化に対応しようとしている。 2 0 0 0 ) は,就学指導に関する調査結果から,教育委員会や学校の保護者への説明の足りなさを保護 滝坂 (. 者の指摘としてまとめている。特に保護者は十分な説明や情報を求めており,その要求にどう応えていくか が就学指導の体制を整備していく上で大切になると指摘している。. 3 9 1.

(3) 大塚千枝子・青 1 1 1 貫二. 大高・高橋 ( 2 0 0 0 ) は,就学相談・就学指導システムの諸問題について,次のように述べている。 判定結果に至るまでの経緯を伝えず,結果だけを伝えるようなシステムが保護者の就学指導委員会に対す る根強い不信を生み出す要因にもなっており,この問題を解決するには,就学相談専門職の配置など十分な 条件整備を行い,就学指導委員会の役割・機能を強化する必要がある。また,就学後も継続した就学相談・ 教育相談ができる体制を確立することが大事であり,それには保護者に継続した相談活動を行うことはもち ろん,教師に対しでも適切な助言・援助するというような,恒常的な就学相談・教育相談活動のシステムを 確立していくことが必要であるとしている。さらに学校教育と就学前教育の連携の必要性が指摘されながら も進んでいない現状や子どもをより総合的に把握するためにも,就学まで、障害児の直接的な指導を行ってき た就学前諸機関が公的に就学相談・指導に直接関われるようなシステムが必要であるとしている。 また,中央教育審議会 ( 2 0 1 0 ) では,就学相談や就学先の決定に関しては,自治体による差が大きく,そ の結果,子ども自身が不利益を被っている現状があると指摘している。その原因として,就学判定に関わる 人たちの専門性の問題があり,子どもの実質的なニーズをおさえられているのかという発達的な視点の問題 を挙げている。 以上のことから「就学相談」で必要なこととして,①他機関との連携,②早期相談システムの構築,③保 護者からの聴き取りや明確な説明,④担当者の高い資質,⑤継続的な相談・支援,の 5つの視点について検 討する必要があると述べられている。. 2 .目的 就学指導・就学相談において教育委員会は,就学児の教育的ニーズを踏まえた適切な対応を図ることが求 められることから,. I管内の各市町村教育委員会は様々な取り組みを実施している。そこで, I管内の 5市. の教育委員会が,どのような就学相談事業を進めているのかについて明らかにすると共に,. I管内で実施さ. れている知的発達スクリーニング検査等の就学時知能検査がどう活用されているのかを含めて,就学相談の 在り方を考察する。. 3 .方 法 本研究は調査研究を通して,先行研究でまとめられた「就学相談」で必要な 5つの視点から分析し考察す る 。. ( 1 ) 調査対象 A市 , B 市, D 市(人口規模約 6~7 万人) C市 , E 市(人口規模約 10~12万人). ( 2 ) 調査方法. 質問紙を基に各市教育委員会を訪問による聴き取り調査. ( 3 ) 調査期間 2012年 6 月 8 日 ~6 月 20 日. 392.

(4) 就学相談の現状と謀題に関する一考察. ( 4 ) 調査内容. ①. 知的発達スクリーニング検査に関すること -検査実施の有無. ・検査の実施者. ・検査を導入した理由. ・検査場所. ・検査時期. ・検査の結果について. ② 個別検査(精査検査)に関すること -個別検査対象者の人数. ・実施検査名. ・検査実施者. ・精査検査否合意児童への対応. .精査検査の結果報告について ③. 就学指導委員会の対応に関すること -委員会の構成メンバー. -精査検査否合意児童や就学指導. -相談否合意児童への対応について. -精査検査対象者への入学後の支援,対応について ④. その他 -就学相談,就学指導についての課題と意見(記述). 4 .結 果 ( 1 ) 各市における就学予定児童の就学時知能検査状況. T a b l e1は I管内の就学予定児童の就学時知能検査の状況を示したものである。 I管内では調査対象にし た 5市の全てで知的発達スクリーニング検査を実施しているが,就学時健診の一環として実施していること から,就学予定者の全員が小学校で検査を受けることになっている。検査器具は各市によって異なったもの を使用している。個別検査(精査検査)が必要とされた児童には確認検査や吟味検査を実施してから個別検 査を行っている教育委員会もあるが,個別検査は全ての教育委員会で実施している。個別検査では田中・ピ ネーが多く,他に田中・ピネー V, WISC-I I,新版 K式 , K-ABCを使用している。 知的発達スクリーニング検査や個別検査を導入した経緯は,全ての教育委員会が「早期発見,早期支援」 を目的にあげているが,「保護者の養育や学校で、の指導に検査結果を活かす」と述べているところもあった。 個別検査は各地区の小学校で教諭が実施しており, 2人体制で実施している学校がほとんどである。しかし, 検査実施者を十分確保できず検査対象者が多くなった場合,対応できなくなるのではと危倶している委員会 もあった。. ( 2 ) 個別検査(精査検査)対象者について. T a b l e1にあるように,就学予定者数の 1%~13% が個別検査(精査検査)対象児童となっている。人口 規模の大きな C市と E市では精査検査を受けた方がよいとされた対象者数は, A市 B市 D市よりも少ない。 就学予定者が多い地区は当然ながら精査対象児が多くなると思われるが,結果からは逆の現象が起きていた。. T a b l e1 I管内就学予定児童の就学検査状況(平成 23年度実施) 市. 就学予定者数. スクリーニング数. 確認検査該当数. 確認検査実施数. A. 6 3 2. B. 精査検査該当数. 精査検査実施数. 6 3 2. ~. ~. 8 4 ( 13%). 8 2. 5 5 2. 5 4 8. ~. ~. 5 5 ( 10%). 5 2. C. 8 8 2. 8 8 2. ?把握していない. ?把握していない. 1 0名未満( 1%). 1 0名未満. D. 5 7 6. 5 7 6. 5 5. 5 0. 2 9 ( 5%). 2 9. E. 8 9 5. 8 9 5. 2 4. 2 4. .5%) 1 3 (1. 1 3. 3 9 3.

(5) 大塚千枝子・青 1 1 1 貫二. C市 E市の担当者の昆解では,知的発達スクリーニング検査を実施する上で,マニュアルはあるが実施方法 は各学校に任せた状態であることがその一因ではないかと述べている。つまり提示の仕方や丈言,机の配置 など,同じ条件下で実施されていないのではないかということが示唆されている。. ( 3 ) 個別検査(精査検査)について Table2にあるように,個別検査(精査検査)の状況に関する質問では, A市 , B市以外は今のところ全. 員が検査を受けていて辞退者はいない。 A市の検査辞退者は,その理由として,「教育委員会から押しつけ られたくない」と述べている。検査結果は検査者が保護者に説明し,保護者の了解の上,就学先に指導上の 参考として引き継ぎを行っているが,引き継ぎに関しては拒否する保護者はほとんどいない状況である。し かし,今後は希望者のみが個別検査を受けるシステムに変えようとする動きがある。. B市の検査辞退者は,「うちの子は大丈夫だから検査は必要ない」というものだ、った。この場合,教育委 員会からは検査辞退者への特別な対応や配慮はなく,小学校入学後に保護者との信頼関係を築いた上で,必 要に応じて検査を実施するよう任せている。 B市と C市の教育委員会では,基本的には希望者が就学相談を 受けるのが望ましいとは考えているが,現在のシステムで大きな問題が起きていないことから,今のところ 希望者のみが個別検査を受けるというシステムに変える考えはない。 E市の場合は,辞退者はいないが連絡 が取れず苦慮したケースがあった。 各市とも今のところ大きなトラブルもなく,保護者も教育委員会から連絡があった場合,希望の如何に関 わらず検査を受けなければならないという認識のようだが,今後は辞退者への対応も考えていかなければな らないと回答している。 また,検査辞退者の中には,多くの支援を必要とする子どもがいる可能性もあるが,その可能性を踏まえ た上での就学相談や就学支援のあり方などは考えていないとの回答が多かった。今後検査辞退者の増加が想 定されるならば,教育委員会は就学指導・就学相談の必要性を理解してもらえるような啓発活動や努力が必 要であり,相談者である保護者や子どもの立場に立った就学指導・就学相談とはどうあるべきか検討し見直 す必要がある。先行研究にもあるように教育委員会への信頼を揺るがすような対応や就学児童・就学相談の 在り方は改善すべきと考える。. T a b l e2 精査検査の状況 公員会名. 精査検査. 精全検査の状況. (イ回別検査). -就'子相談としながら全員検査を受けて A. 本木的に 品平者. T a b l e3 検査報告・就学指導委員会の判断報告 委只会. A. いるが検査拒否もある 理巾は様々だが押しつけられたくな. B. C. D. 基本的に 希望者 基本的に 希望者 該当者全員. B. J. 今のところ全員検査を'乏けている. C. 検査結果を報汗するかどうかは, ケースノ、イケース c その子の防行の状 況に応じて内容は変える J 報告者:教育公員会の職員 ( 1 日当主査, 就苧指導専門指導員)が報告. -今のところ全員検査を受けている。 -今のところ辞退者はいない. -その日のうちにこともの傾向や特性に ついて検杏者から話す c. -特に設定していない I H i談の中で触れているかもしれない. D. ヰとるように通知を山す υ 希望者のみ. E. 該当者全員. とは特に明記していない。郵便・屯話 での述絡 なかなか連絡が収れないケースは, 学佼や保育聞を通じて連絡。. 394. 教育会員会. •) J ; (則として別の日に結果被告をするコ. 行政のアクションなし. -精査検査の要介を電話で確認. 本木的には教育委員会. 報告者:検査苔. 学校の日常生活の中で保護者と関 わってもらう. 就学措置判断の報告. 被告者:検査者. いという理巾が多い -検査拒否(うちの了は大丈夫). 検杏結果の被告 ,検査結井去を報告 -後 n 家庭での養育の相談に対しアドハイ スや学校牛 i 首で想定できる行動 -入学後の桐談についても対比、。. E. -而談は相談只(元校長) 1名で対応 山談│暗に報 ,保謀者の市首も聞く. T :. 報告者:相談員. 教育委員会. 2人体制l 教育委員会主査専任相談員(Ji;校長). 教育委員会の担~者. 校長 OB 学校のことについて答えるときは学 校だが.教育委員会関係者が入ってい る方が良い. 相談員 1名で対応.

(6) 就学相談の現状と謀題に関する一考察. ( 4 ) 個別検査の結果について 個別検査の結果報告に関する質問への回答は T a b l e3の通りであった。 質問の内容は,「検査結果の報告は誰がどのようなかたちでしているか J 1"就学指導委員会での就学措置判 断の報告は誰がどのようなかたちでしているか」であったが, D市は教育委員会が特に日程や機会を設定し てはいないと回答している。それ以外の市では,検査報告は当日にその子の傾向や特性について触れるだけ. ( B市),別の日に設定 ( A市 ,. c市, E市)としている。 c市の場合,検査報告の対象者はケースパイケー. スで報告内容もその子の状況に応じて判断すると回答している。 A市は検査者が保護者と相談の上,日程を 設定し検査結果を報告する。その際,養育に関する相談や学校生活で想定できる困難についても説明し,入 学後の相談先なども示している。 「検査者が検査結果を説明する」とあるのは A市と B市で,他の市は,検査者以外の担当者が行っている。 就学指導委員会の措置判断の報告を元校長の相談員に任せているのは,. c市,. D市 , E市の 3市であった。. その場合,教育委員会担当者も同席するが,学校生活については,相談員が中心に説明をしている状況であ る 。 E市については,教育委員会担当者は同席せず,相談員 1名で対応している。. ( 5 ) 就学先判断と就学措置について 就学指導委員会の判断と実際に就学先として決定した学習の場については,. T a b l e4の通りである。. 保護者が就学指導委員会の判断した結果に合意できないとして,就学判断と異なる就学先を決定したケー スについて,各市の状況をみていきたい。. A市の就学指導対象者は 84名で,特別支援学校と判断されたのは 2名だ、ったが,. 2名は判断結果に合意で. 0名中 6名は合意に至らず, きないとして特別支援学級措置となった。特別支援学級と判断された 2 別支援学校措置となり,. 1名は特. 5名は経過観察措置児童として通常学級への就学と決定した。結果, 8名が就学指. 導委員会の判断とは異なる就学先となった。. B市の就学指導対象者は 5 2名で,特別支援学校と判断されたのは 4名だが,. 3名の保護者は判断結果に合. 意できないとして,特別支援学級措置となった。特別支援学級が望ましい学習の場と判断されたのは 1 4名だ が ,. 5名が合意できないとして,通常学級措置となった。結果,. 8名が就学指導委員会の判断には合意でき. ないとして,判断とは異なる学習の場への就学決定となった。. T a b l e4 1管内における 2 4年度就学予定児童の就学判断と就学措置の結果 就学措置. 就学判断. 就学. 特別支援 特別支援 特別支援 特別支援 通常学級 学級 学校 学級 学校. 就学措世増減内符. 指導数. 通常学級. A. 8 4. 6 2. 2 0. 2. 6 7. 1 6. 1. 特別支援学校 2名二字特別支援学級 2名 特別支援学級 20名二字通常学級 5名 , 特別支援学校 1名. B. 5 2. 3 4. 1 4. 4. 3 9. 1 2. 1. 特別支援学校 4名二字特別支援学級 3名 4名二字通常学級 5名 特別支援学級 1. C. 3 3. 5. 1 9. 9. 1 0. 1 7. 6. 特別支援学校 9名つ特別支援学級 3名 特別支援学級 1 9名二字通常学級 5名. D. 2 9. 1 2. 1 4. 3. 1 6. 1 1. 2. 特別支援学校 3名つ特別支援学級 1名 4名つ通常学級 4名 特別支援学級 1. E. 1 3. 4. 6. 3. 4. 9. 。 特別支援学校. 3名二字特別支援学級 3名. 3 9 5.

(7) 大塚千枝子・青 1 1 1 貫二. C市はスクリーニング、検査の結果 1 0名未満の就学指導対象数だったが,幼稚園・保育園・療育機関等から 提出された調査票の結果(就学指導対象となる児童は毎年 25~26 名程)と合わせると,. 3 3名が就学指導・相. 談対象となった。特別支援学校と判断された 9名中 3名は特別支援学級措置となり,特別支援学級と判断さ. 9名中 5名は通常学級措置となった。結果, れた 1. 8名が就学指導委員会の判断には合意できないとして措置. 変更となった。. D市の就学指導対象者は 2 9名で,特別支援学校と判断されたのは 3名だが,. 1名は合意できないとして特. 別支援学級への就学措置と決定した。特別支援学級と判断された 1 4名中 4名は就学学指導委員会の判断は納 得できないとして通常学級措置となった。結果,. 5名が就学指導委員会の判断と異なる学習の場への就学と. なった。. E市は 1 3名が就学指導・相談対象となった。特別支援学校と判断された 3名全員が合意できないとして特 別支援学級措置となった。特別支援学級と判断された 6名の就学児については全員が保護者との合意に至り, 特別支援学級措置と決定した。結果,. 3名が就学指導委員会の判断は納得できないとして,判断と異なる学. E市の就学予定数は 8 9 5名と多い地区にもかかわらず,就学指導・就学相談対象. 習の場への就学となった。. 数が少ないのは教育委員会以外に学校独自で就学指導・就学相談を実施し,就学先決定するというシステム が導入されていることが理由のーっと考えられる。. ( 6 ) 入学後の対応について 就学指導委員会が判断した結果に納得できないとして,話し合いのうえで合意の就学措置決定になった就 学児については,経過観察児童として学校で様子を見てから今後の対応を検討するとの答えが多い。しかし, そのような場合,「教育委員会としては小学校入学後にどのような支援をしているか」の質問に対しての回 答は,. Table5に示す通りであった。. Table5 入学後の対応と 5歳児健診の検討 市. 定期的な就学状況 の把催. 専門の 巡回指導員. -している 措置により 1年後に再検 A 杢と再検討 困難性が感じられる児童 の報告. -いない. -している 借置により 1年後に再検 査(行政で). -いない. B. -している 夏休み中,各学校へヒア C リングに行く. -していない. E. 3 9 6. -している. 教育相談窓口 の設問! -ある. 経過観察児童 への支援. 考えている 福祉先行で、試行中. -している 専門家+教育委員会職員特 今年度から 1 別支援教育サポート組織あ 名で 1 6 校の巡 り 回,各校年 20 阿程度. -ある. -している。 学校からの要請により専門 家チームが対応。年々対)必 数が増えている。. -ない. -いない. -いない. -いない. -していない -学校が窓口 学校が対応できないとき は,市のサポートチームが 対応. 5歳児健診. ー年後に再検査 適正な就学先の検. 市のコーディネーターまた は特別支援教育アドバイ ザーが対応. D. -していない. 不定期の 相談対応. -一年後に再検杏 適正な就学先の検 討. 考えていない 幼稚同・保有閑は実 施について保護者に 伝えられない. -ない 職員が今年から 2名 対応できない. -している -ある 非常勤で相談員がいる。保 非常勤 1名 護者の相談,学校からの依 他の業務と兼任 頼により状況を把握し,専 1名 門家チームにつなげる。. -毎年調査書を提 出してもらうが, 委員会としては特 に支援;はしない。 報告を受けるのみ. 考えていない. .1年後に相談。 学校は~~査崇を提. 出する。 行政としては特に 何もやっていな L 。 、 -教育委員会とし ては特に何もして いない. 保健部は前向きじゃ ない. 保健部で検討に入っ ている.

(8) 就学相談の現状と謀題に関する一考察 措置変更となった就学児に対し. 1年 後 に 再 検 査 の う え 適 正 な 就 学 の 場 を 再 検 討 し て い る の は A市と B市. で,他の 3市 は 調 査 票 の 提 出 は 義 務 づ け て い る が , そ れ 以 上 は 特 に 求 め て は お ら ず , 報 告 を 受 け る の み と し ている。 就学指導・相談対象となった就学児全員の入学後の状況把握と対応では,. 1年 後 に 再 度 検 討 と し て い る の. c市は学校訪問により入学後の様子の聴き取りをしている。. D市と E市 は 入 学 後 の 状 況 把 握. は B市のみで,. はしていない。 A市 は 巡 回 相 談 の 形 は と っ て い な い が , 就 学 先 か ら の 依 頼 に よ り 市 の コ ー デ ィ ネ ー タ や ア ド バイザーが学校訪問し相談に対応している。 B市 は 2 4年 度 か ら 専 門 の 巡 回 指 導 員 に よ る 巡 回 相 談 を 実 施 し て いる。 不定期に学校や保護者からの相談や依頼がある場合は,. 5市 全 て の 教 育 委 員 会 で 専 門 家 チ ー ム を 設 け て 対. 応している。. T a b l e5にあるように, A市 , B市と E市 は 教 育 委 員 会 に 相 談 窓 口 を 設 置 し て. 教育相談窓口については, いるが,. c市と D市 は 窓 口 の 設 置 は し て お ら ず , 現 時 点 で は そ の 予 定 も な い た め , 経 過 観 察 児 童 が 入 学 後 に. 気軽に相談できる窓口がなく,学級担任がその役を担うことになる。. ( 7 ) 5歳 児 健 康 診 査 に つ い て 聞き取り調査では全ての市で「早期発見,早期支援」を訴えているが,「 5歳児健康診査(以下, 健診とする)について検討しているか」の質問に対し, A市 以 外 は 消 極 的 で B市 , ない」との答えで,. c市,. 5歳 児. D市 は 「 考 え て い. E市については「検討に入っている」との答えた、った。どこの市も他の関係機関との調. 整の難しさをあげている。 就学指導委員会の構成メンバーは, T a b l e6にあるように,全市共ほぼ同じような人員構成となっている。 具体的には,校長,小・中学校教諭,特別支援学級担任,専門医,保健師,発達支援センター職員,保育園 園長,大学教員等であった。幼稚園・保育園での様子は就学先を決定する上で大きな要素を示しており,幼 稚園・保育園関係者が構成メンバーとしては必要と考えるが入っていないところもある。. Table 6 就学指導委員会構成員及び就学相談上の課題. 就学指導委員会構成 メンノ¥特別支援学級担任,発達 支援センター職員,保育 園職員,養護 ~7~校教諭,. 専門│芙,臨床心理士,大 学教授 .i i '教授・助手, A ジョブコーチ,保健師, 教育委員会職員. 特別支援学級担任,発達 支援センター職員,専門 医,学校長,児童養護施 設職員,教育委員会職員 B. 就学相談・就学指導上の課題 -検査者の確保。 -専任の教育相談担当者の必要性。 -教育相談は対象者全員に実施すべきか,希望者にすべきか。 -保護者の心情理解。言葉遣いや対応に配慮が必要。 -検査結果は誤解を招かないためにも,検査者が説明。 -学校や教職員の理解が必要。 -検査結果を指導に活かすことを踏まえた就'子t先への引き継ぎ。 引き継ぎ時期の設定(学校の要望を基本に) -個別検査を拒否した保護者に対しては,入学後個別に対応。 -教育委員会に相談窓口を設定し,保護者や学校がいつでも相談できる体制の確京。 -スクリーニング検査をかけた子や保護者が安心して教育相談を受けられるために,電話で の対応、時,どのように伝えたら良いか。 -障害という話を明確にせず,入学後の支援ということで学校につなげると話しているが対 応が難しい。 -発達支援センターの児童もスクリーニング検査のみ。個別の検査はしていないがその必要 性は。 -今年度から巡回の専門家を導入。学校の受け入れ体制と今後の活用。 -幼稚閑・保育閑では,子どもの実態について伝えていないところもあり,連携の必要性を 感じる。. 397.

(9) 大塚千枝子・青 1 1 1 貫二. 特別支援学級担任,専門 医,幼稚園担当者,学校 長,福祉施設職員,養護 C 学校教諭,教育委員会職 員は構成員とはなってい ないが,同席. -経過観察の児童の取り扱いをどうするか。仕組み作り。 -事務的なこととして,審議の仕方の検討。 -幼稚園・保育園から小学校への引き継ぎ方法や内容を明確にするための検討。 -就学指導での判断では経過観察で一定期間様子を見て再度判断することになった子どもに ついての取り扱い。 面談回数や内容等の仕組み作りが必要。. 小学校教諭,中学校教諭, 養護学校教諭,保育園園 長,発達支援センター職 員,保健師,大学教授, D 医師,教育委員会職員. -保護者支援の必要性。(保護者が正しく判断できていないことがある)特に保護者の心情 をどうくみ取っていくかが大事。 -知能検査から就学相談そして決定までの期間が短い。 -就学相談の対象児が増えてきて,検王王者数や今の相談体制に限界を感じている。 -入学後の子どもの困り感に対応できないし,方法も分からない。 -スクリーニング検査は仕分けでしかなっていないことに課題を感じる。 -保育園・幼稚園との連携では,各立場からの課題を向してもらい,検討しようと考えてい る 。. 小中特別支援 ~7~級担任,. 発達支援センター職員, 保健師,専門医,養護学 E 校教員,大学教員,学校 長,保育園職員,障害者 総合支援センター職員. -特別支援教育を専門として取りかかれる人員の配置。 -特別支援学級の増設に伴う問題。 すでに設置している学校との運営上の調整。 -支援員,ヘルパーの研修。 2 4年度実施の予定。. .~7~校独自で実施している就'子t システムとの調整が難しい。. ( 8 ) 教育委員会が抱える課題について それぞれの教育委員会あるいは就学指導委員会が抱えている課題についての質問に対しては,. T a b l e6の. 通りの解答であった。全市共相談件数が増えていくのに対応が追いつかず限界を感じ,対応するための検査 者や専任相談員など,専門家の不足を訴えている。 幼稚園・保育園をはじめとする関係機関との連携の必要性についても,全市が課題としてあげている。特 に保護者が幼稚園・保育園から子供の実態を知らされていないケースでは,保護者の困惑や教育委員会への 不信を招きかねないと危倶している。 保護者の心情を理解した上での伝え方や対応などを課題としていると ころは多い。 また,就学指導委員会の判断に対し,保護者と合意に至らないケースが増えた場合の対応についても課題 としてあげている委員会も見られる。指導上の配慮や工夫,支援に生かすことを目的に就学児について知り 得た情報を就学先へ引き継ぎをしているところは多い。支援を必要とする就学児の入学後の対応や支援,あ るいは教育相談のあり方など,教育相談システムのあり方を課題としてあげているところもある。. 5 考察 I管内の就学指導・就学相談における課題を整理し,よりよい就学指導・相談向けた在り方を考えていき たい。課題整理にあたっては,多くの先行研究が「就学相談」で必要なこととしてまとめていた 5つの視点 から述べる。. ( 1 ). r 他の機関との連携」について. A市では各小学校の担当者が就学児の在籍する幼稚園・保育園へ観察訪問をし,それらの情報を指導上の 配慮として活かしている。また,発達支援センターに通所している就学児については,保護者了承のうえで 幼稚園・保育園から調査票を提出してもらい,就学相談に活用している。. C市も幼稚園・保育園・療育機関等から調査票を提出してもらい,就学指導につなげていくという取り組 みをしているが,その他の市では,その様な連携は行っていない。. 398.

(10) 就学相談の現状と謀題に関する一考察. 就学指導・相談場面での子どもの様子だけでは実態を把握することは難しく,特に交友関係や集団で実施 する学習や行動面の実態については幼稚園や保育園での情報は有効であり,より客観的に実態を捉える上で も必要なことと考える。また,幼稚園・保育園と連携を深めることで,日常的に幼稚園・保育園から教育委 員会への相談がスムーズとなり,逆に教育委員会から幼稚園・保育園での子どもの状況の観察に行き易くな るなど,早期発見・早期療育の観点からも必要であり,大事なことと考える。 教育委員会と幼稚園・保育園との連携の必要性はもちろんだが,就学指導委員会では,構成員として数は 少ないが幼稚園・保育園の園長あるいは職員も入っており,他にも小中学校教諭や養護学校教諭,福祉施設 職員,福祉担当職員などもいることから,それぞれの状況や取組みなと守の情報交換や共有を行っている。こ れらのつながりが,単に情報交換に留まらず,就学児がよりよい学習環境でよりよい支援を受けられるよう な関係機関同士の連携として連絡協議会等を設定できないものかと考える。. ' 2 1世紀の特殊教育の在り方(最終報告 ) J でも障害児を乳幼児期から学校卒業まで一貫して療育や教育 について支援することの必要性を強調している。そのためには,各機関からの情報収集と情報の共有が必要 であり,そうすることで妥当性,信頼性の高い就学相談を行うことができ,一貫した療育や教育が可能にな るものと考える。 1管内でも関係機関への引き継ぎの内容・方法等,連携に向けての課題整理に動きだして いるところである。. ( 2 ). ,早期相談システムの構築」について. 5歳児健診に取り組み始めているのは, A市と E市であった。他市も必要性は感じているものの目の前に ある課題に追われている現状では,現実問題としての緊急性は弱いように見える。 国立特別支援教育総合研究所 ( 2 0 1 0 ) の調査では,保育や健診等で 3歳までに多くの配慮児に気づいてい ることが示されている。特に配慮が必要と気づいた人の内訳では,保護者,保育園関係者,乳幼児健診や他 機関のスタッフであった。調査では,保護者よりも保育関係者の方が多く,集団場面での観察を通して気づ かれていることがわかるとまとめている。. 2 0 0 7年 8月2 7日付の読売新聞記事には,「発達障害に関する 5歳児の健診」について西日本の 1 0県を調査 した結果,. 7県 2 3市町村で 5歳児健診が実施されていると報道されていた。既存の健診の精度の向上やその. 後のフォロ一体制の整備が優先されるべき課題であるが,現状で高い健診制度を保っている地域では,しっ かり目的を定めて導入するのであれば 5歳児健診は非常によい制度とあった。 厚生労働省でも「健診・発達相談等の実際」で 5歳児健診について述べている。軽度の発達障害の判断に は集団での行動の観察が重要であり,保育園・幼稚園の情報が不可欠であるとしている。 小学校入学を喜びと期待で迎えようとしている時期に就学時健診で特別な支援の必要性を告げられでも保 護者には現実を受け入れられず理解を得られないことは想像できるし,その心情も理解できる。確定診断が 難しい時期やケースには保護者の理解や納得を得ることは難しく,保護者の心情を考えるともっと早い時期 から相談できるようなシステムが求められる。それらの点を考慮すると,. 5歳児健診は有効な方法のーっと. 考えられる。. ( 3 ) ,保護者からの聞き取りや明確な説明」について I管内では,個別検査の報告は検査者ではなく,相談員あるいは専門指導員と呼ばれる元校長が行ってい るところがある。もちろん特別支援教育について専門的な知識が備わっている元校長が対応に当たっている と考えるが,教育委員会がその検査説明の内容や有無について把握していないところもあった。子どもの実 態は,知能検査の結果や知能指数 ( I Q ) だけでは説明できないことが多く,検査が子どものすべてを示す. 3 9 9.

(11) 大塚千枝子・青 1 1 1 貫二. ものではない。知能検査だけに依存せず,行動観察や家庭や他の機関での様子なども含めたアセスメントが 必要である。特に,就学指導・就学相談では,生活の場での状況把握や他の機関との情報交換,専門家によ る判断と助言等を含めた総合的な判断が求められる。そしてその結果を援助の必要性の判断と援助の具体的 な内容に生かしていかなければならない。保護者への説明でも生活を通した具体的な支援の説明が求められ る 。 就学指導委員会の判断を説明する際は,「納得できない J I聞いていない」などのトラブルを避けるためや 継続的な相談を必要とするケースでは,複数で対応するのが望ましいと考える。対応が遅い場合,よりいっ そう問題を複雑化してしまうケースもある。 多くの先行研究(丸山;2004,是永・織田;2007,大平・木舵・石坂・納富・太田;2006,阿部・下山・ 丸山・重松;2002,田中;2007) では,保護者の意見として「情報が得られなかった J I説明が不十分」を あげている。仕分けのための就学指導・就学相談ではなく,就学児本人や保護者の思いや願いに寄り添いな がら保護者を含めたサポートを行えるような機能や役割が求められる。. ( 4 ). I担当者の資質」について. 教育委員会の担当者は学校の状況を知りつくした人ではなく,様々な部署から転勤してきた人であること が多い。つまり,学校内部の事情や特別支援教育の内容についてよくわからない人が多く,自分自身の学校 生活経験に基づいた知識による判断のことがある。担当者の多くは,担当になったことで積極的に勉強をし ているが,学校内での具体的な状況と合わせて説明するときは,やはり学校をよく知りつくした専門家に頼 るしかないのが現状である。調査をした全市とも専門的な知識を獲得した人材の確保,担当職員の増員を望 んでおり,その思いは切実あった。今,教育委員会が求めているのは,障害の多様化に対応できる担当者の 専門性の向上,継続性・系統性のある支援が可能となるための専門家の確保であった。 それぞれの教育委員会の事情はあるとしても特別支援教育への理解と取り組みは十分といえない状況であ る。どれも予算との関係は強く,現場の状況や声を議会開催中だけではなく,もっと市議会や予算委員会に 上げていけるようなシステムができないものかと考える。担当者の切なる願いを何とか叶えて欲しいもので ある。. ( 5 ). I継続的な相談・支援」について. I管内 5市のほとんどは,就学相談・指導を行った児童の就学後の様子を把握していない。 24年度から定. 期的に巡回指導・相談に取り組み始めた B市の実践が他市に影響を与えるよう期待するところである。 全市とも保護者が就学指導委員会の判断結果に同意しなければ,教育委員会が一方的に就学先を強要する ようなことはしていない。「保護者の同意」を重視した就学指導・相談を行い,同意を得られなければ,「経 過観察児童」として保護者の納得する就学先に措置をしている。しかし,就学先決定時に行われる就学指導・ 相談からは保護者自身が望んだ学習の場に措置されたにもかかわらず,安心している様子は窺えず,むしろ 不安や悩みを抱えていることを訴えることもある。そこには揺れ動く保護者の心情が見える。就学指導委員 会の判断に保護者が納得できなかった場合は,就学後も継続して相談できるような体制が必要である。 太高・高橋 ( 2 0 0 0 ) の研究では,保護者へのアンケート結果から就学指導・相談の問題の多くは,保護者 の不安や疑問にていねいに応えて改善を図ることを必要としており,教育委員会および就学指導委員会が, 子どもの発達や教育課題について総合的に把握で、きる専門的力量をつける努力や条件整備を行えば,十分解 決できるものであるとしている。ただ単に相談システムを構築すればいいということではなく,その中身や 運営する人の質に問題があるように受け止められる。特に個別検査の拒否や就学判断に対し否合意で就学し. 4 0 0.

(12) 就学相談の現状と謀題に関する一考察. た児童については,継続的相談や支援は必要であり,児童・保護者,学校を支えるためのきめの細かい体制 作りと人材確保が求められる。. ( 6 ) まとめ. 5市とも就学指導・相談の方法や内容についてはシステムとしてまだ確立しておらず,試行錯誤しながら 進めている状況であり,有効性の検証はともかくとして知的発達スクリーニング検査と個別検査を今後も継 続しようとしている。それに伴って,個別検査を実施する検査者の不足,アセスメントができ特別支援教育 について説明できる専門的知識を備えた人材の不足,教育相談や継続的な相談・支援に対応できる専門家の 不足について切実な声をあげている。どれも「人」に関すること,つまり特別支援教育専門家の不足が大き な課題としてあげられている。人材育成は,一朝一夕では成果があがるものではなく,予算やその市政の方 針,他の行政機関との関係や地域性の問題もあり,解決に向けてすぐには動き出せない事情もある。だから こそ他の機関との連携が必要であり,教育機関単独で解決するには限界があると推察される。 多くの教育委員会は,今後は入学後の対応や支援と併せて, 5歳児健診やスクリーニング検査も含めた「発 達障害のある子どもの早期発見・早期支援」を目的にしたシステム作りも必要と考えており,そのためにも 幼稚園・保育園や福祉機関等他機関との連携は切り離せない課題である。 本研究では,. 1管内 5市の教育委員会の現状から,共通した課題を整理し,就学相談をするうえで望まし. いあり方を探ったが,発達障害の子どもやその保護者をどう支えていくかは自治体によって様々であった。 今回の調査の結果から共通していたキーワードは,「連携J,1"早期発見システム J,1"特別支援教育専門家 の確保」であった。実現に向けては,多くの人材と財政を必要とし,簡単には改善しないかもしれない。し かもどれも時間のかかる取り組みになると考えられるが,各市で専門委員会を設置し,. 5市の委員会が一堂. に会して情報や取り組みの方法を共有し,連携に向けて話し合うことは実現可能なことである。 障害があるないにかかわらず,個々の子どもたちがそれぞれに合った望ましい環境で学習することができ, 保護者も安心して子どもを学校に送り出すことができるような話し合いの場を設定することはできる。 I管内では,既に 2013年から合同協議会を立ち上げ,話し合いと連携を進めているところである。労を惜. しまないで、改善策を探っていくこと,それこそがよりよい就学相談や望ましい就学相談を作りあげていける 一歩といえる。. [引用・参考文献] (50音順) -阿部敬子,下山明子 ( 2 0 0 2 ) 保護者が望む教育相談,発達の遅れと教育,. No.5 3 4,5 4 5 5 .. -岩手県立総合教育センター ( 2 0 0 0 ) 特殊教育における早期からの教育相談の充実に閲する実践的研究,岩手県立総合教育セ ンター教育併'先. ・緒方明子 ( 2 0 0 2 ) 就学基準の改正と就学相談,発達の遅れと教育,. No.541,2 4 2 6 .. -大高一夫・高橋智 ( 2 0 0 0 ) 東京都における障害児の就学実態と就学指導システムの研究江東区の事例検討を中心に. 東. . 京学芸大学紀要 I部門,教育科学5 1,2 3 3 2 51 -大平. 壇・木松憲幸・石坂郁代,納富恵子・太田富雄 ( 2 0 0 6 ) 福岡県における就学指導の現況と課題,福岡教育大学紀要第. 5 5号,第 4分冊, 2 3 3 2 7 7 . -大雨英明 ( 2 0 0 2 ) 基準の見直しと就学相談の在り方,特別支援教育,. No.7,4 7 .. ・片桐俊男 ( 2 0 0 7 ) i就学指導委員会」から「就学相談委員会」へ(特集これからの就学支援),特別支援教育研究 No.601,. 6 8 . ・是永かな子・織田衣絵 ( 2 0 0 7 )保護者のニーズを反映させた就学指導委員会の在り方,高知大学学術研究報告第5 6巻 , 1 31 . ・楼井宏明,戸田竜也 ( 2 0 0 1 ) 保護者の視点から見た就学相談・指導の問題点:埼二王県内 3市の障害をもっ子どもの保護者を 対象としたアンケート調重量をもとに,障害者問題研究2 9 ( 3 ),2 0 6 2 1 5 .. 4 0 1.

(13) 大塚千枝子・青 1 1 1 貫二 -障害児就 ~7~相談研究会 (2003) 新しい就ヴt 基準とこれからの障害児教育,中央法規.. ・杉山な志郎 ( 1 9 9 6 ) 守t習障害児の就'子t指導,教育と│実学4 4 ( 8 ),7 4 5 7 51 . ・袖山啓子 ( 2 0 0 2 ) 就守t相談と親の気持ち,発達の遅れと教育, ・高田. 豊 ( 2 0 0 2 ) 教育センターでの保護者との連携. No.541,8 9 .. (新たな就学相談の取り組み),発達の遅れと教育 ( 5 4 1 ),2 1 2 3 .. .i 竜坂信一・太田俊己(19 9 6 )特集 就学柑談のこれから「ともに創る就学相談J,日本文化科学社,発達の遅れと教育, No. 47 0, 6 9 . ・田中康雄 ( 2 0 0 7 ) 就学柑談での親の思いから,教育と医学5 5 ( 3 ),2 9 2 2 9 7 . ・田丸尚美 ( 2 0 0 7 ) 5歳代の発達柑談から就学に向けての援助, (特集これからの就学支援),特別支援教育研究 No.601,2 0 2 3 . ・柘植雅義 ( 2 0 0 9 ) この 2年間で,何がどこまで進んだか?何が進まなかったか? (特集どこまで進んだのか,特別支援教育 最前線),特別支援教育の実践情報 No. 1 2 7,8 9 . ・東京都 ( 2 0 1 0 ) 東京都における就学相談の現状と課題及び改善の方向. ・特集. 就学指導の在り方について ( 2 0 0 2 ) 特別支援教育 No.7,4 3 8 .. ・丸山. . 東人 ( 2 0 0 4 ) 障害児の就学指導に関する研究,東京大学大学院教育学砂│究科紀要4 3,3 8 9 4 01. -文部科学省 ( 2 0 0 1 )2 1世紀の特殊教育の在り方について(最終報告人 2 1世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者 会議.. -文部科学省 ( 2 0 1 0 ) 就学相談・就学先決定の在り方について,特別支援教育の在り方に関する特別委員会論点整理. -文部科学省初等巾等教育局特別支援教育課 ( 2 0 0 2 ) 特別記事,障害のある児童生徒の就学指導の見直しについて,文部科学 時報(15 1 3 ),5 0 5 7 .. (大塚千枝子. 滋慶トータルサポートセンター). (青山員二札幌校教授). 402.

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参照

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