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IRUCAA@TDC : 乳臼歯の齲蝕罹患状態と歯冠修復法との関連性について

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Academic year: 2021

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(1)Title Author(s) Journal URL. 乳臼歯の齲蝕罹患状態と歯冠修復法との関連性について 米津, 卓郎; 青木, 志乃ぶ; 西条, 崇子; 町田, 幸雄 歯科学報, 92(7): 1041-1051 http://hdl.handle.net/10130/2114. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) 1041. 原    著乳臼歯の商蝕魔患状態と歯冠修復法との関連性について* 米 津 卓 郎  青 木 志乃ぶ  西 健 崇 子 町 田 幸 雄 東京歯科大学小児歯科学講座 (主任:町田幸雄教授) (1992年4月1日受理). Relationship between Caries Condition and the Type of Restorations of Deciduous Molars Takuro YoNEZU, Shinobu Aoki, Takako Sauyo and Yukio MACHIDA Department of Pediatric Dentistry Tokyo Dental College (Chief : Prof. Yukio Machida). m. 結     果. w. 先に本講座では,昭和62年度に本学小児歯科臨床で. 1.乳臼歯の商蝕進行程度と各種歯冠修夜法の応用状況. 行った各種乳歯歯冠修復法の実態調査を行うとともに,. 術前の敵地進行程度が判明していた乳臼歯2752歯につ. 過去の実態と比較し,その変遷について発表1ト2)した。. いて,歯種別に離蝕進行程度と各種歯冠修復法の応用状. しかしながら,各種乳歯歯冠修復法の実態調査3)司)や臨. 況を調査したところ,表1に示す結果が待られたo. 床成績に関する研究7)璃)は数多く行われているものの,. 上顎第一乳臼歯をみると,敵地症第1度の歯牙は5歯. 乳歯の雨蝕魔患状態と各種歯冠修復法との関連性に関す. と極めて少なかったが,その60%にグラスアイオノマー. る報吾6)10)は数少ないO そこで今回著者らは,先に発表. 充嚢が, 40%にコンポジットレジン充嚢が行われてい. した乳前歯に関する報吾11)に引き続き,乳臼歯に対して. たO離蝕症第2度の上顎第一乳臼歯に対しては,銀合金. 行った各種歯冠修復法と術前の商蝕確患状態との関連性. インレー修復が81.6%と極めて高い応用率を示してお. を調査したので報吾する。. り,次いでコンポジットレジン充壊が18%に,既製金 属冠修復が7.2%に行われていたo しかしながら,敵地. 調査対象並びに事査方法. 症第3度では既製金属冠修復が2.1%とその殆どを占. 今回の調査対象は,昭和62年に東京歯科大学小児歯科. め,銀合金インレー修復は僅か7. 5%に過ぎなかったo. 臨床で歯冠修復処置を行った2770歯の乳臼歯のうち術前. 上顎第二乳臼歯においても蘭蝕症第1度の歯牙は4歯. の敵地確患状態が判明していた乳臼歯である.それらの. と極めて少なかったが, 50%にコンポジットレジン充虜. 乳臼歯について,斬蝕進行程度並びに嚇蝕確患歯面と各. が行われ,またアマルガム充嚢とグラスアイオノマ-充. 種歯冠修復法の応用状況との関連性を調査した。. 虜がそれぞれ25%に行われていた.商蝕症第2度の上顎 第二乳臼歯に対しては,銀合金インレー修復が83. 0%と. *本論文の要旨は,第237回東京歯科大学学会例会(平成 元年6月10B,千葉)において発表した。. 極めて高い応用率を示しており,次いで既製金属冠修復 が5.9%,コンポジットレジン充虜が5.4%,アマルガム. -23-.

(3) 米津,他:乳臼歯の商蝕魔患状態と歯冠修復法の関連性. 1042. 表1乳臼歯の歯種別にみた蘭触進行程度と各種歯冠修復法の応用状況  ( )内% 歯種. 旦. 旦. D. E. 雨嚢 虫進行程度. コンポジット アマルガム レジン充壊 充 壊. 繭蝕症第 1 度. 2 (40.0). 繭蝕症第 2 度. 34 ( 8.8). グラスアイオ ノマ} 充壊. 0. 3(60.0). 8( 2.1). 1( 0.3) 0. 商触症第 3 度. 0. K. 商触症第 1 度. 2 (50.0). 1(2 5. 0). 1(2 5.0). 商触症第 2 度. 29 ( 5.4). 25( 4. 6). 4( 0.7). 0.4). 銀 合 金 イ ンレー 0. 慮 合 金 ア ンレ} 0. 28 ( 7.2). 386. 18 ( 7.5). 0. 222 (92.1). 241. 0 448 (83.0). 0 2 ( 0.4). 0. 0. 7( 3.. 0. 商蝕症 第 1 度. 0. 0. 0. 0. 0. 8( 2. 1). 2 ( 0.5). 顧蝕症 第 3 度. 0. 0. 0. 磨蝕症第 1 度. 2(50.0). 0. 1(25.0). 嚇蝕症第 2 度. 26( 5.4). 嚇蝕症第 3 度 総. 計. 0 115( 4.2 ). 15( 3. 1) K. 0.4). 5 9( 2. 1). 7( 1.5. 4. 32 ( 5.9). 540. 176 (96.2). 183. 0. 0. 0. 36 ( 9.4). 381. 18 ( 6.5). 0. 258 (93.5). 276. 1(25.0). 0. 15 ( 6.0). ′19 ( 0.7). 0. 3 15 (82.7). 388 (80.8). 0. 5. 0. 0. 20( 5.3). 0. 計. 315(81.6). 蘭蝕症第 3 度. 離蝕症 第 2 度. 既製金属冠. 1525 (55.4). 1 ( 0.2) 0 3 ( 0.1). 0. 4. 43( 9.0). 480. 236(93.6). 2 52. 1031(37.5). 2 752. 充虜が4.6%に行われていたo しかしながら,離蝕症第. 歯冠修復法の応用状況を調査したところ,表2-5に示. 3度では既製金属冠修復の応用率が96. 2%とその殆どを. すような結果が待られた。. 占め,銀合金インレー修復は僅か3.8%に過ぎなかった。. 上顎第一乳臼歯は表2に示すとおり,商亀魔患歯面の. 下顎第一乳臼歯をみると,商亜症第1度で修復した歯. パターンは21であった。その中で唆合面と遠心隣接面の. 牙は皆無であった。商蝕症第2度の下顎第一乳臼歯に対. 商蝕魔患歯が282歯(45. 5%)と最も多かったo そして,. しては,銀合金インレー修復が2.7%と極めて高い応用. そのうち57. は浪合金インレ-で, 42. 2%は既製金属. 率を示しており,次いで既製金属冠修復が9.4%に.コ. 冠で修復されていた。次いで多かったのは,遠心隣接面. ンポジットレジン充壊が5.3%に,アマルガム充壊が2.1. 単独の商蝕で133歯(2工4%)であったが,そのうち75.9. %に行われていた。しかしながら,商触症第3度では既. %は銀合金インレーで, 17. 3%は属製金属冠で修復され. 製金属冠修復が3.5%とその殆どを占め,銀合金イン. ていたo また,近遠心の両隣接面と唆合面の磨強権患歯. レー修復は僅か6. 5%に過ぎなかった。. が49歯(7.9%)存在したが,そのうち53. 1%は銀合金イ. 下顎第二乳臼歯をみると,蘭亜症第1度の歯牙はわず か4歯であったが,そのうち50%にコンポジットレジン. ンレーで, 46. 9%は既製金属冠で修復されていた。 上顎第二乳臼歯の商蝕魔患歯面型も表3に示すとおり. 充壊が行われていた。僻地症第2度に対しては,銀合金. 21パターンあった。その中で唆合面と近心隣接面および. インレー修復が 3.8%と極めて高い応用率を示してお. 舌面が離地に確患したものが215歯(29.9%)と最も多. り,次いで既製金属冠修復が9.0%,コンポジットレジ. かった。そして,そのうち75.8%は叡合金インレーで,. ン充壊が5.4%,アマルガム充嬢が3.1%に行われてい. 23. 7%は既製金属冠で修復されていた。次いで多かった. たO しかしながら,窮地症第3度では既製金属冠修復が. のは唆合面と近心隣接面商蝕の143歯(19. 9%)であった. 93. 6%とその殆どを占め,銀合金インレ-修復は僅か6.. が,そのうち69.9%は叡合金インレ-で, 28.0%は既製. 0%に過ぎなかった。. 金属冠で修復されていた.また,近JL、隣接面に限局した. 2.乳臼歯の鹿蝕履患歯面と各種歯冠修復法の応用状況. 商蝕魔患歯が78歯(10.8%)存在したが,そのうち70. 5%. 乳臼歯に対して行われた歯冠修復処置歯中,術前の敵. は浪合金インレーで, 14. 1%は既製金属冠で, 12.8%は. 地魔患歯面が判明していた2726歯について歯種別に各種. コンポジットレジン充嚢で修復されていた。 24-.

(4) 1043. 歯科学報 Vol. 92, No. 7 (1992). 表2 上顎第一乳臼歯の顧蝕確患歯面と各種歯冠修復法の応用状況   ( )内%. 商蝕魔患歯面 L. 0. 面. 」匪 lヒ 一 面. 四 歯 面. レジン充壊 充 0. 壊. クラスアイオ ノマ} 充壊. 5 (19.2). 0. 銀 合 金. 東 合 金. イ ンレー. ア ンレー. 全離蝕確患 既製金属冠. 計. 歯の中で占 め る割 合. 13(50. 0). 0. 8 (30.8). 26. 4.2 %. B. 15 (75.0). 0. 3 (15.0). 1( 5.0). 0. 1( 5.0). 20. 3. 2%. M. 7(43.8). 0. K. 4(25.0). 0. 4 (25.0). 16. 2. 6%. D. 9 ( 6.8). 0. 0. 101(75.9). 0. 2 3(17.3). 133. 2工4%. M .D. 0. 0. 0. ll (100 ). 0. 0. ll. 1.8%. M 0. 0. 0. 0. 4 (40.0). 0. 6(60. 0). 10. 1.6%. 0 D. 0. 1( 0.4). 0. 162 (57.4). 0. 119(42.2). 282. 45.5%. 0 B. 0. 3 (42. 9). 0. 0. 0. 4(57. 1). 7. 1.1%. B D. 1(100 ). 0. 0. 0. 0. 0. 1. 0.2%. M B.. 3(100 ). 0. 0. 0. 0. 0. 3. 0.5%. D L. 1 (100. 0. 0. 0. 0. 0. 1. 0.2%. M O D. 0. 0. 0. M O B. 0. 0. 0. M 0 L. 0. 0. 0 D B. 0. 0 D L. .I 歯 面. 薗. コンポジット アマルガム. 6.2). 0. 23 (46.9). 49. 7.9 %. 0. 0. 2 (100 ). 2. 0.3 %. 0. 3(100 ). 0. 0. 3. 0.5 %. 0. 0. 2(18.2). 0. 9 (8 1.8). ll. 工8 %. 0. 0. 0. 0. 0. 2 (100 ). 2. 0.3%. 0 B L. 0. 0. 0. 0.. 0. 1(100 ). 1. 0.2%. M O B L. 0. 0 、. 0. 0. 0. 4(100 ). 4. 0.6%. M O B D. 0. 0. 0. 0. 0. 10(100 ). 10. 1.6%. M O D L. 0. 0. 0. 0. 0. 1(100 ). 1. 0.2%. 0. 0. 0. 0. 0.. 27(100 ). 27. 4.3%. 9 ( 1.5). 4 ( 0.6). 全歯面 計. 36( 5. 8). 26(53. 1). 327 (52.7). 0. 244(39.. 620. 下顎第一乳臼歯の商蝕魔患歯面型は表4に示すとおり. 20パターンあったOその中で唆合面と近JL、隣接面および. 19パターンあった。その中で唆合面と遠心隣接面が商蝕. 額面が斬鋸こ確患したものが226歯(30.8%)と最も多. に確患したものが337歯(51.6%)と垂も多く,そのうち. く,そのうち65.5%は銀合金インレ∼で, 34.5%は既製. 55. 8%は銀合金インレーで, 44. 2%は既製金属冠で修復. 金属冠で修復されていた。次いで多かったのは,唆倉面. されていた。次いで多かったのは遠心隣接面単独の蘭蝕. と近心隣接面顧蝕の124歯(16. 9%)であったが,そのう. で87歯(13. 3%)存在したが,そのうち78. 2%は強合金イ. ち70.2%は叙合金インレーで, 29. 0%は既製金属冠で修. ンレーで, 13. は既製金属冠で修復されていたOまた. 復されていたoまた,唆合面と額面顧蝕が98歯(13.4%). 唆合面単独の廟蝕魔患歯が63歯(9. 6%)存在したが,そ. 存在したが,そのうち66.3%は銀合金インレ-で, 28.6. のうち55.6%は既製金属冠で, 31.7%は敏合金インレ-. %は既製金属冠で修復されていた。. で, ll. 1%はアマルガム充嚢で修夜されていた。 下顎第二乳臼歯の蘭蝕魔患歯面型は表5に示すとおり 25 -.

(5) 米津,他:乳臼歯の敵地魔患状態と歯冠修復法の関連性. 1044. 表3 上顎第二乳臼歯の顧強権患歯面と各種歯冠修復法の応用状況   ( )内% 蘭 強健患歯面. 」J 凶1 面. 薗 面. 四 lLヒ 困 面. グラスアイオ. 銀 合 金. 銀 合 金. レジン充壊 充 .. ノマI 充壊. イ ンレ】. ア ンレI. 堰. 0. 2 ( 3.6). B. 10(83.3). 0. 2 (16.7). M. 10 (12.8). 0. 2 ( 2.6). ll(20.0). 0. 33 (60.0) 0 55 (70.5). 既製金属冠. 全敵腫 患 歯の中で占. 計. め る割 合. 0. 9(16. 4). 55. 7.7 %. 0. 0. 12. 1.7 %. 0. ll(14. 1). 78. 0. 0. 1(100 ). 1. 0.1%. 2(12. 5). 0. 1( 6.3). 16. 2.2%. 0. 4 0(28.0). 143. 19.9%. 10.. D. 0. 0. 0. L. 6 (37.5). 6 (37.5). K. 0. 3 ( 2.1). 0. 100(69. 9). 0 D. 0. 1(20.0). 0. 1(2 0. 0). 0. 3 (60.0). 5. 0.7%. 0 B. 0. 0. 0. 4(44.4). 0. 5 (55.6). 9. 1.3%. 0 L. 4 ( 4.4). 4( 4.4). 0. 70(77.8). 0. 12 (13.4). 90. 12.5%. M L. 0. 0. 0. 8 (100 ). 0. 0. 8. 1.1%. M B. 0. 0. 0. 1(100 ). 0. 0. 1. 0. 1%. M O D. 0. 0. 0. 3 (30.0). 0. 7 (70. 0). 10. 1. 4%. M O B. 0. 0. 0. 7 (36.8). 0. 12 (63. 2). 19. 2. 6%. M 0 L. 0. 0. 0. 163 (75.8). 1 ( 0.5). 51 (23. 7). 2 15. 29.9%. 0 D L. 0. 0. 0. 0. 0. 1(100 ). 1. 0. 1%. 0 B L. 0. 0. 0. 0. 0. 4(100 ). 4. 0.6%. M O B L. 0. 1 ( 6.3). 0. 2 (12.5). 1( 6. 3). 12 (75.0). 16. 2.2%. M O B D. 0. 0. 0. 0. 0. 1(100 ). 1. 0.1%. O D B L. 0. 0. 0. 0. 0. 1(100 ). 1. 0.1%. M O D L. 0. 0. 0. 2 (4 0.0). 0. 3 (60.0). 5. 0.7%. 0. 0. 0. 0. 0. 30 (100 ). 30. 4. 2%. M 0. 歯 面. コンポジット アマルガ ム. 全歯面 計. 32( 4.5). 26( 3.6). 6.2). 5( 0. 7. 総括並びに考案 1.商亀の進行程度と各種歯冠修復法との関連性につい. 4 51(62.6). 2 ( 0.3). 204 (28.3). 72 0. 行われた1歯を除いた12歯(92. 3%)に練成修復が行わ れ,既製金属冠による修復は皆無であった。. て. 顧蝕症第2度の乳臼歯は1787歯と全顧蝕確患乳臼歯の. 表6は覇蝕の進行程度が判明していた2752歯の乳臼歯. 64.9%を占めていたが,そのうち銀合金インレー修復が. 全てについて,進行程度別に各種歯冠修復法の応用状況 をみたものである。. 1466歯(82. 0%)とその大部分を占め,次いで既製金属冠 修復が139歯(7.8%)に,コンポジットレジン充嚢が109. 顧蝕症第1度の乳臼歯は13歯と全都蝕確患乳臼歯の. 歯(6. 1%)に,アマルガム充虜が56歯(3. 1%)に行われて. 0.5%を占めるのみであったが,そのうちコンポジット. いた。. レジン充壊が6歯(46.1%)に,グラスアイオノマー充嚢. 顔色症第3度の乳臼歯は952歯と全敵地確患乳臼歯の. が5歯(38.5%)に,そしてアマルガム充壊が1歯(7.7. 34. 6%を占めていたが,そのうち既製金属冠修復が892. %)に行われていた。すなわち,銀合金インレー修復が. 歯(93. 7%)とその殆どを占め,銀合金インレ-修復は58 26 -.

(6) 歯科学報 Vol. 92, No. 7 (1992). 1045. 表4 下顎第一乳臼歯の商蝕魔患歯面と各種歯冠修復法の応用状況   ( )内% 蘭蝕魔患歯面 I. コンポジット アマルガム レジン充壊 充 壊. ノマ} 充壊. イ ンレ}. ア ンレ}. 既製金属冠. 計. 全顧蝕魔患 歯の中で占 め る割 合. 63. 9.6%. 0. 0. 2 (18.2). ll. 1.7 %. 0. 6(50.0). 0. 2 (16.7). 12. 1.8 %. 0. 68(78.2). 0. 12 (13.8). 87. 13.3%. 0. 0. 10(76. 9). 0. 3 (23.1). 13. 2.0 96. 0. 0. 0. 5(35. 7). 0. 14. 2.1%. 0 D. 0. 0. 0. 188(55. 8). 0. 149 (44.2). 337. 51.6%. 0 B. 0. 0. 0′. 1(20.0). 0. 3.0). 5. 0.8%. 0 L. 0. 0. 0. 1 (16.7). 0. 5(83.3). 6. 0.9%. M B. 1(3 3. 3). 0. 0. 0. 0. 2 (66.7). 3. 0.5%. M O D. 0. 0. 0. 28 (63.6). 0. 16(36.4). 44. 6.7%. 0 D B. 0. 0. 0. 1 (10.0). 0. 9(90.0). 10. 1.5%. 0 D L. 0. 0. 0. 1 (25.0). 0. 3(75.0). 4. 0.6%. 0 B L. 0. 0. 0. 0. 0. 2(100 ). 2. 0.3%. B M L. 1(100 ). 0. 0. 0. 0. 0. 1. 0.2%. M O B L. 0. 0. 0. 1(20.0). 0. 4 (80.0). 5. 0.8 %. O D B L. 0. 0. 0. 0. 0. 5 (100 ). 5. 0.8 %. M O D L. 0. 0. 0. 0. 0. 3 (100 ). 3. 0.5 %. 0. 0. 0. 0. 0. 28 (100 ). 28. 4.3 %. 8( 1.2). 2( 0. 3). 0. 293 (44.9). 義 一. B. 面. 四 l幽 lJl L 面. 鹿 合 金. 35 (55.6). K. JLtl 困 面. 強 合 金. 0. 0. 義 面. グラスアイオ. 7 (ll.1). 0. 7 (63.6). 0. 2(18.2 ). M. 4 (33.3. 0. D. 6 ( 6.9). l. M .D. 0. M 0. 全歯面 計. 1.6). 20 ( 3.1). l.1). 20(3 1. 7). 330(50.5). 歯(6.1%)に応用されたに過ぎず,その他の修復法とし. 4.3. 6 53. 22.3%に,コンポジットレジン充壊が14.4%に,アマル. てはアマルガム充壊が僅か2歯(0.2%)に行われただけ. ガム充嚢が5.9%に,そしてグラスアイオノマー充虜が. であった。. 2. 7%に行われていた。. 以上を総括してみると,蘭蝕症第1度の乳臼歯に対し. 商蝕魔患歯面が2歯面の乳臼歯は1188歯と全敵蝕魔患. ては練成修復が,離蝕症第2度に対しては銀合金イン. 乳臼歯の43.6%を占めていた。そしてそれらの61.2%に. レー修復が,商蝕症第3度に対しては既製金属冠修復が. 銀合金インレー修復が行われ,次いで既製金属冠修麓が. 多く行われる傾向にあった。. 36.3%に行われており,この両者で殆どを占めていた。. 2.商蝕履患歯歯数と各種歯冠修夜法との聞達性について. 一方,アマルガム充壊やコンポジットレジン充虜はそれ. 表7は術前の顧蝕確患歯面が判明していた2726歯の乳 臼歯について,顧蝕確患歯面数と各種歯冠修復法の関連. ぞれ怪か1. 3%と1. 2%に行われただけであった。 蘭亜確患歯面が3歯面の乳臼歯は628歯と全面蝕魔患 乳臼歯の23. を占めていたが,修復傾向としては2歯. 性をみたものである。 蘭蝕確患歯面が1歯面の乳臼歯は699歯と全僻地確患. 面と同様であり,銀合金インレー修復が61.6%に,既製. 乳臼歯の25.7%を占めていた。そしてそれらの54.7%に. 金属冠修復が37. 8%に行われ,その両者で99. 4%とその. 最合金インレ-修復が行われ,次いで既製金属冠修復が. 殆どを占めていた。. -27.

(7) 米津,他:乳臼歯の廟蝕魔患状態と歯冠修復法の関連性. 1045. 表5 下顎第二乳臼歯の蘭蝕樫患歯面と各種歯冠修復法の応用状況   ( )内% 痢強健患歯面. コンポジット アマルガム レジ ン充壊 充. 0. 7( 7.9). 0. 3(ll.1). 銀 合 金. 金屋合 金. イ ンレ】. アン レ}. 全面蝕確患 既製金属冠. 計. 歯の中で 占 め る割 合. 52(58.4). 0. 30 (33.7). 89. 12.1%. 3 (ll. 1). 3(ll. 1. 0. 3 (ll.1. 27. 3.7%. 22 (56.4). 0. 7 (17.、9). 39. 5.3%. 15 (55.6). M. 6 (15.4). 0. 4 (10.3). D. 0. 0. 0. 2 (40.0). 0. 3 (60.0). 5. 0.7%. L. 3(33.3). 1(1工1). 1(ll. 1. 0. 0. 4 (44.5). 9. 1.2 %. M 0. 1( 0.. 0. 0. 87 (70.2). 0. 36 (29. 0). 124. 16. 9%. 0 D. 0. 1(20.0). 0. 2 (40.0). 0. 2 (40. 0). 5. 0. 7%. 0 B. 2( 2.0). 3 ( 3. 1). 0. 65 (66.3). 0. 28 (28. 6). 98. 13.4%. 0 L. 0. 0. 0. 3 (100 ). 0. 0. 3. 0.4%. M B. 1(12.5). 0. 0. 4 (50.0). 0. 3(37.5). 8. 1. 1%. M L. 0. 0. 0. 0. 0. 1(100 ). 1. 0.1%. M O D. 0. 0. 0. 1(16.7). 0. 5(83.3). 6. 0.8%. M O B. 0. 0. 0. 148(65. 5). 0. 78 (34.5). 226. 30.8%. M 0 L. 0. 0. 0. 2 (2 8.6). 0. 5 (71.4). 7. 1.0%. 0 D B. 0. 1 (14.3). 0. 1(14.3). 0. 5 (7 1.4). 7. 1.0%. 0 B L. 0. 0. 0. 1(25.0). 0. 3 (75.0). 4. 0. 5%. M O B L. 0. 0. 0. 5 (23.8). K. 15 (71.4). 21. 2. 9%. M O B D. 0. 0. 0. 5 (27.8). 0. 13 (72.2). 18. 2.5 %. O D B L. 0. 0. 0. 0. 1 (100 ). 1. 0. 1%. 0. 0. 0. 35 (100 ). 35. 4.8 %. 歯 面. 四 」 jj 曲 面. グラスアイオ ノマI 充壊. B 歯 面. 薗 面. 0. 壊. 全歯面 計. 28( 3.. 0. 0. 16 ( 2.2). 0 1.1. 403 (55.0). K. 4.8). 0.1). 277(37.. 733. 表6 乳臼歯の顧蝕進行程度と各種歯冠修復法との関連性    ( )内% 嚇触進行程度. コンポジット アマルガム グラスアイオ レジ ン充 壌 充 壊 ノ マ】 充壊. 離蝕症第1度. 6 (46.1). 商蝕症第2度. 109 C 6.1). 商触症第3度 計. 0 115 C 4.2). K. 7.7). 5(38.5). 56 ( 3.1). 14( 0. 8). 2( 0. 2) 59( 2. 1). 0 1 9 ( 0 . 7). 銀 合 金. 金 屋合 金. イ ンレ】. ア ンレI. K. 7. 7). 1466(82.0) 58 ( 6. 1) 15 2 5 (5 5 . 4 ). 28. 0. 既製金属冠. 0. 計. 13. 3 ( 0.2). 139 ( 7.8). 1787. 0. 892 (93.7). 952. 3 ( 0.1). 1 0 3 1 (3 7 . 5 ). 全蘭触確患 歯の中で占 める割合.

(8) 歯科学報 Vol. 92, No. 7 (1992). 1047. 表7 乳臼歯の敵地確患歯面数と各種歯冠修復法との関連性    ( )内% 磨強健患歯面数. コンポジット アマルガム グラスアイオ レ ジ ン充壊 充 壊 ノマ } 充 壊. -. 歯. 面. 101 (14.4). 41( 5.9). 二. 軍. 面. 14 ( 1.2). 16( 1.3). 三. 歯. 面. K. 四. 歯. 面. 全. 歯. 面. 計. 銀 合 金. イ ンレ}. ア ンレ】. 既製金属冠. 計. 全敵地確患 歯 の中で占 め る割合. 382 (54.7). 0. 156(22. 3). 699. 25.7%. 0. 727 (6 1.2). 0. 431(36. 3). 1188. 43.6%. 1( 0.2). 0. 387 (61.6). K. 0.2). 238(37. 8). 628. 23.0%. 0. 1( 工1). 0. 15 (16.5). 2( 2.2). 73(80.2 ). 91. 3.3%. 0. 0. 0. 120(100 ). 120. 4.4%. 0.2). 116 C 4.3). 59( 2.2 ). 19( 2.7). 銀 合 金. 19( 0.7). 0. 0. 151 1(55.4). 一方,蘭蝕確患歯面が4歯面の乳白歯は91歯と僅かで. 3( 0.1). 1018(37. 3). 272 6. グラスアイオノマーセメントは本講座の研究12)から,. あったが,それらに対する既製金属冠修復の応用率は. それ自体歯健に対する為害作用が殆どないことが判明し. 12%と著明に高くなり,豪合金インレー修復は16.5%. ている。しかしながら,機械的強度に劣り,硬化前に感. であった。また,銀合金アンレ-修復が2.2%に行われ. 水すると材覚が極度に劣化し,また自蔵を生じるなどの. ていたo そして,全歯面が商蝕に魔患した乳臼歯120歯. 欠点が多いことから,応用率が低かったものと考えられ. をみると,その全てが既製金属冠で修復されていた。. る。. 以上を総括してみると,蘭蝕魔患歯面が1-3歯面の. 次に,乳臼歯に対してコンポジットレジン充壊が行わ. 乳臼歯に対しては,銀合金インレー修復の応用率が最も. れていた115歯の蘭強健患状態をみると,蘭蝕症第2度. 高率であったが, 4歯面では急滅する傾向にあったo ま. で頑面もしくは舌面のみの蘭執権患歯に対する応用が51. た,全歯面の蘭蝕確患歯に対する応用は皆無であった0. 歯(44.3%)と最も多く,ついで僻地症第2度で近心もし. -万,既製金属冠修復は蘭執権患歯面数が増加するにし. くは遠心のみの商蝕確患歯が41歯(35. 6%)であったo. たがって応用率が高くなり,特に顧蝕確患歯面が4歯面. また,乳臼歯に対して応用されたアマルガム充壊59歯. の乳臼歯ではその殆どに,全歯面では全てに応用されて. の顧蝕確患状態をみると,蘭蝕症第2度で唆合面単独. いた。なお,コンポジットレジン充壊,アマルガム充壊. の商蝕確患歯が28歯(47. 5%)と最も多く,次いで蘭蝕症. 並びにグラスアイオノマー充虜は1歯面の蘭蝕魔患歯に. 第2度で唆合面と額面もしくは舌面の癖蝕確患歯が10歯. 対する応用率が比較的高かった。. (16. 9%),商蝕症第2度で額面もしくは舌面の離散確患. 3.商蝕履患歯面型並びに鹿亀進行程度と各種歯冠修復. 歯が9歯(15.2%)であった。. 法との関連性について. ところで,他大学小児歯科臨床における各種乳歯歯冠. 表8は蘭蝕履患歯面と蘭触進行程度の両者が判明して. 修復法の応用状況6)をみると,乳臼歯の1級並びに2級. いる2725歯の乳白歯について,商蝕魔患歯面を12パター. 複雑嵩洞に対してもコンポジットレジン充嬢が頻繁に応. ンに分楽し,さらに顧蝕の進行程度と各種歯冠修復法の. 用されているようである。また,乳臼歯コンポジットレ. 応用状況との関連性を調査したものである。. ジン充虜の臨床成績に関する研究も数多く報告13)-15)さ. 乳臼歯に対して行われた練成修復は僅かであった。そ. れている.一方,欧米の大学病院小児歯科臨床の実態報. れぞれの修復が行われた蘭地履患歯面型と嚇蝕進行程度. 告16ト19)をみると,乳臼歯の歯冠修復法としてアマルガ. をみると,グラスアイオノマー充虜は, 19歯中全てが乳. ム充嬢が多用されているようである。しかしながら,そ. 臼歯の額面もしくは舌面のみの斬蝕や近心もしくは遠心. れらの乳臼歯に対するコンポジットレジン充壌やアマル. 隣接面のみの商蝕確患歯に対する応用であったo またそ. ガム充壇の臨床成績に関する研究をみても,我々の講座. の内訳は,商亜症第2度で額面もしくは舌面のものと近. で報害した銀合金インレ-修復の臨床成績9)に勝る結果. JL、もしくは遠心隣接面の商蝕魔患歯がそれぞれ7歯. は得られていない。. (36.8%)であり,商蝕症第1度で額面もしくは舌面の顧. 一方,致合金インレー修復が行われた乳臼歯の繭蝕樫. 蝕確患歯が5歯(26. 4%)であった.. 患歯面をみると,表8に示すように極めて多彩であり, 29.

(9) 米津,他:乳臼歯の商蝕魔患状態と歯冠修復法の関連性. 1048. 表8 商蝕確患歯面型並びに商勧進行程度と各種歯冠修復法との関連悼 嚇 触 確 患 歯 面 型 C o 唆. 合. グ ラ ス ア イオ. コ ン ポ ジ ッ ト. ア マ ル ガ ム. 赦 合 金 イ ン. 泉 合 金 ア ン. 既 製 金 属 冠. ノ マ I. レ ジ ン 充 壊. 充. レ ー 修. レ ー 修 復. 修. 充 壊. 3 ( 2. 0 ). 0. 壊. 2 8 (18 .5 ). 2. 6 面 c 3. 0. 1 14 (75 .5 ). 47 .5 2 ( 2 .4 ). 0. 4 ( 4 .9 ). C l. 5 (50. 0 ). も し く は 舌. 4 (40 .0 ). 26. . 面 C 2. 7 ( 9. 2 ). 5 1 (67. 1 ). 36. 8. 面 c 3. 0. 1 (10 .0 ). 3. 5. 15 1. 5. 5%. 0. 76 (9 2. 7). 82. 3. 0%. 10. 0. 4%. 76. 2. 8%. 7. 5 0. 0. 9 (ll .8 ). 5 ( 6 .6 ). 15 .2. 0. 4 ( 5. 3. 0 .3 1 (12 .5 ). 0. 0. 4 0. 7 (8 7. 5) 0. 7. 8. 0. 3%. 0. 0. 2. 0. 1%. 0. 3 ( 1. 0) 0. 3. 3 04. l l. 2%. 0. 60 (9 2. 3) 5. 9. 65. 2. 4 %. 0. 9 ( 5. 5) 0. 9. 1 65. 6. 1%. 0. 49 (9 2. 5) 4. 8. 53. 1. 9%. 0. 32 ( 5. 7) 3. 1. 5 58. 2 0. 5%. 0. 3 32 (9 1. 7) 3 2. 6. 36 2. 1 3. 3%. 0. 2 ( 8. 7) 0. 2. 23. 0. 8%. 0. 1 (1 00 ). 1. 0 .0 3%. 34 1. 1 2. 5%. 16 6. 6. 1%. 61. 2. 2%. 48. 1. 8%. 0.1 C l 近 も. 1 (50 .0 ). 0. し. く は. 1 (50 .0 ). 0. 0 .9 心 C 2. 7 C 2. 3 ). 4 1 (13 .5 ). 36. 8. 遠 心 隣 接 面 c 3. 0. 0.1 1 ( 0 .3. 35 .6 0. 25 2 (82 .9 ). 1 .7. 16 .7 5 ( 7 . 7). 0. 0 .3 唆 合 面 と 頑 面 も し く は 舌 面 唆 倉. 面. と. 近 JL 、 も し くは 遠 心 隣 接 面. c 2. 6 ( 3 .6 ). 0. 10 ( 6 . 1). 5. 2 c 3. 0. 0. 0. 9 .2 4 ( 7 .5 ). c 3. K. 0. 0. 0 .2. 6 ( 1 .1. 0 .9. 10 .2. 0. 0. 5 19 (93 .0 ) 34 .3 3 0 ( 8 .3 ) 2 .0. C 2. 0. 0. 0. c 3. 0. 0. 0. 2 1 (9 1.3 ) 1.4. 近 心 並 び に 遠 心 隣接 面. 14 0 (84 .8 ). 16 .9. 0 .3 C 2. 占 め る割 合. 6 ( 4. 0) 0. 6. 0 .3 0. 全 修 復 歯 に 計. 工 7. 44. 3 0. 復. 0. 7 .5. 3 .4. 額. 復. 0. 0. 1 唆 合 面 び に 片. 並 側. C 2. の 隣 接 面 と 額 面 も し く は舌 商. C 3. C o 唆 合 面. 0. 0. 0. 1 ( 0 .3 ) 工 7. 0. 0. 3 19 (93 .5 ) 2 1. 1. 0. 0. 0. 5 .4 ) 0 .6. 0. 5 5 (90 .2 ). 0. 20 ( 5. 9) 2. 0 1 57 (9 4. 6) 1 5. 4 6 ( 9. 8). 3 .6. と. 両 隣 接 面. 1 ( 0.3 ) 33 . 3. C 3. 0. 0. 3 ( 6 .2 ). 0. 0. 6 45 (9 3. 8). 0. 0 .2. そ. の. 他. 2. 歯. 面. そ. の. 他. S. 歯. 南. 4. 歯. 面. C l. 0. 1 (10 0 ) 0 .9. 0. C 2. 0. 6 (31. 6 ). 0. 0. 13 (68 .4 ) 0 .9. 5. 2 C 3. 0. 0. C 2. 0. 1 (16. 7 ). 4. 4 0. 0. 1. 0 .0 3%. 0. 0. 19. 0. 7%. 0. 0. 0. 6 (1 00 ) 0. 6. 6. 0. 2%. 0. 0. 0. 5 (8 3. 3) 0. 5. 6. 0. 2%. 1 (16 .7 ) 0.1. 0. 5 (83 . 3) 0.5. 6. 0. 2%. 2 8 (62 .2 ). 45. 上 7%. 46. 1. 7%. 23. 0. 8%. 97. 3. 6%. 0. 9 C 3. 0. 0. 0. c 2. 0. 0. 1 ( 2. 2 ) 1. 7. C s. 0. 0. 14 (31 . 1). 1 ( 2. 2 ). 0. 2 ( 4 .5 ). 0 .9. 66 .7. 45 (9 7.8 ). 0. 0. 1 C 2. 0. 0. 0. 0. 2.7. 4 .4 2 3 (1 00 ). 0. 2 .3 全. 歯. 面 c 3. 0. 0. 0. 0. 97 (10 0 ). 0. 9 .5 計. 19. 1 15. 59. 15 11. 3. 10 18. 27 25. ( )内は僻地樫患歯面型に対する割合(%),下段は各歯冠修復法に対する割合(%) 30-.

(10) 歯科学報 Vol. 92, No. 7 (1992) 全歯面の商触覚患歯を除く全ての顧蝕魔患型に応用され. 1049. 籍     静. ている。すなわち,本法の適応症が幅広いことを物語っ. 昭和62年度に東京歯科大学小児歯科臨床で歯冠修復が. ているo ところで,娘合金インレー修復が行われた乳臼. 行われた乳Ej歯について,術前の繭蝕進行程度並びに顧. 歯1511歯のうち上位3種の商強健患状態をみると,鼻も. 蝕JFE患歯面と各種歯冠修復法との関連性を調査したとこ. 多かったのは蘭触症第2度で唆合面と近心もしくは遠心. ろ,以下の結論を待た.. 隣接面の商蝕確患歯の519歯(34.3%)であり,次いで,. 1)蘭触進行程度と各種歯冠修復法の関連性をみると,. 商触症第2度で唆合面並びに片側の隣接面と額面もしく. 顧蝕症第1度の乳臼歯に対しては練成修復が,窮地症第. は舌面の離散樺患歯が319歯(21. 1%),そして蘭触症第. 2度に対しては強合金インレー修復が,敵触症第3度に. 2度で片側の隣接面の蘭蝕魔患歯が252歯(16. 7%)で. 対しては既製金属冠修復が多く行われる傾向にあった。. あった。すなわち,以上のように銀合金インレー修復が. 2)顧蝕確患歯面数と各種歯冠修復法の関連性をみる. 行われた乳臼歯における上位3種の顧蝕権患状態をみる. と,魔患歯面が1-3歯面の乳臼歯に対しては,演合金. と,全て隣接面が商蝕に魔患したものであった.. インレ-修復の応用率が最も高率であったが, 4歯面で. 銀合金インレ-修復は,複雑な雷洞形態であっても形. は急滅する傾向にあり,全歯面の蘭強健患歯に対する応. 態回復が口腔外で行えるため,他の歯冠修復法より正確. 用は皆無であった。一方,既製金属冠修復は商蝕権患歯. な形態付与が可能である。また,理工学的性窯や臨床的. 面数が増加するにしたがって応用率が高くなり,特に商. 不快事項の発現率をみてもアマルガム充虜やコンポジッ. 強健患歯面が4歯面の乳臼歯ではその殆どに,全歯面で. トレジン充壊より優れた修復法であることには疑いの余. は全てに応用されていた。なお,コンポジットレジン充. 地がない。したがって,我々は乳臼歯の1級並びに2級. 堰,アマルガム充壊並びにグラスアイオノマー充嚢は1. 膏洞に対しては銀合金インレー修復が最適であると考え. 歯面の斬蝕魔患歯に対する応用率が比較的高かった。. ており,今回の調査もそれを裏付ける結果であった.. 3)娘合金インレー修復と既製金属冠修復の適応症は幅. 既製金属冠修復を応用した乳臼歯の嚇触魔患歯面型も. 広いが,両修復法が応用された乳臼歯の商蝕確患状態を. 多彩であり, 12パターンに分歎した全ての商蝕魔患歯面. みると,充壊可能なものに対しては強合金インレー修復. 型に対して応用されていた。すなわち,本法もその適応. が多用され,一方,生活歯髄切断や根管充嬢を行った乳. 症の広さを物語っているO. 臼歯で,銀合金インレー修復では抵抗形態などが待られ. 既製金属冠修復が行われた乳白歯1018歯のうち上位3. ないと考えられた歯牙や,多歯面性の蘭触確患歯で,鍋. 種の斬蝕確患状態をみると,最も多かったのは商蝕症第. 合金インレ-修復では保持形態や抵抗形態の待られない. 3度で嘆合面と近心もしくは遠心隣接面の離散魔患歯の. と考えられた乳臼歯に対しては既製金属冠が多用される. 332歯(32.6%)であり,次いで,廟触症第3度で唆合面. 傾向にあった。. 並びに片側の隣接面と額面もしくは舌面の商蝕魔患歯が 157歯(15. 4%),そして繭蝕症第3度で全歯面の商執権. 面のみでも,繭蝕症第3度であった乳臼歯82歯をみる. 文     献 1)米津卓郎,青木志乃ぶ,笹本由美子,町田幸雄 (1991) :昭和62年度の乳歯歯冠修復法に関する実態調 査, -昭和40年度, 48年度並びに53年度における調査 との比較-,歯科学報, 91 : 275-284. 2) Yonezu, T. and Machida, Y. (1991) : Trends. と, 76歯(92.7%)は既製金属冠で修復されていたo一. in restorations of deciduous teeth over 22 years. 方,顧蝕症等2度に対して応用された乳臼歯の商蝕魔患. in the clinic of Pedodontics at Tokyo Dental. 患歯が97歯(9.5%)であった。しかし表8をみると,塞 法は繭蝕確患歯面型にかかわらず,蘭蝕症第3度の乳臼 歯に用いられる傾向にあり,実際,嚇蝕確患歯面が唆合. College, Ped. Dent. Jっ1 : 167-173.. 歯面型をみると,全歯面の蘭触魔患歯や4歯面の磨蝕確. 3)佐牟田和康,佐古紘胤,後藤義治,今西孝博,町田 幸雄(1968) :本学小児歯科臨床における乳歯歯冠修復 法に関する実態調査,中歯誌, 3 : 55-64. 4)後藤譲治,細矢由美子,町田幸雄,大内和悉 (1975) :乳歯歯冠修復法に関する実態調査,一昭和40 年度と昭和48年度における乳歯歯冠修復法の比較-, 中歯誌 6 :35-4工 5)編矢由美子,矢野慶太,小嶋若子,後藤譲治,町田 幸雄(1982) :昭和53年度の乳歯歯冠修復法に関する実. 患歯が多い.したがって,既製金属冠修復は生活歯髄切 断や板管充嚢を行った乳臼歯で,銀合金インレー修復で は抵抗形態などが得られないと考えられた歯牙や多歯面 性の敵蝕確患歯で,銀合金インレー修復では保持形態や 抵抗形態が得られないと考えられた乳白歯に応用された ものと考えられる。. 31.

(11) 米達,他:乳臼歯の蘭亜魔患状態と歯冠修復法の関連性. 1050. 13)稗田豊治,矢尾和彦,神原 修(1978) :小児歯科領 域における複合レジンの応用と開発に関する研究 ( 2 ),低粘禍複合レジンを用いた乳歯歯冠修復の臨床 成績,中歯誌, 16: 342-348. 14) 本洋志,中尾暫之,毛利元治,千葉俊一,大森郁 朗(1979) :ボンディングシステムによる乳歯の歯冠修 復に関する臨床統計的観察,中歯誌, 17 : 139-144. 15)黒蛮一夫,山田正弘 加藤正憲,松村 柘,堀田大 介(1982) :接着性コンポジットレジンCleafilの臨床 的観察,中歯誌, 20 : 271-280.. 態調査, -昭和40年度並びに48年度における調 査との比較一,歯科学報 82:315-325. 6)細矢由美子,古港潤一,有冨匡子,城義経子,行成 暫弘,後藤譲治(1988) :本学小児歯科診療室における 各種歯冠修復処置に関する実態調査, ( I )乳歯歯冠修 復処置,中歯誌, 26: 5897)奥家信一郎,新津裕子,後藤譲治,今西孝博,町田 幸雄(1968) :乳歯アマルガム充嚢の臨床成績,歯科学 I 68: 1561-1568.. 8)後藤譲治,佐牟田和康,今西孝博,町田幸雄 (1969) :乳歯用既製冠の臨床成績,歯科学報, 69 :. 16) Spencer, P., Bohaty, B., Haynes, J. I., Iwersen, A. E. and Sabates, C. (1989) : Change in dental treatment needs in an urban pediatric. 136-142.. 9)後藤譲治,尾崎ますみ,佐古紘胤,町田幸雄 (1969) :乳歯銀合金インレー充虜の臨床成績,中歯 誌, 7 : 10)細矢由美子,矢野慶太,後藤義治,町田幸雄 (1983) :各種乳歯歯冠修復法と顧也の進行程度並びに 嵩洞形態との関連性,歯科学報 83 : 41-55. ll)小林麻貴子,三井仁実,米津卓郎,町田幸雄 (1992) :乳前歯の廉蝕確患状態と歯冠修復法との関連 性について,歯科学報 92 : 251-262. 12)薬師寺仁,衣松動生, m野智弘,町田幸雄(1978) : グラスアイオノマーセメントの歯髄に及ぼす影響なら びに間接歯髄覆革効果について,中歯誌, 16 : 521-. population, 1977 to 1987, J. Dent. Child. : 463466.. 17) Ripa, L. W. (1986) : Change in care patterns in a dental school children's dentistry chmic, J. Dent. Educ, 50 : 309-311. 18) Walker, J., Pinkham, J. and Jakobsen, J. (1986) : Pediatric patient yield in 1978 and 1983, J. Dent. Educ., 50 : 614-615. 19) Bell, R. A., Barenie, J. T. and Myers, D. R. (1986) : Trends and educational implications of treatment in predoctoral clinical pedodontics, J. Dent. Educ. 50 : 722-725.. 528.. TakuroYoNEZU , Shinobu Aoki, Takako Sauyo and Yukio MACHIDA : Relationship between Caries Condition and the Type of Restorations of Deciduous Molars, Shikwa Gakuho, 92 : 1041-1051, 1992. (Department of Pediatric Dentistry, Tokyo Dental College, Chiba 261 Japan) Key Words : Caries condition-Type of restoration-Deciduous molars-Tokyo Deγ血I College. This survey describes restorations of deciduous molars in relation to the caries degree and extent of carious lesions. A total of 2,770 restorations perfomed at the Pediatric Dentistry Clinic of the Tokyo Dental College in 1987 were studied. Results l. Percentages of composite resin fillings and glass-ionomer cement fillingswere significantly high for deciduous molars in which carious lesion had advanced only into the enamel. On the other hand, percentage of silver inlays was significantly high for deciduous molars m which carious lesion had advanced into the dentin. Teeth in which caries had reached to the dental pulp, however, were frequently treated with stainless-steel crowns. 2. Percentage of silver inlays was significantly higher than those of other kind of restorations in treatment of teeth with carious involving up to three tooth surfaces. Percentage of 32.

(12) 歯科学報 Vol. 92, No. 7 (1992) stainless steel crowns, however, was increased with the increasing number of decayed tooth surfaces. Stainless-steel crowns were frequently used when carious extended to more than four tooth surfaces and were always used when carious had extended to 5 tooth surfaces 3. The tendencies noted above did not apply in all cases. For instance, even when the carious involving only one or two tooth surfaces, stainless-steel crowns were selected for restoration with the teeth in which carious had reached to the dental pulp. Accordingly, stainless -steel crowns were indicated for restoration in the following kinds of instances : deciduous molars with extensive tooth loss, instances in which pulpotomy or pulpectomy have been performed, and instances in which silver inlay provides inadequate strength.. 33 -. 1051.

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