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Resource Development and Installationパフォーマンス向上の研究-アスリートの心理的競技能力と不安との関連について-

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Academic year: 2021

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(1)   Resource Deve1opment and Insta11ation        パフォーマンス向上の研究 一アスリートの心理的競技能力と不安との関連について一. 学校教育学専攻 臨床心理学コ』ス.   M08052J    亀岡計彦.  I.問題と目的. 目的とし、関係性が認められた場合、どの心理的.  Martensら(1990)やBurton(1990)は、競技が近. 競技能能力(因子)の要因が不安に関係している. づくと、不安の要素(自信、認知的不安)が変化. かを検討する。また、試合前から試合後の変化も. する特殊なパターンがあると述べている。まず、. 検討する。. 自信の値は、競技に向けてずっと安定しているが、.  2.方法. 競技直前になると低下し、認知的不安は、競技に.  調査は2008年10から11月に実施した。場所. 向けて高まった状態から競技直前に弱まるだろ. はA高等学校柔道場で、柔道部選手13名(全員男. うということである。こうした不安レベルがスポ. 性)に調査用紙を配布し、回収した。質問紙には、. ーツ関連の認知的課題や運動課題に影響を及ぼ. 「心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)」(徳永. すことがある。(Martenseta1.,1990)。そこで、. ら,1998)、「心理状態診断検査(DIPS・B.1)」(徳. 研究1では、試合が近づくと競技者の不安が高ま. 永,1997)、「新版ST虹」(肥田ら,2000)を使用した。. り心理的競技能力が低下するが、心理的競技能力.  3.結果と考察. の高い者は不安のコントロールが上手で競技パ.  調査の結果、DIPCA.3とDIPS−B.1に有意な相. フォーマンスが上がる(井上,2007)、という考え. 関が見られた。これは、試合前の心理状態. の仮説を立て、心理的競技能力と不安との関連を. (DIPS・B,1)は特性としての心理的競技能力. 明らかにすることを目的とする。さらに研究2と. (DIPCA.3)に強く影響されていることが明らかに. して、Resource Development and Insta11ation. なった。さらに、因子別では、自信・作戦能力に. (肯定的資源の開発と植え付け:以下RDI)がパ. 高い相関がみられ、試合前の心理状態(自信・作戦. フォーマンスに及ぼす効果について、アスリート. 能力)は、心理的競技能力に強く影響されているこ. の状態・特性不安および心理的競技能力と実力発. とが分かった。一方、競技意欲、協調性の2つの. 揮度、ストレスレベル、VoRを指標として検討す. 因子は試合が近づくと相関が認められなかった。. る。. これは、試合前の心理状態(競技意欲、協調性)は、.  n.研究1. 柔道の力量に関係しているのではないかと考え.  1.目的. られる。また、DIPS・B.1の総計の平均値の推移.  アスリートが持っている心理的競技能力が不. を見ると、各時期(10月30目、11月11目、11. 安と関係があるかについて明らかにすることを. 月19目)で有意に上昇が認められた。このことか. 一122_.

(2) ら、柔道部選手は、2008年10月から11月の期. ことが認められた。さらに、レギュラー群では、. 間において、全体的に試合前の心理的コンディシ. 因子別において、精神の安定・集中、自信、作戦. ョニングがうまく行われていると考えられる。. 能力が有意に高い得点を示したことから、競技中. DIPS・B.1とSTAIの関係では、試合1か月前に. において落ち着いてプレーができるようになっ. は負の相関傾向が見られた。さらに、DIPS・B.1. たと考えられる。準レギュラー群では、レギュラ. の因子別では、精神の安定・集中、自信に負の相. ー群ほど顕著なRDIの効果が見られなかった。作. 関が見られた。以上のことから、試合が近づくと. 戦能力に有意差が見られることから、試合運びな. 競技者の緊張や不安が高まることが認められた。. どが向上したのではないかと考えられる。実力発.  以上のことから、不安が高まると、心理的競技. 揮度の変化では、実力発揮度の平均値を見ると、. 能力の低下があるということが明らかになった。. レギュラー群が有意、準レギュラーが有意傾向で.  皿.研究2. あった。RDI実施後は、レギュラー群は有意に高.  1.目的. い得点を示し、準レギュラー群は有意傾向であっ.  6月の県レベルの大きな体育大会を控えた選手. た。このことから、レギュラー群は自分の思うよ. を対象にRDIを実施する。DIPCA.3、実力発揮. うなプレーができたのではないかと考えられる。. 度(5段階、自己評価)、ストレスレベル(11段階、. ストレスレベルの変化では、ストレスレベルの平. 自己評価)、恥R(7段階、資源の妥当性)の分析か. 均値を見ると、レギュラー群において平均値の低. ら、RDIによるパフォーマンス効果の有効性につ. 下が有意に示された。このことから、レギュラー. いて検討する。. 群においてRDI効果が認められ、不安が低下した.  2.方法. と考えられる。“Rの変化では、“Rの総合得点.  調査は2009年4から6月に実施した。場所は. の変化に有意差は認められなかった。このことか. A高等学校柔道場で、柔道部選手12名(全員男性). ら、RDI効果によるV〕Rの平均値の変化は確認. に調査用紙を配布し、回収した。質問紙には、. されなかった。. DIPCA.3、実力発揮度(徳永、1966を一部改変)、.   1V.課題. 研究1の調査で使用したDIPCA.3および. rストレスレベル」、「VoR」を使用した。DIPCA.3. はRDIの前後・フォローの時期に計4回を調査。. DIPS−B.1が2008年10月の時期であり、研究2. 実力発揮度はRDIの前後・フォローの時期に練習. では2009年4月であった。6ケ月の期間に、監. が終わった後に記述して提出。ストレスレベル・. 督や他の指導者による全体的・個別的指導などに. “RはRDIの前後の時期にそれぞれ1回、計2. よって個々の心理的競技能力が変化したと思わ. 回を調査。これらを、レギュラー群と準レギュラ. れる。研究2では群分けで課題が残った。部活の. ー群の2群に分けてべ一スラインを測定。RDI適. 運営上、監督の要請で均質な2群に分けられなか. 用の時期をずらして、4つの指標から効果を判定. った。結果的にRDIを使用した2群の心理的競. する。. 技能力の差や競技不安の変化の差の評定が困難.  3.結果と考察. であった。2つ目の課題として、実験対象者が少. DIPCA.3の分散分析から、レギュラー群で精神の. なく、RDI効果の評定が困難であった。. 安定・集中、自信、作戦能力が有意に上昇して、.           主任指導教員 市井雅哉. 準レギュラー群では、作戦能力が有意に上昇した.           指導教員市井雅哉. 一123一.

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参照

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