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中・高一貫教育実施校におけるカリキュラム開発の実態調査研究

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(1)

中・高一貫教育実施校におけるカリキュラム開発の

実態調査研究

著者

水原 克敏

(2)

「中・高一貫教育実施校におけるカリキュラム開発の実態調査研究」.

研究成果報告書

平成16年度∼平成17年度科学研究費補助金(基盤研究(C)

(痩麺垂号: 1 6 51 304"910) 平成18年3月

研究代表者:水原 克敏

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「中・高一貫教育実施校におけるカリキュラム開発の実態調査研究」

研究成果報告書

平成1 6年度∼1 7年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究 (C) (2)) (課題番号: 16530490) 平成18年3月

研究代表者: 水原 克敏

(東北大学大学院教育学研究科 教授)

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は  し  が  き 本稿は、平成16・17年度両年にわたる科学研究費補助金(C) (2) 「中・高一貫教育実 施校におけるカリキュラム開発の実態調査研究」の報告書である。本研究は、 1999 (平成 1 1)年4月1日以降展開されている中高一貫校を対象とし、同校ではどのようなカリキ ′ ュラムが目下開発されているのか、これを明らかにすることを目的とした。研究組織は、 以下の分担者と研究協力者とによって構成し、下記のように執筆担当したo 研究代表者:水 原 克 敏(東北大学大学院教育学研究科 教授)第1章・第6章4 研究分担者:谷 口 和 也(  同   上     助教授) 研究協力者:五十嵐  誓 (同  上 博士課程後期大学院生) 研究協力者:八 木 美保子(同  上 博士課程前期大学院生)第2章・第6章1 研究協力者:関 根 明 伸(同  上 博士課程後期大学院生・ 郡山女子大学家政学部 講師)   第3章・第6章2 研究協力者:渡 遵 紀 子(同  上 博士課程前期大学院生)第4章・第6章3 研究協力者:小 杉 夏 子(東北大学大学院教育学研究科研究生)第5章・第6章5 交付決定額は、平成16年度160万円、平成17年度180万円、合計340万円である。 周知のように、中高一貫教育実施校は、公立と国立を対象とした場合、 (1)中等教育学校、 (2)併設型中高一貫校、 (3)連携型中高一貫校の3タイプに分けられるが、それぞれ特色ある カリキュラムを展開しているので、その先駆的な中高一貫校を研究対象として、次のこと を課題とした。 (1)中学校と高校の教育を一貫するために、どのようなカリキュラム構造をとっているの か、実態に即して分析し、その意義と課題を明らかにする。 (2)その構造のひとつである、いわゆるキャリア教育がどのようにカリキュラム化されて いるか明らかにする。 (3)各教科の教育は、中高でどのように改編されつつあるのか、その内容の取捨選択を明 らかにする。 (4)中学校と高等学校間において、入学試験のないのが中高一貫の原則であるが、これに 替えて、学力確保の観点からさまざまな工夫がみられるので、カリキュラム開発と関 連づけて、これをまとめる。 この研究成果によって、中高一貫教育の可能性について、カリキュラムの側面から明らか にすることを目的とした。参考にしていただければ幸いである。 2006年3月30日

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目   次 はしがき 第1華 中高一貫校の現状と課題 1 1999 (平成11)年以降の中高一貫校の設置状況 2 教育課程の特例などの推進方策 3 カリキュラム開発の課題 第2章 地域・環境学習による「グローカル」教育を中心とした中高一貫カリキュラム 1 はじめに 2 各学校の概要 3 上川中学校・上川高等学校の一貫カリキュラム 4 おわりに 第3章 連携型中高一貫教育の現状と課題 1 はじめに 2 三重県飯南地域における中等教育の課題と中高一貫教育の構想---一一一---27 3 飯南地域「連携型」の組織と運営の施策 4 おわりに 第4章 併設型・流出型中高一貫校におけるカリキュラム運営-・一・--I---一一---48 1 はじめに 2 御所野学院の特徴 3 御所野学院のカリキュラム構成 4 中高一貫カリキュラムの具体的内容 5 おわりに 第5章 併設型中高一貫校におけるカリキュラム開発 1 併設型中高一貫校におけるカリキュラム 2 併設型中高一貫校としての岡山後楽館の特色 3 岡山後楽館における中高一貫カリキュラム 48 48 49 52 61 66 66 68 69 4 併設型中高一貫校のカリキュラム開発における今後の課題--I---75

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第6章 学校調査 1 北海道上川高等学校調査報告書 ①インタビュー調査の概要 ②上川高等学校が抱える問題一生徒の減少と統廃合の可能性 ③中高一貫教育導入の経緯 ④上川中学校の特色  ′ ⑤上川高等学校の特色 ⑥かみかわの中高連携<Kプロジェクト>基本理念と連携のテーマ・柱 ⑦連携型入学者選抜について ⑧中高一貫教育の成果 ⑨質疑応答 2 三重県立飯南高等学校調査報告書 ①学習体系について ②キャリア教育について ③学習意欲について ④環境教育について ⑤情報教育について ⑥学習環境について ⑦連携型中高一貫教育を行うにあたってのねらい 3 秋田市立御所野学院中学校・高等学校調査報告書 ①14年度以降の課題:併設型の特色を踏まえたカリキュラム ②カリキュラムの時期区分 ③研究課題 ④流出型 ⑤入学者選考 ⑥表現科 ⑦郷土学 ⑧学力保障の方法 「評価カード」 ⑨学力保障の方法 「総合テスト」 -⑩時期区分 ⑪財政 ⑫入試制度・中高間の接続・学校経営 ⑱入学者選考02 ⑭高等学校卒業者の進路・進路指導も含めて ⑮高校への接続一学力保障-⑯併設型としての御所野学院、理念と姿勢 ⑰入試がないことで生まれるゆとり

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4 宮崎県五ヶ瀬中等教育学校調査報告書 ①情報を限り、不便な環境での教育 ②少ない進路変更 ③受験教育よりも体験学習 ④自覚を待つ受験指導 ⑤寮教育とファミリーシステム ⑥カリキュラム、五ヶ瀬学 ⑦若い教員の構成とハウスマザー 5 岡山市立中学校・高等学校調査報告書 Q)定時制高校としての岡山後楽館 ②併設校における進学問題 ③カリキュラムの特徴(1) -中高の「不連続」 ④カリキュラムの特徴(2) -中高の「連続」

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第1章

中高一貫校のカリキュラム開発の現状と課題

′      水原克敬(東北大学) 中高一貫校は、本格的には、 1999 (平成11)年4月に始まったもので、まだ日が浅いた めにカリキュラム開発については未熟な段階にあるが、その現状を課題を明らかにしてお くことは、今後の日本の教育改革にとって意義のあることと考える。 本稿は、 1 1999 (平成11)年度以降の中高一貫校の設置状況、 2 教育課程の特例な どの推進方策、 3 カリキュラム開発試みという構成である。 1. 1999 (平成11)年度以降の中高一貫校の設置状況 1998 (平成10)年6月12日、 「学校教育法の一部を改正する法律」が公布され、同年 10月30日に政令351号、 11月17日に省令第38号「学校教育法施行規則等の一部を改正 する省令」と文部省告示第154号「中等教育学校並びに併設型中学校及び併設型高等学校 の教育課程の基準を定める件」が公布され、 1999 (平成11年) 4月1日から施行されるこ とになったo これによって中高一貫校を全国に500校設置の政策の方針が動き出した。 1 それ以来、中高一貫校は徐々に増加し始め、文部科学省統計によれば、 「平成17年度の設 置校数は、平成16年度の153校から20校増加し、 173校となっている。また、公立の中 高一貫教育校が設置されている県は42都道府県となり、そのうちの32都道府県は、複数 校が設置されている」という状況である。 2 中高一貫教育校設置数の推移 208 校 1甲 180 50 0 r 劔劔剴2 153 劔劔剳ゥ? テ」ィ 3 118 劔劔啅 ル ■:L喜一=(JS=≡-…′ 田 唸ヨ" 7 鉄 73 9 劔凍 啌粭「ⅲ粐 -<■5-_ 亦 粢R 一三一 21聖417-._o ィ H 7.追: 1日11rJH12Hl3H14日15日16日17

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区分_ i9仆8支ァxユ「 併設型 刋 ニxナ 計 公立 唐ビ 38(35) 都BツR 120(107) 私立 湯ヲ 40(33) 50(43) 国立 1(1) 薬 3(3) 計 茶 r 79(69) 都Rツb 173(153) 表1中高一貫教育校の設置数( )は前年の数字 周知のように、中・高一貫教育の実施形態は、 (1)中等教育学校、 (2)併設型の中学校・ 高等学校、 (3)連携型の中学校・高等学校の3種があり、その数はグラフ化したように、 併設型と連携型がほぼ同数であるが、公立では連携型が圧倒的に多く、私立では併設型が 多い。これは設置主体との関係から捉えるとその動向の意味が分かる。公立の場合は、ひ とつの県立高等学校がその周辺地域にある市町村立中学校が連携する形が多いのに対して、 私立の場合は、同一設置母体の中学校と高等学校とが連携することが多いo 公立の連携型と私立の併設型がいずれも前年に比して設置数が伸びており、そのニーズが あることを示している。それはどのようなニーズか。公立高校の場合は、少子化による入 学生徒の激減によって、入学生徒を確保しなければならないという課題から、近隣の中学 校に連携の提携をお願いしたものが多い。私立については調査していないので、推測の域 を出ないが、入学生徒の激減とともに受験対応と経営の合理化に関わることが多いものと 推測される。 中等教育学校は、連携の条件が熱さないと設置が困難であるので、さすがに少ない数字で あるが、中高一貫のメリットを存分に生かすことができるので、条件さえ可能であれば、 かなり思い切ったカリキュラムが展開できる。併設型の一貫校では、カリキュラム改革を する中で、中等教育学校のほうがより適切なカリキュラムが作成できると意欲を示すとこ ろが見られた。併設型は、高校入学時での流出と流入が煩雑であり、中等教育学校のほう が一貫した教育方針で、学習指導要領の特例措置が認められるので、より思い切ったカリ キュラムを編成できるからである。 次の図に即して、3 実施形態を見ておくと、 (すでに中高一貫教育の進め方について、2000 年1月17日に『中高一貫教育の推進について--500校の設置に向けて-- (報告)』 (以 下、中高一貫教育推進会議報告書という。)としてまとめられている。 (1)柔軟な実施形態 や課程・学科等の工夫では、 ①宮崎県五ヶ瀬中等教育学校のような6年間同一生徒集団を 教育する中等教育学校タイプ、 ②岡山市立岡山後楽館中学校・高等学校のような高等学校 からの入学も可能とする併設型(高等学校は、昼夜開講型の3部制、単位制、総合学科)、 ③秋田市立御所野学院中学校・高等学校のような同一生徒集団を6年一貫教育する併設型・ ④三重県飯南高校と同地域の3中学校と連携して緩やかな中高一貫教育を行う連携型(高 等師範学校単位制・総合学科型)の4タイプが挙げられている。 一般的な実施形態は、 ①中等教育学校型の場合、その前期課程と後期課程とがあり、中学

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校と高等学校に相当する教育課程とを6年間一貫して教育する形態である。 ②併設型の場 合は、独立した中学校と高等学校とが併設され、中学校の定員がそのまま高等学校に進学 する形態である。 ③連携型は、併設されないが、独立した中学校と高等学校とが連携して 一貫教育を展開する形態である。いずれも小学校から中学校入学及び高等学校への進学に おいて、学力試験は無いことが原則である, 実際は、いくつかの契機が重なって中高一貫教育校が設置されている実情にあるが、これ らのどの契機によって設置されたかによって、中高一貫教育の実施形態と教育課程がちが ってくることになる。 さらに柔軟な実施形態例も提案されている。併設型でも連携型と併用の形態や、連携型の 場合は、 ①複数の高等学校と複数の中学校とが連携する形態、 ②1中学校の一部の生徒だ けが1高等学校と連携する形態、 ③1高等学校の特定学科が中学校と連携する形態、 ④複 数の学科と複数の中学校とが連携する形態、などが挙げられている。今後の展開しだいで 中等教育学校憐_設型連携型既存の学校 (一つの学校)(同一の設置者)(異なる設置者)

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T(無選抜)T(鞭臥≦措違扱)T(入学者選抜)

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図2 中高一貫の諸実施形態 は、いずれもありそうな連携型である。従来の学校をそのまま活かしながら中高一貫を進 めるには、このような連携型が現実的である。実際には、少子化で統廃合が中高とも進む ので、既存の中学校の通学区域とは異なる中学校が設置されて、併設とも連携ともつかな い型の実施形態も出てくるに違いない。 2.教育課程の特例などの推進方策

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に関する規定が設けられている。 ( 1 )平成元年学習指導要嶺における特例 やや煩雑になるが、 1998 (平成10)年12月と1999年1月の新学習指導要鎖は、中学校 が2002 (平成14)年、高等学校が2003 (平成15)年実施であるから、 1999 (平成11)年 に発足した中高一貫は、 1989 (平成元)年学習指導要領に規定されるので、まずこれを下 記の表1 平成元年学習指導要領における特例としてまとめた。 4 表2 平成元年学習指導要嶺における特例 一般の中学校 i9仆8支ァxユ「饉 リナ ノ< I(∋選択教科による必修 必修教科の授業時数を、年間70単位時間の 教科の代替 剩ヘ囲内で必修教科の内容を代替することがで きる内容の選択教科の授業時数に充てること ができるo〔学校教育法施行規則別表第3の2 備考第5号、現行中高一貫教育特例告示第1 項第1号ニ〕 ②各選択教科の授業時数 丿Xサ8怏D隴C3Y% 肩鳧ュH潔> 年間35単位時間を超えて各学校が必要な時 第1、2学年:1教科以上 H/ . . ,h*ィ,X*ク.薬 第3学年:2教科以上 クヒクラ9(hリ(耳ラhサ8孜< ル 麒 c リ c リh42 (ただし、選択教科には外国語を含む) 〔現行中学校学習指導要領総則第3の(3) 及び第4の(1)〕 リ+ X *ク ツ ③選択できる教科の種類 c ァyD罟、 ル ホェH+ク,ノ ネサ8怩 全学年:すべての教科 第2学年:音楽、美術、保健体育、技術. 家庭、外国語、その他教科 第3学年:すべての教科 〔現行中学校学習指導要叙総則第4の(2)〕 クヒクラ9(hリ(耳囗サ8孜< ル 麒 c リ c リh6 ツ 一般の高等学校 i9仆8支ァxユ「饉 リナ ノ< ④普通科における +ク,ノ ネ,ネ怏mェ:(+ク,ノ ノ< ,儺ケwh,綾8怺8,ネ 9; 見 H,ネ*H+ⅹ (シh,儺ケwh,咽9; 犬 その他の教科. H,亊ネ- . ,h*ィ,X*ク. 8フ 30単位 科目の単位数 % 犬 〔現行高等学校学習指導要衝総則第7款の4〕 クヒクラ9(hリ(耳ラhサ8孜< ル 麒 c リ ツ

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平成元年学習指導要領時代は、中学校について、 3件の特例がある。第1は、選択教科に よる必修教科の代替についてであるが、一般の中学校は何もないが、中等教育学校と併設 型の特例として、 「必修教科の授業時数を、年間70単位時間の範囲内で必修教科の内容を 代替することができる内容の選択教科の授業時数を充てることができる」 (学校教育法施行 規則別表第3の2備考第5号、現行中高㌻貫教育特例告示第1項第1号ニ)とされた。 「年間3 5単位時間を超えて各学校が必要な時数を定めることができる」 (現行中高一貴 教育特例告示第1項第1号イただし書き)と規定された。 第3は、選択できる教科の種類についてで、一般の中学校は、第1学年が、外国語とそ の他の教科、第2学年が、音楽・美術・保健体育・技術家庭・外国語・その他の教科、第3 学年が、すべての教科であるが、特例では、全学年全ての教科を選択できる」 (現行中高一 貫教育特例告示第1項第1号ハ)と規定された。 表3 平成10年11年学習指導要領における特例 一般の中学校 i9仆8支ァxユ「饉 リナ ノ< ①選択教科による必修 9 iW8 必修教科の授業時数を、年間70単位時間の 教科の代替 剩ヘ囲内で必修教科の内容を代替することがで きる内容の選択教科の授業時数に充てること ができる○〔学校教育法施行規則別表第3の2 備考第5号,現行中高一貴教育特例告示第1 項第1号ロ〕 ②各選択教科の授業時数 c ァyD罟ヲXサ8怏D隴C3 % 肩鳧ュH潔> 年間35単位時間を超えて各学校が必要な時 第2学年:各教科年間70単位時間以内 H/ . . ,h*ィ,X*ク. イ 1教科以上 クヒクラ9(hリ(耳ュ サ8孜< ル 麒 c リ c リh42 第3学年:各教科年間70単位時間以内 2教科以上 〔現行中学校学習指導要嶺総則第3の3、 第3の5〕 リ+ X *ク ツ ③選択できる教科の種類 8ァyD罟+x-x,H,ネサ8怩 同左 一般の高等学校 i9仆8支ァxユ「饉 リナ ノ< ④普通科における +ク,ノ ネ,ネ怏mェ:(+ク,ノ ノ< ,儺ケwh,綾8怺8,ネ 9; 見 H,ネ*H+ⅹ (シh,儺ケwh,咽9; 犬 その他の教科. H,亊ネ- . ,h*ィ,X*ク. 8フ 科目の単位数 % 犬 30単位

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高等学校については、普通科におけるその他の教科・科目の単位数において、一般の高 等学校が20単位に比して、特例では30単位(現行中高一貫教育特例告示第1項)と規定 された。これは大きな枠で、 80単位の中で30単位まで当該学校の実態に合わせた教科・科 目設定ができるのである。 (2)平成10・ 11年学習指導要領における特例 平成10年・ 11年学習指導要領ではどうか、まず、第1に、選択教科による必修教科の代 替について、一般中学校はやはり「なし」であるが、特例では、前述の通り、第2に、各 選択教科の授業時数では、一般の中学校が、第1学年で、各教科年間30単位時間以内、第 2学年で、各教科70単位時間以内で1教科以上、第3学年で、各教科年間70単位時間以 内で2教科以上であるが、特例は前述の通り、第3は、選択教科の種類について、一般の 中学校が、全学年ですべての教科が可能であり、特例も、同様であると規定された。 高等学校では、普通科における学校設定教科・科目の単位数であるが、一般の高等学校 は20単位、特例は30単位と規定された。 なお、連携型の中学校・高等学校の教育課程は、一般の中学校・高等学校と同様で、特 に教育課程の基準の特例は設けられていない。 (3) 2004年(平成16)年改正「教育課程の基準の特例」 そして2004 (平成16)年3月31日の「学校教育法施行規則の一部を改正する省令」 (平 成16年度文部科学省令第22号)ならびに「中等教育学校並びに併設型中学校及び併設型 高等学校の教育課程の基準の特例を定める件の一部を改正する告示」 (平成16年告示第60 早)及び「連携型中学校及び連携型高等学校の教育課程の基準の特例を定める件」 (平成16 年文部科学省告示第61号)によって、中等教育学校並びに併設型中学校及び併設型高等学 校の教育課程の基準の特例が拡充され、かつ連携型中学校及び連携型高等学校の教育課程 の基準の特例も新たに設けられたので、これを確認する。 (連携型中学校・高等学校の場合) 学校教育法施行規則改正では、 第54条 中学校(併設型中学校及び第54条の3第2項に規定する連携型中学校を除く。) の各学年における必修教科、道徳、特別活動及び総合的な学習の時間のそれぞれの授 業時数、各学年における選択教科等に充てる授業時数並びに各学年におけるこれらの 総授業時数は、別表第二に定める授業時数を標準とする。 第54条の四 連携型中学校の各学年における必修教科、道徳、特別活動及び総合的な学 習の時間のそれぞれの授業時数、各学年における選択教科等に充てる授業時数並びに 各学年におけるこれらの総授業時数は、別表第3の2に定める授業時数を標準とする。 第54条の五 連携型中学校の教育課程については、この章に定めるもののほか、教育課 程の基準の特例として文部科学大臣が定めるところによるものとする。 第57条の五 連携型高等学校の教育課程については、この章に定めるもののはか、教育 課程の基準の特例として文部科学大臣が別に定めるところによるものとする。 と定められた。その授業時数は掲載の通りである。

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まず、中高一貫の授業時数で、中等教育学校と併設型中学校には以前より適用されている 点であるが、上記別表の備考の5に、 「各学年においては、必修教科の授業時数から70を 超えない範囲内で授業時数を減じ、文部科学大臣が別に定めるところにより選択教科の授 業時数の増加に充てることができる。ただし、各学年において、必修教科の授業時数から 減ずる授業時数は、 1必修教科当たり35を限度とする」とあるoこれが連携型中学校にち 適用されることになった点が改正点である。 表4 連携型中学校の授業時数 別表第3の2 別表第3の2(第65条の4及び第65条の14関係) 区毎!第1学年 劔 c(ァyD 第3学年 捧w +x. hァxユィァx ク轌; i 必 修 敬 料 の 授! 業 時 数 之ネホィ 」 C R 105 社会105 05 塔R 数学 R 105 鳴 R 理科 R 105 塔 音楽 鼎R 35 R 美術 鼎R 35 R 保健体育 涛 90 涛 技術t家庭 都 70 R 外国語 R 105 R 道徳の授業時数 5 R 35 特別活動の授業 時数 5 R 35 選択教科等に充 てる授業時数 -30 鉄 モコ 105-165 捻合的な学習のZ 時間の授業時数 0-100 都 モ R 70-130 総授業時数 80 涛 980 備考 1この表の授業時数の1単位時間は,50分とするo 2特別活動の授業時数は,第65条の5第1項において 要領で定める学級活動(学校給食に係るものを除くo)に充てるものとする〇 3選択教科等に充てる授業時数は,選択教科の授業時数に充てるほか,特別括 動の授業時数の増加に充てることができる○ 4選択教科の授業時数については,文部科学大臣が別に定めるところによるo 5各学年においては,必修教科の授業時数から70を超えない範囲内の授業時数

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一般の中学校では必修教科の代替措置は認められていないので、すべての中高一貫教育 校では、連携型も含めて、教育課程を生徒の実態に応じて、 「各学年」で「70時間を超えな い範囲内で授業時数を減」じる措置ができることとなった。連携型にとっては大きな改正 点である。 同時に、文部科学省告示第61号で、 「学校教育法施行規則第54条の5、第57条の5並 びに別表第3の2備考第4号及び第5号の規定に基づき、連携型中学校及び連携型高等学 校の教育課程の基準の特例を次のように定め、平成16年4月1日から施行する」と規定さ れた(同年3月31日)。これは選択教科と学校設定教科の取り扱いについてである。 1連携型中学校及び連携型高等学校における中高一貫教育において特色ある教育課程を編 成することができるよう次のように教育課程の基準を定める。一 一 連携型中学徴の選択教科については、次のように取り扱うものとすること。 イ 各選択教科の授業時数は、第1学年においては年間30単位時間の範囲内、第2学年及 び第3学年については年間70単位時間の範囲内で当該選択教科の目的を達成するため に必要な時数を各学校において定めること.ただし、特に必要がある場合には、これら を超えて必要な時数を各学校において定めることができる。 ロ 学校教育法施行規則別表第3の2備考第5号の規定により必修教科の授業時数を減ず る場合は、その減ずる時数を当該必修教科の内容を代替することのできる内容の選択教 科の授業時数に充てること。 二 連携型高等学校の普通科においては、生徒が高等学校学習指導要領第1章第2款の4及び 5に規定する学校設定科目及び学校設定教科に関する科目について修得した単位数を、合 わせて30単位を超えない範囲で連携型高等学校が定めた全課程の修了を認めるに必要な 単位数のうちに加えることができること。 第1に、選択教科については、連携型中学校においても、中学校第1学年で年間30単位 内、第2 ・第3学年で年間70単位内で選択教科の授業時数を各学校で定めることができる し、必要な場合は、その上限も超えることができるということである. また第2に、高等学校については、学校設定教科及び科目で取得した単位数は30単位ま で全課程修了単位に加えることができるという規定である。 要するに、 2004 (平成16)年4月一日以降、従来、中等教育学校と併設型中高一貫教育校 にだけ認められていた教育課程の特例措置が連携型にも適用されるようになったというこ とである。 (中等教育学校及び併設型中高一貫教育校の場合) 改正された「中等教育学校並びに併設型中学校及び併設型高等学校の教育課程の基準の 特例を定める件」では、まず、従来通りの特例が2件、第1に、中学校の選択教科の扱い で、連携型同様に、 「第1学年については年間30単位時間の範囲内、第2学年及び第3学 年については年間70単位時間の範囲内で」 「各学校において定めること。ただし、特に必 要がある場合には、これらを超えて必要な時数を各学校において定めることができるこ と。 」と、第2に、高等学校普通科の学校設定教科・科目は、 30単位まで卒業に必要な修 得単位数に含めることができる、という2件である。

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さて、今回の大きな改正は、中高の教育内容を入れ替えてできるようにしたことである。 まずは告示60号の改正された「三」だけを確認する 三 中等教育学校並びに併設型中学校及び併設型高等学校における指導については、次のよう に取り扱うものとする。 イ 中等教育学校の前期課程及び併設型中学校と中等教育学校の後期課程及び併設型高等 学校における指導の内容については、各教科や各教科に属する科目の内容のうち相互に 関連するものの 一部を入れ替えて指導することができること。 口 中等教育学校の前期課程及び併設型中学校における指導の内容の・部については、中等 教育学校の後期課程及び併設型高等学校における指導の内容に移行して指導すること ができること。 ハ 中等教育学校の後期課程及び併設型高等学校における指導の内容の 一部については、中 等教育学校の前期課程及び併設型中学校における指導の内容に移行して指導すること ができること。この場合においては、中等教育学校の後期課程及び併設型高等学校にお いて当該移行した指導の内容について再度しないことができること。 と規定された。要するに、イは、中学校段階と高校段階の指導内容について関連する教科・ 科目間で「相互入れ替えして指導」が可能であること、ロは、中学校の指導内容の一部を 図3 拡充する特例S (中等教育学校・併設型中高一貫教育校) (連携型中高一貫教育校) ①必#教科の授業時数を年間70単位時 間の範囲内で減じ、内容を代替できる 選択教科の授業時敦の増加に充てるこ とができる。 (中) ②各選択教科の授業時敷く第1学年:年間 30単位時間以内、第2・3学年:年間7 0単位時間の範囲内)を各学校におい て増加することができる。 (中) ③普通科の学校設定教科・科目につい て、卒業に必要な修得単位数に含める ことのできる単位数の上限(20単位)杏 30単位まで拡大することができる。 (高) ※現行の特例を適用する。

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高等学校段階に「移行して指導」することが可能であること、ハは、 「再度指導しない」こ とが可能であることである。文部科学省はこれを分かり易く次のように図示している。 以上のような教育課程の特例により、従来になく柔軟なカリキュラム開発が可能になっ たが、これを生かすカリキュラム開発はどれだけ進展しているのであろうか。これを次節 で検討してみよう。 3.カリキュラム開発の課題 中高一貫校を学校教育法に新設するに当たって、 1998年5月2日に衆議院文教委員会で、 また、同年6月4日には参議院文教・科学委員会で,特段の配慮すべき事項について附帯 決議がなされている。特に参議院のそれはよく問題のありかをとらえており、カリキュラ ム開発の今後の課題を示している。 6 第1点は、 「中高一貫教育の導入は、新しい学校種を設けるなど今後の中等教育全体の改 革の端緒となるものであることを踏まえ、児童や保護者のニーズ、地域の実情に十分に配 慮して実施すること。 」とある。中高一貫教育の導入は、新しい学校種の導入であり、そ

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れは戦後改革の6 ・ 3 ・ 3 ・ 4制度の変質につながる改革である。その変質の是非はにわ かには判断できないが、それだけに児童・保護者のニーズと地域の実情に十分配慮するこ とが求められている。 第2点は、 「中高一貫教育の内容は、 『ゆとり』のある学校生活の中で、生徒の個性や創 造性を大いに伸ばすという本旨にのっとり検討され受験準備に偏したいわゆる『受験エ リート校』化など、偏差値による学校間格差を助長することのないように十分に配慮する こと。 」とある。中高一貫教育導入は、青年期を「ゆとり」ある学校生活によって教育し、 個性と創造性を伸ばそうというところにあったので、これにどれだけ応えられるカリキュ ラム開発と教育実践が展開できるかがポイントになる。訪問調査したほとんどすべての中 高一貫校において、この種のカリキュラム改革を積み上げており、それ以前とは確かに違 った実践を重ねていることが確認できた。 第3点は、 「中高一貫教育の導入は、中等教育を多様化し、生徒や保護者の選択の幅を広 げることを趣旨とするものであることに鑑み、大学の入学者選抜方法については、その学 習成果が生かされるよう工夫改善に努めること。 」とある。これについては、大学入試の 多様化と多元化が進行しているので、一定程度応えていると言える。また、伝統的な重点 大学においても、 AO入試を導入するなど、青年期の多様な中等教育の成果を生かそうと いう動きが見られる。 第4点は、 「中高一貫教育を行う公立の学校では,入学者の決定に当たって学力試験を行 わないこととし、学校の個性や特色に応じて多様で柔軟な方法を適切に組み合わせて入学 者選抜方法を検討し、受験競争の低年齢化を招くことがないように十分に配慮すること。 」 とある。これは、どの中高一貫校も頭を痛めている問題で、入学に際して学力試験を行う ことができないために、学力低下を来たすおそれがあるからである。もちろん受験競争の 低年齢化はよりいっそうの悪い結果を惹き起こすので、その種の問題が起きないように細 心の注意を払いながら入学者を決定していることが窺われた。第6点で、 「各都道府県等 においては、中高一貫教育の導入に際して、 『中高一貫教育研究会議』等を通じて,幅広 い関係者による協議を行い、一貫教育の内容、入学者の決定方法、通学区の設定など地域 の実情等を踏まえたものとなるように努めること。 」とあるが、訪問調査した学校は、い ずれもこの種の体制に支えられて中高一貫校の経営があることが確認できた。中高一貫校 自体、そのような体制なしには誕生できなかったという事情が、その後の中高一貫校を支 えているように思われる。 第5点は、 「いわゆる連携型の中高一貫教育については、その有機的連携を可能ならしめ るように十分に検討すること。 」とある。創立当初は、単なる連携の契約的な関係だけで、 あまりカリキュラムに内容が感じられなかったが、年を経るごとにしだいに密度の濃いカ

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が創られてきている。特に連携型は、中高一貫校に限らず、一般の中学校と高校にも導入 可能な連携を展開しており、一般化の可能なカリキュラム開発の拠点として有意義な展開 をしていると判断できる。 それから、第9点は、 「中等教育における選択の幅が広がることに伴い、児童、保護者に 対して十分な情報提供を行うとともに、小,学校における進路指導の在り方についても検討 すること。 」とあるが、小学校から青年期教育において、やはり進路指導を初めとするキ ャリア教育が大切であると思われる。人は何のために勉強し、何のために生きるのか、こ の種の正解のない自問自答を深めさせることが、納得できる進路選択をもたらすので、十 分な情報提供とより深みのある進路指導の在り方が要請される。これについては始まった ばかりのように思われる。 そのほか、カリキュラム開発には直接関係ないが、附帯決議の第7点は、 「国は、中高一 貫教育の推進に係る実践研究事業の一層の充実に努めること。 」 、第8点は、 「児童・生 徒が中高一貫教育を行う学校を実質的に選択できることとなるように、設置者の意向を踏 まえ、必要な財政措置を講ずること。 」 、そして第10点は、 「10 本法施行に伴う学校 教育法施行規則その他政省令の改正に当たっては、中高一貫教育の導入の趣旨及び本委員 会における審議を十分に踏まえ、これを行うこと。 」とある。いずれも妥当な指摘で、こ の種の条件整備なくして、中高一貫教育という新しい学校種の開発は困難である。 しかし、全体的に見れば、徐々に根付きはじめ広がりつつあると判断できる。その設置趣 旨を実現できるカリキュラム開発を期待したい。 1文部省中高一貫教育推進会議「中高一貫教育の推進について∼500校の設置に向けて∼」 (中高一貫教育推進会議報告の要旨)平成12年1月17日

2 //www. next. go. jp/b_menu/houdou/17/05/05051902. htm (2006年3月5日現在)

注1 ( )内は平成1 6年度までの設置校数である。

注2 併設型及び連携型は、中学校・高等学校1組を1校として集計している。

注3 平成1 5年度に和歌山県で設置された国立大学附属中学校・県立高校の連携型中 高一貫教育校は、公立に含めて集計している。

全175校の資料は、 //www. next. go. jp/b_menu/houdou/17/05/05051902/002. pdf 3 //ww. next, go. jp/b_menu/houdou/17/05/05051902. htm (2006年3月5日)

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5 //www. next. go. jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/gij iroku/001/04052101/013. htm

全173校の資料は、 //www. mext. go. jp/b_menu/houdou/17/05/05051902/002. pdf

6 //www. next. go. jp/a_menu/shotou/ikkan/6/S_19. htm。次の4点からの調査結果が報告さ

れている。 (1)制度の適切な運用が図られない場合には、受験競争の低年齢化につなが るおそれがあること受験準備に偏した教育が行われるおそれがあること(2)小学校の卒 業段階での進路選択は困難なこと(3)心身発達の差異の大きい生徒を対象とするため学 校運営に困難が生じる場合があること(4)生徒集団が長期間同一メンバーで固定される ことにより学習環境になじめない生徒が生じるおそれがあることなどの指摘について次の ような調査結果がある。 _表5 中高一貫教育校の取り組み 宮崎県五ヶ瀬中 ィ zx圷 ホ2 秋田市立御所野 倅 HハyM >ノ&闔b 等教育学校 乂亊 hァxユ「靼" 9乂xユ「閏 リナ竰 学院中学校.高 等学校(併設型) 忠 ニxナ竰 (1)受験競争の 唳 俟ネ, h+リ, ,B ・選考に当たって 唳 俟ネ, h+リ, ,B ・連携型中学校の 低年齢化 乂y│リノ ロ ラ8.メ 学力検査を行わ 乂y│リノ ロ ラ8.メ 卒業予定者が連携 ず、調査書、面接、 蟹lゥ ェH゙ノ[jB ず、地元小学校卒 佛靼)9乂xユィ, 乂r 適性検査によって (ロ飲 / w *(,I?ツ 業予定者は、面接、 x. ィリx, レHァr 1次合格者を決 乂xマ9^( / ネ イ 他の秋田市内の小 處リノ ロ姐 +(ロ飲 め.最終合格者は ネァxマ9^( *ゥ. R 学校卒業予定者 w *(, )?ネァx 抽選で決定 +H*h. ィリx, メ (ゥ Y+(ロ飲 , リァx イ ,ネエノ x.異 ツ , ( イ は、自己表現活動、 集団活動、面接、 抽選より決定○ 僵(/ ラ8*H イ (2)受験準備に 唸シ驗ゥ h蝌ァx ケ9 ・中学校における 售iD隴H/ ,ィ+h+メ ・郷土学習の重視 偏した教育 . 乂yD頷r シティキャンパス サル7 リリxァx コ2 (中学校における 団による学習 h ク,ノ ル. や「表現科」の実 サル7乂x コ8,ネ ・体験学習、地域 唸リ)9乂xユィ, 施 倡ク,hリ)9乂xユィ, 学習、自然体験等 磯 r ケn丶「 ・地域活動、体験 . サル7定ャ(ココ2 の重視 俎S9YI r唔% 犬 的奉仕活動の実施 佝 ,ノ ル'R ・個人課題研究、 俶る リリxァx怦,ノ; 唸リ)9乂xユィ,X 邊 グループ課題研究 ネ, h.偖 > 綾2 x. 蝌シh 檍,b の実施 x攣/h,ノ]) ネ,i メ ネュJ8, (*(,JB ・地域社会との連 况ネ, 刋 -h,ツ 亊i +x.仆8孜> vR 携を深める活動の 重視 陌 (hァy h,仆8*h. エ 檍/ ル. Y リリxァx ク,ノ; ?ツ , h.偖 > 綾8屍 攣/h,ノ]) ネ,i ルvツ , 刋 -h,ノ 吮

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(3)小学校卒業 售 テ)D h*ィ ・児童や保護者を 唸髯;h.)]クホネ / 段階での進路選択 x抦ァxユィ/ dケn" 対象とした説明会 ク,h+X+ル k陞 の困難性 ZHァxユィ/ 樞 ・進路変更への柔 唸抦ァxユィ,ネサ9 X蹴 ・児童や保護者を 対象とした説明会 ・教育事務所管内 陌 ツ を対象とした説明 A ヱ∫ ・進路変更への柔 軟な対応 (4)学校運営の 唳{ hィ . ・入学式、体育祭、 唳 i6ク檍ラ8駛IYB 困難性 H4 7 ィ ケ y7 ツ 文化祭等の行事を 乖 (hリ(リy: ,R 導入 hリ(リy: ,X 邊 実施 ・生徒会活動や部 唳(hァxユィ,hリ(ユィ,ツ ・中学校と高校の 活動、ほとんどの 学校行事を前期. 後期合同で実施 仆8醜,ノ ィヘリマ zツ 教員の相互交流 (5)長期間にわ 唳 サ8怩陷盈「 ・高等学校段階か 唳 サ8怩陷盈「 たり同一メンバー ノ; ?ネ, h.傅ル ツ らの入学者の受け ネ ク で固定されている ことにより生じる 問題 H轌; 入れ ・高等学校への単 位制導入による、 異学年の生徒によ る学習 ・選択教科、科目 の充実

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第2章

地域・環境学習による「グローカル」教育を中心とした

中高一貫カリキュラム

ー北海道上川高等学校・上川町立上川中学校を素材にして一 八木美保子(東北大学大学院) 1.はじめに 本稿では、いわゆる「連携型」中高一貫校である北海道上川高等学校(以下、上川高校) と上川町立上川中学校における中高一貫教育の実践をカリキュラム編成に焦点をあてて分 析し、その意義と課題を考察することを目的とする。 なお、上川中・高校は、平成十年度から文部省(当時)指定の中高一貫教育の実践協力 校になり、平成十二年・十三年度の中高一貫教育推進校の指定を経て、平成十四年度四月 より北海道初の連携型中高一貫校となり今年度で八年目を迎える。 上川中・高等学校がある北海道上川町は、北海道のはば中央部にあり、面積は沖縄県の およそ半分、石狩川の源流に位置し、大雪山を有する豊かな自然に恵まれた町である。上 川中・高校の総合的な学習の時間では、この豊かな自然環境を生かした環境学習が実施さ れており、中高一貫カリキュラムの中心となっている。 昭和30年代には15, 000人を超えた上川町の人口は、現在では約5, 200人に減少してお り、上川中学校の生徒も減少しているo 北海道では一学年-クラスが二年以上続いた高校 を統廃合する政策をとっているため、上川高校にとって上川中学校の卒業生がどれだけ入 学してくるかは存続に関わる重要な問題である。中高一貫教育を導入して以来、上川中学 校から上川高等学校に進学する生徒の割合は増加■したが、平成20年には上川中学校の全 卒業生数が24名になるため、たとえ全員が上川高校に入学したとしても二クラスにならな いことになる。したがって町外から生徒を集める魅力が必要とされる。このような状況は 教員達に緊張感を与え、充実した取り組みを促す要因となっていると考えられる。 また、両校は車で10分ほどの距離に位置しており、この立地条件も両校の連携、特に教 員の交流を容易にしている。 以上、上川中・高校の中高一貫教育を特徴づける要因として、豊かな自然環境、人口減 少に伴う学校の小規模化と統廃合への危機感、移動が容易な立地条件が挙げられる。 2.各学校の概要 上川町立上川中学校は昭和21年4月1日に発足したo現在町内唯一の中学校で、通学範

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が廊下でつながっているため、図書館や大規模な多目的ホールなどの施設を利用すること ができる。教育目標は「1自ら考え学ぶ人、 2謙虚で思いやりのある人、 3粘り強く責任 を果たす人、 4心身ともにたくましい人」である。 北海道上川高等学校は北海道旭川東高等学校上川分校として、上川中学校に併置開設(定 時制課程普通科一貫校)された。現在は全日制普通科で、卒業後は5-6割の生徒が進学Ii、 3割程度の生徒が就職をする。進学先は四年制大学、短期大学、専門学校など多岐にわた る。校訓は「風雪に耐えて猛進せよ」で、 「社会の有為な形成者となるため、個性を伸ばし、 教養と知性を磨き、人間性豊かで強靭な精神力を持った人格を育成する」ことを学校目標 とし、 ①自律(自己を見つめ、自律的に行動し、自ら学ぶ意欲的な人) ②誠実(正しい判 断と,責任をもって実践する誠実な人) ③貢献(自他を尊重し、寛容の心を持ち、他に貢 献する人) ④健康(自然を愛し、生命を尊び、健康で明るい生活をする人)の四点の資質 の育成を目指す。 3.上川中学校、上川高等学校の一貫カリキュラム 1)連携の基本理念とテーマ・柱 上川中・高等学校の連携の基本理念は、 「豊かな自然の中でゆとりを活用し、多様な連携・ 交流を創造して生徒一人一人の由愛を実現する」である。育成すべき生徒像と,連携のテ ーマおよび柱は以下の通りである。 <育成すべき生徒像> ア 自己を見つめ、自ら考え自ら学ぶ生徒 イ 基礎・基本を身に付け、個性的で創造的な生徒 り 豊かな人間性を身に付け、健康でたくましい生徒 工 郷土に学び、地球市民として行動できる生徒 <連携テーマ> 「私たちと風土一郷土に学び、自己を見つめる-」 <連携の柱> 「6年間の一貫した地域・環境学習及び進路学習」 また、連携テーマについてはさらに詳細に述べられている。 「私たち」とは ① 上川町に存する中学校と高等学校に生活している集団としての生徒 ②地域社会の一員であるとともに国際社会に貞献できる一人の人間としての生徒 ③学び方や自己の在り方生き方について考えることのできる生徒 「風土」とは ①生活の中心である上川町の自然、歴史、文化、産業等を考える基盤 ②広く北海道や日本国民であること、さらには地球人として考える基坐 ③地域や学校の特色あるいは実態に応じた学習活動の展開を考える基坐

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中高一貫教育の意義を進路学習の中に認めている点は新しい視点ではないが、地域・郷 土学習から出発し、環境学習を通じて地球規模へと拡大していく「グローカル」な教育を 通して、地域の住民であるだけでなく、県民、国民、地球市民的な視野を持った生徒を育 成しようとしている点は特質であるといえよう。 表1 :上川中学校・上川高等学校の一貫カリキュラム 中1:中2 l 陶(c2 一 高1. 白 リ##「 ツ 高3 必修教科 刳w習指導要領に基づく内容の確実な実践、計画的.准続的な学習-の配慮 中高教負のTTの実践TT実践の教育&亀 の位量付け`各I検定の合同実線、合同講習会 I 剌K熟度別学菅(中学枚数良の支援) 巻択教科 ・科目 僥S1-5(高校教員の支援)ーFS6(連字のための準備一高較教員の支援) :藩択A(高en:村営才 ・同内容における生徒交i 濠択芸術科目 溝択B ネリ(ユXヌネ ノリ R 専門科目一学校設定科目 授業.中学教 剽`-の賂力t音楽.美術) 稔 A tコ ネ8イ 6牢間の学習を見通した スキルの習得 儺ク 2 サ8怩 ナB ネィ駅 各教科.科目での活用 &* 陶 Xシhロネィr 進路詐鈷 I 98xァx イ iFJBさ兼学甘 幡ク xヌh 的 な 勤労体裁 ノ Xァs ?ゥ B 8985H ク6ィ ネ5h7H7b 地境学習 闔bル ノ リ粂ナ h8リ5x4h4 y x6X ク7リァx イ X ョ &「 く水雷】■蔓) VhハHクeメ 学 管 の 時 高校数員のアドバイザーと H,ネ辷腕 学校で学習した内容を生かして 侍浜 現地免合型 皆学旅行 X -胤X.リ* R 9 ネ7 ゥ 僵" 掛別 見学操行

絹鯛 闔h蝌シi ネヒ Y &騫リ Hノ 4X6x6 tネレ顋 鞁h クァy イ

間 决地域の現状や課臥自分の希嚢を考える」 岳合学習 bs 鐙ロ 靼(ユゥ h,ネマ 靼鍠/ 8 4898, 特別活動 刳w校祭体育秦生徒会の交洗 I.r}(:級活動ホ-ムル-ムの内管の系乾性を陰る 校務関係 刹ウ務(教務槻当肴打合せ月1回)進路指導(進路指導交蕗全6年雨養賂持寄かレテの作成) 生徒指等(生徒事例交流会,部活動交流検討会麓.生徒会交沌)辞瞥(辛高合同研修会) 関係推関 剔蜉w.事業所.各種研究団体.地域等との連携を透り、生徒の学管の充実や爵鞄のglを拡大 との交流 刄{ランティア活動の充実学校外の学修の単位軽電 中高一才教育推進香魚会 ・中高連携 剔S体計画一行政との連絡調教.予算案定執行.外蔀頚鞍との連絡粛蕃 ・観察等の対はこ.報道機関との対l芯.資料の収集,車璽I瞥聾 ・中高交流会の企画運営.中高連携内容の広報活動.請 劔扱嘆の収集と解決のための連絡顎養 ・フォーラムなど研究内容の公だ削こ向けての計画、運営.報告書等の作或 (上川町立上川中学校・北海道上川高等学校 『連携型中高一貫教育推進計画 Kamikawaプロジェクト』より) 以上の目的を掲げる上川中・高等学校のカリキュラムは、表1のように編成されているo 必修教科、選択教科・科目、総合的な学習の時間、特別活動、校務関係で連携がなされて いることがわかる。

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う言及にとどまっている。しかし、上川中学校、上川高校における実践の特徴でもある教 員の交流が活発に行われており、結果的に学習内容の接続が容易になると考えることがで きる。また、英語検定、数学検定、漢字検定、ワープロ検定の四つの検定を中学校と高等 学校が合同で実施しており、それぞれの生徒がお互いに刺激を与え合うことで合格率が上 昇するという効果を生んでいる。    ′ 3)総合的な学習の時間における連携 上川中学校、上川高校の一貫カリキュラムの中核を担うのは、 「総合的な学習の時間」で ある。そこで、まず各学校の総合的な学習の時間の取り組みを分析する。 【上川中学校の棒合的な学習の時間】 上川中学校の総合的な学習の時間は、以下の四つの領域に分けられている。 ① スキル(スキル学習: SS) ②地域学習(テーマ総合学習、地域一体提案型プロジェクト制テーマ学習) ③ 体験 ④ 進路啓発 各領域の時間数は表2の通りである。学年ごとに実施する鏡域も時間配分も異なっている が、地域学習から環境学習へと「グローカル」に展開する地域学習(表中では「テーマ」) は三年間を通して週当たり1-2時間コンスタントに実施される。なお、それぞれの領域 は連関しながら同時進行していく。 表2 :上川中学校各学年総合学習時間数 学年 D b D b D b 種類 スキル ィ4x986X4x ク5h8% 2犬2単位 *:2ィ4x986X4xスキル ク5h89%2 3単位 挑B犬 スキノレ x986 4rリ5h8% 2犬3単位 Cy% 犬 時数 努籀7メ 40単位 努籀7メ 刋闇ケJメ 47単位 22単位 努 メ 刋闇ケJメ iL 28単位 体験 悼% 犬 体験 等% 犬 体験 現地集合型 自主研修 )% 犬 3I% 犬 合計 都 % 犬 I% 犬 #i% 犬 (『平成16年度 かみかわの「連携型中高一貫教育」』 p59より) スキル学習は、総合的な学習の時間に取り組むために必要な、コンピュータの基本的な 使用方法、インターネットの検索方法,資料請求の仕方、訪問活動の仕方、資料・発表物 のまとめかたといった基礎・基本的な内容を扱い、各教科・選択教科の補充補完を行う学 習である。時間数は、一学年は20時間、二学年は23時間、三学年は2時間であり、一 二年で重点的に実施される。表3は一、二学年のスキル学習の年間計画であるが、テーマ 学習のプロジェクトの構想や職場実習のお礼状の作成など他領域の準備や事後指導の時間

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といった役割を持っていることがわかる。 表3: SS年間計画(『平成16年度 かみかわの「連携型中高一貫教育」』 p60より) <1学年>: 20時間 回 倬 b フ ー マ vX,ネ・Iwb 1 白 SSオリエンテーション 8, (*(,H,ノ k鶫D隴Hヌh柬H OX+x. (6メ 5(6r 2 メモ技術① 刎(/ [x*リ鳧,ネ8 8(,ネ竧.雲ク,ネ7ネ48986x/ &リ. 3 総合的な学習つてなんだ ノ Xァx,ネサ8 h,凅 H*(+リ+ (,I リリy4 逢x ク,R ろう? 乂x-H+ ,h, (*(,I (+X,H. .x*B 4 テーマ説明 h8リ5x4h4 x,ノ k [x*ク,俎8*メ 5 白 質問紹介ゲーム 囲リ*(,俯 n(+Xリx*(*ィ.x n)│リ/ リ(- ,H*(*メ 6 海亀のスープ 丶8オH,ネ5 ク7h,ノ (,ノ&i] / 蛻*イ齏 n(+x. ,h,R 話の全体を探っていく 7-12 免ツ ミニ総合 X ク7リ,ノ リリy4 逢x ク,ネ7 ィユゥ> LR 13一一14 プロジェクト立ち上げ 倬 D ネ7h8リ5x4h4 x,ネユノ ィ/ ヨネ*h. <第2学年>: 23時間 回 倬 B フー-マ vX,ネ・Iwb 1 メモ技術② 刎(,ノ> vX/ 4丿リ,冽io +X+リ.芥7ネ48986x/ 咥+8*b てメモをさせ、それを基に質問させる 2 SSオリエンテーション 8, (*(,H,ノ k鶫D隴Hヌh柯 H OX+x. (6メ ・コト 3 総合的な学習つて,なんだ ノ Xァx,ネサ8 h,凅 H*(+リ+ (,I リリy4 逢x ク,R ろう? 乂x-H+ ,h, (*(,I (+X,H. .x*B 4 調べものオリエンテ-リ (ロ vX, h, ,I+(ロ雲ケd / ¥ *h. ,h/ ヨネ*h+2 ング 5 オアシスverUP計画 舒馮ケ4 *(+8,(.) xオb霹夷ィ,ネ諄*)_ク, x/ &メ . 6 忠?「 お礼状の作成 凩H ィ ク,ネ*円x 8,ネ゙ノ ネ/ ラ8*B *時数的には.職場実習の時間で行う 7 茶b 職場実習のまとめ リ7h8リ/ 諄*) X ィ ク,ネ-ネ,h- / ラ8*B *時数的には、職場実習の時間で行う 8 ディベート基礎① 乂xク IZィ+X,H耳,(,ネ6X ク7リ, (*(,I:) +x. 9 ディベート基礎② 儉x+(,h,凛x ィ/ ル. ZH6h4(7 ク6x/ +x. ,h,R ディベートの基礎を学ぶ LO∼l2 澱 政策立論シユミレー.-シヨ ン h 越x ィ,凛x, ,Hヨネ*jI:) +x.亰ィ / ァx-B 13-1Jl 釘 自己紹介プレゼン fW' 也H/ y駅 +X,JH齪フ 櫁/ ラ8*B 15-16 プロジェクト立ち上げ 倬 D ネ7h8リ5x4h4 x,ネユノ ィ/ ヨネ*h. 次に,地域学習であるが、これは「テーマ(に関する)総合学習」 「プロジェクト学習」 などとも呼ばれている総合的な学習の時間における中核的存在であり、上川高校の総合的 な学習の時間「大雪基礎」および学校設定教科「大雪研究」へとつながっている。なお、 この地域学習のまとめとプレゼンテーションが上川高校への入学試験である。 時間配分は一学年40時間、二学年47時間、三学年47時間(表2)である。 「広がる自 分の世界」をテーマに、一学年から三学年の縦割りのグループ(プロジェクト)で課題(プ ロジェクトテーマ)を設定し取り組む。二、三学年が中心となってプロジェクトを進め、 一学年はその進め方を学ぶ、という生徒による提案型、異学年交流型の学習である。それ ぞれのテーマにつき担当教員がつくが,上川高校の教員も共同で担当し。アドバイザーと して助言・指導している点が特徴的である。 12月:小学生を招待して一年間の成果をプレゼンテーションiv

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というスケジュールで実施されているため、年々テーマは発展し、あるいは行き詰まりに よってテーマ変更をすることもあるという。 2004年度のテーマには例えば「Let's Enjoy Recycle!ゴミの分別」 「クーポンマガジン」 Ⅴ 「点字・手話を広めよう 老人介護の問題点 を探る」などがある。 体験学習は「地域の現状や課題、自分の将来を考える」ことと、異年齢集団との交流を 目的として、上川高校と合同で実施されている。一学年は高校三年生とともに地域産業体 験を、二学年は高校一年生とともに「大雪地理巡検」 (アウトドア宿泊研修)を、三学年は 高校二年生と地域環境学習として石狩川の水質調査を実施している。地域産業体験、 「大雪 地理巡検」、石狩川水質調査は、それぞれ上川高校の総合的な学習の時間「大雪基礎」の一 部となっている′ため、中学校の生徒が高校での学習を体験する有効な機会となっているの ではないだろうか。 二学年から始まる進路啓発的学習は、勤労体験学習と講演などで構成されている。旭川 大学の教員が講師として招かれたり、旭川大学1日体験をしたりなど、大学との連携が盛 んに行われていることが特徴である。 【上川高等学校の総合的な学習の時間】 上川高等学校の総合的な学習の時間「大雪基礎」は一、二学年で実施されており、上川 中学校での地域・環境学習と進路啓発学習を発展させた形で構成されている。三学年では 模擬面接や進路別学習など各生徒の進路に応じた内容を実施しているため、地域・環境学 習は実施されていない。したがって、三学年になって「大雪基礎」で学習してきた内容を さらに深めたい生徒に対して学校設定科目「大雪研究」を設置して選択履修をすることが 可能になっている。 「大雪基礎」は、上川中学校の「テーマ総合学習」の延長として実施されているが、そ のテーマは中学校と比較して限定されたものとなっており、表4にある通り、石狩川の水 質調査と、アウトドア学習が中心となり、そこに中学校での進路啓発学習から発展してイ ンターンシップが組み込まれている編成である。

石狩川の水質調査は、文部科学省認定の環境学習GLOBE (Global Learning and obseⅣati。ns t。 Bene丘t the Environment :環境のための地球観測プログラム) Ⅵとして

平成13年度から継続して実施されている。一学年を中心に、 4月から11月の間、毎月第 4水曜日に町内の石狩川流域の4地点について、 10項目の調査をグループに分かれて調査 し、そのデータ分析をもとに水質に関する研究活動を実施している。 12月には地域の有識 者、住民や中学生を招いて「水質調査発表会」を開催している。平成15年にはGLOBE 世界大会に初の日本代表として参加するなど熱心に活動しており、上川中学校の生徒の中 にはこの活動に興味を持って上川高校への入学を希望する生徒もいるという。

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表4 : 「大雪基礎」年間計画 '1 i l年次 集中 ・ その畦 嘉Ti遍這完表 i

這表

テ - マ       学習,3 動・J)集tlf B';+0.内容

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アウトドア学習は、北海道が平成14年4月に設置した「北海道アウトドア資格制度」 Ⅵ1 に関わる学習で、上川高校は平成14年7月に北海道知事に認定されたことで「基礎分野」 の資格が認定されることになった。 「自然についての知識を深め、理解し、それらを人に伝 えることでさらに深化させていくとともに、コミュニケーション能力を育てる」ことを目 的とし、インターネットや文献調査、町内9)地形調査、周囲の植物についての野外調査な どの実施、これら調査結果の発信などを実施している。このアウトドアガイド学習を生か し、 「高原温泉シャトルバスネイチャーガイド」としてバスガイドをしたり、大学と連携し てアウトドアガイド資格の「専門分野」の実習をするなど学校外で発展的な学修をしたり することで、高校の単位として認定されるなどの制度も整備されている。 4)選択教科における連携 選択教科は中学校での取り組みと高校での取り組みに分けて見ていくこととする。 上川中学校の選択科目には、内容の深化と発展的な課題を扱う選択A、選択Bと,補充・ 補完的な内容を実施する選択FS (Fundamental Study)の三種類がある。 表5 :上川中学校の選択教科時間配分(平成16年度) 学年 D b 2年生 D b 教科.時 敬 e3 3 % 犬 選択FS130単位 e3 3 % 犬 ∼5 rモR ∼5 選択A21単位 e3c3y% 犬 # % 犬 ## % 犬 合計 % 犬 51単位 犬 (『平成16年度 かみかわの「連携型中高一貫教育」』をもとに筆者作成) 選択Aは二、三学年で実施され、技術・家庭科.美術科、保健体育科、音楽家に関わる コースから1コース選択、選択Bは三学年のみで実施され、国語科、数学科、理科、社会 科、英語科に関わるコースから1コース選択で実施される。この二科目は中学校の教員に よって実施されている。 選択FSは国語科、数学科、理科、社会科、英語科に関わる複数のコースⅥ11で構成され 生徒は各科から1コースずつ5コースを選択する。 50分を1単位時間として年間30単位 時間実施される(表5)。各コースに中高の担当教員が固定され、連携して教材開発などを 実施しており、教員の交流を活発にするきっかけとなっている。また、 FSを通して中学 生と高校教員との関わりを重視しているという。高校教員が中学生と最も深く関わるのは、 三学年で実施されるFS6である。 FS6では入試の準備と高校へのつなぎ学習を目的とし、

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中学校でのまとめ学習の支援、高校入学に向けての基礎学習の支援、高校入学後の学習方 法や学習内容を把握するための支援などを実施しているC連携入試によって合格が内定し た生徒の指導を10時間程度高校の教員が担当し、高校へのつなぎ学習の役割を強めてい る。このように日ごろから高校の教員が頻繁に中学校で指導することによって、長期にわ たる生徒の指導が可能となり、生徒にと?,ても高校入学への心構えができるなどの効果が 期待できるのである。 次に高校での取り組みについて見ていくことにするC上川高校は一学年二クラスの小規 模な学校であるため、配置される教員数が少ないという問題がある。しかし、上川中学校 から美術と音楽の教員が来ることで、芸術に関する選択教科も美術・音楽・書道の三教科 から選択が可能となり、小規模校の欠点を補うことができている。中学校の選択教科Aと 高校の選択教科の授業が合同で実施されることもあり、更なる連携の強化が期待できる。 4.おわりに 最後に、上川中学校、上川高校の中高一貫カリキュラムの意義と課題を考察する。 上川中・高校の一貫カリキュラムの最も大きな特質は、総合的な学習の時間において地 域・環境学習を中心に中学校で地域(ローカル)に重点を置いた学習を進め、高校では徐々 に地球規模(グローバル)な学習へと移行することで「グローカル教育」を展開し、生徒 の視点をより高く、広いものへと発展させている点である。北海道の中央部に位置し、外 国文化との接触が比較的少ないであろう上川町において、地域と地球両方に目を向けるこ とができる青年の育成を目指している貴重な実践であるといえよう。 また、少子化に伴い全国的に実施されている高校統廃合が進められている今日、子ども の数が少ない地方では特に高校が小規模化していく,あるいは廃校となる可能性がある。 このような高校の量的減少が、高校教育の質的低下を招かないようにするための対策とし て、当該校における一貫カリキュラムや教員の交流に支えられた一連の実践が参考になる のではないだろうか。しかし、これだけの連携が可能なのは、立地条件に恵まれているこ と、歴史的に教員の交流が盛んであったことix、当該校が中学校1校と高等学校の一貫校 であるため密度の濃い連携が可能であることなどの要因があることも見逃してはならない。 なお、課題としては、中学校では幅広いテーマで実施されていた「グローカル教育」が、 高校では環境学習やアウトドア学習などの自然科学に偏った内容に限定されてしまってい る点が挙げられる。地球規模の学習は、自然科学だけではない。人文・社会科学的な発展 をどうしていくかが今後の課題となるだろう。 また、上川高校にとっては、廃校を避けるために生徒確保が重要な課題となっている。 前述したように、平成20年以降は上川高校存続のために上川町外から生徒を集めること

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中学校・上川高等学校はその後どのような実践を展開していくのだろうか、魅力ある実践 に期待したい。 <引用・参考文献および資料> ・北海道上川高等学校ホームページhttt)://www.kamikawa.hokkaido-C.ed.jD/ ・上川町立上川中学校ホームページhtt13:/瓜ihs.cool.ne.jD/ ・北海道大学教育学部教育行政学調査実習グループ 『連携型中高一貫教育の実像一北海道上川町における中高一貫教育実践- 』 (2002) ・北海道上川高等学校『平成16年度 学校要覧 教育計画』 ・北海道上川高等学校『平成16年度 学校案内』 ・上川町立上川中学校・北海道上川高等学校 『連携型中高一貫教育推進計画 Kamikawaプロジェクト』 ・上川町立上川中学校・北海道上川高等学校 『地域とともに歩む上中・上高における中高一貫教育』 ・北海道上川高等学校『campus G山de 2004』 ・上川町立上川中学校・北海道上川高等学校 『平成14年度 かみかわの「連携型中高一貫教育」』 ・上川町立上川中学校・北海道上川高等学校 『平成15年度 かみかわの「連携型中高一貫教育」』 ・上川町立上川中学校・北海道上川高等学校 『平成16年度 かみかわの「連携型中高一貫教育」』 ・北海道上川高等学校 『平成15・ 16年度文部科学省指定 GLOBE推進事業実践報告』 (平成16年2月) ・北海道上川高等学校『2002 研究集録一研修と実践の記録一第15号』 ・上川町立上川中学校『平成16年度 かみかわの連携型中高一貫教育(資料)』 ・上川町中高一貫教育推進委員会・北海道高等学校教育経営研究会 『豊かな中高一貫教育を創る一地域と共に歩む上中・上高の実践』 (学事出版, 2004) ・聞き取り調査によると,中高一貫教育導入前は50%代であったが、導入後は平成14年 が63.4%、 15年66.7%、 16年70.6%とのことであった。 1.平成14年度:一年38名、二年32名、三年35名、特殊学級1名の計106名 平成15年度:一年34名、二年34名、三年34名、特殊学級1名の計103名 平成16年度:一年39名、二年33名、三年35名、特殊学級3名の計110名 (『かみかわの「連携型中高一貫教育」』平成14年版,平成15年版,平成16年版より)

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・11表6 過去5年間の上川高等学校卒業生の進路 年度 (シi b 進学 剌A職 凾サの他 12年度 鼎 24 鉄ゅS R 9 " R 8 偵S R 13年度 24 田2 R 5 2 R 9 2縱 R 14年度 " 12 r經 R 13 鼎 緜 R 7 纉 R 15年度 鼎 24 田 R 9 "經 R 7 r經 R 16年度 " 19 鉄偵C R 9 ゅ R 4 % S R (平成18年2月段階上川高等学校ホームページより) ・Vまとめとなるプレゼンテーションは多くの保護者や町民が集苦り、 「タウンミーティン グ」のようになることもあるという。 ・このプロジェクトはもともと地域産業の活性化のために、地域通貨を作ろうというとこ ろからスタートしたが行き詰まり、クーポンの発行へと転向、発展している。上川町の多 くの商店が参加しており、テーマ学習の中心的存在となっているという。 vi1994年にアメリカで始まった環境学習.日本は1995年から参加。2004年1月現在101 カ国、 11000校以上が活動している。 Ⅵ1安全で質の高いアウトドアガイドの育成を促すとともに、アウトドア活動の健全な発展 を促進することを目的として設置された。北海道でアウトドアガイドが身に付ける最低限 度の知識・技術を網羅する「基礎分野」と,山岳、自然、カヌー、ラフティングなどアウ トドア事業分野ごとに求められる知識・技術を含む「専門分野」の二嶺域からなる。 vill 2002年度は国語科2コース、数学科4コース、社会科4コース、理科3コース、英語 科3コースの計16コースが設置されている。 Ⅸ上川中学校と上川高等学校は、中高一貫校になる前から中高教員の交流を27年間続け ているという地盤がある。 ・北海道教育委員会では、幅広い教育課程編成および特別活動や部活動などの効果的な編 成の観点から、 4-8間口を高等学校の望ましい規模としている。しかし平成14年度の段 階で3間口以下の普通科高等学校は199校中97校(内、 8校は市町村立高等学校)あり、 3間口以下の学校しかない学区が55学区中16区であった。そこで、全日制課程普通科の 通学区域を平成17年度より26学区とすることで生徒の学校選択の自由を拡大するととも に、学校規模の適正化をはかることとなった。なお、学区外からの就学は以下のとおりで ある ・石狩管内以外から石狩第1-8学区への就学は入学定員の5%まで認める。 ・その他の学区への就学は入学定員の10%まで認める。 ・全ての学区において3間口(第1学年の学級数)以下の高校への就学は入学定員の50% まで認める。 ・石狩第1-8学区間で入学定員の20%まで認める。 『北海道立高等学校の通学区域の在り方について(答申) 』 (道立高等学校通学区域改善検討会議,平成15年)より

表 現 冕)&amp;リ, 俾兒「餒 +リ. )Eノ ク/ Jリハ x. ヨB i 9g 9D隴B 剿J性や表現力を磨くための高等学校2年間   / / /  恒の‑≡‑ロシア三吉.ハングル.中丸臥;j‑伝‑.隠CG.臥‑太凱批≡‑」‑‑タンス.一人楓稲葉i事l 

参照

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