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体型と袖山パターンの関係について

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Academic year: 2021

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1

体型と袖山パターンの関係について

The Relation between Body Forms   and Patterns of Sleeve Top

中 野 慎 子

藤 田 公 子

1.はじめに

       ロ  被服構成実習において袖の仮縫い時に経験することであるが、体型によって袖山頂点を前や 後に移動したり、袖つけ線を多少繰り入れたり出したりすることで、無理なく腕にハングする ことができる。そうしたことから考えられることは体型の違いによって袖山の形態に差がある ということである。そこで、人体の体表面形態から袖のパターンを考えることを目的として、 右上半身と上腕部の体表面にラップフィルムと粘着テープを用いて体表面形態の採取をおこな った。この結果得られたレプリカ展開パターンから体型分類をし、どの部位に差が認められる か。また、補正の出来るだけ少ないパターンにするためには体型によりどの部位のパターン補 正が必要であるかを検討した。

2.資料、ならびに研究方法

 被験者は本学学生42名。被験者は上半身ブラジャ ーのみとした。実験方法は袖原型作製に必要と思わ れる基準線を設定し、被験者の体表にマジックペン を用いて記入した。(図1)  被験者の体格、体型を知るために次の12項目の計 測をおこなった。身長・体重・胸囲・前腋点間幅・ 後腋点間幅・腕付根囲・腕付根矢状径・肩先点から 前腋点・肩先点から後腋点・後腋点水平囲・袖丈 肩先点 後腋点 後腋点水平囲

.三qU

図1 計測部位基準線 腕付根囲 前腋点 上腕中心線 袖丈20c囲 (20cの水平囲・肩角度である。また、計測と同時にシルエッター写真で前面・側面の撮影を おこなった。  体型採取方法としては右上半身と上腕部にラップフィルムを張り、その上に粘着テープを二 重張りにした。最初腋窩部の接着からはじめた。腋窩部を接着するために腕を30。∼40。上挙さ       74

(2)

2 袖山頂点(肩先点) ︵ 体型と袖山パターンの関係について  後腋点水平位線 一一回@窩水平位線 、上腕腋窩線. 占腕中心線 図 開 展 力 ℃ フ レ 上腕腋窩線 2 図

     F    I

     ・、︸

     コ

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    畠 ﹁   ヘ 

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     E

図3 レプリカ平面展開測定点 せた状態で脇下と上腕腋窩部を接着し、次に手を下垂した状態で全体を接着した。袖丈は20cm 三線までとした。基準線の名称は(図1)に示した通りである。  体表から取りはずしたレプリカを腕付根囲線にそって胴部と上腕部を切りはなし、上腕部を 次のような方法で展開した。上腕中心線を折山として上腕腋窩線を切り開き、次に上腕中心線 を後訳出水平位線まで切り(図2)のように1.5㎝間隔で径方向に後腋点水平位線まで切り開 いた。後出点水平位線から袖丈20㎝までは3㎝間隔で切り開いた。  平面展開したパターンについては、(図3)のようなA点からH点、および1、J、 K、 L、の基準線を決め、次の箇所の測定をおこなった。  BD:山鼠点水平素線における後の幅。  DC:後腋点水平位線における前の幅。  EO:腋窩水平二線における後の幅。  OF:腋窩水平位線における前の幅。  AO=袖山頂点から腋窩水平位線までの高さ(袖山の高さ)。  AD:袖山頂点から後腋点水平位線までの高さ。     AE:袖山頂点から後上腕腋窩点までの曲線の長さ(後袖つけ線)。     AF:袖山頂点から前上腕腋窩点までの曲線の長さ(前袖つけ線)。  AH:後袖つけ線とAE線の交点Hと袖山頂点Aの直線距離。

 HE:AE−AH

 AG;前袖つけ線とAF線の交点Gと袖山頂点Aの直線距離。

 GF:AF−AG

 I:GFの長さの二等分線上の直上線と前袖つけ線との距離(前のくり寸法)。  J:AGの長さの二等分線上の直上線と前袖つけ線との距離(前のはり寸法)。  K:AHの長さの二等分線上の直上線と後袖つけ線との距離(後のはり寸法)。  L:HEの長さの二等分線上の直上線と後袖つけ線との距離(後くり寸法)。       73

(3)

3 体型と袖山パターンの関係について

結果、および考察

3. 3−1.被験者の体格 被験者の体格は(表1)に示す通りである。

MIN

MAX

CV

S 囲X 目 .項 表1 被験者の体格 計 測 145.30 43.00 72.00 26.50 31.00 31.50 11.40   9.80 11.00 22.50 20.50 17.00 163.70 62.50 94.00 35.00 38.00 44.00  8.40 13.50  17.0 38.50 30.00 30.00 3.05 9. .91 5.01 0.58 1.65 6.45 8.17 7.90 8.97 12.29 8.70 14.4/ 4.76 4.86 4.06 1.84 5.49 2.33 0.79 0.91 1.23 3.29 2.07 3.38 155,9ユ 49.05 81.10 31.64 32.23 36.19  9.64 11.52 13.72 26.76 23.80 23.46 (cm) (k9) (cm) (11) (tt) (tt) (m) (tt) (u) (u) (t/) (o)

長重囲三幅口径点点囲囲度

冠冒状腋腋平平

π肝

 根矢前後水水9

点点根∼∼点曲角.

 付 点点 @

腋戸

  付先先腋丈

身体胸前後腕腕肩肩後袖肩

ユ23456789012

       1 

1  1 3 一2. レプリカ平面展開パターン測定値  レプリカ平面展開パターンの測定値結果は(表2)に示す通りである。以後これらをパター ン測定値とする。 ⋮m 8.90 6.10 12.70 11.30 9.50 7.40 16.10 15.50 8.50 1.20 7.30 2.50 0.20 0.80 0.90 0.oo

MAX

12.30 13.30 16.40 17.00 16.40 13.20 24.30 24.10 16.30 9.90 14.50 10.30 2.30 3.20 3.oo 4.10

CV

溺乏旧湘脚ぷ舶加認溺加町溺認湘創器

0110110113124227

表2 レプリカ平面展開パターン測定値

舶讃仰漁釦⑳器m⋮澗澱器肝魂茄溺岱

.0111111211110000

S. 雪x. 10.33 9.50 13.32 13.19 12.04 10.12 19.50 19.34 21.59 5,90 10.65 7.27 1.25 1.91 1.93 0.95

測定項目

1.BD 2.DC 3.EO 4.OF 5.AO 6.AD      7.AE      8.AF 9.AH 10.HE 11.AG 12.GF 13. 1 14.J 15.K 16. L 72

(4)

コ 表3 計測値の相関係数

[腕付根囲:

  BD−DC 鞭二幅一前… 肩  角  度    BD   !    DC    AO   !    AD          AE    I    愈  i    AH    i          l    AG    l     I     J     K     ;     L

腕棚壽「欝醸19b

DC

ilb

…(

AH

      i  …

.。.144………11

    「       …   1 0・041一・058

@: I i 、

一〇●085.0’116:0・232

堰@: … 1

0・517:0・451F0・1SOI O・1061         0.5281−0.7561  0.024. 一〇.023・  0.189        1    …    !    1  0.387… 一〇。017 −O.17d  一一 Z,ユ92旨@ 0.047i  O.0131     E       …       1      」 0・396iO・00・c一・…1i一・・33・…・・,761・・1・・i          0.647 −0,197 −0.131   0.002i  O.ユ841  0.3271         ・・551;・・17gl一・・168:一・.16・旨・.288一・.・27 ・・25P・・2961・・31Sl・・126…・・44gl一…6gi O’161ノ0・3830・’7410・070…一〇・0430・363、 ::論調二1:1:1…二1:lll「::lll「織 ・・17・c…61:・…71…2面・・821一…81… 0・132−0・502?n・’461 一・・21・卜・・173i・・245i    r一一一一 1     1    !    1   1        1

口li

   i  i i 11

田旧

O.694

堰@i i :

o.7soli o.ss21 l O.716i O.820iO.677i I       I O.4841     0.157         0.439        0.273 61(611 一6166kl 61S621・ 一616ggl O.277 O.4031 o.1381 O.460        1 0.603i O.3811・ O.4501 O.513i    l 一 一.1 . 一.1 0.5131     0.319i O.545        0.349i    I     l    l     i O.274 P O.268i O.3751i O.2261  O.3631  0.112  0.387  0.610i −O.1261

AG

1     1     !     :  1         1     1      {         「     I     i   I     F     …  i         !     }  l     i  1        一〇.48α        … 0.597LO.021… 0・357…0・0761        0.2141−O:109:     1 J

K

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L

心 伴套︸、為糖1\θ圏索竃Oぐノ

(5)

      体型と袖山パターンの関係について      5 3−3.測定値の相関係数  (表3)は42名の資料から得た身体計測値、ならびにパターン測定値の相関係数を求めたも        コ        のである。身体計測値の腕付根囲とパターン測定値との相関はBD、 DCの袖幅と、 AF、 AEの 袖つけ線に0.5∼0.6の相関を示している。項目BD−DCは後腋点水平位線上の前と後の差で、 パターン計測値DGとは一〇.756と高い負の相関を示し、1、しのくり寸法とも関係があるとい える。後腋点間幅一前腋点間幅においてはADの袖キャップの高さと171/Hの前袖つけ線にやや 関係がある。肩角度とはADのキャップの高さと1、前のくり寸法に一〇.3の逆相関を示してい        る。AOの山の高さはAE O.78とAF O.71と高い相関を示している。 ADとAFも0.82の高い 相関を示している。  3−4.袖パターンの類型化  腕付根囲寸法とパターン測定値において、特に袖山と袖幅に相関がみられてたので、パター ン比較に際しては腕付根囲寸法によって分ける必要がある。そこで、腕付根囲の範囲を又+σ 以上、とX±σ、x一σ以下の範囲に分類した。腕付根囲X=・36.17cm、σ =2.33cmである。 ヌ+σ以上の範囲に7%、X±σに83.5%、 X一σ以下が9.5%であった。 X+σとX一σに含 まれるのが少人数であったので、これらの人を除き又±σの範囲で展開パターンの比較とし、 類似性をみることにした。  3−4−1.前肩、普通肩、後肩と袖パターン  測定値の結果、後腋点水平位線BDとDCの長さに差が認められた。そこで、後腋点水平位線 の後の幅RDをBとし、前の幅DCをFとしてB−Fを求あた。 B−F>1.1cmの範囲をB>F、 1.Ocm>B−F>一1.0㎝の範囲をB≒F、 B−F<一〇.9cmの範囲をB〈Fとし三つの範囲に分 類した。その結果B>Fが37.1%、B≒Fが5L4%、 B<Fが11.5%であり、 B>Fの出現率が 一番多い。B>Fに属するパターンの体型は上腕中心線が前よりにあり、肩先の位置が普通体 型より前に出た前肩体型である。F≒Bは普通肩体型で肩先が上腕囲のほs“中心にある。 B<F は肩先が後ろ寄りにある後肩体型である。(図4)はシルエッター側面写真と上腕レプリカ展 開パターンをB>F、B≒F、 B〈Fの3体型に分類した中の一つである。  後腋点水平線BCがほとんど同じ長さでB>F、 F≒B、 B〈FのパターンをBC線を基準に 重合してみたのが(図5)である。B>Fは肩先点(パターン上の袖山頂点)がB≒Fより二 一 ε 普通肩体型 B一 …”曹一1耳一…一噌『”一ご +−⋮⋮

BkF

 図4

               リロヒロの    り   コ サのコ ロ       B     十D   C       後肩体型   前肩体型       B>F 腕の付き方と上腕レプリカ展開(袖パターン)         70 …”一…SD曹曹…一’一一’… B〈F

(6)

6 体型と袖山パターンの関係について . ■’ E’     , ’  .h曹秩@     一・一・一B  ●!   ノ  ・ ^ /  1!  ’    . h /  1 !i ’、  ’      o 1    、 堰@  “堰@  “■  6       ! 撃戟@ill    l、し一._一一⊥ 「      、 堰@     }・一、1       「l       l ’ 、   ,・一一,        o曾’ 一’一●一●一・二二≒矧

       一BIF

図5

゚障B<Fの?M’ xe

 一la

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十la 十2a   一×  、  、   ,’ @, ’

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﹁ の方にあり、後袖山がくり下げられている。B〈F はB≒Fより肩先点が後よりになり、後袖山線がく りあげられている。  パターン測定値の結果を用い、B≒Fを基準線と しモリンソンの関係偏差折線により二型の比較を試 みた。(図6)  B>F、B≒F、 B<Fの休型差の現われている項 目はDC(後出点水平位線上の前の幅)、後袖つけ 線上のHneE一Aおよび後袖つけ線のくり寸法しであ る。DC、 HE、 L}こおいてB<Fは長く、B>Fは      基準線:F≒B(普通肩体型)          一B>F(前幅体型)         一一…B〈F(後肩体型)体型比較をおこなった。(図7)   図6腕の付き方とパターン測定値    結果、後腋点間幅の大きい屈身体型では、五D     の比較        (袖山頂点から論点水平位までの高さ)が短かく、 HE、 GFの長さも短かくなる。また、くり寸法1が少なくなっている。三身体型ではGFが         3σ以上の差があり、AO、 ADの高さにおいても3σに近い差がみられた。また、 AF、 GF といった前袖つけ線の長さにも体型差が認められた。(図8)普通体型と屈身体型にみられる 袖の展開パターンである。  3−4 一3.いかり肩、普通肩、なで肩と袖パターン  被験者の肩傾斜角度はX=23.46。、σ=3.38。であった。x+σの範囲26.85。以上とX±σ       69 短かくなっている。これとは逆にB〈Fが短かく、 B>Fが長くなる部位は、BD、 EOの後の袖幅に 関した項目と後袖つけ線のはり寸法Kである。B 〈F、B>Fにあまり関係のない項目は袖山の高さ に関するものである。  3−4−2.出身体型と袖パターン  後腋点間幅と前腋点問幅の差により上体の形態に 差がみられる。最近の学生は後腋点間幅の大きい者 が多く屈身体の傾向にある。そこで後腋点間二一前 面点間幅の差を求めた。差が一1.5cm∼1.9㎝を普通 体型、2.0㎝∼4.9cmを普通体型と二身体型間とし、 5.0㎝∼8.Q㎝を屈身体型の範囲に区分しt。その出 現率は普通体型40%、やx二身体型が42.9%、二身 体型が17.1%であった。  普通体型を基準にモリソンの関係偏差折線により

(7)

の範囲20.08。∼26.84。、 20.07。以下とし、x+σをなで肩、 x±σ を普通肩、 X一σをいかり肩と区分し た。これら3タイプの出現率はなで肩が 18%、普通肩58%、いかり肩24%であっ た。普通肩を基準として他と同様にモリ ソンの関係偏差折線により体型比較をお こなった。(図9)  結果、普通肩に比べ著しく差の出てい る項目は袖山頂点から後水平位線までの 長さADである。同じく腋窩水平位線ま での高さAO、すなわち袖山の高さに関 する項目である。特にAOの項目でなで 肩に一1σ以上の差がみられた。いかり 肩は普通肩に比べてやや負の傾向が示さ れている。次に差の認められる項目は      AE AFの袖つけカーブラインの長さで ある。いかり肩は前後罪刑通肩 より短かく現われている。特に       前袖つけ線AEが一1σに近い。       

なで肩はAEとAFの差が他の

       

二者よりも大きくAF〈AEの

       成績である。AFは1σ以上短     かく、AEは普通肩に近い贋判        (つけ線の長さを示している。   体型と袖山パターンの関係について X一σの範囲

m[磐EO呼酌@舐︵ぜ岬罪AG醜IJKL

一3σ 一2σ 一1σ M     十1σ 一 1 \ 、、 @、 i

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ノ M 基準線:普通体型   一や・屈身体型   ’一冒一屈身体型、 図7 上体の形態とパターン測定値の比較 7        ’普通体型       図8 普通体型と二身体型の袖パターン        AHについては、 いかり肩は普通肩よりもやや短かく、なで肩 は普通肩よりも正の方向、すなわち長く示されている。前後腋窩部に入りこむくり寸法1、L はなで肩が最も短かく、1σに近い。袖キャップ上部のはり部分で、なで肩の前はり寸法Jは 普通肩より負の傾向である。いかり肩は前袖つけ線のカーブラインで前のはり寸法のみが普通 肩より負の方向にある。(図10)はいかり肩となで肩の代表的な袖のパターンである。  3−4−4 袖つけ線カーブラインと弧形度 袖つけ線のカーブラインは円弧状に曲がっている。この曲りの状態を弓形度として算出した。 弧面面F1(%)輪・.1・・.弧山烏・・(%)遠・….弓形度・・(%)一丁・1・・.弧重度

B・(%)「義・1・・式で勅た.また、瓶・凪舐鰍・後袖つけ瓢・前袖つけ線

      68

(8)

8       体型と袖山パターンの関係について

AF直線の長さに対してAHとAGの

       比を求めた.算出法は顛・10と.箏        AF        AE x10とした。  体型別に弧形度、および袖つけ線の 比をモリソンの偏差折線で比較してみ た。(図11)  腕の付き方によ’る体型別では前日体 型において、後袖つけはりカーブは弧 形度Blより他の体型とほとんど変わ _2σ,  一.1σ M     十1σ1 \メ ㌧  〆m’ 7  ノI’’   「 @ ’ @’m〆 AO・  ’ @’

、、、、  、 AE・ `F・    ’ @’f’

一BD−DC−EO−OF一﹃AD︵︵一AH一一一IJKL

一、 、 、 @  、 、 @   、噂軸、 ,’ ’f﹁ ,’ 喰 、、  、、 HE・ `G・ fF・ @ . 〆ノ が,ノ 倹 、 、 、、 、、 @、   ’ @〆@!’         基準線:普通肩          ・一 いかり肩          ,’’”なで肩 図9 肩傾斜角度とパターン測定値    の比較

   一20 一la

べE:AH 爵:AG

M

十la

 メ,! Fl e2 aI’ a2一’ 鼈 、 ’、   ,  . C’ AH・ `G’ ’ ‘    一2a   F,   F,   B,   B, AE:AH AF:AG 一la 基準:普通肩体型     前肩体型  一一一一一後肩体型

M

十lo︸ /トー 5 一モ;モ 、  、 馳 、 、 、 、   、    、 /フ . 、  −

、、 @、  、   、

1

一2a 一la 基準:普通体型     や・屈身体型  一辱一.一屈身体型

M

十1σ AE:AH AF:AG        基準:普通肩        いかり肩       ’一一幽なで肩  図11体型別、孤形度の比較 Fエ F2. ’\

_\

Bい 、 、 @、  、 、 Bz  ’@’P 一 〈、’ :、 AH−AG・ \  、 _\\

雫丁轟

図10 いかり肩となで肩の袖パターン 67

(9)

      体型と袖山パターンの関係について      9 らないが御形度B2が一一〇.78σと小さく、五E:AHの比からもHEの長さが短かくしのくりが 少ないことがわかる。前の袖つけカーブラインはAF:AGの比が小さい、すなわちAGが短 かくて弧形度F1が大きく上腕骨頭のはりが大きく描かれている。つづいて腋窩部に入るカー ブラインは齎が長く、陣形度F2も大きく、大きなくりカーブラインを示している。後肩体型 では普通肩体型とほとんど変わらないがAE:AHが小さく示され、後のくりカーブHEが他 の体型よりも長くなっている。 普通体型と屈身体型による袖つけ線カーブラインの形状は弧形度B1(後の袖つけ線はりカー ブ)は3体型ともほとんど変わらない。品形度B2の部位、すなわち後のくりカーブEHが屈 身体になるほど短かく浅くくられている。また、前の袖つけ線においては、屈身休型になるほ どF1の弧形度は小さく現われ前の袖つけ線はりカーブが低くなだらかであるといえる。腋窩 部にのびるくりカーブGFは短かく弧形度F2が一1.76σと2σ近く小さく浅いくりを示して いる。  肩傾斜角度による袖つけ線カーブラインの形状は、弧形度B1の結果からみて、後袖つけ線 はりカーブには体型による差はほとんどない。つづいて腋窩線上にのびるくりカーブにおい て、なで肩は普通肩よりEHが短かく、弧形度B2が示しているように他の体型に比べくりカ ーブが少ない。前袖つけ線ではなで肩はAGが他の体型よりも長く、はりカーブは弧三度F1 が一1σを示し、ゆるやかなカーブラインを描いている。このことからなで肩は袖山の高さは 低く、前後袖つけ線がゆるやかなカーブを描いているといえる。いかり肩体型は弓形度F1か ら袖つけ線のはりカーブが、普通体型よりやや負の傾向である。はりカーブからつづく腋窩部 に近いくりカーブは品形度F2からみて普通体型よりややくりの強いカーブになっている。  3−4−5 各体型別いせこみ量  袖のパターンを考察する場合、肩から腕にかけての形状を充分に観察し、それをもとにして、 いせ量の配分をしなければ実際に布畠等で袖をつけた場合に不自然なしわやつれ、ねじれが生 じる。そこで体型のちがいによるいせ量がどのよ うな配分であるか検討してみた。袖の展開パター ン(図12)に示したように、前の斜線部分を丸い せ量とし、後の黒塗りの部分を後いせ量として、         1        ‘        t        _一一一の一一P・一一一,rt袖つけ線上で寸法をはかり、体型別にその差をみ た。(表4)は各体型別のいせ量の平均値と標準 偏差を示したものである。体型別にいせ量をみる と、後腋点間幅一側腋点間幅の差の少ない普通体 型では腹いせ量X=・2.420nと後いせ量ヌ=2.04cm が一番多く、次いで前肩体型の前いせ量X==2.25 ㎝が多い。なで肩体型と後肩体型は少く表出して       66 図12 いせ.計測部位 口前いせ量 ■後いせ量

(10)

10 体型と袖山パターンの関係について

表4体型勢いせ量

x

  1∼一x     い 体  型     ’.x. 量 せ 、 F (いせ) 叉 a 普 愛 !て 通 肩 肩 肩 1.94 2.25 1.48 O.72 0.88 1.07 B (いせ) a

普や屈

 や

通屈身

 身

体体体

2.42 1.85 1.58 普 い な か 通 で り 肩 肩 肩 2.10 1.82 1.46 1.76 1.74 1.35 O.60 1.05 0.44 O.93 0.92 0.72 2.04 1.82 1.25 1.76 1.73 1.39 O.85 0.93 0.66 O.81 0.95 0.83 o. q. 3 0. 9. 7 0.70 表5  分散 分析表 要 因 s ip 1

v

F

B

Fo

AE

間 体 掴差

屈計

と 体 通 室川

AE

問 体 鼻差

屈計

と 体 通 236.8e5 749.767 986.572 264.021 1202.929 1466.950

Qゾ0一18

12.  − 236.80539.461 6.001** .. P9LI 264,021 66.82{ 3.951* F…前いせ B…適いせ * 危険率5%で有意差あり **危険率1%で有意差あり いる。  各体型別に、前いせ量と後いせ量について分散分析をおこなった結果、(表5)のように普 通体型と屈身体型間に有意差が認められた。特に前いせ量に危険率1%で有意差が認められ、 恥いせ量にも5%で有意差が認められた。他の休一間についても検討したが有意差はみられな かった。 4. ま と あ  (1)パターン測定値の結果BDをBとし、 DCをFとした時、 BとFに差が認められた。 そこで、B>F(前肩体型)、 B≒F(普通肩体型)、 B〈F(後肩体型)の3体型に分類し、袖の パターンを比較した結果、前号体型においてはDC(腋点水平位線上の前の幅)とHE(後袖つ け線くりカーブの長さ)とし(後くり寸法)が短かくなっている。後肩体型ではBD(後腋点 水平位線上の後の幅)とEO(腋窩水平位線上の後の幅)とK(後はり寸法)が長くなってい る。        65

(11)

       体型と袖1」i xeターンの関係について      11  ② 後腋点間幅一前腋点間幅の差によって上体の形態を普通体型、やや屈身体型、屈身体型 の3体型に分類し、袖のパターンを比較した結果、個身体型は普通体型に比べて、AD(袖山 頂点から腋点水平二線までの高さ)とAO(袖山頂点から腋窩水平位線までの高さ)に3σに 近い差がみられ袖山の高さが低くなっているといえる。HE(後くりカーブの長さ)とGH(前 くりカーブの長さ)が短かく、1(前くり寸法)が小さくなっている。  (3)肩傾斜角度により、いかり肩、普通肩、なで肩の3体型に分類し、袖のパターンを比較 した結果、普通肩に比べてなで肩はAD, A◎といった袖山の高さに関する項目に差が著し        く、袖山が低くなっている。また、AE(前袖つけ線)が短かく、 AH(後袖つけ線はりカー ブの長さ)が長くなっている。前後腋窩部に入るくり寸法1、しも短かく、J(前はり寸法)も        短かくなだらかな前袖つけカーブを示している。いかり肩と普通肩とはAF(前袖つけ線)が 短かくなる程度でほとんど変わらない。  (4}袖つけ線のカーブラインは円弧状に曲っている。この曲りの状態を弧形度として算出し 体型別に比較した結果、前出体型ではB2(後くりカーブ)が浅く、F1(前はりカーブ)、 F2 (前くりカーブ)が大きくなっている。普通肩体型と後肩体型とは、ほとんど同じである。ま た、屈身体型ではF2(高くりカーブ)が小さく、F1(前はりカーブ)も当身体型になるほど 小さくなっている。なで肩体型ではF1(前はりカーブ)が小さく、B2(後くりカーブ)が他 の体型に比べ小さくなっている。  (5)袖のパターンから求めた、いせ量を体型別に比較した結果、普通体型が前いせ、云いせ ともに多く,次いで前言体型の前いせが多くなっている。また,なで肩体型と後肩体型にはい せ量が少ない。各体型別に有意差の検定をおこなった結果,前いせ量と旧いせ量間に普通体型 と屈身体型間に有意差が認められた。  以上,体型別に袖のパターンを比較した結果,袖のパターンの特徴,および,補正部位を把 握することができた。  終わりに本研究のためにご協力いただいた研究室の助手諸氏,ならびに被験者に深謝いたし ます。 参

 12り04︻0

 ︶︶︶︶︶

考 文 献 小池千枝;袖、文化出版局(1979) 間壁治子;家政学雑誌、Vol.29, No.5 畠山絹江、他;京都女子大学被服学雑誌、Vol.27, No.1 磯田浩、他;衣生活、4月号、No.1(1982) 樋口ゆき子、他;家政学雑誌、VoL 32, No.3(1981) 64

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