論理の三角モデルを用いた三方向論理組み立て活動の設計
と演習システムの開発・評価
Development and evaluation of exercises system of a three-way logic assembly
activities using the triangle logic model
北村 拓也
1, 長谷 浩也
2,前田 一誠
2,林 雄介
1,平嶋 宗
1Takuya KITAMURA
1, Hironari HASE
2, Kazushige MAEDA
2, Yusuke HAYASHI
1, Tsukasa
HIRASHIMA
11
広島大学大学院工学研究科
1
Graduate School of Engineering Hiroshima University
2
環太平洋大学次世代教育学部
2
Faculy of Education for Future Generations of International Pacific University
Abstract: To represent only the toulmin model, which is widely known as a way to structurally represent
the logical claim to three of the element "data", "warrant", "claim" the three elements of the relationship structurally vision of and instructions enabling the proposed logical triangular model was designed logic assembly activity using the logical triangle model. Further develop the exercise system based on this design, were evaluated experimentally.
1.はじめに
近年,コンピテンシとしての論理的思考力が注目 されており,教育国際学力到達度調査(PISA)や全国 学力調査の課題において,主張に対して,「根拠」と なる事実・客観的な証拠資料とその根拠がその主張 を示す理由である「理由づけ」を与えることが求め られるようになってきている(1).この論理的な主張 の構造を表現するモデルとして,Toulmin モデルが広 く知られている(2).このモデルでは,主張・理由づ け・根拠・限定・反証・裏付けの 6 要素によって論 証の構造を定式化しているが,Bryan はこの六要素 のうちの主張・理由づけ・根拠の 3 つの組み合わせ とした,論証能力のモデルを提案している(3).また, 「論理の三角ロジック」と呼ばれる上記三要素のモ デルも使われている(1).この背景には,Toulmin の 6 要素を直接教えることの難しさが挙げられる.堀江 は Toulmin モデルを中学生に教える実践結果から, 「裏づけの指導が困難であり,成果を挙げることが できなかった.これを踏まえて中学生の指導として は,まず,主張・事実・理由づけの三角ロジックを 1・2 年生の間に教えることが効果的であると考えら れる」と述べている(6). しかし,従来使われてきた三角ロジックには,辺 に意味づけがされていなかった. 本研究では,「論理の三角ロジック」の各辺に推論 の意味を持たせた「根拠・理由付け・主張」の三つ を構成要素とする「論理の三角モデル」を定義する. また,Toulmin モデルをシステムに取り入れた研 究も行われているが,学習としてフィードバック機 能を備えたインタラクティブ化を指向する研究はさ れていなかった.そこで本研究では,Kit-Build 方式 (7)を用いた論理の組み立て活動演習システムを実 装した.Kit-Build 方式は,あらかじめ学習者に部品 を用意しそれを組み立てさせることで,システムの 自動診断を可能にする方式である.このインタラク ティブ性を持たせたシステムの評価実験も行ったの で報告する.2.Toulmin モデルを用いた教育
論理的思考の育成に関しては様々な方法が提案さ れている.論理的思考の定義は様々であるが,ここ では「根拠・理由づけ・主張を意識し,その組み合 わせを考えられる力」と定義する.論理的思考力を どのように育成するかという問いに明確な答えは見 つかっていない(1).そもそも論理的思考は直接教え られるものではなく,活動を通して育成されるもの である(8).これまでに,論理的思考力を育成するた めの様々な活動が提案されてきた.鶴田らは,比べ 読みを提案している(9).これは複数の情報を集めて 人工知能学会研究会資料 SIG-ALST-B505-02比較・検討させることで,論理的思考力を育成しよ うという試みである.また佐藤は,反論指導を提案 している.これはディベートにおいて,教師による 適切な反論指導が,学習者の論理的思考力を育成す るという提案である.これらの活動は,活動の中で 論理的思考が求められる.しかし,それらの活動自 体が論理的思考というわけではなかった. 例えば議論においては論理的思考が求められるこ とになるが,議論自体が論理的思考というわけでは ない.つまり,論証構造そのものを直接扱う活動が 論理的思考力の育成には必要なのでは無いか. 論証としての推論研究のほとんどが,Toulmin モ デルを推論スキル評価の基準として部分的に採用し ている(10).Toulmin モデルの単純な教授方法として は,Toulmin モデルを提示し,学習者に説明付きで 伝えることである.しかし,この教授法には問題が あることを鈴木は主張している(11).まず,モデル を構成する要素の抽象性が極めて高く,正しい解釈 が難しいこと.また,解釈には当該領域についての 構造化された知識が必要であることが挙げられてい る.よって,抽象的な Toulmin モデルを単に伝えら れただけでは,学習者がこのモデルを獲得すること は難しい. 横尾は,中学校社会科の授業において,根拠・理由 づけ・主張の整合性を教師が指摘しながら討論を行 わせている(12).しかし,今後の課題として生徒が 十分に根拠を用いて主張をしていたとは考えづらく, 根拠と理由づけをどのように関連付けするかの手だ てが不十分であったことを挙げている.先に挙げた Toulmin モデルや論理の三角ロジックを用いた活動 は,論理構造自体を扱わせていない.つまり,論理 構造自体を操作対象とし,インタラクティブ性を持 たせるような試みは今まで行われていなかったと言 える.本研究は,論理構造自体を操作対象とし,イ ンタラクティブ性を持たせる試みである.
3.論理の三角モデル
本研究では論理的思考の一つの形態として,主 張・理由付け・根拠の三つで構成される論理の三角 モデルを提案する.ここで,根拠は主張に対する客観 的な証拠資料・事実を示し,理由付けは根拠と主張を 結び付けるものであり,根拠が存在した場合に主張 を導くことができる理由を表すとする(1) . 本研究では,これらの要素とその関係性を明示化 し,各要素を推論によって導きだすことで,適切な論 理的思考を学ぶための活動が設計できると考えた. この際に用いる論理の三角モデルを図 1 に提示する. 論理の三角モデルは,各辺の両端頂点の情報から,対 頂点の情報を推論する,二要素から一要素を推論す る推論モデルである. 図 1 論理の三角モデル 具体的には,(1)主張と理由付けの組から根拠が推 論可能である(根拠推論)(彼はイギリス人である, バミューダ生まれの人はイギリス人であるという二 要素から,彼はバミューダ生まれであるという根拠 を推論可能),(2)主張と根拠から理由付けの推論が可 能である(理由付け推論),(3)理由付けと根拠から主 張が推論可能である(主張推論),を表している.論 理思考には,大きく分けて三つの種類がある.基本 となる演繹法,事実から法則を見つけ出す帰納法, 仮説的にルールを発見するアブダクションである. 三角モデルで,それぞれを表現出来る.演繹は,根 拠と理由づけから主張を導く,主張推論に相当する. 具体的には,根拠「ソクラテスは人である」と理由 づけ「人は必ず死ぬ」から,主張「ソクラテスは必 ず死ぬ」を導くのが演繹である.帰納は,根拠と主 張から理由づけを求める,理由づけ推論に相当する. ただし,帰納が複数の根拠と主張の組を必要とする のに対して,三角モデル一つでは,一つの根拠と主 張の組しか表現できないため,完全な帰納とは言え ない.具体的には,根拠と主張「人であるソクラテ スは死んだ」から,「人は必ず死ぬ」を導くのが帰納 である.最後にアブダクションは,主張と理由づけ から根拠を導く,根拠推論に相当する.具体的には, 主張「ソクラテスは必ず死ぬ」,理由づけ「人は必ず 死ぬ」から,根拠「ソクラテスは人である」を導く ことがアブダクションである. 本演習は,具象化された論理の三角モデルを操作 するという具体的な活動を通して,学習者がこれら の推論を習得することを指向している. このような具体的な操作は,ガリペリンの知的行 為の多段階形成理論において,第二段階である,物質 的行為または物質化された行為の段階として位置付 けられる.この段階が実行されなければ,対象とする 行為は身につかないことが多く,重要な段階である ことが先行研究で明らかになっている(4).よって本 研究では先述のような活動を支援するシステムを開 発することで,多段階形成理論の第二段階を行う,イ ンタラクティブな三方向論理組み立て演習を実現した.ここでの三方向とは,前述の(1)-(3)の推論のこ とを指している.また,次章で上げるように,一つ の要素に対して他の二つの要素を組み立てるような 演習も実現している.
4.演習システム
4.1 演習の種類 図 2 にシステムの演習画面を示す.学習者には画 面左に命題を単位とした具体的な文章がカードとし て与えられており,これらのカードを右にある三角 モデルに当てはめることで論理構成を行う.この際, 演習はモデルに基づき,以下の四つに分けられる. (1)判定演習:根拠・理由づけ・主 張 の 組 み の 正 誤 判定 判定演習の演習画面を図 3 に示す.学習者は三角モ デルの正誤を判定する.提示された三角モデルが正 しい場合は「あっている」を選択する.間違えてい る場合は,間違い個所の要素を 1 つ選択する. 具体的に図 3 の例で言えば,理由づけの「魚は泳ぐ」 が間違いであり,論理を正しくするとすれば「泳ぐ ものは魚である」が理由づけとなる. システムのフィードバックとしては,学習者の回答 が正しいか間違えかを返す. (2)推論演習: (2-1) 根拠・理由付けから,主張を選択, (2-2) 理由付け・主張から根拠を選択,(2-3) 根拠・ 主張から,理由付けを選択 推論演習の演習画面を図 4 に示す.2 つのカードが 既に枠に当てはまっており,学習は残りの1つを選 択する.システムのフィードバックは主に 2 種類に 分かれる. (i)空いている枠の役割ではないカードを当てはめた 場合 選択肢のカードにはそれぞれ,主張・根拠・理由づ けの役割づけがされている.例えば,理由づけの個 所に主張を入れた場合,それは理由づけには入らな いことを指摘する. (ii)役割は正しいが,違うカードを当てはめた場合 当てはめたカードが正しくないことを指摘する. (3)論理構成演習 1:(3-1) 根拠から理由・主張を選択, (3-2) 理由付けから,根拠・主張を選択,(3-3) 主張か ら,根拠・理由を選択 論理構成演習 1 の演習画面を図 5 に示す. 1つのカードが既に枠に当てはまっており,学習者 は残りの1つを選択する. システムのフィードバックは,推論演習と同様であ る. (4)論理構成演習 2:根拠・理由付け・主張を組み立 てる 論理構成演習 2 の演習画面を図 6 に示す.学習者は 選択肢から三つ選択し,枠に当てはめる. システムのフィードバック,推論演習と同様の仕組 みに加え,三つのカードの組み合わせが違う場合に も,その旨のフィードバックが返る. このような活動を通して,学習者は論理的思考力を 取得する.なお,システムは正誤判定,および間違い箇 所・間違いタイプを指摘というフィードバックを行 う.この演習は,構造操作を通した構造に関する理 解の促進(5) を指向したものとなっており,従来暗 黙的に行われてきた論理的思考を,(I)論理の三角モ デルとしてその構造を可視化し,(II)構造を操作・組 み立て可能にし,(III)インタラクティブ化する,し ている.これにより,構造及びその構成要素に対す る認識を深め,また,メタ認知を促進するものにな ることを指向している. 4.2 演習課題の設計 システムの演習課題は,論理的思考に関する書籍や 共同研究者からの提案を元に作成した.選択肢のう ち間違っているダミーカードに関しては,以下のよ うな設計を行った. (i)正解の三角形と,概念的に近い関係にある三角形 を作成する.その三角形を近傍の三角形と呼ぶ.近 傍の三角形を構成する要素をダミーカードとする. 具体的には,図 5 で示している課題において,正解 の三角形は「根拠:ヘリウムは希ガスである,理由 づけ:希ガスは常温時気体である,主張:ヘリウム は常温時気体である」となる.ここで近傍の三角形 として,「根拠:ネオンは希ガスである,理由づけ: 希ガスは常温時気体である,主張:ネオンは常温時 気体である」が挙げられる.図 5 の課題では,この 内,根拠である「ネオンは希ガスである」をダミー カードとして採用した. (ii)正解の三角モデルと逆の主張をする三角モデル から作成する. 具体的には,図 2 の課題において,正解の三角モデ ルは「根拠:うなずくと書いてある,理由づけ:通 じ合うことは納得することで,納得しないと頷かな い,主張:通じ合った」となる.ここで,主張を逆 にした「通じ合わない」を主張とする三角モデルを 考える.「根拠:通じ合ったと書いていない,理由づ け:書いていないことは言えない,主張:通じ合わ ない」となる.図2の課題では,この内「根拠:通 じ合ったと書いていない,理由づけ:書いていない ことは言えない」をダミーカードとした.図 2 システムの演習画面:ごんぎつねを題材 図 3 システムの演習画面:判定演習 図 4 システムの演習画面: 推論演習 図 5 システムの演習画面: 論理構成演習 1 図 6 システムの演習画面: 論理構成演習 2
5. 評価実験
5.1 手順 被験者は工学系の大学生・院生 31 名で.内訳はシス テムを利用する実験群 15 名と,システムを利用しな い統制群 16 名である.実験群における演習手順とし ては,(1)プレテスト,(2)プレテストの 7 日後のシステ ムの利用,(3)システム利用直後のポストテストおよ びアンケート・フロー調査となっている.統制群は, (1)プレテスト(2)プレテストの 7 日後のポストテスト となっている. プレ・ポストテストには,国立教育政策研究所教育課 程研究センターが高校生を対象に論理的に思考する 力の育成状況に着目して実施した「特定の課題に関 する調査(論理的な思考)」で用いられた問題のうち, 一般的な表現形式による問題とされている IA およ び IB の問題(22 点満点)を用い,回答時間は 40 分 とした.答え合わせはしていない.システムには 7 つの課題を実装しており,8 つ全ての課題に正解する までの時間を計測し,システム利用時間とした.8 つの課題の内訳は,判定演習が 3 問,推論演習が 1 問,論理構成演習 2 が 4 問となっている.課題の種 類は,対象が大学生であることを考慮し,難易度の 高いと考えられる論理構成演習 2 を基本とした.練 習として判定演習 3 題,推論演習を 1 題組み込んだ. 5.2 結果 プレテスト及びポストテストの結果を図10 及び 表 1 に示す.分散分析の結果,プレテストにおいて は両群有意差が無く,ポストテストにおいて 5%有意 (p=0.0203)であり,効果量が大(d=1.170457)であった ことから,演習の学習効果が示唆された. また群別に見ると,実験群ではプレテスト及びポス トテスト間で 0.1%有意差(p<0.001)があり,効果量大 であった.統制群にはプレテスト及びポストテスト 間で有意差が無かった.有意差の測定には ANOVA4 を用い,効果量の計算には Cohen's d を用いた. また,効果を更に分析するために,プレテスト及 びポストテストに用いた課題 22 問を,それぞれ近転 移問題,中転移問題,遠転移問題に分け,それぞれ の得点を分析した.近・中・遠の基準を以下に示す. (1)近転移問題(3 問):論理の三角モデルを書ければ 解ける問題 実際の問題の一部を図 7 に示す. (2)中転移問題(9 問):論理の三角モデルを書くだけ では解けないが,活用する問題 実際の問題の一部を図 8 に示す. (3)遠転移問題(10 問):論理の三角モデルを用いない問題 実際の問題 の一部を図 9 に示す. (1)近転移問題の結果を図 11 及び表 2 に示した.プ レテスト及びポストテスト間で得点は上がっている が,有意差は無かった.理由としては,近転移は 3 問と少なく差が出づらいということと,プレテスト の段階で実験群 2.53/3 点とほとんどの被験者が高い得点を取っていることから,上昇が少なかったと考 えられる.(2)次に,中転移問題の結果を図 12 及び 表 3 に示した.プレテストの段階で実験群と統制群 に 1%有意差があった.統制群のプレポスト間では有 意差が無く,実験群のプレポスト間では 0.1%有意 (p<0.0000)に上昇した.効果量は大(d=0.97342)であっ た.システム利用の効果が見られる.(3)最後に,遠 転移問題の結果を図 13 及び表 4 に示した.実験群に おいて,プレテスト及びポストテスト間で 0.5%有意 (p=0.0032)に得点が上がった.統制群は有意差がでな かった.三角モデルを用いていない問題でなぜ得点 が上がるのかは,今後の検討事項とする. また,演習時間とプレテスト及びポストテストにお ける相関を表 5 に示す.有意に高い負の相関が出て おり,プレテストの時点で成績が悪い場合には,演 習を終了するのにも時間がかかっていることを示し ている.これは,演習が論理的思考を要するものに なっていることを示唆する.また,成績が向上した ポストテストにおいても高い負の相関が現れており, 成績の変化と演習時間には有意な相関がみられなか ったことから,比較的に簡単に演習を行えた場合で も,効果が見られた可能性が示唆される. フロー調査の結果を表 6 に示す.この数値は,筆者 らがこれまで著者らが行ってきたフロー調査(単視 点 EBS,多視点 EBS,リズム演習と比べると,フロ ー体験の値は若干低いものの,重要性認知は高く出 ており,熱心に取り組まれただけでなく,意義のあ る活動として認識されていたことが示唆される. また,システムで行った演習の難易度について説明 する.今回は三角モデル一つを組み立てさせる課題 のみを提供し,複数の三角モデルを組み立てさせる ような課題は行わなかった.システムのログから, 被験者の試行回数(何度回答を送信したか)を計測し たところ,平均 40 回で,標準偏差が 49.75 であった. 提供した課題が 8 課題であったことから,理論上の 最小値は 8 回送信であるが,誰も最小値で正解出来 ず,大学生・院生にとって三角モデルを1つ組み立 てるという課題が簡単な課題ではないということが 分かった.また,システム利用後にアンケートを行 った.アンケート結果を表 7 に示す.既に論理的思 考力を持っていると考えられる被験者に行ったとこ ろ、否定的な意見は 2 件(1~5 段階で,2 以下の回答) という結果から,被験者が本システムを論理的思考 力を要する演習になっていると認識していることが 分かった.このことから,本演習システムが論理的 思考力を要する演習になっていることが示唆される. 図 7 近転移問題から抜粋した1題 図 8 中転移問題から抜粋した1題 図 9 遠転移問題から抜粋した1題 図 10 プレ/ポストテストの得点 図 11 近転移における得点 図 12 中転移における得点
図 13 遠転移における得点 表 1 プレテスト及びポストテストの得点 プレテスト ポストテスト 統制群 14.50 14.38 実験群 12.60 16.73 表 2 近転移問題の得点 プレテスト ポストテスト 統制群 2.38 2.44 実験群 2.53 2.73 表 3 中転移問題の得点 プレテスト ポストテスト 統制群 6.38 5.88 実験群 4.67 7.20 表 4 遠転移問題の得点 プレテスト ポストテスト 統制群 5.75 5.88 実験群 5.40 6.80 表 5 システム利用時間と得点の相関 プレテスト ポストテスト 相関 -0.71(p=0.003) -0.79(p=0.0005) 表 6 フロー調査結果 単視点 EBS 多視点 EBS 本システム フロー体験 4.8 4.8 4.5 重要性認知 3.8 3.5 4.2 表 7 アンケート結果 アンケート質問文(n=15) 得点/5 否定的 このシステムは,論理的思考力を要求する と思いますか 4.375 0 このシステムで論理的思考力が鍛えられ たと思いますか 4.125 0 根拠と理由付けから主張,主張と理由付け から根拠,主張と根拠から理由付けといっ 3.625 2 た推論を行えましたか? このシステムは従来の論理的思考を要する課題と 比べて妥当性があると思いますか 3.75 0
6. まとめ
論理の三角モデルを用いた論理組み立て活動シス テムを作成し実験を行った.実験結果より,本システ ムの有効性を示唆する結果を得た.今後は,被験者 の回答データの分析,システムの改良を行なってい きたい.参考文献
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