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高齢者介護予防健診におけるUp&Goテストの有用性についての検討:地域在住高齢者における検討

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Academic year: 2021

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高齢者介護予防健診高齢者介護予防健診における高齢者介護予防健診高齢者介護予防健診におけるにおけるにおけるUp&Goテストテストテストテストののの有用性の有用性有用性有用性 についての についてのについての についての検討検討検討検討::::地域在住高齢者地域在住高齢者地域在住高齢者における地域在住高齢者におけるにおける検討における検討検討検討 宮野伊知郎 1) 、西永正典 2) 、高田淳 2) 、清水祐司 2) 奥宮清人 3) 、松林公蔵 4) 、安田誠史 1) 、土居義典 2) 1) 高知大学医学部予防医学・地域医療学(公衆衛生学) 2) 高知大学医学部老年病・循環器・神経内科学 3) 総合地球環境学研究所 4) 京都大学東南アジア研究センター

【目的】地域在住の ADL の自立した高齢者における、Up&Go テストと予後および ADL悪化と の関連について検討することにより、高齢者介護予防健診におけるUp&Goテストの有用性を検 討した。 【方法】対象は、基本的ADLの自立した高知県K町在住の65歳以上の高齢者943人(平均年 齢77歳、男性371人、女性572人)。平均6.6年、予後およびADLを追跡調査した。 【結果】観察期間内の死亡者は99人、ADL悪化者(死亡前のADL悪化も含む)は445人であ った。Up&Go テスト 16 秒以上において 16 秒未満より、死亡率の有意な増加を認めた(42% v.s.15%, p<0.0001)。Cox比例ハザードモデルにおける検討では、Up&Goテスト16秒以上は死 亡の独立した関連因子であった(H.R.=2.3, 95%C.I.=1.4-3.9, p=0.001)。ADL悪化についての検 討では、Up&Goテスト12秒を超えると、ADL悪化者の増加を認め、特に16秒以上では約70% がADL悪化を認めた。Cox比例ハザードモデルにおける検討では、12秒未満に対し、12秒以 上(H.R.=1.5, 95%C.I.=1.2-2.0, p=0.001)、および 16 秒以上(H.R.=2.5, 95%C.I.=1.9-3.3, p< 0.0001)はADL悪化の独立した関連因子であった。 【まとめ】地域在住のADLの自立した高齢者において、Up&Goテストは生命予後および機能予 後の独立した予知因子であり、高齢者介護予防健診における有用な要介護のスクリーニングテ ストであることが示唆された。

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