佛教学研究室年報
龍谷大学
巻頭言
安慧・無性・清弁による『入楞伽経』第X章第 B6偶の引用
早島慧
ISSNP,の五中地唐Pa・五版第一章和訳(2)
nal,1五弓4,4肌ιιCca)旭li版第一
第 16号
09141057葉報
●^●^●■^●●●^●●^●●●■●^●"●^●●●●●●.^..■.^.●.^...^...■■.^....^...^"...西山亮
和訳 (ad pS 16.8.b & PSV)吉田哲
^.^●呼■●軸^●●●....骨.1 ・.・・・・・・・・・・・・・・・ 23平成24年3月
・・・・・・・・,・・・・・・・・ 42巻頭言
龍 谷 大 学 仏 教 学 会 会 長
桂 紹 隆
『悌教学研究室年報』第十六号が刊行される。本学大学院仏教学専攻博士後期
課程の院生諸君の日頃の研究の成果を公刊するのが、その目的であるが、本年は、
インド仏教を専攻する三名の論文が掲載される。いずれも指導教員の査読を経た
論文であることを明記しておく。
そのうち、二編はそれぞれジネーンドラプッディの『集量論複注』第一章の党
語テキスト、アヴアローキタヴラタの『般若灯論広釈』第一章のチベット語訳テ
キストの翻訳研究である。残りのー編も党語原典やチベット語訳テキストにもと
づき『入楊伽経』第十章のー偏の引用状況を調査し、同定したものである。これ
らの基礎的な研究が課程博士論文に結実していく事を念願してやまない。
今回は、インド仏教に寄稿が偏ってしまったが、来年度からは以前同様に中国
や日本、あるいは、近年多くの学生が学んでいる仏教美術の分野での投稿がたく
さん出る事を期待する。
平成二十四年(二
O
一二年)二月
龍谷大学側;教学研究室年報第 16号 2012年 3月
業 報
2010
年 度 仏 教 学 院 生 会 員 研 究 発 表 題
目
《 日 本 印 度 学 仏 教 学 会
第
61回
学術大会》
日 程 平 成 22年 9月 11日(日) 於 立 正 大 学 -早 島 慧 (01) 『 喰 職 三 十 給 』 に お け る こ 種 の 転 依 ((2010年 度 修 士 論 文 中 開 発 表 会 》
日程 平 成22年 10月28日(木) 於 龍 谷 大 学 大 宮 学 会 京 銀 203教 室 -上村 弘 典 (M2) 喜 海J巽『奇li厳 経n佐 心 義 短 冊 』 に お け る 唯 心 思 想 の 研 究 .ウィックストローム・ダニエノレ (M2) 教 相 判 釈 愉 と 華 厳 宗 の 成 立 ー 智 織 と 法 政 の 同 教 税 一 ・木 山 長 星 (M2) タ イ 上 座 仏 教 か ら 学 ぶ 生 き た 宗 教 と し て の 仏 教 ・ 本 多 公尭 (M3) 迦 才 撲 『 浄 土 論 』 に お け る 浄 土 思 想 の 研 究 一 基 撰 『 観 弥 ぬ 菩 路 上 生 兜 率 天 経 賛 』 と の 比 較 検 討 を ふ ま え て ー ・馬 場 明 希 (M3) ツ ォ ン カ パ の パ ー グ ィ グ ェ ー カ 理 解 日 程 平 成 22年 10月 四 日 ( 金 ) -下 野 良 彰 (M2) 於 龍 谷 大 学 大 宮 学 会 東 袋 203教 室 ニヤーヤ学派に見られる ~a!apak~iの研究 ・朱 星 元 (M2) ノ 宅ーニ ニ 文 法 学 に お け る 並 列 複 合 語 の 研 究 ・山 田 昌 弘 (M2) Vi~~upurä~a 第 3 章第 18 節の考綴 ・久 保 田 修 平 (M4) 『 ラ ー マ ー ヤ ナ 』 に お け る 倫 理 道 徳《平成
22年 度 龍 谷 仏 教
学 会 学
術 研 究 発
表 会
》
日 程 平 成 22年 12月 16 日(火) 於 縫 谷 大 学 大 宮 学 舎 西 袋 二 階 大 会 議 室 -吉 田 慈 順 (01) 『 慾 論 弁 惑 章 』 の 即 身 成 仏 義 ・早 Jゐ
慧 (01) Praj而'pradipaに お ける 勝 義 解 釈 ・上 野 隆 平 (02) 『大乗荘厳経論』の最終主主に列殺されたプッダ・グナとその配列に閲する一試論 ・西 山 亮 (02) ア グ ア ロ ー キ タ ヴ ラ タ と 階 級 差 別 711
主 報 - 山 口 大輔 ( 意 民) (02) 『提~I'ji
渡利経 』 のイ失文補地2010
年 度 仏 教 学 院 生 会 員 研 究 業
績
-早 島 慧 (01) 『唯徹三 十論 』 に お け る 二 種 の 転 依 『印度学仏教学研究~ 59 ( 1 ) ， pp.405-402， 2010.12.20 -西 山 亮 (02) Prajnapradipa・!ika第 一 章 和 訳 (1 ) 『能谷大学側教学研究室年報~ 15， pp.54・69，2010.9.30 -山 口 大 輔 ( 意 漠 ) (02) 『提簡 波利 経』 侠文補 遺 『仏教学研究~ 67， pp.71・93，2011.3.10 -締 真弥 (真盛)(03) 九 品 と 十 界 に関 する 一 考察 『西山学苑研究紀要~ 6， pp.23・39，2011.032
0
1
1
年 度 仏 教 学 院 生 会 員 研 究 発 表 題 目
《真宗連合学会
第58回大会》
日 程 平 成23年 6月 3日 (金) 於 大 谷 大 学 -佐 竹 京 城 (03) 『 浄 土 論 注 要 文 抄 』 の 諸 問 題《京都宗教系大
学 院 連 合 主
催院生論文発表会》
日 程 平 成 23年 7月 29日(金) 於 大 谷 大 学 -吉 田 慈l
頃 (02)W
!
怒 論 弁 惑主主』の考察《 日 本 印 度 学 仏 教 学 会
第 62回学術大会》
日程 平 成23年 9月 7日 (水) 於 能 谷 大 学 大 宮 学 会 ・早 島 慾 (02) 『大衆荘厳経論』 真 実 品 に お け る 勝 義 解 釈 ・吉 田 慈 順 (02) 『思論弁惑主主』の位置づけ ー最 澄 ・徳 一 論 争 の 展 開 上に おいてー ・上 野 隆 平 (03) MSA XX-XXI.43・61Pratislhadhikara考 ・西山 亮 (03) Avalokitavrataと 階 級 差 別龍 谷 大 学 悌 教 学 研 究 室 年 報 第16号 2012年 3月 日程 平 成23年 9月8日(木) 於 龍 谷 大 学 大 宮 学 舎 - 山 口 大 輔 ( 意 虞 ) (D3) 『 提 調 波 利 経 』 散 侠 部 分 の 教 説
(
(
2
0
1
1
年度修士論文中開発表会》
日程 平 成23年 10月 25日(火) 於 館 谷 大 学 大 宮 学 舎 東 鍵203教 室 ・神山清高(M2) 沙 門 果 経 類 に お け る 六 師 所 説 の 序 列 に つ い て ・ 問 中 充 (M2) 『 大 乗 荘 厳 経 論 』 第XI章 の 研 究 ー 幻 (maya) を 中 心 に ー ・ 桑 月 一 仁 (M2) 『 摂 大 乗 論 』 に お け る 三 性 説 に つ い て ・張維(M2) 中 国 に お け る 法 相 宗 展 開 史 の 研 究 ー 特 に 衰 退 要 因 の 究 明 を 中 心 と し て ー ・山田昌弘 (M3) ヴ ィ シ ュ ヌ 派 諸 伝 「 マ ー ヤ ー モ ー ハ 物 語jの 考 察 一『ヴィシュヌプラーナ~ 3，
17・18を 中 心 に ー 日程 平 成 23年 10月 26日(水) 於 能 谷 大 学 大 宮 学 舎 東 鋳205教 室 ・苅屋照影 (M2) 天 台 宗 内 に お け る 即 心 念 仏 論 争 の 展 開 ・ 佐 竹 祐 容 (M2) 良 忠 に お け る 長 西 思 想 の 影 響 ・ 中 村 圭 佑 (M2) 『 一 乗 要 決 』 に お け る 『 一 乗 仏 性 究 寛 輪 』 引 用 の 意 図 一 一 三 権 実 論 争 上 で の 源 信 の 位 置 ー - 高 次 喜 勝 (M2) 慧 沼 教 学 の 研 究 一 二 種 生 死 の 検 討 を 通 し て ー ・青木永生 (M2) 吉 蔵 思 想 の 研 究 日程 平 成23年 10月 27日(木) 於 龍 谷 大 学 大 宮 学 舎 東 鍵201教 室 ・ 虞 島 美 枝 子 (M2) 観 仏 の 研 究 ・西千賀子 (M2) ガ ン ダ ー ラ の い わ ゆ る 「 ア ト ラ ス 像J
に つ い て ・金谷博美 (M2) キジノレ石窟本生図の研究 ・ 李 錦 柴 ( M 2 ) 韓 国 ・ 日 本 の 十 二 神 将 像 比 較 研 究 ・ 靭 緑 (M2) 大 唐 三 蔵 西 天 取 経 伝 説 の 研 究 一 高 僧 を 守 護 す る 異 形 の 者 た ち を 中 心 に ー ・霞田容子 (M2) ジ ャ ー タ カ に み ら れ る 宗 教 儀 礼7
3
1ft;報 -穏毛田哲 寿 (M3) 太陽 神 の 図 像 の 系 時 一 古 代 イ ン ドを中心 にー ・村田 真 奈 (M3) パーノレフットの本生図について ・岡 田 知 大 (M4) ガ ン ダ ー ラ 四 大 搭 を め ぐ る 捨 身 の 本 生
《密教図像学会
第
3
1
回
学術大会》
日 程 平 成23年 12月 17日 (土) 於 大 正 大 学 ・杉 本 瑞 帆 (02) 聖 遺 物 と し て の 舎 利 礼 拝《
龍 谷 仏 教 学 会
平 成
23年 度
学
術研究発表会》
日程 平 成 24年 l月 17日(火) 於 龍 谷 大 学 大 宮 学 会 商 袋二階 大 会 絞 室 -壬 生泰 紀 (01) 〈無量 寿 経 〉 に お け る 阿 弥 陀 仏 国 土 観 の 変 遷 - SlIkhavatiを 中 心 と し て ー ・青 木 健 太 郎 (02) 『マハーパーラ タ 』 に お け る サ ー ン キ ヤ 論 の 考 察 ーモ ー ク シ ャ ・ダノレマ篇第 203章にお け る 関 展 説 に ついてー2
0
1
1
年 度 仏 教 学 院 生 会 員 研 究 業
績
-早島 慧 (02) Praj・'napradipaとMadhyantavibhaga-bha$yaにおける 勝 義 解 釈 『龍谷大学大学院文学研究科紀要~ 33， pp.1・16，201 1.12.27 ・吉 岡 慈 順 (02) 『 怒 論 弁 惑 章 』 の 位 置 づ け ー最 澄 ・徳一論 争 の 展 開 上にお い て ー 『印度学仏教学研究~ 60 ( 1 ) ， pp. 98・101，20日.12.20 -早 島 慧 (02)/ 西 山 亮 (03)Prajnapradipa-!ika第XXIV君主テキストと和訳(1) -anusaJ11dhi& purvapak与aー 共 著，赤 羽 律 ;~インド学チベット学研究~ 15， pp. 165・195，2011.12 ・上野 隆 平 (03) 『大乗荘厳経論』の仏徳給 - MSA XX-XX1.43・61(Prati写!hadhikara)概 観 (1)ー 『行{言学報~ 24 (復刊 19)
，
pp.37・57，
2011.5.22 -佐 竹 真 城 (03) 金 沢 文 庫 政 『 浄土倫 注 嬰 文 抄 』 の 諸 問 題 『真宗研究~ 56， pp.219・237，2012.1.30 -山 口 大 輔 (意 民) (03) 中 国 人 仏 教 者 ら の 『 初 教 経 』 へ の 対 応 ( 要 旨 掲 載) 『浄土真宗総合研究~ 6， pp. 277・279，20日.6 -蒋 英 弥 ( 真 盛 ) (D4) p 観経疏之抄 J 玄毅分中~(
r
浄土宗 数 芯 』 第 一 巻 ) 共 著 (編 集 委 員)，豊田元彦，監修，西山禅林学会 ;2011.10.5悌 教 学 研 究 室 年 報
第
1
6
号
2012年 3月 31日 印 刷 2012年3月 31日 発 行編 集 者 龍 谷 大 学 仏 教 学 院 生 会
印 刷 所 フ ェ デ ッ ク ス キ ン コ ー ズ ・ ジ ャ パ ン 株 式 会 社
発 行 者 龍 谷 大 学 仏 教 学 院 生 会
干600・
8268 京 都 府 京 都 市 下 京 区 七 条 大 宮 龍 谷 大 学 仏 教 学 合 同 研 究 室 内 075・343・3311側 内 線5122轍谷大学仏載掌院生会会則
吉、健業学絵学院生会と称,る. 直、院生の自宿を本として、学闘の自由1し、契矣掌仏里誘生の研究
雋の胸上に努め、会相互の親睦を図るこ とを晶ヒ,る.奎は、 1棗禦舌区七美寵谷
鯖三条
大1研究寓に竃く.
鯛一章総則
四条枩は、吹の会を以て阜る.
一、正食員熈臭学大学宏教1に在
竿るもの.ニ、忠貝枩の主旨に喬し、特に蚕
に認められたもの0 集二章会集五条讐は,雪のーである.
錦六条 1、雪の正会員をもって檎成,る.嬉七条総食、正盲の三分の一墜の為をもっ
て儷tることができる.寛がこれをし、吹のに側
捌八条
、 催される. 一、走期捻会(侮年四月)ニ、会長がーめー.
三、正金頁の五分の一里の欝にょる竪東 のあった場竜集九条総会における決樫出1の語霞の伺
喜モする.
篤十条本会は、歌の役員をおく. 一、參長一名留金長一名參計一名參外一名1一名零1一名
叟学部院1代襲貫二名
ニ、ただし、Φ③覺の兼任はこれを妨げ ナ、 一条会長は、会弱の推麟にょり総会の承認を得る. 又、役は、総会において正会員より蚕, る.竿二条会は、圭を代喪し、ーは侍tる.
筆三条貫の術は一年とし、霊長妨げない.集三阜総金
銅四執行部
一、 ニ、 雪製、設金の稔によーずることができる.奎畏、電和六十年四月一1一量一一蛋月
一日一1一のー
ミ則の一部
ーし、孟六年四月十八日吉惇,る.
舉四条妻は二条の目的をーる為、拠の蛋
を行う. 一、研究発表会、鳩済金等の閲豐びにモの 倭助. ニ、出器の刊行. 三、会興親鴨に関する蛋. 五条舉四条一、ニ、の事業に関しては洩のとお りに行う. 一、開則として正会員け、年一侮究艶表を tることを前提とし、モの饗の場とし て定例研究鳧豪会を行うものと,る. ニ、研究発表に関しては、拠のとおりに行う. イ、隼謀極{以下Mと略す︼一年は、一年 問を発予期朋とみなし、翌年易 における研究軽1にて晃褒を行う ものとする. ロ、 M二年以上は、隼諭憲出前に行う 中発裏をもって、これにかえるこヒができる.但し、ーの1出を行
わないものも、研1のもって
男五章事業
これにかえることができる.博士1︹以舌,一は、早
、、 ,かの研1にーさ丸会文の食
を行う. 一一、但し、 D一隼は、望1︽﹃大学1に最分喜も0てこれにか
えることができる.ニ、舉四条二の門年一霞、ーの
各を行う色の宇る.又発刊に序しては、 1会盈春、 1役
興をもってこれを凄,豆イ、 1寅 1一冬を互廻
し、喬1るもの宇る.
ロ、但し、 1章必1ー
若舌の貫を、正よーが任
字ることができる.付則
畢六条雪の会計ξ.毎年四月一日よ1三
月三十一日までど,る.舉七条枩の経長、婁元食会箕 1、券よ
ぴモの他の収入にょる. 正育会寅年舗三、 000円 讐員会費年翻一、 000円八条蛋のーは,監1の星をぢけた
後、ーがー1会に僑し、そ
の承認を得なけ札ぱならない.災章会計
集嬉 ^ 条条 ^BU工見E11N
OF
BUDDHISISIUDIES
RYUKOKUUNIVERSITY
NO.16
ForewordA S加● ofci仇tions of小e ιa皐'五νat五ra$云tra x.136
in works ofsthiτ宅τMH, ASν五b11五Va 飢d Bh五νiveka
Sa加Shi HAYASHIMA
J叩肋船e Translation of廿le n"のえ尋,地成Pa・五版 ChaP牝r l(2)
Ryo NIS甘NAMA
A J叩肌ese Trarlsladon of壮le p,'a"近雌卯41πUccay4兵k云(adpS16.86b&PSV)
Aki煎 YOSHIDAC0卜子rEN、rs
March
2012
23
