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表 1. 大 豆 とピーナッツの 主 なコンポーネント 以 下 に 豆 乳 など 大 豆 加 工 品 の 摂 取 でアレルギーを 起 こした 国 内 の 症 例 をまとめました 5-13) これらの 例 の 特 徴 として 女 性 が 多 く 春 季 の 花 粉 症 があり 大 豆 のイムノキャップ

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--- Allergens News Network メールニュース No.17

△ 最近の話題 :-花粉関連食物アレルギー症候群は、口腔症状だけでなく重篤なものも! - ▽ △ 特異的IgE 検査 :‐IgE 検査の標準品と特異的 IgE の単位‐▽

サーモフィッシャーダイアグノスティックス株式会社 発行 --- △ 最近の話題 :-花粉関連食物アレルギー症候群は、口腔症状だけでなく重篤なものも! - ▽ 花粉関連食物アレルギー症候群(PFS)は、花粉中と食物中のアレルゲンコンポーネントの交差反応 による食物アレルギーで、その症状は一般には局所に限定され比較的軽症なものとされています 1) しかしながら、稀に、口咽頭浮腫が強いため呼吸困難で救急外来を受診した例や血圧低下を起こした 例も報告されています2,3)

。Molecular based Allergy Diagnostics(MA-D)の研究から、植物のコンポ ーネントと誘発症状の強さとの関連が明らかになってきました。すなわち、PFS に関連するプロフィリン および植物生体防御タンパク質 10(PR-10)は、加熱や消化に弱いため口腔などの局所症状誘発に関 与します。脂質輸送タンパク質(LTP)は、分子量が小さく加熱および消化に耐性のため全身症状に関 与します。また、貯蔵タンパク質も含有量が多く加熱や消化で抗原性が低下しないので、全身かつ重 篤な誘発症状に関連します4) 。 図 1. 植物コンポーネントと誘発症状(サーモフィッシャーダイアグノスティックス社内資料) 大豆やピーナッツなどの豆類にもプロフィリン、PR-10、LTP および貯蔵タンパク質(2S アルブミン、7S グロブリン、11S グロブリン)が存在します。豆類の PR-10(大豆 Gly m 4、ピーナッツ Ara h 8)は PFS に関連するコンポーネントですが、リンゴ(Mal d 1)、モモ(Pru p 1)、キウイ(Act d 8)などと違って、比 較的重篤な症状を起こすことが知られています4)

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表 1. 大豆とピーナッツの主なコンポーネント 以下に豆乳など大豆加工品の摂取でアレルギーを起こした国内の症例をまとめました5-13)。これらの 例の特徴として、女性が多く、春季の花粉症があり、大豆のイムノキャップによる特異的 IgE が陰性で すが、大豆 PR-10 である Gly m 4 特異的 IgE は陽性になります14)。ハンノキ、シラカンバおよびスギ の特異的 IgE 抗体価が高値を示し、ハンノキまたはシラカンバの特異的 IgE 抗体価がスギよりも高い 例を認めます。稀ですが、花粉症を発症していないハンノキ、シラカンバ特異的 IgE 陽性例も認めます 11,15)。誘発食品は大豆加工品だけでなくモヤシでも症状を誘発する例も認められます7,9,15)。豆乳でも 鍋料理など加熱したもので症状を起こすものは、貯蔵タンパク(Gly m 5、Gly m 6)による典型的な即 時型のアレルギーと思われます10,12) 。 表 2. 大豆加工品アレルギー例

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ピーナッツは焙煎して食べることが多く、大豆のような PFS の報告はほとんどありませんが、焙煎して いないピーナッツを用いた沖縄で良く食べられるピーナッツ豆腐(ジーマーミ豆腐)の摂取で、豆乳アレ ルギーと同じような重篤なアレルギーが報告されています16)。この例も果実および豆乳アレルギーの 既往があり、果実や豆乳の PFS の患者さんにはピーナッツ豆腐にも注意すべきと考えます。 Minami らは、PFS の発症時期を成人の大豆アレルギーで検討しています15)。本症 22 例を対象にし て誘発歴(計 33 回)を精査したところ、大豆アレルギーの発症は、カバノキ科およびブナ科の花粉飛散 時期(1-6 月)および終了直後に多いことがわかりました。果実の PFS の患者さんでも花粉飛散時期以 外では症状がないことが良くあります。これは、花粉曝露によって交差性を有する PR-10 に対する特 異的 IgE 抗体価が上昇することで、PFS も起こり易くなると考えられます2,3,17,18) 。したがって、PFS の 患者には、花粉飛散時期および終了直後のこれら食物の摂取に注意することを指導すべきと考えます。 とくに、1 年中摂取可能な豆乳はそのような指導が必要です。 参考文献

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http://www.waojournal.org/content/6/1/17. 5) 井戸敏子、若原真美、徳力 篤、長谷川美紀、清原隆宏、熊切正信、森山達弥.豆乳摂取後にア ナフィラキシーを生じた 2 例.皮膚臨床 2006; 48: 777-80. 6) 原田 晋、森山達哉、田中 昭.通常の豆腐ではなく、おぼろ豆腐や湯葉摂取時のみ症状を認め た 1 例-豆腐と豆乳の抗原性に関する考察とともに-.皮膚臨床 2010; 52: 1109-13. 7) 原田 晋、森山達哉、有津 崇、中山 哲、田中 昭.モヤシ摂取によりアナフィラキシー症状をき たした Pollen-food Allergy Syndrome の 1 例.皮膚臨床 2013; 55: 1013-7.

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episodes of adult soybean allergy during and following the pollen season. J Allergy Clin Immunol PRACT 2015; 3: 441-2. 16) 原田 晋、田中 功、有津 崇、田中 昭、森山達哉.ピーナッツアレルギー-果実類の OAS およ び豆乳アレルギーとの合併例-.皮膚病診療 2011; 33: 479-82. 17) 藤原初雄、桝田 緑、久保伸夫、大河内宏幸、下敷領健二、岡本 久、原 克子、小川 昇、高橋 伯夫.スギ花粉症における血液中抗スギ花粉 IgE 抗体、総 IgE、好酸球数、好塩基球数、NO の 年間変動.Jpn J Clin Pathol 1997; 45: 487-92.

18) Skamstrup Hansen K, Vieths S, Vestergaad H, Skov PS, Bindslev-Jensen C, Poulsen LK. Seasonal variation in food allergy to apple. J Chromatogr B Biomed Sci Appl 2001; 756: 19-32. 監修)福冨 友馬 先生 国立病院機構相模原病院 臨床研究センター 【新製品情報】 サーモフィッシャーダイアグノスティックス株式会社では文中掲載のイムノキャップ アレルゲンコンポー ネント f353 Gly m 4 (大豆由来) を近日発売します。 詳しい資料につきましては以下のアドレスに、 ご施設名、ご所属、お名前、送付先住所をご記入頂ければ後日送付させて頂きます。

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dakara-ic.idd@thermofisher.com

△ 特異的 IgE 検査 :‐IgE 検査の標準品と特異的 IgE の単位‐▽

今回は、特異的 IgE および総 IgE 測定の標準品としてほとんどの検査試薬が採用している IgE 国際 標準品と特異的 IgE の測定単位についてお話します。

最初の IgE 標準品は、IgE が正式に 5 番目のイムノグロブリンとして WHO に登録された 1968 年か ら検討されました。この検討には IgE の発見者である石坂公成先生や IgE ミエローマを発見した SGO Johansson 先生らスウェーデンの研究グループが参加しています。この結果は、WHO Bulletin Volume 45, 609-611, 1970(http://www.who.int/bulletin/en/) に克明に記載されています。ご興味の あるかたは是非ご一読ください1)

。この検討の成果物として、1970 年に研究用の標準品として 68/341 とコードされた血清が確立され、その後 1973 年にはこの 68/341 を基準に較正した、最初の国際標準 品(International Reference Preparation)、WHO 1stIRP 69/204 が確立されました。残念ながらこの 標準品は HBs 抗原の感染が判明したため、ただちに 2nd IRP 75/502 が先の研究用標準品、68/341 を基準に較正、準備されることになりました。1980 年にはこの 2nd IRP 75/502 が確立され、今に至る まで IgE 分析の標準品として世界中で利用されています。IgE の 1IU が 2.4ng に相当することも、これ ら標準品の作製を通じて検定された結果です。ちなみに標準品は規定量が正確に個別のアンプルに 分注されており、2nd IRP 75/502 の 1 アンプルは IgE 5,000IU に相当します2)。

こうした標準品は IgE 分析の基準であり、研究者や IgE 分析機器、試薬を製造するメーカー等に必 要に応じて提供されてきましたが、2nd IRP 75/502 の保有量減少により、このほど 3rd IRR*の元にな る国際標準血清(IS:International Standard)として 11/234 とコードされた血清の検定が進められまし た3)

*これまで国際標準品は IRP(International Reference Preparation)と呼ばれてきましたが、現在は IRR(International Reference Reagent)と呼ばれるようになっています。また、IRP/IRR は通常凍結 乾燥された状態で提供されるため、そのもとになる標準血清を IS として区別しています。 血清 11/234 の検定は欧州、北米、中国の 11 か国、18 施設、19 の測定系によって、2nd IRP 75/502 との同一性の確認を軸に進められました。なお、検討には IgE 測定機器、試薬の主要なメーカーも参 加しており、各社製品による測定結果に基づいて 3rd IS 11/234 の 1 アンプルあたり IU が定められま した。 検討に利用された 19 の測定系のうち、5 つがサーモフィッシャーダイアグノスティックス社のイムノキ ャップ総 IgE で、他の測定系はそれぞれ 1 施設でした。最終的に 3rd IS の総 IgE 値は 13,500IU/mL

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で、1 アンプルあたり 6,750IU となることが確認されました。検討結果に基づいて、今後正式に 11/234 血清から 3rd IRR が確立されることと思います。各社が販売する総 IgE 測定キットの標準品も、今後 3rd IRR へ移行する可能性が考えられますが、その場合も IgE の 1IU が 2.4ng に相当することは変わ りません。 特異的 IgE 検査においても標準品(リファレンス)は、総 IgE の国際標準品に準拠したものが用いら れています。これは、以下の理由で特異的 IgE の標準品を規定することができないためです。すなわち、 モノクローナルな IgE は特定のアレルゲン分子上の特定エピトープに反応するため、実際には異なる エピトープ、アレルゲンに特異性をもつ IgE がポリクローナルな状態で存在し、その特異的 IgE の存在 比は症例個別で異なるためです4) 。さらに、総 IgE は検査の基準となるリファレンスとして管理しやすい ことも、総 IgE が標準品に利用されている理由です。 これらの背景に基づき、イムノキャップ特異的 IgE においても、標準品には国際標準品に準拠した総 IgE が用いられています。 特異的 IgE の単位としてイムノキャップでは、UA/ml を用いています。これは弊社が独自に付したも のですが、1UAは重量換算で 2.4ng に相当し、したがって UAは総 IgE の単位 IU と等価であることが 米国臨床検査標準協会(CLSI)のガイドラインに記載されています 5)。そのエビデンスとなったのが、ヒ ト化モノクローナル IgE 抗体を用いた特異的 IgE 検査キットの値付けの評価検討です7) 。 近年、マウス等で作製した抗体の定常部をヒト由来抗体のそれに置き換えたキメラ抗体やヒト化抗 体の作製方法が確立され、この技術を利用した抗体薬が広く診療の場で使用されています。ヒト化モノ クローナル IgE も作製可能になり、特異的 IgE 検査への応用が検討されています。通常、患者由来の 特異的 IgE は対応するアレルゲンやアレルゲンコンポーネント、エピトープが異なる IgE 抗体の混合物、 すなわちポリクローナルな状態で、かつその比率は患者ごとに異なるため標準品を調整することが不 可能で、特異的 IgE 測定系の定量性を評価することは困難でした。 Der p 2(ヤケヒョウヒダニ主要コンポーネント)に対するマウスモノクローナル抗体の Fc 部をヒト IgE に代えた hIgE-Dp2A の特異的 IgE 検査への応用が米国アレルギー学会誌に掲載され(J Allergy Clin Immunol 1997; 99: 545-50.)、hIgE-Dp2A はダニ抗原への反応性、抗ヒト IgE 抗体との反応性、およ び実際のダニ陽性患者血清中のダニ特異的 IgE とダニ抗原の反応性の比較から、特異的 IgE 測定系 の標準品として十分な性能を有していると述べられています6)

。この、Der p 2 に特異性のあるモノクロ ーナルなキメラ抗体 hIgE-Dp2A の溶液を試料として、本試料中の総 IgE と特異的 IgE をイムノキャッ プで測定しました。その結果、総 IgE(IU/ml)と抗ヤケヒョウヒダニ特異的 IgE の結果(UA/ml)の測定値 が合致しました7)

。この結果は、シラカンバ(抗 Bet v 1)、ネコ(抗 Fer d 1)、イヌ(抗 Can f 1)、卵白(抗 Gal d 1)のヒト化 IgE キメラ抗体でも確認されています。一方、他社の特異的 IgE キットでは、いずれの アレルゲンにおいても総 IgE と特異的 IgE の結果が合致せず、その乖離程度は一様でないと報告され ています7-9)

特異的 IgE 測定キット間ではその測定値に互換性がないことが一般的に知られており、使用アレル ゲンが異なることが主要な原因と考えられてきました。文献 7)-9)の検討で利用したキメラ抗体はいず

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れも各アレルゲン原料から得られる主要アレルゲンに対するモノクローナル IgE であり、総 IgE 値を基 準に各特異的 IgE 測定キットの値付けを評価したものといえます。

最近では、特異的 IgE の結果を以前の RAST クラスではなく、抗体価(UA/ml)で解釈されるようにな ってきました。この良い例が、症状の発現率と特異的 IgE 抗体価の関係を示したプロバビリティーカー ブです10)。多くのアレルゲンまたはコンポーネントでイムノキャップによるプロバビリティーカーブが作成 され11-13)、いくつかのガイドラインに掲載され、日常診療に使用されています14-16)

。特異的 IgE 抗体価、 UA/mL が IgE 国際標準品の IU/mL と等価(1UA=1IU=2.4ng)であることが確認されているイムノキャッ プは、プロバビリティーカーブの作成にもっとも適した特異的 IgE 測定キットといえます。

参考文献

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表 1.  大豆とピーナッツの主なコンポーネント  以下に豆乳など大豆加工品の摂取でアレルギーを起こした国内の症例をまとめました 5-13) 。これらの 例の特徴として、女性が多く、春季の花粉症があり、大豆のイムノキャップによる特異的 IgE が陰性で すが、大豆 PR-10 である Gly m 4 特異的 IgE は陽性になります 14) 。ハンノキ、シラカンバおよびスギ の特異的 IgE 抗体価が高値を示し、ハンノキまたはシラカンバの特異的 IgE 抗体価がスギよりも高い 例を認めます。稀ですが、花粉症

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