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学位授与番号:甲1089号 氏 名:徳竹賢一 学位の種類:博士(医学)

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(1)

学位授与番号:甲1089号 氏 名:徳竹賢一 学位の種類:博士(医学)

学位授与日付:平成30年12月26日

学位論文名:

Dissociatedpulmonaryveinactivityafter cryobanoonablationand radioffequencyablationhratrialfibrnlation:apropensityscorematched analysis.

(心房細動に対するクライオバルーンアブレーション及び高周波アブレーション 中に認める肺静脈内孤発性活動電位の検討:傾向スコアマッチングを用いた 解析)

学位論文審査委員長:教授横尾隆

学位論文審査委員:教授南沢享教授桑野和善

東京慈恵会 医科大学

電子署名者 : 東京慈恵会医科 大学 DN : cn=東京慈恵会医科大 学, o, ou, email=libedit@jikei.ac.jp, c=JP 日付 : 2019.07.06 15:22:35 +09'00'

(2)

論文要旨

氏名 徳竹賢

指導教授名 吉村道博

主論文

DissociatedpulmonaryveinactivityanercryobanoonablationandradiofiPequency ablationfbratrialfibrination:apropensityscorematchedanalysis

(心房細動に対するクライオバルーンアブレーション及び高周波アブレーション中に認 める肺静脈内孤発性活動電位の検討:傾向スコアマッチングを用いた解析)

KenichiTbkutake,MichifUmiTbkuda, SeiichiroMatsuo,Ryotalsogai,Kenichi Ybkoyama,MikaKato,RyohsukeNarm, Shinichi '1hnigawa, SeigoYamashita, SatoruMiyanaga,MichihiroYbshimura,TbiichiYamane.

HeartandVessels.2018;33(5):529‑537.

要旨

【背景・目的】

心房細動は臨床上、頻繁に目にする不整脈疾患である。心房細動に対する根治治療として肺 静脈を電気的に隔離する治療が行われている。従来の高周波カテーテルアブレーションに加え て、近年では肺静脈入口部にバルーンを閉塞し、冷却するクライオバルーンアブレーションと いう新治療法が始まっている。

肺静脈の隔離を行った後、肺静脈内にのみに限局し、左心房内に伝わらない孤発

活藪電位を認めることがある。本湖究では高周波カテーテルアブレーションと比較し、クライオバ ルーンアブレーション後に出現する肘瀞脈内の孤発幽舌動電位の発生率と樹敦について検討した。

【方法】

発作性心房細動に対してカテーテルアブレーションによる肺静脈隔離術を施行した440例 を対象とし、傾向スコアマッチングを用いて角蜥を行った。肺静脈の隔離後に肺静脈内で自発 的に複数回出現した興奮電位を肺静脈内の孤発性活動電位と定義した。

【結果】

孤発性活動電位は高周波カテーテルアブレーションと比較して、クライオバルーンアブレー ション後でより多く出現していた(32%vs.19%,P<0.001)。孤発幽舌動電位の有無で心房細動 の再発率を比較したが、クライオバノレーンアブレーションと高周波カテーテルアブレーション それぞれにおいて、心房細動の再発率に有意な差は見られなかった⑪=0.23,P=0.3功。心房細動 の再発症例で、孤発性活動電位の有無でH『鯖判派の再伝導率を比較したが、クライオバルーンア ブレーシヨン(30vs.44%,P=0.2鋤、高周波カテーテルアブレーシヨン⑮5%vs.58%,P=0.41)そ れぞれで有意な差は見られなかった。

【結論】

肺静脈隔離後の孤発性活動電位は、高周波カテーテルアブレーションと比較して、クライ

オバルーンアブレーション後で高頻度に認められた。それぞれにおいて、孤発性活動電位の

有無は心房細動の再発、肺静脈の再伝導率には関連していなかった。

(3)

学位論文審査結果の要旨

徳竹賢一氏の学位申請論文は、Dissociatedpulmonaryveinactivitya仕er cryoballoonablationandradiohequencyablationfbratrialfibrination:a propensityscorematchedanalysis (心房細動に対するクライオバルーンアブ

レーション及び高周波アブレーション中に認める肺静脈内孤発性活動電位の 検討:傾向スコアマッチングを用いた解析) と題する内科学講座循環器内科 吉村道博教授指導による研究である。以下に論文内容の要旨と審査委員会の結 果を報告する。

心房細動に対するインターペンションとして従来からの高周波カテーテルに 加え近年ではクライオバルーンを用いたアブレーションが行われるようになっ た。 しかし施行後に高頻度に孤発性活動電位を肺静脈に認めると報告され、こ れが心房細動の再発や肺静脈の電気的な再伝導と関わっているとされている。

そこで本研究では、従来の高周波カテーテルアブレーションとクライオバルー ンバブレーション後に肺静脈内で観察された孤発性活動電位の発生率と特徴の 検討を行っている。結果は、肺静脈隔離後の孤発性活動電位は、高周波カテー テルアブレーションと比較してクライオバルーンアブレーション後の方が公賓 堂に認められた。しかしクライオカテーテルアブレーションと高周波カテーテ ルアブレーションそれぞれにおいて孤発性活動電位の有無は心房細動の再発、

肺静脈の再電動立には関連していなかった。本研究は、これまで明らかでなか った孤発性活動電位の解釈について一定の見解をもたらすものと考えられた。

本論文に対し平成30年12月10日、桑野和善教授、南沢享教授ご臨席のも と学位論文公開審査会を開催した。席上、 1)孤発性活動電位は術直後のみで それ以降のフォローアップはしていないのか、 2)孤発性活動電位は、残存な のか新たに発生したのか、 3)この先の研究をどのように展開していくのか、

4)再発のメカニズムはどこまでわかっているのか、 5)心房細動の再発と再電 動はどのように区別されるのか、 6)高周波カテーテルとクライオバルーンは

どのように選択されるのか、7)合併症はないのか、などの質問、指摘があり 徳竹氏はいずれの質問に対しても適切に回答した。本論文は今後主流になるで あろうクライオカテーテルアブレーションが、従来の高周波アブレーションと 比較して施行時間が短いだけでなく、施術後に孤発性活動電位が多く認められ

るものの再発率には差がないことをしめし、新規デバイスの有効性を証明する

ものと考えられ、実臨床に与えるインパクトは高いと評価される、よって慎重

審議の結果、学位論文として十分な価値があるものと認めた。

参照

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