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実務保健師の災害時の対応能力育成のための  研修ガイドライン 

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Academic year: 2021

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令和元年度厚生労働科学研究費補助金(健康安全・危機管理対策総合研究事業)

災害対策における地域保健活動推進のための実務担当保健師の能力向上に係わる研修ガイドラインの作成と検証

分担研究報告書

研究題目  実務保健師の災害時の対応能力育成のための研修ガイドラインの作成

―総合検証に基づく精錬―

研究分担者  宮﨑 美砂子(千葉大学大学院看護学研究科・教授)

奥田 博子 (国立保健医療科学院健康危機管理研究部・上席主任研究官)

春山 早苗 (自治医科大学看護学部・教授)

石川 麻衣 (群馬大学大学院保健学研究科・准教授)

吉晴    (国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所・所長)

植村 直子  (東京家政大学健康科学部・講師)

研究要旨

本研究の目的は、分担研究2〜5における各検証研究を総括し、「実務保健師の災害時の対応能 力育成のための研修ガイドライン(案)」の効果及び実用性を総合的に検証し、精錬すべき事項を 明らかにして、全国標準となる、実務保健師の災害時の対応能力育成のための研修ガイドライン を完成させることである。11の研修実施機関(4県本庁、1保健所設置市本庁、5県型保健所、

1職能団体)において研修ガイドライン(案)を人材育成担当者に活用してもらい実務保健師を 対象とする災害対応研修を企画した。検証の評価資料として、効果については、Kirkpatrick 学びの4評価視点に基づき、研修受講者456人の受講直後及び受講2か月後の学びの程度を質問 紙により収集した。実用性については、ガイドライン(案)を用いて研修企画を行った人材育成 担当者へのインタビューにより意見を収集した。

受講直後 424人(回収率93.0%)、受講2か月後242 人(同53.1%)の受講者から回答を得 た。研修直後の回答から、受講者の満足度は「大変良かった・良かった」が98.6%であり、災害 時における実務保健師の役割遂行に対して、自覚を高めることが「できた・概ねでできた」が

98.6%、必要な知識を得ることが「できた・概ねできた」が95.6%、役割遂行にあたっての自身

の問題点を明確にすることが「できた・概ねできた」が96.7%、自身の問題点の改善を図るため に必要な知識の理解が「できた・概ねできた」が93.4%であった。一方、役割遂行にあたっての 自信を得ることが「できた・概ねできた」は66.7%であった。研修受講2か月後の受講者の回答 からは、職場に戻り実行した行為・態度として、【地域防災計画・災害時マニュアル等の確認】【保 健師間、課内での情報共有や話し合い及び勉強会の実施】【上司、統括保健師への働きかけ】【庁 内、市町村、保健所等、関係部署や機関との関係づくり】【住民および地域との災害時の視点をも った平時の関り】など17の内容が確認できた。また職場等の環境の変化として.【体制の整備等】

【住民および地域との関り】【他機関との連携】【保健師の災害に対する意識の変容】など7つの 内容が確認できた。

研修ガイドライン(案)の実用性に対する意見は、役立った点として、研修目的の明確化、プ ログラムの系統的作成、評価の明示等があった。改善が必要な点として、用語解説の必要性、コ ンピテンシーリストの活用方法の明示、研修企画の事例の掲載等が示された。

以上より、研修ガイドライン(案)は効果及び実用性のあることを確認した。実用性を高める ために精錬すべき点を加え、研修ガイドラインを完成させた。

(研究協力者)

霜越 多麻美(千葉大学大学院看護学研究科  特任研究員)

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114 A . 研 究 目 的

「 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )」を 作 成 し( 分 担 研 究 1)、協 力 の 得 ら れ た 都 道 府 県 、 保 健 所 設 置 市 、 県 型 保 健 所 等 に 活 用 し て も ら い 、 実 務 保 健 師 を 対 象 と し た 災 害 対 応 研 修 を 企 画 し 、 実 施 機 関 ご と に 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) の 検 証 を 行 っ た と こ ろ で あ る ( 分 担 研 究 2〜5)。

本 研 究 の 目 的 は 、 作 成 し た 「 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )」の 現 場 適 用 に よ る 効 果 及 び 実 用 性 を 総 合 的 に 検 証 し 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) に つ い て 精 錬 す べ き 事 項 を 明 ら か に し て 、 全 国 の 標 準 と な る 、 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 ガ イ ド ラ イ ン を 完 成 さ せ る こ と で あ る 。

【 用 語 の 定 義 】

〇 実 務 保 健 師

管 理 的 立 場 及 び 統 括 的 立 場 の 保 健 師 を 除 く 保 健 師 を 実 務 保 健 師 と す る 。 す な わ ち 、新 任 期 、中 堅 期 に あ る 保 健 師 で 、「 保 健 師 に 係 る 研 修 の あ り 方 等 に 関 す る 検 討 会 最 終 と り ま と め( 厚 生 労 働 省 、平 成 28 3月 )」で 示 す キ ャ リ ア レ ベ ル A-1〜A- 4 段 階 に あ る 保 健 師 と す る 。

〇 コ ン ピ テ ン シ ー

業 務 遂 行 に あ た り 、 自 分 自 身 が こ れ ま で 修 得 し た 知 識 ・ 技 術 ・ 態 度 を 総 体 的 に 動 員 し 、 行 動 の 形 で 具 体 的 に 表 す 実 践 的 能 力 。行 動 に は 判 断・意 思 決 定・行 為 を 含 み 、知 識・技 術・態 度 は 、状 況 に 対 す る 、 理 解・考 え 方 、方 法・手 段 、心 構 え を 指 す 。

〇 リ フ レ ク シ ョ ン

自 分 自 身 の 行 動 の 振 り 返 り か ら 、 次 に 活 か す 学 び と 教 訓 を 得 る 過 程 。 そ の 時 に そ の 状 況 を ど の よ う に 理 解 し 、 判 断 ・ 意 思 決 定 し 、 行 動 に 移 し た の か 、 の 一 連 の 過 程 を 振 り 返 る こ と を 通 し て 、 良 か っ た と 思 え る 点 や 、 不 足 あ る い は 改 善 を 要 す る と 思 え る 点 に つ い て の 気 づ き を 得 て 、 今 後 、 意 識 し て 行 動 す べ き こ と を 明 確 に

す る 。 そ れ に よ り 、 専 門 職 と し て の 考 え 方 や 行 動 に つ い て の 信 念 を 深 め る 。

B . 研 究 方 法

研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) の 現 場 適 用 に よ る 検 証 資 料 の 収 集 を 以 下 の と お り 行 っ た 。

1 ) 調 査 対 象

大 規 模 自 然 災 害 が 想 定 さ れ て い る 都 道 府 県 及 び 保 健 所 設 置 市 、 保 健 所 圏 域 に お い て 、 実 務 保 健 師 を 対 象 と す る 災 害 時 研 修 の 実 施 を 計 画 し て お り 、 実 施 に あ た り 本 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) を 用 い る こ と に 協 力 の 得 ら れ た 研 修 実 施 機 関 を 調 査 対 象 と し た 。 調 査 に あ た り 以 下 の 対 象 者 か ら 検 証 の た め の 資 料 を 入 手 し た 。

【 人 材 育 成 担 当 者 】 実 務 保 健 師 を 対 象 と す る 災 害 対 応 研 修 の 企 画 ・ 実 施 ・ 評 価 に 主 担 当 で 携 わ る 保 健 師

< 選 定 要 件 >

① 大 規 模 自 然 災 害 が 想 定 さ れ て い る 自 治 体 ( 地 域 ) で あ る こ と

② 都 道 府 県 ま た は 保 健 所 設 置 市 の 本 庁 、 県 型 保 健 所 等 に お い て 、 保 健 師 の 人 材 育 成 研 修 の 企 画 ・ 実 施 ・ 評 価 に 携 わ る 者 で あ る こ と

③ 研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )を 用 い て 、実 務 保 健 師 を 対 象 と す る 災 害 対 応 研 修 の 企 画・実 施・評 価 を 担 い 、そ れ ら の 資 料 提 供 に 同 意 す る 者 で あ る こ と

【 研 修 受 講 者 】 協 力 の 得 ら れ た 研 修 実 施 機 関 に お い て 、研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )を 用 い て 企 画 し た 災 害 対 応 研 修 を 受 講 す る 実 務 保 健 師

  調 査 対 象 と す る 研 修 実 施 機 関 は 研 究 班 メ ン バ ー の 協 議 に よ り リ ス ト ア ッ プ し 、 調 査 候 補 先 と し た 。

< 選 定 要 件 >

研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) を 用 い て 企 画 す る 、 実 務 保 健 師 対 象 の 災 害 対 応 研 修 に 参 加 し た 保 健 師 の う ち 、 研 修 受 講 直 後 、 受 講 2 カ 月 後 の そ れ ぞ れ の 時 点 に お い て 、 受 講 に よ る 学 習 評 価 に 関 す る 質 問 紙 へ の

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115 回 答 を 研 究 班 に 提 供 す る こ と に 同 意 の 得 ら れ た 者 と す る 。

( 2 )研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )の 現 場 適 用     ガ イ ド ラ イ ン( 案 )に 記 載 し て い る 、研 修 の 企 画 の 流 れ ( 以 下 の ス テ ッ プ 1 〜 ス テ ッ プ 4 ) に 沿 っ て 、 人 材 育 成 担 当 者 が 主 と な り 、 研 究 者 が 相 談 役 を 担 い 、 付 録 の 研 修 企 画 シ ー ト を 用 い て 計 画 を 立 案 し た 。

ス テ ッ プ 1 : 研 修 ニ ー ズ の ア セ ス メ ン ト ス テ ッ プ 2 : 研 究 目 標 の 設 定

ス テ ッ プ 3 : 研 修 プ ロ グ ラ ム の 構 成 及 び 方 法 の 検 討

ス テ ッ プ 4 : 研 修 の 計 画 評 価 の 立 案

( 3 ) 検 証 資 料 の 収 集

( ア )研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )を 用 い た 研 修 の 効 果 の 評 価 資 料

  Kirkpatrick に よ る 4 レ ベ ル の 学 び の 評 価 視 点 1)に 基 づ き( 表 1 )、① 感 想・満 足 度 、② 獲 得 し た 知 識・技 術・態 度 、③ 職 場 に 戻 り 実 行 し た こ と 、 ④ 職 場 等 の 環 境 の 変 化 、 の 観 点 か ら 、 研 修 受 講 の 学 び の 効 果 を 評 価 す る た め の 自 記 式 質 問 紙 を 作 成 し た 。

上 記 ① ② は 研 修 受 講 直 後 、 ③ ④ は 受 講 2 か 月 後 の 評 価 事 項 と し 、 研 修 受 講 直 後 の 調 査 は 、研 修 終 了 直 後 に 、研 修 受 講 2 月 後 の 調 査 は 、 研 修 時 に 2 か 月 後 の 質 問 紙 内 容 、 回 収 方 法 及 び 期 日 を あ ら か じ め 提 示 し て お き 、 回 収 し た 。

( イ )研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )を 用 い て 研 修 企 画 を 行 う 上 で の 実 用 性 の 評 価 資 料

研 修 前 、 研 修 後 の 2 時 点 に お い て 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) の 内 容 及 び そ の 実 用 性 に つ い て 、 人 材 育 成 担 当 者 に 対 し 、 半 構 造 面 接 に よ り 意 見 聴 取 を 行 っ た 。  

< 聴 取 事 項 >

〇 研 修 前

研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) を 提 示 し 説 明 し た 後 に 以 下 を 聴 取 し た 。 従 前 の 研 修 の 企 画・実 施・評 価 と 比 較 し て 、役 立 つ と 思

わ れ る 点 、 良 い と 思 わ れ る 点 、 改 善 が 必 要 と 思 わ れ る 点 、 に つ い て 。

〇 研 修 後

研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )を 用 い て 、研 修 を 実 際 に 企 画 ・ 実 施 ・ 評 価 し た 経 過 を 振 り 返 っ て も ら い 、 ま た 受 講 者 か ら 回 収 し た 質 問 紙 調 査 ( 受 講 直 後 及 び 受 講 2 か 月 後 ) の 集 計 結 果 を 見 て も ら っ た 後 に 以 下 を 聴 取 し た 。研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )に つ い て 、従 前 の 研 修 の 企 画・実 施・評 価 と 比 較 し て 、役 立 っ た 点 、良 い と 思 っ た 点 、改 善 が 必 要 と 思 っ た 点 、 に つ い て 。

( ウ ) 調 査 時 期

  令 和 元 年 11月 〜 令 和 2 3

( 倫 理 的 配 慮 ) 人 材 育 成 担 当 者 及 び 研 修 受 講 者 の そ れ ぞ れ に 調 査 趣 旨 を 紙 面 及 び 口 頭 で 説 明 し 、 研 究 参 加 の 同 意 の 得 ら れ た 者 を 調 査 対 象 と し た 。 ま た 各 研 修 実 施 機 関 の 長 に 文 書 に て 調 査 協 力 の 同 意 を 得 た 。 研 究 計 画 書 は 千 葉 大 学 大 学 院 看 護 学 研 究 科 倫 理 審 査 委 員 会 に て 承 認 を 得 、 実 施 あ た り 内 容 を 遵 守 し た( 承 認 番 号:31- 55)。

C . 研 究 結 果

1 . 調 査 対 象 者 の 概 要

  調 査 協 力 の 得 ら れ た 、 研 修 実 施 機 関 は 11 あ り(4 県 本 庁 、1保 健 所 設 置 市 本 庁 、 5 県 型 保 健 所 、1 職 能 団 体 )、 そ れ ぞ れ の 人 材 育 成 の 主 担 当 者 、 研 修 受 講 者 か ら 回 収 し た 評 価 資 料 を 分 析 対 象 と し た 。   上 記 11 機 関 に お い て 、実 務 保 健 師 を 対 象 に 企 画 し た 災 害 対 応 研 修 に お い て 、 研 修 参 加 者 に 実 務 保 健 師 の ほ か 、 統 括 ・ 管 理 期 保 健 師 等 が 含 ま れ た 。 本 調 査 に お け る 分 析 に お い て は 、 実 務 保 健 師 の 回 答 と 統 括 ・ 管 理 期 保 健 師 等 の 回 答 を で き る だ け 分 類 し な が ら 集 約 す る こ と と し た 。

2 . 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) を 用 い た 研 修 の 効 果

  実 務 保 健 師 を 対 象 と し た 災 害 時 対 応 研

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116 修 の 研 修 受 講 者 は 、 合 計 456 人 で あ り 、 実 務 保 健 師 385 人 (84.4% )、 統 括 ・ 管 理 期 保 健 師 等 71人 (15.6% ) の 参 加 が あ っ た ( 表 2 )。

1 ) 研 修 受 講 直 後

  研 修 の 効 果 を 、 受 講 者 の 満 足 度 、 学 び の 程 度 か ら 評 価 し た 。 実 務 保 健 師 361 人 、 統 括 ・ 管 理 期 保 健 師 等 63人 、 合 計 424 (受 講 者 の 93.0%)か ら 回 答 を 得 た 。

( 1 ) 満 足 度 ( 表 3 )

  実 務 保 健 師 の 回 答 を 見 る と 、 大 変 よ か っ た 60.1% 、 良 か っ た 38.2% 、 で あ り 、 統 括 ・ 管 理 期 保 健 師 の 回 答 を 見 る と 、 大 変 良 か っ た 77.8% 、 良 か っ た 22.2% で あ り 、 研 修 受 講 者 か ら 高 い 満 足 度 が 得 ら れ た 。

( 2 ) 学 び の 評 価 ( 表 4 )

  研 修 を 通 し て 得 た 知 識 ・ 技 術 ・ 態 度 の 変 化 の 程 度 を 、 態 度 や 自 信 を 含 め 、 評 価 し た 。 災 害 時 に お け る 実 務 保 健 師 の 役 割 遂 行 に お け る 1)自 覚 、2)自 信 、3)必 要 と さ れ る 知 識 ・ 技 術 ・ 態 度 の 理 解 、4)自 身 の 問 題 点 の 明 確 化 、5)自 身 の 問 題 点 の 改 善 に 必 要 な 知 識 ・ 技 術 ・ 態 度 の 理 解 の 5 項 目 に つ い て 、 で き た 、 お お む ね で き た 、 あ ま り で き な か っ た 、 で き な か っ た 4段 階 で 自 己 評 価 し て も ら っ た 。

1)自 覚 に つ い て は 、59.2% が で き た 、 39.4% が お お む ね で き た と 回 答 し て お り 、 合 計 す る と 98.6% が 自 覚 を 高 め る こ と が で き て い た 。 一 方 で 、2)自 信 に つ い て は 、 で き た の 回 答 は 7.5% で あ り 、 お お む ね で き た の 回 答 が 59.2% あ る も の の 、 あ ま り で き な か っ た の 回 答 が 30.7% 、 で き な か っ た の 回 答 が 1.9% あ っ た 。3)必 要 と さ れ る 知 識 ・ 技 術 ・ 態 度 に つ い て は 、 で き た 24.8% 、 お お む ね で き た 70.8% で あ り 、 合 計 す る と 95.6% が で き て い た 。4) 自 身 の 問 題 点 の 明 確 化 に つ い て は 、 で き た 32.8% 、 お お む ね で き た 63.9% で あ り 、 合 計 す る と 96.7% が で き て い た 。5)自 己 の 問 題

点 の 改 善 に 必 要 な 知 識 ・ 技 術 ・ 態 度 の 理 解 に つ い て は 、 で き た 26.9% 、 お お む ね で き た 66.5% で あ り 、 合 計 す る と 93.4% が で き て い た 。

上 記 の 1)〜5)の 項 目 の う ち 、 で き た 、 と す る 回 答 割 合 が 最 も 高 か っ た の は 、1) 自 覚 、 次 い で 4)自 己 の 問 題 点 の 明 確 化 で あ っ た 。 で き た 、 と す る 回 答 割 合 が 低 か っ た の は 2)自 信 で あ り 、 お お む ね で き た 59.2%あ る も の の 、 他 項 目 に 比 べ て 受 講 に よ る 向 上 の 変 化 は 少 な か っ た 。

2 ) 研 修 受 講 2 か 月 後

  研 修 の 効 果 を 、 受 講 2 か 月 後 の 行 動 変 容 と そ の 結 果 ・ 影 響 の 点 か ら 評 価 し た 。 実 務 保 健 師 212 人 、 統 括 ・ 管 理 期 保 健 師 等 30 人 、 合 計 242 人 ( 受 講 者 の 53.1%) か ら 回 答 を 得 た 。

  質 問 紙 は 受 講 者 か ら 受 講 2か 月 後 の 行 動 ・ 態 度 及 び 周 囲 の 人 々 や 組 織 に 及 ぼ し た 影 響 に つ い て 、 自 由 記 述 に よ る 報 告 を 求 め る も の で あ り 、 回 答 者 か ら 得 ら れ た 記 述 内 容 を 質 的 に 分 類 整 理 し た 。

( 1 ) 実 務 保 健 師 の 回 答 の 内 容

( ア ) 職 場 に 戻 り 実 行 し た 行 為 ・ 態 度 記 載 内 容 は 、 以 下 の 17に 整 理 さ れ た

( 表 5 − 1 )。

【 保 健 師 や 課 の 災 害 時 の 役 割 の 確 認 】

【 地 域 防 災 計 画 ・ 災 害 時 マ ニ ュ ア ル 等 の 確 認 】

【 機 器 や 必 要 物 品 等 の 確 認 】

【 マ ニ ュ ア ル ・ 各 種 名 簿 等 の 作 成 や 更 新 】

【 保 健 師 間 、 課 内 で の 情 報 共 有 や 話 し 合 い 及 び 勉 強 会 の 実 施 】

【 上 司 、 統 括 保 健 師 へ の 働 き か け 】

【 庁 内 、 市 町 村 、 保 健 所 等 、 関 係 部 署 や 機 関 と の 関 係 づ く り 】

【 住 民 及 び 地 域 と の 災 害 時 の 視 点 を も っ た 平 時 の 関 わ り 】

【 災 害 へ の 備 え に 対 す る 課 題 別 の 取 組 の 実 施 】

【 災 害 派 遣 時 の 実 践 へ の 反 映 】

【 災 害 を 意 識 し た 日 常 業 務 へ の 取 組 み 】

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【 自 身 の 備 え 】

【 自 己 啓 発 】

【 職 場 で の 災 害 対 応 訓 練 へ の 参 加 に 対 す る 意 識 ・ 行 動 の 変 化 】

【 他 主 催 の 研 修 会 へ の 主 体 的 な 参 加 】

【 意 識 の 変 容 】

【 今 後 取 り 組 み た い こ と の 明 確 化 】

( イ ) 職 場 等 の 環 境 の 変 化 の 内 容

記 載 内 容 は 、 以 下 の 7 つ に 整 理 さ れ た

( 表 5 − 2 )。

【 体 制 の 整 備 等 に 関 す る こ と 】

【 機 器 や 必 要 物 品 等 の 再 確 認 】

【 勉 強 会 等 の 実 施 】

【 住 民 お よ び 地 域 と の 関 わ り 】

【 他 機 関 と の 連 携 】

【 保 健 師 の 災 害 に 対 す る 意 識 の 変 容 】

【 マ ニ ュ ア ル ・ 防 災 計 画 の 確 認 及 び 様 式 の 作 成 や 修 正 】

【 同 組 織 内 で の 共 有 と そ の 計 画 】

( 2 ) 統 括 ・ 管 理 期 保 健 師 等 の 回 答 の 内

( ア ) 職 場 に 戻 り 実 行 し た 行 為 ・ 態 度 記 載 内 容 は 、 以 下 の 8 つ に 整 理 さ れ た

( 表 6 − 1 )。

【 保 健 師 間 、 課 内 で の 情 報 共 有 や 話 し 合 い 及 び 勉 強 会 の 実 施 】

【 地 域 防 災 計 画 や 体 制 、 マ ニ ュ ア ル の 整 備 、 お よ び 物 品 の 確 認 ・ 準 備 】

【 災 害 対 応 訓 練 ・ 研 修 の 在 り 方 の 再 考 】

【 統 括 ・ 管 理 者 と し て の 意 識 改 革 と 組 織 全 体 へ の 働 き か け 】

【 自 己 啓 発 】

【 意 識 の 変 容 】

( イ ) 職 場 等 の 環 境 の 変 化 の 内 容 記 載 内 容 は 、 以 下 の 3 つ に 整 理 さ れ た

( 表 6 − 2 )。

【 保 健 師 の 災 害 に 対 す る 意 識 や 行 動 の 変 容 】

【 訓 練 ・ 研 修 の 実 施 】

【 情 報 共 有 と 話 し 合 い に よ る 災 害 へ の 備 え 】

【 保 健 師 の ま と め 役 に 対 す る ス タ ッ フ 等 の 理 解 】

3 . 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) の 実 用 性   研 修 実 施 機 関 の 人 材 育 成 担 当 者 か ら 、 聴 取 し た 意 見 の 内 容 を 整 理 し た 。

1 ) 従 来 の 研 修 の 企 画 と 比 べ て 良 い と 思 わ れ る 点 ( 表 7 − 1 )

研 修 ガ イ ド ラ イ ン の 意 義 、 研 修 の 目 的 の 明 確 化 、 研 修 プ ロ グ ラ ム の 系 統 的 な 作 成 、 研 修 評 価 の 明 示 、 コ ン ピ テ ン シ ー の 活 用 の 意 義 、 リ フ レ ク シ ョ ン の 活 用 の 意 義 、 効 果 、 が 良 い 点 と し て 示 さ れ た 。

 

3 ) 改 善 を 要 す る 点 ( 表 7 − 2 )

  用 語 の 明 確 化 、 コ ン ピ テ ン シ ー の 活 用 方 法 の 具 体 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン の 活 用 促 進 、 工 夫 の 点 か ら 、 改 善 を 要 す る 点 が 示 さ れ た 。

D . 考 察

1 . 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) の 効 果 研 修 直 後 の 受 講 者 の 満 足 度 、 災 害 時 に お け る 実 務 保 健 師 と し て の 役 割 遂 行 に つ い て の 自 覚 、 知 識 、 自 己 の 問 題 点 、 自 己 の 問 題 点 を 改 善 す る た め の 方 法 の 理 解 の 回 答 か ら 、 効 果 の あ る こ と が 確 認 で き た 。 一 方 で 、 実 務 保 健 師 と し て の 災 害 時 の 役 割 遂 行 に 対 す る 自 信 に つ い て 、 受 講 者 の 約 6 割 が 、 で き た ・ 概 ね で き た 、 と 回 答 し た が 、 自 覚 、 知 識 、 自 己 の 問 題 点 、 自 己 の 問 題 点 を 改 善 す る た め の 方 法 の 理 解 の 回 答 に 比 べ て 低 い 割 合 で あ っ た 。 こ れ は 、 実 務 保 健 師 と し て の 災 害 時 の 役 割 遂 行 に お い て 自 信 の 獲 得 に 至 る た め に は 、 持 続 的 な 学 び の 必 要 性 を 示 唆 す る も の で あ る 。

ま た 、 受 講 者 の 2 か 月 後 の 回 答 内 容 か ら 、Kirkpatrik の 学 び の 評 価 の 4視 点 の う ち レ ベ ル 3 行 動 変 容 、 レ ベ ル 4 の 結 果 と 影 響 に 相 当 す る 変 化 に お い て も 、 学 び の 影 響 を 及 ぼ し た こ と が 確 認 で き た 。 こ れ は 研 修 直 後 だ け で な く 、 研 修 後 職 場 に 戻 っ て 以 後 も 研 修 効 果 が 持 続 し て い た

(6)

118 こ と を 示 す も の で あ る 。 事 前 学 習 、 集 合 型 対 面 学 習 、 事 後 課 題 の 提 示 、 あ る い は 研 修 時 の リ フ レ ク シ ョ ン に よ る 自 己 の 問 題 の 明 確 化 と い っ た 、 実 務 保 健 師 と し て の 災 害 時 の 役 割 遂 行 に 対 す る 系 統 的 な 方 向 づ け が 効 果 を 及 ぼ し た も の と 考 え ら れ る 。 ま た 、 研 修 目 的 と 共 に 評 価 計 画 に つ い て も 、 研 修 受 講 者 と 共 有 し て い た こ と が 研 修 受 講 後 の 効 果 に 対 し て も 作 用 し た も の と 考 え ら れ る 。

2 . 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) の 実 用 性   研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) を 用 い た 研 修 企 画 に お い て 、 従 来 の 研 修 の 企 画 と 比 べ て 良 い と 思 わ れ る 点 と し て 、 研 修 の 目 的 の 明 確 化 、 研 修 プ ロ グ ラ ム の 系 統 的 な 作 成 、 研 修 評 価 の 明 示 、 コ ン ピ テ ン シ ー の 活 用 の 意 義 、 リ フ レ ク シ ョ ン の 活 用 の 意 義 等 が 示 さ れ た 。 こ の う ち 、 コ ン ピ テ ン シ ー の 活 用 の 意 義 は 、 研 修 プ ロ グ ラ ム の 系 統 的 な 作 成 の 中 の 研 修 目 標 の 明 確 化 に 関 連 し 、 リ フ レ ク シ ョ ン の 活 用 の 意 義 は 、 研 修 評 価 に 関 連 す る 内 容 と 考 え ら れ た 。 ま た 研 修 の 目 的 の 明 確 化 は 、 研 修 プ ロ グ ラ ム の 系 統 的 な 作 成 を 方 向 づ け る も の と 考 え ら れ た 。 以 上 の こ と か ら 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) は 研 修 目 的 及 び 研 修 目 標 、 研 修 評 価 を 明 確 に し 、 研 修 プ ロ グ ラ ム を 系 統 的 に 作 成 す る 上 で 実 用 性 が あ っ た と 評 価 で き る 。

  一 方 で 、 改 善 を 要 す る 点 と し て 、 コ ン ピ テ ン シ ー や リ フ レ ク シ ョ ン 等 の 馴 染 み の な い 用 語 の 理 解 へ の 苦 慮 か ら 、 用 語 解 説 の 必 要 性 や 、 研 修 プ ロ グ ラ ム 作 成 に お け る コ ン ピ テ ン シ ー の 活 用 方 法 の 具 体 に つ い て 説 明 が ほ し い 等 が 示 さ れ た 。

研 修 ガ イ ド ラ イ ン が 全 国 の 参 照 標 準 と し て 、 人 材 育 成 担 当 者 が 効 果 的 に 活 用 で き る た め に は 、 用 語 の 解 説 、 コ ン ピ テ ン シ ー の 活 用 方 法 を 研 修 企 画 の 例 示 と 共 に 明 示 す る 等 の 工 夫 が 精 錬 す べ き 事 項 と し て 必 要 で あ る 。

3 . 研 修 ガ イ ド ラ イ ン に お け る 基 本 と す

る 考 え 方 の 妥 当 性

  研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) に お い て は 、 以 下 の 4 つ の 基 本 と す る 考 え 方 、 す な わ ち 、 ① 災 害 時 の 実 務 保 健 師 の コ ン ピ テ ン シ ー を 基 盤 に 、 そ の 能 力 を 高 め る た め の 研 修 の 企 画 ・ 実 施 ・ 評 価 が で き る こ と 、

② 各 自 治 体 に お け る 研 修 ニ ー ズ に 基 づ き 企 画 す る 人 材 育 成 研 修 と す る こ と 、 ③ 研 修 時 の リ フ レ ク シ ョ ン に よ っ て 受 講 者 が 自 分 に 必 要 な 学 び を 明 確 に で き る こ と 、

④ 研 修 後 の 継 続 的 な 能 力 開 発 に 繋 げ る 方 向 づ け を 図 る こ と 、 を 定 め 、 そ れ ら に 基 づ き 研 修 を 企 画 ・ 実 施 ・ 評 価 す る こ と と し た 。 本 研 究 に お け る 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) の 現 場 適 用 に よ る 検 証 を 通 し て 、 こ れ ら の 基 本 と す る 考 え 方 の 妥 当 性 を 評 価 す る と 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) を 用 い た 研 修 の 効 果 及 び 実 用 性 は 、 上 記 の ① 〜 ④ が 関 係 し て お り 、 こ れ ら の 基 本 と す る 考 え 方 の 設 定 は 妥 当 で あ っ た と い え る 。

4 . 実 務 保 健 師 を 対 象 と し た 災 害 時 に お け る 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 の 在 り 方

( 図 )

  分 担 研 究 1 の 考 察 で 述 べ た よ う に 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) を 作 成 す る 段 階 に お い て 、 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 と そ の 育 成 に つ い て 、 1 ) 保 健 師 と し て の 基 本 的 な 実 践 能 力 の 涵 養 を 内 包 し た 災 害 時 の 保 健 活 動 に 関 す る 役 割 と そ の 遂 行 に 対 す る 研 修 企 画 、 2 )OJT−Off-JT 自 己 研 鑽 の 連 鎖 に よ る 能 力 育 成 と そ れ を 方 向 づ け る 研 修 企 画 、 が 重 要 と 示 唆 さ れ た 。

  そ の 後 、 実 際 に 研 修 ガ イ ド ラ イ ン

( 案 ) を 現 場 適 用 し 、 効 果 と 実 用 性 に つ い て の 検 証 を 経 て 、 改 め て 、 実 務 保 健 師 を 対 象 と し た 災 害 時 に お け る 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 の 在 り 方 と し て 上 記 の 1 ) 及 び 2 ) を 具 現 化 す る た め に は 、 以 下 の こ と が 重 要 と 示 唆 さ れ た 。

( 1 ) 実 務 保 健 師 の キ ャ リ ア 発 達 を 視 野 に 入 れ た 研 修 目 的 の 明 確 化

(7)

119 保 健 師 の キ ャ リ ア 発 達 に 基 づ い た 人 材 育 成 体 系 と 関 連 づ け て 、 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 の 育 成 を 図 る こ と が 重 要 で あ る 。 保 健 師 の キ ャ リ ア ラ ダ ー2)と の 関 係 や 研 修 実 施 機 関 に お け る 人 材 育 成 目 標 を 踏 ま え 、 研 修 目 的 を 明 確 に す る こ と 、 さ ら に そ れ ら の こ と を 研 修 時 に お い て 受 講 者 と 共 有 す る こ と の 重 要 性 が 確 認 で で き た 。

( 2 ) 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の コ ン ピ テ ン シ ー の 特 徴 の 理 解 と 活 用

  統 括 的 立 場 に あ る 保 健 師 の 災 害 時 に 求 め ら れ る コ ン ピ テ ン シ ー87項 目 は 、 < リ ー ダ ー シ ッ プ > 、 < 情 報 知 識 の 形 成 と 運 用 > 、 < 計 画 策 定 と 推 進 > の 3 領 域 か ら 成 る 3)

一 方 、 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の コ ン ピ テ ン シ ー81項 目 は 、 個 人 や 集 団 へ の 支 援 ・ 対 応(20項 目)、 ヘ ル ス ニ ー ズ の 把 握

13項 目 )、 事 業 の 実 施 (4項 目 )、 連 携 ・ 協 働 (10 項 目 )、 支 援 体 制 づ く り

28項 目 )、 自 身 ・ 同 僚 の 健 康 管 理 (3 項 目 )、 専 門 性 の 明 確 化 (3 項 目 ) で あ る 。 こ の こ と か ら 、 実 務 保 健 師 の 災 害 時 に 求 め ら れ る コ ン ピ テ ン シ ー は 、 保 健 師 と し て の 基 本 的 な 実 践 能 力 、 す な わ ち 対 人 支 援 能 力 と 地 区 管 理 能 力 を 両 輪 に し て 、 被 災 者 や 避 難 所 等 の 生 活 の 場 に 直 接 か か わ り 、 個 々 の ヘ ル ス ニ ー ズ に 対 応 す る と と も に 、 集 団 や 地 区 に 対 し て 必 要 な 対 策 や 手 段 を 提 案 し 具 体 化 し て い く た め の 実 践 的 能 力 で あ る と い え る 。 ま た 災 害 時 の 活 動 を 通 じ て 保 健 師 と し て の 専 門 性 を 明 確 に す る こ と も 実 践 能 力 に 含 む こ と に 特 徴 が あ る と い え る 。

研 修 企 画 に お い て は 、 こ の よ う な 性 質 を も つ 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の コ ン ピ テ ン シ ー の う ち 、 ど の よ う な 内 容 に 焦 点 を あ て る の か を 検 討 し て 、 研 修 目 標 を 明 確 に し 、 研 修 の テ ー マ や プ ロ グ ラ ム 内 容 、 研 修 評 価 に 反 映 さ せ る こ と は 、 一 貫 性 を も た せ て 、 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 の 育 成 を 図 る た め に 意 義 が あ る 。 そ う す る こ と が 、 学 び の 系 統 的 な 方 向 づ け に 資

す る と 考 え る 。

5 . 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 ガ イ ド ラ イ ン の 確 定

  精 錬 す べ き 事 項 を 反 映 さ せ て 、「 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 ガ イ ド ラ イ ン 」 の 最 終 版 を 確 定 さ せ た 。 本 稿 の 末 尾 に 資 料 と し て 掲 載 す る 。

6 . 研 修 ガ イ ド ラ イ ン の 社 会 実 装 の レ ベ ル と 今 後 の 課 題

  研 修 ガ イ ド ラ イ ン は 、11か 所 の 設 置 主 体 の 異 な る 研 修 実 施 機 関 に お い て 適 用 し 、 実 地 に そ の 効 果 及 び 実 用 性 を 検 証 し 、 得 ら れ た 示 唆 に 基 づ き 精 錬 さ せ て 完 成 さ せ た も の で あ る 。 こ の 研 究 成 果 を 社 会 実 装 に お け る 研 究 開 発 段 階 4)に 照 ら し て そ の 位 置 づ け を 捉 え る と 、 外 部 協 力 者 を 加 え た 単 発 的 な 体 制 下 の 基 で 検 証 さ れ た 「 単 発 実 験 」 の 段 階 、 あ る い は 外 部 支 援 者 を 加 え た 継 続 的 に 実 施 で き る 担 い 手 の 基 で 検 証 さ れ た 「 社 会 実 験 」 の 段 階 に あ る と い え る 。

  実 務 保 健 師 の 災 害 に お け る 対 応 能 力 育 成 研 修 を 企 画 す る 、 各 地 の 都 道 府 県 や 保 健 所 設 置 市 の 本 庁 、 保 健 所 、 市 町 村 等 の 研 修 実 施 機 関 で こ の 研 修 ガ イ ド ラ イ ン が 研 修 企 画 に 活 用 さ れ 、 災 害 対 策 や 人 材 育 成 の 施 策 に ど の よ う に 良 い 影 響 を も た ら し た の か を 持 続 的 に 確 認 す る こ と は 、 研 修 ガ イ ド ラ イ ン の 汎 用 性 を 高 め る 上 で 重 要 で あ り 、 今 後 の 継 続 的 な 課 題 で あ る 。

E . 結 論

  分 担 研 究 2 〜 5 に お け る 各 検 証 研 究 を 総 括 し 、 総 合 的 な 検 証 を 行 っ た 結 果 、 作 成 し た 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) に つ い て 精 錬 す べ き 事 項 が 明 ら か と な り 、 そ の 事 項 を 踏 ま え て 、 全 国 標 準 と な る 、 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 ガ イ ド ラ イ ン を 完 成 さ せ る こ と が で き た 。「 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 育 成 の た め の 研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )」を 11 研 修 実 施 機 関(4 県 本 庁 、1 保 健 所 設 置 市

(8)

120 本 庁 、5 県 型 保 健 所 、1職 能 団 体 )に お い 人 材 育 成 担 当 者 に 活 用 し て も ら い 実 務 保 健 師 を 対 象 と す る 災 害 対 応 研 修 を 企 画 し 、 効 果 及 び 実 用 性 に つ い て 検 証 し た 。 受 講 424 人 の 受 講 直 後 の 回 答 か ら 、 満 足 度 は 高 く 、 災 害 時 に お け る 実 務 保 健 師 の 役 割 遂 行 に 対 し て 、自 覚 、必 要 な 知 識 、役 割 遂 行 に あ た っ て の 自 身 の 問 題 点 の 把 握 、 自 身 の 問 題 点 の 改 善 を 図 る た め に 必 要 な 知 識 の 理 解 を 得 る こ と が で き て い た 。 一 方 、 役 割 遂 行 に あ た っ て の 自 信 の 獲 得 は 他 項 目 に 比 べ て 低 か っ た 。 研 修 受 講 2 か 月 後 の 受 講 者 の 回 答 か ら は 、 職 場 に 戻 っ た 後 に 実 行 し た 行 動・態 度 と し て 、【 地 域 防 災 計 画 ・ 災 害 時 マ ニ ュ ア ル 等 の 確 認 】

【 保 健 師 間 、 課 内 で の 情 報 共 有 や 話 し 合 い 及 び 勉 強 会 の 実 施 】【 上 司 、統 括 保 健 師 へ の 働 き か け 】【 庁 内 、市 町 村 、保 健 所 等 、 関 係 部 署 や 機 関 と の 関 係 づ く り 】【 住 民 お よ び 地 域 と の 災 害 時 の 視 点 を も っ た 平 時 の 関 り 】な ど 17の 内 容 が 確 認 で き た 。ま た 周 囲 の 人 々 や 組 織 の 影 響 と し て.【 体 制 の 整 備 等 】【 住 民 お よ び 地 域 と の 関 り 】【 他 機 関 と の 連 携 】【 保 健 師 の 災 害 に 対 す る 意 識 の 変 容 】な ど 7 つ の 内 容 が 確 認 で き た 。 ま た 人 材 育 成 担 当 者 か ら 研 修 ガ イ ド ラ イ ン( 案 )が 役 立 っ た 点 と し て 、研 修 目 的 の 明 確 化 、 プ ロ グ ラ ム の 系 統 的 作 成 、 評 価 の 明 示 等 が あ っ た 。 改 善 が 必 要 な 点 と し て 、 用 語 解 説 の 必 要 性 、 コ ン ピ テ ン シ ー リ ス ト の 活 用 方 法 の 明 示 、 研 修 企 画 の 事 例 の 掲 載 等 が 示 さ れ た 。 以 上 よ り 作 成 し た 研 修 ガ イ ド ラ イ ン ( 案 ) は 実 務 保 健 師 の 災 害 時 の 対 応 能 力 を 育 成 す る た め の 研 修 企 画 に お い て 有 用 で あ る こ と が 確 認 さ れ た 。 実 用 性 を 高 め る た め に 用 語 の 説 明 や 研 修 の 企 画 ・ 実 施 ・ 評 価 の 取 組 事 例 を 加 え た 。

F . 健 康 危 険 情 報 な し

G . 研 究 発 表 1. 論 文 発 表   な し

2. 学 会 発 表

1)奥 田 博 子 ,宮 崎 美 砂 子 ,春 山 早 苗 ,石 川 麻 衣 ,植 村 直 子.災 害 時 に お け る 保 健 師 の 受 援 の 検 証 ( 第 1 報 ) − 受 援 保 健 師 へ の イ ン タ ビ ュ ー 調 査 か ら.第 78 日 本 公 衆 衛 生 学 会 総 会 .2019.10;高 知 県 .第 78 回 日 本 公 衆 衛 生 学 会 総 会 抄 録 集 .p.505.

2)Hiroko OKUDA, Misako MIYAZAKI,

Sanae HARUYAMA,Mai ISHIKAWA, Naoko UEMURA ,Yoshiharu KIM and Yasuhiro KANATANI.Roles and Competencies Required of Public Health Nurses (PHNs) for Collaborative activities with External Supporters during times of Disaster in Japan. APEDNN. Hong Kong.2019.11. p.38.

H . 知 的 財 産 権 の 出 願 ・ 登 録 状 況   な し

< 引 用 文 献 >

1 )James D. Kirkpatrick Wendy Kayser Kirkpatrick:Kirkpatrick's Four Levels of Training Evaluation. Amer Society for Training ,2016.

2 ) 保 健 師 に 係 る 研 修 の あ り 方 等 に 関 す る 検 討 会 最 終 と り ま と め 〜 自 治 体 保 健 師 の 人 材 育 成 体 制 構 築 の 推 進 に 向 け て

〜 . 厚 生 労 働 省 、 平 成 28 3 月 . 3 ) 宮 﨑 美 砂 子 他 : 平 成 28-29 年 度 厚 生

労 働 科 学 研 究 費 補 助 金 健 康 安 全 ・ 健 康 危 機 管 理 対 策 総 合 研 究 事 業 「 災 害 対 策 に お け る 地 域 保 健 活 動 推 進 の た め の 管 理 体 制 運 用 マ ニ ュ ア ル 実 用 化 研 究 」 別 統 括 保 健 師 の た め の 災 害 に 関 す る 管 理 実 践 マ ニ ュ ア ル ・ 研 修 ガ イ ド ラ イ ン .2018.

3 ) 茅 明 子 、 奥 和 田 久 美 : 研 究 成 果 の 類 型 化 に よ る「 社 会 実 装 」の 筋 道 の 検 討 . 社 会 技 術 研 究 論 文 集 、12、12-21 2015.

(9)

121 表1  研修受講の効果を評価するために必要な資料収集 

項目  資料収集の方法  Kirkpatrick による       

4 レベルの評価視点  1.受講

者の感 想・満足 度 

方法:研修受講直後に、自由意思により、無記名で、質問紙に回 答してもらい、研修会当日に提出してもらう。 

内容:以下の設問 

研修に対する感想を尋ねる。または短文で記載を求める。 

研修に対する満足の程度を尋ねる(たいへんよかった、よかっ た、あまりよくなかった、よくなかった 

レベル1:受講者の反応

(Reaction)研修について どのように感じたか、感想 の要約、満足度により捉え る。 

2.研修 受講によ り獲得し た知識・

技術・態 度 

研修を通して実務保健師としての役割遂行に必要なコンピテンシー が、どの程度、知識・技術・態度(Knowledge, Skills and   Attitudes; KSAs)として修得されたのか、その程度を自己評価す る。また受講者が自身の問題点を把握し、改善を図るために必要な 知識・技術・態度を修得できたか自己評価する。 

方法:研修受講直後に、自由意思により、無記名で、質問紙に回 答してもらい、研修会当日に提出してもらう。 

内容:以下の設問 

③研修参加を通して、災害時における実務保健師としての役割遂行 に対して、自覚を高めることができましたか? 

④研修参加を通して、災害時における実務保健師としての役割遂行 に対して、自信を得ることができましたか? 

⑤研修参加を通して、災害時に実務保健師として求められる知識・

技術・態度について知識を得ることができましたか? 

⑦研修参加を通して、実務保健師としての役割遂行に対して、自身 の問題点を明確にすることができましたか? 

⑧上記の問題点の改善を図るために必要な知識・技術・態度につい て学ぶことができましたか? 

レベル2:受講者の学びの 程度(Learning)研修を通 じて得た(向上した)知 識・技術・態度の変化を受 講前後の自己評価により捉 える。態度には関心(意 識)や自信を含める。 

3.実践 に戻り行 動化した 内容 

方法:研修受講 2 か月後に、実施機関の人材育成担当者の協力を 得て、受講者を対象に、自記式質問紙の配信を依頼する。回答は 自由意思により、無記名で、人材育成担当部署にファックスで送 信してもらう。 

内容:受講後の追跡調査:研修で学んだことの実践における影響に ついて調べる。実践において自分の行動・態度面で変化した点があ るか。ある場合、その変化の内容について。またない場合、その理 由について尋ねる。 

⑨研修参加後のあなたの行動・態度面において、災害時における役 割遂行に関連して意識した行動・態度面があったら教えてください

(自由回答) 

⑩上記のあなたの行動・態度の中で、特に周囲の人々や組織に影響 を及ぼしたことがありましたら教えてください(自由記載) 

レベル3:行動変容

(Behavior)受講者の実践 における行動の拡大。研修 によってもたらされた変化 を、実践での行動における 自己報告により捉える。 

レベル4:結果と影響

(Results)受講者にとど まらず、組織に変化がもた らされたかを捉える。 

(10)

122 表2  研修受講者及び評価票回収状況 

 

表3  受講直後の満足度   

           

   

実務保健師 統括・管理

期保健師等 実務保健師 統括・管理

期保健師等 回収率 実務保健師 統括・管理

期保健師等 回収率

40 11 51 40 11 51 31 4 35

78.4 21.6 100.0 78.4 21.6 100.0 88.6 11.4 100.0

19 0 19 13 0 13 14 0 14

100,0 0 100,0 100,0 0 100 100,0 0 100,0

45 19 64 38 16 54 27 12 39

70.3 29.7 100.0 70.4 29.6 100.0 69.2 30.8 100.0

86 0 86 84 0 84 53 0 53

100,0 0 100,0 100,0 0 100,0 100,0 0 100,0

34 4 38 33 4 37 21 0 21

89.5 10.5 100.0 89.2 10.8 100.0 100.0 0.0 100.0

17 3 20 17 3 20 15 3 18

85.0 15.0 100.0 85.0 15.0 100.0 83.3 16.7 100.0

16 8 24 16 7 23 16 8 24

66.7 33.3 100.0 69.6 30.4 100.0 66.7 66.7 66.7

27 1 28 27 1 28

96.4 3.6 100.0 96.4 3.6 100.0

25 2 27 21 2 23

92.6 7.4 100.0 91.3 8.7 100.0

22 9 31 22 5 27

71.0 29.0 100.0 81.5 18.5 100.0

54 14 68 50 14 64 35 3 38

79.4 20.6 100.0 78.1 21.9 100.0 92.1 7.9 100.0

385 71 456 361 63 424 212 30 242

84.4 15.6 100.0 85.1 14.9 100.0 87.6 12.4 100.0

県型 保健

H

I

J

100.0

85.2

87.1 100.0

研修受講者 受講直後の評価票回収

100.0 68.6

73.7

95.8 66.7

A

B

C

D

97.4 68.4

84.4 42.2

97.7 61.6

55.3

上段 実数、下段 % 受講2か月後の評価票回収

E

F

G

K 研修実施

機関

保健 所設 置市

職能

団体 51.5

93.0 94.1

53.1 75.0

大変良かった 良かった あまり良くな

かった 良くなかった 回答なし

217 138 3 0 3 361

60.1 38.2 0.8 0.0 0.8 100.0

49 14 0 0 0 63

77.8 22.2 0.0 0.0 0.0 100.0

266 152 3 0 3 424

62.7 35.8 0.7 0.0 0.7 100.0

実務保健師

統括・管理期保健師等

上段 実数、下段 %

(11)

123 表4  受講直後の学びの評価 

   

できた おおむね

できた

あまりできな

かった できなかった 不明

251 167 4 0 2 424

59.2 39.4 0.9 0.0 0.5 100.0

32 251 130 8 3 424

7.5 59.2 30.7 1.9 0.7 100.0

105 300 16 0 3 424

24.8 70.8 3.8 0.0 0.7 100.0

139 271 11 0 3 424

32.8 63.9 2.6 0.0 0.7 100.0

114 282 24 1 3 424

26.9 66.5 5.7 0.2 0.7 100.0

4) 研修参加を通して、実務保健師 としての役割遂行に対して、自身 の問題点を明確にすることができ ましたか?

5) 上記の問題点の改善を図るため に必要な知識・技術・態度につい て学ぶことができましたか?

上段 実数、下段 %

1) 研修参加を通して、災害時にお ける 実務保健師としての役割遂 行に対して、自覚を高めることが できましたか?

2) 研修参加を通して、災害時にお ける実務保健師としての役割遂行 に対して、自信を得ることができ ましたか?

3) 研修参加を通して、災害時に実 務保健師として求められる知識・

技術・態度について知識を得るこ とができましたか?

(12)

124

表5−1  職場に戻り実行した行為・態度  −実務保健師の研修受講2か月後の回答‑ 

分類   

内容   

【保健師や課 の災害時の役 割の確認】 

所属自治体における保健師や組織の災害時の役割を確認した。 

訓練の内容から災害発生時に必要になるであろう確認事項を確認することができた。 

保健師の役割について、課内で話し合いを行う等再確認を行うことができた。 

医師会の防災ワーキンググループに参加し、今の所属における保健師の役割(特に在宅避難者への 支援)について、課の保健師と話し合った。 

課内の災害対策マニュアルが改定され、自分が担当する救護所や役割、またリーダー保健師の役割 などについて、発災時の動きをイメージしながら意識して確認することができた。 

今までの災害に関する研修資料を見直し、管内の市との連携で自分がすることについて考えた。 

災害時の対応(フェーズ0)について見直した。 

研修参加以降、再度災害時における保健師の行動について確認をした。 

自身が従事する可能性のある避難所、同じ避難所で活動予定の保健師を確認した。 

避難所運営について、職員の役割分担について考え、自分は保健師としてどんな役割を担えば良い か考えるようになった。 

災害時の参集場所等を職場内で確認した。 

災害時の対応ではチームプレーとなるため、日頃からコミュニケーションを大切にしつつ、災害時 の動きについて確認しあっておきたい。 

災害発生を想定することで、やるべきことや備えておくこと等を実感した。特に災害発生時に一人 で行動するのではなく、必ずパートナーとなる職員や保健師と協働するという点が印象に残り、帰 庁後に同じ避難所で従事する保健師を確認しした。 

【地域防災計 画・災害時マ ニュアル等の 確認】 

勉強会の企画のあたり、所属自治体の災害時活動マニュアルを精読した。 

災害基本計画、災害時活動マニュアルの確認をした。 

「災害時保健師活動マニュアル」(平成 25 年度作成)の記載内容の確認や、自市町村 

の体制や情報伝達方法等の確認を行うことができた。 

災害時保健師活動マニュアルを読んで、フェーズごとの保健師活動について確認をし  た。 

市の災害時地域情報シートを再度確認した。 

地域の特徴やハザードマップ記載の危険地域の状況を確認した。 

市の災害応急対応マニュアルをプリントアウトし確認した。(要支援者名簿、避難所 

等) 

町の防災マニュアルを改めて見直した。 

市防災計画等を再確認した。 

当市の地域防災計画に目を通し、組織体制を確認した。 

マニュアルがどうなっているか、連絡体制の確認をした。 

発災時の連絡網と、対応マニュアルを再確認した。 

ガイドラインを再度確認した。発災時の行動についてイメージを持った。 

所属自治体の災害時保健活動マニュアルの再確認をした。 

所属自治体は災害時保健活動マニュアルを作成していないため、県のマニュアルをい  ただき、紙ベースにし課内で共有した。 

研修終了後、所属自治体の災害対策計画書を読み直すことで理解が深まった。 

現在の市の防災対策を再度確認したり、災害対策・対応に関する資料等を読んだり、 

今後起こりうる災害に備えて考えを深めた。 

個人的に他自治体で既に作成されている保健師の災害時マニュアル等を調べた。 

災害時マニュアルを読み直し、いざという時に自分がどのように動けばいいか再確認  をした。不明な点は他職員に聞き、確認をした。 

地域防災計画に目を通し、地震等緊急時の職員対応マニュアルを再度確認し、自分の 

役割について確認した。また、避難行動要支援者名簿について、これまで正直なところ、そういった 名簿の存在すら知らなかったが、自分の所属する自治体は、どこの課でそれを作成しているのかを受 講後に確認した。(まだ、目は通していないので、今後担当課に見せていただく機会を作りたい) 

連絡網を見直した。 

災害時職員ポケットマニュアルを見直した。 

災害時循環器疾患の予防・管理に関するガイドラインの存在を知り、ガイドラインを  読んで知識を深めた。 

研修の所感を上司に報告したところ、災害時の本市の取り組み,課の取り組みのマニュアルを教え てもらった。 

災害時保健師活動マニュアルを確認した 

図  実務保健師の災害時の対応能力育成のための研修ガイドラインにおける人材育成

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