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契 約 運 賃 制 に お け る 盟 外 船 積 特 免 條 項 を め ぐ る 論 争

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(1)

契約運賃制における盟外船積

特 免 條 項 を め ぐ る 論 争

高 村 忠 也

﹁序

本 稿 に 所 謂 契 約 運 賃 制 ( c o n t r a c t r a t e s y s t e m , d u a l r a t e s y s t e m o r e x c l u s i v e p a t r o n a g e c o n t r a c t   s y s t e m ) と

は︑荷主は特定航路上における運送貨物の全部(勿論その適用より除外される特定品目もある)を同盟運送人に委託

す る こ と を 的 し ︑ 他 方 同 運 送 人 は そ の 代 償 上 し て 比 較 的 低 廉 な 契 約 遊 質 ( c o n t r a c t   r a t e ) の 適 用

‑ し か ら ざ る 荷 主 に は 比 較 的 高 い 非 契 約 運 賃 ( n o n ‑ c o n t r a c t r a t e ) を 課 す る つ に 同 意 す る こ と を 契 約 内 容 と す る 制 度 旦 呂 う

︒ こ の よ う な 契 約 運 賃 制 が ︑ 第 二 次 世 界 大 戦 後

︑ 従 前 以 上 に 世 界 海 運 関 係 者 の 関 心 を 昂 め つ ゝ あ る が

︑ 契 約 運 賃 制 自 体 の 適 法 性 ︑ 契 約 運 賃 と 非 契 約 違 質 問 の 較 差 の 妥 当 性

︑ 契 約 違 反 の 場 合 荷 主 に 負 わ さ れ る 損 害 賠 償 の 適 否 ︑ F . O . B 条 件 の 場 合 に お け る 盟 外 船 積 特 免 条 項 の 解 釈 等 が ︑ そ の 際 の 主 要 論 争 課 題 で あ る ︒ 盟 外 船 積 特 免 条 項 の 取 扱 い 方 に つ い

. て の 当 事 者 の 主 張 及 び 取 締 械 関 の 見 解 を 中 心 と し て 論 議 の 跡 を 辿 り ︑ こ れ に 若 干 の 卑 見 を 加 え る こ と を 本 稿 の 主 要 目 的 と す る

伺︑その間の事情は幾分異るけれども我が国の公正承引委員会の態度と異つた見解を'同様な性格を有った米国合

衆 国 の 連 邦 海 事 委 員 会 ( U n i t e d S t a t e s F e d e r a l 己 a r i t i m e B o a r d . ) が 最 近 表 明 し た こ と は ︑ こ の 間 題 の 統 一 的 解 決 に

より大なる複雑性を加えるものであると言わなければならない︒

契約運賃制における盟外槍積時免条項をめぐる論争

四一

(2)

経 営 と 経 済

四 一 一 ︑

公正取引委員会の基本方針

盟外船積特免条項とはいかなるととを一一百うのであろうか︒

﹁緊急もしくは他の特別な事情の場合には︑同盟書記は同盟拾による船積みを許可する︒同・ 0 ・回・条件で︑外国の

買手が船積みする船を指定し旦その胎が盟外運送人によって運航されている場合には︑同船積みは本契約から除外さ

れ︑荷主は罰則を受ける乙となく盟外船積みを自由に行う乙とができる﹂と一一一口う趣旨のものがとれである︒

我が国に関する限り︑とのような盟外船積特免条項が他の問題の一部として論評された事例を別にすれば︑昭和二

十九年九月二十日︑公正取引委員会事務局長上り日本復航運賃同盟(守匂 g 出

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議長宛に送付された︑その照会に対する回答者が故初のものと忠わ札る口

第二次世界戦争直後の本邦の貿易は︑輸出入共に国営方式が採られていたが︑昭和二十三年秋頃上り︑少くとも輸

出については民間貿易に復帰し︑貿易総額も昭和二十一年を一

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とすれば︑二十二年は一七一︑二十三年は一一一ニ O ︑二十四年は三四二と大幅な上昇を示すに到った︒然るに当時の木邦海運は相一く少数の外航適格船を有クに過ぎや

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その活動範囲は僅かに沿岸航路及び一部の近海航路に限られていた︒かくして我が国の貿易総額の増大に伴い︑好機

到れりと︑日本海運の空白につけとんで外国の船会社が日本を中心とする遠洋定期航路に腫を接して進出して来た︒

このような事情の下に︑日本をめぐる主要外国航路に日本の船会社を合まない外国の船会社のみによる海運同盟が

漸次復活結成される乙とふたクたロ就中日本から欧洲諮港向けの航路に沿いては極東復航運賃同盟(吋旬開

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がいち早く結成を見た︒戦争前との航路を支配していた海運同盟は極東復航同盟

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であり︑とれば同盟内部規約として就航路隻数︑積揚地︑船

種︑運賃卒及び特殊貨物の積取りとその運賃率等について強力志制限規定を有ち︑又対荷主契約としては運賃延戻制

を採用し︑荷主と緊密な結合を維持して︑盟外胎の活動を殆んど不可能ならしめていたのであるが︑今次大戦の勃発

に伴い自然その機能は全面的に崩壊するととを余依たくされた︒戦争が終始を告げるや︑英国系の回

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(3)

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在︒ロ︒︒・等によって同盟が復活され︑その名称を極東復航運賃同盟と改めた l 後日更に日本復航運賃同盟と

改称された l

口本同盟に加入申請をした我が国の船会社三社の中︑戦前の加盟実績を有ク日本郵船と大阪商船につい ては承認を与えたが︑多数の待主及び経済団体の支持を符て加入を申込んだ三井船舶は昭和二十パ年二月にそれを拒 否された︒そこで三井船舶は同盟に対して再考慮を要望すると共にもし加入が認められなければ盟外配船も己むを符

ない旨を申入れたが︑同盟は船腹過剰と日本に対する割当ては二社で充分と言う理由で依然として初志を判明そうとし

なかった︒かくして三井船舶は︑将来の加盟を期待しつえ︑又同盟と無用の摩擦を避ける意図の下に︑同年三月︑京 航世外一周航路としてパナマ経由欧洲向け定期配船(月一航海)を開始した︒同盟契約荷主の中にも三井船舶のこの 船便を利用するものが現われたので︑同盟は回

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竿を配布して︑航路のいかんに関せ十︑仕向地が欧洲諸港であれば︑

契約荷主の取扱う金貨物が一千運送契約によクて拘束三れる旨を通告した口同盟は更に同年九月︑欧洲の荷受人に対 し回竿を配布して三井船舶の拾を利用しないよう程えの圧迫手段に訴えたが︑とのような同盟の態度に好意左寄せや

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グ︑ドイツ等の北海乙仲組合のごとき三井船舶を支持する旨を公然と戸明する者も現われた︒同盟と三井船舶 との間の闘争が激化するに及んで︑三井船舶は京航世界一周船の配船主月二航海に増加し︑新規に回航スエズ経由欧 州向け定期配給(月一航海)を開始するに到クた

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る事態の下では︑飽くまでも三井船舶の盟外配給を阻止せんとして︑同盟契約運賃よりも一割内外低慌た迩賃 の三井船舶の船を利用しようとする日本側荷主及び欧洲側荷受人に対して種々の排他的誘引強制手段の強化を同盟が

企図するととは自然の理である口乙

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に盟外船積特免条項の改訂をめぐる紛争の発生を見るのである︒

当事者の一方たる日本復航迩賃同盟が予てより採用している貨物運送契約

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﹀第六条によれば︑﹁緊急もしくは他の特別な事前の場合には︑地方議長は盟外船による船積みを許可する︒も

し外国の民千が︑可・ 0 ・切・給額みの場合︑船積みのなされる拾を指定するたらば︑又もし同船が日本復航運賃同盟の

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パーでたい運送人に上クて運営されているならば︑そのような場合には︑かえる船積みは本契約から除外され︑

契約運賃制における盟外船積特免条項をめぐる論争

(4)

経 営 と 経 済

四 四

待主は罰則を受ける乙となくして自由に船積みをなす乙とができる口(契約)迩送人は︑かふる外国の買手が先十運 送人との契約に岩名しない限り︑第一条に指定された仕向地向けに︑運送人の拾で︑同外国の買手宛もしくは同人に よって託送される爾後の貨物について︑契約運賃を以後拒否する乙とができる︒﹂旨規定されている︒同盟はか

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窮境を打開する為めにとの条項の一部に修正を加えんとする策を打出すことになった︒日本復航運賃同盟の地方議長

は︑公正取引委員会事務局経済部長に書簡を送り︑現行貨物運送契約書式の第六条中︑﹁もし外国の買手が︑司・ 0

・ 回 ・ 姶積みの場合︑恰積みの注される船主指定するならば﹂(ロ

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その信用状に胎積みする船舶の実際名称を指定するならば﹂(ロ白内︒見広ロ σ

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いかどかとの打診を試みた︒

で目を転じて︑本問題についての利害関係者で・ある荷主︑一二井船舶及び同盟の見解乃至主民主窺って見ょう︒

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全日本輸出組合運賃委員会の立見 同盟の前記の照会に捺して︑公正取引委員会がとれにクいて全日本輸出組合運賃委員会に立見を求めたところ︑次 の上うな理由で︑乙れに反対の意向を表明した

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( I )

乙の改訂は一見すると盟外船積みの立一託手続のみを改めん一とするかのようであるが︑現行の町・ 0

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外規定は可・︒・切・契約口聞に対する船積みは海外の賀子の自由に委ねるべきであり︑その自由と利益を尊宣すべき

であると一一一口う観点に立っているので︑このような改訂はその自由と利益を放棄せしめんとするものであり︑正常な

る貿易の進展を阻害し︑叉同盟の独占性左前進せしめんとするもので独占禁止法の精神に違反する恨れがある︒

( E )

事務的にも若干の問題がある口即ち(イ)信用状開設の時本船名が未決定の場合もある口(ロ)信用状の到

着が船積み間際の時には同盟側への手続きが困難となる吻合もある︒(ハ)信用状によらない決済条件の輸出契約

(5)

があるので︑その場合には信用状に上る本船指定は不可能である口 (ニ)信用状の写しの提出は商取引の秘精保持

を 害 す る 悦 い れ が あ る ︒

三 井 船 舶 の 主 張

昭和二十九年八月二十五日︑三井船舶は﹁同・︒・閉・

の文書を同盟の契約荷主に配布した︒

( I )

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0 円上りの胎名指定ある場合にはいかたるときと躍もわ︒

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なることが明示せられ︑乙れに附随するいかなる義務も︑いかなる手続きも要求されていないことは明白な事実で ある︒(盟外拾積みについての事前詳可制の問題)

( E )

取引条件たる戸¥わ開設の時期は拾積み数ヶ月前の場合もあり又胎積み直前の場合もあり更に円︑¥のを取組ま

たい場合もあクて︑予め船積み時期を肋突し特定船名を指定するととは元来非常に困難であるがわ︒

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∞の例外規定の適用を単に円¥内面に恰名立誠クた場合に限定する乙とは︑荷主の利誌と格成を著しく肱闘するも

のである︒(円︑¥わ面特定盟外船名指定の問題) 指定に依る開口円︒志向蛤積に関し﹂と題する次のような趣旨

日 本 部 始 の 見 解

明皿外船積特免条項にクいて三井治舶の乙のような主張に対して︑同年十月八日︑日本復航運賃同盟の一メシパーで

ある日本郵船は︑﹁欧洲復航同盟(﹄出宍い)荷主契第六条(盟外船積特免条項)についての三井的舶の宣伝︑主張に

対する同盟側の見解﹂と題して︑次のように反駁を加えると共に同盟側の見解を悶明した︒

( I

﹀盟外船積みにクいての事前許可制の問題 (イ)盟外船積みに対する同盟の事前詐可制は運賃同盟にむける契約制の本質から来る当然の帰結である︒.

契約注賃制における県外船稲村免条項なめぐる論争

(6)

経 営 と 経 済

運賃同盟に長ける契約制なるものは︑同盟側が一定の契約運賃率(非契約運賃率よりも安い)に・おいて安定し

た船腹を契約荷主に提供し︑反面︑契約待主はその全出刊仰を同盟船に船積みする義務を負うと一一一一日う相互依存の

関係の上に成立クものであクて︑もし角川主.が同盟の諒解なくして二点的に盟外始を利用し得るものとすれば︑

契約制なるものは最早やその存在の意義がない

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﹄出宍いと同じく契約制を採用している欧洲同盟中の﹄

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︑米系同盟たる香港 l

北米太平洋岸同盟︑香港

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北米大西洋岸同盟︑海峡植民

地 l 紐育同盟等に沿いても︑かふる趣旨から契約第六条のごとき盟外船積特免条間引を全然設けて長ら十︑

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司一何一宍い等の区別たく一本であクた戦前の欧洲同盟に司おいてもとの麗の規定はなかったのであるが︑戦後︑

外国の回口三円の我が国花駐の為め一時司・ 0 ・悶・輸出がムへきいウェイ T を占めていた特殊事情を背景とし︑

米国占領行政の影剤一を強く受けていた当時の公正取引委員会の勧告により欧洲同盟が]出司のに限ってこの規

定を挿入したものであって︑これは契約制の原則から見ればむしろ変則と言うべきである︒

従クて契約制に長ける盟外船積特免の趣旨は︑契約荷主の同盟支持と同盟船積みへの努力を当然の前提とし︑

契約荷主が同盟船積みの努力をしたにも拘らやそれが不可能なる場合を考慮したものにすぎや︑契約荷主が盟 外船積特免を受けんとする以ど︑同盟に挙誌の上その事情を明らかにし事前にその許可を受くべきととは契約

制の本質から来る当然の帰結である︒

(ロ)]出町わ契約第六条に対する三井の解釈は曲解である︒

三 井

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0 ・回・回口三月指定の場合の盟外船積みについてはなんらの義務も手続きも要求されていないと主張

する技大の論拠は﹄出司わ契約第六条の丈一一一日解釈にあると考えられるが︑乙れも同条左上り詳細に考察すれば

明らかに曲解である︒即ち︑同条は左記の通り先中緊急(例えば戸¥わ期限切れにも拘ら宇同盟の適飴がたい

と一一白うがごとき)又はその他特別の事情ある場合︑戸︒︒ ω

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一円日告が毘外船積みを

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することのあ

る旨を総括的に規定し︑次いで特殊な事情ある場合の一例として可・︒・回・回

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の盟外船積指定ある場合を

(7)

挙げているが︑三井の解釈は例示規定たる町・︒・回・回口

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の盟外船積指定の点のみを切離し︑とれを以て同

盟 が

句 ・

0 ・悶・四戸恒三吋指定の場合の盟外船積みを︑個々の事実の確認を経やして︑包括的に承認したものと主

張しているのであり︑総括規定と例示規定との関係を全く無祝したものと言わ怠ければならない︒

︿ハ)同盟が匂・ 0

・ 回

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M12

の指定による盟外船積特免を行う場合に荷主に対して事前に書面による立証左求

めるととは正当である

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前述したと乙ろにより︑司・ 0 ・回・∞ロ百円指定による盟外船積みも当然事前に

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を要する乙とは明らかとたったが︑匂出匂わ契約第六条がとの点を単に

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の手続内容を明示していないととろから︑三井は同盟が

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に先立って荷主に対し

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門の盟外船積指定のあった事実を立証する書面(当号件︒ロ官︒

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の提出を求める乙とを不都合 なりと主張する︒然し訟がら

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芹 す べ き 事 由 に

該当するや否やを確認する乙とが先十必要であり︑その事実確認の為めに書面による立一止を求めるととは当然

であって︑決して契約の趣旨を逸脱したものではない白

との点について︑﹄国司のの契約書に範をとっ︑た日本!涼洲︑日本 l

γ ドネシア︑日本│泰︑ー日本 l

琉球︑日

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ペルシャ湾諸同盟の契約書には契約制に習熟しない一部荷主の誤解を慮り︑特に

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三 井 は 可 ・ 0 ・回・回ロ可臼指定による盟外船積みについて﹄出宍い契約条項の解釈を故意に歪曲し契約制の本質主

無促した見解を待主問に流布するのみなら十︑同国貨物の自社船積誘引策として︑荷主に勧めて例えば司・

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・町・であるにも拘らや回ロ可︒円上り三井船積指定の吉 222 芯ロを取付け可・ 0 ・∞・なりとして同日に

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をわざわざ吉弘ロ 8

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0 ・閉・に変えしめ三井船積みを勧誘する等の行為を行わしめる傾

契約運賃制における問外船積特免条項をめぐる論争

四 七

(8)

経 営 と 経 済

戸、

向が最近顕著となっている口同盟としてかえる行為を阻止し得ない原肉は契約第六条の円

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積 ﹁ 指 定 ﹂ ( 品 ︒ 巴 m ロ凶件︒)の意味千続が明確を欠いでいる為めで︑一部待主から同盟円︑︒ g

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乙の点を明俗化せよとの要求があった︒上って同県としてはこの﹁指定﹂を

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悶・の区別を誌も明確

に知り得る円︑¥れい面における﹁特定盟外船名の指定﹂に限定する乙とが設も適当であり︑荷主との可︒ロ σ

ぽ 防 止 に 役立つと考えたので乙の旨を契約上明文化するととの可否について

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上り公正取引委員会の怠向

を打診したのであクて︑その意図するととろは契約文一一.一日の明確化にあり︑決して第六条を強化し荷主を不当に束縛

せんとするものではない︒

公正取引委員会は本件にクいて慎重なる考慮を加え︑主な荷主上りその実情及び意見を聴取した後︑昭和二十九年 九月二十日付書簡をもって︑私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和二十二年法律第五四号)︑海上 運送法(昭和二十四年法律第一人七号)及び昭和二十五年十一月一日付昭和二十四年(判)第四号極東運賃同国事件 審判手続中止通告書

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後述ーに示された条件に服して︑改訂案︑日本復航運賃同盟の現行契約書式及び日本から欧洲 向け輸出貿易及び運輸の実情を綜合的に見ると︑もし運賃同問が改訂案を実施した場合には︑上司の法律及び審判手 続中止通告書に示された条件に実質的に違反する怯れがあると認められるので︑委員会としては︑運賃同取が改訂栄 を実施することを承認できない旨を日本復航運賃同問の地方議長に凶答し︑乙

に本問題も一段落を見たのである口

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向︑三井船舶は︑前掲の文書で︑﹁同国では戸︒・回・契約に上り回ロ

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指定を以って間外給積みをなす場合︑

荷主に対し船積み前に予め所前な

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がとれに承認を与え

るよう公正取引委員会の承認を求めたが︑その是認す与と乙ろとならや却下された﹂旨を指摘している(註)ロ

との間の治息にクいては︑次のように伝えられている口日本復航運賃同胞は︑昭和二十八年四月︑公正取引委日会

に対して︑契約第六条の改訂即ち現行契約では﹁もし外国の買手が︑可・ 0 ・回・船積みの場合︑船積みのなされる船主

(9)

指定するならば﹂と言う丈一一一口を﹁問問書記の認容し得べき事前の書託を荷主が提出したときは﹂と修正すベく申詰し︑

克に翌五月には﹁荷主が同県書記に書誌を提出したときは﹂と変更したいがいかどかと一一一ロう申出があったが︑公正取

引委員会は︑同年八月︑﹁本委員会としては︑乙の問題は運賃同盟と貿易業者との問の友好的な話合いで解決するこ とが設も望ましいとの見地に立っている︒従って両者の問に円満な諒解が成立して︑乙れを諒承した場合を除き︑同 開が乙の上うた条項の改訂を行う乙とは︑昭和二十五年十一月一日付本委員会から同盟宛の審判手続中止通告書に示 された趣意に反するから︑委員会としてはとれを承認するととができない﹂旨の書簡を同県に送クて︑その改訂案を 拒否した

D

次いで︑時間的には前後するが︑昭和二十九年九月二十日付公正取引委員会より日本復航運賃問問宛書簡の中で言 及された極東運賃同盟事件審判手続中止通告書について︑本件はいかなる事情の下に発生し︑本通告書はいかなる趣

旨を盛込んでいるか︑一管を試・み工う︒

日本から欧洲諸港向け杭路上に︑極東復航運賃岡県

l

日本復抗運賃同盟の前身ーが戦後いち早く結成されたととは

既に述べた通りである

D

同盟は︑民間貿易再開に伴い︑昭和二十四年の初頭より日本の荷主たる貿易業者に対して貨 物運送契約

l 一手運送契約!への署名を要求し︑大部八万の日本荷主は乙れを受諾しなければならなかった︒契約運賃

制の意味もしくは内容も充八

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理解せや︑唯詰われるま

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に契約を締結した荷主が大部令であり︑かくして日本の契約

荷 主

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0 ・国・条件にもとづいて外国の買手の指定した県外拾に胎積みした為めに︑同盟から巨額の損害賠償を請

求される事件を惹起した︒このような事態が端緒となクて︑昭和二十四年四月︑公正取引委員会は︑極東復抗運賃同 盟︑加盟船会社及び一手運送契約に署名せる日本の輸出業者百余社を彼審人として︑被審人は運賃を協定し︑不当な 差別運賃を設け︑運送契約を不当に勧誘し︑契約を通じて待主主不当に拘束している事実が認められ︑とれ等の事実 は私的独占禁止法の第三条の﹁不当な取引制限﹂︑第十九条の﹁不公正な取引方法﹂等に該当し︑同法及び事業者団 体法(昭和二十三年法律第一九一号﹀に違反する疑いがあるとして︑審判開始左決定した

D

荷主は一応同盟の排他的

契約起賃制における盟外船積特免条項をめぐる論争

四 九

(10)

経 営 と 経 済

O  独占の非を認めたが︑附合契約的性格を有つ一手運送契約への署名

l 契約運賃制への参加

l は己むを得ないところで

あクて︑違法ではない旨主張した一︒加盟船主の中ある者は︑日本国内に総代理底を有た歩︑従クて争訟上の代理権を

有したい特約代理庖に対して執られた独占禁止法上の手続きは無効であると言う理由の下に︑答弁書の提出を拒否し︑

又その他の船主は独占禁止法違反の事実を否認し︑たとい競争を制限し︑独占が生じても︑運賃の安定と一一一一口う公共の

利益に合致する限り︑違法ではないとする見地から︑審判開始決定の棄却を主張した︒就中︑海運同県及び契約運賃

制は世界的に是認された制度であると一一日うととが強く指摘された︒とのような外国応主の主張もあクて︑審判開始決

定一ヶ月余後の昭和二十四年六月一日︑米国の一九一六年の∞町一℃立ロぬ

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に倣った海上運送法の制定公布を見た口

同法の規定に上クて︑同盟の運賃協定自体は私的独占禁止法の迎用除外となクても︑猶契約運賃制に‑おける諸条項が

海上運送法第二十八条但書の不公正た競争方法及び私的独占禁止法上の不当な取引制限並に不公正な取引方法に設当

する疑いがあるとして︑審判開始決定は取治されるととふならなかった?又占領下と一一一口う特殊事情に

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おいて︑敗戦国

の官庁が欧米諸国の船会社を違法として審判するととは︑連合国側としてはこれを不満とし︑外交団を通じて︑占領 当局や米国国務省等の各方面に本審判取泊しの要請を行った一幕もあったが︑公正取引委員会による審判の既定方針

は堅持された︒

然しながら事件の実際的取扱いとしては︑占領︑下と一一一口う特殊事情︑国際的反郷﹂日等を考慮して︑審判廷に長ける審判

官の被審人容訊と一一一口う形式を取ら守︑公正取引委員会ど同県との聞の非公式の折簡に上クて︑問題を処理するととに

決った︒同県も公正取引委員会の主張を容れて︑同県は自発的に契約条項を改訂すると一一一日う諒解が成立し︑乙・・・・

λ

に審

判手続一時中止の措置が採られる乙とふ友クた︒昭和二十五年十一月二十八日︑公正取引委員会は極東運賃同盟に審 判手続中止通知書を送達した口委員会は︑極東運賃同問事件に合まれている諮問題の複雑出と︑本事件に対して公正 且妥当友審決左下すには相当の時日を必要とすると認められる点とを考慮して︑同県が︑直ちにその契約荷主との現

行契約を変更︑修正又'は取治す為めに必要な措泣を取り且それ等変更︑修正又は取泊しの内容が︑次に記裁するとこ

ろに合致するととを条件として︑昭和二十五年十一月一日から六ヶ月の間本件の審判手続を一時中止する決定を下し

(11)

た︒との条件によれば︑盟外船積特免条項に関しては︑﹁外国の買取人が積込船を指定する可・︒・悶・積出しの場合 には乙れを同盟契約の適用除外とする乙とを明記すると共に︑契約荷主はか

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る場合に︑おいてはいか長る罰則又は制

裁をも受けるととなしに︑国外拾を利用して積出しをたすととができる﹂旨の規定が︑修正新契約書中に合主れねば

ならない︒

盟外船積特免条項に対する公正取引委員会の右の基本的態度は︑更に昭和二十八年四月二十八日付委員会事務局長 より日本太平洋横断運賃同盟(叶

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並に日本大西洋岸及びガルブ運賃同

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︒)宛の書簡に沿いて︑再確認された︒ ︒ ロ P52

右同盟の法律顧問弁護士は︑予てより︑日本から合衆国向け抗路に沿ける契約運賃制実施に関して公正取引委員会 に対して︑海上運送法及び私的独占禁止法から見た適法性について照会を発していた口時あたかも︑両岡田とイスプ

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口︒・)との間には︑同制度の適法性いかんをめぐクて︑米国合衆国の連邦海事委 H

員会及び裁判所在舞台に︑激しい論争が繰展げられていた最中であり︑乙れは日本政府から契約運賃制にクいての承 認書を取得して︑裁判所の判決を少しでも有利にせんとする下心でなされた気配が窺われる口それは兎も角として公 正取引安員会は︑このような版・誌に接して︑民互に検討した後︑﹁現在扶が国では︑運賃同盟の契約運賃制は海上 運送法第二十八条及び第三十条並に独占禁止法第十九条(昭和二十八年一月二十四日公正取引委員会告示第一号を含 む)等の各条項に反しない限り︑独占禁止法の適用除外として適法

T

とされている口他の不公定た競争方法を伴わない

契約運賃制に関する限り︑委員会としては︑昭和二十五年十一月一日付極東復杭運賃同民事件に関する審判手続中止 通告書に示された諸原則を具備しているものに対しては︑現在までのところ積極的に措置を取っていない﹂旨を回答

しその熊度を明らかにしたロ

(註)これに対して︑日本部船は︑﹁欧洲復抗同盟二国司わ)荷主契約第六条(盟外崎積特危条項)についての三井船舶の宣伝︑

主張に対する同盟側の見解﹂において︑﹁﹄出吋の契約第六条について昭和二十八年五月荷主(木下商居)より一部荷主の誤解を

契約運賃制における盟外船積特免条項をめぐる論争

(12)

経 世 口 と 経 済

避ける為治︑右趣旨を明記してはいかんとの申入れがあり︑この点について公正取引委員会に内々の諒解を求めたところ︑他の

有力荷主筋の意見そ徴してはいかんとの意見であったので談合の予定であったが︑荷︑互の一部にはかかる改訂に反対の意見もあ

り︑努々三井盟外配船開始直後であったのでこの点について談合するのは本条への荷主の関心を集める結果となり面白からずと

して今日に至っている︒従って三井が本件を公正鼠引委員会から却下されたと宣伝しているのは全く事実証一恨の臆測に過ぎな

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こ の 間 の ︑ 真 相 を 確 認 寸 る に 足 る ︑ 資 料 が ︑ 手 許 に な い こ と は 遺 憾 で あ る ︒

三︑合衆国連邦海事委員会の態度 米国合衆閏に沿いては︑夙にコモシ・ロ

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︒ロ宮司)の下に︑契約運賃制は︑裁判所に上って︑その是非が 審議され︑更に一九一六年

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﹀のけが制定されて以降︑連邦海事委員会設にその前身及び裁判所によって本制

度が取扱われた事件は︑枚挙するに逗がないが︑本稿に引用する三井船舶会社︿・﹀コ均一︒ゎ自主百ロ

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・ 事 件 は

︑ 専 ら 契 約 運 賃 制 に

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おける盟外始積特免条項の解釈にづいて︑述邦海事委員会の見解を表明して

いる点に沿いて︑特に注目に値するものである︒

三井治舶が︑日本復航運賃同盟への加入申込拒否を契桜として︑

航世界一周航路を開設したととは既に述べたところである︒

三井船舶の京航世界一周杭路(欧洲から極東向け航路はこれを除く)の同盟関係を見ると︑日本!北米間について は︑日本太平洋横断運賃同盟及び日本大西洋岸及びガルフ運賃同盟︑北米から欧洲向げの貨物運送に関しては︑太平 洋岸欧洲同盟

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が夫唱え支配している︒ととろで︑三井ね舶の加盟 一九五三年(昭和二十八年)三月︑パナマ経由京

(13)

状況を眺めると︑日本!北米関係の二同盟については︑ニューヨーク杭路の開設と共にこれに加入し︑次にニューヨ ーク航路に接続した欧洲航路として世界一周航路左開設したが︑諸涯の事情に鑑みて︑即時の加盟を見合わせ︑日本 復航運賃同盟加盟実現の暁に二同盟へ参加せんとする態度を採づた︒と乙ろが北米太平洋岸から欧洲向けの航路に

A

いては︑三井姶舶の京航世界一周始の就航まで盟外始は存在せやノ︑比較的安定が維持されていた︒かくして同盟と三

井船舶の聞には︑激しい闘争が展開され︑間流には︑同盟は三井船舶を相手取り︑不正競争方法の採用を理由にして︑

連邦海事委員会に提訴し︑他方三井船舶も︑同盟の採用する契約運賃制に長ける盟外船積特免条項の窓意的解釈は

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ロぬ﹀立の諸規定に違反するとして︑同盟を海事委員会に提訴するに到った︒後者の盟外船積特免条項をめぐ る当事者の主張及び海事委員会の判定

l 事件番号(ロ

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第七六四号︑三井船舶︿・﹀ロ

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立と・事件︑以下同社等を同盟と略称するーを追及するのが本稿のとれからの目的である︒

本件の審判手続(胃︒︒

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円四百ぬ)は︑一九五四年十月五日に提出された申立て

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己主丘三)に基いて台り︑その申

立ては︑被審人 l 同盟もしくはそのメシパ

1

1 は︑不正た︑強制的な︑差別的な且違法な慣行の使用によって︑同盟との

一手運送契約の当事者でない外国の賀子

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3 及び荷受人から︑同人が合衆国に九おいて司・ ・回・もしくは円﹀ 0

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条件で購入した商品左中立人

l 三井治舶 l

の姶で運送する権利を奪取り︑叉賀子及び待受人をして排他的に上記同盟

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1 の船で運送するよう強制して︑一九一六年の印﹃

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ぬ﹀立の第十四条(三号)︑十五条︑十六条及び十七 D

条(註)︐に違反していると主張し︑支に前誌の強制及び俊行は申立人に回復できない損害を招来すると申立てると共

に︑その停止命令並に損害賠償を詰求した

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一九五五年一月三日︑被審人は申立てに対して答弁書を提出し︑次いで

公肱会が同年五月九日乃至十三日サ

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シスコで開催され︑同年十月十八日︑審判官(自

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の審決案

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ロ)が当事者に送達されて︑本問題は一応落着を見た口

先十本件の争点を整理すれば︑

契約遥賃制における盟外船積特免条項をめぐる論争

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(14)

経 首 と 経 済

五 四

(工)被審人は︑∞

E 3

吉岡﹀えの第十四条(三号)︑十五条︑十六条及び十七条に違反して︑運賃契約の著名者

でない外国の買手及び荷受人に︑彼等が合衆国にむいて︑吋・ 0

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条件で買入れた商品を排他的に y

同盟拾で運送するよう強制して︑賀子及び荷受人から申立人の拾に工って運送する権利を奪取ったか否か

( E ) ( I )

が立証される時には︑申立人はそれによって損害を被り︑同法の第二十二条に従クて損害賠償を受ける

権利が有るか否か

の二点になる︒

審判手続に拾いて次の諸事実が認定された︒

被審人同盟は契約運賃制を採用し︑而して乙の制皮は荷主運賃契約(∞ E ℃ 3 3 .

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と呼ばれる書式

契約によって本貿易に実施されている︒

乙の審判手続に・おける論争の木質は上記待主運賃契約解釈の相違に基づいている︒との貿易で運送される貨物の︑

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2 昨日ロ丘一︒ロ)である︒売買契約のとれ等の条件の下で︑商品が運送される拾の運送人(同

盟もしくは盟外者﹀を指定する権利を有つ

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のは︑輸出向けの商品を販売もしくは供給する運賃契約署名人であるかそ れとも乙の商品の外国の非署名の買手もしくは荷受人であるかにクいて︑紛議が発生する

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引きに関しては疑議はない︒とれ等は運賃契約によクて網一給されてゐり︑売子は運送にクいて取極めをし︑支払いを

し叉貨物の道筋決定を命令する権利と義務を有ク乙とは︑万人が乙れに異議を挟まない︒然しながら司・ 0

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﹀・∞・に関しては︑運賃契約の解釈に相違が生じ︑市してとれ等の売買は運賃契約によクて網推されているか否か︑

叉貨物の道筋指定を命令する権利と義務は乙れを誰が有クているかにづいて問題を提起する︒

(15)

荷主運賃契約の関連規定は次のように謡っている︒

荷主(富山℃同百円)は契約運賃が適用される海上運送貨物の全部を運送人

に同意する︒(第一条) 本契約は合衆国もしくはカナダの太平洋岸諸港を経由して移動する上記諸国向げの︑荷主の全輸出貨物を網羅す る︒とのような金運送貨物は︑合衆国もしくはカナダで胎積みし︑上記諸国の寄港地に航行する予定になっている その拾の為めに運送人に提供されなければならない︒かふる運送貨物を運送人へ提供せやもしくは運送人の胎以外 の拾によってそれを運送すれば︑それは本契約違反を侍成する︒その貨物の運送を運送人の給に局限する乙とに同 意する場合には︑荷主は︑直接的に或は間提的に︑いかなる方法(仲介者もしくは補助者の使用を含む)によって も遁畔を弄さ十︑そうするのが趣意である乙とを約束し又宣言する︒(同条) 何主が本契約の規定に違反してぬ積みを行う場合には︑荷主は︑決定することが困難であるかもしくは実行でき ない実際の損害賠償の代りに︑同盟に定額損害賠償

C Z E G

2 え告自民向︒)を支払わなければ友らない︒か i る定

額損害賠償は︑同盟運送人に上ってこの運送貨物が運送されたならば荷主が支払う現行契約運賃で見積られた運賃 額で支払われなければならない︒かふる定額損害賠償が当然であり︑支払うべしとの同盟からの通知の受領後三

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日以内に荷主が定額損害賠償の支払いを履行したい場合には︑荷主が同盟に支払うべき額を支払うまで︑契約運賃 を受ける荷主の権利は同盟によって止められる︒荷主が十二ヶ月間に一度なら十本契約に違反する場合には︑同盟

は荷主にか L

る解除の文書通知を送付し︑又連邦海事委員会にか

1

ふる処置を通報して︑本契約を解除するととがで

きる︒契約がとふに規定されたその違反の為めに解除された場合には︑同盟は︑同盟に支払わるべき未払定額損害 賠償が完全に支払われるまで︑荷主と新契約を締結するととを拒否できる︒(第二条)

同盟がその違反の存否主決定できる工うに︑荷主は︑話求に基づいて︑本契約によクて網一給される貿易に沿いて

符主によクて行われた船積みに関する充八刀にして完全な情報を同盟に税︑供しなければならない︒(同条)

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に沿いて規定されるように︑前以て解除

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れ︑ない限り︑本契約は無期限に有効である︒但し︑契約は︑当事

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の拾で運送すぺく差出すとと

契約運賃制における盟外船積特免会項をめぐる論争

五五

(16)

経 営 と 経 済

五 六

者の一方が相手方に︑それを解除すると言う意思の文書に工る六十目前の予告をなすととによって︑解除できるロ

(第十二条)

同盟は︑運賃契約は︑古賀の条件が可・︒・∞

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句・もしくはわ・同・司・たるとに拘らや︑署名人の全

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輸出貨物に適用するものと解釈し︑叉同盟側の著名荷主参考人

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も︑本質的に︑同盟

の解釈と軌を一にした︒三井船舶側の署名待主参考人は同盟の解釈と立見を具にし︑運賃契約は同・ 0 ・

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m ・条件を除くものと解釈する

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彼等の証言に工れば︑両条件においては︑貨物の運送されるぬもしくは運送人を指定 する権利は外国の賀子にあり︑権原

(E20)

はね上もしくは船側において買子に移り︑買手は道筋指定を命令する権

利を有し︑実際︑貨物の荷主は買手であクて運賃契約に署名せる売手ではなく︑従クて悶品川汁拾による拾積みは売千

側の運賃契約違反ではあり得ない︒

本件の論争過程に沿いて︑両当事者が夫々自己の主張を裏付けるべく提出した一一社拠書類に触れなければな︐らな

い︒買手と売手の権利義務に関して︑同町

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・売買の権利義務︑特に運送人もしくは船を指定する権利に関連する

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三井拾舶は︑司・︒・国・条件に・おいては︑買手が道筋指定を支配する権利を有っととを立託する為めに︑︒ハ

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(17)

(直)目的地まで商品にクいて凡ての雨後の活勃を処理し︑即ち(イ)保険を用京し支払いをし︑

他の運送左用意し支払いを十る乙と (百)商品が船に積載された後に拾いて︑損失もしくは殴損或は両者にクいて責任を負ろ乙と

をしなければならない︒﹂

他方同盟側は︑町・︒・悶・条件に訟いては︑買手は実際には道筋指定を支配する権利を有せや︑誌がそれを支配する

かの問題は買/千と売手間の契約事項である乙とを裏書きする為めに︑同じ︒ハ γ

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引用した︒ (ロ)海上その

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0 ・ロ・条件においては︑海上運送貨物の船腹及び海上保険保険並に戦時危険保険を入手する義務は買手

にある

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乙の義務は︑買手の側にあるにも拘ら宇︑多くの貿易にあクては︑売手が海上運送貨物の始腹及び海

上保険並に戦時危険保険左入手し買手に代クて姶積・みの用意をする︒従クて売手と買千は︑買手が海上運送貨

物の船腹及び海上保険並に戦時危険保険を入手す.るか︑それとも売手が買手に代クて︑とれをなすととに同意

するか︑とれにクいて取極めを有たなければならない︒﹂

三井胎舶は四名の荷主参考人︑同盟議長及び同社南北米総代理庄のサンフラ

γ シスコ事務所の支配人の口供者公

2 ‑ Z B

吋)在︑同盟は五名の荷主参考人及び同盟議長の口供者一一日を夫々提出したロ g

九名の荷主参考人の証言から︑司・ 0 ・切・条件においては︑道筋指定を支配する権利ば賀子にあるかそれとも売手に

あるかに関して︑又運賃契約について同盟の解釈が海事委員会によって支持される場合︑外国貿易に及す彰郡一日に関し

て︑次のととが碓められる︒

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同社は︑乙の貿易において︑司・ 0 ・ロ・条件でその胎積みの半令以上を行クており︑明皿作三井姶舶の拾でたされた

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(18)

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・回・船積みを提供した︒かふる売買契約においては︑海上運送貨物の姶腹入手について︑買手と売手 の問に︑取極めがなければならないが︑同社は道筋指定には支配権を有した

h ︒

同社は乙の貿易に司おいては棚酸塩製品について重大な外国の競争に曝されておら宇︑而して全棚酸塩荷主が︑買

手に盟外船によって運送させることを︑彼等各自に許容しない荷主運賃契約によクて一様に拘束されるならば︑荷

主達はその競争者と同一条件になるであろう︒

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務があり︑もし買手が道筋指定をするならば乙れに従うが︑然しもし買手がそうしないならば︑運賃契約の下では

同盟船によって運送する義務があると思う︒その条項によって︑特に同・︒・国・取引きを含むような運賃契約には

署名しないであろう︒

同社の重要関心事は均等なる競争であり︑それは一人の荷主も買子が盟外胎に上クて運送する乙とを詳容し得な

い場合に達成されるであろう︒かふる運賃契約は︑満足すべきものである

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・回・取引きを含むものと解釈されるならば︑同社は外国の競争者に遅れを取るであろう︑而し て亜麻仁泊の上うた競争のある油製品に関しては︑運賃項目が支配的な要素であるから︑工り低尿た運賃で盟外船 に工って運送せんとする買手の指示に応十るととができ友いならば︑それは外国の輸出荷を益する乙とになろう︒

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0 ・切・条件をも含むと判定されるならば︑外国の買手との取引きに当り︑同社一に制限を加える結

果になろう︒

(19)

一九五三年十月二十一日乃至一九五四年十一月三十日の問に︑同盟は︑十名の運賃契約著名荷主に︑彼等が行クて いる三井船による運送!同盟はとれを運賃契約に違反すると認めるーについての情報を入手した旨を通知し︑又その

給積みに関する確実な情報を提供するよう請求すると共に︑かふる情報が略々十五日以内に受理されない場合には︑

運賃契約の条項に従クて定額損害賠償が要求される旨を警告した︒同盟は十名の荷主から種々な回答を受取クた︒例 え ば

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ロは﹁その姶積みは買手が運送人を指定する権利を有クた句・っ・悶・ o

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題の資材は買手からの特別な指示に基づいて三井拾によって運送された﹂︑ロ S

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は﹁その運送は三

井船によって商品を発送せよとの買手からの特別指示に基づいてなされた司・﹀

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・取引きであクた一︑わ巳民︒門口 S

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ω は﹁そのような船積みを行クた乙とはたい﹂︑国

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は﹁同盟書簡は間違クて送付された﹂と

夫え回答した︒

一九五五年三月中旬︑同盟は︑十五名の棚酸塩荷主に︑運賃契約は同・ 0

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︑金貨物の船積みを包含すると一一一一日う同盟の見解を示す書簡を送付心︑荷主に異議がたければ︑附属せる写し

に岩名して返戻するよう荷︑主に詰求すると共に︑署名せる写しが同年四月一日までに返送され友い場合には︑運賃契

約は解除される旨を通告した

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これ等荷主の中八名はこれに応諾した!一名は後日それを取下げた!が︑残りの七名 は回答しなかクた@同年四月一日の会議の決定に基づいて︑同盟は荷主運賃契約の解除予告を回

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・外三社に発したが︑その後円満なる解決を企図して種々の交渉が持たれた

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γ シスコ事務所の支配人﹄︒ぉロ

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は運賃契約に署名せる荷主から三

井船への貨物を懇話し︑との荷主︑仲介入及び貨物運送取扱人と運賃契約に関する同盟の見解について意見を突換し たが︑彼等殊に貨物運送取扱人の態度に︑一九五五年ニ月初めの審理(事件呑号第七六七号)以来︑決定的友変化が

契約運賃制における盟外船積特免条項をめぐる論争

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