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花の色・香り・質感を長期間保持する方法の開発

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Academic year: 2021

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花の色・香り・質感を長期間保持する方法の開発

Long-term preservation of color, fragrance, and texture of cut flowers

金子康子1*、金丸 隆 Yasuko Kaneko, Takashi Kanamaru

埼玉大学 教育学部 Faculty of Education, Saitama University

有限会社エコ・フラワー Eco Flower Co.

切り花の長期保存を目的とした加工処理方法 として、ドライフラワー(自然乾燥、乾燥剤、

凍結乾燥)やプリザーブドフラワーなどが知ら れている。しかし凍結乾燥による乾燥法でも、

元の植物の色、香り、感触を保持するのは困難 である。また近年普及しつつあるプリザーブド フラワーは、生きた植物に近い感触を保持する が、色・香りは人工的に付加したものであり、

自然状態とは異なる。本研究では、切り花の自 然な色、香り、質感を長期間保持する方法を開 発することを目指した。植物の色には、一般に 細胞内の細胞質に粒状に点在する色素体に含ま れるクロロフィルやカロチノイドなどによる緑、

黄、オレンジ色などと、細胞の大部分を占める 液胞に含まれるアントシアニンなどによる赤、

紫、青色などがある。これまで、電子顕微鏡で 植物組織細胞の生きている状態に近い微細構造 観察を行うことを目的として、試料調整法や観 察法の改良を試みてきたことにより得た知見を もとにして、次の処理を適用した。1)植物細 胞内成分の変性を防ぐための処理を実施、2)

植物細胞内構造を補強するための処理を実施、

*〒338-8570 さいたま市桜区下大久保255

電話:048-858-3218 FAX:048-858-3690 E-mail:[email protected]

3)適切な条件下で乾燥。実験には、白色系、

黄色系、赤色系のバラの切り花を用いた。種々 条件を検討した結果、乾燥処理後1ヶ月以上、

元の植物に近い花と茎葉の色、しなやかな感触、

芳香を保持することができた。

参照

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