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第8回DCIS研究会プログラム

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Academic year: 2021

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第 8 回 DCIS 研究会

会 期:平成 29 年 3 ⽉ 11 ⽇(⼟曜⽇)13 時 30 分〜17 時 (終了後簡単なレセプションを予定しています) 世話⼈会:12 時 30 分〜13 時 30 分 会 場:川崎医科⼤学(岡⼭県倉敷市松島 577) 世 話 ⼈:森⾕卓也(川崎医科⼤学病理学 2・現代医学教育博物館)

テーマ:DCIS のグレード分類

(イラスト:川崎医療福祉⼤学医療福祉デザイン学科 河本萌⽒による) 当⽇連絡先:電話 086-462-1111(代)川崎医科⼤学病理学 2 森⾕・村上

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【会場へのアクセス】

会場:川崎医科大学 〒701-0192 岡山県倉敷市松島 577 【電車をご利用の方】 山陽本線・伯備線 中庄(なかしょう)駅 (岡山駅より12-13分、倉敷駅より5分) 岡山駅からは,1番または2番ホーム発です。(注:新幹線の場合、新倉敷駅は不便です) 山陽本線または伯備線の普通列車にお乗りください。快速サンライナーは停車しません。 東京行きの新幹線最終は 20:36 岡山発です。 岡山駅 → 中庄駅 中庄駅 → 岡山駅 倉敷駅 → 中庄駅 11:10 11:22 17:05 17:17 11:31 11:35 11:15 11:27 17:10 17:22 11:53 11:58 11:29 11:41 17:35 17:47 12:02 12:08 11:41 11:54 17:41 17:53 12:15 12:20 11:47 11:59 17:46 17:58 12:31 12:35 12:08 12:20 17:52 18:04 12:36 12:41 12:18 12:30 18:03 18:15 12:47 12:52 12:30 12:42 18:15 18:27 13:02 13:07 12:40 12:52 18:23 18:35 13:12 13:16 12:50 13:02 18:38 18:50 13:11 13:23 18:43 18:55 中庄駅 → 倉敷駅 13:21 13:34 19:03 19:15 17:22 17:27 13:29 13:41 19:08 19:20 17:26 17:31 19:19 19:31 17:30 17:35 19:37 19:48 17:50 17:55 19:45 19:57 17:58 18:03 19:58 20:10 18:04 18:09

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【飛行機をご利用の方】 岡山空港からは岡山駅または倉敷駅行きの高速バスが運行しています。 【自家用車をご利用の方】 川崎医科大学附属病院(併設)の外来駐車場(1時間 100 円)をご利用ください。 入り口は③または⑥です。 【タクシーご利用の方】 岡山市内からは 40 分(4,000~5,000 円)、倉敷市内からは 20 分(1,500~2,000 円), 最寄りの中庄駅からは 3 分です。 お帰りの際は、病院の 2 階玄関前と、1 階にタクシー乗り場があります。 【中庄駅から会場まで】 中庄駅北口(大学の建物が右前方に見えます)の道を直進し、駐車場の入り口から(その 先の、信号の手前に交番があります)からキャンパスにお入りください。なお、小高い丘 の側からは、キャンパスに入ることができませんのでご注意ください。 中庄駅から会場までは徒歩約15分(タクシーで3分)です。 【学内のご案内】 ・会場へは病院玄関(2F)からお入りください。 ・食堂、売店は病院の2階と8階にありますので、適宜ご利用ください。 [世話人会] 2階中央廊下の一番奥のエレベーターで7階にお上がりください。 昼食をご用意します。 [学術集会会場] 7階マルチメディア教室・702教室 会場へは2階中央廊下の一番奥のエレベーターで7階にお上がりください。 7階エレベーター前に案内板を出します。

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【宿泊のご案内】 ・ 会 場 か ら 徒 歩 10 分 の と こ ろ に ベ ッ セ ル ホ テ ル 倉 敷 ( 山 陽 本 線 中 庄 駅 下 車 、 電 話 086-461-0101 www.vessel-hotel.jp/sp/hotel/kurashiki/ )があります。 ・他には、倉敷駅または岡山駅周辺のホテルをご利用下さい(所要時間等は、会場へのア クセス をご覧ください)。 【現代医学教育博物館のご案内】入場無料、事前予約は不要です ・大学に併設している博物館(時計台がある 5 階建て)を見学可能(9 時~16 時)です。 ・2 階の一般向けフロアーと、3-4 階に医療者向けの展示があります。 http://www.kawasaki-m.ac.jp/mm/html/

【参加者へのご案内】

・参加受付 参加費:医師 3,000 円 医師以外 1,000 円 学部学生は無料です(当日学生証を呈示して下さい)。 (呈示がない場合は通常の参加料をいただきます)。 当日、年会費の受付も行います。 ・座長・演者の皆様へ 症例検討は1題あたり発表 10 分(臨床、病理含む)、討論 10 分です。 時間厳守をお願い致します。 会場備え付けのパソコンはウインドウズ 10、 パワーポイントは 2013 バージョンです。 ご自身のパソコン接続も可能です。 マッキントッシュの場合は D-Sub 15 ピン用のコネクタをご用意ください。 演者の先生方へ:放射線画像のデータと、病理のバーチャルスライドを 参加者に直接見ていただきたく、可能な範囲でご協力をお願い致します。 代表的放射線画像は jpeg 等でお送りください。 病理標本は各症例1枚、HE 染色標本をお貸しください。 ご送付先:〒701-0192 倉敷市松島 577 川崎医科大学病理学2 森谷卓也 (電話 086-462-1111) [email protected] 締め切り:2 月末日 ・懇親会について 終了後、学内で簡単なレセプションを行います(最大 1 時間半程度)。 ふるってご参加ください。

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プログラム

開場 12:00 検討症例の画像、病理像を各⾃会場のパソコンでご覧いただけます。 1) ミニレクチヤー 13:30-14:00 座⻑ 武部晃司(たけべ乳腺外科クリニック) 演者 森⾕卓也(川崎医科⼤学病理学 2) DCIS の病理学的鑑別診断とグレード分類 2) 特別講演 14:00-15:00 座⻑ 蒔⽥益次郎(⽇本医⼤武蔵⼩杉病院乳腺外科) 演者 相良安昭(社会医療法⼈博愛会相良病院乳腺科) DCIS に対する治療の現状と今後の展望 休憩 15:00-15:30 3) 症例検討会 15:30〜17:00 診断に苦慮した DCIS のグレード分類とその取り扱い 座⻑ ⾓⽥博⼦(聖路加国際病院放射線科) 宮良球⼀郎(宮良クリニック) コメンテーター 秋⼭ 太 (癌研究会癌研究所臨床病理部) 岩瀬拓⼠(癌研有明病院乳腺センター乳腺科) 唐澤久美⼦(東京⼥⼦医科⼤学放射線腫瘍学) 3-1 異型乳管上⽪の増殖がみられ、良悪性の診断に苦慮した 2 例 昭和⼤学医学部臨床病理診断学講座 ⽥澤咲⼦ほか 3-2 DCIS の診断により全摘を考慮されていた異型乳頭腫の 1 例 平⿅総合病院乳腺外科 島⽥友幸ほか 3-3 DCIS のグレードによる超⾳波画像(⾃験例からの私⾒) 川崎医科⼤学総合外科学 中島⼀毅ほか 3-4 総合討論:DCIS のグレード分類をどう考えるか 懇親会 17:30-19:00 川崎医科⼤学教職員ラウンジ

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抄録

ミニレクチャー

DCIS の病理学的鑑別診断とグレード分類

川崎医科大学 病理学 2 ○森谷卓也、稲吉貴絵、佐貫史明、鹿股直樹 本邦におけるDCISの罹患者数、乳癌全体に占める頻度はともに増加している。 それとともに、針生検標本や乳房温存術の切除術断端部における評価も含め、 病理診断に求められる事項も複雑化してきており、単にDCISと判定するのみで はなく、症例ごとのきめ細かい対応が必要である。また、DCISを含め前癌病変 は存在するのか、DCISはどの程度浸潤癌に進行するのか、それにはどれくらい の期間を要するのかなど、DCISのバイオロジーには解決すべき問題点が残され ている。 1)DCISの病理学的鑑別診断 DCISを確実に診断し、疾患の枠組みを確定させることは最も重要な事項であ る。そのためには、乳頭腫や乳管過形成などの良性疾患との鑑別、癌と診断し た際には浸潤癌成分が存在しないことの保証が必要だが、針生検では材料の制 約に伴う限界も生じる。鑑別病変に関しては、WHO分類は2012年に改訂となり、 前版で提唱されたDIN(ductal intraepithelial neoplasia)の概念は取り下げられた が、columnar cell lesions/ flat epithelial atypiaが注目されており、診断基準や臨床 的特徴の整理が必要と考えられる。また、嚢胞内乳頭状癌については、その辺 縁部に筋上皮介在が確認できない症例があり、圧排浸潤と捉えるべきかが、議 論の対象となっている。微小浸潤癌についてはWHO分類では独立した組織型と して認識されており、本邦の組織型分類にも取り入れられることが期待される。 2)DCISの病理学的亜分類とその意義 亜分類は、他疾患との鑑別診断上重要であるとともに、癌の広がり様式や浸 潤癌への移行、再発リスクに関する因子としての意義を有している。従来の組 織構築による分類や、核異型度とコメド壊死の有無を組み合わせたvan Nuys分類 がグレード分類として広く受け入れられているが、浸潤性乳癌で用いられてい る内因性サブタイプと対応する新たな亜分類の必要性に関しても検証が望まれ る。また、アポクリン型DCIS、硬化性腺症内進展型DCIS、非浸潤性小葉癌と混 在するDCISなど、特殊なタイプを経験する機会が増しており、それらに対する 認識も必要と考えられる。

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特別講演

DCIS に対する治療の現状と今後の展望

社会医療法人 博愛会 相良病院 乳腺科 相良安昭 2012 年の New England Journal of Medicine において米国における検診導入 と検診導入後の乳癌罹患率の変化に関する記述的研究が発表された。検診プロ グラムが始まった 1980 年代より、検診の対象となる 40 歳以上の女性では早期 癌や DCIS の罹患数の著明な上昇を認めた。一方で 40 歳未満の女性では早期癌 や DCIS の罹患数に大きな変化は認められなかった。検診の普及による過剰診断、 過剰治療の可能性が示され、社会的にも大きなインパクトを与えた (引用文献 730 件)。 現在まで DCIS に対しては、乳腺全摘術もしくは乳房温存術に放射線治療を行 うことが標準治療としてガイドラインにて推奨されており、個々の症例におけ る臨床病理学的因子や生物学的特性に基づいた局所療法の選択は行われてこな かった。DCIS が浸潤癌となり遠隔転移に至る可能性に基づき、手術や放射線治 療の選択を決定できるような個別化治療が望まれている。 我々は low-grade DCIS に対して手術を行わずに active surveillance(積極 的監視)を行う戦略や局所再発のリスク因子が少ない DCIS における乳房温存術 後の放射線療法省略の可能性を調べるために、米国の SEER(Surveillance, Epidemiology, and End Results) database を用いたコホート研究を行った。ま た米国の National Cancer Database を用いて、DCIS に対する内分泌療法を含め た術後補助療法の変遷とその治療選択にどのような因子が影響しているかを明 らかにした。DCIS に対する治療の現状と今後の展望について考えてみたい。

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症例検討会1

異型乳管上皮の増殖がみられ、良悪性の診断に苦慮した 2 例

○田澤咲子1) 広田由子1) 橋本梨佳子2) 桑山隆志2) 井手佳美2) 中村清吾2) 瀧本雅文1) 1)昭和大学医学部臨床病理診断学講座 2)昭和大学医学部外科学講座乳腺外科部門 症例 1 28 歳 女性 経過:3 年前のマンモグラフィと比較し右乳腺の小型円形石灰化が領域性に増加 したため、吸引生検予定となり当院へ紹介、当院にて生検施行された。組織学 的には、乳管内で主に低乳頭状を呈し増殖する異型上皮を認めた。本人とも相 談の上、経過観察の方針となっている。 症例 2 43 歳 女性 経過:1 年前のマンモグラフィで左乳腺に淡く不明瞭な区域性の石灰化を認め、 精査目的に当院へ紹介された。針生検を施行し、良性の判断となり半年ごとの 経過観察の方針となった。約 1 年後のマンモグラフィで石灰化の増加を認め、 吸引生検を施行された。低乳頭状や篩状を呈し増殖する異型上皮がみられ、DCIS も否定できないとの判断で切除生検の方針となった。切除生検検体の組織所見 は、背景に乳腺症に相当する組織所見を認め、乳管内で増殖する低乳頭状や橋 渡し状の異型上皮を認めるものであった。その後は経過観察の方針となってい る。

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症例検討会2

DCIS の診断により全摘を考慮されていた異型乳頭腫の 1 例

○島田友幸1),斎藤昌宏2),高橋さつき2) 1)平鹿総合病院 乳腺外科 2)平鹿総合病院 病理診断科 症例 47 歳 女性(本研究会での提示に同意をいただいている) (1)2009 年 人間ドック(乳房超音波検診)にて右乳房腫瘤を指摘され,A 病 院を受診.右乳房外側下方(D 領域)に 0.7cm 大の腫瘤.細胞診にて良性.以後, 6 か月後のフォローを継続. (2)2015 年 フォローのため受診.右乳房下方(BD 領域)に腫瘤を触知.細 胞診:鑑別困難.針生検:Intraductal papilloma. (3)2016 年 3 月 MRI 施行するも悪性所見無し. (4)2016 年 9 月 乳頭分泌あり再診.針生検(2 か所施行). 右 B:Intraductral papilloma with low grade DCIS 右 E:Intraductral papilloma with DCIS/ADH 診断確定のためにさらに同部位より VAB 施行. 右 B:DCIS,右 E:ADH (5)手術適応と判断されたが,A 病院では乳房再建が施行できないため,B 病 院に紹介.B 病院より患者居住地に近い当院へ紹介となった.

(6)MRI での広がり診断からは,Bt もしくは SSM+TE 留置→SBI による再建の 適応と判断した.一方,A 病院での病理プレパラートを当院病理診断科にて再度 検討すると,Intraductal papilloma with atypia (borderline malignancy)と 診断された.そのため,経過観察の選択肢も提示.最終的には患者さんの判断 に委ねることになったが,話し合いの結果,経過観察の方針となった. 本症例は検診の過剰診断,低悪性度病変に対する対応など多くの問題を含んで いる.病理診断,臨床上の対応などにつき議論したい.

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症例検討会3

DCIS のグレードによる超音波画像(自験例からの私見)

○中島一毅、水藤晶子、櫻井早也佳 川崎医科大学 総合外科学 近年の画像診断の進歩は DCIS 発見の機会を増やし、DCIS と診断されないよう な微小病変も検出するため、過剰診断、過剰治療が行われている懸念がある。 また、現在、DCIS は癌として切除されることが推奨されているが、近年の研究 で、経過が良好なものが疫学研究等から報告され、切除に対する疑問が生じて いる。これからは DCIS を区別し、診断、治療のストラテジーを考えていく必要 がある。そこで、当院で最近経験した DCIS 症例を retrospective に画像を検討 し、特徴が認められないかどうか調査をおこなった。 DCIS 症例の病理結果から G1、G3 の症例に関し、最近 1-2 年の症例に対し、超 音波画像を比較した。G3 症例は検診で石灰化を指摘され、超音波検査で石灰化 を伴う低エコー域として認識され、生検にて診断されていた。G1 症例は超音波 検診で要精査とされ、乳管内乳頭腫、嚢胞内乳房上病変、濃縮嚢胞様腫瘤とし て認識され、細胞診の後、針生検で診断されている傾向が見られた。 今回、超音波画像と病理検査を対比させ、画像の特徴について考察したい。

参照

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