• 検索結果がありません。

2 1第 1 節京都市の特性 1 京阪神大都市圏の一角をなす政令指定都市 京都市は, 京都府の南部に位置し, 京都盆地の北半分, 山科盆地及び丹波高原の東辺の一部からなる内陸都市です 人口は約 147 万人を有する政令指定都市 1 で, 東京特別区を含めて全国第 7 位, 京都府の人口の約半分を占め

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "2 1第 1 節京都市の特性 1 京阪神大都市圏の一角をなす政令指定都市 京都市は, 京都府の南部に位置し, 京都盆地の北半分, 山科盆地及び丹波高原の東辺の一部からなる内陸都市です 人口は約 147 万人を有する政令指定都市 1 で, 東京特別区を含めて全国第 7 位, 京都府の人口の約半分を占め"

Copied!
34
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第2章 都市の動向

第1節 京都市の特性

1 京阪神大都市圏の一角をなす政令指定都市

2 1200年を超える長い歴史を持つ歴史都市

3 個性的な地域から構成されるまとまりのある市街地

第2節 京都市の現状と動向

1 人口を取り巻く現状と動向

2 環境を取り巻く現状と動向

3 経済を取り巻く現状と動向

4 生活を取り巻く現状と動向

5 文化を取り巻く現状と動向

6 安心・安全を取り巻く現状と動向

(2)

 京都市は,京都府の南部に位置し,京都盆地の北半分,山科盆地及び丹波高原の東辺の一部からなる内陸

都市です。

 人口は約147万人を有する政令指定都市

※1

で,東京特別区を含めて全国第7位,京都府の人口の約半分を

占めています。

 また,市制を施行した明治22(1889)年当時,上京区,下京区の2区で構成された市域面積は2,977ha

でしたが,順次周辺市町村を編入し,平成17(2005)年の京北町との合併により,東西方向は約29km,

南北方向は約49kmに及び,市域面積は約82,790haとなっています。

 現在,京都市は,京都市を中心として,京都府南部や滋賀県南西部に及ぶ京都都市圏を形成するとともに,

大阪市,神戸市と並ぶ近畿地方の大都市の一つとして,京阪神大都市圏

※2

を形成しています。

※1 政令指定都市:地方自治法第252条の19第1項の「指定都市の指定に関する政令」により指定されている大都市制度で, 都道府県の事務の一部が移譲され,一般の都市とは異なる権能が認められる。指定された順番に,大阪市,名古屋市,京 都市,横浜市,神戸市,北九州市,札幌市,川崎市,福岡市,広島市,仙台市,千葉市,さいたま市,静岡市,堺市,新 潟市,浜松市,岡山市,相模原市の19市となっている。(平成24(2012)年2月現在) ※2 京阪神大都市圏:総務省が定義する,大阪市・京都市・神戸市の3市を中心市とした都市圏のこと。 ※3 土地区画整理事業:道路・公園などの公共施設の整備改善と宅地の利用増進を図るために,その区画形質を整え,公共 施設の新設・改良を行い,良好な宅地の供給などを行う事業のこと。(土地区画整理法第2条)

第1節

京都市の特性

1

 京阪神大都市圏の一角をなす政令指定都市

50km

100km

150km

50km

100km

150km

京都市

京都市

大津市

富山市

岐阜市

名古屋市

津市

奈良市

大阪市

和歌山市

大津市

福井市

金沢市

富山市

岐阜市

名古屋市

津市

奈良市

大阪市

和歌山市

徳島市

神戸市

N

京都市

京都市

大津市

富山市

岐阜市

名古屋市

津市

奈良市

大阪市

和歌山市

大津市

福井市

金沢市

富山市

岐阜市

名古屋市

津市

奈良市

大阪市

和歌山市

徳島市

神戸市

京都市の位置

第 2章 都 市 の 動 向 第 1節 京 都 市 の 特 性

(3)

 京都市は平安建都以来,1200年を超える歴史を積み重ねてきた歴史都市です。

 京都市の市内中心部は,平安京造営の際の碁盤目状の道路構成や豊臣秀吉による短冊街区の形成を基礎と

して,江戸期には,産業発展の基盤となる高瀬川等の運河開削等が行われ,明治期には,琵琶湖疏水建設,

水道整備,道路拡張,市電の建設等の大事業が実施されました。昭和初期からは,土地区画整理事業

※3

よる計画的な市街地の拡張など,本格的な近代都市計画の推進がなされてきました。このように,近代に至

るまで,時代に応じた都市整備がなされ,それが今日でも重要な都市の基盤を成しています。

 また,永い歳月の中で,市街地の周囲を取り囲む三方の山々(東山,北山,西山の総称,以下「三山」と

いう)や鴨川,桂川に代表される山紫水明

※4

と称される豊かな自然が育まれ,古くから自然環境と共生す

る生活が営まれています。

 さらに,世界遺産

※5

を含む数多くの国宝や重要文化財,神社仏閣,歴史的景観を形成する建築物や庭園,

優れた景観,土木遺産,長い歴史に培われた文化,地域コミュニティ

※6

,伝統産業,知的財産等の歴史・

文化資源が今も存在しています。

 これら有形無形の蓄積が京都の特性となっており,市民の生活を支えるとともに,日本のみならず世界か

ら訪れる多くの人々を魅了しています。

2

 1200年を超える長い歴史を持つ歴史都市

※4 山紫水明:山は日に映えて紫色に見え,川の水は澄んで清らかであること。山や川の景色が美しいこと。江戸時代の歴 史学者,頼山陽が移り住んだ鴨川のほとりからの眺めを愛し,書斎に名づけた「山紫水明処」に由来する。 ※5 世界遺産:1972年(昭和47年)のユネスコ総会で採択された世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約に基づき, 世界遺産リストに登録された遺跡や景観,自然など,人類が共有すべき普遍的な価値を持つもの。 ※6 地域コミュニティ:地域住民が生活している場所で住民相互の交流が行われている地域社会,あるいはそのような住民 の集団のこと。行政,地域を越えた連携等を基盤としたその他のコミュニティと区別する。 ※7 町割:町を設けるために土地を区画すること。町の区画。 西寺 東寺 羅城門 堀 川 羅城 大 内 裏 朱雀門 卍 卍 東市 東市 西市 一条大路 土御門大路 近衛大路 中御門大路 二条大路 三条 大炊御門大路 五条 四条 六条 八条 七条 九条 一条大路 土御門大路 近衛大路 中御門大路 二条大路 三条 大炊御門大路 五条 四条 六条 八条 七条 九条 1坊 町 1坊 町 朱 雀 大 路 東 大 宮 大 路 西 洞 院 大 路 東 洞 院 大 路 東 京 極 大 路 朱 雀 大 路 東 大 宮 大 路 西 洞 院 大 路 東 洞 院 大 路 東 京 極 大 路 保 保

凡例

世界遺産 JR東海道新幹線 JR 地下鉄,私鉄 京都市域 主な広域幹線道路 N 天竜寺 西芳寺 二条城 本願寺 教王護国寺 仁和寺 龍安寺鹿苑寺 醍醐寺 賀茂別雷神社 高山寺 延暦寺 賀茂御祖神社 慈照寺 清水寺 天龍寺 西芳寺 二条城 本願寺 教王護国寺 仁和寺 龍安寺鹿苑寺 醍醐寺 醍醐寺 平等院 宇治上神社 賀茂別雷神社 高山寺 延暦寺 賀茂御祖神社 慈照寺 清水寺

■ 

平安京の町割

※7(資料:京都市)

■ 

世界遺産「古都京都の文化財(京都市・宇治市・

 大津市)」

(資料:京都市) 第 1節 京 都 市 の 特 性 第 2章 都 市 の 動 向

(4)

※1 高度経済成長期:日本経済が飛躍的に成長を遂げた1950年代半ばから1970年代初頭までの期間。一般的には,高度経 済成長は第一次オイルショックの昭和48(1973)年までとされている。 ※2 スプロール(スプロール化,スプロール市街地):道路などの必要な都市基盤が不足している宅地が,都市周辺に無秩 序に拡散する現象。そうした市街地をスプロール市街地と呼ぶ。 ※3  風致地区:都市における土地利用計画上,都市環境の保全を図るため,風致の維持に必要な区域を定め,建築行為だけ でなく,樹木の伐採や宅地造成等の開発行為に対しても必要な規制を行っている地区のこと。(都市計画法第8条) ※4 地域コミュニティ:地域住民が生活している場所で住民相互の交流が行われている地域社会,あるいはそのような住民 の集団のこと。行政,地域を越えた連携等を基盤としたその他のコミュニティと区別する。

 京都市の市街地は,都心部や伏見の中心部など古くから市街地であったところを中心に拡大してきました。

急激な人口増加のために,高度経済成長期

※1

にスプロール化

※2

したところもありますが,三方を山々に囲

まれるという地理的条件や早くからの風致地区

※3

の指定などの取組により,市街地の拡大は限定されてい

ます。

 また,京北地域をはじめとする山間部では,豊かな自然をいかした生活が古くから営まれ,

「洛中」と「洛

外」が歴史的・文化的・経済的に深いつながりを持ち,相互に発展してきました。

 京都市には,三山などの豊かな自然をはじめ,長い歴史に培われた文化や地域コミュニティ

※4

,歴史的

な町並み,産業などの京都特有の歴史・文化を背景として,ヒューマンスケール

※5

で個性的な地域

※6

が成

り立っています。また,それらの地域が連たんし,ネットワークすることで,暮らしやすいまとまりのある

市街地が,「保全・再生・創造」という大きな枠組みを基本として形成され,活力を生み出しています。

3

 個性的な地域から構成されるまとまりのある市街地

■ 

市街地の変遷図

(資料:京都市)

明治 42(1909) 年

昭和 13(1938) 年

昭和 45(1970) 年

平成 7(1995) 年

平成 17(2005) 年

【凡例】

第 2章 都 市 の 動 向 第 1節 京 都 市 の 特 性

(5)

19

京都市都市計画マスタープラン

① 人口減少・少子高齢化

 今後,人口減少が進むと,京都市全体の活力低下や地域コミュニティの維持が困難になることなどが懸念

されます。また,高齢化の進展に伴い,高齢世帯の急増,災害時における災害弱者の増加,公共交通や生活

利便サービスの脆弱な地域における生活が困難になることなどが懸念されます。

 人口は,経済成長や労働力の確保など,都市の発展と活力の維持に多大な影響があり,都市計画

※7

の分

野としても人口減少をできる限り食い止めることが必要です。

※5 ヒューマンスケール:人間的な尺度のことで,建築や外部空間等で人間が活動するのにふさわい空間のスケールのこと。 ※6  地域:町内や元学区,小学校区など,適切なまとまりのある空間の範囲。複数の行政区にわたるものまで考えられる。 ※7  都市計画:都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用,都市施設の整備及び市街地開発事業に関する計画 であり,農林漁業との健全な調和を図りつつ,健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保すべきこと並びにそ のためには適正な制限の元に土地の合理的な利用が図られるべきことを基本理念としている。(都市計画法第2条, 4条) ※8  コーホート推計:男女別・5歳階級別の人口のまとまり(コーホート)の経年的な増減の傾向を将来に延長して将来人 口を推計する方法。

第2節

京都市の現状と動向

1

 人口を取り巻く現状と動向

今後,人口が減少し,高齢化が進展すると推計されている

■ 

京都市の人口の推移(実数及び推計)

(資料:コーホート推計※8による京都市独自推計(平成22(2010)年3月)) 100 110 120 130 140 150 160 1960 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 京都市実績(京北含む) 京都市コーホート推計 ケースA 京都市コーホート推計 ケースB 100 110 120 130 140 150 160 京都市実績(京北含む) 京都市コーホート推計 ケースA 京都市コーホート推計 ケースB (万人) 実績値← →推計値 昭和35 (1960) 年 昭和40 (1965) 年 昭和45 (1970) 年 昭和50 (1975) 年 昭和55 (1980) 年 昭和60 (1985) 年 平成2 (1990) 年 平成7 (1995) 年 平成12 (2000) 年 平成17 (2005) 年 平成22 (2010) 年 平成27 (2015) 年 平成32 (2020) 年 平成37 (2025) 年 平成42 (2030) 年 平成47 (2035) 年 昭和30 (1955) 年 121.5 129.5 137.4 142.7 146.9 148.0 148.6 146.8147.1147.4147.5 146.2 144.2 143.8 141.6 138.2 134.3 130.0 127.6 132.5 137.0 140.9 146.2

平成22(2010)年

国勢調査確定値

147.4(万人)

平成47(2035)年

ケースA

127,6万人(平成17(2005)年の87%)

純移動率(人口の社会増減の傾向)を平成12(2000)~17

(2005)年の実績で固定

ケースB

130.0万人(平成17(2005)年の88%)

第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(6)

20

京都市都市計画マスタープラン

② 人口の動向と人の流れ

 京都市はDIDの人口密度が他都市と比べて高く,駅から半径500m圏内に全人口の約半数が居住していま

す。駅へアクセスする公共交通の利便性をより高めるなど,駅周辺での暮らしやすい生活圏

※2

の形成が必

要です。

■ 

人口100万人以上の都市におけるDID人口密度の変化

(資料:各年国勢調査)

■ 

京都市内の鉄道駅から500m圏内の人口

(資料:各年国勢調査)

※1  DID:人口集中地区 (Densely Inhabited District)の略で,国勢調査において設定される統計上の地区であり,原則 として市区町村の区域内で,人口密度が1k㎡あたり4,000人以上の基本単位区が互いに隣接して,人口5,000人以上とな る地区のこと。

 

平成12(2000)年 平成17(2005)年

人口増減

鉄道駅から500m圏内の人口

834,607人

840,169人

5,562人(+0.7%)

京都市人口に占める割合

56.6%

57.0%

京都市全体

1,474,471人

1,474,811人

340人(+0.02%)

DID

※1

の人口密度が高く,駅から半径500m圏内に全人口の約半数が居住している

昭和35 (1960) 年 昭和40 (1965) 年 昭和45 (1970) 年 昭和50 (1975) 年 昭和55 (1980) 年 昭和60 (1985) 年 平成2 (1990) 年 平成7 (1995) 年 平成12 (2000) 年 平成17 (2005) 年 平成22 (2010) 年 5,000 7,500 10,000 12,500 15,000 17,500 20,000 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 14,191 (人 /km2 京都市 全国 東京都区部 横浜市 名古屋市 大阪市 神戸市 札幌市 さいたま市 川崎市 広島市 福岡市 5,000 7,500 10,000 12,500 15,000 17,500 20,000 9,792 京都市 横浜市 大阪市 東京都区部 川崎市 さいたま市 神戸市 福岡市 札幌市 名古屋市 広島市 全 国 9,792 京都市 横浜市 大阪市 東京都区部 川崎市 さいたま市 神戸市 福岡市 札幌市 名古屋市 広島市 全 国 ※平成 12(2000)年の京都市人口は旧京北町人口を加えたもの。 第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(7)

※2  生活圏:人が行動する範囲・地域を指し,日常生活とその延長(遠出しない余暇など)を営む空間。空間の大きさは, 個人の考え方や移動の自由,生活スタイル等,圏域を設定する目的により,その定義は異なり,一律には定義できない。 ※3 地域コミュニティ:地域住民が生活している場所で住民相互の交流が行われている地域社会,あるいはそのような住民 の集団のこと。行政,地域を越えた連携等を基盤としたその他のコミュニティと区別する。

 市内で局所的に生じる急激な人口増減は,地域コミュニティ

※3

の変容や居住環境の悪化といった問題を

引き起こすことが懸念されます。誰もが快適に暮らし続けることができ,また,暮らしてみたくなる生活空

間が必要です。

人口が急激に増加,減少しているところがある

■ 

100mメッシュでみた人口増減

(資料:平成12(2000)年,平成17(2005)年国勢調査) 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(8)

※1 交流人口:その地域に訪れる(交流する)人のこと。その地域を訪れる目的としては,通勤・通学,買い物,観光,レ ジャーなどがある。 ※2 都市施設:道路等の交通施設,公園等の公共空地,上下水道等の供給処理施設,河川等の水路,学枚等の教育文化施設, 病院等の医療福祉施設,火葬場等,団地などの住宅施設,官公庁施設,流通業務団地など,都市計画法で定める都市計画 決定により設置を決める施設のこと。(都市計画法第11条) ※3 既存都市ストック:一定期間内に流れた量をフロー(flow)といい,それに対して一時点において貯蔵されている量 をストック(stock)という。ここでは,現時点において,これまでに整備してきた道路や橋などの都市施設全体のこと を指している。 ※4  都市計画:都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用,都市施設の整備及び市街地開発事業に関する計画 であり,農林漁業との健全な調和を図りつつ,健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保すべきこと並びにそ のためには適正な制限の元に土地の合理的な利用が図られるべきことを基本理念としている。(都市計画法第2条, 4条) ※5 京都議定書:平成9(1997)年に京都市で開かれた「気候変動枠組条約第3回締約国会議(地球温暖化防止京都会議)」 で採択された国際的な取り決めのこと。先進国に平成20(2008)年から24(2012)年の第1約束期間の法的拘束力の

 周辺市町村においても人口減少が進むと予測される中で,通勤者や通学者の京都市への流入の減少がさら

に進むと,都市における活力低下が懸念されます。京都の強みをいかした都市の魅力向上による交流人口

※1

の更なる拡大が必要です。

近年,京都市への通勤者や通学者の流入が減少している

昭和55 (1980) 年 昭和60 (1985) 年 平成2 (1990) 年 平成7 (1995) 年 平成12 (2000) 年 平成17 (2005) 年 (人) 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 153,589 61,290 (2,265) 68,315 (2,864) 76,771 (3,465) (3,859)75,209 62,235 (3,639) (3,941)60,007 166,678 184,063 194,619 185,283 180,582 通勤流入 通学流入 ※  旧 京 北 町( 平 成17(2005) 年4月合併)のデータについて は,平成17年のデータより反映 ※ (  )内については,15歳 未満の通学者の値

■ 

京都市の通勤・通学流入の推移

(資料:各年国勢調査)

③ 公共投資の在り方

 京都市では,生産年齢人口の減少による税収の減少や超高齢化社会の進展による福祉的経費の増加が懸

念されています。また,既存都市ストック

※3

についても,その老朽化に伴う維持・更新費の増大によって,

財政的な制約が大きくなることが想定されます。

 将来の世代にいたずらに負担を先送りしないためにも,都市計画

※4

の分野としても,既存都市ストック

の有効活用や長寿命化,公共交通ネットワークを最大限に活用した土地利用の誘導等の対応が必要です。

財政的な制約から,新たな都市施設

※2

整備への投資が現在よりも困難になると予想される

■ 

京都市における建設年次別橋りょう(橋長15m以上の車道橋及び人道橋)の状況

(資料:京都市) 昭和6 (1931) 年以前 昭和7 (1932)年 ∼昭和16 (1941)年 昭和17 (1942)年 ∼昭和26 (1951)年 昭和27 (1952)年 ∼昭和36 (1961)年 昭和37 (1962)年 ∼昭和46 (1971)年 架橋年 昭和47 (1972)年 ∼昭和56 (1981)年 昭和57 (1982)年 ∼平成3 (1991)年 平成4 (1992)年 ∼平成13 (2001)年 平成14 (2002)年 ∼平成20 (2008)年 0 25 50 75 100 125 150 架 橋 数 36 22 7 51 108 111 87 59 19

 10年後には,建設後50年以

上経過し,老朽化が進んでいる

橋りょうが約1/2を占める。

※ 一般的に,橋りょうの耐用

年数は50年と言われている。

※ 老朽化した橋りょうの補修等の工事  にかかる費用例 ○ 小枝橋(羽束師墨染線)⇒約21億円   内容:新規の架橋工事 ○ 北大路橋 ⇒約5億5,000万円   内容:耐震補強・補修工事・修景工事 第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(9)

ある削減義務を課している。平成17(2005)年に発効。 ※6 木の文化を大切にするまち・京都:森林を再生し,森林に親しみ,森林の恵みをまちに還元することにより,文化の醸 成や産業の振興に積極的に取り組むこと。 ※7 低炭素社会:地球温暖化の一つの原因となる二酸化炭素の排出を現状の都市構造や産業構造,ライフスタイルを変える ことで低く抑えた社会。化石燃料使用量の削減,高効率エネルギーの開発,エネルギー消費の削減,資源の有効利用,二 酸化炭素吸収源の確保などによって実現を目指す。 ※8 循環型社会:製品等が廃棄物となることが抑制され,並びに製品等が循環資源となった場合においてはこれについて 適正に循環的な利用が行われることが促進され,及び循環的な利用が行われない循環資源については適正な処分が確保 され,もって天然資源の消費を抑制し,環境への負荷ができる限り低減される社会。(循環型社会形成推進基本法第2条) ※9 ストックマネジメント:既存の建築物や構造物の有効活用や長寿命化,損傷・劣化等を将来にわたり把握するといっ た予防管理など,ライフサイクルコストを低減するための技術体系及び管理手法。 ※10 ライフサイクルコスト:事業における設計,建設,維持管理,運営といった全事業期間の開始から終了までの経費を指す。 ※11 都市機能:商業機能,産業機能,業務機能,文化交流機能等のこと。

京都市における二酸化炭素の部門別排出量

(資料:京都市)

① 低炭素型の都市づくり

 京都議定書

※5

誕生の地である京都市は,京都市地球温暖化対策計画〈2011 ~ 2020〉の策定や「木の文

化を大切にするまち・京都

※6

」市民会議の開催など,低炭素社会

※7

及び循環型社会

※8

の構築に向け,取り

組んでいます。

 そのため,都市計画としても,ひとやものの移動などに伴うCO

2

の排出量の抑制に向け,「いいものを長

持ちさせる」という考え方(ストックマネジメント

※9

)に基づいた都市施設のライフサイクルコスト

※10

低減や様々な都市機能

※11

の集約,公共交通ネットワークを活用した自動車に過度に頼らない環境の形成,

また,エネルギーの有効活用や緑をいかす取組など,低炭素型の都市の形成に向けた取組を総合的に展開し

ていく必要があります。

2

 環境を取り巻く現状と動向

低炭素型の都市の形成が急務となっている

0

50

100

150

200

250

(万トン)

平成 2

(1990)

平成 4

(1992)

平成 6

(1994)

平成 8

(1996)

平成 10

(1998)

平成 12

(2000)

平成 14

(2002)

平成 16

(2004)

平成 18

(2006)

平成 20

(2008)

産業部門

運輸部門

民生・家庭部門

民生・業務部門

平成 21

(2009)

164

154

154

94

第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(10)

 京都市では4つのクリーンセンターをはじめとする

ごみ処理施設等が稼働し,ごみの適正な処理や処分を

図るとともに,ごみ発電や再資源化等,エネルギーや

資源の有効活用を図っています。

 低炭素型の都市の実現に向けて,今後もエネルギー

や資源の更なる有効活用を図ることが必要です。ま

た,施設の長寿命化や高度化,適切な維持管理,施設

の集約などを展開していくことで,ごみ処理コストの

大幅な削減や既存施設等の有効活用を図ることも必要

です。

ごみの再資源化・適正処理体制の確立やエネルギーの有効活用を図っている

■ 

北部クリーンセンター

② 自然環境

 三山の緑や河川の水辺環境は,古くから山紫水明

※1

の京都の礎となっているほか,生物多様性

※2

を支え

る源となっています。今後とも,この特徴的な都市構造を維持していくことが必要です。

三方を山々に取り囲まれ,都市と豊かな自然が共生する特徴的な都市構造を有している

※1  山紫水明:山は日に映えて紫色に見え,川の水は澄んで清らかであること。山や川の景色が美しいこと。江戸時代の歴 史学者・頼山陽が,移り住んだ鴨川のほとりからの眺めを愛し,書斎に名づけた「山紫水明処」に由来する。 ※2  生物多様性:地球上に存在する生物の種内・種間の関係性において,そのバランスが保たれることによって育まれるに ぎわい豊かな状態。 ※3  風致地区:都市における土地利用計画上,都市環境の保全を図るため,風致の維持に必要な区域を定め,建築行為だけ でなく,樹木の伐採や宅地造成等の開発行為に対しても必要な規制を行っている地区のこと。(都市計画法第8条) ※4  歴史的風土保存区域:古都における歴史的風土を保存するため必要な土地として指定された区域。(古都における歴史 的風土の保存に関する特別措置法第4条) ※5  歴史的風土特別保存地区:歴史的風土保存区域内のうち,特に重要な地区。(都市計画法第8条,古都における歴史的 風土の保存に関する特別措置法第6条)

■ 

東山の山ろく部

■ 

北山の山ろく部

■ 

西山の山ろく部

第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(11)

※6  自然風景保全地区:市街地からの背景として眺望される緑豊かな山並みの自然風景を保全するため指定した地区。(京 都市自然風景保全条例第7条) ※7  特別緑地保全地区:無秩序な市街化や公害・災害の防止,伝統的・文化的意義,風致景観の保全などのために,都市の 中の緑地を永続的に保全し,緑豊かな街の環境を維持するための地区。(都市計画法第8条,都市緑地法第12条) ※8  近郊緑地特別保全地区:近郊緑地保全区域のうち,特に重要な地区。(近畿圏の保全区域の整備に関する法律第6条) ※9  近郊緑地保全区域:都市近郊における相当規模の広さを有する樹林地のうち,無秩序に市街化される恐れが大きく,か つ,これを保全することが重要な区域。(近畿圏の保全区域の整備に関する法律第5条)

■ 

京都市における自然・歴史的景観の保全に関する指定概要図

(資料:京都の景観)

    凡 例

風致地区

※3

歴史的風土保存区域

※4

歴史的風土特別保存地区

※5

自然風景保全地区

※6

特別緑地保全地区

※7

(近郊緑地特別保全地区

※8

を含む)

近郊緑地保全区域

※9  第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(12)

 京都市には,市街地周囲の三山をはじめ,市街地内の神社仏閣等においては多くの緑がありますが,一人

当たりの公園面積は都市公園法に基づく基準を大きく下回っています。公園としての基本的な機能である,

環境保全・レクリエーション・防災の3つを強化するため,今後は,既存の公園整備に加え,借地型公園

※2

など,京都の特性に応じた方策を見出していくことが必要です。

京都の一人当たり公園面積は,他の政令指定都市

※1

と比べて少ない

(㎡/人) 0 5 10 15 20 神 戸 市 岡 山 市 仙 台 市 札 幌 市 北 九 州 市 新 潟 市 千 葉 市 福 岡 市 堺 市 広島 市 浜 松 市 名 古 屋 市 静 岡 市 さ い た ま 市 横 浜 市 京都市 川 崎 市 大 阪 市 17.0 4.3 3.5

■ 

政令指定都市の一人当たり公園面積

(資料:大都市比較統計年表 平成21(2009)年度)

都市公園法では,市町村内における住民1人当たりの公園面積の標準を

10㎡以上とし,市街地における住民1人当たりの公園面積の標準を5㎡

以上としている。

※1 政令指定都市:地方自治法第252条の19第1項の「指定都市の指定に関する政令」により指定されている大都市制度で, 都道府県の事務の一部が移譲され,一般の都市とは異なる権能が認められる。指定された順番に,大阪市,名古屋市,京 都市,横浜市,神戸市,北九州市,札幌市,川崎市,福岡市,広島市,仙台市,千葉市,さいたま市,静岡市,堺市,新 潟市,浜松市,岡山市,相模原市の19市となっている。(平成24(2012)年2月現在)

都市公園法に定める

一人当たりの公園面積

(10㎡/人)

都市公園法に定める

市街地における一人当

たりの公園面積

(5㎡/人)

相模原市については,平成 21(2009)年現在では政 令指定都市ではない。 第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(13)

 京都市においても,近年,緑地,水面の減少や道路舗装,建築物への蓄熱によるヒートアイランド現象や

地球温暖化による気温への影響が見られます。

 今後,地球温暖化などを抑制するため,森林・農地や神社仏閣等の所有する緑の保全,公園の整備,街路

樹の適正な管理,民有地緑化の推進,透水性舗装の推進など,自然と共生する都市づくりをさらに進めるこ

とが必要です。

地球温暖化やヒートアイランド現象

※3

の影響が見られる

■ 

京都の年平均気温の推移

(資料:京都地方気象台) ※2 借地型公園:市が民間の土地所有者と使用貸借契約を締結し公園とし設置するもの。 ※3 ヒートアイランド現象:都市部では,エネルギーが大量消費されており,また地面の大部分はアスファルトやコンクリ ート等の透水性,透湿性の低い物質に覆われている。このため,日中は水分蒸発による温度低下がなく,蓄えた熱を夜間 に放出するため,夜間温度が下がらず,都市部では郊外と比べて気温が高くなり,「島」のような等温線を描くことから 呼ばれる現象。 10 11 12 13 14 15 16 17 18 明治14 (1881) 年 明治24 (1891) 年 明治34 (1901) 年 明治44 (1911) 年 大正10 (1921) 年 昭和6 (1931) 年 昭和16 (1941) 年 昭和26 (1951) 年 昭和36 (1961) 年 昭和46 (1971) 年 昭和46 (1981) 年 平成3 (1991) 年 平成13 (2001) 年 平成22 (2010) 年 (℃) ※ ※大正4(1915)年観測場所移転

回帰直線による

1881(明治14)年の値

13.2℃

回帰直線による

2010(平成22)年の値

16.1℃

回帰直線による

1941(昭和16)年の値

14.6℃

最小二乗法による回帰分析で

得られた回帰直線

y=0.0225x+13.205

R

2

=0.7603

第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(14)

③ 脱「クルマ中心」社会

 

地下鉄・市バスは,都市の社会基盤であり,大切な市民の足です。様々な取組を行い,地下鉄・市バスの旅客数

が近年増加傾向にあります。今後とも自動車から公共交通への利用転換など,環境負荷の少ない都市を目指すために,

公共交通の利用拡大に向けた取組を一層展開することが必要です。

 鉄道駅やバス停までの距離だけでなく,標高差や道路状況,運行台数が少ないなど,地域の状況により利

便性が異なるため,生活を維持するための方策の検討が必要です。

 都心部や観光地への過度な自動車流入による道路混

雑が,生活環境の悪化や経済損失を引き起こしていま

す。生活環境と調和した適切な自動車の利用や道路の

利用,公共交通等への利用転換などについての取組を

進めていくことが必要です。

1日あたりの地下鉄・市バスの旅客数が増加傾向にある

京都市は,公共交通が発達しているが,地域の状況により利便性が異なり,公共交通の利

用が難しい地域も存在する

都心部や観光地への自動車流入による道路混雑が発生している

■ 

地下鉄,市バスの1日当たりの旅客数

(資料:京都市)

■ 

東大路通の混雑の様子

(万人/日) 26 28 30 32 34 36 38 40 平成12 (2000) 年度 平成14 (2002) 年度 平成16 (2004) 年度 平成18 (2006) 年度 平成20 (2008) 年度 平成22 (2010) 年度 平成17 (2005) 年度 平成19 (2007) 年度 平成21 (209) 年度 平成13 (2001) 年度 平成15 (2003) 年度 33.6 33.6 30.5 30.5 32.6 32.0 32.1 31.531.5 30.8 30.8 30.930.930.930.930.9 31.3 31.6 31.1 31.4 31.1 30.930.9 31.1 31.1 31.5 31.5 31.631.6 31.9 32.8 32.7 33.0 市バス 地下鉄 第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(15)

 自動二輪車は,都市の交通の一端を担う交通手段です。しかし,自動二輪車の駐車容量は十分とはいえず,

市中心部では,路上駐車による歩行者の安全・快適性の低下といった問題があるため,自動二輪車駐車場の

確保に向けた検討が必要です。

 また,自転車は環境にやさしく健康的で便利な乗り物として,交通体系における重要な移動手段として位

置付けられます。本市においては自転車等駐車場の整備を積極的に進めており,平成11年度から平成20年

度までで,自転車等駐車場の収容台数は約1.5倍に増加しています。しかし,駅や商業施設の周辺など自転

車の駐輪需要が多い地域では,依然として問題の解消に至っておらず,放置自転車の撤去台数が,平成18

(2006)年以降再び増加傾向にあります。放置自転車対策や民間活力も活用した自転車等駐車場の整備等に

より,自転車の利用環境を改善し,自転車の適正な利用を進めることが必要です。

 近年の環境意識や健康志向の高まり等から,ますます自転車利用者の増加が想定されます。

 京都市においても,安全な走行環境や駐輪環境の充実など,自転車利用についての総合的な対策の検討が

必要です。

市中心部での自動二輪車の路上駐車や,駅や商業施設周辺の放置自転車が多く見られる

自転車利用者の増加が想定される

■ 

京都市内の自転車撤去台数の推移

(資料:改訂京都市自転車総合計画)

■ 

京都府内の自転車保有台数の推移

(資料:改訂京都市自転車総合計画) (台) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 平成20 (2008) 年 平成19 (2007) 年 平成18 (2006) 年 平成17 (2005) 年 平成16 (2004) 年 平成15 (2003) 年 平成14 (2002) 年 平成13 (2001) 年 平成12 (2000) 年 平成11 (1999) 年 77,155 83,021 74,675 66,851 70,578 68,733 63,723 65,339 72,603 83,587 (千台) (千台) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 昭和45 (1970) 年 昭和48 (1973) 年 昭和53 (1978) 年 昭和58 (1983) 年 昭和63 (1988) 年 平成5 (1993) 年 平成10 (1998) 年 平成15 (2003) 年 平成20 (2008) 年 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 27,643 674 34,528 793 48,498 864 55,301 1,197 58,612 1,179 63,103 1,331 65,121 1,365 68,590 1,567 69,090 1,650 全国 京都府 全   国 京 都 府 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(16)

※1 ピーク時:平日は12時から15時まで,休日は15時から18時まで。 ※2 駐車場整備地区:駐車場法に基づき,商業地域,近隣商業地域等,またはその周辺地域内において自動車交通が著しく ふくそうする地区で道路の効用を保持し円滑な道路交通を確保する必要があると認められる区域として都市計画決定した 地区。また,京都市においては,まちの魅力を高め,歩行者と公共交通に配慮した円滑な道路交通を確保するためにも, 駐車施設の適正な整備や配置を推進すべき地区。 ※3 次世代自動車:ハイブリッド自動車,電気自動車,プラグインハイブリッド自動車,燃料電池自動車,クリーンディー ゼル車,天然ガス自動車等をいう。

 京都市での都心部における駐車容量は一定数充足しており,新たな駐車施設の設置は自動車交通を流入さ

せる一因ともなっています。都心部における自動車需要を抑制するための総合的な対策の検討が必要です。

 近年,ガソリン車の燃費向上とともにハイブリッド自動車や電気自動車,プラグインハイブリッド自動車

など,環境に配慮した次世代自動車の開発が進んでいます。

 電気自動車は,走行時の大気汚染物質及びCO

2

排出量がゼロになるという利点がありますが,高価であ

ることや,走行に必要である電池の容量が限られていることから,ガソリン車などに比べると現段階では走

行距離に限界があるなどの課題があり,普及がまだ進んでいない状況です。

 しかし,市内走行には大きな支障はないことから,今後,移動距離や荷物の積載可能量等を考慮した,利

用地域に応じた導入促進を図るとともに,市民や事業者が電気自動車・プラグインハイブリッド自動車を利

用する際に,安心感を持てるような,充電設備の設置網を広げ,より一層の普及に向けて取り組むことが必

要です。

都心部の駐車容量は,ピーク時間の駐車需要に対して充足している

電気自動車等,次世代自動車

※3

の普及がまだ進んでいない

■ 

京都市の都心部における平日,休日のピーク時

※1

の駐車需要に対する駐車容量

  

(資料:京都市駐車場整備地区※2における駐車場整備計画)

■ 

京都市における次世代自動車保有台数の推移

(資料:京都市)

駐車場駐車台数(A)

路上駐車台数(B)

総駐車台数(A+B)

駐車場空き台数

平日

11,714

1,051

12,765

14,081

休日

12,533

727

13,260

13,262

(台) (%) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 平成12 (2000) 年度 平成13 (2001) 年度 平成14 (2002) 年度 平成15 (2003) 年度 平成16 (2004) 年度 平成17 (2005) 年度 平成18 (2006) 年度 平成19 (2007) 年度 平成20 (2008) 年度 平成21 (2009) 年度 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 686 1,035 1,115 1,532 2,228 2,809 0.5 3,617 0.6 4,522 0.8 5,516 0.9 9,494 1.6 次世代自動車 自動車総数に占める割合 第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(17)

コウノトリ但馬空港

神戸空港

関西国際空港

神戸市

和歌山市

大阪国際空港

大阪市

奈良市

大津市

津市

名古屋空港

中部国際空港

岐阜市

名古屋市

福井市

神戸空港

関西国際空港

神戸市

和歌山市

大阪国際空港

大阪市

奈良市

大津市

津市

名古屋空港

中部国際空港

岐阜市

名古屋市

福井市

京都市

京都市

凡例

府県庁所在地

空港

JR東海道新幹線, 山陽新幹線

主な広域幹線道路

京都市域

※4 幹線道路:地方生活圏や大都市圏内の骨格となるとともに,高速自動車国道を補完して生活圏を相互に連絡する道路。 都市部では,その骨格又は近隣住区の外郭となる道路。 ※5 MICE:企業等の会議(Meeting),企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel),国際機 関・団体,学会等が行う国際会議(Convention),イベント,展示会・見本市(Event/Exhibition)の頭文字。多くの 集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。

 京都市は,海路や空路がなく,他都市とのネットワークは陸路に限られています。そのため,ものづくり

や物流,交流を支える幹線道路

※4

網や鉄道網の充実が必要です。

 また,防災やMICE

※5

戦略等の視点を踏まえ,陸路だけでなく,ヘリコプター等の多様な手段による,京

都へのアクセス向上についても検討が必要です。

京都市と他都市間は,陸路でネットワークされている

■ 

京都市周辺における新幹線や,主な広域幹線道路の状況

N 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(18)

■ 

上・中・下京区の年間商業販売額と対京都市比率の推移

(資料:各年商業統計調査)

① 商業

 京都市では,近年,都心部の一部で,商業施設の撤退後,長期間にわたり利用されていない用地があるな

ど,にぎわいの低下が懸念されています。京都経済の中心ともなる都心部を底上げし,時代に応じたにぎわ

い機能の充実を図るなど,付加価値を高めるための環境づくりが必要です。

3

 経済を取り巻く現状と動向

都心部のにぎわいの低下が懸念されている

(億円)

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

平成3

(1991)

平成6

(1994)

平成9

(1997)

平成14

(2002)

平成19

(2007)

0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

(%)

49,005

59.1

45,222

57.0

41,181

54.4

28,010

50.3

26,845

48.2

対京都市比率

上・中・下京区合計

 京都市では,スーパーや専門店等をはじめとする小売業事業所数が減少しています。高齢者の生活が困難

になること等が懸念されるため,身近な地域で生活できる居住環境の維持が必要です。

※各業態については,以下のとおり。

百貨店 売場面積6,000㎡以上,セルフサービス方式が売場面積の50%未満 総合スーパー 売場面積6,000㎡以上,セルフサービス方式が売場面積の50%以上 専門スーパー 売場面積250㎡以上,セルフサービス方式が売場面積の50%以上,衣食住のいずれかが70%以上 コンビニエンスストア 売場面積30~250㎡,食料品を扱っていること 専門店 取扱商品が,衣食住のいずれかが90%以上 中心店(準専門店) 取扱商品が,衣食住のいずれかが50%以上

小売業事業所数が減少している

■ 

京都市における業態別小売業事業所の推移(平成9(1997)年,平成19(2007)年)

(資料:各年商業統計調査) 0 20 40 60 80 100 120 140(%) 84.4 110.0 83.1 50.0 75.0 114.7 72.8 76.4 120.3

平成9(1997)年

の小売事業者数を

100%とした場合

の平成19(2007)

年の小売事業者数

の割合

事業所数 百貨店 スーパー総合 スーパー専門 コンビニエンス ストア その他 スーパー 専門店 (準専門店)中心店 その他小売店 小売業計 平成 9 (1997)年 8 20 245 454 1,368 13,830 4,322 10 20,257 平成 19 (2007)年 4 15 281 546 996 11,677 3,304 11 16,834 第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(19)

② ものづくり産業

 京都市は,伝統産業から先端技術産業まで,また,中小企業から世界的な大企業まで,多様な産業・業務

機能等が集積している全国有数のものづくり都市です。しかし,製造業の事業所数減少に伴い,従業者数も

減少してきており,雇用の場が縮小することで,都市の活力が低下する懸念があります。また,工場跡地の

宅地化に伴い,既存工場の操業環境と居住環境双方への影響も懸念されます。

 都市の活力を維持するために,これら既存の産業流出の防止や新たな企業誘致などが必要です。

伝統産業から先端技術産業,中小企業から世界的な大企業が集積している

■ 

付加価値額上位20市の付加価値額(粗付加価値額)

※1

・出荷額・付加価値率(平成21(2009)年)

(資料:平成21(2009)年工業統計調査より作成) (百万円) 0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 10,000,000 豊 田 市 大 阪 市 横 浜 市 名 古 屋 市 神 戸 市 川 崎 市 倉 敷 市 浜 松 市 京都市 堺 市 北九 州 市 四 日 市 市 広 島 市 静 岡 市 市 原 市 大 分 市 磐 田 市 太 田 市 姫 路 市 尼 崎 市 0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 (%) 39.2% 製造品出荷額等(億円)粗付加価値額(億円) 付加価値率(%)

■ 

京都市の伝統産業一覧(平成23(2011)年4月現在73品目)

(資料:京都市の経済2011年版)

西

に し じ ん お り

陣織

きょうゆうぜん

友禅

きょうこもん

小紋

き ょ う か

鹿の子

こしぼり

きょうくろもんつきぞめ

黒紋付染

きょうぬい

きょう

くみひも

きょうふさ

房ひも・撚

より

ひも

きょうふくろもの

袋物

き ょ う さ な だ ひ も

真田紐

き ょ う た び

足袋

きょうやき

焼・清

き よ み ず や き

水焼

きょうかわら

き ょ う し っ き

漆器

きょうさしもの

指物

が く か ん ば ん

看板

き た や ま ま る た

山丸太

きょう

つげぐし

た け こ う げ い ひ ん

工芸品

きょうゆみ

きょうつづら

葛籠

き ん ぞ く こ う げ い ひ ん

属工芸品

きょうはもの

刃物

きょうぞうがん

象嵌

きせる

か な あ み ざ い く

網細工

ち ゃ づ つ

きょうぶつだん

仏壇

き ょ う ぶ つ ぐ

仏具

きょういしこうげいひん

石工芸品

きょうにんぎょう

人形

きょうとうにんぎょう

陶人形

かるた

さ が め ん

峨面

ふ し み に ん ぎ ょ う

見人形

きょう

こま

き ょ う せ ん す

扇子

きょう

うちわ

ちょう

ち ん

き ょ う わ が さ

和傘

きょうまる

丸うちわ

じ ん ぎ し ょ う ぞ く ち ょ う ど ひ ん

祇装束調度品

じ ゅ ず

く ん こ う

の う め ん

わ ろ う そ く

蝋燭

しゃくはち

し ゃ み せ ん

味線

ゆいのうかざり

納飾・水

み ず ひ き

引工

こ う げ い

きょうひょうぐ

表具

き ょ う は ん が

版画

きょう

すだれ

し き し た ん ざ く わ ほ ん ち ょ う

紙短冊和本帖

か ら か み

は な

かんざし

か し き が た

子木型

ほ う が っ き い と

楽器絃

調

し ら

べ緒

き り

か ね

かつら

きょう

たたみ

きょういんしょう

印章〈印

い ん こ く

刻〉

きょうめいちく

銘竹

ぞ う え ん

で ん と う け ん ち く

統建築

ね ん じ ゅ だ ま

珠玉

は ん ぷ せ い

布製カバン

こ う げ い が し

芸菓子

せ い し ゅ

き ょ う が し

菓子

きょうつけもの

漬物

きょうりょうり

料理

※1 付加価値額(粗付加価値額):事業所の生産活動において,新たに付け加えられた価値のこと。工業統計調査における 付加価値額の算式は,以下のとおり。 《従業者30人以上の事業所》 付加価値額=生産額-(消費税を除く内国消費税額+推計消費税額)-原材料使用額等-減価償却額 《従業者29人以下の事業所》 粗付加価値額=製造品出荷額等-(消費税を除く内国消費税額+推計消費税額)-原材料使用額等 ※については,参考資料6 京都市の 伝統産業一覧を参照 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(20)

34

京都市都市計画マスタープラン

③ 農林業

 京都市は,市域面積の約8割が農地と森林であり,

京野菜や北山丸太などブランド力のある農林産品を産

出しています。農林業等を介した自然環境の維持を図

ることが必要です。

■ 

京都市の市域面積に占める農地面積,

 森林面積(国有林含む)の割合

 (資料: 京都市統計書平成22年版より作成)

農地と森林が,市域面積の約8割を占めている

農地 3.9% その他 22.6% 森林 73.5%

■ 

北山杉

京都市統計書平成22年版の 「市域 面積の変遷」(平成17(2005)年4月) 「経営耕地面積」(平成21(2009)年11月1日) 「国有民有別山林面積」(平成21(2009)年度末)より作成

④ 観光

 京都市は,年間約5,000万人の観光客が訪れる国際的な観光都市です。今後さらに京都の魅力を高めてい

くために,「量の確保」と併せて「質の向上」を図ることが必要です。

年間約5,000万人が訪れる「観光都市」である

■ 

入洛観光客数の推移

(資料:平成22(2010)年京都市観光調査年報) (千人) 平成元 (1989) 年 平成3 (1991) 年 平成5 (1993) 年 平成7 (1995) 年 平成9 (1997) 年 平成11 (1999) 年 平成13 (2001) 年 平成15 (2003) 年 平成17 (2005) 年 平成19 (2007) 年 平成21 (2009) 年 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 55,000 (千人) 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 55,000

観光客5000万人

構想発表

世界的な景気低迷

新型インフルエンザ発生

「愛・地球博」

(愛知万博)開催

「京都・花灯路」

ビジット・ジャパン・

キャンペーン開始

平安遷都1200年

5000万人達成

阪神・淡路大震災

国際花と緑の博覧会

(大阪花博)開催

第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(21)

(人) 1997 (平成9) 年 1998 (平成10) 年 1999 (平成11) 年 2000 (平成12) 年 2001 (平成13) 年 2002 (平成14) 年 2003 (平成15) 年 2004 (平成16) 年 2005 (平成17) 年 2006 (平成18) 年 2007 (平成19) 年 2008 (平成20) 年 2009 (平成21) 年 2010 (平成22) 年 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 900,000 1,000,000 (人) 平成9 (1997) 年 平成10 (1998) 年 平成11 (1999) 年 平成12 (2000) 年 平成13 (2001) 年 平成14 (2002) 年 平成15 (2003) 年 平成16 (2004) 年 平成17 (2005) 年 平成18 (2006) 年 平成19 (2007) 年 平成20 (2008) 年 平成21 (2009) 年 平成22 (2010) 年 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 900,000 1,000,000 398,252人 983,854人

 京都市は,国際文化観光都市に指定されており,多様な国際交流が進められています。日本全体として国

際交流を進めることが必要とされる中で,歴史,文化,学術など,多様な国際交流を進める京都が,今後も,

国全体の国際交流をけん引する役割を発揮することが必要です。

「国際文化観光都市

※1

」として,多くの来訪者を迎え入れている

■ 

京都市における宿泊外国人客数の推移

(資料:平成22(2010)年京都市観光調査年報)

SARS発生

ビジット・ジャパン・

キャンペーン開始

アメリカ同時多発テロ

海外情報拠点設置

世界的な景気低迷

新型インフルエンザ発生

※1 国際文化観光都市:国際的な観光・温泉等の文化・親善を促進する地域として指定された都市。京都市は,昭和25(1950) 年に制定された京都国際文化観光都市建設法によって指定されている。 ※2 MICE:企業等の会議(Meeting),企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel),国際機 関・団体,学会等が行う国際会議(Convention),イベント,展示会・見本市(Event/Exhibition)の頭文字。多くの 集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。

 京都市は,国際的に重要なコンベンション等が多く開催されています。今後は,国際コンベンションの誘

致のみでなくMICE

※2

戦略を積極的に進めていくことが必要です。

多くの国際的コンベンション等が開催されている

■ 

都市別国際会議の開催件数

(資料:平成22(2010)年国際会議統計) (件) 0 100 200 300 400 500 600 千葉市 つくば地区 大阪市 仙台市 札幌市 神戸市 名古屋市 京都市 横浜市 福岡市 東京(23 区) 491491 216 216 174 174 155 155 122 122 91 91 86 86 72 72 69 69 56 56 69 69 (つくば地区は,つくば市,土浦市を含む) (つくば地区は,つくば市,土浦市を含む) 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(22)

⑤ 大学

 京都市は,国公私立を合わせて38もの大学・短期大学(平成23(2011)年4月現在で,本部が市内所

在地のもの)が立地しており,約13.9万人(平成19(2007)年時点)の学生を擁する「大学のまち」で

す。知的機能の集積に伴い,産学公の連携による新たな産業創出や国際会議の開催等が,新たな産業創出や

MICE

※1

戦略に繋がるなど,京都の活力やにぎわいの元となっています。今後とも,このような「大学のまち・

京都」の特性を維持していくことが必要です。

多数の大学等が立地している大学のまちである

■ 

京都市内の大学位置図(平成23(2011)年現在)

※1 MICE:企業等の会議(Meeting),企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel),国際機 関・団体,学会等が行う国際会議(Convention),イベント,展示会・見本市(Event/Exhibition)の頭文字。多くの 集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。

凡例

大学・短期大学 JR東海道新幹線 JR 地下鉄・私鉄 主な広域幹線道路 京都市域 国際会館駅 国際会館駅 出町柳駅 出町柳駅 山科駅 山科駅 烏丸御池駅 烏丸御池駅 北野 白梅町駅 京都駅 京都駅 竹田駅 竹田駅 丹波橋駅 丹波橋駅 中書島駅 中書島駅 桂駅 桂駅 嵐山駅 嵐山駅 太秦天神川駅太秦天神川駅 京都大学 佛教大学 佛教大学 佛教大学 大谷大学 大谷大学  短期大学部 大谷大学 大谷大学  短期大学部 京都大学 京都大学 花園大学 龍谷大学 龍谷大学 龍谷大学 龍谷大学短期大学部 龍谷大学 龍谷大学短期大学部 立命館大学 同志社大学 同志社大学 京都橘大学 京都橘大学 種智院大学 種智院大学 京都精華大学 京都精華大学 京都産業大学 京都産業大学 京都府立大学 京都府立大学 池坊短期大学 池坊短期大学 京都薬科大学 京都薬科大学 京都教育大学 京都教育大学 京都外国語大学 京都外国語短期大学 京都府立医科大学 京都府立医科大学 京都市立芸術大学 京都市立芸術大学 京都経済短期大学 京都経済短期大学 京都大学 京都聖母女学院短期大学 京都聖母女学院短期大学 京都市立 看護短期 大学 京都市立 看護短期 大学 京都ノートルダム 女子大学 京都嵯峨芸術大学 京都嵯峨芸術大学 短期大学部 京都工芸繊維大学 京都工芸繊維大学 平安女学院大学 平安女学院大学 短期大学部 京都造形芸術大学 京都造形芸術大学 京都情報大学院 大学 立命館大学 立命館大学 京都華頂大学 華頂短期大学 京都華頂大学 華頂短期大学 京都女子大学 京都女子大学 京都女子大学 京都光華女子大学 京都光華女子大学短期大学部京都光華女子大学 京都光華女子大学短期大学部 京都女子大学 短期大学部 京都女子大学 短期大学部 同志社女子大学 同志社女子大学 N 第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(23)

 多くの学生は,大学卒業後,市外に転出していきます。「大学のまち・京都」の特性をいかした活力のあ

る都市づくりを進めるうえでは,京都で学んだ学生が卒業後も京都に定住することができるよう,雇用の創

出を図るなどの取組を進めることが必要です。

大学の卒業後,多くの学生が転出している

■ 

全国と京都市における年齢階層別人口の比較

(資料:平成22(2010)年国勢調査)

■ 

京都市内大学の卒業生就職地域

(資料:各大学へ問い合わせた結果) 0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 0 2,000,000 4,000,000 6,000,000 8,000,000 85歳以上 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 50∼54歳 45∼49歳 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 55∼59歳 (人) (人) 全国男性 全国女性 0 20,000 40,000 60,000 80,000 0 20,000 40,000 60,000 80,000 85歳以上 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 50∼54歳 45∼49歳 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 55∼59歳 (人) (人) 京都市男性 京都市女性 (%) 0 20 40 60 80 100 平成21年度 平成22年度 17.8 18.5 22.8 22.9 11.4 12.5 27.5 24.2 20.5 21.9 京都府 大阪府 その他近畿圏 東京都 その他都道府県

全国の動向と比較

すると,20~24歳

の年齢層がその前

後の年齢層と比べ

て多い。

市 内 に 本 部 の あ る 38大学のうち 平成21年度:21大学 平成22年度:26大学 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

(24)

38

京都市都市計画マスタープラン

京都市における住宅総数及び空き家数の推移

(資料:各年住宅・土地統計調査)

① 都市環境

 京都市の空き家率は約14%となっており,空き家の増加は,防犯の面だけでなく,町並みや地域コミュ

ニティ

※1

の維持の面から,地域

※2

の生活環境に悪影響を及ぼす可能性があります。また,その一部が危険

家屋

※3

となるなど,防災の面からも問題があります。環境への負荷が少ない社会を構築するためには,既

存ストックを重視した取組を展開するとともに,市街地内の空き家や駐車場等の低未利用地

※4

を有効に活

用することが必要です。

4

 生活を取り巻く現状と動向

空き家が増加している

※1 地域コミュニティ:地域住民が生活している場所で住民相互の交流が行われている地域社会,あるいはそのような住民 の集団のこと。行政,地域を越えた連携等を基盤としたその他のコミュニティと区別する。 ※2  地域:町内や元学区,小学校区など,適切なまとまりのある空間の範囲。複数の行政区にわたるものまで考えられる。 ※3 危険家屋:所有者の所在がわからないなど,維持管理がされていない危険な状態の建築物。 ※4 低未利用地:適正な利用が図られるべき土地であるにもかかわらず,長期間にわたり利用されていない「未利用地」と, 周辺地域の利用状況に比べて利用の程度(利用頻度,整備水準,管理状況など)が低い「低利用地」の総称。

 広域的な基盤の整備が進まない中で起こる工場や農地等の宅地化による地域の急激な人口増加は,局所的

な交通渋滞や小中学校の容量不足などの問題を生み出します。そして,居住環境や都市景観の悪化,安全性

の低下など,将来的に不良ストック

※5

となることが危惧されます。そのため,広域的な都市計画

※6

の方針

に基づく必要な基盤の整備とともに,地域で共有された将来像の実現に向けたまちづくりを進めていくこと

が必要です。

工場や農地等の宅地への転用が続いている

地目別宅地面積及び農地面積の推移

(資料:各年京都市統計書) (km2 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 1961 1970 1980 1990 2000 2010 (km2 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 昭和36 (1961) 年度 昭和45 (1970) 年度 昭和55 (1980) 年度 平成2 (1990) 年度 平成12 (2000) 年度 平成22 (2010) 年度 昭和40 (1965) 年度 昭和50 (1975) 年度 昭和60 (1985) 年度 昭和7 (1995) 年度 平成17 (2005) 年度 68.5 45.7 60.0 50.2 41.0 35.2 31.8 28.8 26.0 24.3 23.1 27.6 51.2 59.6 65.9 69.7 71.4 74.1 75.5 76.9 78.0 80.8 地目別農地面積(km2 地目別宅地面積(km2 68.5 45.7 60.0 50.2 41.0 35.2 31.8 28.8 26.0 24.3 23.1 27.6 51.2 59.6 65.9 69.7 71.4 74.1 75.5 76.9 78.0 80.8 地目別農地面積(km2 地目別宅地面積(km2 ※旧京北町(平成17(2005)年4月合併)のデータについては,平成21年のデータより反映 昭和23 (1948) 年 昭和28 (1953) 年 昭和33 (1958) 年 昭和38 (1963) 年 昭和43 (1968) 年 昭和48 (1973) 年 昭和53 (1978) 年 昭和58 (1983) 年 昭和63 (1988) 年 平成5 (1993) 年 平成10 (1998) 年 平成15 (2003) 年 平成20 (2008) 年 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 (千世帯・千戸) (空き家率 %) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 住宅総数 世帯総数 空き家率 空き家数  660.8 110.3 14.1% 780.9 第 2章 都 市 の 動 向 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向

(25)

② 地域コミュニティ

 京都市は市域が広く,中心部の市街地から山間部まで,地域の成り立ちや特性は様々であり,多くの地域

では,地域コミュニティが中心となり,地域活動に取り組んでいます。

 しかし,ひととのつながりが希薄となることによる地域コミュニティへの加入率の低下が言われていたり,

若年層の減少・市外への転出や単身世帯の増加等による地域コミュニティの空洞化・担い手の減少が進んで

います。今後も地域の活力を維持するために,地域コミュニティの活性化が必要です。

地域コミュニティの空洞化

※7

・担い手の減少が進んでいる

学区内の活動の話題について

(資料:京都市基本計画(平成19(2007)年度地域活動に関するアンケート調査報告書))

学区内の活動をさらに進めていく上で必要なことについて

(資料:京都市基本計画(平成19(2007)年度地域活動に関するアンケート調査報告書)) 0 20 40 60 80 100 若い世代が活動にあまり参加しない 新しく転入してきた人があまり参加していない 近隣の学区との連携が弱い 取り組みたいことがあるが,取り組んでいる人が少ない 集会や活動する場所の確保が難しい 多くの人が関われる行事が少ない 学区内で活動している他の組織との連携があまりできていない 取り組みたいことがあるが,取組方法が分からない 広報の方法が分からない その他 無回答 (%) 19.2 8.5 7.3 4.5 0.6 0.6 9.6 5.6 70.1 50.3 16.4 0 20 40 60 80 100 次のリーダーを育成すること 学区住民が地域や地域の課題に関心を持つこと 地域の情報を提供,共有すること 役員任せにしないこと 祭りや行事の実施と参加の働きかけ 多くの学区住民が関わることのできるテーマに取り組むこと 専門家などからのアドバイスや支援 その他 特になし 無回答 わからない (%) 86.4 45.8 45.2 40.1 5.6 1.7 1.1 0.0 74.0 36.7 15.8 ※5 不良ストック:まち全体あるいは建物単体で見た場合に治安,衛生,防災,住環境上,好ましくない状態に陥っているもの。 ※6 都市計画:都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用,都市施設の整備及び市街地開発事業に関する計画 であり,農林漁業との健全な調和を図りつつ,健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保すべきこと並びにこ のためには適正な制限の元に土地の合理的な利用が図られるべきことを基本理念としている。(都市計画法第2条,4条) ※7 空洞化:構成していたものが消滅,移転等することによってそこが空き,「空洞」になる状態を「空洞化」と呼ぶ。 第 2節 京 都 市 の 現 状 と 動 向 第 2章 都 市 の 動 向

参照

関連したドキュメント

詳しくは東京都環境局のホームページまで 東京都地球温暖化対策総合サイト

エネルギー大消費地である東京の責務として、世界をリードする低炭素都市を実 現するため、都内のエネルギー消費量を 2030 年までに 2000 年比 38%削減、温室 効果ガス排出量を

地域 東京都 東京都 埼玉県 茨城県 茨城県 宮城県 東京都 大阪府 北海道 新潟県 愛知県 奈良県 その他の地域. 特別区 町田市 さいたま市 牛久市 水戸市 仙台市

「東京都北区いじめ防止基本方針」を見直すとともに、「東京都北区いじめ

東京都北区地域防災計画においては、首都直下地震のうち北区で最大の被害が想定され

 大都市の責務として、ゼロエミッション東京を実現するためには、使用するエネルギーを可能な限り最小化するととも

 大都市の責務として、ゼロエミッション東京を実現するためには、使用するエネルギーを可能な限り最小化するととも

本市は大阪市から約 15km の大阪府北河内地域に位置し、寝屋川市、交野市、大東市、奈良県生駒 市と隣接している。平成 25 年現在の人口は