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NEWSLETTER 2007.1. N。.32

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(1)

NEWSLETTER 2007.1. N。.32

2 2 1 1 8 6 8 6

横浜市神奈川区六角橋

3

27 ‑ 1

電話

( 0 4 5 )

4

81 ‑ 5661

(代)神奈川大学言語研究センター

言語研究セ ンター報告

Kl・ V .

4

GJI I 二

4

いつも言語研究センターの施設 をご利用頂 きあ りがとうございます。本年度最後 の運営委員会が 無事終わ りましたので、本年度事業 の中間報告 を いた します。経常予算 による事業 については来年 度総会 において報告 しますので、 ここでは新規 の 施設関連の報告 をいたします。

本年度 も

LL

教室 のCALL教室への転換 を実施 し ました。設備 はすでに多 くの先生方 にご利用頂 い てお りますが、 ここで改めてご紹介 いたします。

教室 は31

8

室 を318A室、31

8B

室 とし、31

9

室 はそのままです。定員 は318A、31

8B

室が32名、

319

室が64名です。三重すべてが同一の設備 を備 えています。

まずそれぞれの教室 は従来 のカセ ッ トデ ッキに 相当す る、 リスニング ・ステーシ ョン (アンペー ル社製)を備えています。この装置はカセッ トテー プを使用 しないでカセ ッ トテ‑プと同じ学習がで き るものです。CALLシステムを利用 されない先 生方が利用 されます。

第二はCALLシステムです。各教室 に同一 のシ ステム (ビクター製) があ ります。従来 のCALL システムの機能以外 にス トリームビデオ映像

( M

PEGファイル) が簡単 に学生 ブースに転送可能な 最新 のシステムです。 すでにCALLシステムを利 用 されている方 も、 これか ら利用 され る方 も使用 法は簡単ですので、是非言語研究センタ‑の職員 ・

松 村 文 芳

スタッフの皆 さんに声 をおかけ ください。

第三 は ビデオ ・オン ・デマン ド

( VOD)

システ ムです。VODはソフ トの不足 と

CPUの高速化 の

遅れによ り、従来人気があ りませんでしたが、我 がセンターでは各教室で快適 にご利用 いただけま す。 1

20

分 くらいまでのVHS、S‑

VHS、DVDの

ソフ トをMPEFGlファイル に変換 して、サーバー に保存 し、それを学生側か ら

Co m‑ Pl a ye r

というソ フ トを介 して学習 します。 なおス トリームビデオ のMPEGlでは 「早送 り」、 「早戻 し」 ができませ んで したが、 当セン ターではMPEGlをMPEG4 に変換 しています ので、 「早送 り」、 「早戻 し」 も 可能です。既 に当センター制作 の試用 ソフ トが百 数十本インス ト‑ル されていますので、お試 し く ださい。

これ で昨年度設置 した302CALL教室 とあわせ ると合計4室がハ‑ ド

LL、CALL、VOD

の機能を 備 えた教室 にな りました。従来 か らある31

4CAL L

教室 も多 くの先生方にご利用 いただいています。

CALL

教室 はご存 じの ように多 くの精密機器 に より構成 された複雑な施設 です。先生、学生の皆 様 に快適 に使 って もらうためには、常時言語研究 センターの職員 ・スタッフによる丁寧な メインテ ナンスが必要です。従 って授業終了後 の施錠等で ご迷惑をおかけ しますが、事情 ご高察の上、今後 ともよろしくご協力のほどお願 いいたします。

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(2)

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Lj I,B 套 J

言語学 におけるコーパスの位置づけ

‑ コーパス言語学の現状 と今後の展開‑

今 回の講演では、現代 の言語学 において重要な 役割を持つ 「コーパス」 (大規模な言語データベー ス) をめ ぐって、言語学 におけるコーパスの位置 づげや、 コ‑パスを使 った分析 の具体例 などが紹 介 された。講師には、現在 コーパスの構築作業 に 携わ っている、国立国語研究所 の丸 山岳彦氏 をお 招 きした。講演の主なテーマは、(1)「言語学 にお けるコーパスの位置づけ」

、( 2 )「『

日本語話 し言葉 コーパス』 の紹介」

、( 3 )「 KOTONOHAプロジェ

ク トの概要」であった。

「コーパス」 とは、言語研究 に用 いることを目 的 として編纂 された、大規模 な言語データベース のことである。 「コ‑パスに基 づ く言語研究」 と いう考 え方 自体 には、すでに50年以上の歴史があ るが、特 に1

990

年代半ば以降は、コンピュータの 高性能化 と爆発的な普及 を契機 として、大量 の言 語データか ら一定 の傾向や規則性 を見 出そ うとす る研究が盛 んに行 われ るよ うにな った。 「コーパ ス言語学」 と呼ばれ るこの研究分野は、 コーパス が早期 に整備 されたイギ リスによって主導 されて きた。 日本ではコーパスの整備 が遅れたことから、

日本語 を対象 としたコーパス言語学は完全 に立 ち 遅れている状況 にある。講演 では、 まず、20世紀 における言語学の動向と、 その中でのコーパスの 位置づけについて、概説が行われた。

次 に、国立国語研究所が2004年に公開 した 『日 本語話 し言葉 コーパス』 が紹介 された。 これは、

661

時間 もの自発的な話 し言葉 を録音 し、 テキス ト (文字)に書き起 こした上で、品詞情報など様 々

富 谷 玲 子

な研究用情報 を付与 したものである。講演では、

『日本語話 し言葉 コーパス』 を用 いた音声現象の分 析例や、話 し言葉 の構造 をどのように記述 ・解明 していけばよいかなどについて、 「ら抜き言葉」 の 使用実態、「〜ですね」 の使用実態に関す る分析な ど、具体的で興味深 い研究成果の紹介があった。

最後 に、現在 国立 国語研究所 が進 めている

「 K OTONOHAプロジェク ト」 についての概説があっ

た。 この研究計画 は、現代 日本語 の書 き言葉 をバ ランスよ く集めた 「均衡 コーパス」 を作 るという、

日本では初めての試みである。研究期間は2006年 か ら

5

年間で、 コーパスの規模 は1億語 を目指す と いう。

実際にコーパス構築 に関わ っている現役 の研究 者 を招碑す ることによ り、 コーパスがどうい うも のか、 どのように構築 し、 どのように使 うのか、

などといった具体的な情報が豊富 に示 され、今後 のコーパス研究への期待 を高 ま らせ る講演 とな っ た。当 日は学生 ・教員合わせて約50名 もの出席が あった。特 に学生にとっては未知 の新領域 に関す る高度 な内容であったが、具体 的で興味深 い研究 成果が次 々と紹介 されたため、最後 まで熱心 に聞 き入 っていた。講演終 了後 も内容 の濃 い質疑応答 が続 き、盛況 な講演会 とな った。講師の丸 山氏は 本学の卒業生である。 この講演会 では研究者 とし て第一線で活躍 中の先輩 か ら、研究 の最前線 につ いて直接お話聞 くことができたが、 これは言語 に 関心 を持 つ学生 にとって非常 に大 きな刺激 にな っ たものと思われ る。

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(3)

シンポジウム

「 ロシア語教育の現在 と未来」

堤 正 典

このシンポジウムは2006年

12 月 1 6

日に神奈川 大学横浜キャンパスで開催 された。 ロシア語教育 を多角的に討論 し、情報 を交換す る目的で、4名 による報告 とそれに対す る質疑応答 の他 に全体討 論 の時間を設 けた。報告は、 白山利信氏 (筑波大 学大学院人文社会科学研究科助教授) の 「大学間 交流 とロシア語教育 一筑波大学 の取 り組 みを事 例 として」、竹 内敦子氏 (関東 国際高等学校教諭) の 「関東 国際高校 でのロシア語教育」、本学 の大 須賀史和氏 (外国語学部特任助教授)の

W e b

ベー スの授業用教材 の作成方法 と今後 の課題」、村 田 真一氏 (上智大学外国語学部教授) の 「メデ ィア によるロシア語教育 ‑ ラジオ講座で学ぶ ロシア 語」である。また、司会は堤が務めた。

白山氏は、筑波大学の各学類 (学部 に相当) に おけるロシア語教育 について述べ、その中で特 に ロシア語 を専門 とす る学生 (人文学類言語学主専 攻露語学 コース) のためには、 さらにロシアのサ ンク トぺテル ブル グ大学への留学 プログラムを組 み込むことで、教員数 の不足 による授業 の多様性 の不足 などを補 っていることが報告 された (現地 で取得 した単位 を読み替 えることによ り

1

年 間留 学 しなが らも4年 間で卒業 でき るように構成 され ている)。 また、筑波大学は ロシア以外 にも旧ソ 連 圏の国々の大学 とも連携 をはかってお り、学生 の留学が実施 されている。 これほど多 くの旧ソ連 圏の大学 と交流 をもっている大学は 日本で他 に見 当た らないのではないかと思 う。

竹 内氏は、 日本 で唯一のロシア語専門課程 をも つ高等学校である関東 国際高校 でのロシア語教育 について報告 した (関東 国際高校 には英語 ・中国 語 ・韓 国語 の各 コースも設置 されてお り、来年度 よ り東南 アジアの言語 のコースも設置 され るとの ことであった)。 ロシア語 コ‑スの生徒 は、英語 を学ぶ とともにロシア語 を初歩か ら学び、 ロシア への5週間の留学 ・ホームステイを含 む教育 を受 けている。卒業後進学は3分 の1がロシア語 を専門 とす る大学 に進み、3分 の1がその他 の外国語 ・国

際関係 に進む とのことであった (実 は、神奈川大 学 には、毎年外 国語学部 にこの高校 か らの入学者 がお り、学部や大学 として もっと交流 を深 めてよ い高校であると考 える)。また、生徒 に 「トマティ スメソッ ド」 による聴覚 トレーニングを実施 して お り、その効果 にっいての報告 もあった。

大須賀氏の報告 は、本学言語研究センター共 同 研究 「ロシア語教材 開発 の研究」 による助成 を受 けている研究 で、本学 の外 国語科 目初級A ・B用 に

Fl a s h

を用 いて作成 した教材 についてであ った

( Fl a s h

は動画 をあつか うソフ トであるが、 それを 応用的 に用 いて いる)。学生が使用 している書籍 の形態の教科書の各ページと同じものがコンピュー タ上 にあらわれ、文をクリックす るとその音声 を聞 くことができるようにプログラムされている。 これ は、We

b

でも利用できるが、実際は著作権上の問題 もあ り、一般的な公開はしていない。私 もこのシス テムを授業で使用 しているが、シンプルで非常に使 いやすい教材である。 しかし、開発者の立場から問 題や今後の課題があることが指摘 された。それは、

We b

関連技術 の特性 を必ず しも生か しているとは 言 えないこと、学生の能動的な取 り組みを支援す る形 にはな っていないこと、現行 の方法では作成 に時間 と手 間がかか ること、教科書 出版社 などが

We b

上 に提供す る供給者 とな り著作権上 の問題 を 回避す ることが必要であること、などであった。

村 田氏か らは、 ラジオ講座 によるロシア語教育 について報告があった。村 田氏はNHKラジオ講座 をかつて担当 し、 また2007年度 に担当す ることに な っている。 ロシア語講座 の放送 の歴史、講師や ロシア人 ゲス トについて、入門編 ・応用編 のそれ ぞれの学習内容、 テレビ講座 との違 い (テレビ講 座 は一般 の視聴者 の中にロシア語学習 の裾野 を広 げるのがね らい) のお話があ り、 ラジオ講座 の課 題 として、入 門編 ・応用編 を効果的につなげる中 級講座がないこと、放送時間帯/時間配分の問題、

双方向性 の問題、学習 目的の明確化 の必要性、導 入部 の教授法 の改良、 の6つがあげ られ、 その解

HIlH日日HLHHHlHHHLIHH]lHHHHHHHlHHHLlHlHHlllHLHIHIHLHHllHHHllllHl]HHHIHHllHJIHHH日HIHH]日HHlIIHHHHHI]lHHlHlHHHHIHlHHHHIHlHHHJ

(4)

決についての展望が述べ られた。

全体討論では、活発な意見交換 ・情報交換が行 われた。主要なものとしては、水上則子氏 (県立 新潟女子短大) よ り、携帯型デジタル音楽 プレイ ヤーi

Pod

をロシア語教育 に用 いているとの報告 が あ り、近 々ホ‑ムぺ‑ジに詳細 を掲載 して くださ るとのことであった。 また、林田理恵氏 (大阪外 国語大学) か らは、関西 で行われているロシア語 教育研究会 に関東 か らも参加 しては しいとの要請

があ り、実現 させる方向で検討 してい くことになっ た。井上幸義民 (上智大学) か らは、最近 のロシ アでのロシア語教科書作成の情報があ り、語形変 化 の豊富なロシア語ではテキス トがお もしろい内 容 の初級教材 を作 ることが困難で (お もしろい内 容 にしようとす ると高度な文法知識が必要 とな る 文章 にな って しま う)、 日本で教材 を作 っている 我 々も悩む ところであるが、本 国自体 で もさまざ

まな苦労がなされているとのお話があった。

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・* 言語研究センター共同研究

「 言語の普遍性 と個別性」

本共 同研究 グループが言語研究センターに登録 してか ら本年度 で7年 目を迎 えた (ただ し研究会 としての活動 の始 ま りは さ らに数年遡 る)。今年 度 も引き続 き、研究報告会な らびに外部か ら講師 を招 いてのワークシ ョップ (予定) を開き、 それ ぞれの研究テーマに関連 して活発な議論 を繰 り広 げ、精力的な会をもったO以下が今年度開催 した 研究報告会の概要である。

本年度第

1

回研究報告会は

9

月1

4

日(木)に開催 さ れ、本学 に新たに赴任 した言語学 を専門 とす る教 員 に講演 して もらった。 1人 目は国際文化交流学 科の永原歩氏で、 タイ トル は 「日本語 ガ格 の対象 性 をめ ぐる問題 〜朝鮮語 の格助詞gaとの対照研 究か ら〜」。 日本語 のガ格 と朝鮮語 の格助詞gaの 用法 を対照 しなが ら、 日本語 のガ格 の対象性 につ いて考察 された。 2人 目はスペイン語学科 の菊 田 和佳子氏で、 タイ トルは 「不定詞 に対す る無強勢 代名詞 の位置 の変遷 について」。 中世 か ら黄金世 紀 にかけてのスペイン語 における不定詞 と無強勢 代名詞の位置関係 についての実例 を紹介 し、なぜ 現代 に至 るまでにある形式は用 いられな くな り、

ある形式は残 ったのか、無強勢代名詞の配置のルー ル に変化 をもた らした要 因について考察 した。3 人 目は経営学部 の堀 田隆一氏で、 タイ トルは 「英 語の複数形はなぜ ‑Sか」。現代英語 における複数 形 の ‑Sが英語史 の中で、 どのように一般化 して いったのか、そしてなぜ一般化 していったのかに

岩 畑 貴 弘

ついて研究 した成果 について報告 された。

第2回研究報告会 は、1

0

月28日 (土) に開催 さ れた。 1人 目は本学 国際文化交流学科 の岩畑貴弘 氏で、 タイ トル は 「日本語 の終助詞 ネの考察」。

発表では数多 くの用例 を挙げつつ、 これ まで言及 されてこなか ったネの振 る舞 いを見 なが ら考察 し た.情報 の 「共有

「同一性」 をキ‑ワ‑ ドに、

しか しその適用 を今 まで とは少 し変 えることによ り、 かな りの用例 が説明 され ることが示 された0 2人 目は、本学英語英文学科 の武 内道子氏で、 タ イ トル は 「二 つの手続 きの記号化 「ぜんぜ ん…な い」 と 「まった く...ない」 はどう違 うか」。 日本語 の同義的副詞 として考 えられている 「ぜんぜん」

と 「まった く」 が手続 き的意味論 の立場

( Wi l s o n

&spe r be r1993; Bl ake mo r e1 986;1 992; 2002)

か ら議論 された。両者 は共通 してひ とつの手続 き を記号化 していること、 および追加的にもうひ と つの手続 きを 「ぜんぜん」 が記号化 してお り、 そ のレベルで二 つの副詞 は区別 され るとい うことが 主張された。

本稿執筆 時 にはまだ開催予定 であ るが、3月 に 外部より2人の統語論研究者を招いて、ワークショッ プを開催す る。黒沢晶子氏 (山形大学留学生セン ター、 ロン ドン大学Ph.

D. )

には 日本語 の名詞修 飾節 に関 して、 中島尚樹氏 (マンチェスター大学

ph. D. )

には 日本語 の補助動詞 のテアル について の報告 をしてもらう予定である。

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(5)

言語研究センター共同研究

大学生の英語相互行為能力 の考察

‑ グループワークの会話分析‑

( Uni v e r s i t ys t ud e nt s 'i nt e r a c t i o na lc o mp e t e nc e

i

nEng l i s h: Co nv e r s a t i o na na l y s i so fg r o upwo r k)

細田 由利/デビッ ド・ア リン

この共同研究では、英語教室内のグル‑プワー クにおいて学生同士でいかにして第二言語(英語) を駆使 してタスクをや り遂げるのかを会話分析 を 通 して検証 している。

過 去 数 十 年 間、 相 互 行 為 仮 説

( i nt e r ac t i o n hypo t he s i s )

を通 し、第二言語学習者 に会話 タス クを通 して言語発信 をす る機会を与 えることは第 二言語での相互行為の促進 につながると言われて いる。更 に、研究者の中には第二言語での相互行 為 の機会 を多 くす ることは学習者の第二言語習得 につなが ると主張 している者 もいる

( e . g. ,Lo ng

,

1981 )

。 また他の研究者 の中には、第二言語話者 がいかにして会話資源を駆使 して会話 タスクを達 成 してい くのかを示 した者 もいる

( e . g. ,Mar kee

,

1999;Se e dho us e ,2003;Mo r ュ ,2001 )

。 日本にお いても、学習者 に第二言語での会話 タスクを与 え ることの重要性が唱えられている。 しかしながら、

今 日までグループワークにおける学習者 の言語及 び非言語行為 を吟味 した研究の大半は英語圏で行 われてお り、 日本の大学生を対象に行われた研究 はまだ稀である。 この研究では神奈川大学の英語 の授業 において、学生がグループワークで会話 タ スクを行 う際に、 いかにして言語及び非言語 を駆

使 してタスクを達成 してい くのかを詳細 に渡 って 分析す る。特 に、会話分析 の手法 を用 いて学生の 第二言語 における相互行為能力、文法能力、流暢

さを明らかにする。

今年度 は、(1)本研究 に必要 な物資 の調達

、( 2 )

本研究実施計画 を立てるための ミーテ ィングの実 施

( 3

回)

、( 3 )

本研究に関連性のある分野の雑誌、

本の購読

、( 4 )

録音 ・録画 ・分析す る

2

クラスの選 択、(

5 )

上記で選択 した2クラスにおける

6

グループ (1グループ

4‑5

人)、計約6時間の録音 ・録画、(

6 )

上記データの詳細 に渡 る文字化及び分析、 を行 っ た。 これまでの分析でタスク達成中のいかなる時 に学生達が言葉の形式

( f o r m)

、意味

( me ani ng)

、 あるいはそれ以外 (周囲のノイズ、物質など) に 志向す るか、などについて非常 に興味深 い結果が 見 られ始めている。

来年度は

、( 1 )

引き続 き文献研究

、( 2 )

録音 ・録 画 ・分析するクラスの選択 (更に

2

クラス)

、( 3 )

選 択 したクラスにおける

4

人のグループ

、4

グループ の録音 ・録画

、( 4 )

録音 ・録画 したデ‑タの文字化 及び分析、(5)分析結果をまとめた報告書 (論文) の執筆、を行 う予定である。

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・* 言語研究センター共同研究

Ent r a nc eExa mi na t i o nRe s e ar c hGr o up

入試問題研究グループ

2006

年度、本研究グループは入試センターより

04

年、05年の

2

年分の入試デ‑タ (英語) を得た。

2度 の ミーティングを開き、2名の新 メンバーと以 前か らのメンバー1名 に対 し、統計分析 ソフ ト

Wi ns t e ps

を用 いるためのデータ処理の方法を指導す

ることができた。1月と2月には04年、05年のデー タの実際の分析 を行 うために

1、2

回の ミーティン グを予定 している。その際、特 に入試問題中の正 誤判断問題がどのように機能 し、意義をもつかに 焦点を当てたいと考えている。

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(6)

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この研究 は、長文テキス トや設 問の難易度、特 あ る。本学 の志願者 の英語力 の よ り確実 な評価 の 定 の問題 の難易度 と試験全体 の信頼度 に関 して作 ために、本研究 グル ープが入学試験 (英語)結果 間者 にフィー ドバ ックを与 えるもの として重要 で の分析 を続 けることは重要な意味を持 つと考 える。

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・* 言語研究センター共同研究

Ⅴ. 0. D. ( ビデオ・ オン・デマン ド)システムに基づ く

中国語 自動学習教材の開発

V. 0.

D

.

システム とは、 ネ ッ トワーク内にお いて 複数 のユーザーが動画 の映像資料 を個別 の要求 に 応 じて利用 でき る、サーバ ・クライアン トシステ ムである。今年度 は、 このシステムが整備 された

20‑ 318

な どのCALL教室 で、 『情深深雨濠濠』 (全

46

話) と 『京華煙雲』 (全44話) の中国語 の連続 テレビ ドラマ二作品を利用できる態勢を整備 した。

また、 同様 のサ‑バ ・クライアン トシステムを持 つ中国語 自動学習室 では、 当共 同研究費 でLAN 接続方式の大容量HDDを購入 し、システムの拡充

加 藤 宏 紀

を図 った。 これ によ り、上記二作 品のほか、CS放 送 の中国語連続 テ レビ ドラマや言語研究 センター 所蔵 の連続 テ レビ ドラマ合計八作 品がV.

0. D.

方式 で利用可能 とな った。

来年度 は連続テ レビ ドラマだけでな く、 中国の 社会問題 を扱 った ドキ ュメンタ リ‑や討論番組、

中国語歌謡 曲な どを取 り入れ、質 ・量 の両面 か ら コンテンツの充実 を図 ると同時 にそれ を裏付 け る ハ‑ ド面 での整備 を行 う予定 である。

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・* 言語研究センター共同研究

学術場面 における話 し言葉の分析

〜上級 日本語 シラバスの構築 にむけて〜

学術場面 におけ る上級 日本語 シラバスの構築 の ためには、 日本語使用実態 の基礎調査 が不可欠 で あるO現在、 『日本語話 し言葉 コ‑パス

( CSL)』

(国立 国語研究所) な どの コ‑パスやデ‑ タベ ー スは何点か公 開されてはいるものの、大学 内のゼ ミな どで行 われ る討論や、小規模集 団による協 同 学習 における話 し言葉 を扱 ったデ‑タはまだない。

本研究 では、大学学部生 (日本人学生 ・留学生) の学術場面 におけ る日本語 の話 し言葉 の使用実態 の基礎調査 ・分析 と、 それ に基 づ く上級 日本語 シ ラバスの構築 を目的す る。今年度 は、分析 に必要

富谷 玲子/高木南欧子

とな る3人会話 の分析 方法 の開発 を行 うことを 目 指 し、 主 に3人会話 の トランス ク リプ ト作成作業 の標準化を行 った。2005年度 に行 った独話 (スピ‑

チ等) の トランスク リプ ト作成作業 の標準化 の規 則 は、音声特徴 の差 によ り、 3人会話 に適用可能 な箇所 と不可能 な箇所 が あ り、新 たに3人 会話独 自の トランスク リプ ト作成作業 の標準化 をす る必 要 があ った。今後 は、 開発 した3人会話 の分析方 法 に問題点 がないか検証、修正 を行 い、学術場面 の話 し言葉デー タの分析 をすす め、上級 日本語 シ ラバス構築への応用 を目指す。

HlHHl日日llHHl日日日HILHIHHHHHllllHl=HHI‖HIHHHHHlH)HHIHHll川日日lHl日日HHLIHHHHIHIIIHHHHHHJlHH日日lHHHHHIHHHIH‖HHHIHT日日日日llHHl

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