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音如谷瓦窯の調宜

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Academic year: 2021

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音如谷瓦窯の調宜

平城宮跡発掘調査部 日本住宅公団平城ニュ タウン造成予定地内遺跡の範囲確認調査を行っ 前年度に引き続き,

音如谷瓦窯として知られる京都府側 京都府側2ケ所であるが,

た。 調査地は奈良県側3ケ所,

明確な遺構は検出されなかった。 これらについてはすでに奈 1ヶ所で遺構が確認された他は,

良県・京都府両教育委員会によって報告さ れ て い る(『奈良山日平城ニュタウン予定地内遺跡 音如谷瓦窯について簡単に報告する。

調査概報」1974. 4. )ため詳述をさけ,

士墳 1ヶ所を 灰原3ヶ所, 柱穴19ケ所, 溝2条,

調査地は音如谷瓦窯の東に接する水田で,

瓦生産に際して造成を行っている。柱穴はいずれも辺20~

検出した。 遺構面は水平に近く,

工房関係の施設と考えられる。 灰原から窯壁破片とともに 40cmの円形に近し、小規模なもので,

土師器・須恵器等の土器類と少量の瓦類が出土 多量の瓦類を得た。 士墳は灰原の下層にあり,

天平末年頃のものであ した。 土墳出土の土器類は, 平城宮跡土墳S K820出土土器と近似し,

る。 瓦類には軒丸瓦が2型式4個体, 軒平瓦が7型式19個体ある。 類例は平城宮跡や東大寺・

唐招提寺 大安寺等の南都諸守にも見られるが, 法華寺阿弥陀浄上院と同型式のものがすべて を占める。 当瓦窯が天平宝字三年の光明皇后発願による法華寺阿弥陀浄土院造営に関する瓦窯

(吉田恵二)

であることが判明した。

( 17 :須恵器, 812:土師器)

- 47ー 第1図 出土土器

参照

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