昭 和 五 十 二 年 十 二 月
飛鳥藤原宮発掘調査出土木簡概報曰
藤原宮出土木簡I
奈良国立文
レしイ・財研究所
≫‑?;*.
i ・
1 4
ぶ
以︱
1)
藤 原 宮 木 簡 (1
この概報はさきに公刊した﹁藤原宮木簡﹂ ︵昭和50年12
月︶以後︑藤原宮跡で出土した木簡について︑その主要な
ものを収録した︒出土点数は一八二点てある︒なお︑大官
大寺跡出土のものを末尾に附載した︒
一︑木簡出土の地点と状況
第18−7次調査︵6 A JC 昭和51・2︶
第18−7次調査は藤原宮の東外濠SD 170の推定位置で︑
東面中門推定地から南へ85mのところで行った︒調査は民
家の改築にともなう事前調査であったから︑ごく少面積し
か発掘していない︒この調査は︑予想された藤原宮の東外
濠aり︷きの東側3.5 m分と︑他に柱穴1︑土墳2である︒
︵注1︶㎝り︷召は奈良県教育委員会の調査でも発見されている︒
木簡は多量の木片や曲物等とともに36点出土した︒
第19−1次調査︵6A JC 昭和51・5︶
第19−1次調査は︑藤原宮の東外濠卯り↑きの推定位置
で︑東面中門の南180mのところで行った︒第1817次調査
と同様民家の改築にともなう緊急調査として行ったので︑ 調査面積は小さかった︒検出した∝り︷召は幅5.3 m深さ97 mで︑木簡は最下層から手斧の削り屑をふくむ多量の木片とともに計19点出土した︒ 第1912次調査︵6 ATH 昭和51ふ⁝7ヽ11︶ 第19−2次調査は︑藤原宮の推定南面西門の北西にあたるところで行い︑宮の内濠帥りぃSと柱穴と小土壊とを検出した︒内濠印り§には幅2. l2.6m深さlmで︑堆積層は三層にわかれ︑中・下層から多量の木屑とともに木簡55点が出土した︒ 第20次調査︵6 A J F 昭和52・6︑11︶ヽ第20次調査は︑藤原宮大極殿の北で大極殿とそれをかこむ北回廊部との間で行い︑北回廊の一部と宮造営以前の道路SF1920とSF1731の交叉点︑その道路のそれぞれの側溝︑道路叩句芯回の東側でそれにそって南から北に流れる溝SD1901A等を検出した︒木簡は宮造営以前の溝SD1901Aから計七二点出土した︒この木簡は遺構の年代からみて宮造営以前のものであるから︑すべて浄御原令制下のものとみてまずまちがいない︒
1−
‑
大官大寺跡調査︵6 BTK 昭和51・4〜52・1︶
木簡は大官大寺中心伽藍の東回廊から約66m東にあたる
ところで検出された土墳ふ︸応色から計六点出土した︒釈
読できるのは一点のみである︒
注1 ﹃藤原宮﹄奈良県教育委員会
二︑木簡の形態分類
︷つに型式 短冊形︒
§ぶ型式 短冊形で︑側面に孔を穿ったもの︒
`⇔こ型式 短冊形と推定できるもの︒
§2型式 小型矩形のもの︒
回諮型式 小型矩形の材の一端を圭頭にしたもの︒
§ご型式 長方形の材の両端左右に切りこみをい
れたもの︒
§氾型式 長方形の材の一端の左右に切りこみを
いれたもの︒
ふ品w型式 長方形の材の一端の左右に切りこみを
いれ︑他端を尖らせたもの︒
§ざ型式 長方形の材の一端の左右に切りこみが
あるが︑他端は折損あるいは腐蝕して
不明のもの︒ 呂ご型式 長方形の材の一端を尖らせたもの︒ 呂謡型式 長方形の材の一端が尖って他端の形態が が不明のもの︒ 呂ご型式 用途の明瞭な木製品に墨書のあるもの︒ 呂ぶ型式 ある種の用途をもつと推定される木製 品に墨書のあるもので︑その用途が判 然としないもの︒ §回型式 折損︑腐蝕その他によって原形の判明 しないもの︒ `§︸型式 削屑
三︑凡例 以下︑出土遺構ごとに本文を掲げる︒各遺構から出土し
た木簡の配列は用途別に記載し︑最上段に出土地点︵アル
ファベ^^卜■I数字︶︑つぎの段に形態分類記号︵本概報で
は千位の6を省き︑3ケタで表わす︶それぞれ記した︒
﹁ ﹂が二個あるものは表裏に記載のあることを示し︑﹁﹂
の中にさらに﹁ ﹂のあるものは同一面に別筆のあること
を示す︒
2−
‑
沢1 り劉 t)詞
9︲no
■o防1
︱g
p 6AJC‑SD170︵ぶI`︶
 ̄'1 犬
 ̄  ̄゛1
壮務正七位上晏︹O
大官口官気分一
﹁九才水取九九化
石寸了安末呂﹂
﹁口者・して可ノ
﹁口﹂㈲口口︹︺口
に 几]
−
日一口○上○ゾュ
¬
l
依 口
iど
○・
‑
1〜り
ぼI
/9︲り
IIIII
Q〜
Q
0割 卵|
一一・
6AJC‑SD170︵芯−こ
一丸田口口言 言言
L̲
二﹂人
二L
− ∩ U n友
L」口
口 口己函
1口
‑ 一 一
口一︼ ﹂
口じ口
パ﹂里言
−﹈−− L
口己︹
t _ _
U 一
3−
‑
R 8 Q
仔 K
1
Q よ
QK 夕2 aR
4.2
yi9J
1
一 一 ・
Q円
'¬
一
91Q
/又yQ
/9
081 り
回。
口珀 し、j
口
口口春了己面了見了目﹂ 口○口 T﹂︼
口ロ ロロド
ロ人人や口口
6AJエーω﹇﹈宕` −二九︱
一 但鮭者恚巌有言づ﹂口
亘上博士伊荊白右呑ふ洲
口 ¬ [:函 [:]=t
[゛
白
¬
J Γレ
レ
lrl︐Iriザザ
FfIli
一ロロロ仙女ロココロ
一口I 口供蕎﹇﹈音
‑
−
舟加芳与ダ叶
へ大こ 1口し﹂
口口渋
サ訂
し L。,
(スR 49
に仄 タユ
!j!
9e>
‑ −
心32
Wゝ〃‑`●
QR、
リ n/
aR 詞 QR
仰
Q沁 岬
t‑/。 o︱■
Qな・
Qに り
Q校
訂
1Q/ク
/9り
/9夕
/9ひ
g/
碧/∂
‑ ‑
̲―,  ̄`1
己べ王言心 iX}
jE︱.` 口口 ﹂ MJ
新大刀十口φノ
士寸生日
︵世こ口四
口
一 才
!̲
し
へ麻こ
陽口 ︲・ ﹂
I ヰ レ̲
谷完二
I俸
 ̄1 口
j
つ 口
nr雅 p参御
F作FIf聊
‑ に
4−
‑
飢 郷
陥/
QR、
∠卜2
Q碩k
く収 言0
' " ̄1 俘/
'`ヨ
'コ
引/
?/八︶
 ̄ ̄コ  ̄丿
F征
に
兄詰 ヽ今︶
口口口口
にー
口﹂I﹈﹂
依 寺口
口 有首吊 乙 に
 ̄n
 ̄l
句 ザ
瓦 ク
大瓦 一口乙T﹂ 舌モロフ﹂ 乙口子主口 口虫目口于
し
QR、
∠ぼ
収 3
k 3
KQ 33
K K
r^}
`︒J
KO 刀
KO ご2
J昏Q∂
ひ到
?IQ
9
−︵J
1`ぷQ
/
Ry︶c:>
四 ¶
T`「ゴ︒コ
口進唐に
!IIIj
廿日﹂
6AJF‑SD1901A
 ̄1 陶
|
廿人官上毛野阿曽美口亘呂
官呂人﹂
懸口 小者 屋石嶋
¬ 八
人
止ヒ
多 にこご
八
奏稲 和口 型 根羽
呂口而可入食特口甚 口口口首果安 多
﹁五月三日 ﹂
!︱︱ r−L−I ﹁五月十口日▽
﹂
フリ ろノ
¬
口 口
﹂
一ri︱j1411口して九
口
I
L L
右 渋
5−
‑
∂ 3
k ヨ
R︑?
KJμ
3
K 3 P
2
k
3
tOrO k3
k 0
rricry
R
、 3
k 3
<=3 ro
k3
(フ副
/
吋
I9Q
〜9ウ
19ひ
1?θ
引
ひ剌 ∂
¬
言﹈口口口
﹁口 口 唾
︱主dllO口言日口三口口し
一十斗口口口口
¬
口進丸打口口﹂
﹇半月
¬
ふ︲f
e
︐−■ 口口
﹂
土イ
日二百財九
﹁夜玉 十フ﹂
﹁大 土ケ
﹁口口田口口﹂
宇コ
L_
`Jに
KP こ ア
K
P 2
k 夕
KP32
0 2 卜
3 0
3 ド
2 F
3 K 3 K 『
r*"!
no
ぴ割
−90
19︷じ
¬ 乎 L̲
 ̄ ̄│
W〃 ‑
‑ L_
言口口口額
吋│
こ│
︱〜
Q
032
¬
口月七日
言口口口
士  ̄1 ノ\
03 \
粟評口
8 目
032
ぞ ー ロ L−
口口 口
L。1
夫御飯口口いづ﹂
﹁山了赤皮口﹂
﹁海評仇丿里︵作プ
(・林1 ̲̲f‑ \
﹁商多えロロェロサ
6−
‑
[二 に
三回口 口口﹂
M
吃
区
nj?レ o︱μJO
娃1
百人不有米斗
 ̄¬
綜前
斤 L.
豚之中口口﹂
回口口じ⁚﹈口﹂
㈹μ ふ口口口口口口
吐 33 aK
侈
a1 げ?
y︱ yイ ︑已口口見口I
斤口口仮仮﹂ へ他こ
6BTK‑SK245
卜 L̲.
L。
﹁讃用郡騨里抜寸言
7−
‑
藤原宮木簡出土地点略図
‑ 8−
●文化財研究所調査
○奈良県調査 数字:調査次数