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日本留学の成果 一留学生 は留学経験をどのように評価 しているか ―

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日本留学の成果

一留学生は留学経験をどのように評価 しているか―

出原節 子

要  旨

経済水準 の高 ま りやITの拡 が りな どによ り情報 が入手 しやす くな った こと等 もあ って,海 外留学が身近 にな り, 受 け入 れ ・送 り出 し共 に増加 の一途 をた どっている。2003年度現在,約 11万人 の外国人留学生が 日本 の大学等 で学 んでお り,ま た,2000年 の入 国管理局 の統計 によると,「留学 ・研修 ・技術修得」 の 目的で19万人 を超 え る日本人 が海外 に出ている。

日本人 の送 り出 しに関 して は,留 学す ることの メ リッ トに注 目す る場合 が多 いが,受 け入 れに関 しては,特 に私 費留学生 に対 して はネ ガテ ィブな面 が注 目され る ことが多 い よ うに感 じる。 しか し,「貧 しくて可哀想」 で あ る と か 「お金がな くて困 っている」 あるいは 「金銭 問題 で悩んでいる」等 のネガテ ィブ面か らのみで留学 を とらえ ると, 本質 を見失 う恐 れがある。 そ こで, 日本への留学経験 の 「良か った」面 や 「有意義 だ った」 ポ ジテ ィブ面 を調査 し た。

キーワー ド】私費留学生 留 学経験 ポ ジティブ面 ネ ガティブ面

1 は じめ に (調査 の 目的)

日本 に受け入れている外国人留学生の90%以 上はアジア地域か らの留学生である。また,1外国人留学 生の うち約90%(2002年 5月 現在)は 私費留学生である。

私費留学生の受入れにおいては, ここ数年ネガティブな面 (経済的に困 っている,金 銭問題で悩んで いる等)が クローズア ップされることが多いように感 じる。筆者が 日本語教師 として就学生 0留 学生に 関わ り始めた80年代前半頃には,私 費外国人留学生数は 1万 人 にも満たない状況で,「私費外国人留学 生イコール貧 しい」 というような見方は特 になか ったように記憶 している。 ところが,現 在では 私費 留学生",特

に アジア地域"か

らの私費留学生 というと, とか く経済的に厳 しい状況にあるというイ メージを抱 きがちである。

確かに,平 均年間所得が数万円か ら数十万円という国か らの留学生 にとって,一 部を除いては,母 国 か ら十分な仕送 りが望めるわけもな く, 日本で学費を払いなが ら生活を維持することは並大抵の苦労で はないと思われる。事実, 日本国際教育協会学生生活課が実施 した 「2001年私費外国人留学生生活実態 調査①」の調査結果によると,留 学生の厳 しい経済状態が うかがえる。

富山大学の私費留学生 も例外 とはいえない。富山大学は北陸地方の小都市 ・富山県富山市 にある国立 大学で, 5学 部 4研 究科 に約7300人の学生が在籍 してお り, この うち留学生 は2003年11月現在280人で ある。私費留学生 は214人で,76%強 を占める。富 山市 は大都市 に比べると住居費が安 く, さらに,富 山大学の近辺 には学生向けアパー トが数多 くあ り,徒 歩 もしくは自転車で通学できるので,交 通費がか か らないという利点がある。 しか しなが ら, 日本で生活す るに十分な仕送 りが望めず,ア ルバイ トをす ることによって学費 ・生活費を捻出 しなければな らない私費留学生の多 くが経済的に厳 しい状況 に置か れていることに変わ りはない。

多 くの私費留学生が 「経済的に困 っている」 ことは事実であるが,そ のような一面的な見方だけで判 断するのは,ス テ レオタイプ化 につなが り,私 費留学生を貶める危険性 もある。そこで,ス テ レオタイ プの 「留学生像」が独 り歩 き しないためにも,留 学生 自身は日本への留学経験を どのように評価 してい

(2)

るのか,留 学経験 を通 して何を得たのか等 の ̀ポ

ジテ ィブ面'を

明 らかにす るために調査 をお こな った。

2 調 査 2‐1対 象

2002年度 「日本事情Ⅲ②」の受講学生を対象 とした。

「日本事情Ⅲ」 は, 2年 生以上の学部留学生を対象に,教 養教育の総合科 日として後学期 に開講 され てお り,2002年 度の受講者 は49人であった。受講学生のプロフィールは表に示す。

なお,非 正規生 とは特別聴講学生 (日本語 0日 本文化研修留学生,学 術交流協定校か らの奨学金受給 留学生を指す)や 科 目等履修生等のことである。

〈国籍〉

国 籍

正規 生 非正規生

中 国 韓 国

マ レイ シア ネパ ー ル ス リラ ンカ

ブ ラ ジル 1

ロ シ ア 1

私費留学生数〉

正規生 非正規生 私費留学生

(*は 外国政府派遣留学生)

2‐2方 法

本稿のデータは,「 日本事情Ⅲ」 において受講学生が自由記述 した レポー トか ら収集 した。

「日本事情Ⅲ」 は: 日本の社会等をテーマに, 日本文化を学ぶことを目的としてオムニバス形式でお こなっている。各学部の教員や非常勤講師 (元富山大学教員)が 各 自の専門等について講義を しており, 筆者 も5コ マを担当 し, この科 目をコーディネー トしている。筆者は 「異文化 について」の講義 とワー

クショップをおこなうことで,学 生の異文化 コ ミュニケーション能力向上を目指 している。

2003年1月 の筆者の最終授業で,受 講学生は 3つ のテーマ<① 日本留学のすすめ ② 留学か ら得 られ るもの ③ 日本社会 (文化)の 中の私 >か ら1う を選び,テ ーマについて自由に記述 した。① と②は直 接的に留学の成果を尋ねるための ものである。③は授業内容が異文化を扱 った ものだったので,そ の内 容に応えるため選択肢に加えた。留学 とは,す なわち,異 文化の中で生活することなので,③ か らも間 接的にデータの収集が可能であった。

正規生では,① を選んだ学生は 6人 。②を選んだ学生は26人と圧倒的に多 く,③ を選んだ学生は10人 いた。非正規生では,① を選んだ学生が 3人 ,② を選んだ学生が 4人 で,③ を選んだ学生は 1人 もいな か った。詳 しくは次の表に示す。

所属学部〉

人 文

正 規 生 18 1 42

非正規生

性別〉

正規生 非正規生

24

学年〉

―‑16‑―

(3)

正規生 非正規生

テーマ① 中 国 韓 国 ( 2 )

ロ シア ( 1 ) テーマ② 中国 ( 2 1 )

韓国 ( 3 ) マ レイ シア ( 2 )

中国 ( 2 ) 韓 国 ( 1 ) ブ ラジル ( 1 ) テーマ③ 中 国 ( 8 )

ネパ ー ル ( 1 ) ス リラ ンカ ( 1 )

3結 果 と考 察

すべての レポー トを細部 にわた って何度 も読 み返 し,項 目を拾 い上 げたため,膨 大 な時間 と手間を必 要 と したが, 自 由記述 と した ことで,提 示 された項 目を選択す るア ンケー ト調査等ではつかめない面が 明 らか にな った。例 えば,留 学す ることによ り 「自立心 が生 まれた」 「自立 した」 と多 くの学生が記述 してい るが, 自立 に至 る過程 をみ ると,一 様 ではない。『自立』 とい う言葉 の背景 に,実 に様 々な学生 の生 き方が見 て取 れ る。 ある学生 は,「 日本 で経済 的な苦労 を した」 ことで 自立 した と し,ま たある学 生 は 「引 っ越 し,部 屋探 しを した」 ことが 自立 のきっか けにな った と記述 している。加 えて, 6人 の中 国人学生 は 「中国の一人 っ子政策が 自立 を さまたげている」 と分析 している。 これ らは, 自由に記述 し たか らこそ得 られた情報 である。 (調査結果 は巻末資料参照)

以下 に, 4つ の観点か ら述べ る。

1)テ ーマ① ・②の調査結果 について

留学 とは,自 国内ではで きない ことを学んだ り,経 験 した りす ることであろう。 その成果 と しては, (1)専門分野 の知識修得,(2)人的交流 の拡大,(3)異文化への理解,(4)自文化への理解,さ らに(5)自己への 認識等 があげ られている。今 回の調査結果で も, これ らが留学 のメ リッ トおよび成果 と してあげ られて いる。

②を選んだ正規生全員が留学による 「自己」の変化や成長について記述 している。大半は 「自立 した」

ことや 「独立 した」 こと,「意志力 0精神力の高ま り」等を成果 としているが,中 に 「日本 に来 る前は 日本に 『偏見』があらた。両国の歴史は近代 にはいって数多 くの出来事があ り,あ まり日本に対 して良 い印象を持てなか った。 しか し,そ れは韓国の教育の問題点であることが 日本に来てわか った。 自分が 日本で生活 しなが らいろいろな本や資料を読むことで自国の現状を正 しく判断できるようにな った」 と の韓国人学生の記述があ り,大 変印象的であった。

また,① ②を選んだ正規生の40%が 日本 に留学 したことで 「礼儀正 しさ」や 「ルールを守 る」 こと等 を学び, 日本文化か ら良い影響を受 けた と評価 している。その一方で,「金中心の考え方をするように なった」等の悪影響を受けたとす る学生 (中国人)が 1人 いた。

2)テ ーマ③の調査結果について

③を選んだ学生は,当 然のことなが ら,異 文化 との接触 0交流を中心に記述 している。 日本文化 とい う異文化への戸惑いを感 じなが らも拒否す ることな く,そ れを理解 し,受 け入れ,や がては日本人 と同 じようにお辞儀を し,ワ リカンを当た り前 と思 うようになっている…こうした過程を経 ることで 『寛容』

にな り 『柔軟性』が身についたと評価 している。F柔軟性』 については①の正規生の項 目に 『柔 らかい 考え方ができるようになった』 と 1度 だけ出現 しているが,『寛容』 については①② には全 く出現 して

いない。

2人 の中国人学生が,「テ レビが低俗であること」や 「若者文化 ・学生文化」 に対す る批判を してお

(4)

り,特 に 「テ レビが低俗」 な理 由 と して,「 日本人 は意味 もな く裸 にな るが,裸 体 を公衆 に露 出す るの は見苦 しい」 と指摘 している。2003年秋 に中国の古都,西 安 で起 きた 日本人留学生 の寸劇 に対す る抗議 デモを予言す るよ うな記述 である。

3)非 正規生 について

7人 の非正規生 につ いては,約 1年 とい う短期 間の滞在 とい うこともあ ってか,正 規生 との違 いが若 千 み られた。

まず,全 員が 『異文化接触,異 文化体験 ・交流』 を一番の メ リッ トと してあげ,異 文化体験 や交流 を 非常 に高 く評価 している。 に もかかわ らず,最 も異文化 に関係 していると考 え られ るテーマ③ を選んで いない。

次 に, 自己の変化 や成長 を メ リッ トと した学生 は 1人 だけで,『 自立』 とい う項 目が出現 したの も 1 度 だけである。

さ らに,中 国人非正規生 の 2人 共 が, 日本文化か ら遵法精神 0環 境保護 の精神 0勤 勉 ・効率性 ・団結 の精神 ・環境保全等 につ いて学んだ ことをメ リッ トと してあげてい る。 この項 目は多 くの中国人正規生 もメ リッ トと しているが,中 国人学生以外 は誰 も取 りあげていない ことは興味深 い。

4)留 学経験をもつ 日本人学生 との相違 について

富 山大学 の留学経験 を もつ 日本人学生 を対象 と したイ ンタ ビュー調査 ③では,『 自信』 とい う項 目が 留学 の最大 の成果 にな って い る。 しか し,外 国人留学生 を対象 と した今 回の調査 で は,『 自信』 とい

う項 目はわずかに韓国人正規生 の レポー トに 1度 出現 しただけであ る。

日本人学生 の場合 は, 1か 月 とい う短 い語学研修留学 であ って も,「 自己の成長」 を成果 と して高 く 評価 しているが,非 正規生 においては項 目にあげたのは 1人 だけである。

正規生,非 正規生 を問わず,全 ての学生 が異文化 の中での生活 には,様 々な困難や辛 いことがあると 記述 してい る。 だが,困 難 や苦労 は精神力 を鍛 え,生 きる力 を育 み, 自立 を促す と評価 し,一 人前の大 人 にな るためには必要 な経験 だ と考 え,む しろ 「辛 さ」。「困難」・「苦労」 をメ リッ トと していることが わか った。

ある中国人正規生 は, 日本で 「差別」 され悔 しい思 いを したが,差 別 された ことで,か つて中国で, 新彊 ウイグル 自治 区か らのイスラム教徒 の転校生 に対 して抱 いた感情や対応が 「差別」であ った ことに 気付 き,留 学 しな ければ一生気付かなか ったであろ うと,「被差別体験」 を も留学の メ リッ トと してい

る。

さ らには,学 費や生活費 を得 るための アルバ イ トも,「バイ トをす ることで 日本社会がわか る」 と肯 定 的 に捉えていることもわか った。

日本人 のみな らず様 々な国か らの留学生 と友情 を育 み, 日本文化の良い面を積極的に学 び, 自国では 決 して体験 で きない ことを体験 し,「留学か ら得 られ る ものは書 ききれない」 と,ほ とん どの学生が留 学経験 を高 く評価 している。

おわ りに

近年,外 国人の 犯罪増加"に

よ り治安が悪化 したとす るマスコ ミ報道等を受 けて,「貧 しい外国人 は犯罪に手を染める」 という見方が広が りつつあるのではないだろうか。

つい最近 も,九 州で一家 4人 を殺害 した元留学生 ・就学生の事件がマスコミを賑わせたが, このよう な事件等により,「(アジア地域か らの)外 国人学生=金 に困 っている」か ら 「金に困 っている⇒犯罪」

という短絡的な図式が生 まれるのではないか と筆者は危惧 している。

中央教育審議会の 「新たな留学生政策の展開について (中間報告)」では,留 学生 に絡む トラブルや

‑18‑

(5)

事件が多発 していると して,受 け入 れ機関 に留学生 の質 の確保 のための取 り組 みを促 し,学 習意欲 の低 い学生 や勉学状況の良好 でない学生 に厳 しい処分 を科す ることを提案 している。

留学生 の中には,「留学」 とは名 ばか りの生活 を送 ってい る不届 き者 もい る。最初 は真面 目に勉強す るつ もりで来 日した ものの,悪 に手 を染 め る結果 にな って しま った者 もいるであろ う。勉強 そ っちのけ で,ア ルバ イ トに精 を出す者 もいるよ うだ。真面 目な学生 を守 る意味か らも,入 国審査 を強化 し,各 大 学 に在籍管理 の徹底 を求 め るの もやむを得 ない ことか もしれない。

今回の調査対象者 の中に も,残 念 なが ら進級 や卒業 が危ぶ まれ る学力 の低 い学生 もいるが,調 査結果 か らは,様 々な困難 を乗 り越 え懸命 に生 きている留学生 の姿が うかがえ る。留学の評価 は,留 学生が留 学先 の社会 に どのよ うに受 け入れ られたかで大 き く左右 され る。 日本 に来 た こと, 日本 で勉強す ること を 「素晴 らしい経験」 だ と評価 している大多数 の真面 目な留学生がいわれのない差別 を受 けることのな いよ う, 日本社会 に留学生 を受 け入 れ ることによ って得 られ るメ リッ ト等 に も注 目す る必要があ る。

(1)参 考文献(2)参照。

(2)昭 和37年に文部省令によって認知 された留学生のための特設科 目。

侶)富 山大学留学生セ ンター紀要 (第2号 ,pp.25‑32)に掲載。

に)2003年 12月16日に開催 された 「第一回異文化交流指導研究 コンソーシアム ・シンポジウム」 において, 名古屋大学留学生セ ンター三宅政子教授の講演の中で同様の指摘がなされた。

参 考 文 献

(1)―――(2001)「留学生受け入れの概況」『留学交流』vol.13no.l pp.24‑27

佗)一 ― (2002)「平成13年度私費外国人留学生生活実態調査』の調査結果」『留学交流』vol.14 no.6 pp.26‑30 G)一 一―(2003)「留学生の犯罪は本当に多いのか!?外国人検挙数の実態を検証す る」『月刊 アジアの友』 pp.2‑5 (4)出 原節子 (2003)「海外留学相談業務か ら見た留学の現況」『富山大学留学生セ ンター紀要』第 2号 pp.25‑32

調査結果 :各 レポー トに現われた項目と出現回数

① 「日本留学のすすめ」

正規生 〔6人〕 非正規生 〔3人〕

異文化 の理解 (2) 先進技術 が学 べ る (2) 教育 システムが良 い (2)

日本文化か ら学ぶ

・ネL儀正 しさ (1)

・きちん と並ぶ (1)

・ルールを守 る (1) 異文化交流 がで き る (1) 知識が身 につ く (1)

労働 (アルバ イ ト)の 経験 が出来 る バ イ トを しなが ら勉強で きる (1)

自立す る (1)

母 国で はで きない得難 い経験 がで き 様 々なサー ビス

( 授業料免 除, 奨 学金, 交 流活動) 自国 ( 中国) と 文化 的 に近 い ( 1 )

日本語能力 の向上 (2)

自文化 を紹介す ることで, 相 互理解 をはか る ( 2 ) 語学 の勉強 は自国で も出来 るが,   自国で出来 ない勉強が

で きる (2)

異文化体験 ・異文化交流 がで きる (1)

実体験 を通 して 日本 や 日本人 を知 る ことがで きる 異文化 を通 して 自文化 を考 え る (1)

新 しい人 との出会 い (1)

ステ レオ タイプ化 していた 日本 のイメー ジの変化 (1)

(6)

正規生 〔26人〕 非正規生 〔4人〕

② 「留学から得 られるもの」

自立 ・自立心 (10) 友人 がで きる (7) 知識 (6)

語学 (6) 人 間的成長 (5) 独立 0独 立性 (4)

親 や家族 のあ りがた さが分か った (4) 異文化理解 と自文化 へ の気付 き (4) 社会勉強 。人生勉強

(アルバ イ トを通 して人 間関係 を学ぶ)(3) 生 きる力 (2)

意志 を鍛 え る (2) 視野 が拡 が った (2) 挑戦す る力 (2) 意志力 の育成 (1) 生活力 の強化 (1)

頑張れ るよ うにな った (1) 一人前 になる (1)

大人 にな る (1) 自信 がつ く (1) 精神 的成長 (1)

節約 す るよ うにな った (1)

一人で生活 してお金をコン トロールできるよう にな った (1)

柔 らか い考 え方 がで きるよ うにな った (1) 国際的な問題 に関心 を持つ ようにな った (1) 新 たな人 との出会 い (1)

伝統文化 へ の理解 (1) 就職 に役立つ (1) 人生 の基盤 がで きた (1) 将来 の 目標 が定 ま った (1) 将来への方向づ けにな った (1) 国際結婚 の チ ャンスが増す (1)

別 の角度 か ら自国, 自民族, 自分 自身 をみつ め る ことができ る (1) 日本 に対す る考 え方 の変化

……韓国の教育 の問題点が見えた (1) 愛 国心, 自国への愛が生 まれた (1) 異文化 との出会 いか ら学ぶ

0仕 事 の仕方,ル ールを守 る (1)

自立 (1)

問題解決能力 を高 め る (1) 自己成長 (1)

責任感 (国の代表)(1)

回 りの人 に感謝す るよ うにな った (1) 日本 か ら学ぶ

・遵法精神,環 境保護 の精神 (1)

・勤勉,効 率的,団 結 の精神,環 境保全 (1) 異文化へ の理解 と自文化 の理解 (1)

日本文化への理解 (1) 専 門の知識 (1) 語学力 (1) 友人 (1) 異文化体験 (1) 人 間関係 を広 める (1)

日本人 との交流 ……

自国の ことを紹介 して,相 互理解 をす る)(1) 実体験 … 「百 間 は一見 に しかず」 (1)

方言 に触 れ られた (1)

―‑20‑―

(7)

・順番を守 る,譲 り合 う思 いや り (1)

・交通ルールを守 る,礼 儀正 しい (1)

・思 いや り (1)

・交通ルールを守 る (1) 0環 境保護の精神 (1)

・勤勉 にな った (1)

・礼儀正 しくな った (1)

0人 の事 を考え るようにな った (1) 差別 され る痛 みがわか った (1)

■ 日本文化 の悪 い面一一悪影響 を受 け,毒 された。

(1) 自己中心 的 にな り,

「金」 が一番 と思 うよ うにな った

③ 「日本社会 (文化)の 中の私」

正規生 〔10人〕

異文化 に対す るとま どい

・靴 を脱 いで座 る習慣 0食 べ物 (なま ものを食す る)

・食事の作法 (汁ものを飲 む時,ス プー ンを使 わない)

・ホ ンネ とタテマエ (中国人 は好 きな ら 「好 き」,嫌 いな ら 「嫌 い」 とハ ッキ リ言 う

・割 り勘

・挨拶 の しす ぎ

0人 間関係が冷たい (仕事上で仲良 くしていて も,仕 事が終われば付 き合 いがない)

。お辞儀 (ネパールでは 目上の人 に しか頭 を下 げない)→ 郷 に入れは郷 に従 うことも必要

・漢字 (字形が同 じで も意味が違 う→誤解 が生 まれた)

・風 呂 (湯舟 の湯を共有す る)

・若者文化 ・学生文化 0テ レビ番組

・日本語の曖昧表現

・物価高

日本文イヒの良いところを評価し,学 ぶ

・日本人の素晴 らしさ (親切,勤 勉。 しか し,学 生 は本分である勉強 に熱心 とは言 えない)

・交通 システムの効率性

・宅配便の システム

日本 に対す るイメー ジの変化 ; 異 文化 に慣 れ, 異 文化 を理解 し, 異 文化 を受 け入 れ る ( 寛容) → 柔軟 な考 え方 を身 につ ける→ 自文化 につ いて考 え る

■ 日本文化の悪 い面―――慣 れない。理解 で きない。受 け入れ られない。 ( 2 ) : テ レビ番組が低俗である (例えば,裸 体 を露 出す ることは大変見苦 しい) 0 若 者文化,学 生文化 (教師に対す る礼儀がな く,不 作法)

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