• 検索結果がありません。

European College of Sports Science (ヨーロッパ スポーツ科学会) に参加して

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "European College of Sports Science (ヨーロッパ スポーツ科学会) に参加して"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

European College of Sports Science (ヨーロッパ スポーツ科学会) に参加して

著者 森川 綾子

雑誌名 同志社スポーツ健康科学

号 9

ページ 57‑58

発行年 2017‑06‑15

権利 同志社大学スポーツ健康科学会

URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000016348

(2)

57 学会参加レポート

European College of Sports Science

(ヨーロッパスポーツ科学会)に参加して

森川 綾子

1

1 同志社大学スポーツ健康科学研究科(Graduate School of Health and Sports Science, Doshisha University)

 2016年7月6日から9日の4日間にわたり,European College of Sports Science(ヨーロッパスポーツ科学会)

がオーストリアのウィーンにて開催された.スポーツ科 学の分野を幅広く扱う国際学会であり,第21回となる 本学会大会は約66カ国から約2000人の発表者が集まっ た.毎年ヨーロッパ各地での開催ということもあり,英 語を第二言語とするヨーロッパからの学者が多かった.

そのため国際学会初心者には参加しやすい雰囲気が感 じられ,日本からの参加者も多く見かけた.自身も初め ての国際学会での発表に向けて緊張が高まる中,不安が 少し和らいだ.

 本大会はウィーンの中心部から比較的近いAustria

Center Vienna という会場で行われた.バスや電車の

交通の便はとても良く,移動手段には困ることはな かった.観光客が多く集まる歴史的な街でもあるため,

治安はとても良く,アジア人であってもすぐに溶け込 める街だった.言語は主にドイツ語が飛び交っていた が,英語も十分通じるため困難を感じることなく学会

に臨むことができた.

 学会の初日はシンポジウムやワークショップが15 会場にて同時進行で行われていたため,どの会場へ聴 講しに行くか迷うほどであった.プログラム全体を通 して,ヨーロッパで盛んなサッカーについての研究が 多かったように感じた.

 自身は興味があった水分補給についての講演に出席 をした.研究活動をするうえで読み込んだ論文の著者 が目の前で講演をしていたり,以前に連絡をとったこ とのある海外の大学の先生方と話す機会があったり,

思いもよらないチャンスが次々と訪れてきてその一瞬 一瞬が大変刺激的だった.中でも最も印象に残ったも のはカナダ人の先生からの「Be professional.」という 言葉だった.より一層自身の活動に身が引き締まるば かりだった.

 参加者は全体的にとても積極的である印象を受け,

気軽に質問や意見を言える場であることに驚いた.発 表の有無に関わらず,会場内外で多くの人が互いに話 しかけて議論しているのを見かけ,自身もその積極性 に助けられ,専門分野の枠を超えた交流をたくさんす ることができた.

 3日 目 に は 自 身 の 研 究 内 容 を「Body Position &

Water Absorption ~An investigation with isotopic labeled

water~」というタイトルで口頭発表をした.飲食物の

胃排出速度を高める体位が実際に水の吸収を促進する か否かについて,重水素と呼ばれる水素の安定同位体 を投与し,体液に反映された同位体濃度の変化を追う ことで水分吸収速度を評価する内容である.発表時間 の10分間の中で思うように研究内容が伝わらなかっ たように感じ,最大の反省点となった.その中,発表 会場を出てから研究内容に興味を持ってくれた参加者 が個人的に話しかけてきてくれた.ボクシングの現場 で活躍している人だったので,試合前の減量のときに 問題視されている脱水やその際に重要となる水分の摂 取について現場の声を直接聞くことができたのは大変 貴重な経験となった.国を超えて様々な情報交換がで きる国際学会のメリットを強く感じた時間だった.

Doshisha Journal of Health & Sports Science, 9, 57-58(2017)

(3)

58 Doshisha Journal of Health & Sports Science

 発表はHydration Statusという名のセッションの中

で行ったため,前後の発表を聞くことで現在取り組ん でいる研究の理解を深める機会にもなった.参考にし ている先行研究が同じだったり,着目するところが似 ていたりしていたことで,世界の研究者や学生と同じ 立ち位置で研究できていることを実感した.これは自 身にとって大変大きな自信となり,帰国後にモチベー ション高く取り組んでいくひとつのきっかけにもなっ た.また,自身が同志社大学で研究活動ができている ことに改めて感謝する機会にもなった.

 4日間にわたり,ECSSの参加者の積極性と熱意,

また,フランクな文化だからこそ広がる交流の輪を体 感することができた.まさに本学会のスローガンで

あった,Crossing Borders Through Sport Scienceを経 験することができたと感じている.

 最後になりましたが,ECSS2016の参加にあたり,

大学院生国際学会発表奨励金を支給していただいた同 志社大学大学院スポーツ健康科学研究科に感謝申し上 げます.また,この度大変貴重な経験をさせていただ けたのは,国際学会での発表に向けて丁寧に指導下 さった海老根直之先生のおかげであり,深く感謝して おります.さらに現地で大変お世話になりました北條 達也先生をはじめとした諸先生方に心よりお礼申し上 げます.この経験を活かせるよう今後の研究活動に精 一杯励み,スポーツ健康科学研究科を盛り上げていき たい所存です.

参照

関連したドキュメント

金沢大学大学院 自然科学研 究科 Graduate School of Natural Science and Technology, Kanazawa University, Kakuma, Kanazawa 920-1192, Japan 金沢大学理学部地球学科 Department

90年代に入ってから,クラブをめぐって新たな動きがみられるようになっている。それは,従来の

青年団は,日露戦後国家経営の一環として国家指導を受け始め,大正期にかけて国家を支える社会

金沢大学学際科学実験センター アイソトープ総合研究施設 千葉大学大学院医学研究院

東北大学大学院医学系研究科の運動学分野門間陽樹講師、早稲田大学の川上

  総合支援センター   スポーツ科学・健康科学教育プログラム室   ライティングセンター

話題提供者: 河﨑佳子 神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 話題提供者: 酒井邦嘉# 東京大学大学院 総合文化研究科 話題提供者: 武居渡 金沢大学

  総合支援センター   スポーツ科学・健康科学教育プログラム室   ライティングセンター